JP2017192869A - 浄水カートリッジ及び浄水器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化されていても、圧力損失の過度な上昇を抑制しつつ、ショートパスの発生を抑制できる浄水カートリッジ及び浄水器を提供することを目的とする。【解決手段】カートリッジ本体10と、カートリッジ本体10内に形成された活性炭層12と、を備える浄水カートリッジであって、活性炭層12の総質量に対する100メッシュ以上の活性炭の合計質量の割合が25質量%以上であり、活性炭層12の高さが30mm以下であり、カートリッジ本体10が活性炭層12の上流側に接する多孔質弾性体18と下流側に接する仕切部材20と、を備え、仕切部材20が、フィルタ22と、フィルタ22の活性炭層12側の表面を2つ以上の区画に区切り、かつフィルタ22の活性炭層12側に露出する区切部26と、を備えている、浄水カートリッジ1。また、浄水カートリッジ1を備える浄水器。【選択図】図1

Description

本発明は、浄水カートリッジ及び浄水器に関する。
水道水に含まれる塩素などの不純物を除去することを目的とした浄水器が広く普及している。浄水器の設置形態としては、水栓の蛇口に取り付ける蛇口直結型、流し台の上に設置する据置型、流し台の下の収納キャビネット内に設置するアンダーシンク型(ビルトイン型)が知られている。特に蛇口直結型の浄水器では、高性能化及び小型化が求められている。
高性能な濾材としては、粉末状や繊維状の活性炭が成形されたブロック炭が知られている。しかし、ブロック炭は成形加工に手間がかかるためコストが高く、形状にも制約がある。一方、粒状や粉末状の活性炭は通水初期にカートリッジ本体内で舞い上がりやすく、ショートパスが発生しやすい。そのため、粒状や粉末状の活性炭を用いる場合は、該活性炭をカートリッジ本体内に細密充填できるように工夫する必要がある。
例えば、カートリッジ本体内における粒状の活性炭を充填した活性炭層の上流側に多孔質弾性体を配置し、活性炭の動きを抑制した浄水カートリッジを備える浄水器が提案されている(特許文献1)。また、カートリッジ本体内に粒状の活性炭と吸水性ポリマーとを混合して充填した浄水カートリッジを備える浄水器が提案されている。該浄水器では、通水した際に吸水性ポリマーが膨潤し、濾材層に空隙が生じることが抑制される(特許文献2)。
特開平9−57250号公報 特許第3495062号公報
特許文献1の浄水器では、小型化するために活性炭層の高さを低くすると、ショートパスが生じやすくなる。特許文献2の浄水器では、吸水性ポリマーが膨潤するために圧力損失が過度に高くなりやすい。
本発明は、小型化されていても、圧力損失の過度な上昇を抑制しつつ、ショートパスの発生を抑制できる浄水カートリッジ及び浄水器を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を有する浄水カートリッジ及び浄水器を提供する。
[1]カートリッジ本体と、前記カートリッジ本体内に形成された、粉末状の活性炭を含む活性炭層と、を備える浄水カートリッジであって、
前記活性炭層の総質量に対する100メッシュ以上の活性炭の合計質量の割合が25質量%以上であり、
前記活性炭層の高さが30mm以下であり、
前記カートリッジ本体が、筒状の胴部と、前記活性炭層の上流側に接する多孔質弾性体と、前記活性炭層の下流側に接する仕切部材と、を備え、
前記仕切部材が、フィルタと、前記フィルタの前記活性炭層側の表面を2つ以上の区画に区切り、かつ前記フィルタの前記活性炭層側に露出する区切部と、を備えている、浄水カートリッジ。
[2]前記胴部が円筒状であり、前記区切部が前記フィルタの中央部から放射状に延びるように設けられている、[1]に記載の浄水カートリッジ。
[3]前記カートリッジ本体における前記フィルタの下流側に中空糸膜モジュールが設けられている、[1]又は[2]に記載の浄水カートリッジ。
[4]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の浄水カートリッジを備える浄水器。
本発明の浄水カートリッジは、小型化されていても、圧力損失の過度な上昇を抑制しつつ、ショートパスの発生を抑制できる。
本発明の浄水器は、小型化されていても、圧力損失の過度な上昇を抑制しつつ、浄水カートリッジ内にショートパスが発生することを抑制できる。
