JPH11190094A - 天井材のジョイント金具 - Google Patents
天井材のジョイント金具Info
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- JPH11190094A JPH11190094A JP9361019A JP36101997A JPH11190094A JP H11190094 A JPH11190094 A JP H11190094A JP 9361019 A JP9361019 A JP 9361019A JP 36101997 A JP36101997 A JP 36101997A JP H11190094 A JPH11190094 A JP H11190094A
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- Japan
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- ceiling
- ceiling material
- mounting
- mounting recess
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- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない部品数で天井材の連結を強固に行う。
省施工化、工期の短縮化及び低コスト化を図る。天井の
歩行機能を向上させる。照明器具、カーテンレール、間
仕切りレール等の各種機能部材を外観良く取付ける。 【解決手段】 隣接する天井材3の端部3a,3aを連
結する金具本体4の上部に、天井下地に固定された吊り
ボルト2の下端に取付けられるボルト取付部5を設け
る。金具本体4の下部に下方に開口した略逆U字状の取
付け凹所6を設ける。取付け凹所6内に照明器具9、カ
ーテンレール10、間仕切りレール等の各種機能部材を
取付けるための取付け手段7を設ける。
省施工化、工期の短縮化及び低コスト化を図る。天井の
歩行機能を向上させる。照明器具、カーテンレール、間
仕切りレール等の各種機能部材を外観良く取付ける。 【解決手段】 隣接する天井材3の端部3a,3aを連
結する金具本体4の上部に、天井下地に固定された吊り
ボルト2の下端に取付けられるボルト取付部5を設け
る。金具本体4の下部に下方に開口した略逆U字状の取
付け凹所6を設ける。取付け凹所6内に照明器具9、カ
ーテンレール10、間仕切りレール等の各種機能部材を
取付けるための取付け手段7を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天井材のジョイ
ント金具に関し、詳しくは隣接する天井材の端部を連結
する構造に関するものである。
ント金具に関し、詳しくは隣接する天井材の端部を連結
する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばクリーンルームに用いられる天井
材3を施工するにあたっては、図12及び図13に示す
ように、天井下地に固定された吊りボルト2の下端部に
角筒形の天井材支持金物31の上端面を取付け、天井材
支持金物31の下端面を固定具31′を用いて天井材3
の上側の金属外皮11に固定するようにしていた。
材3を施工するにあたっては、図12及び図13に示す
ように、天井下地に固定された吊りボルト2の下端部に
角筒形の天井材支持金物31の上端面を取付け、天井材
支持金物31の下端面を固定具31′を用いて天井材3
の上側の金属外皮11に固定するようにしていた。
【0003】また、複数の天井材3の端部3aを連結す
るにあたって、天井材3の対向する2辺の連結は雄実と
雌実との嵌合により行われ、天井材3の残りの2辺の連
結は、ジョイント金具1′を用いて行われている。この
ジョイント金具1′は、その両側に一対のコ字状溝が形
成されており、各コ字状溝内に天井材3の端部3aをそ
れぞれ差し込むことによって天井材3,3を連結できる
ようになっている。図12中の40は壁パネル、41は
シリコンコーキングである。
るにあたって、天井材3の対向する2辺の連結は雄実と
雌実との嵌合により行われ、天井材3の残りの2辺の連
結は、ジョイント金具1′を用いて行われている。この
ジョイント金具1′は、その両側に一対のコ字状溝が形
成されており、各コ字状溝内に天井材3の端部3aをそ
れぞれ差し込むことによって天井材3,3を連結できる
ようになっている。図12中の40は壁パネル、41は
シリコンコーキングである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の天井
材3を連結するジョイント金具1′にあっては、単に天
井材3の端部3aが差込まれるものであり、天井材3自
体の支持は吊りボルト2に固定される天井材支持金物3
1と、この天井材支持金物31と天井材3とを固定する
固定具31′とを用いて行う必要があり、このため、天
井構成部材の数が増えて天井材3の施工に手間がかかる
という問題がある。しかも、ジョイント金具1′は吊り
ボルト2で直接支持されていないために、天井材3の施
工時やメンテナンス時に作業者は直接天井材3の上を安
心して歩行できず、キャットウォークが別途必要にな
る。
材3を連結するジョイント金具1′にあっては、単に天
井材3の端部3aが差込まれるものであり、天井材3自
体の支持は吊りボルト2に固定される天井材支持金物3
1と、この天井材支持金物31と天井材3とを固定する
固定具31′とを用いて行う必要があり、このため、天
井構成部材の数が増えて天井材3の施工に手間がかかる
という問題がある。しかも、ジョイント金具1′は吊り
ボルト2で直接支持されていないために、天井材3の施
工時やメンテナンス時に作業者は直接天井材3の上を安
心して歩行できず、キャットウォークが別途必要にな
る。
【0005】一方、天井材3に例えば照明器具を取付け
るにあたっては、従来は、天井材3の下面に照明器具フ
レームを直接取付けるようにしているために、照明器具
フレームの取付け時の寸法合わせが困難であるばかり
か、照明器具フレームをネジ止めする際には、照明器具
フレームを手で支えながらドライバーでネジを天井材3
の下面に打ち込む必要があり、照明器具の取付け作業に
多大な労力と時間がかかり、そのうえ照明器具フレーム
