JP2002277946A - 光学システム - Google Patents

光学システム

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JP2002277946A
JP2002277946A JP2002032477A JP2002032477A JP2002277946A JP 2002277946 A JP2002277946 A JP 2002277946A JP 2002032477 A JP2002032477 A JP 2002032477A JP 2002032477 A JP2002032477 A JP 2002032477A JP 2002277946 A JP2002277946 A JP 2002277946A
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James A Frazier
ジェイムズ・エイ・フレイジアー
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MANTIS WILDLIFE FILMS Pty Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近接焦点距離から位置し、近接焦点距離と比
較的大きな焦点距離との間の位置にある複数の物体に対
して適当に焦点調節して合焦させるためにより深い被写
界深度を有する光学システムを提供する。 【解決手段】 それぞれ光軸に沿って並置された対物レ
ンズと、視野レンズと、リレーレンズとを備える。対物
レンズは、空間における1つの物体からの放射光を受光
して第1の画像を形成し、視野レンズは、第1の画像か
らの放射光を集光しかつリレーレンズに伝送して画像検
出手段に最後の画像を形成する。光軸は3つの軸部分を
有し、第2の軸部分は第1及び第3の軸部分に対して所
定の角度を有し、第3の軸部分は光学システムがカメラ
上に装着されるときにカメラ内のフィルム平面であって
カメラに対して固定された位置において垂直でありかつ
上記フィルム平面の中心におかれ、画像を第3の軸部分
の周りで回転させて最後の画像を選択的に方向付けるプ
リズムを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチルカメラ又は動画
カメラ、ビデオカメラもしくは同様の装置のための光学
システムに関し、特に、1つの光学システムにおいて、
広角レンズ、深い視野レンズ(フィールドレンズともい
う。)、近焦点レンズのすべての特徴を生成するための
光学システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カメラ
等のための多くの光学撮像装置のアプリケーションにお
いては、合焦状態となるように焦点調節されるべき実際
の物体とともに、カメラから近い位置及び遠い位置の両
方に位置する物体が、ある受容できる度合いに合焦状態
となるようにより深い(より大きな)被写界深度を提供
する必要がある。さらに、被写界深度を、光学的無限大
の距離にある物体から近くの物体までに拡大する必要が
あり、ここで、画像の高さに対する物体の高さの比、す
なわち光学システムの倍率は10対1(10:1)より
小さく、可能であれば、1対1(1:1)又はそれより
も小さい比の値でできる限り小さいことが好ましい。
【0003】より深い被写界深度を達成するために用い
られる従来の1つのアプローチは、短い焦点距離を有す
る広角レンズの使用と、そのアパーチュアをf/8から
f/16までの範囲の“f”ナンバー(F数ともい
う。)に絞ること、すなわち実質的にアパーチュアの大
きさを減少させることとを含み、ここで、上記アパーチ
ュア範囲はいまだ、カメラにおけるフィルム又はビデオ
カメラの電荷結合素子(以下、CCDという。)のため
の画像形成面において受容可能な露光を得るために適当
な光量を提供する。より小さい倍率比のための必要条件
のために、広角レンズは好ましくは、短い全長を有し、
物体は当該レンズシステムの前方の光学的表面に近接し
て置かれる。また、好ましくは、特に前面におけるレン
ズシステムの全直径は、スチルカメラよりも大きな映画
カメラに対して特に難しくなる物体の照明のためにいく
らかの間隔(スペース)と接近(アクセス)を提供する
ために最小化される。さらに、短い長さと小さい直径を
有する広角レンズはまた、短い後側焦点距離、すなわ
ち、レンズの後側と画像形成面との間の距離を有するで
あろう。しかしながら、レフレックス(反射)フィルム
カメラにおいて、後側焦点距離はレンズと画像形成面と
の間に置かれる反射ミラーのために必要な空間のために
大きくなる傾向にあり、また、ビデオカメラにおいて
は、当該後側焦点距離は必要なビームスプリッタの光学
装置の存在のために大きくなる傾向があるために、当該
後側焦点距離は、ある最小の距離に等しいか又は長くす
る必要がある。これらの所望の特徴を有するコンパクト
な広角レンズを用いる場合であっても、フィルムカメラ
又はビデオカメラの前面に対する物体の近接度は、当該
物体に対して照明を行うときに重大な問題点を生じさ
せ、これによって、ほとんどのアプリケーションにおけ
る実際の使用において、光学的画像撮像システムを非実
用的にするであろう。
【0004】例えば、図面の図2においては、フィルム
カメラ又はビデオカメラの典型的な光学システムの概略
断面図が図示されている。レンズ10はカメラ(図示せ
ず。)の前面11上であって、当該カメラの光軸12上
に装着される。もしカメラがシングルレンズのレフレッ
クス(反射)タイプ(以下、SLRタイプという。)の
ものであるならば、当該カメラは、カメラの内側で光軸
12に対して45°の角度で傾斜されかつ、フィルム1
4が位置するであろう画像形成面14の前方に位置する
反射ミラー13を有する。反射ミラー13もしくは、映
画フィルムカメラにおける回転ミラー又はビデオカメラ
におけるビームスプリッタのような他の機構は、当該カ
メラの前面と、レンズ10の後側焦点距離の最小サイズ
を制限する距離Uの画像形成面との間にスペース(空
間)を必要とする。物体Oの大写し(クローズアップ)
の写真画像が所望されるとき、画像形成面14における
フィルム又はCCD上において適当な露光を生じさせる
ために、カメラに対向して面している物体Oの前面を照
明するための照明装置を位置決めするために利用可能
な、カメラと物体Oとの間の光学的パスを取り巻いてい
