JP2002256690A - 巾木及びそれを利用した配線構造 - Google Patents

巾木及びそれを利用した配線構造

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JP2002256690A JP2001052276A JP2001052276A JP2002256690A JP 2002256690 A JP2002256690 A JP 2002256690A JP 2001052276 A JP2001052276 A JP 2001052276A JP 2001052276 A JP2001052276 A JP 2001052276A JP 2002256690 A JP2002256690 A JP 2002256690A
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Katsumi Yokoyama
勝美 横山
Makoto Nakayama
誠 中山
Susumu Terauchi
進 寺内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルを見映え良くかつ能率良く配線す
る。増改築などに伴う配線の変更や増設に対して高い自
由度を有する。 【解決手段】 壁面3Sに固定される長尺のベース部2
1と、該ベース部21に取付くことによりベース部21
との間にケーブル2が通る配線空間Hを形成するカバー
22とからなる配線巾木1A、及びこの配線巾木1Aに
壁面3Sの入隅部Q1で接続される小長さの中実の非配
線巾木1Bとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ケーブルなど
の配線作業を容易かつ迅速に行うことができ、しかも増
改築などに伴う配線の変更や増設に対して高い自由度を
有して容易に対応しうる巾木及びそれを利用した配線構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家屋における電気配線は、通常、
分電盤から分配された夫々の分配ケーブルを、天井裏や
床下の空間を通って各部屋の分岐位置まで導いた後、こ
の分岐位置から、照明用のケーブル、コンセント用のケ
ーブル等を分岐させている。そして、コンセント用のケ
ーブル等においては、前記分岐位置からのケーブルを、
コンセントごとに各壁体内部を通して配線している。即
ち、コンセントの設置数だけ、壁体内部を通す配線作業
が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな壁体内部にケーブルを通す作業は、熟練度が要求さ
れる等難しく、多くの手間を要するとともに作業時間を
増すなど工期短縮の妨げとなっている。又壁体内部にケ
ーブルが通るため、増改築などに伴う配線の変更や増設
に対して、大きな制限を受けるという問題がある。
【0004】そこで本発明者は、図10に略示するよう
に、壁面下部に配される壁下飾り用の巾木aを、内部に
ケーブルが通る配線空間を形成した配線巾木a1によっ
て形成することを提案した。しかし家屋では、一般に、
部屋の出入り口bが入隅部cの近傍に形成されるため、
巾木aを配線巾木a1のみで形成した場合には、特にこ
の入隅部cと出入り口bとの間の小領域yで施工が難し
くなり、作業性を損ねるとともに見映えを低下する傾向
となってしまう。
【0005】そこで、本発明者は、前記小領域に中実の
非配線巾木を配することを基本として、配線巾木が有す
る利点、即ち配線作業を能率化、迅速化しうること、増
改築などに伴う配線の変更や増設に対して自由度を高め
うること等の利点を確保しながら、巾木の見切りの施工
性や見映えなどを改善しうる巾木及びそれを利用した配
線構造の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明は、家屋の壁面の下部に配され
る巾木であって、前記壁面に固定される長尺のベース部
と、該ベース部に着脱自在に取り付くことにより前記ベ
ース部との間にケーブルが通る長手方向の配線空間を形
成するカバーとからなる配線巾木、及びこの配線巾木に
前記壁面の入隅部で接続される小長さの中実の非配線巾
木とを含むことを特徴としている。
