JP2002276051A - 間仕切り壁の施工構造 - Google Patents

間仕切り壁の施工構造

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JP2002276051A
JP2002276051A JP2001080756A JP2001080756A JP2002276051A JP 2002276051 A JP2002276051 A JP 2002276051A JP 2001080756 A JP2001080756 A JP 2001080756A JP 2001080756 A JP2001080756 A JP 2001080756A JP 2002276051 A JP2002276051 A JP 2002276051A
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Kazuyuki Miyazaki
和由紀 宮崎
Hideki Kasai
秀樹 笠井
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Sekisui Home Techno KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴室ユニットあるいはシャワー室ユニット組み
立てた後、洗面室や脱衣室等の浴室あるいはシャワー室
との間仕切り壁を容易に構築することができる間仕切り
壁の施工構造を提供する。 【解決手段】複数本の隣室側壁パネル用支柱が、間隔を
隔てて浴室またはシャワー室側の壁面を形成する浴室ま
たはシャワー室壁面構成部材の隣室面側に設けられた係
止部に係止された状態でそれぞれ垂設されていて、隣室
用壁パネルが、前記隣室側壁パネル用支柱の間隔に裏面
側に突出する複数の凸部を有し、各凸部を前記隣室側壁
パネル用支柱の隣室側の面に支柱の垂設方向に設けられ
た開口部から支柱内にそれぞれ嵌合させた状態または開
口部内に挿入し、開口部の縁部にその一部を係止させた
状態で前記隣室側壁パネル用支柱に支持されることによ
って、隣室側の間仕切り壁が形成されている構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室ユニットある
いはシャワー室ユニットを用いて構築される浴室または
シャワー室と、洗面室や脱衣室等の隣室との間仕切り壁
の施工構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室ユニットあるいはシャワー室
ユニットを用いて構築される浴室またはシャワー室と、
洗面室や脱衣室等の隣室との間仕切り壁は、まず、浴室
ユニットあるいはシャワー室ユニットを組み立てる前
に、壁材を用いて隣室側の間仕切り壁面を構築し、壁材
の浴室側あるいはシャワー室側の面に断熱材を貼り付け
て、出入口形成部を除く四周を囲まれた浴室ユニットあ
るいはシャワー室ユニットの設置空間を形成したのち
に、この設置空間内で浴室ユニットあるいはシャワー室
ユニットを組み立てるようになっていた。
【0003】しかし、上記のような施工方法では、隣室
側の間仕切り壁を構築した後でないと浴室ユニットある
いはシャワー室ユニットを組み立てなければならないた
め、浴室ユニットあるいはシャワー室ユニットの組み立
てスペースが狭く、施工性が悪いという問題がある。
【0004】そこで、本発明の出願人は、図10に示す
ように、まず、浴室ユニット100を浴室設置位置に組
み立てるとともに、浴室ユニット100の壁面構成部材
101の洗面室200側の面に嵌合金具102を取り付
けておき、洗面室200側から壁パネル201の裏面に
取り付けられた嵌合金具202を前記嵌合金具102に
上方からスライド嵌合させることにより、洗面室200
側の間仕切り壁を構築するようにした間仕切り壁の施工
構造を既に提案している(特願2000−57412
号)。
【0005】すなわち、この施工構造によれば、浴室ユ
ニット100を組み立てたのちに、隣室側の間仕切り壁
を施工できるので、浴室ユニットあるいはシャワー室ユ
ニットの組み立てスペースを広くとれて浴室ユニットあ
るいはシャワー室ユニットの組み立て施工を容易に行な
うことができる。
【0006】しかしながら、上記の施工構造では、浴室
ユニット100の壁面構成部材101の洗面室200側
の面に嵌合金具102を取り付けておき、洗面室200