るクロスハッチングされた複数の領域Lによって図示さ
れたある制限された量の空間が存在する。上述のよう
に、もしレンズ10が広角レンズであり、かつ無限大の
焦点距離において物体Oの近傍と複数の物体との両方を
焦点調節して合焦させようとアパーチュアが絞られたと
きに、複数の領域Lからの照明はより重要であるが、広
角レンズ10の長さが短く、かつ広角レンズ10がレン
ズ10と画像形成面14との間の適当な後側焦点距離を
提供するためにカメラの前面11又はその近傍に設定さ
れる必要があるために、その空間は非常に制限される。
従来技術におけるこれら及び他の問題点は、本発明によ
って解決することができる。
【0005】本発明の目的は、近接焦点距離から位置
し、近接焦点距離と比較的大きな焦点距離との間の位置
にある複数の物体に対して適当に焦点調節して合焦させ
るためにより深い(大きな)被写界深度を有する光学シ
ステムを提供することにある。本発明の別の目的は、画
像倍率比が10対1(10:1)よりも小さい光学シス
テムを提供することにある。
【0006】本発明のもう1つの目的は、対物レンズグ
ループが固定された焦点距離と中間の画像を形成するた
めの開状態のアパーチュア(オープンアパーチュア)と
を有し、第2の光学レンズグループが当該中間の画像を
フィルム又は検出器面に光学的に伝送して、上記中間の
画像よりもより小さい大きさを有する最後の画像をその
面に形成し、これによって、有効的な焦点距離を減少さ
せ、有効的な視野を増大させ、かつ対物レンズグループ
の見かけの被写界深度を増大させることができる、フィ
ルムカメラ又はビデオカメラ、もしくはそれに類する光
学システム又は装置を提供することにある。さらに、こ
の発明の目的は、第2のレンズグループが上記中間の画
像が形成される位置又はその近傍の位置に設けられた視
野レンズグループと、最後の画像の形成位置の近傍の位
置に設けられたリレーレンズグループとを備え、上記リ
レーレンズは最後の画像を上記フィルム又は検出器面上
に合焦させるための手段を有する光学システムを提供す
ることにある。この発明の別の目的は、上記リレーレン
ズがアパーチュア制御のための手段を有する光学システ
ムを提供することにある。またさらに、この発明の目的
は、最後の画像を反転し又はリバースすることによって
最後の画像の方向を補正するための方向補正光学的装置
が第2のレンズグループにおいて設けられた光学システ
ムを提供することにある。
【0007】本発明の別のもう1つの目的は、画像倍率
比が1対1(1:1)又はそれよりも小さい比の値まで
に減少された物体があり、近接焦点距離に設けられた複
数の物体を容易に照明するために、複数の対物レンズを
カメラボディの前方方向に十分な距離だけ拡大又は延在
することができる光学システムを提供することにある。
【0008】この発明のまた別の目的は、カメラの大き
さや位置のために、従来の直線型レンズの場合において
極めてむずかしく又は不可能であるユニークな写真や画
像を撮像するために、複数のミラー、複数のプリズム又
はそれに類する光学装置の使用において、傾斜されかつ
回転可能なレンズの鏡胴(又は鏡筒、バレル)を使用す
るための光軸の方向を変化させるために、フィルム又は
CCD面に形成された画像に対して不都合なように影響
を与えることなしに、光軸の長さを実質的に拡大するフ
ィルムカメラ又はビデオカメラ、もしくはそれに類する
光学装置のための光学システムを提供することにある。
【0009】本発明の他の目的や利点及び特徴は、後述
される好ましい実施形態及び添付の図面の説明から明ら
かになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光学システ
ムは、それぞれ光軸に沿って順番に並置された対物レン
ズと、視野レンズと、リレーレンズとを備えた光学シス
テムであって、上記対物レンズは、空間における1つの
物体からの放射光を受光して、上記対物レンズと上記リ
レーレンズとの間に第1の画像を形成し、上記視野レン
ズは、上記第1の画像からの放射光を集光しかつ上記リ
レーレンズに伝送し、上記リレーレンズは、上記第1の
画像よりも小さいサイズの最後の画像を中継して画像検
出手段に形成し、上記光軸は第1と第2と第3の軸部分
を有し、上記第2の軸部分は上記第1及び第3の軸部分
に対して所定の角度を有し、上記光軸の第3の軸部分
は、上記光学システムがカメラ上に装着されるときに、
上記カメラ内のフィルム平面であって当該カメラに対し
て固定された位置において垂直でありかつ上記フィルム
平面の中心におかれ、上記第1の軸部分は、上記第3の
軸部分からオフセットされ、上記第3の軸部分に平行な
平面において上記第2の軸部分の回りで回転可能であ
り、上記第2の軸部分は、上記第3の軸部分の回りで回
転可能であり、上記対物レンズ及び上記視野レンズは、
上記第1の軸部分上に設けられ、上記リレーレンズは、
上記第3の軸部分上に設けられ、上記第3の軸部分上に
回転可能であるように装着され、上記画像を上記第3の
軸部分の周りで回転させて上記最後の画像を選択的に方
向付けるための、プリズムを含む光学手段を備えたこと
を特徴とする。
【0011】上記光学システムにおいて、さらに、上記
リレーレンズ内にそれぞれ設けられた焦点調節制御装置
とアパーチュア制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、上記光学システムにおいて、上記リ
レーレンズは、上記光学手段とは別の単一のレンズグル
ープを備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、上記光学システムにおいて、上記
光学手段は、上記対物レンズと上記リレーレンズとの間
に設けられていることを特徴とする。
【0014】またさらに、上記光学システムにおいて、
上記光学手段は、上記第1の画像から上記最後の画像に
対して画像の方向を反転して元に戻すことを特徴とす
る。
【0015】また、上記光学システムにおいて、上記対
物レンズは、実質的に全開のアパーチュアと無限遠の焦
点を有して設けられたことを特徴とする。
【0016】さらに、上記光学システムにおいて、上記
第2の軸部分と、上記第1及び第3の軸部分との間の上
記角度はそれぞれ90°であることを特徴とする。
【0017】またさらに、上記光学システムにおいて、
上記リレーレンズはマクロレンズであることを特徴とす
る。
【0018】また、上記光学システムにおいて、上記対
物レンズはズームレンズであることを特徴とする。
