JP2002278800A - 監視装置およびその方法 - Google Patents

監視装置およびその方法

Info

Publication number
JP2002278800A
JP2002278800A JP2001080634A JP2001080634A JP2002278800A JP 2002278800 A JP2002278800 A JP 2002278800A JP 2001080634 A JP2001080634 A JP 2001080634A JP 2001080634 A JP2001080634 A JP 2001080634A JP 2002278800 A JP2002278800 A JP 2002278800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
monitoring
access
state
response
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001080634A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ezawa
孝 江澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2001080634A priority Critical patent/JP2002278800A/ja
Publication of JP2002278800A publication Critical patent/JP2002278800A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被制御基板の故障をアクセス中であっても正
確に検出することのできる監視装置およびその方法の提
供。 【解決手段】 監視装置10は、アドレスデコーダ12から
の出力信号124をアクセス期間監視部14と認識応答出力
回路20に供給し、アクセス期間監視部14でアクセスの開
始からACK信号の受信までを出力信号148で表し、状態監
視回路18で実装情報130に応じた出力信号132を出力し、
状態認識回路16は出力信号148, 132から所定の状態にあ
るかを示す認識信号150を認識応答出力回路20に供給
し、認識信号150と出力信号124とに応じたアクセス抜去
ACK信号152を生成して、アクセス抜去ACK信号152を出力
することにより、被伝送制御部32の基板がアクセス中に
どのような状態にあるかを搭載装置に知らせることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視装置に関し、
たとえば、伝送装置等における被制御対象の状態を制御
側で監視する場合に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】伝送装置には、伝送における制御部と被
制御部とがあり、これらは制御基板と被制御基板に含ま
れている。被制御基板は、制御基板からのアクセス制御
により制御されている。このアクセス制御は、バスを用
いてアクセスイネーブル信号を被制御基板に供給して行
われる。この制御方法では、アクセス制御した際に、た
とえばプロセッサから対象のデバイスへのアクセス完了
を示す応答信号(ACK信号)が確認に使用される。この応
答確認型の制御方法を用いると、制御は個々のアクセス
が不均一な場合に効率的にバスサイクルを完了させるこ
とができるので、有効なことが知られている。
【0003】制御基板と被制御基板には、応答確認型の
制御の有効性を発揮させるためにACK生成回路がともに
含まれている。ACK生成回路とは、本来 ACK応答機能を
持たない部品やデバイス等がアクセスの完了タイミング
で ACK信号を出力したようにこれらに代わって生成する
回路である。
【0004】また、伝送装置において被制御基板は、た
とえば保守上等の理由から通常運転のまま抜去される場
合がある。いわゆる、活性挿抜である。伝送装置は制御
基板側のプロセッサで被制御基板の実装情報の信号レベ
ルから被制御基板の実装/抜去状態を識別している。
【0005】このようなファームウェアにおけるアクセ
ス手順は、制御基板で被制御基板の実装(接続)を確認
した後に、たとえばターゲットデバイスへのアクセスを
実行する。次に、この実行にともない制御側では被制御
基板からアクセスに対して供給される ACK信号の受信を
監視して被制御基板の故障を検出している。制御側の基
板では、各アクセス実行に対してこの監視を行ってい
る。伝送装置は、所定の応答時間を経過しても ACK信号
の応答がないとき被制御基板に異常検出されたものと
し、故障と判定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この装置
