JP2002282155A - 浄水カートリッジおよび浄水カートリッジ用水流規制板 - Google Patents

浄水カートリッジおよび浄水カートリッジ用水流規制板

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JP2002282155A JP2001083720A JP2001083720A JP2002282155A JP 2002282155 A JP2002282155 A JP 2002282155A JP 2001083720 A JP2001083720 A JP 2001083720A JP 2001083720 A JP2001083720 A JP 2001083720A JP 2002282155 A JP2002282155 A JP 2002282155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄化材の片寄りによって内部に空間が生じ
ても、原水を浄化材全体に行き渡らせることができ、長
寿命である浄水カートリッジ、および浄水カートリッジ
の能力を確保し寿命を延ばすことができる浄水カートリ
ッジ用水流規制板を提供する。 【解決手段】 ケース12内に浄化材13が充填された
浄水カートリッジ9において、前記ケース12の入水側
端面14あるいは出水側端面17の少なくとも一方の端
面に、ケース12の入水側端面14あるいは出水側端面
17の中央部分に水を通過させるように、ケース12内
へ進入する水の水流の位置を規制する水流規制板16が
設けられている浄水カートリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャワーヘッドや
通水路に着脱可能に収納されて、水道水等を浄化する浄
水カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭の浴室、洗面台や理容院、美容
院等で使用されるシャワーに供給される原水は、通常、
水道水であり、この水道水には残留塩素が多く含まれて
いる。この残留塩素を多く含む水道水を使用して頻繁に
頭髪や身体をシャワーで洗浄した場合、毛髪の傷みや変
色、肌荒れなどの問題が生ずる。
【0003】この問題の解決手段として、シャワーに供
給される原水中の残留塩素を除去する浄水機能を備えた
浄水シャワー等が提案されている。これら浄水機能付き
シャワーとしては、例えば、亜硫酸カルシウムなどの脱
塩素剤(浄化材)を内部に充填したシャワーヘッドを用
いるシャワー等が挙げられる。
【0004】図8は、従来の浄水カートリッジを収納し
た浄水機能付きシャワーヘッドの一例を示す断面図であ
る。この浄水機能付きシャワーヘッド40は、浄水を噴
出するシャワーキャップ部2と、このシャワーキャップ
部2のネジ受け3にネジ4で固定される、同心円状に配
置された散水板5,5…と、上記シャワーキャップ部2
に先端部6がねじ嵌合方式で着脱可能に連結され、基端
部7がシャワーホース(図示略)にねじ嵌合方式で着脱
可能に連結されるシャワー本体部8と、このシャワーキ
ャップ部2内部およびシャワー本体部8内部の一部から
なるカートリッジ収納空間に着脱可能に収容され浄水カ
ートリッジ41とから構成され、シャワーキャップ部2
とシャワー本体部8との接続部、およびシャワー本体部
8とシャワーホースの接続部には、それぞれOリング1
0およびOリング11が設けられている。また、シャワ
ーキャップ部2内部には、ネジ受け3を支持する支持板
24と、この支持板24に開口する浄水送水口25,2
5…が設けられている。
【0005】前記浄水カートリッジ41は、図9および
図10に示すように、円筒状のケース42と、該ケース
内に充填された浄化材43とから概略構成される。原水
の進入口および浄水の排出口となるケース42の入水側
端面44および出水側端面45には、使用者がケース4
2内に指を差し込むことがないように、それぞれ格子4
6が形成され、該格子46と浄化材43の間には、浄化
材43が外部に漏れないように不織布47が浄化材43
の表面を覆うように設けられている。なお、不織布の替
わりにメッシュ等を用いてもかまわない。
【0006】原水は、シャワーホース(図示略)を通
り、基底部7から浄水機能付きシャワーヘッド本体部8
に供給され、浄水カートリッジの入水側端面44からそ
