JP2569724Y2 - ユニットバスの壁パネルの取付構造 - Google Patents

ユニットバスの壁パネルの取付構造

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JP2569724Y2
JP2569724Y2 JP1991052417U JP5241791U JP2569724Y2 JP 2569724 Y2 JP2569724 Y2 JP 2569724Y2 JP 1991052417 U JP1991052417 U JP 1991052417U JP 5241791 U JP5241791 U JP 5241791U JP 2569724 Y2 JP2569724 Y2 JP 2569724Y2
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wall panel
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浩司 新藤
敬一 増田
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ユニットバスの壁パネ
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の壁パネルの取付構造にお
いて、床板と側壁とを組付けるに、図8に示すように、
壁パネルから成る側壁6底部に横方向に沿って取付けた
補強用パイプ11と、床板5の横側受け面20とをタッ
ピングビス8等の連結具を使用して、床板5と側壁6と
を組付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記タッピン
グビスの施工位置は、美観又はシール性等を考慮して側
壁の背面側にならざるを得ず、この側壁の背面側は浴室
と他の部屋とを区画する壁面がスペース効率を高めると
ころからせまっている為に、僅かな空間しかない。した
がって、この狭い空間でタッピングビスを使用して組付
作業を行うことは作業姿勢が窮屈なものになり、作業負
担が大きなものになっていた。また、従来の組付構造に
おいては、図8に示すように、補強用パイプ11から受
け面20にわたって鉛直方向にビス挿通孔を形成してあ
るために、側壁の背面側に水が入り込んで、受け面に水
が溜まったりした場合、その水が、ビス挿通孔を介して
受け面の下方に漏れて受け面20を支持している木枠を
腐らせたり、下の階に漏水させたりしやすくなる等の欠
点があった。
【0004】本考案は上記従来の欠点を解消し、作業負
担を軽減するとともに、組付自体も容易に行え、しかも
受け面からの漏水を防止できるユニットバスの壁パネル
の取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案にかかるユニットバスの側壁パネルの取付構造
は、壁パネルの左右端辺補強用縦パイプの下端開口部に
嵌入可能で、かつ、前記開口部とほぼ同一幅の嵌入部を
複数設け、前記嵌入部の先端を上方に向けた状態で、床
板の立ち上がり壁に対する取り付け部を、前記嵌入部に
一体連設してある固定具を、前記床板のコーナー部の各
辺に立設する前記立ち上がり壁に各々1個づつ取り付
け、前記コーナー部側に位置する前記嵌入部の双方に、
支柱用角パイプの下端開口部の内面が外接固定される状
態で、前記支柱用角パイプを嵌入して立設させ、残りの
前記嵌入部の各々に、前記縦パイプの下端開口部を前記
支柱用角パイプに接当状態で嵌入して、縦パイプと壁パ
ネルとを立設させてあることを特徴とし、その作用効果
は次の通りである。
【0006】
【作用】つまり、壁パネル下端部を固定するための固定
具を、壁パネルとは別個に設けてあるから、壁パネルを
床板に取り付ける前に、予め固定具だけを、床板の立ち
上がり壁に取り付けることができる。その場合、床板の
立ち上がり壁周りの作業空間を十分広くとることができ
て、取り付け作業を容易に行うことができる。
【0007】そして、この固定具には、壁パネルの左右
端辺補強用縦パイプの下端開口部に嵌入可能な嵌入部を
設けてあり、嵌入部に一体連設した取り付け部を床板の
立ち上がり壁に取り付けた状態で、前記嵌入部の先端部
は上方を向いているから、補強用縦パイプを、その下端