が天井材3の下面に露出することによって天井の外観が
損なわれるという問題もあった。
るにあたっては、従来は、天井材3の下面に照明器具フ
レームを直接取付けるようにしているために、照明器具
フレームの取付け時の寸法合わせが困難であるばかり
か、照明器具フレームをネジ止めする際には、照明器具
フレームを手で支えながらドライバーでネジを天井材3
の下面に打ち込む必要があり、照明器具の取付け作業に
多大な労力と時間がかかり、そのうえ照明器具フレーム
が天井材3の下面に露出することによって天井の外観が
損なわれるという問題もあった。
【0006】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、少ない部品数で天井材
の連結を強固に行うことができ、省施工化、工期の短縮
化及び低コスト化を実現できると共に、天井の歩行機能
が向上して天井材の施工及びメンテナンスが容易とな
り、さらに、照明器具、カーテンレール、間仕切りレー
ル等の各種機能部材を外観良く取付けることができ、意
匠性を高めて高級感を得ることができる天井材のジョイ
ント金具を提供することにあり、別の目的とするところ
は、照明器具、カーテンレール、間仕切りレール等の各
種機能部材を取付けることができる構造でありながら、
天井材の端部の支持も容易に行うことができる天井材の
ジョイント金具を提供することにあり、さらに別の目的
とするところは、天井材の端部に沿って並設される複数
の金具本体を容易に外観良く結合できるようにした天井
材のジョイント金具を提供することにある。
ので、その目的とするところは、少ない部品数で天井材
の連結を強固に行うことができ、省施工化、工期の短縮
化及び低コスト化を実現できると共に、天井の歩行機能
が向上して天井材の施工及びメンテナンスが容易とな
り、さらに、照明器具、カーテンレール、間仕切りレー
ル等の各種機能部材を外観良く取付けることができ、意
匠性を高めて高級感を得ることができる天井材のジョイ
ント金具を提供することにあり、別の目的とするところ
は、照明器具、カーテンレール、間仕切りレール等の各
種機能部材を取付けることができる構造でありながら、
天井材の端部の支持も容易に行うことができる天井材の
ジョイント金具を提供することにあり、さらに別の目的
とするところは、天井材の端部に沿って並設される複数
の金具本体を容易に外観良く結合できるようにした天井
材のジョイント金具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、隣接する天井材3の端部3a,3aを連
結する金具本体4の上部に、天井下地に固定された吊り
ボルト2の下端に取付けられるボルト取付部5が設けら
れ、金具本体4の下部に下方に開口した略逆U字状の取
付け凹所6が設けられると共に、取付け凹所6内に照明
器具9、カーテンレール10、間仕切りレール等の各種
機能部材を取付けるための取付け手段7が設けられて成
ることを特徴としており、このように構成することで、
ジョイント金具1が吊りボルト2に直接支持されること
で、天井材3の連結をジョイント金具1を用いて強固に
行うことができると共に、天井の歩行機能が向上して天
井材3の施工及びメンテナンスが容易となり、しかも、
照明器具9、カーテンレール10、間仕切りレール等の
各種機能部材を外観良く取付けることができ、天井の意
匠性が高められる。
に、本発明は、隣接する天井材3の端部3a,3aを連
結する金具本体4の上部に、天井下地に固定された吊り
ボルト2の下端に取付けられるボルト取付部5が設けら
れ、金具本体4の下部に下方に開口した略逆U字状の取
付け凹所6が設けられると共に、取付け凹所6内に照明
器具9、カーテンレール10、間仕切りレール等の各種
機能部材を取付けるための取付け手段7が設けられて成
ることを特徴としており、このように構成することで、
ジョイント金具1が吊りボルト2に直接支持されること
で、天井材3の連結をジョイント金具1を用いて強固に
行うことができると共に、天井の歩行機能が向上して天
井材3の施工及びメンテナンスが容易となり、しかも、
照明器具9、カーテンレール10、間仕切りレール等の
各種機能部材を外観良く取付けることができ、天井の意
匠性が高められる。
【0008】ここで、上記取付け凹所6の両側にそれぞ
れ隣接して、天井材3の端部3aを支持する略コ字状の
天井材支持部8を設けるのが好ましく、この場合、取付
け凹所6を利用して照明器具9、カーテンレール10、
間仕切りレール等の各種機能部材を取付けることができ
る構造でありながら、天井材3の端部3aの支持も容易
に行うことができる。
れ隣接して、天井材3の端部3aを支持する略コ字状の
天井材支持部8を設けるのが好ましく、この場合、取付
け凹所6を利用して照明器具9、カーテンレール10、
間仕切りレール等の各種機能部材を取付けることができ
る構造でありながら、天井材3の端部3aの支持も容易
に行うことができる。
【0009】また上記取付け手段7は、取付け凹所6の
両内側面に対向させて設けられた突起部12と、取付け
凹所6内に収納されて突起部12に両端が係止される係
止部材13と、係止部材13に機能部材を連結する連結
部材14とを備えているのが好ましく、この場合、機能
部材に連結された係止部材13の両端を突起部12に係
止させるだけで、機能部材をジョイント金具1の取付け
凹所6に簡単に取付けることができる。
両内側面に対向させて設けられた突起部12と、取付け
凹所6内に収納されて突起部12に両端が係止される係
止部材13と、係止部材13に機能部材を連結する連結
部材14とを備えているのが好ましく、この場合、機能
部材に連結された係止部材13の両端を突起部12に係
止させるだけで、機能部材をジョイント金具1の取付け
凹所6に簡単に取付けることができる。
【0010】また上記取付け凹所6の下部開口を覆う化
粧板15を備えているのが好ましく、この場合、化粧板
15にて取付け凹所6の下部開口を覆うことによって、
機能部材が取付けられていない場合であっても、良好な
外観が得られるようになる。また上記複数の金具本体4
が天井材3の端部方向に沿って並設されると共に、隣接
する金具本体4の端部4a,4aが結合手段16にて結
合され、該結合手段16は、隣接する金具本体4の上部
に固定される上側固定部材16aと、隣接する金具本体
4の取付け凹所6内にそれぞれ対向させて固定具17に