側から壁パネル201の裏面に取り付けられた嵌合金具
202を前記嵌合金具102に上方からスライド嵌合さ
せるようになっているので、壁パネル201の本体20
3で邪魔されて嵌合金具102と嵌合金具202との嵌
合部が見えないため施工性に少し問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、浴室ユニットあるいはシャワー室ユニッ
ト組み立てた後、洗面室や脱衣室等の浴室あるいはシャ
ワー室との間仕切り壁を容易に構築することができる間
仕切り壁の施工構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1に記載の間仕切り壁の施工
構造(以下、「請求項1の施工構造」は、浴室またはシ
ャワー室と、この浴室またはシャワー室の出入口側に隣
接する隣室とを含む部分を囲む囲壁が構築された状態で
ユニット化された浴室またはシャワー室が組み立てられ
たのち、隣室の浴室またはシャワー室側の間仕切り壁が
構築される間仕切り壁の施工構造であって、複数本の隣
室側壁パネル用支柱が、間隔を隔てて浴室またはシャワ
ー室側の壁面を形成する浴室またはシャワー室壁面構成
部材の隣室面側に設けられた係止部に係止された状態で
それぞれ垂設されていて、隣室用壁パネルが、前記隣室
側壁パネル用支柱の間隔に裏面側に突出する複数の凸部
を有し、各凸部を前記隣室側壁パネル用支柱の隣室側の
面に支柱の垂設方向に設けられた開口部から支柱内にそ
れぞれ嵌合させた状態または開口部内に挿入し、開口部
の縁部にその一部を係止させた状態で前記隣室側壁パネ
ル用支柱に支持されることによって、隣室側の間仕切り
壁が形成されている構成とした。
【0009】本発明の請求項2に記載の間仕切り壁の施
工構造(以下、「請求項2の施工構造」は、請求項1の
施工構造において、係止部が、浴室またはシャワー室壁
面構成部材の隣室面側に着脱自在で、浴室またはシャワ
ー室用壁パネルの支柱と隣室側壁パネル用支柱との間隔
を規制するスペーサに設けられている構成とした。
【0010】本発明の請求項3に記載の間仕切り壁の施
工構造(以下、「請求項3の施工構造」は、請求項2の
施工構造において、嵌まり込む位置決め嵌合部を備えて
いる構成とした。
【0011】本発明の請求項4に記載の間仕切り壁の施
工構造(以下、「請求項4の施工構造」は、請求項2ま
たは請求項3の施工構造において、スペーサが、装着状
態で浴室またはシャワー室側支柱の一部が嵌まり込む位
置決め嵌合部を備えている構成とした。
【0012】本発明の請求項5に記載の間仕切り壁の施
工構造(以下、「請求項5の施工構造」は、請求項1〜
請求項4のいずれかの施工構造において、平板状の側壁
面接着部と、この側壁面接着部に垂設された平板状の幅
調整可能な壁パネル接着部とを有する断面略L字形また
は断面略T字形をした壁幅調整材が、前記側壁面接着部
が少なくとも隣室の側壁面に接着されるとともに、壁パ
ネル接着部が幅調整された状態で隣室用壁パネルの端縁
部に接着されて、壁パネルと隣室側壁面との隙間が隣室
側から封鎖されている構成とした。
【0013】本発明において、壁パネルとしては、特に
限定されないが、表面化粧鋼板の端縁部を裏面側に折り
曲げて嵌合凸部を周縁に設けた面材の裏面に石膏ボード
等の断熱材や補強材を貼着したもの、表面化粧珪酸カル
シウム板の周囲に嵌合凸部を備えたアルミニウム製枠材
を取り付けた面材の裏面に石膏ボード等の断熱材や補強
材を貼着したものなどが挙げられる。
【0014】請求項5の施工構造において使用される壁
幅調整材の材質としては、特に限定されないが、たとえ
ば、アルミニウム等の金属、木、合成樹脂などが挙げら
れるが、合成樹脂が好適に使用される。また、壁幅調整
材の壁パネル接着部は、所定ピッチに薄肉部を平行に複
数箇所設け、この薄肉部で折り取ったり、切り取って幅
を調整したりできるようにすることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1〜図4は本発明
にかかる間仕切り壁の施工構造の1つの実施の形態をあ
らわしている。
【0016】この間仕切り壁の施工構造では、図1〜図
4に示すように、浴室Bと、その隣室である洗面室Sと
の間仕切り壁Pが、以下の(1)〜(10)のようにし
て形成されるようになっている。 (1)浴室Bおよび洗面室Sの両室を囲むように予め構
築された囲壁W内で浴室ユニット1を折り戸式のドアD
