JP2003146920A - アクロレインおよびアクリル酸の製造方法 - Google Patents

アクロレインおよびアクリル酸の製造方法

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力 勅使河原
Tomoatsu Iwakura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モリブデン−ビスマス−鉄系複合酸化物触媒
の存在下でプロピレンを気相酸化してアクロレインおよ
びアクリル酸を製造する方法において、モリブデン成分
の昇華を抑制して、長期にわたり安定して、かつ高収率
でアクロレインおよびアクリル酸を製造する。 【解決手段】 Fe/(Co+Ni)比を一定にして、
CoとNiの量を変化させた複数種類のモリブデン−ビ
スマス−鉄系複合酸化物触媒を使用し、固定床式反応器
の原料ガス入口側から出口側に向かって、前記複数種類
の複合酸化物触媒のCo/(Co+Ni)の量比が小さ
くなるように充填することにより、反応器内を2層以上
の反応帯域に分割して、プロピレンの酸化反応を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アクロレインお
よびアクリル酸の製造方法に関し、詳しくはモリブデン
−ビスマス−鉄系の複合酸化物触媒の存在下でプロピレ
ンを気相酸化してアクロレインおよびアクリル酸を製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロピレンを気相酸化してアクロレイン
およびアクリル酸を製造するにあたっては、通常、モリ
ブデン、ビスマスを含有する複合酸化物触媒が用いられ
ている。このモリブデン−ビスマス系複合酸化物触媒の
欠点の一つは、反応系に水蒸気が存在する場合、モリブ
デン成分が昇華しやすく、特に高温においてモリブデン
成分の昇華が助長されることである。
【0003】また、プロピレンの酸化反応のように発熱
を伴う反応においては、触媒層に局部的な異常高温部
(ホットスポット)が発生し、よりモリブデン成分が昇
華しやすい環境を与える結果となる。
【0004】さらに、これら昇華したモリブデン成分が
温度の低い部位に蓄積し、触媒層の圧力損失上昇を招
き、結果としてホットスポット温度を更に上げることに
なる。
【0005】このような問題を解決することを目的とし
て、モリブデン−ビスマス系複合酸化物触媒並びにアク
ロレインおよびアクリル酸の製造方法の改善が多数提案
されている。
【0006】例えば、特公昭63−38331号公報に
は、モリブデン−ビスマス系複合酸化物触媒の触媒層を
2つ以上に分割し、複合酸化物触媒のカリウム、ルビジ
ウムなどのアルカリ金属の含量を変えて各触媒層の活性
が、原料ガス入口から出口に向かってより高くなるよう
に制御する方法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この方法は、モリブデ
ン−ビスマス系複合酸化物触媒を使用する従来のアクロ
レインおよびアクリル酸の製造方法ではそれなりに問題
を解決したものといえ、更にモリブデン成分の昇華を抑
制して、長期にわたり安定して、かつ高収率でアクロレ
インおよびアクリル酸を製造し得る方法の開発が望まれ
ている。
【0008】そこで、この発明は、モリブデン−ビスマ
ス−鉄系複合酸化物触媒の存在下でプロピレンを気相酸
化してアクロレインおよびアクリル酸を製造する方法に
おいて、モリブデン成分の昇華を抑制して、長期にわた
り安定して、かつ高収率でアクロレインおよびアクリル
酸を製造しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、下記一般式(1)で表されるモリブ
デン−ビスマス−鉄系の複合酸化物触媒を固定床式の反
応器内に充填し、プロピレンを分子状酸素または分子状
酸素含有ガスにより気相接触酸化して行うアクロレイン
およびアクリル酸の製造方法において、Fe/(Co+
Ni)比を一定にして、CoとNiの量を変化させた複
数種類の前記複合酸化物触媒を使用し、反応器の原料ガ
ス入口側から出口側に向かって、前記複数種類の複合酸
化物触媒のCo/(Co+Ni)の量比が小さくなるよ
うに充填することにより、反応器内を2層以上の反応帯
域に分割したものである。 MoaBibCocNidFeefghSiij (1) (式中、Xはマグネシウム(Mg)、カルシウム(C