【0007】又請求項2の発明では、前記配線巾木と非
配線巾木とは、断面輪郭形状が実質的に同一であること
を特徴としている。
【0008】又請求項3の発明は、前記請求項1又は2
の巾木を用いた配線構造であって、前記配線空間の前記
ケーブルを、前記壁面に設けたコンセントユニットに接
続することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図示例とともに説明する。図1は、本発明の配線構造を
用いた部屋(洋室)の一例を示す斜視図、図2は、その
配線構造を拡大して示す断面図、図3は前記配線構造に
用いる巾木の斜視図である。
【0010】図1において、本実施態様の配線構造は、
内部にケーブル2が通る長手方向の配線空間Hを形成し
た配線巾木1Aと、中実の非配線巾木1Bとを用いて壁
下飾り材である巾木1を形成するとともに、前記配線空
間Hを通る前記ケーブル2を、壁面3Sに設けたコンセ
ントユニット4に接続している。又前記非配線巾木1B
は、壁面3Sの入隅部Q1と、これに近接する出入り口
Kの例えば額縁11との間の小領域Yに配置され、これ
によって該小領域Yにおける巾木1の見切りを施工性良
くかつ見映え良く行う。
【0011】なお本例では、前記ケーブル2が、電源用
などの強電用ケーブル2A、及び通信線や信号線などの
弱電用ケーブル2Bを含む場合を例示している。このう
ち強電用ケーブル2Aは、壁体3の内部を通って天井裏
の分岐位置jまでのびる分岐ケーブル6Aを介して分電
盤に導通し、又弱電用ケーブル2Bは同様に、壁体3の
内部を通って分岐位置jまでのびる分岐ケーブル6Bを
介して引き込み線に導通している。
【0012】又図2には、家屋がパネル工法によって形
成される場合を例示しており、前記壁体3として、周囲
枠7の外面及び内面に、面材9、10を夫々添着した壁
パネルP1が用いられる。この壁パネルP1は、その上
下端が、基礎や梁などの架構体に、適宜の取付け金具を
介して固定される。
【0013】又床体13には、周囲枠14の上面に、床
下地板15及び仕上げ床材16を順次添着した床パネル
P2が用いられる。この床パネルP2は、例えば大引き
(図示しない)で支持されている。
【0014】そして、前記壁面3Sの下部、即ち床面と
近接或いは接する高さ位置に、前記配線巾木1Aと非配
線巾木1Bとを含む巾木1が配される。
【0015】ここで、前記配線巾木1Aは、プラスチッ
クの成形体からなり、前記壁面3Sに釘金具(ビス等を
含む)等を用いて固定される長尺のベース部21と、該
ベース部21に着脱自在に取り付くことにより前記ベー
ス部21との間に前記配線空間Hを形成するカバー22
とを具える。
【0016】さらに本例では、配線巾木1Aが、前記ベ
ース部21に着脱自在に取り付きかつ前記カバー22の
端部Eを覆って化粧するキャップ部材20(図1に示
す)を含んで構成される場合を例示している。
【0017】ここで、前記「端部E」とは、一本のカバ
ー22が途切れる部位であって、図1に示すように、配
線巾木1Aが終端する前記入隅部Q1においては、カバ
ー22の端部Eは、前記非配線巾木1Bから小間隙G
(図3、4に示す)を隔てて途切れ、又配線巾木1Aが
屈曲する出隅部Q2、入隅部Q3においては、カバー2
2の端部Eは、互いに小間隙G(図8、9に示す)を隔
てて途切れている。
【0018】これは、前記カバー22が、プラスチック
の長尺体であるため、温度や湿度の変化によって膨張し
て湾曲変形するからであり、特にカバー22は室内側で
大きく露出しているため、この湾曲変形等は見映えを著
しく低下させる。
【0019】従って、図3、4、8、9に示すように、
前記カバー22の端部Eに、その膨張を吸収しうる前記
小間隙Gを形成するとともに、この小間隙Gを覆って目
隠しするために、前記キャップ部材20を配しているの
である。なお前記ベース部21は、壁面3Sに一体に固
定されているため、その膨張や収縮が抑えられており、
従って、ベース部21の端部は、実質的に隙間なく配さ
れる。
【0020】以下に、配線巾木1Aおよび非配線巾木1
Bを詳しく説明する。配線巾木1Aの前記ベース部21
は、図5、6にその一例を拡大して示すように、前記壁
面3Sに固定される垂直な固定片23Aの上下に、水平
