JP5173567B2 - 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機、マルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来よりレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機の光走査装置においては画像信号に応じて光源手段から光変調され出射した光束を、回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器(偏向手段)により周期的に偏向させている。そして偏向された光束をfθ特性を有する結像光学系によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に集束させ、その面上を光走査して画像記録を行っている。
図10は従来の走査光学装置の要部概略図である。
同図において光源手段1から放射した発散光束はコリメータレンズ2により平行光束となり、開口絞り9によって通過光束が制限されてシリンドリカルレンズ4に入射する。シリンドリカルレンズ4に入射した平行光束は主走査面内においてはそのままの状態で射出する。また副走査面内においては集束してポリゴンミラーから成る偏向手段(偏向素子)5の偏向面(反射面)5aに線像として結像する。偏向手段5の偏向面5aで偏向反射された光束はfθ特性を有する結像光学素子(fθレンズ)6を介して被走査面8に導光される。そして偏向手段5を矢印A方向に回転させることによって被走査面8上を矢印B方向(主走査方向)に走査している。
また従来よりタンデム型の走査光学装置が種々と提案されている(特許文献1参照)。
図11は従来のタンデム型の走査光学装置の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。タンデム型の走査光学装置とは、カラー画像形成における各色相に対応する複数の被走査面を同時に走査する走査光学装置である。
同図において複数の光源手段から偏向手段までの所謂入射光学系は不図示である。同図において偏向手段5により偏向走査された複数の光束は、対応する結像光学素子61x、62x、反射素子71x、72x、73xを介して異なる被走査面8xに導光される。
なお、本明細書及び図面において、サフィックスxは色相に対応するy(イエロー)、m(マゼンタ)、c(シアン)、k(ブラック)を表わす。
特開2005−266775号公報
タンデム型の走査光学装置においては、偏向手段後の4つの光路は同一形状の結像光学素子を介しているため、被走査面までの光路長を等しくする必要がある。
上述した従来例のように単一の偏向手段から4つの被走査面まで光束を導光する場合、最低限必要な反射素子の数は、以下の通りである。物理的に偏向手段5に最も近い被走査面8xのm光路及びc光路が2枚、物理的に偏向手段5に最も遠い被走査面8xのy光路及びk光路が1枚、計6枚である。また複数の被走査面間の間隔や、結像光学素子の位置によっては6枚では光路をとり回せず、8枚、10枚と増やした事例も存在する。
このように多くの反射素子を必要とするタンデム型の走査光学装置では、光路間で配される反射素子の枚数を異ならせて構成することが多い。
一方、これに用いられる反射素子は同一の反射率、例えば反射率が90%近傍のAL(アルミ)で形成された高反射膜を有した長さの異なるミラーを組み合わせて使用することが一般的であった。しかしながらこの場合、以下に示す問題点を有する。
(1)光路中に配されるミラーの枚数が異なる光路間で光学効率が異なるため、光源毎に発光パワーが異なる。これにより光路毎に光源のドループ特性差や諧調制御特性差等を生じやすい。
(2)光路中に配されるミラーの枚数が異なる光路間では被走査面における像面照度比に差を生じやすく、特に光路中に配されるミラーの枚数が少ない光路(例えば上述したy光路及びk光路)における像面照度比の補正が困難となる。
(1),(2)は共に画像品位の劣化を招き、特に高品位な画像が要求されるカラー画像形成装置においては問題となっている。
これに対し特許文献1においては同一の光路内における複数の反射素子の反射率を変化させ、さらに反射率角度依存性を付加し、像面照度比を補正することが開示されている。
近年では、さらに複数の光路間における反射素子の絶対反射率や反射率角度依存性の関係を考慮することが重要であり、特にタンデム型の走査光学装置においては光路間の光学効率や像面照度比を揃えることが好ましい。