て固定される一対の下側固定部材16bとから成るのが
好ましく、この場合、上側固定部材16aと一対の下側
固定部材16b,16bとを用いて、複数の金具本体4
の結合を強固に且つ外観良く行うことができる。
粧板15を備えているのが好ましく、この場合、化粧板
15にて取付け凹所6の下部開口を覆うことによって、
機能部材が取付けられていない場合であっても、良好な
外観が得られるようになる。また上記複数の金具本体4
が天井材3の端部方向に沿って並設されると共に、隣接
する金具本体4の端部4a,4aが結合手段16にて結
合され、該結合手段16は、隣接する金具本体4の上部
に固定される上側固定部材16aと、隣接する金具本体
4の取付け凹所6内にそれぞれ対向させて固定具17に
て固定される一対の下側固定部材16bとから成るのが
好ましく、この場合、上側固定部材16aと一対の下側
固定部材16b,16bとを用いて、複数の金具本体4
の結合を強固に且つ外観良く行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。クリーンルームの天井材3は、図1に示すよ
うに、上下2枚の金属外皮11の間に断熱材18を充填
して構成されたサンドイッチパネルから成り、天井材3
の対向する2辺の接続は、本発明のジョイント金具1を
用いて行われる。なお、天井材3の残りの2辺の接続
は、雄実と雌実(図示せず)との嵌合により行われる。
説明する。クリーンルームの天井材3は、図1に示すよ
うに、上下2枚の金属外皮11の間に断熱材18を充填
して構成されたサンドイッチパネルから成り、天井材3
の対向する2辺の接続は、本発明のジョイント金具1を
用いて行われる。なお、天井材3の残りの2辺の接続
は、雄実と雌実(図示せず)との嵌合により行われる。
【0012】上記ジョイント金具1は、例えばアルミ製
バーから成り、隣接する天井材3の端部3a,3aを連
結する金具本体4と、金具本体4の上部に設けられたボ
ルト取付部5と、金具本体4の下部に設けられた下方に
開口した略逆U字状の取付け凹所6と、取付け凹所6内
にカーテンレール10、間仕切りレール、或いは照明器
具9(図7)等の各種機能部材を取付けるための取付け
手段7とを備えている。
バーから成り、隣接する天井材3の端部3a,3aを連
結する金具本体4と、金具本体4の上部に設けられたボ
ルト取付部5と、金具本体4の下部に設けられた下方に
開口した略逆U字状の取付け凹所6と、取付け凹所6内
にカーテンレール10、間仕切りレール、或いは照明器
具9(図7)等の各種機能部材を取付けるための取付け
手段7とを備えている。
【0013】金具本体4は、図2に示すように、左右一
対の縦片19と、両縦片19の上端部間を連結する上横
片20と、両縦片19の下端部から外側に向かってそれ
ぞれ突出した一対の下横片21,21とを備えており、
各下横片21,21の上面側に天井材3の下面に当接す
る凸条部21aがそれぞれ突設されている。また、両縦
片19,19の上端部には略L字状のフック片22,2
2がそれぞれ突設されており、各フック片22には図5
(b)に示す天井材押さえ用のL形金具23の上端部が
係止可能となっている。上記下横片21とL形金具23
とで略コ字状の天井材支持部8が構成されている。そし
て、天井材3の端部3aの下面を下横片21の突部21
a上に載置した状態で、図1に示すように、天井材押さ
え用のL形金具23の上端部をフック片22に係止し且
つL形金具23の下端部を天井材3の端部3aの上面に
当ててビス24にて固定することによって、天井材3の
端部3aが挟持固定され、これにより、隣接する天井材
3の端部3a,3aを金具本体4を介して連結できるよ
うになっている。尚、図1、図5(a)中の25は天井
材押さえ用のL形金具23の側方に配置されるL形金具
であり、上端部がフック片22に係止され、下端部が下
横片21にネジ止めされるようになっている。
対の縦片19と、両縦片19の上端部間を連結する上横
片20と、両縦片19の下端部から外側に向かってそれ
ぞれ突出した一対の下横片21,21とを備えており、
各下横片21,21の上面側に天井材3の下面に当接す
る凸条部21aがそれぞれ突設されている。また、両縦
片19,19の上端部には略L字状のフック片22,2
2がそれぞれ突設されており、各フック片22には図5
(b)に示す天井材押さえ用のL形金具23の上端部が
係止可能となっている。上記下横片21とL形金具23
とで略コ字状の天井材支持部8が構成されている。そし
て、天井材3の端部3aの下面を下横片21の突部21
a上に載置した状態で、図1に示すように、天井材押さ
え用のL形金具23の上端部をフック片22に係止し且
つL形金具23の下端部を天井材3の端部3aの上面に
当ててビス24にて固定することによって、天井材3の
端部3aが挟持固定され、これにより、隣接する天井材
3の端部3a,3aを金具本体4を介して連結できるよ
うになっている。尚、図1、図5(a)中の25は天井
材押さえ用のL形金具23の側方に配置されるL形金具
であり、上端部がフック片22に係止され、下端部が下
横片21にネジ止めされるようになっている。
【0014】金具本体4の上部には、図3に示すよう
に、ボルト取付部5が設けられている。このボルト取付
部5にはC型バーのような天井下地に固定された吊りボ
ルト2の下端が取付けられる。図3に示す実施形態で
は、ボルト取付部5は、金具本体4の上横片20の上部
に突出して設けられており、中央部に吊りボルト2が貫
通する開口部5aが形成されている。また、ボルト取付
部5の下面側には図4(b)に示すネジ孔26a付き平
金具26、上面側には図4(a)に示す孔27a付きC
形金具27がそれぞれ配置されており、吊りボルト2の
下端をC形金具27を通して平金具26にネジ込むと共
に、図3に示すナット28を締め付けることで、吊りボ
ルト2の下端部をボルト取付部5に固定できるようにな
っている。なお、ボルト取付部5への吊りボルト2の取
付け構造は図3の実施形態に限定されるものではない。
に、ボルト取付部5が設けられている。このボルト取付
部5にはC型バーのような天井下地に固定された吊りボ
ルト2の下端が取付けられる。図3に示す実施形態で
は、ボルト取付部5は、金具本体4の上横片20の上部
に突出して設けられており、中央部に吊りボルト2が貫
通する開口部5aが形成されている。また、ボルト取付