【0019】さらに、上記上記光学システムにおいて、
上記対物レンズは固定された焦点距離のものであること
を特徴とする。
【0020】またさらに、上記光学システムにおいて、
上記第1の軸部分は、上記第3の軸部分に平行な平面に
おいて上記第2の軸部分の回りですべての方向でかつ連
続的に回転可能であることを特徴とする。
【0021】また、上記光学システムにおいて、上記第
2の軸部分は、上記第3の軸部分の回りですべての方向
でかつ連続的に回転可能であることを特徴とする。
【0022】さらに、上記光学システムにおいて、上記
光学手段はペカンプリズムであることを特徴とする先行
する。
【0023】またさらに、上記光学システムにおいて、
上記対物レンズと、上記視野レンズと、上記リレーレン
ズとは鏡胴アッセンブリに設けられ、上記鏡胴アッセン
ブリは第1と第2と第3の鏡胴セクションを含み、上記
第3の鏡胴セクションはカメラ上に設置するための手段
を有し、上記第1と第2と第3の軸部分は、それぞれ上
記第1と第2と第3の鏡胴セクションに設けられ、上記
光学システムは、上記第1と第2の鏡胴セクション上に
設けられて上記第2の鏡胴セクションの上記第2の軸部
分の回りで上記第1の鏡胴セクションを選択的に回転す
ることを可能にする第1の協働手段と、上記第2と第3
の鏡胴セクション上に設けられて上記第3の鏡胴セクシ
ョンの上記第3の軸部分の回りで上記第2の鏡胴セクシ
ョンを選択的に回転することを可能にする第2の協働手
段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0024】また、上記光学システムにおいて、上記光
学手段は、上記第1と第2の鏡胴セクションに設けら
れ、上記第1の軸部分から上記第2の軸部分に、及び上
記第2の軸部分から上記第3の軸部分に上記光軸を偏移
させる光軸偏移手段を備えたことを特徴とする。
【0025】さらに、上記光学システムにおいて、上記
光軸を偏移させる光軸偏移手段は、1つの鏡と1つのプ
リズムを備えたことを特徴とする。
【0026】またさらに、上記光学システムにおいて、
上記光軸を偏移させる光軸偏移手段は、2つの鏡を備え
たことを特徴とする。
【0027】また、上記光学システムにおいて、上記第
1と第2の鏡胴セクションは、上記第3の鏡胴セクショ
ンよりそれぞれ実質的に短いことを特徴とする。
【0028】さらに、上記光学システムにおいて、上記
第1の協働手段は、上記第2の鏡胴セクションに対する
上記第1の鏡胴セクションの連続的な回転を可能にし、
かつ上記第1の鏡胴セクションを相対的な回転の任意の
位置で上記第2の鏡胴セクションに対して固定する手段
を含むことを特徴とする。
【0029】またさらに、上記光学システムにおいて、
上記第2の協働手段は、上記第3の鏡胴セクションに対
する上記第2の鏡胴セクションの連続的な回転を可能に
し、かつ上記第2の鏡胴セクションを相対的な回転の任
意の位置で上記第3の鏡胴セクションに対して固定する
手段を含むことを特徴とする。
【0030】また、上記光学システムにおいて、上記第
2の光軸は、上記第1と第3の鏡胴セクションを近接し
て連結するために上記第3の鏡胴セクションの直径に実
質的に等しい長さであり、上記第1の鏡胴セクションは
上記対物レンズと上記視野レンズを収容する最小の長さ
であり、上記第3の鏡胴セクションは上記第1と第2の
鏡胴セクションより実質的に長いことを特徴とする。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
近接焦点距離から位置し、近接焦点距離と比較的大きな
焦点距離との間の位置にある複数の物体に対して適当に
焦点調節して合焦させるためにより深い(大きな)被写
界深度を有する光学システムを提供することができる。
また、本発明によれば、画像倍率比が10対1(10:
1)よりも小さい光学システムを提供することができ
る。
【0032】さらに、本発明によれば、対物レンズグル
ープが固定された焦点距離と中間の画像を形成するため
の開状態のアパーチュア(オープンアパーチュア)とを
有し、第2の光学レンズグループが当該中間の画像をフ
ィルム又は検出器面に光学的に伝送して、上記中間の画
像よりもより小さい大きさを有する最後の画像をその面
に形成し、これによって、有効的な焦点距離を減少さ
せ、有効的な視野を増大させ、かつ対物レンズグループ
の見かけの被写界深度を増大させることができる、フィ
ルムカメラ又はビデオカメラ、もしくはそれに類する光
学システム又は装置を提供することができる。さらに、
この発明によれば、第2のレンズグループが上記中間の
画像が形成される位置又はその近傍の位置に設けられた
視野レンズグループと、最後の画像の形成位置の近傍の
位置に設けられたリレーレンズグループとを備え、上記
リレーレンズは最後の画像を上記フィルム又は検出器面
上に合焦させるための手段を有するような光学システム
を提供することができる。この発明によれば、上記リレ
ーレンズがアパーチュア制御のための手段を有する光学
システムを提供することができる。またさらに、この発
明によれば、最後の画像を反転し又はリバースすること
によって最後の画像の方向を補正するための方向補正光
学的装置が第2のレンズグループにおいて設けられた光
学システムを提供することができる。
【0033】また、本発明によれば、画像倍率比が1対
1(1:1)又はそれよりも小さい比の値までに減少さ
れた物体があり、近接焦点距離に設けられた複数の物体
を容易に照明するために、複数の対物レンズをカメラボ
ディの前方方向に十分な距離だけ拡大又は延在すること
ができる光学システムを提供することができる。
【0034】さらに、この発明によれば、カメラの大き
さや位置のために、従来の直線型レンズの場合において
極めてむずかしく又は不可能であるユニークな写真や画
像を撮像するために、複数のミラー、複数のプリズム又
はそれに類する光学装置の使用において、傾斜されかつ
回転可能なレンズの鏡胴(又は鏡筒、バレル)を使用す
るための光軸の方向を変化させるために、フィルム又は
CCD面に形成された画像に対して不都合なように影響
を与えることなしに、光軸の長さを実質的に拡大するフ
ィルムカメラ又はビデオカメラ、もしくはそれに類する
光学装置のための光学システムを提供することができ
る。
【0035】
【実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係る実施
形態について説明する。図1においては、本発明に係る