の内部に導入される。浄水カートリッジ41内に導入さ
れた原水は、浄化材43中を通過し、この通過中に浄化
される。原水を浄化して得られた浄水は、浄水カートリ
ッジ41の出水側端面45から浄水カートリッジ41外
部に排出されると同時に、シャワーキャップ部2に供給
され、浄水送水口25を通過して、散水板5,5…から
放射状に噴出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような浄水機能付
きシャワーヘッド40に用いられる浄水カートリッジ4
1にあっては、浄水機能付きシャワーヘッド40を使用
するにつれて浄化材43が重力、流速の分布等によって
ケース42の下方に片寄り、ケース42の上方に空間が
生じるという問題があった。
【0008】ここで、入水側から出水側への水流の方向
が重力と同じか、反対方向の場合は、浄化材が重力によ
って下方に片寄るが、浄化材はカートリッジの原水の進
入口または浄水の排出口の全体にわたって拡がるので、
カートリッジケースの上方に空間が発生しても、この空
間はあまり問題とはならない。しかしながら、入水側か
ら出水側への水流の方向が、図8に示すような水平方
向、もしくは斜め方向の場合、ケース42の上方に空間
が生じると、これが原水の進入口から浄水の排出口への
ショートパスとなってしまう。
【0009】このような空間が発生すると、原水は、浄
化材43を通過せずに、この空間を通って短絡流とな
り、浄化されないまま浄水カートリッジ41から排出さ
れてしまうようになる。短絡流が発生すると、もはや浄
水カートリッジ41を交換せざるを得なくなるため、浄
水カートリッジ41の寿命を縮める要因となっていた。
【0010】また、このような短絡流は、浄化材として
活性炭、亜硫酸カルシウムなどの粉体または粒体をバイ
ンダーによって固めた成型体を用いた場合よりも、活性
炭、亜硫酸カルシウムなどの粉体または粒体をそのまま
用いた場合で発生しやすい。特に、水に溶解して次第に
減少していく亜硫酸カルシウムなどの浄化材を用いたと
きに大ききな問題となる。
【0011】よって、本発明の目的は、浄化材の片寄り
によって内部に空間が生じても、原水を浄化材全体に行
き渡らせることができ、長寿命である浄水カートリッ
ジ、および浄水カートリッジの寿命を延ばすことができ
る浄水カートリッジ用水流規制板を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の浄水カートリッ
ジは、筒体内に浄化材が充填された浄水カートリッジに
おいて、前記筒体の少なくとも一方の端面に、筒体の端
面の特定の部分に水を通過させるように、筒体内へ進入
する水または筒体から排出される水の水流の位置を規制
する水流規制板が設けられていることを特徴とする。
【0013】また、前記水流規制板は、その中央に通水
口を有するものであることが望ましい。また、前記通水
口の面積は、筒体の端面の面積の5〜50%であること
が望ましい。本発明の浄水カートリッジは、前記浄化材
が粉体または粒体である場合に、特に有効である。
【0014】本発明の浄水カートリッジ用水流規制板
は、筒体内に浄化材が充填された浄水カートリッジの端
面に隣接させて設ける板であって、前記筒体の端面の特
定の部分に水を通過させるように、筒体内へ進入する水
または筒体から排出される水の水流の位置を規制するも
のであることを特徴とする。
【0015】また、本発明の浄水カートリッジ用水流規
制板は、前記筒体の端面とほぼ同じ大きさであり、その
中央に通水口を有するものであることが望ましい。ま
た、前記通水口の面積は、筒体の端面の面積の5〜50
%であることが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の浄水カートリッジが収納されたシャワ
ーヘッドの一例を示すものである。この浄水機能付きシ
ャワーヘッド1は、浄水を噴出するシャワーキャップ部
2と、このシャワーキャップ部2のネジ受け3にネジ4
で同心円状に複数枚配置、固定され、複数の散水用の溝
が設けられた前方にわずかに拡がる王冠状の散水板5,
5…と、上記シャワーキャップ部2に先端部6がねじ嵌
合方式で着脱可能に連結され、基端部7がシャワーホー
ス(図示略)に着脱可能に連結されるシャワー本体部8
と、このシャワーキャップ部2内部およびシャワー本体
