JPH0716464A - 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法 - Google Patents

不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法

Info

Publication number
JPH0716464A
JPH0716464A JP5183159A JP18315993A JPH0716464A JP H0716464 A JPH0716464 A JP H0716464A JP 5183159 A JP5183159 A JP 5183159A JP 18315993 A JP18315993 A JP 18315993A JP H0716464 A JPH0716464 A JP H0716464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
group
carboxylic acid
parts
unsaturated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5183159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3278246B2 (ja
Inventor
Toru Shiotani
徹 塩谷
Toru Kuroda
徹 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP18315993A priority Critical patent/JP3278246B2/ja
Publication of JPH0716464A publication Critical patent/JPH0716464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3278246B2 publication Critical patent/JP3278246B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒細孔径の制御された、プロピレン、イソ
ブチレン等を気相接触酸化して対応する不飽和アルデヒ
ド及び不飽和カルボン酸製造用触媒の製造。 【構成】 少くともMo、Bi及びFeを触媒成分とし
て含む混合溶液又は水性スラリーを乾燥、焼成し、これ
に式 【化1】 で表され、2%水溶液、20℃における粘度が1,00
0〜10,000cpsの粘度を有する有機バインダー
と、水及び/又はアルコールを添加混練、成型、熱処理
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロピレン、イソブチ
レン、第三級ブチルアルコール(以下、TBAと略記す
る。)又はメチル第三級ブチルエーテル(以下、MTB
Eと略記する。)を分子状酸素を用いて気相接触酸化
し、それぞれに対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カ
ルボン酸を合成する際に使用する触媒の製造法及び該触
媒を用いる不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製
造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プロピレンを気相接触酸化してア
クロレイン及びアクリル酸を製造する際に用いられる触
媒や、イソブチレン、TBA又はMTBEを気相接触酸
化してメタクロレイン及びメタクリル酸を製造する際に
用いられる触媒については数多くの提案がなされてい
る。また、それらの触媒の製造法についても数多く提案
されている。
【0003】これらの提案の中で、触媒性能を向上させ
るために触媒細孔の制御を目的として触媒調製時にアニ
リン、メチルアミン、ペンタエリスリトール等の種々の
有機化合物を添加する方法が報告されている。例えば、
特開昭58−98143号公報、特開平3−10994
6号公報である。ここに開示された方法は、触媒を熱処
理することにより添加した有機化合物が除去されるため
に、使用する有機化合物の大きさを変えることにより触
媒細孔径を制御できる利点がある。しかし、触媒活性化
処理が煩雑であったり、触媒製造の再現性に欠けるなど
の問題点を有している。そこで、触媒性能を更に向上さ
せる容易、かつ、再現性に優れた触媒製造法の開発が望
まれているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プロピレ