一実施形態の光学システム20がカメラ(図示せず。)
の前面21上に装着されるようにその最も簡単な形式で
図示されており、その前面21は、動画カメラ、スチル
カメラ又はビデオカメラもしくはそれに類する光学装置
の任意のタイプである図2に図示された前面11と同一
又は同等のものである。光学システム20の複数のレン
ズは、カメラの前面21上に装着された(カメラのエン
クロージャーである)レンズシリンダー又はレンズ鏡胴
22に設けられ、この明細書と特許請求の範囲において
は、“レンズ”、“複数のレンズ”、“レンズグルー
プ”、及び“レンズ手段”という技術用語(又は表記)
は、アパーチュア調節のためのアイリスを有し又は有し
ないシングルレンズ(又は1つのレンズ)又は複数素子
のレンズの任意の形式を意味するとともに含み、そのよ
うな任意のレンズは、商業的に利用可能なレンズから選
択することができ、もしくは、この発明の光学システム
における使用のために特別に製造することができる。時
々撮像レンズとして参照される対物レンズ23は、図2
の物体Oと同様である物体Oがレンズ23の前面に近接
して設けられる物体Oの鏡胴又はバレル22内に、第1
又は中間の画像25を形成するために、光軸24上に鏡
胴22の前方端部に装着される。視野レンズ27はカメ
ラに向かって対物レンズ23の後方に設けられ、上記対
物レンズ23と視野レンズ27との間の間隔は、中間の
画像25が視野レンズ27の前方又は後方のいずれかに
おいて、視野レンズ27において又はその近傍において
形成されるように設定される。この中間の画像25は、
図1及び他の図面における図示の都合上及び簡単化のた
めに、視野レンズ27の前面からある距離だけ離れた位
置に図示されている。リレーレンズ28は、映画カメラ
又はスチルカメラのフィルム面、もしくはビデオカメラ
のCCD検出器面上に第2又は最後の画像29を形成す
るために、視野レンズ27とカメラとの間の光軸24上
における鏡胴22内に設けられる。リレーレンズ28と
最後の画像29の画像形成面との間の距離U’は、当業
者によって容易に理解されるように、任意の所望の量で
あることが可能であるが、通常比較的大きく設定され、
これによって、詳細後述するように、フィルムカメラの
反射ミラー30又はビデオカメラのビームスプリッタ及
び他の光学素子のために適当なスペース(空間)が設け
られる。
【0036】もしただ1つの中間の画像25が対物レン
ズ23と最後の画像29との間の光学システム20内に
形成されるならば、最後の画像29は反転され、従っ
て、ペカン(Pechan)プリズム31又はそれに類する光
学素子が、カメラにおける最後の画像29の通常の方向
付けを提供するために、当該画像を反転するために鏡胴
22内に設けてもよい。ペカンプリズム31は、好まし
くは、屋根型又は屋根エッジ型であるが、上記画像を反
転する任意のプリズム又は複数のミラーの組み合わせを
用いてもよい。この明細書において用いられるように、
“ペカンプリズム”は、好ましい屋根エッジ型ペカンプ
リズム又は任意の光学的等価素子を意味する。
【0037】図1の光学システムにおいて、レンズ又は
レンズグループ23,27及び28はそれぞれ、通常の
一般的な直径を有してもよく、これによって、鏡胴22
の直径は、幾つかの特別な広角の光学システムによって
要求されるように非常に大きなものよりはむしろ、比較
的通常値となる。一方、光学システム20は光軸24に
沿って非常に長く、これによって、物体Oが鏡胴22の
端部に近接しているにもかかわらず、撮像すべき物体O
の前面に照明を提供するために、鏡胴22を取り巻くク
ロスハッチングされた複数の領域L’によって図示され
ているように、実体のある空間(スペース)が存在す
る。
【0038】本発明に係る実施形態の光学システムのす
べての利点及び効果を得るために、レンズグループ2
3,27及び28とそれらの位置決めは、対物レンズグ
ループ23によって形成された中間の画像25が最後の
画像29よりは大きくなるように提供されることが好ま
しく、これによって、図3乃至図10を参照して詳細後
述するように、全体の画像化又は画像撮像システムの増
大された視野を提供する。さらに、対物レンズグループ
23は、視野を最大にするとともに、近接して間隔が置
かれた物体O上に焦点調節して合焦させるときの問題点
を最小化するために、無限大の焦点位置及び開放径(最
大径又はフルアパーチュアともいう。)で固定されるこ
とが好ましい。さらに、視野レンズ27は、上記固定さ
れた対物レンズ23から離れた所望の位置における鏡胴
22内に固定されることが好ましい。またさらに、リレ
ーレンズグループ28はアパーチュア(又は口径)を調
整するための調整可能なアイリスを有して提供されるこ
と、並びに、リレーレンズグループ28の1個又はそれ
以上のレンズが例えば外部調整リングアッセンブリ32
によって最後の画像29を焦点調節して合焦させるため
に、光軸24に沿って調整可能であることが好ましい。
この好ましい装置によって、対物レンズグループ23
は、詳細後述されるように商業的に利用可能な複数のレ
ンズから選択され、もしくは、もしそうでなければ、他
のレンズアッセンブリはカメラの前面21上に交換可能
に装着される方法と同様な方法で、当該光学システム2
0を変更することなしに、特別に製造されたレンズグル
ープから選択された他の対物レンズグループと容易に交
換されてもよい。一例として、本願発明の特許請求の範
囲を限定することなしに、対物レンズ23は、ニコン製
20mmf/4のレンズ、ニコン製28mmf/2.8
のレンズ、又はニコン製50mmf/1.4のレンズで
あってもよいし、視野レンズグループ27は約25mm
から約50mmまでの焦点距離を有する任意の複数の素
子のレンズであってもよいし、リレーレンズグループ2
8は、ニコン製マイクロ−ニッコール105mmf/
2.8のレンズ又はニコン製マイクロ−ニッコール20
0mmf/4のレンズであってもよい。ここで、リレー
レンズグループが200mmの焦点距離を有するとき
に、おそらく100mmのより長い焦点距離を有する視
野レンズ27を用いることが好ましい。これらすべての
レンズはこの光学システムにおいて首尾よく好結果で
(うまく)テストされている。首尾よく好結果でテスト
された1つの特別な組み合わせは、対物レンズ23とし
てニコン製50mmf/1.4のレンズと、対物レンズ
23からおよそ焦点距離だけ離れて設けられた視野レン
ズ27として50mm視野レンズと、視野レンズ27か