な上下片23U、23Lを突出した断面コ字状をなすベ
ース本体23を有する。このベース本体23には、本例
では、前記固定片23Aの略中央に、仕切片25が設け
られ、これによって前記配線空間Hを、例えば強電用ケ
ーブル2Aが通る上の配線スペースHAと、例えば弱電
用ケーブル2Bが通る下の配線スペースHBとに区分し
ている。
【0021】又前記仕切片25および下片23Lには、
各先端から上方に小高さで折れ曲がる上下の翼片24
U、24Lが延設される。この翼片24U、24Lは、
前記ケーブル2A、2Bを各配線スペースHA、HBに
挿入して仮配線する間、或いはカバー22を装着するま
での間、各ケーブル2A、2Bが配線スペースHA、H
Bからはみ出すのを防止でき、配線作業及びカバー22
の装着作業を容易とする。又翼片24U、24Lは、カ
バー22を内方から支える受けともなり、配線巾木1A
の剛性向上、およびカバー22の波打ち防止などにも役
立つ。
【0022】ここで、各ケーブル2A、2Bの挿入を容
易に行うためには、翼片24U、24Lを、前後方向に
弾性変形しやすくすることが好ましく、そのために、前
記翼片24U、24Lの厚さを、前記ベース本体23の
厚さよりも薄く形成している。又ケーブル2A、2Bの
挿入をさらに容易に行うためには、予め、翼片24U、
24Lを、上方に向かって前に傾斜させておくのが好ま
しい。この翼片24U、24Lは、略垂直に容易に弾性
変形でき、カバー22の装着の妨げとはならない。
【0023】又翼片24U、24Lでは、挿入したケー
ブル2A、2Bのはみ出しを確実に防止するために、各
翼片24U、24Lの高さh1、h2を、配線するケー
ブル2A、2Bの太さd1、d2の1.5倍以上とする
のが好ましい。なお翼片24は、上下何れか一方のみ形
成することもでき、又一方の翼片24のみ傾斜させるこ
ともできる。
【0024】又前記ベース本体23には、前記カバー2
2およびキャップ部材20を着脱自在に取り付ける係止
部26が形成されるとともに、本例では、前記下片23
Lの先端から床面までのびる目隠し片23Bを延設して
いる。又本例では、前記係止部26が、前記上片23U
の下面で突出し長手方向(横方向)にのびる凸条の第1
の係止部26A、および前記下片23Lと翼片24Lと
の間に設ける前開放の横溝状の第2の係止部26Bから
なる場合を例示している。
【0025】次に、前記カバー22は、前記配線空間H
を閉じる基片22Aの上下に、前記第1、第2の係止部
26A、26Bと互いに着脱自在に係合しうるフック爪
状の第1、第2の係合部27A、27Bを突設してい
る。従って、カバー22を水平に押し込むことにより、
ベース部21にワンタッチで装着できる。
【0026】このカバー22は、装着状態においては、
前記翼片24U、24Lの弾性力によって付勢され、そ
のガタ付きが防止される。又前記壁体3では、見映えを
高めるために、前記ベース部21の上面から腰壁を立ち
上げる場合があり、従って、前記カバー22がベース部
21の上面よりも上方に突出しないように構成すること
が好ましい。
【0027】次に、非配線巾木1Bは、図3に示すよう
に、前記配線巾木1Aとは前記入隅部Q1の位置で接続
され、この入隅部Q1から額縁11までの前記小領域Y
に、接着剤、釘金具(ビス等を含む)等を用いて固定さ
れる。
【0028】この非配線巾木1Bは、配線スペースのな
い中実体であり、例えば合板、パーティクルボード、M
DF(中密度繊維材)等の木質材料が好適に使用され
る。なお非配線巾木1Bおよび前記ベース部21は、略
45度で斜め切りされた各端面TEを互いに突合わすこ
とにより、実質的に密に接続される。なお非配線巾木1
Bの他端は、前記額縁11に突合わせて終端している。
【0029】ここで、該非配線巾木1Bを見映え良く接
続するには、その断面輪郭形状BPを、室内に露出する
範囲において、配線巾木1Aの断面輪郭形状APと実質
的に同一に形成することが好ましい。なお、配線巾木1
Aの断面輪郭形状APとは、カバー22をベース部21
に装着した状態における断面輪郭形状であって、本例で
は、各断面輪郭形状AP、BPが、上面部S1と側面部
S2との間に、傾斜面部S3と横方向の飾り溝40とを
設けた場合を例示している。
