JP2563754Y2 - 衛生設備室の組み込み枠 - Google Patents

衛生設備室の組み込み枠

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JP2563754Y2
JP2563754Y2 JP1991055416U JP5541691U JP2563754Y2 JP 2563754 Y2 JP2563754 Y2 JP 2563754Y2 JP 1991055416 U JP1991055416 U JP 1991055416U JP 5541691 U JP5541691 U JP 5541691U JP 2563754 Y2 JP2563754 Y2 JP 2563754Y2
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郷  芳和
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ユニットバスルーム、
ユニットシャワールーム等の所謂、衛生設備室に組み込
まれる組み込み枠、詳細には窓枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衛生設備室の窓枠の組み込み枠
は、図4に示すように組込み対象部位の室壁部分を構成
する壁パネル100に、枠状部101の外周形状と同一
形状の開口100’を開設し、内側開放端にフランジ部
101’を突設したその枠状部101を、上記開口10
0’を挿通させた後、外側開放端部分を外壁200(建
築壁)に直接的または間接的に止着し、更に室内から内
側開放端のフランジ部101’を、開口100’周縁の
壁パネル100表面部分に止着して組み込まれる。即
ち、壁パネル100と窓枠の枠状部101とは、各々別
成形され、施工現場での外壁(建築壁)、壁パネル10
0への止着で、一体的に連結されるのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、施工現場で、
壁パネル100の組み込み作業及び枠状部101の連結
作業の双方の作業を強要し、施工作業の煩雑化を招いて
しまうし、別体な為、製作コストがどうしても高くな
る。壁パネル100に開設する開口100’も漏水を考
慮して高精度のものを必要とし、加工コストの高騰も余
儀なくし、シール性を満足なものにする為にフランジ部
101’裏面と壁パネル100表面との間にシール材を
介在した場合には、製作コストの更なる高騰を招く。壁
パネル100の表面から一段高く隆起状に顕現するフラ
ンジ部101’及びそのフランジ部101’を止着する
釘102等の室内露出の影響を受けて内装性を悪くす
る。等、様々な問題を惹き起こす。
【0004】本考案は上記従来事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とする処は隣設する壁パネルと同様に建
て込むことによって窓枠等を所定位置に簡単に組み込む
ことができ、しかも内装性を損なうことがない衛生設備
室の組み込み枠を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、仕切壁を取着する所望大きさの
枠状部の室内側開放端に、隣設する室側壁構成用の壁パ
ネルや設備類等の表面と面一状の室壁構成用面部を延設
してなり、前記室壁構成用面部は両側の延設端に床基材
に立設され室内側に臨んでスリットを開放したパネル用
接続部のそのスリットに掛合する弾性掛止片部を折曲
し、前記枠状部にはその外端に建築外壁の外面にあてが
われる位置決め用鍔部を外向きに折曲していることを
旨とする。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、組み込み枠を組み込
んだ時には室壁構成用面部を室側壁と同一視させる。
た、位置決め用鍔部を建築外壁にあてがいながら室壁構
成用面部両側先端の弾性掛止片部を掛合して組み込み枠
がセットされる。
【0007】
【考案の効果】本考案は以上のように室側壁構成用の壁
パネルや設備類等の表面と面一状の室壁構成用面部を有
する衛生設備室の組み込み枠であるから、壁パネルとし
て隣設する壁パネル間に建て込むんでも室内に露出する
室壁構成用面部を室側壁と同一視でき、例えば枠状部の