は、上述したファームウェア手順を順守して被制御基板
の実装/抜去状態を識別してアクセスしても、実際には
被制御基板へのアクセスタイミングと被制御基板の抜去
のタイミングとが競合する場合がある。この場合、伝送
装置は被制御基板から ACK信号の応答が得られなくなる
ことがある。このとき、伝送装置は監視結果として故障
に見えることから正確に故障を検出できないということ
があった。このような問題を避けるために、伝送装置で
は、被制御基板を抜去する前に、あらかじめ被制御基板
へのアクセスを停止する手順の実行が検討されている。
しかしながら、伝送装置が抜去する被制御基板へのアク
セス停止する手順を設けることは、システム上問題があ
った。
【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、被制御基板の故障をアクセス中であっても正確に検
出することのできる監視装置およびその方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、被制御対象に対してアクセス制御する制
御装置が被制御対象から供給されるアクセスに対する応
答信号を基に動作状態を判定する監視装置において、こ
の監視装置は、被制御対象に対するアクセス状態の監視
結果である第1監視信号を出力する第1監視手段と、第
1監視信号および応答信号を基にアクセスの開始から応
答信号の受信(または処理完了)までの期間が示す信号
を期間検出信号として検出する応答検出手段と、被制御
対象の状態変化に応じた監視結果である第2監視信号を
出力する第2監視手段と、期間検出信号および第2監視
信号から所定の状態にあるかどうかの認識結果である認
識信号を出力する状態認識手段と、第1監視信号および
認識信号を基にアクセス中の状態における応答信号を生
成する監視応答生成手段とを含むことを特徴とする。
【0009】本発明の監視装置は、第1監視手段から第
1監視信号を応答検出手段および監視応答生成手段に供
給し、応答検出手段でアクセスの開始から応答信号の受
信までを期間検出信号で表し、第2監視手段で状態変化
に応じた第2監視信号を出力し、状態認識手段は期間検
出信号および第2監視信号から所定の状態にあるかを示
す認識信号を監視応答生成手段に供給しこの認識信号と
第1監視信号とに応じた応答信号を生成して出力するこ
とにより、この応答信号が被制御対象のどんな状態でア
クセス中であるかを知ることができる。
【0010】本発明は上述の課題を解決するために、被
制御対象に対するアクセス制御が被制御対象から供給さ
れるアクセスに対する応答信号を基に動作状態を判定す
る監視方法において、この方法は、被制御対象に対する
アクセス状態の監視結果である第1監視信号を出力する
第1の工程と、被制御対象の状態を示す信号が供給さ
れ、この状態信号の変化を監視した結果である第2監視
信号を出力する第2の工程と、第1監視信号および応答
信号を基にアクセスの開始から応答信号の受信までの期
間が示す信号を期間検出信号として出力する第3の工程
と、期間検出信号および第2監視信号から所定の状態に
あるかどうかの認識結果である認識信号を出力する第4
の工程と、第1監視信号のレベルに応じてアクセス時の
監視を完了させ、認識信号を基にアクセス中の状態にお
ける応答信号を生成する第5の工程とを含むことを特徴
とする。
【0011】本発明の監視方法は、順次被制御対象に対
するアクセス状態を示す第1監視信号と、被制御対象の
状態変化を示す第2監視信号との供給を受けて、第1監
視信号および応答信号を基に期間検出信号を検出し、こ
の期間検出信号および第2監視信号から所定の状態にあ
るかを認識信号として出力し、第1監視信号のレベルに
応じてアクセス時の監視を完了させ、認識信号を基にア
クセス中の状態における応答信号を生成することによ
り、故障状態との区別を明確に判定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる監視装置の一実施例を詳細に説明する。
【0013】本実施例は、本発明の監視装置を適用した
伝送装置について説明をする。また、本発明は本発明と
直接関係のない部分について図示および説明を省略す
る。ここで、信号の参照符号はその現れる接続線の参照
番号で表す。
【0014】まず、監視装置10について説明する。監視
装置10は、アドレスデコーダ12、アクセス期間監視部1
4、状態認識回路16、状態監視回路18、認識応答出力回
路20を含んでいる。アドレスデコーダ12は、アドレスを
デコードする機能を持つ組合せ回路を有している。アド
レスデコーダ12には、アドレスイネーブル信号 120とア
ドレスバス 122を介してエンコードしたアドレスデータ