ン、イソブチレン、TBA又はMTBEからそれぞれに
対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を製造
する際に使用する触媒成型体において、触媒性能を向上
させる容易で、かつ、再現性に優れた新規な触媒製造法
の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、プロピレン、
イソブチレン、TBA又はMTBEを分子状酸素を用い
て気相接触酸化しそれぞれに対応する不飽和アルデヒド
及び不飽和カルボン酸を合成する際に用いられる少なく
ともモリブデン、ビスマス及び鉄を含む触媒において、
触媒成分を含む混合溶液又は水性スラリーを乾燥した後
焼成し、得られた焼成物に式(1)
【化2】 (式中Rは、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル
基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロ
キシプロピル基及び/又は2−ヒドロキシプロピル基
を、nは、粘度により規定される数値を示す。)で表さ
れ、1,000〜10,000cps(2%水溶液、2
0℃における粘度、以下同じ。)の粘度を有する有機バ
インダー及び水及び/又はアルコールを添加し混練り
後、押出し成型した後、乾燥及び熱処理、又は熱処理す
ることを特徴とする不飽和アルデヒド及び不飽和カルボ
ン酸合成用触媒の製造法にある。
【0006】本発明において触媒製造に用いられる前記
式(1)で表される有機バインダーは、2%水溶液、2
0℃における粘度が1,000〜10,000cpsの
範囲にあるものを用いる。粘度が1,000cps未満
の場合及び10,000cpsを超える場合、押出し成
型の成型性が悪く、本発明による押出し成型の成型性向
上の効果がほとんどない。
【0007】式(1)の構造を有する有機バインダーの
置換基Rで表されるメチル基、エチル基、プロピル基、
ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシ
プロピル基、2−ヒドロキシプロピル基及び水素原子の
存在比は、それぞれ20〜40%、0〜40%、0〜4
0%、0〜10%、0〜10%、0.1〜20%、0〜
20%及び30%以上であることが好ましい。
【0008】又、式(1)の構造を有する有機バインダ
ーの添加量は、焼成物重量に対して0.1〜15重量%
の範囲が好ましく、特に好ましいのは0.5〜10重量
%の範囲である。式(1)の構造を有する有機バインダ
ーの添加量が0.1重量%未満の場合、押出し成型の成
型性が悪く、かつ、添加による細孔制御の効果がない。
また、15重量%を超えた場合、熱処理後の触媒成型体
の機械的強度が弱く工業用触媒として適さなくなる。
【0009】触媒調製時添加する水及び/又はアルコー
ルの量としては、触媒焼成物重量に対して10〜50重
量%の範囲が好ましい。特に触媒焼成物重量に対して1
5〜35重量%が好ましい。10重量%未満及び50重
量%を超えた場合、所望する触媒の押出し成型の際の成
型性が悪くなり、工業用触媒としては適さなくなる。添
加するアルコールとしては、メチルアルコール、エチル
アルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール等
の低級アルコールを使用することができる。
【0010】触媒焼成物と前記特定の構造を有する式
(1)の有機バインダーを混合した後、水及び/又はア
ルコールを添加することにより、触媒性能が向上する。
この原因については明らかではないが、焼成物、式
(1)の有機バインダー及び水及び/又はアルコールと
の親和性が著しく向上するため、一般的な有機バインダ
ーで混練りする場合より、短時間で再現性のある混練り
が可能となる。その結果、触媒焼成物の一次及び二次粒
子の破壊が最低限にとどめられ、反応に有効な細孔の制
御がより容易に行えるためであると推定される。
【0011】本発明においては、触媒焼成物、有機バイ
ンダー及び水及び/又はアルコールを添加して混練後押
出し成型する際、リング状、円柱状、星型状等任意の形
状に賦型することができる。
【0012】このようにして得られた押出し成型触媒
は、次いで乾燥及び熱処理、又は熱処理される。本発明
においては、これらの処理条件には特に限定はなく、公
知の処理条件を適用することができる。通常、乾燥は6
0〜150℃、熱処理は300〜600℃で行われる。