ら3.25インチだけ離れて設けられたリレーレンズ2
8として+4のディオプターの取付付属物とマイクロ−
ニッコール105mmf/2.8のレンズとであり、こ
こで、リレーレンズ28のアパーチュアはf11とf1
6の間に設定される。20mmよりも小さい焦点距離を
有する対物レンズを使用することが有利であって好まし
いが、現在のところ、通常、50mmよりも大きな焦点
距離を有する対物レンズ23を使用することが有利であ
って好ましいと思える。また、ズームレンズは、対物レ
ンズ23として有利に用いてもよく、レンズを交換する
ことなしに所望の焦点距離を都合よく選択するために、
適当な視野レンズ27を用いて、連続的に焦点距離を変
化することが可能なタイプと、複数の離散焦点距離のタ
イプのいずれかであってもよい。光学システム20の全
長は、例えば、200mmの焦点距離を有するリレーレ
ンズ28などのリレーレンズグループ28の特別な選択
によって実質的に増大させ、又は減少させることが可能
であり、光学システム20は、105mmの焦点距離の
リレーレンズを用いるシステムよりも長い他のレンズグ
ループに依存して、約18インチ乃至約24インチの長
さを有するであろう。
【0039】いま、図3乃至図6を参照すれば、有効的
な視野が本発明に係る実施形態の光学システムによって
増大されることの原理について、従来の35mmの映画
フィルム35を参照して説明する。図3に図示された映
画フィルム35は、通常4つの穿孔(パーフォレイショ
ン)のタイプであり、ここで、当該フィルムは各画像フ
レーム37に対して4つの穿孔の距離だけ矢印36の方
向である下側方向に進められる。映画撮影技術の工業標
準によって、画像フレーム37の中心線38は、音声ト
ラック41のためのフィルム35の1つの側面に沿って
画像フレーム37と穿孔40との間にスペースを提供す
るために、フィルム35の中心線39から0.050イ
ンチだけオフセットされる。画像37の典型的な工業標
準の大きさは、0.735インチの高さHと、0.86
8インチの幅Wとを有する。図4の上面図又は平面図に
おいて、フィルム35は、幅Wのアパーチュア43、す
なわち0.868インチのアパーチュア43を有するア
パーチュア平面42のすぐ後側において図示されてい
る。従来の光学システムにおける焦点距離Fを有する対
物レンズ44の場合において、対物レンズ44がフィル
ム35に対して伝送することができる視野角度Aは、次
の式で表された焦点距離Fとアパーチュアと画像幅Wと
の間の数学的関係によって制限される。
【0040】
【数1】tan(SA/2)=(SW/2)÷F
【0041】対物レンズ44が、比較的一般的な50m
mの焦点距離Fを有しかつ幅Wが0.868インチであ
ることを仮定すると、上述のように、視野の角度Aは、
上記数1に従って図4に図示されるように、24.86
°である。言い換えれば、従来の35mmの映画フィル
ムの光学システムにおける50mmの対物レンズの視野
は、光軸12の側面のいずれか上においてただ12.4
3°である、水平方向における24.86°に制限さ
れ、その視野を超える複数の物体は、たとえ対物レンズ
45におけるアイリスが全開されていても、それらはア
パーチュア33の幅Wを越えないからフィルム画像37
上に生成されることはない。明らかに、フィルムフレー
ム37の高さHが幅Wよりも小さいので、垂直方向の
“視野”は、幾分より制限される。
【0042】本発明に係る実施形態の光学システムの一
部分の図5の上平面図において、対物レンズ23は再び
50mmの焦点距離Fを有するレンズであると仮定され
るが、ここで、従来のシステムとは異なり、中間の画像
25の大きさが画像フレーム幅とアパーチュア幅とによ
って制限されないので、対物レンズ23は、任意の所望
の大きさのより大きな幅W’を有する中間の画像25を
形成する。一例として、本願発明の範囲又はアプリケー
ションを制限することなしに、中間の画像25は、幅W
の1・1/2倍(1.5倍)の幅W’を有して形成して
もよい。言い換えれば、幅W’は1.302インチ
(0.868+0.434)であり、この中間の画像2
5の視野角度A’は再び、50mmの焦点距離Fと1.
302インチの幅W’との上記数1に従う数学的関数で
あり、すなわち、その角度A’は36.54°となる。
言い換えれば、この例においては、本発明に係る実施形
態の光学システムの中間の画像25における視野は、同
一の50mmの対物レンズが用いられたとしても、従来
のシステムよりも約12°又は約50%大きくなる。こ
のとき、このより大きな中間の画像25は視野レンズグ
ループ27とリレーレンズグループ28とによって光学
的に伝送されて、最後の画像29と同一の画像であるが
より小さい幅Wを有する画像を形成する。このことは、
例えば図4に示すように、幅Wの画像を生成するが視野
角度A’(36.54°)を有する画像を形成する従来
のシステムにおいて対物レンズ23’を有する、図6に
図示された効果を生成し、これによって、有効的な焦点
距離F’はただ33.4mmであり、これは再び上記数
1によって計算される。この発明に係る実施形態の光学
システム20における対物レンズの有効的な視野を増大
させることによって、近接して位置決めされた物体Oを
越えて見ることができる背景は実質的に増大されるが、
近い物体Oや背景の両方は合焦状態にあり、これによっ
て、当該光学システム20によって実質的に増大された
被写界深度を有するという効果を生成する。その結果、
当該光学システム20は、複数の物体Oが無限大までの
比較的大きな光学的距離において合焦状態であるととも
に、別の小さい物体Oが合焦状態にあるときに、対物レ
ンズ23から短い距離に位置する別の小さい物体Oを撮
影することによって観察されている、合焦状態の改善さ
れた被写界深度を有する広角レンズシステムをシミュレ
ーションする。
【0043】図3乃至図6とそれぞれ同様であるが、ス
チルカメラにおける35mmフィルムの使用と、従来の
光学システムと、本発明に係る実施形態の光学システム
20との間の比較を図示している図7乃至図10をいま
参照する。スチルカメラにおいては、35mmフィルム
35’は、各画像フレーム37’に対して8個の穿孔4
0’に等しい量だけ矢印36’で示す水平方向に進めら
れる。動画フィルム35とスチルカメラ35’のための
フィルムのストック(貯蔵又は蓄積)は同一であるが、
あるスチル画像(静止画像)の画像フレーム37’の中
心は当該フィルムの中心線38上に位置決めされ、1.