およびドア枠6部分を残して組み立てる。
【0017】すなわち、浴室ユニット1は、洗い場パン
11、浴槽パン12、浴槽13、壁パネル2a、コーナ
ースタッド15、センタースタッド16および図4に示
す天井パネル17を備えている。壁パネル2aは、化粧
鋼板製の本体部21と、本体部21の裏面に貼着された
石膏ボード22とから構成されている。本体部21は、
化粧鋼板がその両側縁部を裏面側に直角に折り曲げられ
た後、さらに断面ヘ字形に折り曲げられることによって
形成された後述するコーナースタッド15およびセンタ
ースタッド16の開口部19内に挿入される係合凸部2
1aを備えている。
【0018】コーナースタッド15は、図では断面しか
あらわれていないが、高さ(長手)方向に断面へ字形を
した弾性係止部15a,15aをヘ字の頂部が直交する
ように両側に備えた開口部19を形成するように鋼板が
折り曲げられて形成されている。センタースタッド16
は、図では断面しかあらわれていないが、高さ(長手)
方向に断面へ字形をした弾性係止部16a,16aをへ
字の頂部が対面するように両側に備えた開口部19を形
成するように鋼板が折り曲げられて形成されている。
【0019】そして、この浴室ユニット1は、たとえ
ば、つぎのようにして組み立てられるようになってい
る。まず、浴室設置部より、洗面室S側に少しずらせた
形で、洗い場パン11および浴槽パン12を基礎上に組
み立てる。
【0020】つぎに、開口部19が浴室Bの内側に向か
うようにコーナースタッド15およびセンタースタッド
16を洗い場パン11および浴槽パン12の周縁に設け
られた所定位置に立設させる。そして、係合凸部21a
をコーナースタッド15およびセンタースタッド16の
開口部19から内側に挿入させて弾性係止部15a(1
6a)に係止させることによって壁パネル2aによって
浴室側壁面を構築するとともに、図4に示すように、ク
リップ17aで天井パネル17を固定し天井面を構築す
る。
【0021】(2)上記のようにして組み立てられた浴
室ユニット1を浴室設置位置までスライドさせる。 (3)図3に示すように、センタースタッド用スペーサ
3およびコーナースタッド用スペーサ4を浴室ユニット
1の洗面室側のセンタースタッド16およびコーナース
タッド15に装着する。
【0022】なお、センタースタッド用スペーサ3は、
図5に示すように、センタースタッド16の一部が嵌合
する大きさの溝状をした凹部3a,3bを両面に備え、
嵌合溝31aを備えた断面略逆L字形をした係止部31
が一方の凹部3aの底面中央部に、嵌合溝32aを備え
た断面略L字形をした係止部32が他方の凹部3bの底
面中央部に突設されていて、図6に示すように、係止部
31をセンタースタッド16の洗面室S側の面に穿設さ
れた係止孔(図では一箇所しかあらわしていないが上下
方向に複数箇所設けられている)18に挿入し、下方
(矢印A方向)にスライドさせることによって、センタ
ースタッド16の一部に装着されるようになっている。
そして、この装着状態で、凹部3aにセンタースタッド
16の一部が嵌合し、センタースタッド用スペーサ3が
位置決めされた状態で装着されるようになっている。
【0023】一方、コーナースタッド用スペーサ4は、
図7に示すように、センタースタッド16の一部が嵌合
する大きさの溝状をした凹部4a,4bを両面に備え、
断面略逆L字形をした係止部41,41が一方の凹部4
aの底面に水平方向に2つ突設され、断面略L字形をし
た係止部42が他方の凹部4bの底面中央部に突設され
ていて、一方の係止部41をコーナースタッド15の洗
面室S側の面に穿設された係止孔(図では一箇所しかあ
らわしていないが上下方向に複数箇所設けられている)
19に挿入し、下方(矢印A方向)にスライドさせるこ
とによって、センタースタッド用スペーサ3と同様にし
てコーナースタッド15に装着されるようになってい
る。そして、この装着状態で、図3に示すように係止孔
19に係止されていないもう一方の係止部41の側壁面
と凹部4aの側壁面との間にコーナースタッド15の一
部が嵌まり込み、コーナースタッド用スペーサ4の位置
決めがなされるようになっているとともに、洗面室S側
の凹部42の底面がセンタースタッド用スペーサ3の凹
部32の底面とが同一平面内に位置するようになってい
る。すなわち、コーナースタッド用スペーサ4の厚みが
センタースタッド用スペーサ3の厚みより厚く形成され
ている。