部5の下面側には図4(b)に示すネジ孔26a付き平
金具26、上面側には図4(a)に示す孔27a付きC
形金具27がそれぞれ配置されており、吊りボルト2の
下端をC形金具27を通して平金具26にネジ込むと共
に、図3に示すナット28を締め付けることで、吊りボ
ルト2の下端部をボルト取付部5に固定できるようにな
っている。なお、ボルト取付部5への吊りボルト2の取
付け構造は図3の実施形態に限定されるものではない。
【0015】金具本体4のボルト取付部5の下部には、
下方に開口した略逆U字状の取付け凹所6が設けられて
いる。取付け凹所6は、金具本体4の両縦片19と上横
片20とで形成され、両縦片19の対向する両内側面に
は、断面略ト字状の突起部12がそれぞれ設けられてい
る。さらに、取付け凹所6内には係止部材13が収納さ
れている。この係止部材13は、図6(a)に示す開口
部13cを有するC形金具13aと、図6(b)に示す
開口部13dを孔部を有する下側のC形金具13bとか
ら成り、図1のように上下のC形金具13a,13bの
端部間で突起部12を上下から挟んだ状態で、連結部材
14を構成する連結ネジ14aにて上下のC形金具13
a,13bが結合されている。また連結ネジ14aの下
部は、後述する化粧板15を貫通してジョイント金具1
の下方に突出しており、その突出部にカーテンレール1
0、或いは間仕切りレール、照明器具9(図7)等の各
種機能部材が取付け可能となっている。上記突起部12
と上下のC形金具13a,13bと連結ネジ14aと
で、取付け凹所6内に機能部材を取付けるための取付け
手段7が構成されている。
下方に開口した略逆U字状の取付け凹所6が設けられて
いる。取付け凹所6は、金具本体4の両縦片19と上横
片20とで形成され、両縦片19の対向する両内側面に
は、断面略ト字状の突起部12がそれぞれ設けられてい
る。さらに、取付け凹所6内には係止部材13が収納さ
れている。この係止部材13は、図6(a)に示す開口
部13cを有するC形金具13aと、図6(b)に示す
開口部13dを孔部を有する下側のC形金具13bとか
ら成り、図1のように上下のC形金具13a,13bの
端部間で突起部12を上下から挟んだ状態で、連結部材
14を構成する連結ネジ14aにて上下のC形金具13
a,13bが結合されている。また連結ネジ14aの下
部は、後述する化粧板15を貫通してジョイント金具1
の下方に突出しており、その突出部にカーテンレール1
0、或いは間仕切りレール、照明器具9(図7)等の各
種機能部材が取付け可能となっている。上記突起部12
と上下のC形金具13a,13bと連結ネジ14aと
で、取付け凹所6内に機能部材を取付けるための取付け
手段7が構成されている。
【0016】上記取付け凹所6の下部開口には化粧板1
5が装着されている。化粧板15は、図3に示すよう
に、断面略U字状に形成されており、取付け凹所6の下
部開口をその略全長に亘って覆う覆い部15aと、覆い
部15aの両側部から立設して取付け凹所6内に挿入さ
れる一対の側面片15bとから成り、各側面片15bに
は係止爪15cがそれぞれ設けられており、各係止爪1
5cが取付け凹所6内の突起部12よりも下側に突設さ
れている係止凸部50にそれぞれ係止されることで、化
粧板15は取付け凹所6の下部開口に取付けられてい
る。
5が装着されている。化粧板15は、図3に示すよう
に、断面略U字状に形成されており、取付け凹所6の下
部開口をその略全長に亘って覆う覆い部15aと、覆い
部15aの両側部から立設して取付け凹所6内に挿入さ
れる一対の側面片15bとから成り、各側面片15bに
は係止爪15cがそれぞれ設けられており、各係止爪1
5cが取付け凹所6内の突起部12よりも下側に突設さ
れている係止凸部50にそれぞれ係止されることで、化
粧板15は取付け凹所6の下部開口に取付けられてい
る。
【0017】次に、天井材3を施工するにあたっては、
天井下地に固定された吊りボルト2の下端を、図3に示
す平金具26とC形金具27とを用いてジョイント金具
1のボルト突起部12に固定する。その後、図1に示す
天井材3の端部3aをジョイント金具1の下横片21上
に乗せ、天井材押さえ用のL形金具23で天井材3の端
部3aの上面を押さえることにより、隣接する天井材3
の端部3a,3aをジョイント金具1を用いて確実に連
結することができる。このとき、L形金具23の両側方
には天井材支持部8にネジ止めされたL形金具25が配
置されており、これによってL形金具23が天井材支持
部8の長さ方向にスライドするのを防止できるものであ
る。なお、天井材3の2辺はジョイント金具1で連結さ
れるが、残り2辺は従来と同様、雄実と雌実との嵌合に
よって連結される。
天井下地に固定された吊りボルト2の下端を、図3に示
す平金具26とC形金具27とを用いてジョイント金具
1のボルト突起部12に固定する。その後、図1に示す
天井材3の端部3aをジョイント金具1の下横片21上
に乗せ、天井材押さえ用のL形金具23で天井材3の端
部3aの上面を押さえることにより、隣接する天井材3
の端部3a,3aをジョイント金具1を用いて確実に連
結することができる。このとき、L形金具23の両側方
には天井材支持部8にネジ止めされたL形金具25が配
置されており、これによってL形金具23が天井材支持
部8の長さ方向にスライドするのを防止できるものであ
る。なお、天井材3の2辺はジョイント金具1で連結さ
れるが、残り2辺は従来と同様、雄実と雌実との嵌合に
よって連結される。
【0018】また、天井材3の壁側端部3bは、図1、
図8に示す見切り縁51を用いて支持される。見切り縁
51は、例えばアルミ製から成り、壁面55にネジ固定
される縦片52と、縦片52の下部から連出した下横片
53と、縦片52の上部から連出した上横片54とを備
えると共に、天井材3の壁側端部3bを上方から押さえ
るためのL形金具56を備えている。そして、図1に示
すように、天井材3の壁側端部3bを下横片53上に乗
せ、L形金具56の一端を上横片54の先端に係止さ
せ、他端をネジ57で天井材3の壁側端部3bの上面に
固定することにより、天井材3の壁側端部3bを見切り
縁51に強固に固定でき、天井材3の取付けが完了す
る。
図8に示す見切り縁51を用いて支持される。見切り縁
51は、例えばアルミ製から成り、壁面55にネジ固定
される縦片52と、縦片52の下部から連出した下横片