本発明の浄水カートリッジの一例を示した断面図である。 図1の浄水カートリッジにおけるフィルタを示した図であり、図2(A)は平面図であり、図2(B)は図2(A)のフィルタのA−A断面図である。 本発明の浄水器の一例を示した斜視図である。 図3の浄水器のB−B断面図である。 図3の浄水器における切換弁の上部を開いた状態を示した図である。
[浄水カートリッジ]
以下、本発明の浄水カートリッジの一例を示して説明する。
本実施形態の浄水カートリッジ1は、図1に示すように、カートリッジ本体10と、カートリッジ本体10内に形成された活性炭層12と、中空糸膜モジュール14と、を備えている。
カートリッジ本体10は、円筒状の胴部16と、胴部16の第1開口端を閉じるように設けられた、原水が透過可能な焼結体からなる蓋体17と、胴部16内における蓋体17の下側に設けられた多孔質弾性体18と、胴部16内における高さ方向の中間部分に設けられた仕切部材20と、を備えている。胴部16の内壁面には、高さ方向の中間部分から下側の内径が上側の内径よりも小さくなるように段差が形成されている。仕切部材20は、この胴部16の内壁面の段差部分に上側から嵌め込まれて設置されている。
カートリッジ本体10内には、仕切部材20によって上下2段に濾材を収容できるようになっている。カートリッジ本体10内における仕切部材20よりも上側に活性炭層12が形成されている。活性炭層12の下流側には仕切部材20が接している。活性炭層12の上流側には多孔質弾性体18が接している。活性炭層12の上流側に多孔質弾性体18が接していることで、通水時や振動が加わった場合などに活性炭が舞い上がってショートパスが形成されることが抑制される。
多孔質弾性体としては、弾性を有し、活性炭が通過せず、水が通り抜ける多孔質なものであればよい。多孔質弾性体の具体例としては、例えば、ポリウレタン樹脂等の合成樹脂製のスポンジや、海綿等が挙げられる。多孔質弾性体の形態は、活性炭の動きを抑制できるものであればよく、例えば、シート状、板状、ブロック状等が挙げられる。
仕切部材20は、図1、図2(A)及び図2(B)に示すように、平面視形状が円形状のフィルタ22と、フィルタ22の外周縁部を支持する円環状の枠部24と、枠部24の内側を4つの区画に区切る区切部26と、を備えている。
区切部26は、棒状の第1区切部26aと第2区切部26bとを備え、それら第1区切部26aと第2区切部26bが平面視で垂直に交差するように設けられている。これにより、区切部26の形状は、円環状の枠部24の中央に位置する、第1区切部26aと第2区切部26bが交差した部分である中央部26cから、枠部24に向かって第1区切部26aと第2区切部26bが放射状に延びる形状になっている。この例の区切部26は、フィルタ22の上流側と下流側が同形状になっており、フィルタ22を挟み込むようにして支持している。
仕切部材20においては、フィルタ22の活性炭層12側の表面が区切部26によって4つの均等な区画に区切られている。また、フィルタ22の活性炭層12が配置される側において、区切部26が露出した状態になっている。理由は明らかでないが、このように区切部が活性炭層側に露出した状態で、フィルタの活性炭層側の表面が該区切部によって2以上の区画に区切られることで、通水時にショートパスが生じることが抑制される。
本発明では、この例のように、円筒状の胴部を有するカートリッジ本体において、フィルタの中央部分から放射状に延びるように区切部が形成された仕切部材が設けられていることが好ましい。カートリッジ本体が円筒状の場合は、原水は活性炭層の中心軸近傍を通りやすい。上記のような態様では、仕切部材における原水が通りやすい中心軸に相当する中央部に区切部が存在しているため、活性炭層を通る原水の通り道が2つ以上に分かれやすくなる。理由は明らかでないが、これにより通水時にショートパスが生じることを抑制する効果がさらに高くなる。
この例では、区切部26における活性炭層12側に露出した部分とフィルタ22との境界部分に段差が形成されている。本発明では、このように仕切部材における活性炭層側で区切部とフィルタに段差が形成されていることが好ましい。これにより、通水時にショートパスが生じることを抑制する効果がより高くなる。