部8内部の一部からなるカートリッジ収納空間に着脱可
能に収容された浄水カートリッジ9とから構成され、シ
ャワーキャップ部2とシャワー本体部8との接続部、お
よびシャワー本体部8とシャワーホースとの接続部に
は、それぞれOリング10およびOリング11が設けら
れている。なお、上記シャワーキャップ部2と先端部6
との連結は、バイオネット方式により行ってもよい。
【0017】前記浄水カートリッジ9は、図2〜4に示
すように、円筒状のケース12と、該ケース12内に充
填された浄化材13と、ケース12の入水側に設けら
れ、かつケース12の外径よりもわずかに大きくされ
た、その中央に同心的な円形の通水口15を有する水流
規制板16とを有して概略構成される。原水の進入口お
よび浄水の排出口となる水流規制板16の通水口15お
よび出水側端面17には、使用者がケース12内に指を
差し込むことがないように、それぞれ格子18,19が
形成され、該格子18,19と浄化材13との間には、
浄化材13が外部に漏れないように不織布20が浄化材
13の表面を覆うように設けられている。
【0018】前記水流規制板16は、ケース12の入水
側端面14の中央部分に水を通過させるように、言い換
えれば、入水側端面14の周縁付近に水を通過させない
ようにケース12内へ進入する水の水流の位置を規制す
るものである。前記通水口15の大きさは、入水側端面
14の周縁付近に水を通過させない大きさであればよ
く、特に限定はされないが、通水口15の面積は、好ま
しくはケースの入水側端面14の面積の5〜50%の範
囲である。通水口15の面積が入水側端面14の面積の
5%未満では、浄水カートリッジ9に進入する原水の流
路面積が小さくなりすぎ、浄水機能付きシャワーヘッド
1から噴出される浄水の流量が不足するおそれがある。
通水口15の面積が後方端面14の面積の50%を超え
ると、原水が入水側端面14の周縁付近を通過するよう
になり、ケース12上方に形成される可能性のある空間
に原水が流れ込み、短絡流が発生するおそれがある。
【0019】ここで、水流規制板16は、ケース12の
入水側に設けるか、あるいは水流規制板として入水側端
面14に隣接させ、かつ浄化材13との間にほとんど隙
間ができないように設けることが好ましい。水流規制板
16と浄化材13との間に広い隙間が生じると、この隙
間を通って原水が入水側端面14の周縁付近に到達し、
ケース12上方に形成される可能性のある空間に原水が
流れ込み、短絡流が発生するおそれがある
【0020】ケース12の入水側端面14の外径よりも
わずかに大きい外径を有する水流規制板16の周縁に
は、周縁の円周等分位置に8箇所、切欠き21が形成さ
れている。この切欠き21は、水流規制板16よりも外
周がわずかに小さいケース12と、カートリッジ収納空
間の側壁22との間に形成される原水流路23(バイパ
ス)への原水の進入口となる。
【0021】前記シャワーキャップ部2内部には、図5
に示すように、散水板5固定用のネジ3を受けるネジ受
け4と、このネジ受け4を支持する支持板24と、この
支持板24に開口する浄水送水口25と、浄水カートリ
ッジ9の出水側端面17周縁に当接し、シャワーキャッ
プ部2内部と浄水カートリッジ9の出水側端面17周縁
との間に原水流路23の排出口を形成する突起状の出水
面受け部26とが形成されている。さらに、出水面受け
部26を設けることにより、浄水カートリッジ9の出水
側端面17と、シャワーキャップ部2の支持板24との
間に空隙が形成される。この空隙は、浄水カートリッジ
9の出水側端面17から排出される浄水と、原水流路2
3より流入する原水とが混合する混合部27となる。
【0022】前記シャワーヘッド本体部8内部には、図
6に示すように、浄水カートリッジ9の水流規制板16
に当接し、浄水カートリッジ9を支持、固定し、かつ通
水口15および切欠き21への原水導入路28を形成す
る突起状の入水面受け部29が形成されている。
【0023】上記シャワーキャップ部2、シャワーヘッ
ド本体部8、浄水カートリッジ9の材質としては、加工
性等を考慮して、プラスチック類を用いることが好まし
い。また、給湯器から供給される80℃以上の高温の湯
を直接利用することができる点で、ポリプロピレン、ポ
リフェニレンエーテル、ポリオキシメチレン、ポリカー
ボネート、ABS樹脂などの軟化点が80℃以上の耐熱
