JP5317457B2 - 鋼板パネルとタイルパネルの平面接合方法 - Google Patents
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Description
本発明は、幅方向端縁に裏側へ折り曲げて係合片が形成されてなる鋼板パネルと、裏側の幅方向端縁に補強フレームが縦設されてなるタイルパネルを、平面視面一状に接合する接合方法であって、
前記タイルパネルの補強フレームに傾斜状に折り曲げた先端曲片を有するバックアップ材と連結フレームを固設した後、該タイルパネルを防水パン上に建て付け、その後、室内側から前記連結フレームに鋼板パネルの係合片を嵌め込み、タイルパネル端縁とバックアップ材の先端曲片と鋼板パネル端縁の間に形成された隙間に室内側からシリコンを充填することを要旨とする。
こうすれば、連結フレームの固定片をタイルパネルの補強フレームに固定すれば、容易に連結フレームをタイルパネルに取り付けでき、この状態でタイルパネルを防水パン上に建て付けて、室内側から鋼板パネルの係合片をタイルパネルの端縁と連結フレーム間に押し込んで、鋼板パネルの係合片を連結フレームの傾斜片に係合させることができ、この状態で連結フレームの裏当片が鋼板パネルに当接して、鋼板パネルとタイルパネルが平面視面一状に接合されるものとなり、接合作業は室内側から鋼板パネルを連結フレームに押し込むだけの作業であり、室内側から容易に作業を行うことができるものとなる。
図1は、浴室内の構成図であり、浴室1は、洗い場2aを形成する洗い場防水パン2と、浴槽4を載置する浴槽防水パン3が一体成形で構成されており、洗い場防水パン2および浴槽防水パン3の外周側には、複数枚の壁を構成するパネルが建て付けられており、本例の浴室では洗い場2a側に、表面にタイルを貼着したタイルパネル6が建て付けられ、このタイルパネル6の左右両側には、鋼板パネル5,5が連結接合されて壁面が形成されている。なお、タイルパネル6の表面には、水栓7とその上方に鏡8が取り付けられている。
鋼板パネル5は、鋼板製の表面鋼板5aの幅方向両端縁に裏側へ90度折り曲げて端縁片5bが形成され、この端縁片5bの後端で、前側へ向かって約45度に曲げて係合片5cが形成されている。また、表面鋼板5aの裏側には、裏ボード材Bが張り付けられて、鋼板パネル5が構成されている。
一方、タイルパネル6は、下地材6aの表面に多数のタイル6bが貼着されており、下地材6aの裏側の幅方向左右端縁には縦方向に補強フレーム6cが配置されており、また下地材6aの下端側には横方向に下端フレーム6dが、上端側には横方向に上端フレーム6eが配置されている。なお、補強フレーム6cは、16角の角パイプで構成されたものである。
バックアップ材9および連結フレーム10は、ネジ11で予めタイルパネル6の補強フレーム6cに取り付けられて、タイルパネル6の幅方向端縁に連結フレーム10が配置されるものであり、このバックアップ材9と連結フレーム10が取り付けられた状態で、タイルパネル6が洗い場防水パン2上に立設状に建て付けられ、タイルパネル6が建て付けられた状態で、室内側から鋼板パネル5の幅方向端縁の係合片5cが連結フレーム10に嵌め込まれて、タイルパネル6と鋼板パネル5が面一状に接合されるものである。
バックアップ材9は、補強フレーム6cの裏面に当接される角合せ片9aの図2における右端に、浴室の室内側に向かって90度折り曲げて隙間形成片9bが一体形成され、隙間形成片9bの室内側先端には、タイルパネル6のタイル6bの端縁側に当接する傾斜状に折り曲げた先端曲片9cが一体形成されている。
このバックアップ材9は、裏側に両面テープを貼着しておき、その両面テープのシールを剥がして補強フレーム6cに貼り付け固定されるものであり、補強フレーム6cの裏側に角合せ片9aを当接させ、また補強フレーム6cの側面に隙間形成片9bを当接させて、補強フレーム6cに角合せさせて貼着固定することができ、貼着固定した状態では、タイルパネル6のタイル6bの端縁側に先端曲片9cが当接するものである。
なお、バックアップ材9は、図3に示すように、その角合せ片9aの下端に、切欠いた切欠き部9dが形成されており、この切欠き部9dが、補強フレーム6cの下端に予め取り付けられる下金具12の上方に配置されて、下端フレーム6dに対してバックアップ材9の下端を合わせた状態で、バックアップ材9が補強フレーム6cに取り付けられるものである。