室内端のフランジ等が室内に額縁状に突出して内装性を
害するようなことがなくなり、突出部がない美麗で安全
な室側壁構成の一助になる。 しかも、位置決め用鍔部を
建築外壁にあてがいながら弾性掛止片部をパネル用接続
部のスリットに掛合してセットされるため、窓枠であり
ながら建て込み作業も非常に簡単である。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及至図3は本実施例衛生設備室の組み込み枠
の使用状態、即ち組み込み状態を示している。
【0009】組み込み枠Aは、図1及び図2に示すよう
に仕切壁1aを取着する所望大きさの枠状部1と、その
枠状部1の室内側開放端に、隣設する室側壁構成用のパ
ネル400、400や設備類(浴槽の上縁面から突出す
る水返し面300”)等の表面と面一状に延設された
壁構成用面部2とで構成してある。
【0010】枠状部1は、本実施例では窓枠の大きさを
もって正面視縦長矩形状に形成されており、その中途部
には仕切壁1aの支持部1bを有し、室外側開放端部に
位置決め用鍔部1cを、室内側開放端部には直角に室
壁構成用面部2を各々折り曲げ形成している。
【0011】この枠状部1は、詳細には上枠材11、下
枠材21、一対の縦枠材31からなる4本のアルミ製枠
材又は樹脂製の枠組み固着によって窓枠の大きさに形成
してある。
【0012】その上枠材11、下枠材21は、図2及び
図3に示す通り、上記枠状部1の水平構成面部11
a’、21a’となる一方片11a、21aと、その一
方片11a、21aから直角に折り曲げ形成され天井壁
200(衛生設備室の天井壁)または床基材300(浴
槽一体型床パンや浴槽載置型床パン)の壁載せ面30
0’まで到達して室壁構成用面部2になる他方片11
b、21bとを有する側面視L型形状を呈しており、そ
の一方片11a、他方片21a裏面に枠組立ネジ3螺合
用のC型咬持部3aを一体に突出形成すると共に、中途
部全長に渡り仕切壁1aの支持部1bを正対するように
一体に突出形成している。
【0013】また、上記上枠材11、下枠材21は、そ
の他方片11b、21bの先端に直角に折曲した水平面
11b’、21b’を有し、この水平面11b’、21
b’が天井壁200(衛生設備室の天井壁)の支承面、
床基材300(浴槽一体型床パンや浴槽載置型床パン)
の壁載せ面300’への載置面になっている。
【0014】上枠材11、下枠材21の上記支持部1b
は、図2及び図3に示すように、仕切壁1aとなるガラ
ス体(後述では符号1aを付けて説明する)厚よりも若
干大きな間隔をもって上枠材11、下枠材21全長に渡
り並設され相互間をガラス体1aの配設空間1a’とす
る一対の平行片4、4の、その室内側の平行片4裏側に
一部が上記配設空間1a’に連通した嵌合係止溝4a’
を有する溝形成条部4aを、一体に突設し、且つ室外側
の平行片4の先端に小さな突片4bを同配設空間1a’
に向けて折り曲げ形成することで構成されている。
【0015】縦枠材31、31は、図1及び図3に示す
ように、枠状部1の垂直構成面部31a’となる一方片
31aと、その一方片31aから直角に折り曲げ形成さ
れ隣設する壁パネル400、400と連設する為に立設
したパネル用接続部500、500まで到達して室壁構
成用面部2となる他方片31bとを有する平面視L型形
状を呈しており、上記上枠材11、下枠材21のC型咬
持部3aと相対する上下両端部に枠組立ネジ3用の通孔
5を開設すると共に、中途部全長に渡りガラス体1aの
支持部1bを有している。
【0016】また、上記縦枠材31は、その他方片31
bの両側端に、パネル用接続部500、500の室内に
臨むスリット500’、500’に掛合する弾性掛止片
部31b’を折り曲げ形成しており、隣設する壁パネル
400と同様な接続方式、即ち両側の弾性掛止片部31
b’、31b’をパネル用接続部500のそのスリット
500’、500’に左右から掛合した後、両弾性掛止
片部31b’31b’間に目地材(図示せず)を挟入し
室側壁として組み込まれるようにしてある。
【0017】上記パネル用接続部500は、詳細には図
示していないが、平面視でコ型を呈し、スリット50
0’を室内に臨むように前記壁載せ面300’に立設し
た柱体であり、室側壁高さとほぼ同等高さを有し、スリ
ット500’縁から同スリット500’内へ折り曲げ片