性のプラスチックを用いることがより好ましい。
【0024】浄水カートリッジ9は、透明もしくは半透
明部材で形成することで内部の浄化材13の消耗具合、
汚れ、潰れ等の状態を確認することができる。また、シ
ャワーキャップ部2全体またはその一部も、透明もしく
は半透明部材で形成することで浄水カートリッジ9の状
態を確認することができる。
【0025】前記浄化材13としては、例えば、脱塩素
剤;活性炭;セラミック小塊等のミネラル剤;芳香剤等
の各種薬剤などが挙げられる。その形態としては、例え
ば、粒体または粉体の浄化材そのもの;粒体の浄化材と
合成繊維とを混合し、円柱状に加熱成形したもの;粉体
の浄化材を2枚の不織布シートで包み、このシート体を
ロール状に巻いたもの;浄化材を球状、顆粒状、円柱
状、錠剤状等に成形したものなどが挙げられる。
【0026】脱塩素剤としては、原水中の残留塩素を除
去するものであればよく、特に限定されないが、例え
ば、亜硫酸カルシウム、アスコルビン酸等などが挙げら
れる。中でも、塩素除去能などの点で亜硫酸カルシウム
が好適に用いられる。また、亜硫酸カルシウムを用いる
ことにより、活性炭を用いた場合に比べ流速が速くても
塩素除去の効果を長く維持することができる。
【0027】脱塩素剤には、臭気除去剤、保湿剤、清涼
剤、芳香剤などの薬剤を含有させてもよい。また、脱塩
素剤を含有する浄化材13と、これら薬剤とを、それぞ
れ独立に、あるいは2つ以上を組み合わせて2個以上の
浄水カートリッジに収納し、これら2個以上のカートリ
ッジをカートリッジ収納空間に収納することも可能であ
る。
【0028】臭気除去剤は、原水に含まれる不快臭の元
であるジオスミン、2−メチルイソボルネオール等のカ
ビ臭などを除去するものであり、入浴の際の臭気による
不快感を解消することができる。このような臭気除去剤
としては、例えば、活性炭、ジビニルベンセン系ポリマ
ー等が挙げられるが、温水中で使用することを考慮する
と、ジビニルベンセン系ポリマーを使用するのが好まし
い。
【0029】保湿剤は、入浴の際、皮膚に保湿効果を与
え、冬季等の空気が乾燥する時期に、皮膚の乾燥を防ぐ
ものである。このような保湿剤としては、使用時に少量
の保湿剤が体内に摂取されることを考慮して、安全面で
問題がないもので、かつ少量で十分な保湿効果が期待で
きるものであればよく、例えば、桃の葉、アロエ、甘
草、カミツレ等の植物エキス、ホホバオイル、スクワラ
ン等の油脂類、米発酵エキス、フェルラ酸、米糠エキス
等の米抽出物、ヒアルロン酸、コラーゲンなどが挙げら
れる。
【0030】清涼剤は、夏季等の暑い時期などの入浴の
際、爽快感を与えるものである。このような清涼剤とし
ては、例えば、メントール、炭酸水素ナトリウム、硫酸
ナトリウム、ミョウバンなどが挙げられる。芳香剤とし
ては、アロマテラピーとしての美容、健康、精神的リラ
ックス効果が期待できるものであればよく、例えば、ロ
ーズウッド、ジャスミン、ラベンダー等のハーブ系の植
物から抽出されるエッセンシャルオイルなどが挙げられ
る。
【0031】このような浄水カートリッジ9にあって
は、ケース12の入水側端面14の中央部分に水を通過
させるように水流規制板16をケース12の入水側端面
に隣接させて設けているので、ケース12上方に空間を
形成しにくくなり、たとえ、空間を形成したとしてもこ
の空間をショートパスすることが無くなり、短絡流を抑
制することができる。このことにより、浄化材13を有
効に利用できるようになり、浄水カートリッジ9の能力
を確保し寿命を延ばすことができるようになる。なお、
通水口15から進入した原水は、ケース12の中で拡散
し、ケース12の浄化材13全体に行き渡る。このよう
に、原水が浄化材13全体に拡散していくので、原水が
ケース12の中央付近の浄化材13のみを消費すること
もなく、ケース12の中央付近に空間を形成させること
もない。
【0032】また、水流規制板16が、その中央に通水
口15を有するものであるので、通水口15の位置が常
に中央に位置した状態で、浄水機能付きシャワーヘッド
1のカートリッジ収納空間に浄水カートリッジ9を収納
できる。このことにより、通水口15の位置が空間がで
きやすい浄水カートリッジ9の上方に位置しないよう
に、使用者が通水口15の位置を調整する必要がなく、
浄水カートリッジの収納を容易に行うことができる。ま