が供給されている。アドレスデコーダ12はアドレスイネ
ーブル信号 120の信号レベルに応じてアドレスデータに
デコード処理を施すとともに、アドレスデコード12の活
動状態を示す状態信号124を出力する。本実施例のアド
レスデコーダ12は状態信号124をアクティブ“L”として
いる。アドレスデコーダ12は、状態信号124をアクセス
期間監視部14および認識応答出力回路20に供給してい
る。
【0015】アクセス期間監視部14には、微分パルス生
成回路14a、論理和回路14b、記憶回路14cが備えられて
いる。微分パルス生成回路14aは、入力電圧の時間変化
率に比例したパルスを出力する機能を有している。ここ
で、入力信号は状態信号 124であるから、供給されるク
ロック信号 126のタイミングでアドレスイネーブルの変
化に応じたパルス140を記憶回路14cに出力する。
【0016】論理和回路14bは、2入力1出力の論理和
回路である。論理和回路14bには一端側142に状態信号12
4が入力され、他端側 144に被制御対象からの応答信号
が供給される。本実施例では被制御対象の基板からACK
信号128が供給されている。論理和回路14bは供給される
2入力の信号の論理和出力信号 146を記憶回路14cに供
給する。
【0017】記憶回路 14cにはRS-フリップフロップ回
路を用いる。RS-フリップフロップ回路のセット端子
(S)には微分パルス生成回路14aからのパルス140が供給
され、リセット端子(R)には論理和回路 14bからの論理
和出力信号 146が供給される。RS-フリップフロップ回
路は、出力端子(Q)から記憶回路14cの出力信号148とし
て状態認識回路16に供給する。
【0018】状態認識回路16は、アクセス中にあり、か
つあらかじめ設定した状態に監視結果のレベルが変化す
るという状態認識条件を満足するかどうか検出する機能
を有している。この条件検出機能を満足させるため、本
実施例では2入力1出力の論理積回路を用いる。状態認
識回路16には、記憶回路14cの出力信号148が一端側160
に入力され、後述する状態監視回路18からの監視結果で
あるパルス132が他端側162に入力される。状態認識回路
16は、認識検出結果を示す認識信号150を認識応答出力
回路20に供給する。
【0019】状態監視回路18は、供給される被制御対象
の状態を示す状態情報 130から状態の変化を検出する監
視機能を有している。状態情報 130には、たとえば被制
御対象の基板の実装情報等がある。状態監視回路18は、
具体例として微分パルス生成回路を用いることが好まし
い。状態監視回路18は、クロック信号 126で取り込み、
状態情報130の状態変化を検出し、監視結果としてパル
ス132を生成する。状態監視回路18は、生成したパルス
132を状態認識回路16に送る。
【0020】認識応答出力回路20は、認識応答を考慮し
た出力信号 152を所定の期間中出力を継続する機能を有
する。このような機能を実現させる回路として前述した
記憶回路の一つである RS-フリップフロップ回路を用い
るとよい。継続期間は、セット開始からリセットされる
までである。認識応答出力回路20の RS-フリップフロッ
プ回路ではセット端子(S)が状態認識回路16と接続さ
れ、リセット端子(R)がアドレスデコーダ12と接続され
ている。認識応答出力回路20は、認識した応答信号 152
を監視結果として出力する。
【0021】具体例として伝送装置30に本発明の監視装
置を適用した場合について簡単に説明する(図2を参
照)。伝送装置30には伝送制御部32および被伝送制御部
34がある。伝送制御部32には、プロセッサ320、ROM 32
2、RAM 324、レジスタ326、アクセス監視部328、ターゲ
ットデバイス330、OR回路332、ACK生成回路334、ACK監
視部336およびバス制御回路338が備えられている。これ
らの各部について説明する。
【0022】プロセッサ 320は、伝送装置30において扱
う信号に対する信号処理を施す機能および伝送制御部32
の動作を制御する制御機能を有している。プロセッサ 3
20は、プロセッサバス36を介して信号を入出力してい
る。また、プロセッサ 320には統合ACK信号 38が供給さ
れている。
【0023】ROM 322は、読出し専用メモリ(Read Only
Memory)で、伝送装置30の動作をどのような手順で行う
か等をあらかじめ記載したプログラムが書き込まれてい
る。ROM 322は、プロセッサ320の制御に応じて順次読み
出されている。また、RAM 324はランダムアクセスメモ
リ(Random Access Memory)で、プロセッサ 320によっ
てアドレス制御に応じて指定のメモリ領域との書込み/
読出しが行われる。
【0024】レジスタ 326は、個々の情報として供給さ
