JP2006169912A - 柱フレーム台座及び浴室ユニット - Google Patents
柱フレーム台座及び浴室ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006169912A JP2006169912A JP2004367517A JP2004367517A JP2006169912A JP 2006169912 A JP2006169912 A JP 2006169912A JP 2004367517 A JP2004367517 A JP 2004367517A JP 2004367517 A JP2004367517 A JP 2004367517A JP 2006169912 A JP2006169912 A JP 2006169912A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column frame
- wall panel
- pedestal
- waterproof pan
- bathroom unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
【課題】 内法寸法誤差を最小限に留め、外郭組立後に取り付ける部材の端部又は裏面に隙間を生じさせることなく、壁パネルを容易に交換することができる柱フレーム台座及び浴室ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】 防水パンの壁パネル載置面に固定される台座と、この台座の上面に設けられ壁パネルを保持する柱フレームを立設する柱フレーム取付部とを備えた柱フレーム台座である。また、周囲に壁パネルを載置するための壁パネル載置面を有した防水パンと、この防水パンに立設させ柱フレームにより保持される壁パネルと、この壁パネル上に配置される天井パネルとを備え、上記柱フレームが、壁パネル載置面に固定される台座と、柱フレームを立設する柱フレーム取付部とを有した柱フレーム台座により防水パンに立設させられる浴室ユニットである。
【選択図】 図6
【解決手段】 防水パンの壁パネル載置面に固定される台座と、この台座の上面に設けられ壁パネルを保持する柱フレームを立設する柱フレーム取付部とを備えた柱フレーム台座である。また、周囲に壁パネルを載置するための壁パネル載置面を有した防水パンと、この防水パンに立設させ柱フレームにより保持される壁パネルと、この壁パネル上に配置される天井パネルとを備え、上記柱フレームが、壁パネル載置面に固定される台座と、柱フレームを立設する柱フレーム取付部とを有した柱フレーム台座により防水パンに立設させられる浴室ユニットである。
【選択図】 図6
Description
本発明は、浴室ユニットに関し、特に浴室ユニットを組み立てる際に用いる柱フレーム台座に関する。
浴室ユニットは、天井、壁、床等のユニット化した部材を施工現場にて組み立てて、浴室を形成するものであり、在来工法よりも施工期間を短縮できることから、広く用いられている。
従来用いられてきた浴室ユニットについて、図面を用いて説明する。図7は浴室ユニット全体の平面図、図8は図7に示す浴室ユニットのB−B断面図、図9は図7に示す浴室ユニットのコーナー部分拡大平面図、図10は図9に示すコーナー部分のC−C断面図、図11は柱フレームを防水パンに設置した分解斜視図である。
図7及び図8に示すように、浴室ユニット9は、建築物躯体11の内部に設置され、床となる防水パン6、天井となる天井パネル8、この天井パネル8を支えると共に壁面を構成する壁パネル4を有している。浴室ユニット9の内部は、防水パン6の片側に浴槽12を配置し、他方を洗い場14として用い、この洗い場14の端部にカウンタ13を設置している。尚、防水パン6は、ドア10を設置する間口より搬入されるが、この間口が狭いことを考慮し、浴槽を設置する部分と、洗い場の部分とに分割したものを使用することが多く、間口から搬入した後に設置場所にて2つの防水パンを接続するようにしている。