連結フレーム10の固定片10bがバックアップ材9の隙間形成片9bに重ね合わされてネジ11で固定されると、バックアップ材9の隙間形成材9bから鋼板パネル5側へ延びて連結フレーム10の延出片10cが配置され、連結フレーム10の傾斜片10dの前端とバックアップ材9の隙間形成片9b間には幅方向に隙間が形成されるため、この隙間内に室内側から鋼板パネル5の端縁片5bおよび係合片5cを押し込んでゆくことができ、この時、連結フレーム10の傾斜片10dは外側へ弾性変形して、鋼板パネル5の係合片5cが隙間を通り抜けて、連結フレーム10の傾斜片10dの裏側に配置され、連結フレーム10の傾斜片10dの裏側に係合片5cの前端が略90度の角度で食い込み状態に係合されて、連結フレーム10の傾斜片10dに強固に鋼板パネル5の係合片5cが係合して、室内側への抜け止めがなされる。
この接合状態で、鋼板パネル5の端縁片5bとタイルパネル6のタイル6bの端縁間には、シリコン用隙間Sがバックアップ材9により形成されているため、このシリコン用隙間S内に室内側からシリコンを充填させて、両パネルの接合部分をシリコンで良好にシールすることができる。
また、上金具13は、補強フレーム6cの上端裏側に当接されてネジ11,11で固定される固定片13aと、固定片13aの上端で室内側へ水平に折り曲げられた水平片13bと、水平片13bの内端から上方へ垂直に立ち上げられた立上片13cで構成されており、図6には、図5のA方向矢視図を示すが、上金具13は補強フレーム6cよりも横幅が広く形成されており、ネジ11で補強フレーム6cの裏側に上金具13が固定された状態では、上金具13の幅方向端縁は、補強フレーム6cよりも外側へ配置されることとなる。
2 洗い場防水パン
2a 洗い場
2b 壁載置面
2c 水切り片
3 浴槽防水パン
4 浴槽
5 鋼板パネル
5a 表面鋼板
5b 端縁片
5c 係合片
6 タイルパネル
6a 下地
6b タイル
6c 補強フレーム
6d 下端フレーム
6e 上端フレーム
9 バックアップ材
9a 角合せ片
9b 隙間形成片
9c 先端曲片
10 連結フレーム
10a 角合せ片
10b 固定片
10c 延出片
10d 傾斜片
10e 裏当片
11 ネジ
12 下金具
12a 固定片
12b 垂下片
12c ガイド片
13 上金具
13a 固定片
13b 水平片
13c 立上片
13d 長孔
14 ビス
15 天井つなぎ材
15a 位置決めマーク
16 天井パネル
B 裏ボード材
Claims (2)
- 幅方向端縁に裏側へ折り曲げて係合片が形成されてなる鋼板パネルと、裏側の幅方向端縁に補強フレームが縦設されてなるタイルパネルを、平面視面一状に接合する接合方法であって、
前記タイルパネルの補強フレームに傾斜状に折り曲げた先端曲片を有するバックアップ材と連結フレームを固設した後、該タイルパネルを防水パン上に建て付け、その後、室内側から前記連結フレームに鋼板パネルの係合片を嵌め込み、タイルパネル端縁とバックアップ材の先端曲片と鋼板パネル端縁の間に形成された隙間に室内側からシリコンを充填する
ことを特徴とする鋼板パネルとタイルパネルの平面接合方法。 - 前記連結フレームは、タイルパネルの補強フレームに固定する固定片と、該固定片から鋼板パネルの方向へ延びる延出片と、該延出片からタイルパネルの表側に向かって斜めに延びる傾斜片と、鋼板パネルの裏面に当接する裏当片で構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のタイルパネルの平面接合方法。
Priority Applications (1)
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JP2007255908A JP5317457B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 鋼板パネルとタイルパネルの平面接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007255908A JP5317457B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 鋼板パネルとタイルパネルの平面接合方法 |
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Family Applications (1)
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JP2007255908A Active JP5317457B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 鋼板パネルとタイルパネルの平面接合方法 |
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2007
- 2007-09-28 JP JP2007255908A patent/JP5317457B2/ja active Active
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