【0013】本発明は、一般式 Moa Bib Fec d e f g Sih i (式中Mo、Bi Fe Si及びOはそれぞれモリブ
デン、ビスマス、鉄、ケイ素及び酸素を示し、Aはコバ
ルト及び/又はニッケル元素を示し、Xはクロム、鉛、
マンガン、カルシウム、マグネシウム、ニオブ、銀、バ
リウム、スズ、タンタル及び亜鉛からなる群より選ばれ
た少なくとも1種の元素を、Yはリン、ホウ素、硫黄、
セレン、テルル、セリウム、タングステン、アンチモン
及びチタンからなる群より選ばれたすくなくとも1種の
元素を、Zはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジ
ウム、セシウム及びタリウムからなる群より選ばれた少
なくとも1種の元素をそれぞれ示す。a、b、c、d、
e、f、g、h及びiは各元素の原子比を表し、a=1
2のときb=0.01〜3、c=0.01〜5、d=1
〜12、e=0〜8、f=0〜5、g=0.001〜
2、h=0〜20であり、iは前記各成分の原子価を満
足するのに必要な酸素原子数である。)で表される組成
を有する触媒に用いることができる。
【0014】本発明に用いられる触媒焼成物を製造する
方法としては、特殊な方法に限定する必要はなく、成分
の著しい偏在を伴わない限り、従来からよく知られてい
る蒸発乾固法、沈殿法、酸化物混合法等の種々の方法を
用いることができる。
【0015】触媒成分の原料としては、各元素の酸化
物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、水酸化物、アンモニウム
塩、ハロゲン化物などを組み合わせて使用することがで
きる。例えば、モリブデン原料としてはパラモリブデン
酸アンモニウム、三酸化モリブデン等が使用できる。
【0016】本発明による触媒を成型する際には、従来
公知の添加剤、例えば、ポリビニルアルコール、カルボ
キシメチルセルロース等の有機化合物を更に添加しても
差し支えない。また、グラファイト、ケイソウ土及びシ
リカゾル等の無機化合物、ガラス繊維、セラミックファ
イバー及び炭素繊維等の無機ファイバーを添加しても差
し支えない。また、シリカ、アルミナ、シリカ・アルミ
ナ、マグネシア、チタニア、シリコンカーバイト等の不
活性担体で希釈して用いることもできる。
【0017】本発明を実施するに際して、原料のプロピ
レン、イソブチレン、TBA又はMTBEに分子状酸素
を加え、前記の触媒の存在下に気相接触酸化を行う。プ
ロピレン、イソブチレン、TBA又はMTBE対酸素の
モル比は1:0.5〜3が好ましい。原料ガスは不活性
ガスで希釈して用いることが好ましい。酸素源としては
空気を用いることが経済的であるが、必要ならば純酸素
で冨化した空気を用いうる。反応圧力は常圧から数気圧
までが良い。反応温度は200〜450℃の範囲で選ぶ
ことができる。特に250〜400℃の範囲が好まし
い。
【0018】
【実施例】以下、本発明による触媒の製造法及び、それ
を用いての反応例を具体的に説明する。説明中、「部」
は重量部を意味し、又、分析はガスクロマトグラフィー
によった。実施例及び比較例中の原料オレフィン、TB
A又はMTBEの反応率、生成する不飽和アルデヒド及
び不飽和カルボン酸の選択率は以下のように定義され
る。
【0019】
【数1】
【数2】
【数3】
【0020】実施例1 水1000部にパラモリブデン酸アンモニウム500
部、パラタングステン酸アンモニウム12.3部及び硝
酸カリウム1.2部を加え加熱攪拌した(A−1液)。
別に純水600部に60%硝酸41.9部を加え、均一
にした後、硝酸ビスマス103.0部を加え溶解した。
これに硝酸第二鉄123.9部、硝酸亜鉛7.0部及び
硝酸コバルト309.0部を順次加え、更に純水700
部を加え溶解した(B−1液)。A−1液にB−1液を
加えスラリー状とした後、三酸化アンチモン24.1部
を加え加熱攪拌し、水の大部分を蒸発させた。
【0021】得られたケーキ状物質を120℃で16時
間乾燥した後、空気雰囲気下300℃で1時間焼成し粉
砕した。得られた焼成粉100部に対して水25部及び
式(1)において、Rとしてメチル基、プロピル基、ヒ
ドロキシエチル基及び水素原子を持ち、かつ、各置換基
の存在比がメチル基25〜28%、プロキル基5〜8
%、ヒドロキシエチル基3〜5%及び他は水素原子であ
る粘度3,000〜4,000cpsの有機バインダー
を3部添加して混練りした後、押出し成型機にて、外径
6mm、内径3mm、平均長さ5mmに押出した。押出
し成型品を130℃で16時間乾燥した後、500℃で
6時間熱処理したものを触媒として用いた。得られた触
媒の酸素以外の元素の組成(以下同じ。)は、Mo12