53と、縦片52の上部から連出した上横片54とを備
えると共に、天井材3の壁側端部3bを上方から押さえ
るためのL形金具56を備えている。そして、図1に示
すように、天井材3の壁側端部3bを下横片53上に乗
せ、L形金具56の一端を上横片54の先端に係止さ
せ、他端をネジ57で天井材3の壁側端部3bの上面に
固定することにより、天井材3の壁側端部3bを見切り
縁51に強固に固定でき、天井材3の取付けが完了す
る。
【0019】しかして、ジョイント金具1は天井下地に
固定された吊りボルト2に直接支持されているので、天
井材3の端部3a,3aの連結をジョイント金具1を用
いて強固に行うことができ、しかも天井押さえ用のL形
金具23にて天井材3の端部3aはジョイント金具1か
ら確実に抜け止めされるので、地震対策にも万全を期す
ことができる。また、従来のような角筒形の天井材支持
金物を用いたり、この天井材支持金物と天井材3とを固
定するための固定具を用いたりする必要がないので、天
井構成部品の点数を削減でき、施工時間の短縮による省
施工化及び低コスト化を図ることができる。
固定された吊りボルト2に直接支持されているので、天
井材3の端部3a,3aの連結をジョイント金具1を用
いて強固に行うことができ、しかも天井押さえ用のL形
金具23にて天井材3の端部3aはジョイント金具1か
ら確実に抜け止めされるので、地震対策にも万全を期す
ことができる。また、従来のような角筒形の天井材支持
金物を用いたり、この天井材支持金物と天井材3とを固
定するための固定具を用いたりする必要がないので、天
井構成部品の点数を削減でき、施工時間の短縮による省
施工化及び低コスト化を図ることができる。
【0020】また、上記のようにジョイント金具1は吊
りボルト2に直接支持されているので、天井材3の施工
時やメンテナンス時に作業者は別途キャットウォークを
必要とすることなく、直接天井材3の上を安心して歩行
することができ、天井の歩行機能が向上して、天井材3
の施工性及びメンテナンス性を向上させることができ
る。
りボルト2に直接支持されているので、天井材3の施工
時やメンテナンス時に作業者は別途キャットウォークを
必要とすることなく、直接天井材3の上を安心して歩行
することができ、天井の歩行機能が向上して、天井材3
の施工性及びメンテナンス性を向上させることができ
る。
【0021】次に、上記ジョイント金具1に例えば図1
に示すカーテンレール10を取付ける場合の一例を説明
すると、先ず連結ネジ14aを上下のC形金具13a,
13bにそれぞれ挿通させてナット60で両金具13
a,13bを連結すると共に、連結ネジ14aの下部を
化粧板15を貫通してカーテンレール10のネジ孔に締
結する。その後、一方のC形金具13aを上にして取付
け凹所6内に押し込むと、このC形金具13aの両端が
取付け凹所6内の左右の突起部12を乗り越えて突起部
12の上面に係止し、このとき他方のC形金具13bの
両端が突起部12の下面に当接することで、突起部12
が上下のC形金具13a,13bで上下から挟持された
状態となる。またこのとき化粧板15の係止爪15cが
取付け凹所6内に係止凸部50に係止される。これによ
りカーテンレール10は上記C形金具13a,13b及
び化粧板15と共に、ジョイント金具1に対してワンタ
ッチで取付け可能となる。
に示すカーテンレール10を取付ける場合の一例を説明
すると、先ず連結ネジ14aを上下のC形金具13a,
13bにそれぞれ挿通させてナット60で両金具13
a,13bを連結すると共に、連結ネジ14aの下部を
化粧板15を貫通してカーテンレール10のネジ孔に締
結する。その後、一方のC形金具13aを上にして取付
け凹所6内に押し込むと、このC形金具13aの両端が
取付け凹所6内の左右の突起部12を乗り越えて突起部
12の上面に係止し、このとき他方のC形金具13bの
両端が突起部12の下面に当接することで、突起部12
が上下のC形金具13a,13bで上下から挟持された
状態となる。またこのとき化粧板15の係止爪15cが
取付け凹所6内に係止凸部50に係止される。これによ
りカーテンレール10は上記C形金具13a,13b及
び化粧板15と共に、ジョイント金具1に対してワンタ
ッチで取付け可能となる。
【0022】図7は取付け凹所6の突起部12に照明器
具フレーム9aを取付けた場合の一例を示している。こ
の実施形態では、先ず連結ネジ14aを照明器具フレー
ム9a及び化粧板15を貫通させ、その先端部をC形金
具からなる係止部材13にネジ止めしてある。そして、
係止部材13を上にして取付け凹所6内に押し込むこと
で、係止部材13の両端が突起部12に係止すると共
に、化粧板15の係止爪15cが係止凸部50に係止さ
れることにより、カーテンレール10は上記係止部材1
3及び化粧板15と共に、ジョイント金具1に対してワ
ンタッチで取付け可能となる。その後、クリーンルーム
用の蛍光灯70を取付け、さらに取付け凹所6の上半部
の中空部71を利用して照明用の配線コードを配線する
ことにより、照明器具9の取付け施工が完了する。この
ように、照明器具フレーム9aの取付けも容易に行うこ
とができると共に、取付け凹所6の中空部71を配線ダ
クトとして有効利用できるので、配線の露出や垂れ下が
りを照明器具フレーム9aにて防止でき、しかも配線作
業を室内から行うことが可能となり、天井裏での配線作
業を省くことができる結果、配線作業が一層容易なもの
となる。
具フレーム9aを取付けた場合の一例を示している。こ
の実施形態では、先ず連結ネジ14aを照明器具フレー
ム9a及び化粧板15を貫通させ、その先端部をC形金
具からなる係止部材13にネジ止めしてある。そして、
係止部材13を上にして取付け凹所6内に押し込むこと
で、係止部材13の両端が突起部12に係止すると共
に、化粧板15の係止爪15cが係止凸部50に係止さ
れることにより、カーテンレール10は上記係止部材1
3及び化粧板15と共に、ジョイント金具1に対してワ
ンタッチで取付け可能となる。その後、クリーンルーム
用の蛍光灯70を取付け、さらに取付け凹所6の上半部
の中空部71を利用して照明用の配線コードを配線する
ことにより、照明器具9の取付け施工が完了する。この
ように、照明器具フレーム9aの取付けも容易に行うこ
とができると共に、取付け凹所6の中空部71を配線ダ
クトとして有効利用できるので、配線の露出や垂れ下が