図9乃至図11に示すように、防水パン6は、その周囲に水切部立面6aを有しており、この水切部立面6aの四隅、及び、隅部間の中央に、柱フレーム2bを立設させている。柱フレーム2bは、水切部立面6aに対しビス3により直接固定され、固定された柱フレーム2b間に壁パネル4を挿入する。壁パネル4同士の隙間は、ゴム又は合成樹脂製の目地5aを挿入して水密性を上げ、天井パネル8と壁パネル4との間の隙間にも目地5b(図8参照)を挿入して水密性を上げている。
図7乃至図11を用いて説明した浴室ユニットは、柱フレームを用いて組み立てるものであるが、浴室ユニットには、特許文献1に示されるように、防水パンの壁パネル載置面に突起を設け、この突起を利用することで柱フレームを用いることなく、防水パンに対し壁パネルを立設させるものもある。
実開平5−32596号
浴室ユニットは、前述したように、防水パン、柱フレーム、壁パネル、天井パネル等の各部品を、設置場所にて組み立てる。そのため、浴室ユニットの内法寸法は、組立時に生じる各部品の取付寸法誤差により、規定寸法とずれが生じ易い。
特に、防水パンは、型を用いて成形されるもので、型から成形された防水パンを抜くために、水切部立面に抜き勾配が設けられており、この水切部立面に直接ビス固定される柱フレームは垂直に立設しづらくなっている。そして、柱フレームが垂直に立設されない場合は、壁パネル同士が直角に連ならず、結果として防水パン、壁パネル、天井パネル等の外郭組立後に取り付ける部材(具体的には浴槽、カウンター等)の端部又は裏面に隙間を生じさせるという問題がある。
隙間が生じる問題は、柱フレーム組付時・壁パネル組付時に、1部材取り付ける毎に直角・平行の確認を行い、微調整をしながら作業を進めることで回避できるが、このような方法は、多くの時間、多大な労力、熟練した施工技術を要するものであり、在来工法に比べ短時間にて設置できることを大きな特徴としている浴室ユニットに用いることはできない。
また、特許文献1に示される浴室ユニットは、柱フレームを使用しないので、外郭組立後に取り付ける部材に対し隙間を生じさせることはないが、壁パネルとこの壁パネルに隣接する壁パネル、及び、壁パネルと防水パンを直接接続させるために、壁パネルを交換する際には、隣接する壁パネル及び天井パネルを取り外す大がかりな工事が必要となってしまう。
本発明は、内法寸法誤差を最小限に留め、外郭組立後に取り付ける部材の端部又は裏面に隙間を生じさせることなく、壁パネルを容易に交換することができる柱フレーム台座及び浴室ユニットを提供することを目的とする。
(1)本発明は、防水パンの壁パネル載置面に固定される台座と、この台座の上面に設けられ壁パネルを保持する柱フレームを立設する柱フレーム取付部とを備えた柱フレーム台座である。
(2)項(1)において、柱フレーム取付部が、台座の上面より上方に延び柱フレームの内側面又は外側面に接する突出片である柱フレーム台座。
(3)また、本発明は、周囲に壁パネルを載置するための壁パネル載置面を有した防水パンと、この防水パンに立設させ柱フレームにより保持される壁パネルと、この壁パネル上に配置される天井パネルとを備え、上記柱フレームが、壁パネル載置面に固定される台座と、柱フレームを立設する柱フレーム取付部とを有した柱フレーム台座により防水パンに立設させられる浴室ユニットである。
(4)項(3)において、台座が、柱フレーム台座を防水パンに固定するビスを通すビス孔を備えた浴室ユニット。
(5)項(3)において、壁パネル載置面が凸部又は凹部を有し、台座が上記凸部又は凹部に嵌合又は挿入される凹部又は凸部を有している浴室ユニット。
(6)項(3)乃至(5)のいずかにおいて、柱フレーム取付部が、台座の上面より上方に延びる複数の突出片である浴室ユニット。
(7)項(6)において、複数の突出片が、最も防水パンの角部に近い突出片を柱フレームの外側面に当接させ、他の突出片を柱フレームの内側面に当接させる浴室ユニット。
(2)項(1)において、柱フレーム取付部が、台座の上面より上方に延び柱フレームの内側面又は外側面に接する突出片である柱フレーム台座。
(3)また、本発明は、周囲に壁パネルを載置するための壁パネル載置面を有した防水パンと、この防水パンに立設させ柱フレームにより保持される壁パネルと、この壁パネル上に配置される天井パネルとを備え、上記柱フレームが、壁パネル載置面に固定される台座と、柱フレームを立設する柱フレーム取付部とを有した柱フレーム台座により防水パンに立設させられる浴室ユニットである。