a)、亜鉛(Zn)、セリウム(Ce)及びサマリウム
(Sm)からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素
であり、Yはナトリウム(Na)、カリウム(K)、ル
ビジウム(Rb)、セシウム(Cs)及びタリウム(T
l)からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であ
り、Zはホウ素(B)、リン(P)、砒素(As)及び
タングステン(W)からなる群から選ばれる少なくとも
1種の元素である。また、a〜jはそれぞれの元素の原
子比を表わし、a=12の時、b=0.5〜7、c=0
〜10、d=0〜10(但しc+d=1〜10)、e=
0.05〜3、f=0〜1、g=0.04〜0.4、h
=0〜3、i=0〜48の範囲にあり、またjは他の元
素の酸化状態を満足させる数値である。)
【0010】上記一般式(1)で表される複合酸化物触
媒は、Fe/(Co+Ni)比を一定にした場合、Co
/(Co+Ni)の量比を小さくすると、触媒活性が高
くなる。したがって、反応器の原料ガス入口側から出口
側に向かって、Co/(Co+Ni)の量比が小さくな
るように、複数種類の複合酸化物触媒を充填して、反応
器内を2層以上の反応帯域に分割すると、反応器の原料
ガス入口側での局部的な異常高温部(ホットスポット)
の発生を防止することができるので、前記複合酸化物触
媒のモリブデン成分の昇華を抑制して、長期にわたり安
定して、かつ高収率でアクロレインおよびアクリル酸を
製造することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明で使用する一般式(1)
で表されるモリブデン−ビスマス−鉄系複合酸化物触媒
それ自体は公知であり、公知の方法により調製すること
ができる。
【0012】この発明では、Fe/(Co+Ni)比を
一定にして、CoとNiの量比を変化させた複数種類の
複合酸化物触媒を調製して使用する。
【0013】この発明は、例えば、固定床式の反応器と
して固定床多管型反応器を使用する場合、各反応管内の
触媒層を管軸方向に2層以上に分割して2以上の反応帯
域、通常、2または3の反応帯域を設け、これら反応帯
域に、Co/Niの量比を変化させて調製した2種類以
上の複合酸化物触媒を、原料ガス入口側から出口側に向
かってCo/(Co+Ni)の量比が小さくなるように
充填するものである。
【0014】反応管の管軸方向に2つの反応帯域を設け
た場合を例に挙げて説明すると、Co/Niの量比が異
なる2種類の複合酸化物触媒を調製し、反応ガス入口側
の反応帯域(以下、「前段反応帯域」という)にはCo
/(Co+Ni)の量比が大きい複合酸化物触媒を充填
し、出口側の反応帯域(以下、「後段反応帯域」とい
う)にはCo/(Co+Ni)の量比が小さい触媒を充
填する。
【0015】この発明で使用する複合酸化物触媒におけ
るCoおよびNiの量は、前記一般式(1)で定義され
るように、モリブデンに対する原子比で、モリブデン1
2に対し0〜10の範囲にある。したがって、モリブデ
ン12に対する原子比0〜10の範囲内でCo/(Co
+Ni)の量比が異なる2種類の複合酸化物触媒を調製
し、Co/(Co+Ni)の量比の大きい複合酸化物触
媒を前段反応帯域に、またCo/(Co+Ni)の量比
の小さい複合酸化物触媒を後段反応帯域に充填すればよ
い。
【0016】この発明で使用する複合酸化物触媒の形
状、大きさなどについても特に制限はなく、公知の形
状、大きさなどから適宜選ぶことができる。例えば、形
状についていえば、球状、円柱状、リング状などのいず
れでもよい。
【0017】また、この発明で使用する複合酸化物触媒
の調製方法には特に制限はなく、通常、各元素成分を含
有する供給源化合物の所要量を水性媒体中に適宜溶解あ
るいは分散し、加熱撹拌した後、蒸発乾固し、必要に応
じて短時間の熱処理を施した上、粉砕した後、得られた
粉体を押出し成型、打錠成型、造粒成型などの成型方法
により任意の形状に成型して得られる。この際、触媒の
強度、粉化度を改善する効果があるものとして一般に知
られているガラス繊維などの無機繊維、各種ウィスカー
などを添加してもよい。また、触媒物性を再現性よく制
御するために、硝酸アンモニウム、セルロース、デンプ
ン、ポリビニルアルコール、ステアリン酸など一般に粉