りを照明器具フレーム9aにて防止でき、しかも配線作
業を室内から行うことが可能となり、天井裏での配線作
業を省くことができる結果、配線作業が一層容易なもの
となる。
【0023】このように、ジョイント金具1の取付け凹
所6を利用して、カーテンレール10や照明器具フレー
ム9a等の各種機能部材を選択して取付けることができ
るので、天井材3の下面の外観がすっきりしたものとな
り、しかも、機能部材の取付け位置の寸法合わせの必要
がなく、機能部材を外観良くしかも正確な位置に精度良
く取付けることができるので、クリーンルームの天井の
意匠性を高めて、高級感が得られるようになる。また、
各機能部材はジョイント金具1に対して嵌め込み式で取
付けられるので、下からの取付け作業を楽に行うことが
できる。さらに、取付け凹所6内に機能部材を取付けな
いときには、化粧板15にて取付け凹所6の下部開口を
覆うことができるので、ジョイント金具1の外観を良好
に保つことができるものであり、また機能部材を取付け
た場合でも、化粧板15をそのまま取付けておくことが
できるので、例えば機能部材が透明な部材であっても化
粧板15によってジョイント金具1の取付け凹所6内が
透けて見えるのを防止できるものとなる。
所6を利用して、カーテンレール10や照明器具フレー
ム9a等の各種機能部材を選択して取付けることができ
るので、天井材3の下面の外観がすっきりしたものとな
り、しかも、機能部材の取付け位置の寸法合わせの必要
がなく、機能部材を外観良くしかも正確な位置に精度良
く取付けることができるので、クリーンルームの天井の
意匠性を高めて、高級感が得られるようになる。また、
各機能部材はジョイント金具1に対して嵌め込み式で取
付けられるので、下からの取付け作業を楽に行うことが
できる。さらに、取付け凹所6内に機能部材を取付けな
いときには、化粧板15にて取付け凹所6の下部開口を
覆うことができるので、ジョイント金具1の外観を良好
に保つことができるものであり、また機能部材を取付け
た場合でも、化粧板15をそのまま取付けておくことが
できるので、例えば機能部材が透明な部材であっても化
粧板15によってジョイント金具1の取付け凹所6内が
透けて見えるのを防止できるものとなる。
【0024】図9は、複数の金具本体4,4を天井材3
の端部方向に沿って並設する場合において、隣接する金
具本体4の端部4a,4aを結合手段16にて結合した
場合を示している。この結合手段16は、隣接する金具
本体4の上部に架け渡されて固定される上側固定部材1
6aと、隣接する金具本体4の取付け凹所6内にそれぞ
れ対向させて固定される一対の下側固定部材16b,1
6bと、該一対の下側固定部材16b,16bを固定す
るボルト96、ナット97のような固定具17とで構成
されている。
の端部方向に沿って並設する場合において、隣接する金
具本体4の端部4a,4aを結合手段16にて結合した
場合を示している。この結合手段16は、隣接する金具
本体4の上部に架け渡されて固定される上側固定部材1
6aと、隣接する金具本体4の取付け凹所6内にそれぞ
れ対向させて固定される一対の下側固定部材16b,1
6bと、該一対の下側固定部材16b,16bを固定す
るボルト96、ナット97のような固定具17とで構成
されている。
【0025】ここで、上側固定部材16aは、図10
(a)に示す複数の孔部80aを有するC形金具80と
図10(b)に示す複数のネジ孔81aを有する平金具
81とから成り、図1に示すように、ボルト取付部5の
上面側にC形金具80、下面側に平金具81を架け渡
し、ボルト83にて各金具80,81を連結すること
で、隣接する金具本体4の上部間を結合することができ
る。
(a)に示す複数の孔部80aを有するC形金具80と
図10(b)に示す複数のネジ孔81aを有する平金具
81とから成り、図1に示すように、ボルト取付部5の
上面側にC形金具80、下面側に平金具81を架け渡
し、ボルト83にて各金具80,81を連結すること
で、隣接する金具本体4の上部間を結合することができ
る。
【0026】一方、下側固定部材16bは、図11に示
すように、ネジ孔90a付き上片90と、上片90の端
部から垂下したネジ孔91a付き側面片91と、側面片
91の両端部から上片90の両側部に沿って延びた一対
の端面片92,92とから成る。下側固定部材16bを
金具本体4に固定する手順の一例を説明すると、一対の
下側固定部材16b,16bの側面片91,91を固定
具17にて固定した後に、下側固定部材16b,16b
を隣接する金具本体4,4の取付け凹所6,6内にそれ
ぞれ収納する。このとき、各上片90の両端部90bを
図1に示す取付け凹所6内の突起部95にそれぞれ差込
んで下側固定部材16bを取付け凹所6内に仮固定し、
この状態で上片90を図9に示すネジ93にて金具本体
4の上部に固定する。これにより、隣接する金具本体4
の端部4a,4aを前記上側固定部材16aと、一対の
下側固定部材16bと固定具17とを用いて強固に且つ
外観良く結合できるものである。
すように、ネジ孔90a付き上片90と、上片90の端
部から垂下したネジ孔91a付き側面片91と、側面片
91の両端部から上片90の両側部に沿って延びた一対
の端面片92,92とから成る。下側固定部材16bを
金具本体4に固定する手順の一例を説明すると、一対の
下側固定部材16b,16bの側面片91,91を固定
具17にて固定した後に、下側固定部材16b,16b
を隣接する金具本体4,4の取付け凹所6,6内にそれ
ぞれ収納する。このとき、各上片90の両端部90bを
図1に示す取付け凹所6内の突起部95にそれぞれ差込
んで下側固定部材16bを取付け凹所6内に仮固定し、
この状態で上片90を図9に示すネジ93にて金具本体
4の上部に固定する。これにより、隣接する金具本体4
の端部4a,4aを前記上側固定部材16aと、一対の
下側固定部材16bと固定具17とを用いて強固に且つ
外観良く結合できるものである。
【0027】本発明のジョイント金具1は、クリーンル
ーム以外の天井材3の連結にも広く適用できるのは勿論
のことである。また、天井材3としてサンドイッチパネ
ルを説明したが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、金属単板或いは合成樹脂ボード等であってもよいも
のである。
ーム以外の天井材3の連結にも広く適用できるのは勿論