区切部とフィルタとの活性炭層側における段差d(図2(B))の高さは、1mm以上が好ましく、1〜2mmがより好ましく、1〜1.5mmがさらに好ましい。段差dが前記下限値以上であれば、通水時にショートパスが生じることを抑制する効果がより高くなる。また、仕切部材の製造が容易になる。段差dが前記上限値以下であれば、ショートパスが生じることを抑制する効果が得られやすい。
なお、仕切部材においては、活性炭層側で区切部とフィルタが面一になっていてもよい。
枠部及び区切部の材質としては、特に限定されず、例えば、量産に向く合成樹脂、例えば、ABS樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリプロピレン、ポリスチレン、MS樹脂、ナイロン樹脂、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリスルフォン、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、変成PPE等を使用することができる。
フィルタとしては、活性炭が通過せず、水が通り抜ける多孔質なものであればよい。フィルタの具体例としては、例えば、不織布や、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂等の合成樹脂製の多孔質樹脂シート等が挙げられる。
活性炭層12は、100メッシュ以上の活性炭(以下、活性炭(a)ともいう。)を含む層である。100メッシュ以上の活性炭とは、100メッシュ(目開き0.150mm)の篩を通過する粒径の粉末状の活性炭を意味する。活性炭層12には、100メッシュ未満の活性炭が含まれていてもよい。
活性炭層の総質量に対する活性炭(a)の合計質量の割合は、25質量%以上であり、25〜70質量%が好ましく、25〜45質量%がより好ましい。活性炭(a)の割合が前記下限値以上であれば、通水時にショートパスが生じることが抑制される。活性炭(a)の割合が前記上限値以下であれば、ショートパスが生じることを抑制する効果が得られやすい。
活性炭の種類としては、例えば、植物質(木材、セルロース、のこくず、木炭、椰子殻炭、素灰等)、石炭質(泥炭、亜炭、褐炭、瀝青炭、無煙炭、タール等)、石油質(石油残渣、硫酸スラッジ、オイルカーボン等)、パルプ廃液、合成樹脂等を炭化したもの等が挙げられる。活性炭としては、必要に応じてガス賦活(水蒸気、二酸化炭素、空気等)したもの、薬品賦活(塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛、リン酸、硫酸、カセイソーダ、水酸化カリウム等)したもの等を使用してもよい。
活性炭には、銀が付着しているか、又は混合されていることが好ましい。これにより、活性炭における細菌の繁殖が抑制されやすい。
活性炭層の高さH(図1)は、30mm以下であり、15〜30mmが好ましく、20〜30mmがより好ましい。活性炭層の高さHが上限値以下であれば、浄水カートリッジがコンパクトになるため、浄水器が充分に小型化できる。活性炭層の高さHが下限値以上であれば、充分な浄化性能を得ることが容易になる。
浄水カートリッジ1では、カートリッジ本体10内における仕切部材20よりも下側に、中空糸膜モジュール14が設けられている。この例の中空糸膜モジュール14は、中空糸膜束28と、センターチューブ30と、ポッティング部32と、を備えている。
中空糸膜束28は、多数本の中空糸膜28aがU字状に曲げられた状態で平面視での中央部から放射状に配置されることで略円柱状に形成されている。中空糸膜束28は、各中空糸膜28aの折り曲げ部が仕切部材20側を向くように配置されている。センターチューブ30は、中空糸膜束28の中央部に挿入されている。ポッティング部32は、胴部16における第2開口端を閉じるように、かつ中空糸膜束28の下端部とセンターチューブ30の下端部とを胴部16に固定するように形成されている。ポッティング部32の外面32aにおいては、各中空糸膜28aの端部が開口した状態で露出している。
中空糸膜の材質としては、浄水器に用いられる公知の材質を採用でき、例えば、セルロース系、ポリオレフィン系(ポリエチレン系)、ポリビニルアルコール系、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)系、ポリスルフォン系等が挙げられる。なかでも、ポリエチレン系の中空糸膜は特に強伸度が高く、U字状に曲げる際に屈曲半径rを小さくして曲率を大きくしやすい点で好ましい。