た、カートリッジ収納空間に収納された浄水カートリッ
ジ9が使用中に回転しても、通水口15の位置を常に中
央に位置させることができる。
【0033】また、水流規制板16の周縁に切欠き21
を形成することによって、ケース12と、カートリッジ
収納空間の側壁22との間に形成される原水流路23が
形成され、浄水機能付きシャワーヘッド1に供給された
原水の一部がこの原水流路23を通り、浄水カートリッ
ジ9内部にかかる水圧が分散されるため、浄化材13に
かかる水圧が減少し、浄化材13の潰れを防止すること
ができる。また、原水流路23を通った原水と浄水カー
トリッジ9内を通った浄水とがシャワーキャップ部2内
部の混合部27で混合され、ここで浄化材13から浄水
中に離脱した未反応の脱塩素剤等の浄化材により原水流
路23を通った原水中の残留塩素が除去されるので、未
反応の脱塩素剤が残っているうちはシャワーキャップ部
2の散水板5から噴出される浄水に塩素が残留すること
がない。そして、脱塩素剤が効率よく使用されるので、
浄化材13の寿命を延ばすことができる。
【0034】なお、図示例では、水流規制板16を入水
側端面14のみに設けているが、本発明の浄水カートリ
ッジはこの形態のものに限定はされず、水流規制板16
を出水側端面17のみに設けたもの;水流規制板16を
入水側端面14および出水側端面17に設けたものであ
っても構わない。水流規制板16を出水側端面17のみ
に設けた場合であっても、浄水の排出口の水流を規制す
ることによって、原水がケース12上方に形成されてい
る可能性のある空間を通過しにくくなり、短絡流を抑制
することができる。
【0035】また、図示例では、水流規制板16の通水
口15は円形であるが、本発明の浄水カートリッジにお
ける通水口の形状は、これに限定はされず、三角形、四
角形など多角形のものやそれらの形状のものが複数個中
央に集まったものであってもよい。この場合、多角形の
角にRを付け(角を丸くして)、筒体内への流れ込みを
スムーズにすることが好ましい。また、通水口15の位
置は、図示例のように水流規制板16の中央に限定され
ない。例えば、浄水シャワーのカートリッジ収納空間お
よび浄水カートリッジに、浄水カートリッジの円周方向
の回転を固定することができる、凸条と溝との組合せか
らなる係合手段などの位置決め機構が設けられている場
合において、通水口を水流規制板の下方に常に位置する
ようにできるのであれば、水流規制板の周縁付近に通水
口を設けてもよい。また、位置決め機構が設けられてい
る場合には、水流規制板を半円形として、これをケース
の端面の上方を覆うようにして設けてもよい。
【0036】また、通水口15の数も、図示例の1箇所
に限定はされず、ケース12上方に形成されている可能
性のある空間に原水を通さないように、水流規制板の複
数箇所に通水口を設けてもよい。通水口を複数箇所設け
る場合には、位置決めが必要ないように、水流規制板の
円周等分位置に設けることが好ましい。また、図7に示
すように、通水口15の周囲に、通水口15よりも小さ
くされた複数の通水口を設け、浄化材13を効率的に消
費させるようにしてもよい。これら通水口は、位置決め
が必要ないように、水流規制板の円周等分位置に設ける
ことが好ましい。
【0037】また、図示例では、水流規制板16は、浄
水カートリッジ9の入水側端面14に接着、融着等によ
って固定された状態となっているが、必ずしも水流規制
板を浄水カートリッジに固定する必要はない。例えば、
水流規制板の設けられていない、従来の浄水カートリッ
ジと、水流規制板単体とを、浄水シャワーのカートリッ
ジ収納空間に、浄水カートリッジの端面と水流規制板と
が隣接するように収納してもよい。このように、水流規
制板単体をオプションとして提供することによって、従
来の浄水カートリッジに本発明の浄水カートリッジと同
様の効果をもたらすことができる。
【0038】また、浄水カートリッジ9のケース12の
形状は、円筒状であるが、本発明の浄水カートリッジの
ケースの形状は、カートリッジ収納空間の形状によって
設定されるものであり、これに限定されることはない。
本発明の浄水カートリッジのケースの形状は、例えば、
角筒状のものであってもよい。ただし、強度などを考慮
した場合、ケースの形状は、円筒状が好ましい。また、
ケースとしては、ケース内部に収納された浄化材を取り