【0030】又前記キャップ部材20は、図4、8、9
に示すように、入隅部Q1において形成されるカバー2
2の端部Eと非配線巾木1Bとの間に形成される小間隙
G、および出隅部Q2、入隅部Q3において形成される
端部E、E間の小間隙G等を覆って目隠しするために配
される。
【0031】前記キャップ部材20は、図4に代表して
示すように、カバー22の前記基片22Aに沿いその外
面を覆う主部29Aを有する、本例では、断面I字状の
キャップ本体29を具える。なお、出隅部Q2において
は、図8に略示するように、前記主部29Aと、前記ベ
ース部21に沿いその上面を覆う上片29Bとを有する
断面L字状のキャップ本体29を具える。このキャップ
本体29は、いずれの場合にも前記小間隙Gよりも広巾
に形成することにより、少なくとも前記カバー22と重
複部を有して前記小間隙Gを被覆する。
【0032】又キャップ部材20には、前記ベース部2
1に着脱自在に取り付く係合部31を設けている。この
係合部31は、本例では、前記小間隙Gに臨む位置で、
前記主部29Aから突出し、前記第1、第2の係止部2
6A、26Bと係合するフック状の第1、第2の係合部
31A、31Bから形成される。本例では、この第1、
第2の係合部31A、31Bと前記カバー22の第1、
第2の係合部27A、27Bとが実質的に同形状で形成
される場合を例示している。
【0033】ここで、キャップ部材20では、横方向に
位置ズレして前記小間隙Gを露出させるなどの不具合を
防止することが必要である。そのために、前記小間隙G
に臨む位置かつ前記主部29Aに、前記翼片24との間
で押圧されることにより前記位置ズレを防止するクッシ
ョン部材32を貼着している。図7は、キャップ部材2
0がベース部21に取付けられた状態を示す断面図であ
る。
【0034】このクッション部材32は、ゴム材および
スポンジ材等を用いたシート体であり、その厚さを前記
カバー22の基片22Aと同じ又はやや厚くするのが好
ましい。又クッション部材32を前記第1、第2の係合
部31A、31Bの間に配することが、押圧力を充分に
確保する上で好ましい。
【0035】なお図8、9に示すように、出隅部Q2、
入隅部Q3においては、キャッ部材20は、前記キャッ
プ本体29が出隅または入隅に沿ってL字状に折れ曲が
っていること、およびL字の両側に、夫々係合部31お
よびクッション部材32が配されること以外は、図4の
場合と実質的に同構成である。
【0036】次に、前記配線スペースHA、HBを通る
ケーブル2A、2Bは、本例では、図2に示す如く、夫
々ベース部21と壁面3Sとを貫通した後、壁体3の内
部を通ってコンセントユニット4に接続される。
【0037】そのために、前記ベース部21の固定片2
1A及び面材10には、ケーブル2が挿通する挿通孔5
0、51が設けられるとともに、挿通孔51の上方かつ
面材10には、コンセントユニット4取付け用の取付け
孔52が穿設される。
【0038】このように、ケーブル2を、配線巾木1A
とコンセントユニット4との間では壁体内部を通して完
全に目隠ししているため、見映えの維持が図れる。な
お、このコンセントユニット4との間の距離は短いた
め、特に配線作業を難しくすることはない。
【0039】なお前記コンセントユニット4としては、
特に規制されることなく従来的な種々の構造のものが採
用でき、図2には、コンセント本体34を一体に取り付
けた取付け金具35と、この取付け金具35の前面に着
脱自在に配される化粧キャップ36と、前記取付け金具
35を壁面3Sに固定する挟み金具37とを具えるもの
を例示している。
【0040】このように、ケーブル2が通る配線空間H
を有する配線巾木1Aを用いているため、壁体3の内部
にケーブル2を通す作業を最小限に止めながら、ケーブ
ル2を部屋の周囲に沿って、露出させることなく見映え
良くかつ能率良く配線することができる。従って、配線
作業の能率化、迅速化を達成しうるとともに、増改築な
どに伴う配線の変更や増設に対して、容易に対応しう
る。
【0041】又前記ケーブル2は、本例では、巾木1と
コンセントユニット4との間では、壁体3の内部を通る
が、この間の距離が短いため、特に配線作業を難しくす
ることはなく、前記配線作業の能率化、迅速化の妨げと