体結合剤として知られている添加物を使用することもで
きる。
【0018】この発明においては、前記一般式(1)で
表される複合酸化物をそれ自体単独で使用することがで
きるが、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、シリコ
ンカーバイド、酸化チタン、酸化マグネシウム、アルミ
ニウムスポンジ、シリカ−チタニアなど一般に不活性担
体として知られている担体に担持して使用してもよい。
この際もまた、触媒の強度などを改善するために前記の
無機繊維などを添加しても、あるいは触媒物性を再現性
よく制御するために前記の硝酸アンモニウムなどの添加
剤を使用することもできる。
【0019】これら成型体あるいは担持体を、例えば、
空気流通下に300〜600℃の温度で1〜10時間程
度焼成することにより、この発明で使用する複合酸化物
触媒を得ることができる。
【0020】この発明における酸化反応には特に制限は
なく、プロピレンの気相接触酸化によりアクロレインお
よびアクリル酸を製造する際に一般に用いられている方
法によって行うことができる。例えば、プロピレン1〜
15容量%、分子状酸素3〜30容量%、水蒸気0〜6
0容量%、窒素、炭酸ガスなどの不活性ガス20〜80
容量%などからなる混合ガスを上記各反応管の触媒層に
250〜450℃、0.1〜1MPaの加圧下、空間速
度(SV)300〜5000hr-1で導入すればよい。
また、反応器については、固定床式の反応器の中でも、
固定床多管型反応器が特に好ましく用いられる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例と比較例を説明す
る。なお、プロピレン転化率、選択率、収率の定義は次
のとおりである。 プロピレン転化率(モル%)=(反応したプロピレンの
モル数/供給したプロピレンのモル数)×100 選択率(モル%)=(生成したアクロレインおよびアク
リル酸のモル数/反応したプロピレンのモル数)×10
0 収率(モル数)=(生成したアクロレインおよびアクリ
ル酸のモル数/供給したプロピレンのモル数)×100
【0022】(複合酸化物触媒1の調製)複合酸化物触
媒1を次のようにして調製した。パラモリブデン酸アン
モン94.1gを純水400mlに加熱して溶解させ
る。次に、硝酸第二鉄7.18g、硝酸コバルト25.
8gおよび硝酸ニッケル37.8gを純水60mlに加
温して溶解させる。この二液を、充分攪拌しながら徐々
に混合する。次に、ホウ砂0.85gおよび硝酸カリウ
ム0.45gを純水40mlに加温溶解した液を上記混
合液(スラリー)に加えて、充分に攪拌する。続いてシ
リカ48gを加えて充分に攪拌した後、次炭酸ビスマス
58.1gを加えて、攪拌混合する。このスラリーを加
熱乾燥した後、空気雰囲気で300℃/1時間の熱処理
を行う。得られた粒状固体を小型成形機にて径5mm、
高さ4mmの錠剤に打錠成形し、マッフル炉にて480
℃/8時間の焼成を行って、複合酸化物触媒1とした。
仕込み原料から計算される複合酸化物触媒1の金属成分
の組成比は、次の通りであり、Fe/(Co+Ni)=
0.08、Co/(Co+Ni)=0.4である。M
o:Bi:Co:Fe:Ni:Na:B:K:Si=1
2:5:2:0.4:3:0.1:0.2:0.1:1
【0023】(複合酸化物触媒2の調製)複合酸化物触
媒2を次のようにして調製した。パラモリブデン酸アン
モン94.1gを純水400mlに加熱して溶解させ
る。次に、硝酸第二鉄7.18g、硝酸コバルト63.
6gを純水60mlに加温して溶解させる。この二液
を、充分攪拌しながら徐々に混合する。次に、ホウ砂
0.85gおよび硝酸カリウム0.45gを純水40m
lに加温溶解した液を上記混合液(スラリー)に加え
て、充分に攪拌する。次に、シリカ48gを加えて充分
攪拌した後、次炭酸ビスマス58.1gを加えて、攪拌
混合する。このスラリーを加熱乾燥した後、空気雰囲気
で300℃/1時間の熱処理を行う。得られた粒状固体
を小型成形機にて径5mm、高さ4mmの錠剤に打錠成
形し、マッフル炉にて480℃/8時間の焼成を行っ
て、複合酸化物触媒2とした。仕込み原料から計算され
る複合酸化物触媒2の金属成分の組成比は、次の通りで
あり、Fe/(Co+Ni)=0.08、Co/(Co
+Ni)=1である。Mo:Bi:Co:Fe:Ni:
Na:B:K:Si=12:5:5:0.4:0:0.