れるビット情報を格納するメモリである。本実施例でレ
ジスト 326には、被伝送制御部34の基板の存在の有無を
報知する実装情報40が供給され、格納されている。レジ
スト 326にはこの他にもプロセッサバス36を介して各種
の情報ビットが供給されている。
【0025】アクセス監視部 328は、本発明の監視装置
10が適用されている。アクセス監視部328には、上述し
た実装情報40および被制御基板ACK信号42が供給されて
いる。実装情報40は図1の状態情報 130である。実装情
報40を供給するための配線は、伝送制御部32の基板内に
配線されている信号線とプルアップ抵抗42の一端側 42a
とが接続され、この一端側 42aと並列接続した信号線が
被伝送制御部34の基板で接地されている。プルアップ抵
抗42の他端側は電源 Vccに接続されている。このため、
実装情報40は、通常の接続として伝送制御部32と被伝送
制御部34とが接続状態、すなわち被伝送制御部34の基板
接続(実装)状態を示すレベル“L”が供給され、基板抜
去状態でレベル“H”が供給される。
【0026】また、被制御基板ACK信号44は、被伝送制
御部34における応答状態をACK信号としてまとめた信号
である。アクセス監視部 328は、アクセス中における被
伝送制御部34の基板抜去/通常の基板装着時のいずれか
のACK信号46をOR回路332に出力する。
【0027】ターゲットデバイス 330は、本実施例では
信号送受信機能を有する回路である。ターゲットデバイ
ス 330は、信号処理された信号の送出/受信をプロセッ
サ 320の制御に応じてプロセッサバス36を介して被伝送
制御部34と信号の送受信を行う。ターゲットデバイス33
0は送受信処理の完了に応動してACK信号48をOR回路332
に供給している。
【0028】ACK生成回路 334は、ROM 322やRAM 324の
ように動作完了時にACK信号を出力しない部品に対してA
CK信号を生成する機能を有している。したがって、ACK
生成回路334には非ACK信号出力部からそれぞれ動作完了
を示す信号がプロセッサバス36を介して供給されてい
る。ACK生成回路334は、どの部分からの信号か確認しな
がらACK信号50を出力する。
【0029】OR回路 332は、複数のORゲート回路を用い
て統合的な論理和を出力する。OR回路 332には、被伝送
制御部34からのACK信号44、伝送制御部32からのACK信号
46〜50が供給される。OR回路 332は、統合的なACK信号3
8をプロセッサ 320およびACK監視部336にそれぞれ、供
給している。
【0030】ACK監視部 336は、図示しないが、供給さ
れるべきACK信号の時間間隔を保存するメモリと、ACK信
号が供給されてから次のACK信号供給までの時間をカウ
ントする計測カウンタと、各時間とカウント値とを比較
判定から故障検出する故障検出部とを含んでいる。ACK
監視部 336は、故障検出時に故障検出部から故障検出信
号52を出力する。
【0031】バス制御回路 338は、伝送制御部32におけ
るプロセッサバス36の制御を行ったり、被伝送制御部34
との間での信号の入出力制御を行う制御機能を有してい
る。また、被伝送制御部34は、バス制御回路 340、RAM
342、ターゲットデバイス344、ACK生成回路346およびOR
回路 348を含んでいる。前述した伝送制御部32において
同じ名称が付されている回路は参照番号が異なっている
だけで、同じ機能を有している。このため、構成および
機能の説明は省略する。被伝送制御部34は伝送制御部32
とプロセッサバス36で接続されている。被伝送制御部34
を有する基板が挿着されることでバス制御回路338とバ
ス制御回路340との間のバス36a が接続される。実装情
報40を供給する信号線も基板挿入により接続されてい
る。また、被伝送制御部34の ACK信号44も基板挿入によ
り伝送制御部32に供給されている。
【0032】プロセッサバス36には、RAM 342、ターゲ
ットデバイス344およびACK生成回路346が接続されてい
る。ターゲットデバイス344は、ACK信号54をOR回路 348
に出力している。ACK生成回路346はACK信号56をOR回路3
48に供給している。OR回路 348は供給されるACK信号54,
56の論理和演算して得られたACK信号44を出力してい
る。
【0033】次に、このように構成する伝送装置30にお
いて伝送制御部32が被伝送制御部34に対してアクセス中
に被伝送制御部34の基板が抜去された場合の状態監視に
ついて説明する(図3を参照)。このような状況で基板
が抜去されると、伝送装置30は実際故障していないにも
かかわらず、故障と判断しかねない場合があった。この
誤判断を回避するため本実施例ではアクセス監視部328
