JP2536346Y2 - 設備ユニットにおける壁パネルと天井パネルとの連結構造 - Google Patents

設備ユニットにおける壁パネルと天井パネルとの連結構造

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JP2536346Y2 JP1990125923U JP12592390U JP2536346Y2 JP 2536346 Y2 JP2536346 Y2 JP 2536346Y2 JP 1990125923 U JP1990125923 U JP 1990125923U JP 12592390 U JP12592390 U JP 12592390U JP 2536346 Y2 JP2536346 Y2 JP 2536346Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、浴室ユニットのような設備ユニットに関す
る考案である。
[従来の技術] 従来浴室ユニットのような設備ユニットにおいては、
第4図に示すように壁パネル1の上端面部に横方向に向
かって突出するように平板状の壁側金具25をねじのよう
な固着具7により取付け、更に天井パネル4の側端部の
連結部26を上記平板状の壁側金具25の壁パネル1より横
方向に向かって突出している部分に重ね、ねじのような
固着具7により設備ユニット内から上方を見上げた姿勢
でねじのような固着具7を操作して固着したり、あるい
は、図示していないが、天井パネル4の点検口から手を
入れて上方からねじのような固着具により平板状の壁側
金具25の突出部分と天井パネル4の連結部26とを重ねて
連結していた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記した従来例において、前者の従来例に
あっては、設備ユニット内において上方を向いた姿勢で
下方よりねじのような固着具7を操作して固着作業をす
るため、作業姿勢が悪く、壁側金具25と連結部26との孔
を合わせる作業も難しくて手間がかかるという問題があ
った。また後者の従来例にあっては、第5図に示すよう
に、建物躯体10のフラグ8と設備ユニットの天井パネル
4との間の空間9が狭いのて、この狭い空間9において
ねじのような固着具7を上方からドライバー等で回転操
作する作業が非常に難しく、また実際には上方からのね
じ回し作業ができない場合が多いものである。
本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考案したもの
であって、その目的とするところは、天井パネルと建物
躯体のスラブとの間の空間が狭くても簡単にねじのよう
な固着具の固着作業ができて壁パネルと天井パネルとの
連結ができる設備ユニットにおける壁パネルと天井パネ
ルとの連結構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、壁パネル1の上端面の外面側にずれた位置
から上方に垂直片2を突設し、横部片24の一端部から上
方に垂直に縦片6を突出し且つ横部片24の他端から側方
に二股横片部17を延出し且つ二股横片部17の下横片部18
の先端から下方に向けてL状片19を延出して天井側金具
5を構成し、天井パネル4の側端部に上方に向けて立ち
上がり片14を突出すると共に立ち上がり片14の上端部か
ら外側方に向けて横向き突片15を突出し、天井パネル4
の端部下面を天井側金具5のL状片19に載置すると共に
横向き突片15を二股横片部17の上横片部22に載設して下
横片部18と上横片部22とを貫通する固着具7にて横向き
突片15を固着し、天井側金具5の横部片24を壁パネル1
の上端面に載設すると共に天井側金具5の縦片6を壁パ
ネル1の垂直片2に重ねて縦片6と垂直片2とをねじの
ような固着具7により固着して天井パネル4に設けた天
井側金具5を壁パネル1に直接固着して成ることを特徴
とするものであって、このような構成を採用すること
で、上記した従来例の問題点を解決して本考案の目的を
達成したものである。
[作用] しかして、天井パネル4を壁パネル1に連結するに当
たっては、複数の天井パネル4を施工する場合には点検
口3のない天井パネル4から施工をはじめ、天井パネル
4の側端部に設けられたL字状をした天井側金具5の横
部片24を壁パネル1の上端面に載設すると共に天井側金
具5の縦片6を壁パネル1の垂直片2に重ねた状態で、