(4)項(3)において、台座が、柱フレーム台座を防水パンに固定するビスを通すビス孔を備えた浴室ユニット。
(5)項(3)において、壁パネル載置面が凸部又は凹部を有し、台座が上記凸部又は凹部に嵌合又は挿入される凹部又は凸部を有している浴室ユニット。
(6)項(3)乃至(5)のいずかにおいて、柱フレーム取付部が、台座の上面より上方に延びる複数の突出片である浴室ユニット。
(7)項(6)において、複数の突出片が、最も防水パンの角部に近い突出片を柱フレームの外側面に当接させ、他の突出片を柱フレームの内側面に当接させる浴室ユニット。
本発明の柱フレーム台座は、壁パネル載置面に固定されるので、水切部立面の抜き勾配の影響を受けることなく、柱フレームを容易に垂直に立設することができ、台座の上面より上方に延び柱フレームの内側面又は外側面に接する突出片を設ければ、更に容易に柱フレームを立設できると共に、柱フレームを柱フレーム台座に固定しやすい。
本発明の浴室ユニットは、壁パネル載置面に柱フレーム台座を固定することで、柱フレームを容易に垂直に立設することができ、その結果、壁パネル同士が直角に連なり、外郭組立後に取り付ける部材の端部又は裏面に隙間を生じにくい。また、柱フレームを用いて壁パネルを設置するので、天井を取り外すことなく、壁パネルを容易に交換することができる。
台座がビス孔を有している場合は、現地での施工性が向上し、浴室ユニット全体の工期を短縮することができ、壁パネル載置面に凹部又は凸部を設け、台座に設けた凸部又は凹部を嵌合又は挿入する場合には、柱フレームを立設する位置決めが容易にできる。
柱フレーム取付部として、複数の突出片を用いれば、この突出片により柱フレームを仮立ちさせることができるので、柱フレームを柱フレーム取付部に固定する際に、柱フレームを支える必要がなく、一人作業にて行うことができる。また、防水パンの角部に近い突出片を柱フレームの外側面に当接させ、他の突出片を柱フレームの内側面に当接させた場合は、柱フレーム台座の底面積が拡がることにより、柱フレームを仮立ちさせる際により安定させることができると共に、柱フレーム台座と防水パンの角部との間の無効面積を有効活用することができる。
また、柱フレームを取り付ける突出片の内外の隙間を、柱フレームの肉厚とほぼ同じ寸法に設定することにより、柱フレームの仮立ちをより安定して行うことができる。
そして、本願発明の浴室ユニットにおいては、内法寸法誤差を最小限に留め、外郭組立後に取り付ける部材の端部又は裏面に隙間を生じさせることなく、壁パネルを容易に交換することができる
また、柱フレームを取り付ける突出片の内外の隙間を、柱フレームの肉厚とほぼ同じ寸法に設定することにより、柱フレームの仮立ちをより安定して行うことができる。
そして、本願発明の浴室ユニットにおいては、内法寸法誤差を最小限に留め、外郭組立後に取り付ける部材の端部又は裏面に隙間を生じさせることなく、壁パネルを容易に交換することができる
本発明に用いる防水パンは、その周囲に壁パネル載置面を有するものであればよく、浴槽載置場と洗い場とが分割されているものでも、一体になっているものでも、また、3つ以上に分割されたものであってもよい。
壁パネル載置面は、防水パンを設置した状態で水平となり、壁パネルを載せることができればよく、後に説明する柱フレーム台座を固定する位置を決める目印、又は、柱フレーム台座を固定する凸部又は凹部を設けることが好ましい。
また、柱フレーム台座をビスにより固定する場合は、防水パンのビスを打ち込む場所の厚みを、周囲よりも厚く形成することにより、割れ・ヒビの発生を抑えることができる。
壁パネル載置面は、防水パンを設置した状態で水平となり、壁パネルを載せることができればよく、後に説明する柱フレーム台座を固定する位置を決める目印、又は、柱フレーム台座を固定する凸部又は凹部を設けることが好ましい。
また、柱フレーム台座をビスにより固定する場合は、防水パンのビスを打ち込む場所の厚みを、周囲よりも厚く形成することにより、割れ・ヒビの発生を抑えることができる。
本発明に用いる壁パネルは、柱フレームを用いて固定されるものであれば特に限定されるものではなく、具体的には、鋼板製又は合成樹脂製であり、柱フレームに差し込むリブを有しているものを用いることができる。