を伝送制御部32にアクセス中でも基板が抜去されたこと
を伝送制御部32に認識させるとよい。基板の抜去は、実
装情報40を用いる。本実施例では前述したように伝送制
御部32と被伝送制御部34を結ぶ信号線をアクセス監視部
328 に接続し、被伝送制御部34内でこの信号線を接地さ
せている。また、この信号線には、伝送制御部32内にプ
ルアップ抵抗42が接続されている。実装情報40は、実装
状態/抜去状態でそれぞれレベル“L”/“H”が得られ
ることがわかる。
【0034】ふたたび、図1の構成を参照しながら、ア
クセス監視部328 の動作を説明する。この動作説明には
図3に示すタイミングチャートを用いる。クロック信号
126が微分パルス生成回路 14aおよび状態監視回路18
に、それぞれ供給されている(図3(a)を参照)。図3
(b),(c)のアドレスイネーブル信号およびアドレスデー
タがアドレスデコーダ12に供給される。また、図3(d)
の被制御基板ACK信号44は被伝送制御部34における応答
状態を ACK信号としてまとめた信号である。
【0035】アドレスデコーダ12は、アクティブ“L”
である。アドレスデコーダ12は、時刻t1からt2でアドレ
スイネーブル120 が“L”から“H”へ変化したのに応動
してタップTP1 での信号出力レベルが“H”から“L”に
変化する(図3(e)を参照)。微分パルス生成回路14a で
は、クロック信号 126の立下りタイミングでアドレスデ
コーダ12の出力信号 124を取り込み、時刻t1からt2の変
化を検出してパルス140を生成する。タップTP3でのパル
ス140が微分パルス生成回路14aから記憶回路14cに供給
される(図3(f)を参照)。
【0036】ここで、時刻t1-t2 の間、論理和回路14b
には供給される被制御基板ACK信号44および出力信号124
がともにレベル“L”である。記憶回路14cでは、レベル
“L”がリセット端子(R)に供給されることから、供給
された信号レベルにセットされ、タップTP5ではセット
した信号レベルがリセットされるまで継続される(図3
(g)を参照)。
【0037】一方、被伝送制御部34の基板接続状況を示
す図2の実装情報40は実装時に供給される信号レベルを
アクティブとしている。実装情報40のアクティブな信号
レベルは“L”である。状態監視回路18では時刻t1-t2の
間に入力される実装情報40がレベル“L”のまま変化し
ていない。したがって、状態監視回路18 からの出力信
号レベルはタップTP7でこの間“L”を示す(図3(i)を参
照)。状態認識回路16は、図3(g)および3(i)が示す信号
レベルからタップTP9での信号レベルを“L”にして出力
する(図3(j)を参照)。認識応答出力回路20にはセット
およびリセット端子にレベル“L”が供給されている。R
S-フリップフロップ回路の出力端子(Q)はアクセス中抜
去ACK信号 152をレベル“L”で出力する。アクセス中抜
去ACK信号152は図2では信号46である。
【0038】次に、時刻t3-t4との時間におけるタイミ
ングでのアクセス監視部328の動作を検討する。時刻t3-
t4との時間では、アドレスイネーブル120がイネーブル
状態にあることが図3(b)からわかり、継続中である。し
たがって、図3(e)のアドレスデコーダ12の出力信号124
は、レベル“L”である。微分パルス生成回路14aも時刻
t3-t4との時間でレベル変化がないので、何等パルス出
力をしない、レベル“L”になっている。
【0039】ところで、図3(h) の実装情報40が時刻t3-
t4との時間でレベル“L”から“H”に変化している。状
態監視回路18は時刻t3-t4の間に出力信号132がパルスに
なる(タップTP7にて)。このパルス出力に応動してタ
ップTP9での状態認識回路16の信号もパルスになる。認
識応答出力回路20には、時刻t4でレベル“H”が供給さ
れる。認識応答出力回路20は、アクセス中抜去ACK信号
をレベル“H”で出力する。このレベル“H”の状態は、
アクセス中に抜去したが、故障でなく、ACK信号152を出
力していることを示している。
【0040】次に、時刻t5-t6との時間におけるタイミ
ングでのアクセス監視部328の動作を検討する。時刻t5-
t6でアドレスデコーダ12はアドレスイネーブル信号120
に対応してタップTP1 にてレベル“L”から“H”に変化
している。しかしながら、アクセス期間監視部14のRS-
フリップフロップ回路では、タップTP1でのレベル変化
によりリセットが機能して時刻t6でのタップTP5のレベ
ルを“L”にする。また、認識応答出力回路20のRS-フリ
ップフロップ回路にもタップTP1の出力信号124 がリセ
ット端子(R)に供給されるから、実装情報40にかかわら