1:0.2:0.1:18
【0024】実施例1 熱電対を設置した直径25mmのステンレス製反応管の
原料ガス入口側に、上記複合酸化物触媒2を500ml
充填し、原料ガス出口側に、上記複合酸化物触媒1を1
000ml充填した。そして、上記反応管入口からプロ
ピレン8容量%、空気67容量%、水蒸気25容量%の
混合ガスを空間速度(SV)1800hr-1で導入し、
1,000時間にわたってプロピレンの酸化反応を継続
した。反応初期の性能および1,000時間経過時の性
能を表1に示す。
【0025】比較例1 実施例1において、複合酸化物触媒1のみを1500m
l使用した以外は実施例1と同様にプロピレンの酸化反
応を行った。
【0026】比較例2 実施例1において、複合酸化物触媒2のみを1500m
l使用した以外は実施例1と同様にプロピレンの酸化反
応を行った。
【0027】
【表1】
【0028】表1の通り、Co/(Co+Ni)の量比
が異なる2種類の複合酸化物触媒1、2を、反応ガス入
口側の反応帯域にCo/(Co+Ni)の量比が大きい
複合酸化物触媒2を充填し、出口側の反応帯域にCo/
(Co+Ni)の量比が小さい複合酸化物触媒1を充填
して、プロピレンの酸化反応を行う実施例1は、複合酸
化物触媒1または複合酸化物触媒2のみを充填してプロ
ピレンの酸化反応を行う比較例1、2よりも、触媒性能
を長期間安定して維持することができ、プロピレンから
アクロレインおよびアクリル酸を長期にわたり安定し
て、かつ高収率で製造することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ホッ
トスポットの発生に伴う暴走反応や過度の酸化反応を回
避することができ、モリブデン成分の昇華を効果的に抑
制することができるので、触媒性能を長期間安定して維
持することができ、プロピレンからアクロレインおよび
アクリル酸を長期にわたり安定して、かつ高収率で製造
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 57/05 C07C 57/05 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4G069 AA02 AA03 AA08 BB06A BB06B BC02B BC03B BC25A BC25B BC59A BC59B BC66A BC66B BC67A BC67B BC68A BC68B BD03B BD05A BD05B CB10 CB17 DA06 EE09 FB04 FB09 4H006 AA02 AC45 AC46 BA06 BA07 BA08 BA13 BA14 BA19 BA20 BA21 BA27 BA30 BA31 BA33 BA35 BC13 BC32 BD20 BD80 BE30 BS10 4H039 CA62 CA65 CC30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定床式の反応器内に下記一般式(1)
    で表される複合酸化物触媒を充填し、プロピレンを分子
    状酸素または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化し
    て行うアクロレインおよびアクリル酸の製造方法におい
    て、Fe/(Co+Ni)比を一定にして、CoとNi
    の量を変化させた複数種類の前記複合酸化物触媒を使用
    し、反応器の原料ガス入口側から出口側に向かって、前
    記複数種類の複合酸化物触媒のCo/(Co+Ni)の
    量比が小さくなるように充填することにより、反応器内
    を2層以上の反応帯域に分割することを特徴とするアク
    ロレインおよびアクリル酸の製造方法。 MoaBibCocNidFeefghSiij (1) (式中、Xはマグネシウム(Mg)、カルシウム(C
    a)、亜鉛(Zn)、セリウム(Ce)及びサマリウム
    (Sm)からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素
    であり、Yはナトリウム(Na)、カリウム(K)、ル
    ビジウム(Rb)、セシウム(Cs)及びタリウム(T
    l)からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であ
    り、Zはホウ素(B)、リン(P)、砒素(As)及び
    タングステン(W)からなる群から選ばれる少なくとも
    1種の元素である。また、a〜jはそれぞれの元素の原
    子比を表わし、a=12のとき、b=0.5〜7、c=
    0〜10、d=0〜10(但しc+d=1〜10)、e
    =0.05〜3、f=0〜1、g=0.04〜0.4、
    h=0〜3、i=0〜48の範囲にあり、またjは他の
    元素の酸化状態を満足させる数値である。)
  2. 【請求項2】 前記反応器として、固定床多管型反応器
    を使用する請求項1記載のアクロレインおよびアクリル
    酸の製造方法。
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