また、壁パネルは、浴室内となる面に、照明装置、鏡、棚等を設置してもよい。
また、壁パネルは、浴室内となる面に、照明装置、鏡、棚等を設置してもよい。
本発明に用いる天井パネルは、壁パネルにより支えられ、天井を構成するものであれば特に限定されず、平面状、ドーム状、アーチ状等の様々な形状を用いることができ、照明装置、換気扇、暖房装置等を設置することもできる。
本発明に用いる柱フレームは、壁パネルを保持可能なものであれば特に限定されるものではなく、具体的には、金属製であり壁パネルに設けたリブを差し込める開口を有した柱を用いることができる。
本発明に用いる柱フレーム台座は、少なくとも台座と柱フレーム取付部を備えている。
台座と柱フレーム取付部とは、別体であるものを接続・接着したものを使用しても良いが、一体成形したものを使用した方が強度及び信頼性が高く好ましい。
台座は、壁パネル載置面上に固定できるものであれば特に限定されるものでなく、合成樹脂製のもの、金属製のもの等を用いることができる。但し、金属製のものを使用する場合は、ステンレス等の錆の発生がないものか、鉄、アルミ等の錆が発生するものであっても表面に防錆処理を施したものを用いる必要がある。
台座の壁パネル載置面との接触する部分は、接触面積を増加させ、より強固に固定するために平面とすることが好ましく、台座と壁パネル載置面との間に緩衝材等を介して接続することもできる。緩衝材の代わりに、スペーサを介して固定した場合は、柱フレームを立設した後、壁パネルを据え付ける際に、多少のずれが生じても、スペーサを引き抜くことにより柱フレームを可動させ、ずれを吸収することができ、壁パネルを据え付けた後にシリコンコーキングにより固定するようにできる。
尚、スペーサは、台座と壁パネル載置面との間ばかりでなく、台座と柱フレームと間に設けてもよい。
また、台座と壁パネル載置面との接触部分は、互いに平面同士であっても良いが、一方に凸部を設け、他方に凹部を設けることにより嵌め合わせるようにすることで、台座固定位置の位置決めを行え、且つ、台座と防水パンとの接触面積を増やすことができるので、より好ましい。
台座の固定方法は、特に限定されるものではないが、具体的には接着剤又はビスを用いて固定することができ、ビスを用いる場合には、台座に予めビス孔を設けておくことが好ましい。ビス孔は、使用するビスの径とほぼ等しくしておくよりも、多少の自由度があるように大きくしておくことが好ましく、この自由度により仮に壁パネル等の成形精度が低くても対応できる。
台座と柱フレーム取付部とは、別体であるものを接続・接着したものを使用しても良いが、一体成形したものを使用した方が強度及び信頼性が高く好ましい。
台座は、壁パネル載置面上に固定できるものであれば特に限定されるものでなく、合成樹脂製のもの、金属製のもの等を用いることができる。但し、金属製のものを使用する場合は、ステンレス等の錆の発生がないものか、鉄、アルミ等の錆が発生するものであっても表面に防錆処理を施したものを用いる必要がある。
台座の壁パネル載置面との接触する部分は、接触面積を増加させ、より強固に固定するために平面とすることが好ましく、台座と壁パネル載置面との間に緩衝材等を介して接続することもできる。緩衝材の代わりに、スペーサを介して固定した場合は、柱フレームを立設した後、壁パネルを据え付ける際に、多少のずれが生じても、スペーサを引き抜くことにより柱フレームを可動させ、ずれを吸収することができ、壁パネルを据え付けた後にシリコンコーキングにより固定するようにできる。
尚、スペーサは、台座と壁パネル載置面との間ばかりでなく、台座と柱フレームと間に設けてもよい。
また、台座と壁パネル載置面との接触部分は、互いに平面同士であっても良いが、一方に凸部を設け、他方に凹部を設けることにより嵌め合わせるようにすることで、台座固定位置の位置決めを行え、且つ、台座と防水パンとの接触面積を増やすことができるので、より好ましい。
台座の固定方法は、特に限定されるものではないが、具体的には接着剤又はビスを用いて固定することができ、ビスを用いる場合には、台座に予めビス孔を設けておくことが好ましい。ビス孔は、使用するビスの径とほぼ等しくしておくよりも、多少の自由度があるように大きくしておくことが好ましく、この自由度により仮に壁パネル等の成形精度が低くても対応できる。