ず、アクセス中抜去ACK信号152はレベル“L”になる。
【0041】このように故障でない状態と判別してACK
信号を出力することは行われていなかったが、アクセス
監視部328 は的確にアクセス中の抜去が行われたにすぎ
ないことを伝送制御部32にて認識することができる。こ
の認識に際して、あらかじめ被伝送制御部34へのアクセ
スを停止させる手順を一切行っていない。したがって、
伝送装置30はまったくアクセス中の抜去において影響を
受けないで済ませることができる。
【0042】次に、伝送制御部32が被伝送制御部34に対
してアクセス中に被伝送制御部34の基板が装着時の状態
監視について簡単に説明する(図4を参照)。図4(a)〜
4(k)で示す信号は図3で用いた信号と同じである。時刻
t1-t2 の時間にアドレスイネーブル信号120がオン状態
になった際に時刻t2でタップTP1の出力信号124 はレベ
ル“H”から“L”になる。出力信号124を入力した微分
パルス生成回路14aはタップTP3でパルス140 を出力す
る。アクセス期間監視部14はタップTP5でのレベルが
“H”になるように出力している。また、実装情報40、
タップTP7, TP9 での信号は、いずれもレベル“L”のま
まである。これらの信号レベルが“L”のため認識応答
出力回路20にはレベル“L”がセット端子(S)に供給され
る。したがってアクセス中抜去ACK信号152もレベル
“L”が出力される。
【0043】伝送制御部32は、被伝送制御部34に対して
伝送制御等の処理をアクセス期間中に施している。この
処理が完了した際に図4(d)の被制御基板ACK信号44 が図
2の被伝送制御部34のOR回路348 から伝送制御部32に供
給される。この供給によりアクセス期間監視部14では、
リセット動作の機能が発揮されてタップTP5 のレベルを
時刻t8で“L”にする。被制御基板ACK信号44はACK監視
部336に供給されるので正常に処理の完了したことが伝
送装置30は認識できる。
【0044】ところで、タップTP5 の出力にかかわら
ず、前述したように実装情報40、タップTP7, TP9 での
信号がいずれもレベル“L”であることから、アクセス
中抜去ACK信号152はレベル“L”で出力される。
【0045】また、時刻t8以降の時刻t9-t10でアドレス
イネーブル信号120 がオフ状態になったことを受けて被
制御基板ACK信号44はレベル“L”に変化する。
【0046】このように通常の接続状態にある場合、ア
クセス監視部328は、ACK信号 152をレベル“L”で出力
し続けていることがわかる。
【0047】以上の構成により、伝送制御部32から被伝
送制御部34へのアクセス中に被伝送制御部34の基板の抜
去にともなって ACK信号の応答が得られなくなることを
回避し、この回避のためにアクセス中、かつ基板抜去の
状態であることを考慮・判定して、ACK信号を応答信号
として供給することにより、異常と判定されることな
く、正常/故障を的確に判定することができるようにな
る。また、基板の抜去にともなう被伝送制御部34へのア
クセスの停止手順も不要にでき、任意のタイミングで基
板を抜去することができる。これにより、保守点検等の
作業効率も高めることができる。
【0048】なお、本実施例は、被伝送制御部の基板を
1枚として説明したが、複数のアクセス監視部を伝送制
御部に配して、各基板から実装情報を受けるようにする
と、被伝送制御部の基板を複数枚に適用できることは言
うまでもない。
【0049】
【発明の効果】このように本発明の監視装置によれば、
第1監視手段から第1監視信号を応答検出手段および監
視応答生成手段に供給し、応答検出手段でアクセスの開
始から応答信号の受信(または処理完了)までを期間検
出信号で表し、第2監視手段で状態変化に応じた第2監
視信号を出力し、状態認識手段は期間検出信号および第
2監視信号から所定の状態にあるかを示す認識信号を監
視応答生成手段に供給しこの認識信号と第1監視信号と
に応じた応答信号を生成して、この応答信号が被制御対
象のどんな状態でアクセス中であるかを知ることができ
ることから、応答信号のない正常な状態と故障とを的確
に区別できる。また、この監視により、あらかじめ被制
御対象のアクセスを停止させるようなシステム上の手順
を設定せずに済ますことができ、被制御対象が、たとえ
ば基板の場合、任意のタイミングでの抜去が可能にな
り、保守点検等の作業効率も高めることができる。
【0050】また、本発明の監視方法によれば、順次被
制御対象に対するアクセス状態を示す第1監視信号と、
被制御対象の状態変化を示す第2監視信号との供給を受
けて、第1監視信号および応答信号を基に期間検出信号
を検出し、この期間検出信号および第2監視信号から所
定の状態にあるかを認識信号として出力し、第1監視信