天井パネル4と建物躯体10のスラブ8との間の空間9に
手を入れて縦片6に対して直角方向(つまり横方向)か
らねじ等の固着具7の固着作業を行うものである。そし
て、最後に点検口3を有する天井パネル4を同様にして
壁パネル1に連結するが、この場合には点検口3から天
井パネル4と建物躯体10のスラブ8との間の空間9に手
を入れて施工をする。ここで、上記天井パネル4を壁パ
ネル1に連結するに当たって、壁パネル1の上端面の外
面側にずれた位置から上方に垂直片2を突設し、天井パ
ネル4の側端部に設けられたL字状をした天井側金具5
の横部片24を壁パネル1の上端面に載設すると共に天井
側金具5の縦片6を壁パネル1の垂直片2に重ねること
で、壁パネル1に対する天井パネル4の位置決めと仮支
持をした状態で、天井パネル4と建物躯体10のスラブ8
との間の空間に手を入れて縦片に対して直角方向から固
着具7の固着作業をして直接天井パネル4に設けた天井
側金具5を壁パネル1に直接固着することができるので
ある。
[実施例] 以下本考案を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
第1図には本考案の一実施例を示してある。設備ユニ
ットは例えば浴室ユニットである。この設備ユニットは
建物躯体10の設備ユニット設置空間内に設置されるので
あるが、現場において床パン(図示せず)の周縁の立ち
上がり部(図示せず)の上に壁パネル1を立設し、この
壁パネル1の上端部に天井パネル4の側端部を連結して
設備ユニットが構成される。
壁パネル1は金属製の枠体11の前面部に面板12を接着
その他の固着手段により固着して構成してあり、金属製
の枠体1の上部枠部13の上面部には後端部側において上
方に向けて垂直片2が突設してある。
天井パネル4は側端部が上方に向けて立ち上がって立
ち上がり片14となっており、立ち上がり片14の上端部が
外側方に向けて延出してあって横向き突片15となってい
る。この天井パネル4には点検口3が設けてあるものと
設けてないものとがある。点検口3を設けたものにおい
て、点検口3には着脱自在に蓋20が設けてある。また、
天井パネル4の裏面には断熱材21が積層してある。天井
パネル4の側端部には天井側金具5が取付けられる。こ
の天井側金具5は横部片24の一端部から上方に垂直に縦
片6を突出し、横部片24の他端から二股横片部17を側方
に延出し、二股横片部17の下横片部18の先端から下方に
向けてL状片19を延出して構成してある。天井側金具5
は天井パネル4に作業スペースのある場所で事前に取付
けておくものであり、この場合、天井側金具5のL状片
19が天井パネル4の側端下面と立ち上がり片14とに当接
又は近接するように配置し、更に、二股横片部17の上横
片部22を横向き突片15の下面に当て、この状態で二股横
片部17と横向き突片15とをねじのような固着具7により
固着するものである。
しかして、壁パネル1に複数の天井パネル4を連結す
るには、はじめに点検口3のない天井パネル4から連結
していく。連結に当たっては、壁パネル1の枠体11の上
部枠部13に上方に向けて突設した垂直片2に天井パネル
4の側端部に設けたL字状をした天井側金具5の縦片6
を重ねる。この場合、天井側金具5の横部片24が上部枠
部13の上面部に載置されて天井パネル4の仮支持がなさ
れる。この状態で天井パネル4と建物躯体10のスラブ8
との間の空間9に手を入れて縦片6に対して直角方向
(つまり横方向)からねじ等の固着具7の固着作業を行
って縦片6と垂直片2とを固着するものである。そし
て、最後に点検口3を有する天井パネル4を同様にして
壁パネル1に連結するが、この場合には点検口3から天
井パネル4と建物躯体10のスラブ8との間の空間9に手
を入れて施工をする。
第2図、第3図には本考案の他の実施例が示してあ
る。この実施例においては、天井パネル4の端部にあら
かじめ広い場所で天井側金具5を取付けるに当たり、二
股横片部17の上横片部22を横向き突片15の下面に当て、
この状態で横向き突片15側からねじのような固着具7を
挿入して二股横片部17の上横片部22に固着し、この場
合、固着具7の先端が二股横片部17の上横片部22と下横
片部18との間の隙間に位置するようになっている。しか
して、上記のようにして側端部に天井側金具5を取付け
た天井パネル4は第1図に示す実施例と同じようにして
取付けるものである。