センターチューブの材質は、特に限定されず、例えば、枠部及び区切部の材質として挙げた樹脂と同じものが挙げられる。
ポッティング部を形成するポッティング材としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン系充填材、各種ホットメルト樹脂等が挙げられる。
浄水カートリッジ1においては、原水がカートリッジ本体10における胴部16の第1開口端側に配置された蓋体17、多孔質弾性体18を通りぬけてカートリッジ本体10内に浸入する。そして、カートリッジ本体10内に入った原水は、活性炭層12中を通り、仕切部材20におけるフィルタ22の部分から中空糸膜モジュール14側へと通過する。その後、さらに中空糸膜モジュール14によって濾過処理された浄水が、ポッティング部32の外面32aにおける各中空糸膜28aの開口端から流出する。
本発明の浄水カートリッジの製造方法は、特に限定されず、公知の成形方法等を利用することができる。仕切部材の製造方法としては、例えば、金型内にフィルタを配置した状態で射出成形により枠部及び区切部を成形する方法等が挙げられる。
以上説明したように、本発明の浄水カートリッジでは、活性炭(a)を特定の割合で含む高さ30mm以下の活性炭層の上流側に多孔質弾性体が配置されている。また、活性炭層の下流側に、活性炭層側に露出した状態の区切部でフィルタ表面が区切られた仕切部材が配置されている。これらにより、本発明の浄水カートリッジは、小型化されていても、ショートパスの発生を抑制することができる。また、活性炭層に吸水性ポリマーを混合する必要がないため、圧力損失の過度な上昇も抑制することができる。
なお、本発明の浄水カートリッジは、前記した浄水カートリッジ1には限定されない。例えば、カートリッジ本体は円筒状でなくてもよく、例えば四角筒状等であってもよい。また、仕切部材には枠部がなくてもよく、枠部に部分的な欠けがあってもよい。
本発明の浄水カートリッジは、中空糸膜モジュールを備えず、濾材として活性炭層のみを備えるものであってもよい。本発明の浄水カートリッジは、活性炭層に加えて、中空糸膜モジュール以外の濾材を備えるものであってもよい。
[浄水器]
本発明の浄水器は、本発明の浄水カートリッジを備える浄水器である。本発明の浄水器は、本発明の浄水カートリッジを備える以外は、公知の態様を採用できる。以下、本発明の浄水器の一例について、図3、図4、図5(A)及び図5(B)に基づいて説明する。
本実施形態の浄水器100は、切換弁110と、浄水機能を有する浄水処理部112と、切換弁110と浄水処理部112とを接続している接続部114と、を備えている。浄水器100は、水道の蛇口に装着された状態で、供給される原水をそのまま流出させるか、又は浄化して浄水として流出させることができるものである。以下、便宜上、切換弁110が浄水処理部112の左側に位置する状態における、切換弁110の前面側の部分を第1面部110a、背面側の部分を第2面部110bという。
切換弁110は、切換弁本体116と、切換回転軸118と、切換操作部120と、アダプタ122と、締付リング124と、ストレーナ126と、パッキン128と、支持部材130と、を備えている。
切換弁本体116の上部には、上端が開口した有底の円筒状の上部筒部134が設けられている。上部筒部134内には、上端の開口を通じて内部に流体が流入する流入室132が形成されている。図5(A)及び図5(B)に示すように、流入室132の底部には、平面視で、浄水処理部112寄りに円形状の第1流路136が形成されており、第1流路136よりも浄水処理部112から遠い側の第2面部110b寄りに第2流路138が形成されている。
流入室132内には、浄水処理部112から遠い側に、軸方向が鉛直方向となるように設けられ、平面視において所定の角度範囲内で往復回転運動する切換回転軸118が設けられている。切換回転軸118の上端部には、平面視で浄水処理部112側に延びる棒状部材140が接続されている。また、棒状部材140の先端部には、第1流路136又は第2流路138を塞ぐ円柱状の弁体142が設けられている。切換回転軸118が往復回転運動し、それによって弁体142が第1流路136又は第2流路138のいずれかの流路上に配置されることで、該流路が塞がれるようになっている。