号のレベルに応じてアクセス時の監視を完了させ、認識
信号を基にアクセス中の状態における応答信号を生成し
て、故障状態との区別を明確に判定することにより、あ
らかじめ被制御対象のアクセスを停止させるようなシス
テム上の手順を設定せずに済ますことができ、被制御対
象が、たとえば基板の場合、任意のタイミングでの抜去
が可能になり、保守点検等の作業効率も高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の監視装置の概略的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の監視装置をアクセス監視部として適用し
た伝送装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したアクセス監視部における基板抜去
時の動作タイミングを説明するタイミングチャートであ
る。
【図4】図2に示したアクセス監視部における基板装着
時の動作タイミングを説明するタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
10 監視装置 12 アドレスデコーダ 14 アクセス期間監視部 14a 微分パルス生成回路 14b 論理和回路 14c 記憶回路(RS-フリップフロップ回路) 16 状態認識回路 18 状態監視回路 20 認識応答出力回路(RS-フリップフロップ回路)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御対象に対してアクセス制御する制
    御装置が前記被制御対象から供給されるアクセスに対す
    る応答信号を基に動作状態を判定する監視装置におい
    て、該監視装置は、 前記被制御対象に対するアクセス状態の監視結果である
    第1監視信号を出力する第1監視手段と、 第1監視信号および前記応答信号を基に前記アクセスの
    開始から前記応答信号の受信までの期間が示す信号を期
    間検出信号として検出する応答検出手段と、 前記被制御対象の状態変化に応じた監視結果である第2
    監視信号を出力する第2監視手段と、 前記期間検出信号および第2監視信号から所定の状態に
    あるかどうかの認識結果である認識信号を出力する状態
    認識手段と、 第1監視信号および前記認識信号を基に前記アクセス中
    の状態における応答信号を生成する監視応答生成手段と
    を含むことを特徴とする監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の監視装置において、前
    記応答検出手段は、第1監視信号の変化を検出信号とし
    て出力する変化検出手段と、 第1監視信号または前記被制御対象からの前記アクセス
    制御に対する応答信号の論理和を出力する論理和手段
    と、 前記検出信号をセット信号に設定し、かつ前記論理和手
    段の出力信号をリセット信号に設定して、それぞれ設定
    した信号で記憶して前記期間検出信号を出力する記憶手
    段とを含むことを特徴とする監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の監視装置において、該
    監視装置は、前記制御装置に配設され、第2監視信号を
    実装情報として該実装情報が前記制御装置から前記被制
    御装置の抜去の状態を報知させることを特徴とする監視
    装置。
  4. 【請求項4】 被制御対象に対するアクセス制御が前記
    被制御対象から供給されるアクセスに対する応答信号を
    基に動作状態を判定する監視方法において、該方法は、 前記被制御対象に対するアクセス状態の監視結果である
    第1監視信号を出力する第1の工程と、 前記被制御対象の状態を示す信号が供給され、該状態信
    号の変化を監視した結果である第2監視信号を出力する
    第2の工程と、 第1監視信号および前記応答信号を基に前記アクセスの
    開始から前記応答信号の受信までの期間が示す信号を期
    間検出信号として出力する第3の工程と、 前記期間検出信号および第2監視信号から所定の状態に
    あるかどうかの認識結果である認識信号を出力する第4
    の工程と、 第1監視信号のレベルに応じてアクセス時の監視を完了
    させ、前記認識信号を基に前記アクセス中の状態におけ
    る応答信号を生成する第5の工程とを含むことを特徴と
    する監視方法。