柱フレーム取付部は、柱フレームを取り付けることができれば特に限定されるものではなく、具体的には、先に述べた台座の上面より上方に突出した突出片を用いることができる。このような突出片を用いた場合には、突出片の側面と柱フレームとの側面を接触させることでビス止めが容易に行える。
また、突出片を複数、好ましくは3片以上とすることにより、柱フレームを仮立ちさせることができるので、柱フレームの取付作業を一人で行え、より好ましい。突出片の長さは、特に限定されるものではないが、20mm〜100mmが好ましく、20mm未満であると、柱フレームを仮立ちさせにくく、100mmよりも長いと取扱がしづらくなる。
突出片と柱フレームとの接触は、突出片の全てが柱フレームの内側面に当接しても、逆に柱フレームの外側面に当接しても、或いは、突出片の一部が柱フレームの内側面に当接し他が柱フレームの外側面に当接してもよい。
柱フレーム取付部と柱フレームとの固定は、特に限定されるものではないが、複数箇所をビス止めすることが好ましく、接着剤を用いることもできる。
また、突出片を複数、好ましくは3片以上とすることにより、柱フレームを仮立ちさせることができるので、柱フレームの取付作業を一人で行え、より好ましい。突出片の長さは、特に限定されるものではないが、20mm〜100mmが好ましく、20mm未満であると、柱フレームを仮立ちさせにくく、100mmよりも長いと取扱がしづらくなる。
突出片と柱フレームとの接触は、突出片の全てが柱フレームの内側面に当接しても、逆に柱フレームの外側面に当接しても、或いは、突出片の一部が柱フレームの内側面に当接し他が柱フレームの外側面に当接してもよい。
柱フレーム取付部と柱フレームとの固定は、特に限定されるものではないが、複数箇所をビス止めすることが好ましく、接着剤を用いることもできる。
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の柱フレーム台座の1実施例を示す斜視図である。本実施例の柱フレーム台座1は、台座1aと、この台座1aと一体成形された柱フレーム取付部1bとを有している。台座1aは、平面視略L字形状をしており、厚み5mmで、下面を平面とし、上面に柱フレーム取付部1bを3本突出させている。柱フレーム取付部1bの長さ(高さ)は、防水パンの角部に最も近い位置にあるものが45mmであり、他の2つは同じ長さとして25mmとしている。尚、最も長い柱フレーム取付部1bには、上下に並んだ2つのビス孔1cを設けてある。
また、台座1aの平面視略中央であり3つの柱フレーム取付部1bに囲まれた部分には、台座を固定するビスを挿入するビス孔1dを設けてある。
図1は、本発明の柱フレーム台座の1実施例を示す斜視図である。本実施例の柱フレーム台座1は、台座1aと、この台座1aと一体成形された柱フレーム取付部1bとを有している。台座1aは、平面視略L字形状をしており、厚み5mmで、下面を平面とし、上面に柱フレーム取付部1bを3本突出させている。柱フレーム取付部1bの長さ(高さ)は、防水パンの角部に最も近い位置にあるものが45mmであり、他の2つは同じ長さとして25mmとしている。尚、最も長い柱フレーム取付部1bには、上下に並んだ2つのビス孔1cを設けてある。
また、台座1aの平面視略中央であり3つの柱フレーム取付部1bに囲まれた部分には、台座を固定するビスを挿入するビス孔1dを設けてある。
図2は、図1に示した柱フレーム台座の固定方法を示す概略斜視図である。柱フレーム台座1は、防水パン6の周囲に設けた壁パネル載置面15に対し、スペーサ7を介してビス3により固定される。使用したスペーサ7は、金属製で後にスペーサを引き抜く持ち手部7aと、ビス3により仮固定される環状部7bとを備え、環状部7bの一部に切欠を設けているので、持ち手部7aを使用してスペーサ7を引き抜くことができる。また、本実施例にて使用したスペーサ7の厚みは、0.5mmである。
ビス3により柱フレーム台座1を壁パネル載置面15に固定した後は、柱フレーム2aを仮立させる。柱フレーム2aは、表面を亜鉛めっきした鉄を曲げ加工したもので、壁パネルのリブを挿入するための上下に連なる開口2cと、仮立させた際に、ビス孔1cと重なるビス孔2dとを設けてある。