【0024】(4)洗面室側壁パネル用支柱としてのセ
ンタースタッド16と同形状の洗面室用スタッド16'
をセンタースタッド用スペーサ3およびコーナースタッ
ド用スペーサ4の洗面室S側に向いた係止部32,42
その開口部19が洗面室S側を向くように係止させて洗
面室Sの床面に対して垂設させる。すなわち、洗面室用
スタッド16'を少し傾けた状態で浴室B側の面に設け
られた係止孔18を係止部32(42)の上端縁に臨ま
せ、下方(矢印A方向)にスライドさせて嵌合溝32a
(42a)に係止孔18周縁部を嵌合させる。そして、
この装着状態で、洗面室用スタッド16'の一部が嵌合
凹部3b(4b)に嵌合し、垂設状態に位置決めされる
ようになっている。
【0025】(5)図2に示すように、ドアDが設けら
れない部分の洗面室用スタッド16'と洗面室用スタッ
ド16'との間に横桟14を架け渡す。 (6)浴室用壁パネル2aと同様の構造をした3枚の洗
面室側壁パネル2b,2c,2dを、それぞれその係合
凸部21aが洗面室用スタッド16'の開口部19正面
に臨むように支持した状態で洗面室側壁パネル2b(2
c,2d)を浴室方向に向かって水平に押し込むことに
よって、係合凸部21aを開口部19内に挿入し、弾性
係止部16aに係合させて洗面室側壁パネル2b,2
c,2dを洗面室用スタッド16'に取り付ける。
【0026】(7)図3に示すように、ドアDが取り付
けられる開口部の両側に立設するセンタースタッド'1
6、コーナースタッド15にドア額縁6の側枠61をビ
ス62で固定する。 (8)両端に配置された洗面室用スタッド16'と囲壁
Wとの隙間W1を以下のようにして壁幅調整材8によっ
て塞ぐ。
【0027】すなわち、壁幅調整材8は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を押出成形するこ
とによって断面略L字形に形成され、図8に示すよう
に、囲壁固定部81とこの囲壁固定部81の一端から垂
直に設けられた幅調整部82を備え、幅調整部82に、
切り取り部となる薄肉部83がその長手方向に平行に複
数条設けられており、必要に応じてその一部を薄肉部8
3で切り取ることによって、幅調整部82の長さを調整
できるようになっている。そして、この壁幅調整材8
を、幅調整部81の先端部が洗面室用スタッド16'の
隙間W1側の洗面室S側端縁部に密着させた状態で、囲
壁固定部81を洗面室用スタッド16'の側面に対面さ
せるように、両面テープ(図示せず)で囲壁Wに固定す
ることにより、隙間W1を幅調整部81によって洗面室
S側から見えない状態に塞ぐようになっている。
【0028】(9)幅調整部82の先端部を押さえ部材
9の本体部91と、洗面室用スタッド16'との間で挟
着する。すなわち、押さえ部材9は、図9に示すよう
に、本体部91とこの本体部91の一方の面に立設され
た嵌合凸部92とを備えた断面略T字形をしていて、嵌
合凸部92が、壁パネル2b(2c,2d)の係止凸部
21aとともに、あるいは、後述する出入口化粧カバー
7の嵌合凸部71とともに開口部19内から洗面室用ス
タッド16'内に挿入されることによって、洗面室用ス
タッド16'に固定されるようになっている。
【0029】(10)出入口化粧カバー7を取り付け
る。すなわち、出入口化粧カバー7は、図3に示すよう
に、断面略L字形をしていて、L字の一方の辺7a内側
面に押さえ部材9の本体部91が嵌まり込む凹部71
と、嵌合凸部72とを備えている。
【0030】そして、壁パネル2b(2c,2d)の係
止凸部21aとともに、嵌合凸部72を洗面室側スタッ
ド16'の開口部19から洗面室側スタッド16'内に挿
入した状態、あるいは、押さえ部材9の本体部91を凹
部にはめ込むとともに、押さえ部材9の嵌合凸部92と
ともに嵌合凸部72を洗面室側スタッド16'の開口部
19から洗面室側スタッド16'内に挿入した状態にし
てL字の他方辺7bでドア側枠61の洗面室側部分を覆
った状態にしたのち、L字の他方辺7bを洗面室用スタ
ッド16'の側面にビス73で固定されるようになって
いる。
【0031】なお、図4中、63はドア額縁6の上枠、
64は化粧カバーであって、壁パネル2dは、図4に示
すように、その下端が上枠63に受けられた状態でビス
65を介して固定されている。
【0032】以上のようになっているので、上記間仕切
り壁の施工構造は、以下のような優れた効果を備えてい
る。浴室ユニット1を組み立てた後に洗面室Sの間仕切