本発明は各光路間の光学効率の均一化及び像面照度比の均一化を図り、簡易な方法で高精彩印字に好適な走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
本発明に係わる走査光学装置は、複数の光源手段と、前記複数の光源手段から出射された複数の光束を偏向走査する1つ以上の偏向手段と、前記1つ以上の偏向手段偏向面にて偏向走査された複数の光束を対応する複数の被走査面上に結像させる結像光学系と、前記偏向面から前記複数の被走査面に向かう複数の光路には、各々少なくとも1以上の反射素子を有する走査光学装置であって、前記偏向面から前記複数の被走査面に向かう複数の光路は、光路中に設けられた反射素子の枚数が異なっており、前記偏向面から前記被走査面に向かう光路中に設けられた前記反射素子の枚数が最も少ない第1光路における反射素子の平均軸上反射率をRa−ave、前記偏向面から前記被走査面に向かう光路中に設けられた前記反射素子の枚数が最も多い第2光路における反射素子の平均軸上反射率をRb−ave、前記第1光路における反射素子の軸上反射率の積算値をΠRa−i、前記第2光路における反射素子の軸上反射率の積算値をΠRb−iとするとき、前記第1光路が複数ある場合には、複数の前記第1光路において対応する前記反射素子の軸上反射率が同一かつ前記対応する前記反射素子の最軸外反射率が同一であり、前記第2光路が複数ある場合には、複数の前記第2光路において対応する前記反射素子の軸上反射率が同一かつ前記対応する前記反射素子の最軸外反射率が同一であって、
Ra−ave < Rb−ave
0.9 < ΠRa−i/ΠRb−i < 1.1
なる条件を満足することを特徴とする。
本発明によれば各光路間の光学効率の均一化及び像面照度比の均一化を図り、簡易な方法で高精彩印字に好適な走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
本発明の走査光学装置は、
複数の光源手段の発光部から出射した複数の光束の集光状態を光束変換手段で変換して偏向手段に導光している。そして、偏向手段からの光束を結像光学手段で複数の被走査面上に結像している。複数の被走査面に向かう光路には光路中に配された反射素子の枚数が異なる光路が含まれている。このとき、光路中に配される反射素子の枚数が最も少ない光路における複数もしくは単数の反射素子の反射特性と、光路中に配される反射素子の枚数が最も多い光路における複数の反射素子の反射特性を適切に設定している。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1のタンデム型の走査光学装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。図2は本発明の実施例1のタンデム型の走査光学装置の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。図3は本発明の実施例1の偏向手段より光源手段側の副走査断面図である。
尚、以下の説明において、主走査方向(Y方向)とは偏向手段で光束が偏向走査される方向である。副走査方向(Z方向)とは偏向手段の回転軸と平行な方向である。主走査断面とは偏向手段の回転軸を法線とする平面である。副走査断面とは主走査方向の軸を法線とする平面である。
また本明細書及び図面においては、上述したように、サフィックスxは色相に対応するy(イエロー)、m(マゼンタ)、c(シアン)、k(ブラック)を表わす。またy〜kとはy,m,c,kのことである。
図中、1y〜1kは各々少なくとも1つの発光部(発光点)を有する光源手段(光源)であり、例えば半導体レーザーよって成っている。2y〜2kは各々絞りであり、光束(光量)を制限している。
3は光束変換手段としてのアナモフィックコリメータレンズであり、対応する複数の光源手段1y〜1kから出射した複数の光束の集光状態を変換する機能と、光束を偏向手段5の偏向面において主走査方向に延伸した線像に変換する機能とを有している。
尚、アナモフィックコリメータレンズに限らず、それぞれ独立した機能を有するコリメータレンズとシリンドリカルレンズとを用いて構成しても良い。
尚、絞り2y〜2k及びアナモフィックコリメータレンズ3の各要素はそれぞれ入射光学系(集光光学系)Ly〜Lkの一要素を構成している。
5は偏向手段(偏向素子)としての光偏向器であり、複数の偏向面を有する回転多面鏡(ポリゴンミラー)よりなり、モータ等の駆動手段により矢印A方向に等速で回転しており、入射光学系Ly〜Lkからの光束を偏向走査している。
SR,SLは各々光偏向器5に対して対向配置されたステーション(走査ユニット)である。