図3は、柱フレームの固定方法を示す概略斜視図である。柱フレーム2aは、その下端において、柱フレーム取付部1bと当接するが、2本の柱フレーム取付部1bとは柱フレーム2aの内側にて接触し、防水パン6の角部に最も近く且つ長い(高い)柱フレーム取付部1bとは柱フレーム2aの外側にて接触している。
柱フレーム2aの固定は、2本のビス3により行われるが、このビス3は、柱フレーム2a側から柱フレーム取付部1bに向かって(防水パンの内側から外側に向かって)取り付けるようにしてある。これは、逆向きに取り付けると、ビスの先端が柱フレーム2a内に多く侵入し、壁パネルを取り付ける際に作業の妨げになるためである。
ビス3により柱フレーム2aを柱フレーム取付部1bに固定した後は、防水パン6の四隅及び四隅間の辺部分に固定した柱フレーム同士の上部に梁フレームを掛け渡し、その後、スペーサ7を引き抜き、柱フレーム2aが多少自由に動かせるようにする。
柱フレーム2aの固定は、2本のビス3により行われるが、このビス3は、柱フレーム2a側から柱フレーム取付部1bに向かって(防水パンの内側から外側に向かって)取り付けるようにしてある。これは、逆向きに取り付けると、ビスの先端が柱フレーム2a内に多く侵入し、壁パネルを取り付ける際に作業の妨げになるためである。
ビス3により柱フレーム2aを柱フレーム取付部1bに固定した後は、防水パン6の四隅及び四隅間の辺部分に固定した柱フレーム同士の上部に梁フレームを掛け渡し、その後、スペーサ7を引き抜き、柱フレーム2aが多少自由に動かせるようにする。
図4は、図3に示す防水パン角部の拡大平面図である。壁パネル4は、鋼板製のものを使用しており、裏面には断熱材4aとして石膏ボードを貼り付けてある。また、壁パネル4の周囲には、リブ4bが設けてあり、このリブ4bを柱フレーム2aの開口2cに挿入することで、壁パネル4を柱フレーム2aに保持させる。
壁パネル4と壁パネル4との間は、目地5aを埋め込み隙間を埋める。また、壁パネル4と防水パン6との間は、シリコンコーキングにより封水すると共に、スペーサ7(図2又は図3参照)を引き抜いたことにより発生しているがたつきをなくす。
壁パネル4と壁パネル4との間は、目地5aを埋め込み隙間を埋める。また、壁パネル4と防水パン6との間は、シリコンコーキングにより封水すると共に、スペーサ7(図2又は図3参照)を引き抜いたことにより発生しているがたつきをなくす。
図5は、図4に示すA−A断面図である。防水パン6の床面厚みは、3mmであるが、柱フレーム台座1を固定するビス3を打ち込む部分の周囲は、床面厚みを20mmとし、ビス3を打ち込んでも、防水パン6に割れ・ヒビ等が発生しないようにしている。
図6は、本発明の別の実施例を示す柱フレーム台座付近の拡大斜視図であり、(a)は柱フレーム台座の位置決め、(b)は柱フレーム台座の固定、(c)は柱フレーム台座の固定後を示している。
図6(a)〜(c)に示すように、本実施例では、防水パン6の壁パネル載置面15に、高さ5mmの突起部15aを設けており、施工者は、この突起部15aに柱フレーム台座1のビス孔1dを嵌め合わせることで、柱フレーム台座1の位置決めを容易に行える。
また、このまま使用したのでは、柱フレーム台座1が浮いてしまうので、柱フレーム台座1の浮き押さえとして、キャップ16を突起部15aとビス孔1dとの間に挿入する。
本実施例では、容易に柱フレーム台座の位置決めを行えると共に、ビスを用いずにキャップにより台座の固定も行え、施工期間をより短縮することができる。
図6(a)〜(c)に示すように、本実施例では、防水パン6の壁パネル載置面15に、高さ5mmの突起部15aを設けており、施工者は、この突起部15aに柱フレーム台座1のビス孔1dを嵌め合わせることで、柱フレーム台座1の位置決めを容易に行える。
また、このまま使用したのでは、柱フレーム台座1が浮いてしまうので、柱フレーム台座1の浮き押さえとして、キャップ16を突起部15aとビス孔1dとの間に挿入する。
本実施例では、容易に柱フレーム台座の位置決めを行えると共に、ビスを用いずにキャップにより台座の固定も行え、施工期間をより短縮することができる。