り壁Pを構築できるようになっているので、浴室ユニッ
ト1の組み立て施工スペースを広くとることができ、浴
室ユニットの組み立て施工性が向上する。
【0033】壁パネル2b(2c,2d)を立設状態に
して水平方向に押し込むだけで壁パネル2b(2c,2
d)を装着できるので、壁パネル2b(2c,2d)の
上端縁と天井面との間に隙間のない状態でも壁パネル2
b(2c,2d)を装着して間仕切り壁Pを容易に形成
することができる。
【0034】センタースタッド16およびコーナースタ
ッド15にスペーサ3(4)を装着するだけで洗面室用
スタッド16'の係止部32(42)を設けることがで
きるので、既存の浴室ユニット1のセンタースタッド1
6およびコーナースタッド15に係止孔18を穿設する
だけでよい。すなわち、特別な浴室ユニット1を製造す
る必要がない。また、厚みの異なる複数種のスペーサに
よって幅調整もできる。スペーサによって幅調整ができ
るので、浴室ユニットやシャワー室ユニットの形状を自
由に選択することができる。
【0035】洗面室側スタッド16'の一部がスペーサ
3(4)の凹部3b(4b)内に嵌合状態に嵌まり込む
ようになっているので、洗面室側スタッド16'の側壁
面が嵌合凹部3b(4b)の側壁面に当接し、洗面室側
スタッド16'の位置決めを確実に行なうことができる
とともに捩れを防止できる。スペーサ3(4)の凹部3
a(4a)内にコーナースタッド15およびセンタース
タッド16の一部が嵌合状態に嵌まり込むようになって
いるので、コーナースタッド15およびセンタースタッ
ド16によってスペーサ3(4)の位置決めを確実に行
なうことができる。したがって、洗面室室用スタッド1
6'の位置決めもより正確に行なえるようになる。
【0036】両端に配置された洗面室用スタッド16'
と囲壁Wとの隙間W1を壁幅調整材8によって塞ぐよう
にしたので オーダー住宅などのように、洗面室の側壁
間の距離が規格外であっても、壁幅調整材8みを用意す
れば壁パネル2b(2c,2d)は規格のものを用いる
ことができるのでコストダウンを図ることができる。
【0037】本発明は、上記の実施の形態に限定されな
い。たとえば、上記の実施の形態では、ドアDが折り戸
式であったが、引き戸式でも構わない。洗面室用スタッ
ド16'の係止部32(42)は、スペーサ3(4)を
用いずにコーナースタッド15およびセンタースタッド
16に溶接やネジ止めなどによって固定するようにして
も構わない。
【0038】
【発明の効果】本発明にかかる間仕切り壁の施工構造
は、以上のように構成されているので、隣室側から浴室
あるいはシャワー室方向へ壁パネルを正面から押し込む
だけであるので壁パネルを所定状態に容易に装着するこ
とができる。また、壁パネルの上端縁と天井面との間に
隙間のない状態でも壁パネルを装着して間仕切り壁を形
成することができる。しかも、浴室ユニットあるいはシ
ャワー室ユニットを組み立て所定の位置に配置したのち
に、間仕切り壁を設けることができるので、浴室ユニッ
トあるいはシャワーユニットの組み立てを広いスペース
で行なえる。したがって、浴室ユニットあるいはシャワ
ー室ユニットの組み立て作業を容易かつ正確に行なうこ
とができる。
【0039】特に、請求項2の施工構造のようにすれ
ば、各支柱と浴室ユニットやシャワー室ユニットの隣室
側の面との幅方向がことなるような場合も、スペーサに
よって幅調整ができるので、浴室ユニットやシャワー室
ユニットの形状を自由に選択することができる。
【0040】請求項3の施工構造のようにすれば、支柱
の一部がスペーサに設けられた凹部に嵌まり込むように
なっているので、支柱の側壁面が凹部の側壁面に当接
し、支柱の捩れが確実に防止できる。すなわち、施工精
度がより向上する。
【0041】請求項4の施工構造のようにすれば、スペ
ーサの凹部に浴室またはシャワー室側支柱の一部が嵌ま
り込むので、浴室またはシャワー室側支柱によってスペ
ーサの位置決めを確実に行なうことができる。したがっ
て、隣室側支柱の位置決めも正確に行なえるようにな
る。
【0042】請求項5の施工構造のようにすれば、オー
ダー住宅などのように、洗面室の側壁間の距離が規格外
であっても、壁幅調整材のみを用意すれば壁パネルは規
格のものを用いることができるのでコストダウンを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる間仕切り壁の施工構造の1つの