のことである。また、天井材3としてサンドイッチパネ
ルを説明したが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、金属単板或いは合成樹脂ボード等であってもよいも
のである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、隣接する天井材の端部を連結する金
具本体の上部に、天井下地に固定された吊りボルトの下
端に取付けられるボルト取付部が設けられているので、
ジョイント金具が吊りボルトを介して天井下地に強固に
取付けられ、従って、ジョイント金具を用いて少ない部
品数で天井材の端部の連結を強固に行うことができ、地
震対策にも万全を期すことができると共に、従来のよう
な角筒形の天井材支持金物を用いたり、この天井材支持
金物と天井材とを固定するための固定具を用いたりする
必要がないので、天井構成部品の点数を削減でき、施工
時間の短縮による省施工化及び低コスト化を図ることが
でき、しかも、ジョイント金具を吊りボルトにより直接
支持したことで、天井材の施工時やメンテナンス時に作
業者は別途キャットウォークを必要とすることなく、直
接天井材の上を安心して歩行することができ、天井の歩
行機能が向上して、天井材の施工性及びメンテナンス性
を向上させることができる。また、上記金具本体の下部
に下方に開口した略逆U字状の取付け凹所が設けられる
と共に、取付け凹所内に照明器具、カーテンレール、間
仕切りレール等の各種機能部材を取付けるための取付け
手段が設けられているので、各種機能部材をジョイント
金具に対して簡単に取付けることができ、そのうえ機能
部材の取付け位置の寸法合わせの必要がなく、機能部材
を外観良くしかも正確な位置に精度良く取付けることが
可能となり、天井の意匠性を高めて、高級感を得ること
ができる。
項1記載の発明は、隣接する天井材の端部を連結する金
具本体の上部に、天井下地に固定された吊りボルトの下
端に取付けられるボルト取付部が設けられているので、
ジョイント金具が吊りボルトを介して天井下地に強固に
取付けられ、従って、ジョイント金具を用いて少ない部
品数で天井材の端部の連結を強固に行うことができ、地
震対策にも万全を期すことができると共に、従来のよう
な角筒形の天井材支持金物を用いたり、この天井材支持
金物と天井材とを固定するための固定具を用いたりする
必要がないので、天井構成部品の点数を削減でき、施工
時間の短縮による省施工化及び低コスト化を図ることが
でき、しかも、ジョイント金具を吊りボルトにより直接
支持したことで、天井材の施工時やメンテナンス時に作
業者は別途キャットウォークを必要とすることなく、直
接天井材の上を安心して歩行することができ、天井の歩
行機能が向上して、天井材の施工性及びメンテナンス性
を向上させることができる。また、上記金具本体の下部
に下方に開口した略逆U字状の取付け凹所が設けられる
と共に、取付け凹所内に照明器具、カーテンレール、間
仕切りレール等の各種機能部材を取付けるための取付け
手段が設けられているので、各種機能部材をジョイント
金具に対して簡単に取付けることができ、そのうえ機能
部材の取付け位置の寸法合わせの必要がなく、機能部材
を外観良くしかも正確な位置に精度良く取付けることが
可能となり、天井の意匠性を高めて、高級感を得ること
ができる。
【0029】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、取付け凹所の両側にそれぞれ隣接し
て、天井材の端部を支持する天井材支持部を設けたか
ら、取付け凹所の両側において天井材の端部をそれぞれ
支持でき、取付け凹所を利用して照明器具、カーテンレ
ール、間仕切りレール等の各種機能部材を取付けること
ができる構造でありながら、天井材の端部の支持も容易
に行うことができる。
の効果に加えて、取付け凹所の両側にそれぞれ隣接し
て、天井材の端部を支持する天井材支持部を設けたか
ら、取付け凹所の両側において天井材の端部をそれぞれ
支持でき、取付け凹所を利用して照明器具、カーテンレ
ール、間仕切りレール等の各種機能部材を取付けること
ができる構造でありながら、天井材の端部の支持も容易
に行うことができる。
【0030】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、取付け手段は、取付け凹所の両内側面
に対向させて設けられた突起部と、取付け凹所内に収納
されて突起部に両端が係止される係止部材と、係止部材
に機能部材を連結する連結部材とを備えているから、機
能部材に連結された係止部材の両端を突起部に係止させ
るだけで、機能部材をジョイント金具の取付け凹所に簡
単に取付けることができる。
の効果に加えて、取付け手段は、取付け凹所の両内側面
に対向させて設けられた突起部と、取付け凹所内に収納
されて突起部に両端が係止される係止部材と、係止部材
に機能部材を連結する連結部材とを備えているから、機
能部材に連結された係止部材の両端を突起部に係止させ
るだけで、機能部材をジョイント金具の取付け凹所に簡
単に取付けることができる。
【0031】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、取付け凹所の下部開口を覆う化粧板を
備えているから、化粧板にて取付け凹所の下部開口を覆
うことにより、機能部材を取付けない場合でも、良好な
外観が得られる。また請求項5記載の発明は、請求項1
記載の効果に加えて、複数の金具本体が天井材の端部方
向に沿って並設されると共に、隣接する金具本体の端部
が結合手段にて結合され、該結合手段は、隣接する金具
本体の上部に固定される上側固定部材と、隣接する金具
本体の取付け凹所内にそれぞれ対向させて固定具にて固
定される一対の下側固定部材とより成るから、上側固定
部材と一対の下側固定部材とを用いて、複数の金具本体
同士の結合を強固に且つ外観良く行うことができるもの
である。
の効果に加えて、取付け凹所の下部開口を覆う化粧板を
備えているから、化粧板にて取付け凹所の下部開口を覆
うことにより、機能部材を取付けない場合でも、良好な
外観が得られる。また請求項5記載の発明は、請求項1
記載の効果に加えて、複数の金具本体が天井材の端部方
向に沿って並設されると共に、隣接する金具本体の端部
が結合手段にて結合され、該結合手段は、隣接する金具