JP2001080634A 2001-03-21 2001-03-21 監視装置およびその方法 Pending JP2002278800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001080634A JP2002278800A (ja) 2001-03-21 2001-03-21 監視装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001080634A JP2002278800A (ja) 2001-03-21 2001-03-21 監視装置およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002278800A true JP2002278800A (ja) 2002-09-27

Family

ID=18936879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001080634A Pending JP2002278800A (ja) 2001-03-21 2001-03-21 監視装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002278800A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219766A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Nec Corp 通信ノード及び該通信ノードを有するネットワーク・システムとデータ伝送方法
CN110134536A (zh) * 2018-02-08 2019-08-16 株式会社斯库林集团 数据处理方法、数据处理装置及记录介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219766A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Nec Corp 通信ノード及び該通信ノードを有するネットワーク・システムとデータ伝送方法
CN110134536A (zh) * 2018-02-08 2019-08-16 株式会社斯库林集团 数据处理方法、数据处理装置及记录介质
CN110134536B (zh) * 2018-02-08 2023-07-18 株式会社斯库林集团 数据处理方法、数据处理装置及记录介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7668995B2 (en) IIC bus communication system capable of suppressing freeze of IIC bus communication and method for controlling IIC bus communication
US7774690B2 (en) Apparatus and method for detecting data error
JP3145942B2 (ja) 電源システム
CN111522757A (zh) 一种基于i2c总线的中断读取与清除的控制方法
JP2002278800A (ja) 監視装置およびその方法
JPH08178976A (ja) 電源遮断検出装置
CN109739673B (zh) 一种寄存器写入保护方法、逻辑装置及通信设备
JP2001075878A (ja) バスエラー検出処理装置
CN112445744A (zh) I2c通信
JPH096725A (ja) 非同期データ転送受信装置
JP3757407B2 (ja) 制御装置
JP2002366505A (ja) 実装位置検出方法及び装置
JP2000299694A (ja) デ−タ転送システムおよび転送エラー検出方法
JPH0667755A (ja) 回路基板挿抜検出方式
JP2605440B2 (ja) データ処理装置
JP2002073375A (ja) マイクロコンピュータを有するシステムにおけるソフトウェアの動作監視方法
JPS58221533A (ja) 遠方監視制御方式
JP3080150B2 (ja) 汎用インタフェース制御装置及び汎用インタフェース制御方法
JPH0950305A (ja) プログラマブルコントローラおよびその故障検出方法
CN115248738A (zh) 一种内存保护单元、电子设备以及访问监测方法
JPH06350679A (ja) 故障判定方法
JP2005078534A (ja) 情報処理装置及びシステム障害監視方法
JPS6323598B2 (ja)
JP2011070284A (ja) エンドカバー、これを備えたプログラマブルロジックコントローラ装置、エンドカバー装着有無確認方法、及びプログラマブルロジックコントローラ装置の故障診断方法
JPH06161828A (ja) プロセッサ状態監視部

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100105