6y〜6kは各々結像光学手段(結像光学系)であり、光偏向器5からの複数の光束を光束毎に対応した被走査面8y〜8k上に結像させている。本実施例における結像光学手段6y〜6kを構成する各々の結像光学素子(結像レンズ)はプラスチックモールド製より形成されている。
ステーションSR側の結像光学手段6c、6kは、各々共通の第1の結像レンズ61ckと第2の結像レンズ62c、62kを有している。ステーションSL側の結像光学手段6y、6mは、各々共通の第1の結像レンズ61ymと第2の結像レンズ62y、62mを有している。
結像光学手段6y〜6kは、各々光偏向器5によって偏向走査された画像情報に基づく光束を対応する被走査面としての感光ドラム面8y〜8k上に結像させている。かつ結像光学手段6y〜6kは、各々副走査断面内において光偏向器5の偏向面51、52と感光ドラム面8y〜8kとの間を共役関係にすることにより偏向面51、52の面倒れ補償を行っている。
74k,71c,72c、73cは各々ステーションSR側の反射素子としてのミラー(反射ミラー)であり、ステーションSR内で光路を折り曲げている。74y,71m,72m、73mは各々ステーションSL側の反射素子としてのミラー(反射ミラー)であり、ステーションSL内で光路を折り曲げている。
8k,8cは各々ステーションSR側の被走査面としての感光ドラム面である。8y,8mは各々ステーションSL側の被走査面としての感光ドラム面である。
本実施例では複数の被走査面8y〜8kに向かう各光路にはそれぞれ光路中に1以上の反射素子が配されている。
63y〜63kは各々防塵ガラスであり、結像光学手段6y〜6kと被走査面8y〜8kとの間に配置されており、走査光学装置内への塵埃の侵入を防いでいる。
<走査光学装置>
本実施例の走査光学装置は4つの光源手段1y〜1kの発光部から出射した光束を異なる4つの被走査面8y〜8kに導光し、光走査するものである。以下、走査光学装置の機能説明においては簡単のため1つの光源手段1kから発せられた光束の光路について説明する。
光源手段である半導体レーザ1kから出射した発散光束は絞り2kによって光量を制限され、対応するアナモフィックコリメータレンズ3に入射する。アナモフィックコリメータレンズ3は、光源手段1kからの光束を主走査断面内(主走査方向)に関しては平行光束に変換し、副走査断面内(副走査方向)に関しては光偏向器5の偏向面51に結像するよう光束の状態を変換している。
光偏向器5に入射した光束は偏向面51により被走査面方向に偏向走査され、結像光学手段6kに入射する。本実施例において結像光学手段6kは主に主走査方向にパワーを有するプラスチック製の第1のトーリックレンズ(結像レンズ)61ckと主に副走査方向にパワーを有するプラスチック製の第2のトーリックレンズ(結像レンズ)62kとより構成される。
また、結像光学手段6kは、偏向面51からの偏向光束を被走査面8kに結像させるとともに偏向面51の面倒れを補償している。
本実施例における第1のトーリックレンズ61ckは、上記の如く2組の結像光学手段6c、6kで共通に使用されている。なお、結像光学手段6kの形態、製法はこれに限定されるものではない。
上記結像光学手段6kにより被走査面8k上に結像した光束は、モータ軸(不図示)に取り付けられたポリゴンミラーの回転により被走査面8k上を矢印B方向(主走査方向)に等角速度で偏向走査する。
<タンデム型の走査光学装置>
本実施例における走査光学装置はこれらの走査機能を4つ有することで、異なる色相に対応する画像情報を同時に異なる被走査面上に記録するタンデム型の走査光学装置であり、以下、それについて、詳細に説明する。
図3に示すように、本実施例における4つの光源手段1y〜1kは各々主走査方向及び副走査方向に矩形状に配置されている。
このうち光源手段1c、1kからの光束を光偏向器5の偏向面51へ、光源手段1y、1mからの光束を光偏向器5の偏向面52へ入射させ、それぞれの光束を光偏向器5の左右に分離している。
さらに光源手段1c、1kからの光束を副走査断面内で異なる入射角をもち光偏向器5に斜入射させることにより、第1のトーリックレンズ61ck後に配置したミラー71cにより空間分離している。尚、光源手段1y、1mからの光束に関しても同様である。
このように偏向手段(ポリゴンミラー)5に対し異なる斜入射角を有する複数の光束を、該光偏向器5の異なる2つの偏向面51,52に入射させることにより、一つの光偏向器5で4つの光束を同時に走査可能としている。
<反射素子>
次に本実施例における反射素子に関し説明する。