上部筒部134の内側における流入室132の上部には、中央に円形の開口が形成された円環状の平板からなる支持部材130と、ストレーナ126と、中央に円形の開口が形成された円環状のパッキン128が下からこの順に設置されている。ストレーナ126は、蛇口から供給される原水中に含まれる粗いごみを捕捉するための網状部材であり、支持部材130とパッキン128によって挟持されることで保持されている。
切換弁本体116における上部筒部134の直下には、流入室132から第2流路138を通って原水が流入してくる原水貯液室144が形成されている。切換弁本体116の底面には、複数のシャワー吐水口146が特定のパターンで形成されている。第2流路138を通じて原水貯液室144へと流入してきた流体は、複数のシャワー吐水口146からシャワー状に流出される。
切換弁本体116における上部筒部134の径方向の外側には、上部筒部134を囲うように円筒状の切換操作部120が設けられている。切換操作部120は、上端に向かうにつれて縮径した形状になっている。切換操作部120は、その回転軸が、切換弁110が蛇口に設置された状態で鉛直方向である、所定の角度範囲で往復回転運動する回転式の部材である。すなわち、切換操作部120は、上部筒部134の周囲を往復回転運動するようになっている。
切換操作部120を往復回転運動させることで、切換回転軸118が往復回転運動する機構になっている。例えば、平面視で切換操作部120を右回転させることで切換回転軸118が右回転して第1流路136が塞がれ(図5(B))、切換操作部120を左回転させることで切換回転軸118が左回転して第2流路138が塞がれる(図5(A))機構が挙げられる。
この例では、切換操作部120の外周面120aにおける、平面視において中心軸に対して対向する位置に、外周面120aから突出する凸部からなる操作部150a,150bが設けられている。操作部150a,150bが設けられていることで、切換操作部120を往復回転運動させることが容易になる。
切換弁本体116の上部筒部134の切換操作部120よりも上方には、螺合により締付リング124が装着されている。締付リング124は、円筒状の筒部124aと、筒部124aの上端から内側に向かって突出する円環状の突出部124bとを備えており、突出部124bの内側に開口が形成されている。また、筒部124aの内周面には、上部筒部134の外周面の上部に形成されたネジ溝134aに対応するネジ溝124cが形成されている。
切換弁本体116の上部筒部134に締付リング124を装着する際には、締付リング124の内側におけるパッキン128上にアダプタ122が配置される。これらの切換弁本体116の上部筒部134、締付リング124、パッキン128、アダプタ122により、蛇口接続部148が形成されている。このように、切換弁110では、切換操作部120上に蛇口と接続される蛇口接続部148が設けられている。
アダプタ122は、中央に開口が形成された円環状の上面部122aと、上面部122aの外周縁から全周にわたって垂下された円環状の突出部122bと、突出部122bから全周にわたって外側に張り出すように設けられた張出部122cと、を備えている。また、アダプタ122は、縦方向に切れ目122dが形成されることで変形するようになっており、切れ目122dから開いて水道の蛇口を囲うように装着できるようになっている。張出部122cを下にしてアダプタ122を水道の蛇口に装着したときには、蛇口の下端部から外側に張り出すフランジ部がアダプタ122の突出部122bの内側に位置し、該フランジ部の上側にアダプタ122の上面部122aが引っ掛かった状態となる。
締付リング124内に蛇口を一旦通し、張出部122cを下にしてアダプタ122を水道の蛇口に装着し、上部筒部134の内側に配置されたパッキン128上にそのアダプタ122が配置されるようにした状態で、上部筒部134に締付リング124を螺合装着する。このとき、アダプタ122の張出部122cが締付リング124の突出部124bとパッキン128に挟持されることで保持される。これにより、切換弁110が水道の蛇口に取り付けられる。
浄水処理部112は、土台部分152と、土台部分152上に設けられた円筒状の浄水カートリッジ1と、浄水カートリッジ1を覆うように土台部分152に設けられた有蓋円筒状のカバー部材156と、を備えている。浄水処理部112のカバー部材156内における浄水カートリッジ1の外側には、切換弁110における第1流路136と連通する原水流路162が、浄水カートリッジ1の下方から上方まで形成されている。