出し自在にするために、ケース前部とケース後部とに2
分割され、これらが着脱可能に連結されるケースを用い
ることも可能である。
【0039】また、前記切欠き21の代わりに、カート
リッジ収納空間の側壁22に当接し、カートリッジ収納
空間の側壁22とケース12との間に原水流路23を形
成する突起物をケース12の外周壁に設けてもよい。ま
た、本発明の浄水カートリッジは、浄水シャワー以外
に、浄水器などの浄水カートリッジとして使用すること
ができる。
【0040】
【実施例】以下、実施例を示す。図1に示すような、浄
水を噴出するシャワーキャップ部2と、このシャワーキ
ャップ部2に固定される3枚の王冠状の散水板5と、こ
のシャワーキャップ部2にねじ嵌合方式で着脱可能に連
結されるシャワー本体部8とから構成される浄水機能付
きシャワーヘッド1を用意した。
【0041】(実施例)この浄水機能付きシャワーヘッ
ド1のカートリッジ収納空間に、図2〜4に示すよう
な、円筒状のケース12と、該ケース12内に充填され
た浄化材13と、ケース12の入水側端面14に設けら
れ、かつ該入水側端面14よりもわずかに大きくされ
た、その中央に同心的な円形の通水口15を有する水流
規制板16とを有する浄水カートリッジ9を収納した。
【0042】ここで、浄化材13としては、粒径0.1
5〜0.7mmの粒状の亜硫酸カルシウム36gを使用
した。
【0043】この浄水機能付き浄水シャワーヘッド1を
シャワーホースに連結し、水温40℃、塩素濃度1pp
mの原水を0.01m3 /分で通水し、噴出口より噴出
される浄水中の残留塩素濃度を15分間隔で測定し、浄
化材13の寿命までの総通水量を測定した。ここで、浄
化材13の寿命は、浄水中の残留塩素濃度が0.5pp
mを超えた時点とした。測定の結果、浄化材13の寿命
までの総通水量は9m3 であった。
【0044】(比較例)図9および図10に示すよう
な、水流規制板が設けられていない浄水カートリッジ4
1を用いた以外は、実施例と同様にして浄化材43の寿
命までの総通水量を測定した。浄化材43における亜硫
酸カルシウムの量は、比較のため実施例での量と同じ量
とした。測定の結果、浄化材43の寿命までの総通水量
は5m3 であった。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浄水カー
トリッジは、筒体内に浄化材が充填された浄水カートリ
ッジにおいて、前記筒体の少なくとも一方の端面に、筒
体の端面の特定の部分に水を通過させるように、筒体内
へ進入する水または筒体から排出される水の水流の位置
を規制する水流規制板が設けられているので、使用中に
浄化材の片寄りによって内部に空間が生じても、原水を
浄化材全体に行き渡らせることができる。このことによ
り、浄化材を効率よく使用することができるようにな
り、浄水カートリッジの寿命が延びる。
【0046】また、前記水流規制板が、その中央に通水
口を有するものであれば、通水口の位置が常に中央に位
置した状態で、浄水シャワーのカートリッジ収納空間に
浄水カートリッジを収納でき、使用者が水流規制板の通
水口の位置を適切な位置に調整する必要がなく、浄水カ
ートリッジの収納を容易に行うことができる。また、浄
水シャワーのカートリッジ収納空間に収納された浄水カ
ートリッジが使用中に回転しても、通水口の位置を常に
中央に位置させることができる。
【0047】また、前記通水口の面積が、筒体の端面の
面積の5〜50%であれば、浄水の流量を十分確保しつ
つ、短絡流の発生を抑えることができる。また、本発明
の浄水カートリッジは、前記浄化材が、重力や流速の分
布によって片寄りやすい粉体または粒体である場合に、
特に有効である。
【0048】また、本発明の浄水カートリッジ用水流規
制板は、筒体内に浄化材が充填された浄水カートリッジ
の端面に隣接させて設ける板であって、前記筒体の端面
の特定の部分に水を通過させるように、筒体内へ進入す
る水または筒体から排出される水の水流の位置を規制す
るものであるので、これを浄水カートリッジの端面に隣
接させて設けた場合、浄水カートリッジの使用中に浄化
材の片寄りによって浄水カートリッジ内部に空間が生じ
ても、原水を浄化材全体に行き渡らせることができる。
このことにより、浄化材を効率よく使用することができ
るようになり、浄水カートリッジの能力を確保し寿命が
延びる。