物理的に光偏向器5に最も遠い側の被走査面8y、8kに向かう光源手段1y、1kからの光束は、光偏向器5により偏向走査された後、それぞれ1枚の反射素子(ミラー)74xで偏向され、それぞれの被走査面8xに導光される。以下、被走査面8y、8kに向かう光源手段1y、1kからの光束の光路を「外側光路」と称す。
一方、物理的に光偏向器5に最も近い側の被走査面8m、8cに向かう光源手段1m、1cからの光束は、光偏向器5により偏向走査された後、3枚の反射素子(ミラー)71x、72x、73xで偏向され、それぞれの被走査面8xに導光される。以下、被走査面8m、8cに向かう光源手段1m、1cからの光束の光路を「内側光路」と称す。
外側光路と内側光路において反射素子の枚数が相違している理由は、全ての光路においてその光路長を合わせるという制約条件のもと、光学素子と光路との物理的干渉、組立て性等を考慮し配置を決定するためである。
尚、本実施例では反射素子の枚数を内側光路で3枚、外側光路で1枚として構成したが、これに限定されることはない。複数の被走査面間の間隔や結像光学素子の位置等によって内側光路及び外側光路における反射素子の枚数を決定すれば良い。
<絶対反射率>
このとき全ての反射素子を同一の反射率とした場合、内側、外側光路においてその光学効率に差を生じる。例えば反射率90%のAL(アルミ)で形成された高反射ミラーを用いた場合、両者の光学効率に18%の差を生じることになる。この場合、複数の被走査面における光量を等しくするために、各光源手段の発光パワーを異ならせて調整すると、ドループ特性に代表されるレーザ特性に差を生じ、画像品位の劣化に繋がってくる。
そこで本実施例では外側光路(光路中に配される反射素子の枚数が最も少ない光路)に使用する反射素子の平均反射率を、内側光路(光路中に配される反射素子の枚数が最も多い光路)のそれよりも低く設定することで、上記課題を解決している。
なお、ここで言う反射率とは実際の走査光学装置内での光軸上の光束の入射角、偏光状態にて定義される反射率である。
つまり本実施例では光路中に配される反射素子の枚数が最も少ない光路における複数もしくは単数の反射素子の平均軸上反射率をRa−aveとする。また光路中に配される反射素子の枚数が最も多い光路における複数の反射素子の平均軸上反射率をRb−aveとする。このとき、
Ra−ave < Rb−ave …(1)
なる条件を満足するように各反射素子における反射率を設定している。
条件式(1)の条件を外れると画像品位の劣化に繋がるので良くない。
表1に本発明の実施例1における反射素子の反射率を示す。
本実施例においては表1に示すように、各反射素子の反射率を以下の如く設定している。
Ra−ave=88.0%、
Rb−ave=95.0%
これは条件式(1)を満足している。
尚、本実施例において、複数の被走査面に向かう各光路に配された反射素子のうち、少なくとも1つは、それらが配された条件下において反射率が変わるよう、反射膜構成を変えて構成している。
つまり、本実施例において1つの光路中に配した反射素子71x〜73xは、すべて同一の反射膜構成で製作しているのに対し、他の光路中に配した反射素子74kは反射膜構成を変え製作することで、前者に対して大きく異なる反射特性を得ている。
また複数の光源手段間の発光パワーの均一化を図るためには、複数の光路間での光学効率を揃えることが望ましい。
一般的に複数の光源手段間の発光パワーの差が10%を超えると、ドループ特性に代表されるレーザ特性に差を生じ、画像品位の劣化に繋がることが分かっている。
したがって本実施例では、光路中に配される反射素子の枚数が最も少ない光路における複数もしくは単数の反射素子の軸上反射率の積算値をΠRa−Iとする。また光路中に配される反射素子の枚数が最も多い光路における複数の反射素子の軸上反射率の積算値をΠRb−iとする。このとき、
0.9 < ΠRa−i/ΠRb−i < 1.1 …(2)
なる条件を満足するように各反射素子における反射率を設定している。
条件式(2)の条件を外れるとドループ特性に代表されるレーザ特性に差が生じ、画像品位の劣化に繋がるので良くない。
本実施例においては表1に示すように、各反射素子の反射率を設定することにより、条件式(2)は、
ΠRa−i/ΠRb−i=1.03
となり、これは条件式(2)を満足している。
さらに望ましくは上記条件式(2)を次の如く設定するのが良い。
0.95 < ΠRa−i/ΠRb−i < 1.05 …(2a)
<反射率角度依存性>
本実施例で用いられている結像光学素子(結像レンズ)はプラスチック製である。走査光学装置に用いるプラスチック製レンズは製造の観点から反射防止コーティングを施していないものが主流であり、本実施例もノンコートレンズである。反射防止コートの無いレンズに偏光状態の光束が入射する場合、画角により透過率が異なる。つまり被走査面上において像面照度が不均一になるという問題がある。