1…柱フレーム台座、1a…台座、1b…柱フレーム取付部、1c…ビス孔、1d…ビス孔、2…柱フレーム、2a…柱フレーム、2b…柱フレーム、2c…開口、2d…ビス孔、3…ビス、4…壁パネル、4a…断熱材、4b…リブ、5…目地、5a…目地、5b…目地、6…防水パン、6a…水切部立面、7…スペーサ、7a…持ち手部、7b…環状部、8…天井パネル、9…浴室ユニット、10…ドア、11…建築物躯体、12…浴槽、13…カウンタ、14…洗い場、15…壁パネル載置面、15a…突起部、16…キャップ。
Claims (7)
- 防水パンの壁パネル載置面に固定される台座と、この台座の上面に設けられ壁パネルを保持する柱フレームを立設する柱フレーム取付部とを備えた柱フレーム台座。
- 請求項1において、柱フレーム取付部が、台座の上面より上方に延び柱フレームの内側面又は外側面に接する突出片である柱フレーム台座。
- 周囲に壁パネルを載置するための壁パネル載置面を有した防水パンと、この防水パンに立設させ柱フレームにより保持される壁パネルと、この壁パネル上に配置される天井パネルとを備え、上記柱フレームが、壁パネル載置面に固定される台座と、柱フレームを立設する柱フレーム取付部とを有した柱フレーム台座により防水パンに立設させられる浴室ユニット。
- 請求項3において、台座が、柱フレーム台座を防水パンに固定するビスを通すビス孔を備えた浴室ユニット。
- 請求項3において、壁パネル載置面が凸部又は凹部を有し、台座が上記凸部又は凹部に嵌合又は挿入される凹部又は凸部を有している浴室ユニット。
- 請求項3乃至5のいずかにおいて、柱フレーム取付部が、台座の上面より上方に延びる複数の突出片である浴室ユニット。
- 請求項6において、複数の突出片が、最も防水パンの角部に近い突出片を柱フレームの外側面に当接させ、他の突出片を柱フレームの内側面に当接させる浴室ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004367517A JP2006169912A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | 柱フレーム台座及び浴室ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004367517A JP2006169912A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | 柱フレーム台座及び浴室ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006169912A true JP2006169912A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36670954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004367517A Pending JP2006169912A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | 柱フレーム台座及び浴室ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006169912A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100868932B1 (ko) | 2007-06-27 | 2008-11-17 | 윤병규 | 목재 기둥 설치구조 |
JP2010255355A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Bridgestone Corp | ドア構造、及び、それを備えた浴室構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58177449U (ja) * | 1982-05-22 | 1983-11-28 | 東陶機器株式会社 | ユニツトル−ムにおける側壁パネル連結用柱の取付構造 |