(図示せず)を折曲形成し、その折り曲げ片(図示せ
ず)に上記弾性掛止片部31b’、31b’が弾性的に
掛合すると共に、両弾性掛止片部31b’、31b’間
に目地材(図示せず)を挟入して壁パネル400、40
0相互を接続する周知の構造を有するものである。
【0018】縦枠材31の支持部1bは、図1及び図3
に示すように、前記室内側の平行片4と対応する位置
に、前記溝形成条部4aと同様な溝形成条部6aを一体
に有する平片6を立設すると共に、その僅か室外側寄り
の垂直構成面部31a’部分にその平片6とで前記配設
空間1a’を形成する押縁7掛止用の溝付き条部8を突
設形成することで構成してある。
【0019】この押縁7は、上記平片6と正対してガラ
ス体1aの配設空間1a’を確保する一面部7aと、そ
の一面部7aから直角に折曲され上記溝付き条部8の掛
合溝8aに弾性的に掛止する他面部7bとを有するL型
状に成形してなり、その一面部7aの先端には配設空間
1a’方向に小さく折曲する突片7a’を突設形成して
いる。
【0020】ガラス体1aは、枠状部1への組み込み時
に弾性材からなるビード9が表裏両面に周設され、この
ビード9が上記配設空間1a’内で挟持されて耐震性、
防水性を発揮するようになっている。そのビード9は、
表面用は各縁に沿うように4本、裏面用は予め額縁状に
成形して用意され、ガラス体1a組み込み時に表裏面の
周端部に添設する。
【0021】次に、本実施例の組み込み枠Aの組立手順
を簡単に説明する。まず、上枠材11、下枠材21のC
型咬持部3aと縦枠材31の通孔5とを合致させ、枠組
立ネジ3で螺着固定し枠を形成する。ガラス体1aの上
部を上枠材11の配設空間1a′に差し込んだ後、ガラ
ス体1aの下部を下枠材21の配設空間1a′上方に位
置させ下枠材21の配設空間1a′内に設けているスペ
ーサー60上に載置する。縦枠材31の掛合溝8aに押
縁7の他面部7bを掛止固定する。そして、ガラス体1
aと上枠材11、下枠材21の突片4bの間及びガラス
体1aと縦枠材31の突片7a′の間に後付けビード9
bを押し込みガラス体1aを固定する。
【0022】この組み込み枠Aは、図1や図2に示すよ
うに前記位置決め用鍔部1cを建築外壁Bに合わせて、
両側の弾性掛止片部31b’を、床基材300(浴槽一
体型床パンや浴槽載置型床パン)の壁載せ面300’に
立設するパネル用接続部500のスリット500’に掛
合させ、そして目地材(図示せず)を挟入して隣設する
壁パネル400、400と共に、室側壁を構成するパネ
ルとして組み込む。最後にガラス体1aよりも室外側の
水平構成面部11a’、21a’部分及び垂直構成面部
31a’部分を外壁B(建築壁)にネジ10止めして衛
生設備室への組み込みを完結する。これにより室壁構成
用面部2が隣設する壁パネル400、400及び床基材
300の壁載せ面300’を上端に有する浴槽からの水
返し面300”と面一状となり、突出部のない室側壁を
構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 使用状態を示す横断平面図。
【図2】 使用状態を示す縦断側面図。
【図3】 本実施例組み込み枠の分解斜視図。
【図4】 従来例の縦断側面図。
【符号の説明】
1 :枠状部 2 :室壁構成用面部 1a :仕切壁 A :組み込み枠 400:壁パネル 500:パネル用接続部 31b’:弾性掛止片部 1c :位置決め用鍔部1cB :建築外壁 300:床基材(詳細には浴
槽) 500’:スリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切壁を取着する所望大きさの枠状部の
    室内側開放端に、隣設する室側壁構成用の壁パネルや設
    備類等の表面と面一状の室壁構成用面部を延設して
    り、前記室壁構成用面部は両側の延設端に床基材に立設
    され室内側に臨んでスリットを開放したパネル用接続部
    のそのスリットに掛合する弾性掛止片部を折曲し、前記
    枠状部にはその外端に建築外壁の外面にあてがわれる位
    置決め用鍔部を外向きに折曲していることを特徴とする
    衛生設備室の組み込み枠。
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