開口部側から前記嵌入部に落とし込むだけで、前記開口
部に嵌入部を容易に嵌入させることができる。従って、
壁パネルと床との組付を、ビス等を用いる作業を行うこ
となく短時間で連結することができる。
【0008】さらに、嵌入部は、縦パイプの開口部とほ
ぼ同一幅に形成してあるから、嵌入部が縦パイプに嵌入
した状態においては、壁パネルは床に対して、嵌入部の
幅方向へ移動しにくくなって、壁パネルの固定と位置決
めとを確実に行うことができる。
【0009】また、嵌合部に一体連設された取り付け部
は、床の立ち上がり壁に取り付けるようになっているか
ら、たとえ受け面側に水が侵入してきて、受け面に水が
溜まったとしても、取り付け部に形成したビス挿通孔等
を侵入水よりも上方に位置させることができてビス挿通
孔等に水が侵入しにくくなる。上記のような作用を有
し、複数の嵌合部を設けた固定具を、前記床板のコーナ
ー部の各辺に立設する前記立ち上がり壁に各々1個づつ
取り付けることにより、前記コーナー部側に位置する前
記嵌入部の双方に、支柱用角パイプの下端開口部の内面
が外接固定される状態で、対応する大きさの前記支柱用
角パイプを嵌入することができ、これにより支柱用角パ
イプを位置決めしながらコーナー部に立設固定すること
ができる。そして、残りの前記嵌入部を利用して、前記
縦パイプの下端開口部を前記支柱用角パイプに接当させ
た状態で嵌入することにより、縦パイプと壁パネルとを
位置決め固定しながら、両者を立設させることができ
る。つまり、本考案の取付構造により支柱用角パイプの
立設位置が位置決め可能になるとともに、縦パイプや壁
パネルも位置決め可能になり、更に支柱用角パイプが壁
パネルを支持固定して強固な構造を構成することができ
る。
【0010】
【考案の効果】従って、固定具自体の取り付け作業を広
い作業空間で行うことができるとともに、壁パネルと床
との組付を嵌合連結することができてビス等を用いる作
業を必要とせず、しかも、壁パネルを床に確実に位置決
めして固定できるうえに、取り付け部を介して水が受け
面から下方に漏れにくくなっているから、全体として、
組付状態を強固で良好なものにすることができるととも
に防水性にも優れ、しかも組付作業の作業性に優れたユ
ニットバスの壁パネルの取付構造を提供することができ
た。
【0011】
【実施例】実施例を説明する。図4に示すように、浴槽
1、浴槽用水栓金具2、洗場用水栓金具3、シャワーヘ
ッド4を備えるとともに、これらを囲むように、洗場を
形成する床板5、側壁6、天井壁(図示せず)を配して
外殻構造を形成し、ユニットバスを構成する。
【0012】前記床板5は、図1に示すように、その周
縁を立上げてあり、立上がり部を横側方に張り出し、こ
の張り出し部5Aを側壁6底部の受け面にしてある。そ
して、この張り出し部5Aの先端を上向きに立上げ、側
壁6底部を囲む立上がり壁5Bとしてある。図1、図
2、図4に示すように、前記側壁6は、複数の壁パネル
6A,6Bから成り、この壁パネル6A,6Bを縦向き
パネル基板9と、この表面に張設されるタイル10とで
形成し、パネル基板9の背面における周辺部に、壁パネ
ル6A,6Bの左右端辺補強用角パイプ11(縦パイプ
の一例)を一体固着してある。なお、図中12は、床板
5と、側壁6との目地を塞ぐコーキング材である。
【0013】前記床板5と壁パネル6A,6B下端部と
は、壁パネル下端部の固定具13を介して連結してあ
り、以下にこの固定具13について説明する。
【0014】つまり、図1、図2、図3に示すように、
角パイプ11の下端開口部S1 に嵌入可能で、かつ、開
口部S1 とほぼ同一幅の嵌入部14を設け、床板5の立
ち上がり壁5Bに対する取り付け部15を嵌入部14に
一体連設して固定具13を構成してあり、詳述すると、
図3に示すように、アングル部材形状のステンレス製薄
板の互いに屈曲し合う2片のうち、第1片を長手方向中
間部で立ち上げて、その立ち上がり部を角パイプ11に
対する嵌入部14とするとともに、第2片にビス挿通孔
18を形成して、この第2片を床板5の立ち上がり壁5
Bに対する取り付け部15にしてある。
【0015】そして、取り付け部15を床板5の立ち上
がり壁5Bに密着させ、取り付け部15と立ち上がり壁
5Bとをタッピングビス8で止め付けて、固定具13を