0.2 Bi0. 9 Fe1.3 Sb0.7 Co4.5 Zn0.1 0.06
であった。
【0022】この触媒をステンレス製反応管に充填し、
プロピレン5%、酸素12%、水蒸気10%及び窒素7
3%(容量%)の原料混合ガスを接触時間3.6秒で触
媒層を通過させ、310℃で反応させた。その結果、プ
ロピレンの反応率99.3%、アクロレインの選択率8
9.0%、アクリル酸の選択率6.9%であった。
【0023】実施例2 実施例1において、添加する有機バインダーとして粘度
2,000〜3,000cps(式(1)において、R
としてメチル基、エチル基、ヒドロキシプロピル基及び
水素原子を持ち、かつ、各置換基の存在比が14〜17
%、12〜15%、5〜7%及び他は水素原子であ
る。)のバインダーを添加量を2部としたほかは実施例
1と同様にして押出し成型し、続いて乾燥、熱処理及び
反応を行った。その結果、プロピレンの反応率99.2
%、アクロレインの選択率89.1%、アクリル酸の選
択率6.8%であった。
【0024】比較例1 実施例1において、得られた焼成粉砕物100部に対し
て水だけを25部添加したほかは実施例1と同様にして
押出し成型し、続いて乾燥、熱処理及び反応を行った。
その結果、プロピレンの反応率98.8%、アクロレイ
ンの選択率87.0%、アクリル酸の選択率6.0%で
あった。
【0025】実施例3 水400部に60%硝酸42部を加え均一溶液とした
後、硝酸ビスマス68.7部を加え溶解した。これに硝
酸ニッケル274.5部及び三酸化アンチモン24.1
部を順次加え溶解、分散させた。この混合液に28%ア
ンモニア水165部を加え白色沈殿物と青色の溶液を得
た。これを加熱攪拌し、水の大部分を蒸発させた。得ら
れたスラリー状物質を120℃で16時間乾燥した後、
750℃で2時間熱処理し、微粉砕した。
【0026】水1000部にパラモリブデン酸アンモニ
ウム500部、パラタングステン酸アンモニウム12.
3部及び硝酸セシウム20.7部を加え、加熱攪拌した
(A−2液)。別に、水700部に硝酸第二鉄190.
7部、硝酸コバルト151.1部及び硝酸マグネシウム
84.7部を順次加え溶解した(B−2液)。A−2液
にB−2液を加えスラリー状とした後、20%シリカゾ
ル354.5部及び前記のビスマス−ニッケル−アンチ
モン化合物の微粉末を加え加熱攪拌し、水の大部分を蒸
発させた。
【0027】得られたケーキ状物質を130℃で16時
間乾燥させた後、空気雰囲気下300℃で1時間焼成し
粉砕した。得られた焼成粉砕物100部に対して水25
部及び粘度4,500〜6,000cpsの有機バイン
ダー(式(1)において、Rとしてメチル基、エチル
基、2−ヒドロキシエチル基及び水素原子を持ち、か
つ、各置換基の存在比が22〜25%、15〜18%、
5〜8%及び他は水素原子である。)を5部添加して混
練りした後、押出し成型機にて、外径6mm、内径3m
m、平均長さ5mmに押出した。押出し成型品を130
℃で16時間乾燥した後、500℃で6時間熱処理した
ものを触媒として用いた。得られた触媒の元素の組成
は、Mo120.2 Bi0.6 Fe2 Sb0.7 Ni4 Co
2.2 Cs0.45Mg1.4 Si5 であった。
【0028】この触媒をステンレス製反応管に充填し、
イソブチレン5%、酸素12%、水蒸気10%及び窒素
73%(容量%)の原料混合ガスを接触時間3.6秒で
触媒層を通過させ、310℃で反応させた。その結果、
イソブチレンの反応率97.2%、メタクロレインの選
択率89.6%、メタクリル酸の選択率3.3%であっ
た。
【0029】実施例4 実施例3において、添加する有機バインダーとして粘度
5,000〜8,000cps(式(1)において、R
としてメチル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシプロ
ピル基及び水素原子を持ち、かつ、各置換基の存在比が
22〜25%、8〜11%、3〜5%及び他は水素原子
である。)のものを添加量を7部としたほかは実施例3
と同様にして押出し成型し、続いて乾燥、熱処理及び反
応を行った。その結果、イソブチレンの反応率97.3
%、メタクロレインの選択率89.6%、メタクリル酸
の選択率3.3%であった。
【0030】比較例2 実施例2において、得られた焼成粉砕物100部に対し
て水だけを25部添加したほかは実施例2と同様にして
押出し成型し、続いて乾燥、熱処理及び反応を行った。
その結果、イソブチレンの反応率96.7%、メタクロ
レインの選択率87.3%、メタクリル酸の選択率2.