図4は本実施例における像面照度比(光軸上で正規化した被走査面上での光量分布)を示している。図4より、反射防止コートの無い結像光学素子にP偏光の状態で入射する本実施例では、同図中の点線で示すように、結像光学素子により軸上に対して最軸外の光量が約4%高くなる。この状態は偏光状態により異なり、S偏光の場合は逆の特性となる。
また本実施例では結像光学素子と被走査面との間に走査光学装置内への塵埃の侵入を防ぐ防塵ガラスを有しており、同素子もまた反射防止コートを施していない。したがってこの防塵ガラスも被走査面上において光量分布を発生させる要因となり、同図中の一点鎖線に示すように防塵ガラスにより軸上に対して最軸外の光量が約3%高くなっている。
このように様々な要因により発生する像面照度の不均一性を、反射素子にその逆特性を持たせる、つまり入射角に応じてその反射率が異なる(反射率角度依存性を有する)ような反射素子を用いることにより補正することが必要となる。
つまり本実施例のように光路毎に反射素子の枚数が異なるタンデム型の走査光学装置の場合、反射素子の枚数が最も少ない光路における複数もしくは単数の反射素子の平均反射率角度依存性をΔRa−aveとする。また反射素子の枚数が最も多い光路における複数の反射素子の平均反射率角度依存性をΔRb−aveとする。このとき、
ΔRa−ave > ΔRb−ave …(3)
なる条件を満足するように各反射素子における反射率角度依存性を設定している。
条件式(3)の条件を外れると像面照度の不均一性を補正するのが難しくなるので良くない。
ここで反射率角度依存性とは実際の走査光学装置内における入射角、偏光状態による軸上と最軸外の反射率から以下のように定義される。
反射率角度依存性=軸上反射率/最軸外反射率−1
実施例1においては表1に示すように、各反射素子の反射率角度依存性を以下の如く設定している。
ΔRa−ave=6.8%、
ΔRb−ave=2.6%
これは条件式(3)を満足している。
また、このように光路により反射素子の枚数が異なる構成においてこの課題を実現する場合、反射素子の枚数が最も少ない光路における反射素子により大きい反射率角度依存性を求められる。
一般に反射率の高い反射素子は角度依存性を付加することが難しく、反射率の低い反射素子は付加しやすいという特徴がある。そのため、本実施例では、反射素子の枚数が最も少ない光路における複数もしくは単数の反射素子の最小軸上反射率をRa−min、反射素子の枚数が最も多い光路における複数の反射素子の最小軸上反射率をRb−minとする。このとき、
Ra−min < Rb−min …(4)
なる条件を満足するように各反射素子における反射率を設定している。
本実施例は条件式(4)を満足させる為に反射素子の反射率Ra−min(88.0%)を複数の反射素子の反射率Rb−min(95.0%)よりも低く設定している。これにより反射素子に反射率角度依存性を付加しやすい構成としている。
さらにタンデム型の走査光学装置では像面照度比を補正することもさることながら、複数の被走査面間において像面照度比を揃えることがより重要となる。これは複数の被走査面間で像面照度比にばらつきがあるということが、各色相毎の濃度むらとなり、走査領域内での色味むらとなるためである。
通常、単色の濃度むらより、色重ね後の色味むらの方が視認性が高いため、タンデム型の走査光学装置では複数の被走査面間において像面照度比を揃えることが重要視されるのである。
一般的に複数の光路の反射素子の反射率角度依存性の積和値の比が30ポイントを超えると色重ね後の色味むらの視認性が高まり問題となる。
したがって本実施例では、光路中に配される反射素子の枚数が最も少ない光路における複数もしくは単数の反射素子の反射率角度依存性の積和値をΣΔRa−Iとする。また光路中に配される反射素子の枚数が最も多い光路における複数の反射素子の反射率角度依存性の積和値をΣΔRb−iとする。このとき、
0.7 < ΣΔRa−i/ΣΔRb−i < 1.3 …(5)
なる条件を満足するように各反射素子における反射率角度依存性を設定している。
条件式(5)の条件を外れると色重ね後の色味むらの視認性が高まり問題となるので良くない。
本実施例においては表1に示すように、各反射素子の反射率角度依存性を設定することにより、条件式(5)は、
ΣΔRa−i/ΣΔRb−i=0.87
となり、これは条件式(5)を満足している。
さらに望ましくは上記条件式(5)を次の如く設定するのが良い。
0.8 < ΣΔRa−i/ΣΔRb−i < 1.2 …(5a)