実施の形態をあらわす浴室と洗面室との概略平面図であ
る。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図2のY−Y線断面図である。
【図4】図2のZ−Z線断面図である。
【図5】センタースタッド用スペーサの説明図であっ
て、同図(a)はその正面図、同図(b)はその平面
図、同図(c)はその側面図である。
【図6】センタースタッド用スペーサ(コーナースタッ
ド用スペーサ)と、センタースタッド(コーナースタッ
ド)および洗面室用スタッドとの組み立て状態の断面図
である。
【図7】コーナースタッド用スペーサの説明図であっ
て、同図(a)はその正面図、同図(b)はその平面
図、同図(c)はその側面図である。
【図8】壁幅調整材の断面図である。
【図9】出入口化粧カバーの断面図である。
【図10】本発明の出願人が先に提案した間仕切り壁の
施工構造をあらわす断面図である。
【符号の説明】
B 浴室 P 間仕切り壁 S 洗面室(隣室) W 囲壁 W1 隙間 1 浴室 15 コーナースタッド 16 センタースタッド 16' 洗面室用スタッド 18 係止孔 19 開口部 2a,2b,2c,2d 壁パネル 21a 係止凸部 3 センタースタッド用スペーサ 3a,3b 凹部 31,32 係止部 4 コーナースタッド用スペーサ 4a,4b 凹部 41,42 係止部 8 壁幅調整材 81 囲壁固定部 82 幅調整部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室またはシャワー室と、この浴室または
    シャワー室の出入口側に隣接する隣室とを含む部分を囲
    む囲壁が構築された状態でユニット化された浴室または
    シャワー室が組み立てられたのち、隣室の浴室またはシ
    ャワー室側の間仕切り壁が構築される間仕切り壁の施工
    構造であって、複数本の隣室側壁パネル用支柱が、間隔
    を隔てて浴室またはシャワー室側の壁面を形成する浴室
    またはシャワー室壁面構成部材の隣室面側に設けられた
    係止部に係止された状態でそれぞれ垂設されていて、隣
    室用壁パネルが、前記隣室側壁パネル用支柱の間隔に裏
    面側に突出する複数の凸部を有し、各凸部を前記隣室側
    壁パネル用支柱の隣室側の面に支柱の垂設方向に設けら
    れた開口部から支柱内にそれぞれ嵌合させた状態または
    開口部内に挿入し、開口部の縁部にその一部を係止させ
    た状態で前記隣室側壁パネル用支柱に支持されることに
    よって、隣室側の間仕切り壁が形成されていることを特
    徴とする間仕切り壁の施工構造。
  2. 【請求項2】係止部が、浴室またはシャワー室壁面構成
    部材の隣室面側に着脱自在で、浴室またはシャワー室用
    壁パネルの支柱と隣室側壁パネル用支柱との間隔を規制
    するスペーサに設けられている請求項1に記載の間仕切
    り壁の施工構造。
  3. 【請求項3】スペーサが、係止部に係止された隣室側支
    柱の一部が嵌まり込む位置決め嵌合部を備えている請求
    項2に記載の間仕切り壁の施工構造。
  4. 【請求項4】スペーサが、装着状態で浴室またはシャワ
    ー室側の壁構成部材の一部が嵌まり込む位置決め嵌合部
    を備えている請求項2または請求項3に記載の間仕切り
    壁の施工構造。
  5. 【請求項5】平板状の囲壁固定部と、この囲壁固定部に
    垂設された平板状の幅調整可能な幅調整部とを有する断
    面略L字形または断面略T字形をした壁幅調整材が、前
    記囲壁固定部が少なくとも隣室の側壁面に接着されると
    ともに、幅調整部の端部が隣室用壁パネルの端縁部に密
    着された状態で支柱と囲壁との隙間が隣室側から封鎖さ
    れている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の間仕切
    り壁の施工構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010242380A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Wako Seisakusho:Kk 組立式のサニタリーユニット

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