浄水カートリッジ1の下方には、浄水カートリッジ1の底部から下方に突出するように流出管176が接続されており、活性炭層12中及び中空糸膜モジュール14で浄化された浄水が流入するようになっている。流出管176の下端は土台部分152の底面と面一になっており、流出管176の下端の開口が、浄水が流出される浄水流出口176aとなっている。
接続部114は、切換弁110と浄水処理部112とを接続する部分である。接続部114の態様は、その内部で第1流路136と原水流路162が繋がっていればよく、それ以外は特に限定されない。
浄水器100における各部分の材質は、特に限定されず、公知の材質が挙げられる。例えば、量産に向く合成樹脂、例えば、透明ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂、ポリプロピレン、ポリスチレン、MS樹脂、透明ナイロン樹脂、ポリ−4−メチルペンテン−1等を使用することができる。
浄水器100においては、平面視で切換操作部120を右回転させることで、切換回転軸118が右回転して第1流路136が塞がれる。この状態では、蛇口から供給されて流入室132内に流入してきた原水は、第2流路138を通じて原水貯液室144へと流れ、複数のシャワー吐水口146からシャワー状に流出される。
また、平面視で切換操作部120を左回転させることで、切換回転軸118が左回転して第2流路138が塞がれる。この状態では、蛇口から供給されて流入室132内に流入してきた原水は、第1流路136を通じて接続部114から浄水処理部112内に入り、原水流路162を通じて浄水カートリッジ1内に上方から流入する。そして、浄水カートリッジ1内において原水が活性炭層12と中空糸膜モジュール14によって順に浄化され、浄化された浄水が流出管176を通って浄水流出口176aから流出される。
以上説明した本発明の浄水器は、本発明の浄水カートリッジを備えるため、小型化されていても、圧力損失の過度な上昇が抑制されるうえ、浄水カートリッジ内にショートパスが発生することも抑制される。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[浄水性能の評価]
各例で得た浄水カートリッジに対して、JIS S3201に準拠した総トリハロメタン除去性能試験を実施した。浄水カートリッジへの通水は、仕切部材が配置された側と反対側から1.6L/分の流量で行った。評価は以下の基準に従って行った。
○:トリハロメタン除去性能が80%以上である。
△:トリハロメタン除去性能が75%以上80%未満である。
×:トリハロメタン除去性能が75%未満である。
[活性炭]
使用した活性炭A〜Cを以下に示す。
活性炭A:活性炭を60メッシュ(目開き0.250mm)の篩と150メッシュ(目開き0.106mm)の篩により順に分級し、150メッシュの篩の上に残った活性炭。活性炭層の総質量に対する100メッシュ以上の活性炭(a)の合計質量の割合は45質量%であった。
活性炭B:活性炭を80メッシュ(目開き0.180mm)の篩と200メッシュ(目開き0.075mm)の篩により順に分級し、200メッシュの篩の上に残った活性炭。活性炭層の総質量に対する100メッシュ以上の活性炭(a)の合計質量の割合は28質量%であった。
活性炭C:活性炭を50メッシュ(目開き0.300mm)の篩と100メッシュ(目開き0.150mm)の篩により順に分級し、100メッシュの篩の上に残った活性炭。活性炭層の総質量に対する100メッシュ以上の活性炭(a)の合計質量の割合は0.5質量%未満である。
[実施例1]
直径46mmの円筒状のケースの一方の開口端側に図2(A)及び図2(B)に例示した態様の仕切部材を設置し、その上に活性炭Aを充填して活性炭層を形成した。該活性炭層の高さ(積層高)は30mmとした。仕切部材のフィルタとしては、250メッシュのPET樹脂製の網状織物を用いた。区切部とフィルタとの活性炭層側における段差dの高さは1.5mmとした。活性炭層の上側には、該活性炭層に接するように多孔質弾性体として不織布を配置し、浄水カートリッジを得た。
また、活性炭層の高さH(積層高)を25mm、20mm、15mmとした以外は、上記と同様の態様の浄水カートリッジも作製した。
[比較例1]