はならない。なお配線巾木1Aとコンセントユニット4
との間において、壁面3Sの表側を通すこともでき、か
かる場合にはこの間でケーブル2を覆う専用の化粧カバ
ーを用いるのが好ましい。
【0042】又家屋では、部屋の出入り口Kが入隅部Q
1の近傍に形成される。従って、巾木を配線巾木1Aの
みで形成した場合には、前記入隅部Q1と出入り口Kに
設ける額縁11との間の小領域Yにおいて施工が難しく
なり、作業性を損ねるとともに見映えを低下する傾向と
なる。しかし、前記小領域Yでは中実の非配線巾木1B
を用い、配線巾木1Aと非配線巾木1Bとを入隅部Q1
の位置で接続しているため、巾木1の端部側の処理を能
率良くかつ見映え良く行うことができる。
【0043】又前記配線巾木1Aは、本例では、カバー
22の前記端部Eを覆って化粧するキャップ部材20を
具えるため、カバー22に膨張や収縮が発生した場合に
も、湾曲変形や隙間発生等を阻止することができ、外観
品質を高く維持することができる。
【0044】以上、本発明の特に好ましい実施形態につ
いて詳述したが、本発明の巾木及び配線構造は、壁体3
や床体13の取付け構造、或いはコンセントユニット4
の構造などに規制されることなく、種々の態様に変形し
て実施しうる。
【0045】
【発明の効果】本発明は叙上の如く構成しているため、
壁体内部にケーブルを通す作業を最小限に止めながら、
ケーブルを露出させることなく見映え良くかつ能率良く
配線することができ、配線作業の能率化、迅速化を達成
しうるとともに、増改築などに伴う配線の変更や増設に
対して高い自由度を発揮しうる。又入隅部と出入り口と
の間の小領域では中実の非配線巾木を用いているため、
巾木の端部側の処理を能率良くかつ見映え良く行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線構造を用いた部屋の一例を示す斜
視図である。
【図2】その配線構造を拡大して示す断面図である。
【図3】配線巾木と非配線巾木との入隅部における接続
状態を示す斜視図である。
【図4】入隅部における配線巾木とキャップ部材との取
付き状態を示す分解斜視図である。
【図5】ベース部とカバーとの取付き状態を示す断面図
である。
【図6】取付け前のベース部とカバーとを示す断面図で
ある。
【図7】ベース部とキャップ部材との取付き状態を示す
断面図である。
【図8】出隅部における配線巾木を説明する斜視図であ
る。
【図9】入隅部における配線巾木を説明する斜視図であ
る。
【図10】解決しようとする課題を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 巾木 1A 配線巾木 1B 非配線巾木 2 ケーブル 3S 壁面 4 コンセントユニット 21 ベース部 22 カバー H 配線空間 Q1 入隅部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺内 進 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 Fターム(参考) 5G357 DA10 DB01 DC08 DD07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋の壁面の下部に配される巾木であっ
    て、 前記壁面に固定される長尺のベース部と、該ベース部に
    着脱自在に取り付くことにより前記ベース部との間にケ
    ーブルが通る長手方向の配線空間を形成するカバーとか
    らなる配線巾木、及びこの配線巾木に前記壁面の入隅部
    で接続される小長さの中実の非配線巾木とを含むことを
    特徴とする巾木。
  2. 【請求項2】前記配線巾木と非配線巾木とは、断面輪郭
    形状が実質的に同一であることを特徴とする請求項1記
    載の巾木。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の巾木を用いた配線構造で
    あって、 前記配線空間の前記ケーブルを、前記壁面に設けたコン
    セントユニットに接続することを特徴とする配線構造。
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