【0049】また、本発明の浄水カートリッジ用水流規
制板が、前記筒体の端面とほぼ同じ大きさであり、その
中央に通水口を有するものであれば、通水口の位置が常
に中央に位置した状態で、浄水カートリッジに隣接させ
て設置でき、使用者が水流規制板の通水口の位置を適切
な位置に調整する必要がなく、水流規制板の設置を容易
に行うことができる。また、浄水カートリッジ用水流規
制板が使用中に回転しても、通水口の位置を常に中央に
位置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の浄水カートリッジを収納した浄水機
能付きシャワーヘッドの一例を示す断面図である。
【図2】 本発明の浄水カートリッジの一例を示す側面
図である。
【図3】 本発明の浄水カートリッジの一例を示す入水
面図である。
【図4】 本発明の浄水カートリッジの一例を示す出水
面図である。
【図5】 浄水機能付きシャワーヘッドのシャワーキャ
ップ部内部の一例を示す図である。
【図6】 浄水機能付きシャワーヘッドのシャワーヘッ
ド本体部内部の一例を示す図である。
【図7】 本発明の浄水カートリッジの他の例を示す入
水面図である。
【図8】 従来の浄水カートリッジを収納した浄水機能
付きシャワーヘッドの一例を示す断面図である。
【図9】 従来の浄水カートリッジの一例を示す側面図
である。
【図10】 従来の浄水カートリッジの一例を示す入出
水面図である。
【符号の説明】
9 浄水カートリッジ 12 ケース(筒体) 13 浄化材 14 入水側端面 15 通水口 16 水流規制板 17 出水側端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷崎 美江 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 瀬尾 孝志 兵庫県赤穂市坂越329番地 赤穂化成株式 会社内 (72)発明者 田淵 浩 兵庫県赤穂市坂越329番地 赤穂化成株式 会社内 Fターム(参考) 2D032 FA04 2D060 CC11 CD09 4D024 AA02 AB11 BA02 BB01 CA04 CA13 CA15 DA01 DB22 4D050 AA04 AB45 BA06 BC05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体内に浄化材が充填された浄水カート
    リッジにおいて、 前記筒体の少なくとも一方の端面に、筒体の端面の特定
    の部分に水を通過させるように、筒体内へ進入する水ま
    たは筒体から排出される水の水流の位置を規制する水流
    規制板が設けられていることを特徴とする浄水カートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】 前記水流規制板が、その中央に通水口を
    有するものであることを特徴とする請求項1記載の浄水
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記通水口の面積が、筒体の端面の面積
    の5〜50%であることを特徴とする請求項2記載の浄
    水カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記浄化材が、粉体または粒体であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載の
    浄水カートリッジ。
  5. 【請求項5】 筒体内に浄化材が充填された浄水カート
    リッジの端面に隣接させて設ける板であって、 前記筒体の端面の特定の部分に水を通過させるように、
    筒体内へ進入する水または筒体から排出される水の水流
    の位置を規制するものであることを特徴とする浄水カー
    トリッジ用水流規制板。
  6. 【請求項6】 前記筒体の端面とほぼ同じ大きさであ
    り、その中央に通水口を有するものであることを特徴と
    する請求項5記載の浄水カートリッジ用水流規制板。
  7. 【請求項7】 前記通水口の面積が、筒体の端面の面積
    の5〜50%であることを特徴とする請求項6記載の浄
    水カートリッジ用水流規制板。
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