仕切部材の代わりに、区切部がないフィルタ部材を配置した以外は、実施例1と同様にして4つの浄水カートリッジを作製した。
[比較例2]
多孔質弾性体を配置しなかった以外は、実施例1と同様にして4つの浄水カートリッジを作製した。
活性炭Aを使用した実施例1及び比較例1、2の評価結果を表1に示す。
Figure 2017192869
表1に示すように、本発明の浄水カートリッジである実施例1では、ショートパスの発生が抑制されることで、優れた浄水性能が得られた。また、実施例1においては、活性炭層の高さHが20mm以上の浄水カートリッジでより優れた浄水性能が得られた。一方、仕切部材又は多孔質弾性体のいずれか一方が配置されなかった比較例1、2では、ショートパスが発生して充分な浄水性能が得られなかった。
[実施例2]
活性炭Aの代わりに活性炭Bを使用した以外は、実施例1と同様にして4つの浄水カートリッジを作製した。
[比較例3]
活性炭Aの代わりに活性炭Bを使用し、仕切部材の代わりに、区切部がないフィルタ部材を配置した以外は、実施例1と同様にして4つの浄水カートリッジを作製した。
活性炭Bを使用した実施例2及び比較例3の評価結果を表2に示す。
Figure 2017192869
表2に示すように、本発明の浄水カートリッジである実施例2では、ショートパスの発生が抑制されることで、優れた浄水性能が得られた。また、実施例2においては、活性炭層の高さHが20mm以上の浄水カートリッジでより優れた浄水性能が得られた。一方、仕切部材が配置されなかった比較例3では、ショートパスが発生して充分な浄水性能が得られなかった。
[比較例4]
活性炭Aの代わりに活性炭Cを使用し、仕切部材の代わりに、区切部がないフィルタ部材を配置した以外は、実施例1と同様にして、活性炭層の高さH(積層高)を25mm、20mm、15mmとした3つの浄水カートリッジを作製した。
[比較例5]
活性炭Aの代わりに活性炭Cを使用し、多孔質弾性体を配置しなかった以外は、実施例1と同様にして、活性炭層の高さH(積層高)を25mm、20mm、15mmとした3つの浄水カートリッジを作製した。
[比較例6]
活性炭Aの代わりに活性炭Cを使用した以外は、実施例1と同様にして、活性炭層の高さH(積層高)を25mm、20mm、15mmとした3つの浄水カートリッジを作製した。
活性炭Bを使用した比較例4〜6の評価結果を表3に示す。
Figure 2017192869
表3に示すように、活性炭層が100メッシュ以上の活性炭を含まず、仕切部材又は多孔質弾性体のいずれか一方が配置されなかった比較例4、5では、ショートパスが発生して充分な浄水性能が得られなかった。また、活性炭層が100メッシュ以上の活性炭を含まない比較例6では、仕切部材及び多孔質弾性体の両方が配置されているにもかかわらず、ショートパスが発生して充分な浄水性能が得られなかった。
1 浄水カートリッジ
10 カートリッジ本体
12 活性炭層
14 中空糸膜モジュール
16 胴部
18 多孔質弾性体
20 仕切部材
22 フィルタ
24 枠部
26 区切部
100 浄水器

Claims (4)

  1. カートリッジ本体と、前記カートリッジ本体内に形成された、粉末状の活性炭を含む活性炭層と、を備える浄水カートリッジであって、
    前記活性炭層の総質量に対する100メッシュ以上の活性炭の合計質量の割合が25質量%以上であり、
    前記活性炭層の高さが30mm以下であり、
    前記カートリッジ本体が、筒状の胴部と、前記活性炭層の上流側に接する多孔質弾性体と、前記活性炭層の下流側に接する仕切部材と、を備え、
    前記仕切部材が、フィルタと、前記フィルタの前記活性炭層側の表面を2つ以上の区画に区切り、かつ前記フィルタの前記活性炭層側に露出する区切部と、を備えている、浄水カートリッジ。
  2. 前記胴部が円筒状であり、前記区切部が前記フィルタの中央部から放射状に延びるように設けられている、請求項1に記載の浄水カートリッジ。
  3. 前記カートリッジ本体における前記フィルタの下流側に中空糸膜モジュールが設けられている、請求項1又は2に記載の浄水カートリッジ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の浄水カートリッジを備える浄水器。
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