[考案の効果] 本考案にあっては、叙述のように、壁パネルの上端面
の外面側にずれた位置から上方に垂直片を突設し、天井
パネルの側端部に設けられたL字状をした天井側金具の
横部片を壁パネルの上端面に載設すると共に天井側金具
の縦片を壁パネルの垂直片に重ねて縦片と垂直片とをね
じのような固着具により固着して天井パネルに設けた天
井側金具を壁パネルに直接固着するので、天井パネルを
壁パネルに連結するに当たって、天井パネルの側端部に
設けられたL字状をした天井側金具の横部片を壁パネル
の上端面に載設すると共に天井側金具の縦片を壁パネル
の垂直片に重ねることで、壁パネルに対する天井パネル
の位置決めと仮支持をした状態で、天井パネルと建物躯
体のスラブとの間の空間に手を入れて縦片に対して直角
方向(つまり横方向)からねじ等の固着具の固着作業を
して直接天井パネルに設けた天井側金具を壁パネルに固
着することができ、天井パネルと建物躯体のスラブとの
間の空間が狭くても簡単且つ確実に連結操作ができ、ま
た、従来のように下方から上方を見上げた姿勢でねじの
固着操作する必要がないので作業が行いやすいものであ
り、また、横部片の一端部から上方に垂直に縦片を突出
し且つ横部片の他端から側方に二股横片部を延出し且つ
二股横片部の下横片部の先端から下方に向けてL状片を
延出して天井側金具を構成し、天井パネルの側端部に上
方に向けて立ち上がり片を突出すると共に立ち上がり片
の上端部から外側方に向けて横向き突片を突出し、天井
パネルの端部下面を天井側金具のL状片に載置すると共
に横向き突片を二股横片部の上横片部に載設して下横片
部と上横片部とを貫通する固着具にて横向き突片を固着
してあるので、天井パネルの下面を沿って流れる水が天
井側金具の縦片と壁パネルの垂直片との重ね合わせ部分
側に流れるのが防止されて、この部分から毛細管現象に
より天井裏側に水が浸入するのが防止でき、また、天井
パネルの下面を沿って流れる水が二股横片部の上横片部
と下横片部との間まで毛細管現象により浸入したとして
も、上横片部と下横片部との間の隙間により天井裏側に
水が浸入するおそれがないものであり、また、下横片部
と上横片部とを貫通して横向き突片を固着する固着具が
L状片により隠されて外観良く収まると共に天井パネル
の下面を沿って流れる水が固着具側に流れるのがL状片
により防止されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は同上の他
の実施例の断面図、第3図は同上の天井パネルの断面
図、第4図は従来例の断面図、第5図は従来例の問題点
を説明するための説明図であって、1は壁パネル、2は
垂直片、4は天井パネル、5は天井側金具、6は縦片、
7は固着具である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁パネルの上端面の外面側にずれた位置か
    ら上方に垂直片を突設し、横部片の一端部から上方に垂
    直に縦片を突出し且つ横部片の他端から側方に二股横片
    部を延出し且つ二股横片部の下横片部の先端から下方に
    向けてL状片を延出して天井側金具を構成し、天井パネ
    ルの側端部に上方に向けて立ち上がり片を突出すると共
    に立ち上がり片の上端部から外側方に向けて横向き突片
    を突出し、天井パネルの端部下面を天井側金具のL状片
    に載置すると共に横向き突片を二股横片部の上横片部に
    載設して下横片部と上横片部とを貫通する固着具にて横
    向き突片を固着し、天井側金具の横部片を壁パネルの上
    端面に載設すると共に天井側金具の縦片を壁パネルの垂
    直片に重ねて縦片と垂直片とをねじのような固着具によ
    り固着して天井パネルに設けた天井側金具を壁パネルに
    直接固着して成る設備ユニットにおける壁パネルと天井
    パネルとの連結構造。
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JPS58141059U (ja) * 1982-03-18 1983-09-22 タカラスタンダ−ド株式会社 バスユニツトの天井、壁、取付枠
JPS59136853U (ja) * 1983-03-04 1984-09-12 日立化成工業株式会社 設備ユニツトの天井板と壁板との接合構造

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