8%であった。
【0031】実施例5 実施例3の触媒を用い、原料をTBAに変え、その他は
実施例3と同様にして反応を行った。その結果、TBA
の反応率100%、メタクロレインの選択率87.9
%、メタクリル酸の選択率3.0%であった。
【0032】比較例3 比較例2の触媒を用い、原料をTBAに変え、その他は
比較例2と同様にして反応を行った。その結果、TBA
の反応率100%、メタクロレインの選択率86.1
%、メタクリル酸の選択率2.8%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 1/00 LAH

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレン、イソブチレン、第三級ブチ
    ルアルコール又はメチル第三級ブチルエーテルを分子状
    酸素を用いて気相接触酸化しそれぞれに対応する不飽和
    アルデヒド及び不飽和カルボン酸を合成する際に用いら
    れる少なくともモリブデン、ビスマス及び鉄を含む触媒
    において、触媒成分を含む混合溶液又は水性スラリーを
    乾燥した後焼成し、得られた焼成物に式(1) 【化1】 (式中Rは、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル
    基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロ
    キシプロピル基及び/又は2−ヒドロキシプロピル基、
    nは、粘度により規定される数値を示す。)で表され、
    2%水溶液、20℃における粘度が1,000〜10,
    000cpsを有する有機バインダー及び水及び/又は
    アルコールを添加し、混練り後、押出し成型した後、乾
    燥及び熱処理、又は熱処理することを特徴とする不飽和
    アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の触媒を用いて、プロピレ
    ン、イソブチレン、第三級ブチルアルコール又はメチル
    第三級ブチルエーテルを分子状酸素を用いて、気相接触
    酸化してそれぞれに対応する不飽和アルデヒド及び不飽
    和カルボン酸を合成することを特徴とする不飽和アルデ
    ヒド及び不飽和カルボン酸の製造法。
JP18315993A 1993-06-30 1993-06-30 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法 Expired - Lifetime JP3278246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18315993A JP3278246B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18315993A JP3278246B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0716464A true JPH0716464A (ja) 1995-01-20
JP3278246B2 JP3278246B2 (ja) 2002-04-30

Family

ID=16130835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18315993A Expired - Lifetime JP3278246B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3278246B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282695A (ja) * 2001-03-27 2002-10-02 Mitsubishi Rayon Co Ltd 不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触媒、その製造方法、および、その触媒を用いた不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の合成方法
WO2002076611A1 (fr) * 2001-03-27 2002-10-03 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Catalyseur permettant de synthetiser de l'aldehyde et de l'acide carboxylique insatures, procede de preparation afferent, et procede de synthetisation d'aldehyde et d'acide carboxylique insatures a l'aide dudit catalyseur
WO2005058497A1 (ja) * 2003-12-18 2005-06-30 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. 不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸製造用触媒およびその製造方法ならびに不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の製造方法
US7387982B2 (en) 2001-12-28 2008-06-17 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Method of producing catalyst for synthesis of unsaturated aldehyde and unsaturated carboxylic acid and catalyst prepared by this method
JP2009213968A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Mitsubishi Rayon Co Ltd 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造方法
JP2010264358A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd 触媒、ならびに不飽和アルデヒド及び/又は不飽和カルボン酸の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005053844A1 (ja) 2003-12-04 2005-06-16 Mitsubishi Chemical Corporation 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製造用触媒の製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282695A (ja) * 2001-03-27 2002-10-02 Mitsubishi Rayon Co Ltd 不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触媒、その製造方法、および、その触媒を用いた不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の合成方法
WO2002076611A1 (fr) * 2001-03-27 2002-10-03 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Catalyseur permettant de synthetiser de l'aldehyde et de l'acide carboxylique insatures, procede de preparation afferent, et procede de synthetisation d'aldehyde et d'acide carboxylique insatures a l'aide dudit catalyseur
