JP2017192869A - 浄水カートリッジ及び浄水器 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]カートリッジ本体と、前記カートリッジ本体内に形成された、粉末状の活性炭を含む活性炭層と、を備える浄水カートリッジであって、
前記活性炭層の総質量に対する100メッシュ以上の活性炭の合計質量の割合が25質量%以上であり、
前記活性炭層の高さが30mm以下であり、
前記カートリッジ本体が、筒状の胴部と、前記活性炭層の上流側に接する多孔質弾性体と、前記活性炭層の下流側に接する仕切部材と、を備え、
前記仕切部材が、フィルタと、前記フィルタの前記活性炭層側の表面を2つ以上の区画に区切り、かつ前記フィルタの前記活性炭層側に露出する区切部と、を備えている、浄水カートリッジ。
[2]前記胴部が円筒状であり、前記区切部が前記フィルタの中央部から放射状に延びるように設けられている、[1]に記載の浄水カートリッジ。
[3]前記カートリッジ本体における前記フィルタの下流側に中空糸膜モジュールが設けられている、[1]又は[2]に記載の浄水カートリッジ。
[4]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の浄水カートリッジを備える浄水器。
本発明の浄水器は、小型化されていても、圧力損失の過度な上昇を抑制しつつ、浄水カートリッジ内にショートパスが発生することを抑制できる。
以下、本発明の浄水カートリッジの一例を示して説明する。
本実施形態の浄水カートリッジ1は、図1に示すように、カートリッジ本体10と、カートリッジ本体10内に形成された活性炭層12と、中空糸膜モジュール14と、を備えている。
なお、仕切部材においては、活性炭層側で区切部とフィルタが面一になっていてもよい。
活性炭には、銀が付着しているか、又は混合されていることが好ましい。これにより、活性炭における細菌の繁殖が抑制されやすい。
ポッティング部を形成するポッティング材としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン系充填材、各種ホットメルト樹脂等が挙げられる。
本発明の浄水カートリッジは、中空糸膜モジュールを備えず、濾材として活性炭層のみを備えるものであってもよい。本発明の浄水カートリッジは、活性炭層に加えて、中空糸膜モジュール以外の濾材を備えるものであってもよい。
本発明の浄水器は、本発明の浄水カートリッジを備える浄水器である。本発明の浄水器は、本発明の浄水カートリッジを備える以外は、公知の態様を採用できる。以下、本発明の浄水器の一例について、図3、図4、図5(A)及び図5(B)に基づいて説明する。
[浄水性能の評価]
各例で得た浄水カートリッジに対して、JIS S3201に準拠した総トリハロメタン除去性能試験を実施した。浄水カートリッジへの通水は、仕切部材が配置された側と反対側から1.6L/分の流量で行った。評価は以下の基準に従って行った。
○:トリハロメタン除去性能が80%以上である。
△:トリハロメタン除去性能が75%以上80%未満である。
×:トリハロメタン除去性能が75%未満である。
使用した活性炭A〜Cを以下に示す。
活性炭A:活性炭を60メッシュ(目開き0.250mm)の篩と150メッシュ(目開き0.106mm)の篩により順に分級し、150メッシュの篩の上に残った活性炭。活性炭層の総質量に対する100メッシュ以上の活性炭(a)の合計質量の割合は45質量%であった。
直径46mmの円筒状のケースの一方の開口端側に図2(A)及び図2(B)に例示した態様の仕切部材を設置し、その上に活性炭Aを充填して活性炭層を形成した。該活性炭層の高さ(積層高)は30mmとした。仕切部材のフィルタとしては、250メッシュのPET樹脂製の網状織物を用いた。区切部とフィルタとの活性炭層側における段差dの高さは1.5mmとした。活性炭層の上側には、該活性炭層に接するように多孔質弾性体として不織布を配置し、浄水カートリッジを得た。
また、活性炭層の高さH(積層高)を25mm、20mm、15mmとした以外は、上記と同様の態様の浄水カートリッジも作製した。
仕切部材の代わりに、区切部がないフィルタ部材を配置した以外は、実施例1と同様にして4つの浄水カートリッジを作製した。
多孔質弾性体を配置しなかった以外は、実施例1と同様にして4つの浄水カートリッジを作製した。
活性炭Aの代わりに活性炭Bを使用した以外は、実施例1と同様にして4つの浄水カートリッジを作製した。
活性炭Aの代わりに活性炭Bを使用し、仕切部材の代わりに、区切部がないフィルタ部材を配置した以外は、実施例1と同様にして4つの浄水カートリッジを作製した。
活性炭Aの代わりに活性炭Cを使用し、仕切部材の代わりに、区切部がないフィルタ部材を配置した以外は、実施例1と同様にして、活性炭層の高さH(積層高)を25mm、20mm、15mmとした3つの浄水カートリッジを作製した。
活性炭Aの代わりに活性炭Cを使用し、多孔質弾性体を配置しなかった以外は、実施例1と同様にして、活性炭層の高さH(積層高)を25mm、20mm、15mmとした3つの浄水カートリッジを作製した。
活性炭Aの代わりに活性炭Cを使用した以外は、実施例1と同様にして、活性炭層の高さH(積層高)を25mm、20mm、15mmとした3つの浄水カートリッジを作製した。
10 カートリッジ本体
12 活性炭層
14 中空糸膜モジュール
16 胴部
18 多孔質弾性体
20 仕切部材
22 フィルタ
24 枠部
26 区切部
100 浄水器
Claims (4)
- カートリッジ本体と、前記カートリッジ本体内に形成された、粉末状の活性炭を含む活性炭層と、を備える浄水カートリッジであって、
前記活性炭層の総質量に対する100メッシュ以上の活性炭の合計質量の割合が25質量%以上であり、
前記活性炭層の高さが30mm以下であり、
前記カートリッジ本体が、筒状の胴部と、前記活性炭層の上流側に接する多孔質弾性体と、前記活性炭層の下流側に接する仕切部材と、を備え、
前記仕切部材が、フィルタと、前記フィルタの前記活性炭層側の表面を2つ以上の区画に区切り、かつ前記フィルタの前記活性炭層側に露出する区切部と、を備えている、浄水カートリッジ。 - 前記胴部が円筒状であり、前記区切部が前記フィルタの中央部から放射状に延びるように設けられている、請求項1に記載の浄水カートリッジ。
- 前記カートリッジ本体における前記フィルタの下流側に中空糸膜モジュールが設けられている、請求項1又は2に記載の浄水カートリッジ。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の浄水カートリッジを備える浄水器。
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