本体の上部に固定される上側固定部材と、隣接する金具
本体の取付け凹所内にそれぞれ対向させて固定具にて固
定される一対の下側固定部材とより成るから、上側固定
部材と一対の下側固定部材とを用いて、複数の金具本体
同士の結合を強固に且つ外観良く行うことができるもの
である。
【図1】本発明の実施形態の一例を示す一部省略断面図
である。
である。
【図2】同上のジョイント金具の側面図である。
【図3】同上の吊りボルトとジョイント金具の取付け状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図4】(a)は同上のC形金具の斜視図、(b)は同
上の平金具の斜視図である。
上の平金具の斜視図である。
【図5】(a)(b)は同上のL形金具の斜視図であ
る。
る。
【図6】(a)(b)は同上のC形金具の斜視図であ
る。
る。
【図7】同上の取付け凹所に照明器具を取付けた場合の
説明図である。
説明図である。
【図8】同上の見切り縁の側面図である。
【図9】同上のジョイント金具の結合状態を説明する正
面図である。
面図である。
【図10】(a)(b)は同上の上側固定部材を構成す
る金具の斜視図である。
る金具の斜視図である。
【図11】(a)は同上の下側固定部材の斜視図、
(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は正面図であ
る。
(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は正面図であ
る。
【図12】従来の天井材のジョイント金具の説明図であ
る。
る。
【図13】従来のクリーンルームの説明図である。
1 ジョイント金具 2 吊りボルト 3 天井材 3a 端部 4 金具本体 5 ボルト取付部 6 取付け凹所 7 取付け手段 8 天井材支持部 9 照明器具 10 カーテンレール 12 突起部 13 係止部材 14 連結部材 15 化粧板 16 結合手段 16a 上側固定部材 16b 下側固定部材 17 固定具
Claims (5)
- 【請求項1】 隣接する天井材の端部を連結する金具本
体の上部に、天井下地に固定された吊りボルトの下端に
取付けられるボルト取付部が設けられ、金具本体の下部
に下方に開口した略逆U字状の取付け凹所が設けられる
と共に、取付け凹所内に照明器具、カーテンレール、間
仕切りレール等の各種機能部材を取付けるための取付け
手段が設けられて成ることを特徴とする天井材のジョイ
ント金具。 - 【請求項2】 取付け凹所の両側にそれぞれ隣接して、
天井材の端部を支持する略コ字状の天井材支持部を設け
たことを特徴とする請求項1記載の天井材のジョイント
金具。 - 【請求項3】 取付け手段は、取付け凹所の両内側面に
対向させて設けられた突起部と、取付け凹所内に収納さ
れて突起部に両端が係止される係止部材と、係止部材に
機能部材を連結する連結部材とを備えていることを特徴
とする請求項1記載の天井材のジョイント金具。 - 【請求項4】 取付け凹所の下部開口を覆う化粧板を備
えていることを特徴とする請求項1記載の天井材のジョ
イント金具。 - 【請求項5】 複数の金具本体が天井材の端部方向に沿
って並設されると共に、隣接する金具本体の端部が結合
手段にて結合され、該結合手段は、隣接する金具本体の
上部に固定される上側固定部材と、隣接する金具本体の
取付け凹所内にそれぞれ対向させて固定具にて固定され
る一対の下側固定部材とから成ることを特徴とする請求
項1記載の天井材のジョイント金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9361019A JPH11190094A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 天井材のジョイント金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9361019A JPH11190094A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 天井材のジョイント金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11190094A true JPH11190094A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18471853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9361019A Pending JPH11190094A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 天井材のジョイント金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11190094A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015045175A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | 株式会社内山産業 | 天井下地材 |
CN107268867A (zh) * | 2017-08-24 | 2017-10-20 | 佛山市南海永道建材有限公司 | 一种装饰线龙骨 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9361019A patent/JPH11190094A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015045175A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | 株式会社内山産業 | 天井下地材 |
CN107268867A (zh) * | 2017-08-24 | 2017-10-20 | 佛山市南海永道建材有限公司 | 一种装饰线龙骨 |
CN107268867B (zh) * | 2017-08-24 | 2023-08-29 | 佛山市志联永道铝业有限公司 | 一种装饰线龙骨 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020507 |