図5は外側光路における像面照度比、図6は内側光路における像面照度比を示している。共に実線は結像光学素子と防塵ガラスによる像面照度比、点線は各反射ミラーによる像面照度比、太線の一点鎖線はそれらを掛け合わせたトータル、つまり実際の被走査面上での像面照度比を示している。
図5、図6より折返しミラーの枚数が異なる光路間においても、反射ミラーの角度依存性を条件式(4)及び条件式(5)を満足するよう適切に設定することで、双方の被走査面上における像面照度比を揃えることを実現している。
<カラー画像形成装置>
図9は本発明のカラー画像形成装置の要部概略図である。図9において、160はカラー画像形成装置、110は実施例1に示した構成を有する走査光学装置、121,122,123,124は各々像担持体としての感光ドラムである。131,132,133,134は各々現像器、151は搬送ベルトである。
図9において、カラー画像形成装置160には、パーソナルコンピュータ等の外部機器152からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ153によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の互いに異なった各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ走査光学装置110に入力される。そして、走査光学装置110からは、各画像データに応じて変調された光ビームが出射され、これらの光ビームによって感光ドラム121,122,123,124の感光面が主走査方向に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く走査光学装置110からの各々の画像データに基づいた4本の光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム121,122,123,124面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器152としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置160とで、カラーデジタル複写機が構成される。
以上説明したように本実施例においては、複数の光束を異なる被走査面上を同時に走査するタンデム型の走査光学装置において、光路中に配される反射素子の枚数の異なる光路間の反射率及びその角度依存性を適切に設定している。これによりタンデム型の走査光学装置における各光路間の光学効率の均一化、像面照度比の均一化を図り、簡易な方法で高精彩印字に好適な走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置を実現している。
図7は本発明の実施例2におけるy(イエロー)、m(マゼンタ)、c(シアン)の色相に対応する感光ドラム面を走査する走査光学装置(カラー用走査光学装置)の副走査断面図である。図8は実施例2におけるk(ブラック)の色相に対応する感光ドラム面を走査する走査光学装置(モノクロ用走査光学装置)の副走査断面図である。図7、図8において図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と相違する点は、モノクロ用(k)とカラー用(y、m、c)の走査光学装置を分け光路の取り回しを変えた点であり、走査光学装置としての機能や主走査方向の断面形状等は実施例1と同様である。これにより実施例1と同様な効果を得ている。
<タンデム型の走査光学装置>
図8に示すように本実施例のモノクロ用の走査光学装置は結像光学素子63kと結像光学素子64kとの間に2枚の反射素子75k、76kを配置し、さらに結像光学素子64kと被走査面8kとの間に1枚の反射素子77kの計3枚の反射素子を配置している。そして、これらの3枚の反射素子75k、76k、77kを介して被走査面である感光ドラム面8kに光偏向器5kで偏向走査された光束を導光し光走査している。
一方、カラー用の走査光学装置は図7に示すように結像光学素子63y,m,cと結像光学素子64y,m,cとの間に1枚の反射素子78y,m,cを配置している。そして、1枚の反射素子78y,m,cを介して、それぞれの被走査面である感光ドラム面8y,m,cに光偏向器5y,m,cで偏向走査された光束を導光し光走査している。
これらのカラー用の走査光学装置はy、m、cの色相に対応して3台の走査光学装置が並列して配置されており、先のモノクロ用の走査光学装置の1台と合わせ、計4台で実質的に一つのタンデム型の走査光学装置を構成している。
