JP2002277803A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 光源からの光ビームを偏向し、被走査面上に結像させる光走査装置において、
   前記光源の波長は５００ｎｍ以下であり、
   この光源からの光ビームを反射する反射鏡を備え、
   この反射鏡の反射特性に寄与する金属膜の複素屈折率Ｎを、
   Ｎ（λ）＝ｎ（λ）−ｉｋ（λ） ただし、ｎ，ｋ＞０
   ｎ（λ）：複素屈折率の実数部
   ｉ＝√−１
   ｋ（λ）：複素屈折率の虚数部（消衰係数）
   λ：波長
   と定義したとき、
   ｋ（λ）＞√（−ｎ（λ）２＋１８ｎ（λ）−１）
   を満足する反射鏡を用いたことを特徴とする光走査装置。
2. 前記反射鏡の反射特性に寄与する金属膜の上にアルミナ（Ａｌ２Ｏ３）を付加した金属反射鏡を用いたことを特徴とする請求項１記載の光走査装置。
3. 前記反射鏡の上に更に誘電体膜を付加した反射鏡を用いたことを特徴とする請求項１又は２記載の光走査装置。
4. 前記反射鏡は光源からの光ビームを偏向走査するための偏向ミラーであることを特徴とする請求項１〜３記載の光走査装置。
5. 前記偏向ミラーの反射鏡の反射特性に寄与する金属膜と前記偏向ミラーの母材とを同一金属部材から形成したことを特徴とする請求項４記載の光走査装置。
6. 前記偏向ミラーは回転多面鏡であることを特徴とする請求項４又は５記載の光走査装置。
7. 前記反射鏡は光源からの光ビームの光路を所定方向へ折り曲げるための折り返しミラーであることを特徴とする請求項１〜３記載の光走査装置。
8. 前記反射鏡は集光作用を持った走査結像ミラーであることを特徴とする請求項１〜３記載の光走査装置。
9. 前記反射鏡の反射特性に寄与する金属膜はアルミニウムであることを特徴とする請求項１〜８記載の光走査装置。
10. 前記反射鏡の反射特性に寄与する金属膜は銀であることを特徴とする請求項１〜８記載の光走査装置。
11. 前記光源は窒化ガリウム系青紫半導体レーザーであることを特徴とする請求項１〜１０記載の光走査装置。
12. 前記光源からの光ビームを被走査面上に結像させる走査結像レンズ系とを備え、該走査結像レンズ系は少なくとも１枚のプラスチックレンズを有し、このプラスチックレンズの光軸からの偏向角に応じた光線通過距離の合計の最大値をＬｍａｘ、最小値をＬｍｉｎとしたとき、
    Ｌｍａｘ−Ｌｍｉｎ＜３・ｌｏｇ１００．９３／Ｓ
    Ｓ＝ｌｏｇ１０（１−３．５５×１０８／λ４）、λ：前記光ビームの波長（ｎｍ）
    であることを特徴とする請求項１〜１１記載の光走査装置。
13. 前記光源からの光ビームを被走査面上に結像させる走査結像レンズ系とを備え、
    該走査結像レンズ系は少なくとも１枚のプラスチックレンズを有し、このプラスチックレンズに使用される光学樹脂の透過率の波長特性と逆特性の分光特性を有する光学部材を備えたことを特徴とする請求項１〜１２記載の光走査装置。
14. 請求項１〜１３のいずれかに記載の光走査装置と、この光走査装置の被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光束によって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、この現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、この転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを備えることを特徴とする画像形成装置。
15. 外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力するプリンタコントローラをさらに備えることを特徴とする請求項１４記載の画像形成装置。