床板5に固定してある。
【0016】前記嵌入部14は、前記第1片の長手方向
に屈曲させて垂直に立ち上げてあり、そのために、取り
付け部15を床板5の立ち上がり壁5Bに取り付けたと
きに、嵌入部14の先端は上方を向くようになる。
【0017】この上方に向いた嵌入部14に対し、壁パ
ネル6A,6Bに固着された角パイプ11の下端開口部
S1を外嵌することによって、壁パネル6A,6Bを床
板5にはめ込み固定することができる。この場合、嵌入
部14を角パイプ11の開口部S1 とほぼ同一幅に形成
してあるために、嵌合状態で、嵌入部14と角パイプ1
1とが、嵌入部14の幅方向に相対移動しにくくなる。
【0018】本考案では、図5、図6、図7に示すよう
に、嵌入部14を一定間隔で一対設けたものを採用し
隣接する壁パネル6A,6Bに固着された角パイプ11
を、一対の嵌入部14,14それぞれに外嵌するように
構成する。
【0019】そして、このような固定具13を、床板5
のコーナー部に取り付、図7に示すように、一方の嵌
入部14を支柱用角パイプ19の下端開口部S2 に嵌入
するとともに、他方の嵌入部14を角パイプ11の開口
部S1 に嵌入させることで、壁パネル6A,6Bと支柱
用角パイプ19との連結を行う。この状態では、嵌入部
14が角パイプ11の開口部S1 と同一幅になっている
から、壁パネル6A,6Bは縦方向と横方向の動きを阻
止されることになって、壁パネル6A,6Bを床板5に
強固に固定することができる。
【0020】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】床板と側壁の連結部位を示す断面図
【図2】床板と側壁の連結部位を示す平面図(参考図)
【図3】壁パネル下端部の固定具の斜視図(参考図)
【図4】ユニットバスを示す斜視図
【図5】別実施例の断面図(参考図)
【図6】実施例に用いる固定具の斜視図
【図7】実施例の平面図
【図8】従来の床板と側壁の連結構造を示す断面図
【符号の説明】
5 床板 5B 立ち上がり壁 6A,6B 壁パネル 11 壁パネルの左右端辺補強用縦パイプ13 固定具 14 嵌入部19 支柱用角パイプ S1 開口部S2 開口部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネル(6A),(6B)の左右端辺補
    強用縦パイプ(11)の下端開口部(S1)に嵌入可能
    で、かつ、前記開口部(S1)とほぼ同一幅の嵌入部
    (14)を複数設け、前記嵌入部(14)の先端を上方
    に向けた状態で、床板(5)の立ち上がり壁(5B)に
    対する取り付け部(15)を、前記嵌入部(14)に一
    体連設してある固定具(13)を、前記床板(5)のコ
    ーナー部の各辺に立設する前記立ち上がり壁(5B)に
    各々1個づつ取り付け、 前記コーナー部側に位置する前記嵌入部(14)の双方
    に、支柱用角パイプ(19)の下端開口部(S2)の内
    面が外接固定される状態で、前記支柱用角パイプ(1
    9)を嵌入して立設させ、 残りの前記嵌入部(14)の各々に、前記縦パイプ(1
    1)の下端開口部(S1)を前記支柱用角パイプ(1
    9)に接当状態で嵌入して、縦パイプ(11)と壁パネ
    ル(6A),(6B)とを立設させてあるユニットバスの
    壁パネルの取付構造。
JP1991052417U 1991-07-08 1991-07-08 ユニットバスの壁パネルの取付構造 Expired - Lifetime JP2569724Y2 (ja)

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JPH056029U JPH056029U (ja) 1993-01-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835552U (ja) * 1981-08-31 1983-03-08 松下電工株式会社 浴室ユニツトのプラスチツク製床廻し縁
JPS6396159U (ja) * 1986-12-15 1988-06-21

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