JP2006016835A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Cleanup Corp | コーナーポスト固定部材及びこれを用いたコーナーポスト固定構造 |
-
2004
- 2004-12-20 JP JP2004367517A patent/JP2006169912A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58177449U (ja) * | 1982-05-22 | 1983-11-28 | 東陶機器株式会社 | ユニツトル−ムにおける側壁パネル連結用柱の取付構造 |
JP2006016835A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Cleanup Corp | コーナーポスト固定部材及びこれを用いたコーナーポスト固定構造 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100868932B1 (ko) | 2007-06-27 | 2008-11-17 | 윤병규 | 목재 기둥 설치구조 |
JP2010255355A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Bridgestone Corp | ドア構造、及び、それを備えた浴室構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100998734B1 (ko) | 조립식 욕실의 벽판넬 수평유지부재 및 그 설치 구조 | |
JP2003210350A (ja) | 浴室ユニット | |
JP2006169912A (ja) | 柱フレーム台座及び浴室ユニット | |
JP4877651B2 (ja) | 浴室ユニット構成品の洗い場床に対する取付構造 | |
JP7515101B2 (ja) | 接続部材の取付構造、及び接続部材の取付方法 | |
JP2009077807A (ja) | 防水パンと浴槽の設置構造 | |
JP4730003B2 (ja) | 浴室ユニットの壁構造 | |
KR20090091502A (ko) | 코너 벽 패널 조립체 | |
JP6392695B2 (ja) | 衛生設備ユニット | |
JP2005213835A (ja) | 太陽電池モジュールの化粧用カバーの取付け装置 | |
JPH1122071A (ja) | 壁下地補強板の支持具 | |
JP5317457B2 (ja) | 鋼板パネルとタイルパネルの平面接合方法 | |
JP5625922B2 (ja) | ユニットバスおよびその組立方法 | |
JP5120771B2 (ja) | 浴室ユニット | |
JP4291293B2 (ja) | 防水パンのコーナ部構造 | |
JP2007254989A (ja) | 簡易構築物 | |
JP2569724Y2 (ja) | ユニットバスの壁パネルの取付構造 | |
JP4845678B2 (ja) | 防水パンの支持金物 | |
JP3845631B2 (ja) | 浴室用フロアの接続構造 | |
JP4003966B2 (ja) | 浴室用フロアの点検口構造 | |
JP2006299613A (ja) | ユニットバス用ハウジング | |
JP2009089894A (ja) | 浴室ユニット | |
JPH09235762A (ja) | 浴室ユニット | |
JP2005290666A (ja) | 建築用ブラケットの支持構造 | |
JP2002276172A (ja) | 浴室ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071126 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080407 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101005 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110215 |