485インチの幅SWと、0.991インチの高さSH
とを有する。言い換えれば、スチル画像フレーム37’
の幅SWは映画の画像フレーム37の高さHの2倍より
も若干大きく、スチル画像のフレーム37’の高さSH
は、映画の画像フレーム37の幅Wよりも若干大きい。
図8の上平面図を参照すれば、フィルム35’は、幅S
W、すなわち画像フレーム37’の幅のアパーチュア4
3’を有するアパーチュア壁42’の後側を移動する。
再び、このスチルカメラ装置において焦点距離Fを有す
る従来の対物レンズ44’の場合においては、視野角度
SAは、アパーチュア/フィルム幅SW及び焦点距離F
とに対する次のような数学的関係を有する。
【0044】
【数2】tan(A/2)=(W/2)÷F
【0045】対物レンズ44’の焦点距離Fが図4の図
示と同様である50mmであると仮定すれば、視野角度
SAは、スチルフィルムのアパーチュア/フィルム幅S
Wが映画フィルムのアパーチュア/フィルム幅Wよりも
大きいので、図4の映画フィルムの例よりも大きな4
1.33°になるであろう。図9を参照すれば、もし5
0mmの焦点距離を有するこの発明に係る実施形態の光
学システム20の対物レンズ23が幅SWの1・1/2
倍(1.5倍)の幅SW’を有する中間の画像25を生
成するために用いられるならば、このとき、この中間の
画像25の視野角度SA’は、視野角度SAよりも1
7.57°だけ大きな50.90°に等しくなる。図6
と同様の図10を参照すれば、この拡大された58.9
0°の視野角度SA’は、対物レンズ23が33.4m
mの焦点距離F’を有するのもかかわらず、幅SWの画
像を生成する。再び、図3乃至図6の映画フィルムのア
プリケーションの例と同様に、この発明に係る本実施形
態の光学システム20の対物レンズ23の有効的な焦点
距離は約1/3に減少され、対物レンズとして実際に用
いられるよりもより広角のレンズの効果と、被写界深度
において見かけの増大を生成する。
【0046】例えば図1における光学システム20の鏡
胴22のような、通常取り巻いている鏡胴を用いること
なしに、一般に50で示された光学システムを図式的に
図示する、図11において図示された本発明の変形例を
いま参照する。撮影すべき近傍の物体Oに対して最も近
い光学システムの前端(前面の端部)から、当該光学シ
ステム50はアミシプリズム63を介して視野レンズ5
7によって光学的に伝送された中間の画像55を形成す
るための対物レンズ53を備え、これによって、光の放
射のために光軸54を90°だけ回転し、リレーレンズ
58を介して通過させて反射ミラー60に到達させ、面
51の後側のカメラにおいて最後の画像59を形成す
る。対物レンズ53、視野レンズ27及びリレーレンズ
58は、光学システム20の対物レンズ23と、視野レ
ンズ27と、リレーレンズ28と同一であってもよい。
本質的には、光学システム50は光軸54を90°だけ
偏移させ、曲げて、又は回転させるために、アミシプリ
ズム63を設けることを除いて、図1の光学システム2
0と同一である。アミシプリズム63は屋根エッジとと
もに設けられ、また、当該画像を反転するように動作
し、これによって、画像を反転するために光学システム
20に設けられたペカンプリズム31は光学システム5
0において必要ではない。この装置によって、カメラ
は、例えば地面又はフロア上にすわっている(載置され
ている)小さい物体Oを撮影することができるように、
特別な撮影効果を得るために、物体Oの方向に向かって
90°の角度で方向づけることができる。再び、光軸5
4の長さのために、それがたとえ90°だけ回転された
としても、対物レンズ53に対して近接して位置する近
傍の物体Oを照明するために、クロスハッチングされた
領域L’及びL’’によって図示された適当な空間(ス
ペース)が存在する。事実、直下であってレンズシステ
ムの複数の側面上にある領域L’’はカメラによって制
限されない。
【0047】いま、図12に図示された本発明の変形例
を参照すれば、一般的に70で示される光学システム
は、図1及び図11にそれぞれ図示された上述の光学シ
ステム20及び50に実質的に同様である。物体Oから
最後の画像79への光軸74上において、中間の画像7
5を形成するための(対物レンズ23及び53と同様
の)対物レンズ73が設けられ、上記中間の画像75
は、(視野レンズ27及び57と同様の)視野レンズ7
7を介して、光軸部分74bとして示すように、光軸部
分74aを90°だけ回転させる折曲ミラー84に光学
的に伝送され、さらに、光軸部分74aの平面と平行な
平面上にある、光軸部分74cに示すように、光軸をさ
らに90°だけ回転させるもう1つの折曲ミラー85に
光学的に伝送される。光軸部分74cに沿って、第1の
ペカンプリズム81aと、第2のペカンプリズム81b
と、リレーレンズグループ78とが設けられて、これに
よって、当該光を反射ミラー80に光学的に伝送して、
カメラの面71の後方に、最後の画像79を形成する。
折曲ミラー84及び85はまた、回転するプリズムであ
ってもよい。光学システム70を備えるための複数の鏡
胴は、折曲ミラー84及び85において、図14及び図
15を参照して詳細後述するように、回転可能な複数の
継手を有して設けられ、これによって、この鏡胴に囲ま
れた光軸部分74aを、矢印Rによって図示されるよう
に光軸部分74bの回りに回転させることができ、か
つ、光軸部分74bを矢印R’によって示されるように
光軸部分74cの回りに回転させることができる。ペカ
ンプリズム81bは、図1の光学システム20を参照し
て説明されたペカンプリズム31によって実行された同
一の機能である、最後の画像79として形成されるべき
画像を反転するために、カメラの面71に対して固定さ
れた位置において鏡胴内に装着される。ペカンプリズム
81aは、矢印R及びR’の方向で複数の鏡胴を回転す
ることによって生じる最後の画像79の方向づけを補正
するために、矢印R’’によって図示されるように、光
軸部分74cの回りに回転可能である。本発明に係る実
施形態のこの光学システム70によって、カメラと対物
レンズ73との異なった位置の融通性は大きく増大さ
れ、この光学システムは、物体を追従するように光軸部
分74aを取り巻いている鏡胴を単にガイドすることに
よって、カメラを動かすことなしに、動いている物体を
追従するように、光軸部分74b及び74cのうちの1
つ又は両方において回転される能力を有する。再び、光
軸74の長さは、この発明の前述された複数の実施形態
と同様に、物体Oの前面を照明するために、クロスハッ
チングされた複数の領域L’によって図示されるよう
に、空間(スペース)を提供する。
【0048】いま図13を参照すれば、図12の光学シ
ステム70と実質的に同一である光学システム70’が
図示され、光学システム70と同一である光学システム
70’の複数の構成要素は同一の符号によって識別さ
れ、ここで、それらについての詳細な説明は省略され
る。図13の光学システム70’と図12の光学システ
ム70との間の相違点は、最後の画像79を反転するた
めのペカンプリズム81bが省かれ、折曲ミラー84
は、最後の画像79を反転するために、図11の実施形
態におけるアミシプリズム63と同様の、アミシプリズ
ム83によって取り替えられる。このことは光学システ
ムを簡単化し、図12に図示された光学システム70の
融通性を犠牲にすることなしにそのコストを減少させ
る。
【0049】図11、図12及び図13において図示さ