尚、本実施例では反射素子の枚数をカラー用の光路で1枚、モノクロ用の光路で3枚として構成したが、これに限定されることはない。複数の被走査面間の間隔や結像光学素子の位置等によってカラー用の光路及びモノクロ用の光路における反射素子の枚数を決定すれば良い。
このようにタンデム型の走査光学装置を形成するカラー用の走査光学装置とモノクロ用の走査光学装置において反射素子の枚数が異なっているため、前述した如く実施例1と同様の課題が生じる。
<絶対反射率>
本実施例においても複数の被走査面における光量は等しくする必要があり、各光源手段の発光パワーを異ならせることで調整を行う。その結果、ドループ特性に代表されるレーザ特性に差を生じ、画像品位の劣化に繋がる。
本実施例ではカラー用の光路(光路中に配される反射素子の枚数が最も少ない光路)に使用する反射素子の平均反射率を、モノクロ用の光路(光路中に配される反射素子の枚数が最も多い光路)のそれよりも低く設定している。これにより上記課題を解決している。
つまり本実施例においてはカラー用の光路における単数の反射素子の平均軸上反射率Ra−aveとモノクロ用の光路における複数の反射素子の平均軸上反射率Rb−aveを前述した条件式(1)を満足するように設定している。
表2に本発明の実施例2における反射素子の反射率を示す。
本実施例では上記条件式(1)を満足するように表2に示す如くカラー用の光路における単数の反射素子の平均軸上反射率Ra−aveとモノクロ用の光路における複数の反射素子の平均軸上反射率Rb−aveを以下の如く設定している。
Ra−ave=75.0%、
Rb−ave=90.7%
これにより本実施例では前述の実施例1と同様な効果を得ている。
又、本実施例では上記条件式(2)を満足するようにカラー用の光路における単数の反射素子の軸上反射率の積算値ΠRa−Iとモノクロ用の光路における複数の反射素子の軸上反射率の積算値ΠRb−Iとの比を以下の如く設定している。
ΠRa−i/ΠRb−i=1.02
これにより本実施例では前述の実施例1と同様な効果を得ている。
<反射率角度依存性>
又、本実施例では上記条件式(3)を満足するように表2に示す如くカラー用の光路における単数の反射素子の平均反射率角度依存性ΔRa−aveとモノクロ用の光路における複数の反射素子の平均反射率角度依存性ΔRb−aveを以下の如く設定している。
ΔRa−ave=8.0%、
ΔRb−ave=2.7%
これにより本実施例では前述の実施例1と同様な効果を得ている。
又、本実施例では上記条件式(4)を満足するように表2に示す如くカラー用の光路における反射素子の最小軸上反射率(75.0%)を、モノクロ用の光路における複数の反射素子の最小軸上反射率(80.0%)よりも低く設定している。これにより同反射素子に反射率角度依存性を付加しやすい構成としている。
又、本実施例では上記条件式(5)を満足するようにカラー用の光路における単数の反射素子の反射率角度依存性の積和値ΣΔRa−iとモノクロ用の光路における複数の反射素子の反射率角度依存性の積和値ΣΔRb−iとの比を以下の如く設定している。
ΣΔRa−i/ΣΔRb−i=1.0
これにより本実施例では前述の実施例1と同様な効果を得ている。
以上説明したように本実施例においては、複数の走査光学装置の集合体で形成されるタンデム型の走査光学装置においても、反射素子の枚数の異なる光路間の反射率及びその角度依存性を適切に設定している。これによりタンデム型の走査光学装置における各光路間の光学効率の均一化、像面照度比の均一化を図り、簡易な方法で高精彩印字に好適な走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置を実現している。
本発明の実施例1のタンデム型の走査光学装置の主走査断面図 本発明の実施例1のタンデム型の走査光学装置の偏向手段より被走査面側の副走査断面図 本発明の実施例1のタンデム型の走査光学装置の偏向手段より光源手段側の副走査断面図 本発明の実施例1における結像光学素子、防塵ガラスによる像面照度比を示す図 本発明の実施例1における外側光路の像面照度比を示す図 本発明の実施例1における内側光路の像面照度比を示す図 本発明の実施例2のカラー用走査光学装置の副走査断面図 本発明の実施例2のモノクロ用走査光学装置の副走査断面図 本発明のカラー画像形成装置の要部概略図 従来例における走査光学装置の要部斜視図 従来例におけるタンデム型の走査光学装置の偏向手段より被走査面側の副走査断面図
符号の説明
1y〜1k 光源手段(半導体レーザ)
2y〜2k 開口絞り
3 アナモフィックコリメータレンズ