CN1298424C (zh) * 2001-03-27 2007-02-07 三菱丽阳株式会社 不饱和醛和不饱和羧酸合成用催化剂、其制备方法和使用该催化剂的不饱和醛和不饱和羧酸的合成方法
US7387982B2 (en) 2001-12-28 2008-06-17 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Method of producing catalyst for synthesis of unsaturated aldehyde and unsaturated carboxylic acid and catalyst prepared by this method
WO2005058497A1 (ja) * 2003-12-18 2005-06-30 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. 不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸製造用触媒およびその製造方法ならびに不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の製造方法
JPWO2005058497A1 (ja) * 2003-12-18 2007-07-12 三菱レイヨン株式会社 不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸製造用触媒およびその製造方法ならびに不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の製造方法
US7579297B2 (en) 2003-12-18 2009-08-25 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Method for producing catalyst for production of unsaturated aldehyde and unsaturated carboxylic acid
JP4806259B2 (ja) * 2003-12-18 2011-11-02 三菱レイヨン株式会社 不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸製造用触媒およびその製造方法ならびに不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の製造方法
JP2009213968A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Mitsubishi Rayon Co Ltd 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造方法
JP2010264358A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd 触媒、ならびに不飽和アルデヒド及び/又は不飽和カルボン酸の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3278246B2 (ja) 2002-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101242896B (zh) 具有高(甲基)丙烯酸选择性的复合金属氧化物催化剂
JP3744750B2 (ja) 複合酸化物触媒およびアクリル酸の製造方法
KR950000639A (ko) 불포화 알데하이드 및 불포화 카복실산의 제조방법
JP2000325795A (ja) 複合酸化物触媒、並びに(メタ)アクロレインおよび(メタ)アクリル酸の製造方法
JPH09301912A (ja) 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の充填方法
KR101331766B1 (ko) 불포화 알데하이드 및 불포화 카복실산의 제조에 사용하기 위한 촉매의 제조방법 및 불포화 알데하이드 및 불포화 카복실산의 제조방법
JP4242597B2 (ja) 不飽和アルデヒド合成用触媒とその製造方法、およびその触媒を用いた不飽和アルデヒドの製造方法
JPH0523596A (ja) メタクロレイン及びメタクリル酸製造用触媒の調製法
EP1503856B1 (en) Method for preparing a catalyst for partial oxidation of propylene
JP3278246B2 (ja) 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法
US20040267048A1 (en) Method of producing catalyst for synthesizing unsaturated aldehyde and unsaturated carboxylic acid, catalyst produced by this method, and method of synthesizing unsaturated aldehyde and unsaturated carboxylic acid using this catalyst
JP3321300B2 (ja) モリブデン、ビスマス及び鉄含有酸化物触媒の製造法
JP2008284416A (ja) 金属酸化物触媒の製造方法
JP3268900B2 (ja) 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法
WO2005056185A1 (ja) 複合酸化物触媒の製造方法
JP3370548B2 (ja) 不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法
JPH05237388A (ja) 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法
JP2003146920A (ja) アクロレインおよびアクリル酸の製造方法
JP2003230836A (ja) 複合酸化物触媒及びその製造方法
JP3347263B2 (ja) 不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸製造用触媒の調製法
JP2003164763A (ja) プロピレン酸化用複合酸化物触媒の製造方法
JP3446403B2 (ja) 不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法
JPH05293389A (ja) アクロレイン及びアクリル酸製造用触媒の調製法
JP3313863B2 (ja) 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法
JPH05253480A (ja) 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080215

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090215

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100215

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100215

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term