れた本発明に係る複数の変形例の各々においては、複数
の折曲ミラーや複数のプリズムを、当該システムの光軸
に沿ってどこでも設けてもよいし、種々のタイプの等価
な複数の光学素子を、複数のレンズグループの機能とと
もに、これら複数のミラーと複数のプリズムの機能を実
行するために用いてもよい。
【0050】いま図14及び図15を参照すれば、一般
に90で示され、かつ、図12及び図13を参照して図
示及び説明されたように、この発明に係る本実施形態の
光学システムを含むように採用された、レンズシリンダ
ー又はレンズ鏡胴アッセンブリの簡単化された外観図が
図示され、ここで、光学システムの光軸74において9
0°の曲げ又は偏向が存在する。レンズ鏡胴アッセンブ
リ90は、光学システム70の折曲ミラー84、又は光
学システム70’のアミシプリズム83を含む第1の鏡
胴セクション92の面91に取り外し可能に連結される
対物レンズグループ73を含む。光学システム70又は
70’の折曲部材85を含む第2の鏡胴セクション93
は、図12及び図13において矢印Rで図示されるよう
に、光軸部分74bの回りの回転を可能にするために、
第1の鏡胴セクション92上のフランジ95に、フラン
ジ94によって回転可能に連結される。ロック機構96
は、相対的な回転に対して、管形状のセクション92及
び93を選択的にロックするために設けてもよい。同様
に、選択的に動作可能な回転継手97は、図12及び図
13において矢印R’によって図示されるように、光軸
部分74cの回りに管形状セクション93の選択的な回
転を可能にするために、鏡胴アッセンブリ90の鏡胴セ
クション93と第3の鏡胴セクション98との間に設け
られる。リレーレンズ78は、カメラの面71に隣接す
る鏡胴セクション98のベースにおいて設けられる。視
野レンズ77は、鏡胴アッセンブリ90における任意の
好都合な位置に設けることができ、図示されていない。
外部調整リング99を、例えばペカンプリズム81a
(図示せず。)のような内部素子の角度的な位置を調整
するために、鏡胴の管形状セクション98上に設けても
よい。他の従来の装置や調整は、例えば移動可能な(又
は除去可能な)フィルタ100のように、鏡胴アッセン
ブリ90において設けてもよい。本発明が例えば上述の
光学システム70及び70’のような光学システムを収
容する必要があり、要求されるかもしれない動きや調整
のすべての度合いを提供する必要があることを除いて、
鏡胴アッセンブリ90の形状、直径などは、この発明に
とって重要ではない。例えば、鏡胴部分98はさらによ
り短く形成してもよいし、鏡胴部分92と93との間に
設けられた長い鏡胴部分、もしくは鏡胴部分92は、よ
り短い鏡胴部分98を有して、より長く形成してもよ
い。
【0051】本発明のある特定の実施形態は特定の複数
のプリズムや複数のレンズを備えた幾つかの変形例とと
もに説明したが、本発明を、この広角と深い被写界深度
(又は視野)を有する近焦点光学システムと同一の機能
を実行するための異なった装置において、種々の他の構
成要素や素子を用いて、実施することは、当該技術分野
の当業者によって理解されかつ認識されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態である光学システム
の概略断面図である。
【図2】 フィルムカメラ又はビデオカメラのための従
来技術の光学システムの概略断面図である。
【図3】 職業的に撮影されるフィルムのために用いら
れるタイプの35mm映画フィルムの一部分の正面図で
ある。
【図4】 通常の視野を説明するための、35mmフィ
ルムを用いる動画カメラにおけるレンズと、アパーチュ
アとフィルムの概略平面図である。
【図5】 拡大された視野を説明するための、本発明に
係る実施形態の光学システムにおいて、対物レンズと、
それによって形成された中間の画像とを説明する概略平
面図である。
【図6】 図4の従来のシステムに比較して、35mm
フィルムを用いた映画カメラにおける有効的な視野を説
明するための、本発明に係る実施形態の有効的な光学シ
ステムの概略平面図である。
【図7】 スチルカメラにおいて用いられる35mmフ
ィルムの一部分の正面図である。
【図8】 図4と同様の図であるが、35mmスチルカ
メラにおけるレンズと、アパーチュアと、フィルムとを
説明する概略平面図である。
【図9】 図5と同様の図であるが、35mmスチルカ
メラにおいて、本発明に係る実施形態の光学システムに
よって形成された中間の画像を説明する概略平面図であ
る。
【図10】 図6と同様の図であるが、図8の従来のシ
ステムと比較して、35mmスチルカメラにおける本発
明に係る実施形態の光学システムの有効的な視野を説明
する概略平面図である。
【図11】 本発明に係る実施形態の光学システムの変
形例を示す概略断面図である。
【図12】 本発明に係る実施形態の光学システムのも
う1つの変形例を示す概略断面図である。
【図13】 本発明に係る実施形態の光学システムの別
の1つの変形例を示す概略断面図である。
【図14】 図12及び図13の光学システムにおける
レンズアッセンブリの平面図である。
【図15】 図14において図示されたレンズアッセン
ブリの一部分の一部分解斜視図である。
【符号の説明】
12…光軸、 20,50,70,70’…光学システム、 21,51,71…カメラの前面、 22…鏡胴、 23,23’,53,73…対物レンズ、 24,54,74…光軸、 25,55,75…中間の画像、 27,57,77…視野レンズ、 28,58,78…リレーレンズ、 29,59,79…最後の画像、 30,60,80…反射ミラー、 31…ペカンプリズム、 32…外部調整リングアッセンブリ、 33…アパーチュア、 35,35’…35mm映画フィルム 37,37’…画像フレーム、 38…画像フレーム37の中心線、 39…フィルム35の中心線、 40,40’…穿孔、 41…音声トラック、 42…アパーチュア板、 42’…アパーチュア壁、 43…アパーチュア、 44,45,44’…対物レンズ、 54…光軸、 63,83…アミシプリズム、 74a,74b,74c…光軸部分、 81a…第1のペカンプリズム、 81b…第2のペカンプリズム、 84,85…折曲ミラー、 90…レンズ鏡胴アッセンブリ、 91…第1の鏡胴セクションの面 92…第1の鏡胴セクション、 93…管形状セクション、 94,95…フランジ、 96…ロック機構、 97…回転継手、 98…第3の鏡胴セクション、 99…外部調整リング、 100…フィルタ、 L’,L’’…クロスハッチングされた領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/00 G02B 7/04 Z Fターム(参考) 2H044 AE01 AG01 AJ06 DA01 DA02 2H080 DD07 2H101 FF00

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ光軸に沿って順番に並置された
    対物レンズと、視野レンズと、リレーレンズとを備えた
    光学システムであって、 上記対物レンズは、空間における1つの物体からの放射
    光を受光して、上記対物レンズと上記リレーレンズとの
    間に第1の画像を形成し、 上記視野レンズは、上記第1の画像からの放射光を集光
    しかつ上記リレーレンズに伝送し、 上記リレーレンズは、上記第1の画像よりも小さいサイ