5 偏向手段(ポリゴンミラー)
51、52 偏向面
6y〜6k 結像光学手段(fθレンズ系)
61ym,61ck 第1トーリックレンズ
62y〜62k 第2トーリックレンズ
63y〜63k 防塵ガラス
71m、72m、73m、74y 反射素子
71c、72c、73c、74k 反射素子
8y〜8k 被走査面(感光ドラム面)

Claims (8)

  1. 複数の光源手段と、前記複数の光源手段から出射された複数の光束を偏向走査する1つ以上の偏向手段と、前記1つ以上の偏向手段偏向面にて偏向走査された複数の光束を対応する複数の被走査面上に結像させる結像光学系と、前記偏向面から前記複数の被走査面に向かう複数の光路には、各々少なくとも1以上の反射素子を有する走査光学装置であって、
    前記偏向面から前記複数の被走査面に向かう複数の光路は、光路中に設けられた反射素子の枚数が異なっており、
    前記偏向面から前記被走査面に向かう光路中に設けられた前記反射素子の枚数が最も少ない第1光路における反射素子の平均軸上反射率をRa−ave、前記偏向面から前記被走査面に向かう光路中に設けられた前記反射素子の枚数が最も多い第2光路における反射素子の平均軸上反射率をRb−ave、前記第1光路における反射素子の軸上反射率の積算値をΠRa−i、前記第2光路における反射素子の軸上反射率の積算値をΠRb−iとするとき、
    前記第1光路が複数ある場合には、複数の前記第1光路において対応する前記反射素子の軸上反射率が同一かつ前記対応する前記反射素子の最軸外反射率が同一であり、
    前記第2光路が複数ある場合には、複数の前記第2光路において対応する前記反射素子の軸上反射率が同一かつ前記対応する前記反射素子の最軸外反射率が同一であって、
    Ra−ave < Rb−ave
    0.9 < ΠRa−i/ΠRb−i < 1.1
    なる条件を満足することを特徴とする走査光学装置。
  2. 前記偏向手段は互いに異なる第1偏向面と第2偏向面を備え、
    前記結像光学系は、前記第1偏向面にて偏向走査された複数の光束を複数の被走査面上に結像させる第1結像光学系と、前記第2偏向面にて偏向走査された複数の光束を複数の被走査面上に結像させる前記第1結像光学系と異なる第2結像光学系と、を備え、
    前記第1結像光学系、前記第2結像光学系は、夫々前記第1光路および前記第2光路を備え、夫々前記条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
  3. 前記偏向手段の偏向面から前記複数の被走査面に向かう光路に設けられた反射素子のうち、各光路毎の少なくとも1枚の反射素子は、反射率角度依存性を有しており、
    前記第1光路における反射素子の平均反射率角度依存性をΔRa−ave、前記第2光路における反射素子の平均反射率角度依存性をΔRb−ave、前記第1光路における反射素子の反射率角度依存性の積和値をΣΔRa−i、前記第2光路における反射素子の反射率角度依存性の積和値をΣΔRb−iとするとき、
    ΔRa−ave > ΔRb−ave
    0.7<ΣΔRa−i/ΣΔRb−i<1.3
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
    但し、反射率角度依存性=軸上反射率/最軸外反射率−1
  4. 前記第1光路における反射素子の最小軸上反射率をRa−min、前記第2光路における反射素子の最小軸上反射率をRb−minとするとき、
    Ra−min < Rb−min
    なる条件を満足することを特徴とする請求項3に記載の走査光学装置。
  5. 副走査断面内において、前記第1光路前記偏向手段から最も遠い被走査面に向かう光路であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の走査光学装置。
  6. 副走査断面内において、前記第2光路前記偏向手段から最も近い被走査面に向かう光路であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の走査光学装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の走査光学装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して走査光学装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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