    ズの最後の画像を中継して画像検出手段に形成し、 上記光軸は第1と第2と第3の軸部分を有し、 上記第2の軸部分は上記第1及び第3の軸部分に対して
    所定の角度を有し、 上記光軸の第3の軸部分は、上記光学システムがカメラ
    上に装着されるときに、上記カメラ内のフィルム平面で
    あって当該カメラに対して固定された位置において垂直
    でありかつ上記フィルム平面の中心におかれ、 上記第1の軸部分は、上記第3の軸部分からオフセット
    され、上記第3の軸部分に平行な平面において上記第2
    の軸部分の回りで回転可能であり、 上記第2の軸部分は、上記第3の軸部分の回りで回転可
    能であり、 上記対物レンズ及び上記視野レンズは、上記第1の軸部
    分上に設けられ、 上記リレーレンズは、上記第3の軸部分上に設けられ、 上記第3の軸部分上に回転可能であるように装着され、
    上記画像を上記第3の軸部分の周りで回転させて上記最
    後の画像を選択的に方向付けるための、プリズムを含む
    光学手段を備えたことを特徴とする光学システム。
  2. 【請求項2】 上記光学システムはさらに、上記リレー
    レンズ内にそれぞれ設けられた焦点調節制御装置とアパ
    ーチュア制御装置とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載の光学システム。
  3. 【請求項3】 上記リレーレンズは、上記光学手段とは
    別の単一のレンズグループを備えたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の光学システム。
  4. 【請求項4】 上記光学手段は、上記対物レンズと上記
    リレーレンズとの間に設けられていることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の光学システム。
  5. 【請求項5】 上記光学手段は、上記第1の画像から上
    記最後の画像に対して画像の方向を反転して元に戻すこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の光学シス
    テム。
  6. 【請求項6】 上記対物レンズは、実質的に全開のアパ
    ーチュアと無限遠の焦点を有して設けられたことを特徴
    とする請求項1、2、3、4又は5記載の光学システ
    ム。
  7. 【請求項7】 上記第2の軸部分と、上記第1及び第3
    の軸部分との間の上記角度はそれぞれ90°であること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の光
    学システム。
  8. 【請求項8】 上記リレーレンズはマクロレンズである
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7
    記載の光学システム。
  9. 【請求項9】 上記対物レンズはズームレンズであるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8記載の光学システム。
  10. 【請求項10】 上記対物レンズは固定された焦点距離
    のものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7又は8記載の光学システム。
  11. 【請求項11】 上記第1の軸部分は、上記第3の軸部
    分に平行な平面において上記第2の軸部分の回りですべ
    ての方向でかつ連続的に回転可能であることを特徴とす
    る先行する請求項のうちの1つに記載の光学システム。
  12. 【請求項12】 上記第2の軸部分は、上記第3の軸部
    分の回りですべての方向でかつ連続的に回転可能である
    ことを特徴とする先行する請求項のうちの1つに記載の
    光学システム。
  13. 【請求項13】 上記光学手段はペカンプリズムである
    ことを特徴とする先行する請求項のうちの1つに記載の
    光学システム。
  14. 【請求項14】 上記対物レンズと、上記視野レンズ
    と、上記リレーレンズとは鏡胴アッセンブリに設けら
    れ、 上記鏡胴アッセンブリは第1と第2と第3の鏡胴セクシ
    ョンを含み、 上記第3の鏡胴セクションはカメラ上に設置するための
    手段を有し、 上記第1と第2と第3の軸部分は、それぞれ上記第1と
    第2と第3の鏡胴セクションに設けられ、 上記光学システムは、上記第1と第2の鏡胴セクション
    上に設けられて上記第2の鏡胴セクションの上記第2の
    軸部分の回りで上記第1の鏡胴セクションを選択的に回
    転することを可能にする第1の協働手段と、 上記第2と第3の鏡胴セクション上に設けられて上記第
    3の鏡胴セクションの上記第3の軸部分の回りで上記第
    2の鏡胴セクションを選択的に回転することを可能にす
    る第2の協働手段とをさらに備えたことを特徴とする先
    行する請求項のうちの1つに記載の光学システム。
  15. 【請求項15】 上記光学手段は、上記第1と第2の鏡
    胴セクションに設けられ、上記第1の軸部分から上記第
    2の軸部分に、及び上記第2の軸部分から上記第3の軸
    部分に上記光軸を偏移させる光軸偏移手段を備えたこと
    を特徴とする請求項14記載の光学システム。
  16. 【請求項16】 上記光軸を偏移させる光軸偏移手段
    は、1つの鏡と1つのプリズムを備えたことを特徴とす
    る請求項15記載の光学システム。
  17. 【請求項17】 上記光軸を偏移させる光軸偏移手段
    は、2つの鏡を備えたことを特徴とする請求項15記載
    の光学システム。
  18. 【請求項18】 上記第1と第2の鏡胴セクションは、
    上記第3の鏡胴セクションよりそれぞれ実質的に短いこ
    とを特徴とする請求項14、15、16又は17記載の
    光学システム。
  19. 【請求項19】 上記第1の協働手段は、上記第2の鏡
    胴セクションに対する上記第1の鏡胴セクションの連続
    的な回転を可能にし、かつ上記第1の鏡胴セクションを
    相対的な回転の任意の位置で上記第2の鏡胴セクション
    に対して固定する手段を含むことを特徴とする請求項1
    4、15、16、17又は18記載の光学システム。
  20. 【請求項20】 上記第2の協働手段は、上記第3の鏡
    胴セクションに対する上記第2の鏡胴セクションの連続
    的な回転を可能にし、かつ上記第2の鏡胴セクションを
    相対的な回転の任意の位置で上記第3の鏡胴セクション
    に対して固定する手段を含むことを特徴とする請求項1
    4、15、16、17、18又は19記載の光学システ
    ム。
  21. 【請求項21】 上記第2の光軸は、上記第1と第3の
    鏡胴セクションを近接して連結するために上記第3の鏡
    胴セクションの直径に実質的に等しい長さであり、 上記第1の鏡胴セクションは上記対物レンズと上記視野
    レンズを収容する最小の長さであり、 上記第3の鏡胴セクションは上記第1と第2の鏡胴セク
    ションより実質的に長いことを特徴とする請求項14、
    15、16、17、18、19又は20記載の光学シス
    テム。
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