JP3845631B2 - 浴室用フロアの接続構造 - Google Patents

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本発明は、浴槽を設置するための浴槽フロアと洗い場を構成する洗い場フロアとを接続する浴室用フロアの接続構造に関する。
従来から、浴室ユニット等においては、浴槽を設置するための浴槽フロアと、洗い場の床面を構成する洗い場フロアとを接続して構成される浴室用フロアが用いられている。この浴室用フロアの接続構造は、深さが深い防水パンからなる浴槽フロアの周縁部に形成された壁部の上端部に、深さが浅い防水パンからなる洗い場フロアの周縁部に形成された壁部の上端部を接続することによって構成されている(例えば、特許文献1参照)。
この浴室用フロアの接続構造では、浴槽フロアと洗い場フロアとの両壁部の上端からそれぞれ対向させて水平方向にフランジ片を延ばし、両フランジ片を上下に重ねた状態で、ボルトとナットによって固定している。また、両フランジ片の間には、断面形状が長方形の厚肉のシール用パッキンが設置され、両フランジ片のパッキンに対向する面には、それぞれパッキンを押し潰した状態で収容するための凹部が形成されている。
特開2000−265518号公報
しかしながら、前述した浴室用フロアの接続構造では、浴槽フロアと洗い場フロアとの両壁部の上端から水平方向に延びるフランジ片同士を上下に重ねた状態で固定するため、接続構造を形成するために必要な平面視における面積が大きくなる。このため、浴槽フロアまたは洗い場フロアにおける有効面積(浴槽の設置や洗い場として使用したり、或いはその他の部材や機器等を設置したりできる平面視における面積)が狭くなるという問題が生じている。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、浴槽フロアと洗い場フロアとの接続構造が占める平面視における面積を抑えることができ浴室内の有効面積を大きくするか、または浴室を小型化することのできる浴室用フロアの接続構造を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明にかかる浴室用フロアの接続構造の構成上の特徴は、浴槽フロアと洗い場フロアとの対向する縁部に、接続部を備えた壁部をそれぞれ縁部に沿って設け、両接続部を上下に重ねた状態で接続して構成される浴室用フロアの接続構造であって、両接続部における対向する面をそれぞれ水平面から所定角度傾斜させた傾斜面に形成し、両接続部における一方の接続部の傾斜面の下端部に突部を突出させるとともに、他方の接続部の傾斜面の下端部における突部に対向する部分に突部と係合可能な凹部を形成し、さらに、両接続部のうちの上側に位置する接続部の上面を水平面に形成して上側に位置する接続部の上面から下側に位置する接続部に、ねじを垂直方向に螺合させることにより両接続部を固定したことにある。
前述したように構成した本発明にかかる浴室用フロアの接続構造では、浴槽フロアと洗い場フロアとを接続するために、浴槽フロアと洗い場フロアとにそれぞれ設けた接続部の相対向する面に水平面から所定角度傾斜させた傾斜面を形成している。したがって、両接続部の接触(対向)面積を十分に確保しながら、平面視における面積を抑えることができ、浴室用フロアにおける有効面積を大きく確保することができる。
また、傾斜面の傾斜角度は、使用に応じて適宜設定することができ、水平面からの角度を大きくするに従って平面視における接続構造の面積を小さくすることができる。ただし、この傾斜角度は、浴室用フロアの製造や強度の面から45度程度に設定することが最も好ましい。また、下側の接続部は、板状に形成して下面が傾斜面に対して平行になるようにしてもよいし、下面が水平面になるような形状に形成してもよい
また、本発明にかかる浴室用フロアの接続構造では、両接続部における一方の接続部の傾斜面に突部を突出させるとともに、他方の接続部の傾斜面における突部に対向する部分に突部と係合可能な凹部を形成している。これによると、突部と凹部を係合させることにより両接続部を適正な位置で強固に接続できるとともに、その組み付け作業が容易になる。また、両接続部の間にシール材を設置する場合には、突部に合わせてシール材を位置決めすることができ、シール材を適正位置に設置できるとともに、その設置作業が容易になる。
さらに、本発明にかかる浴室用フロアの接続構造では、両接続部に、ねじを垂直方向に螺合させることにより、両接続部を固定している。これによると、ねじの長さを長く設定しても、ねじの先端部が浴槽フロアまたは洗い場フロアの壁部側に突出して壁部を損傷させることがなくなる。また、ねじにおける両接続部に係合する部分が長くなるため、より強固な接続が可能になる。更に、この場合、平面視における接触部の面積を、垂直方向に螺合させるねじ固定に必要な面積まで抑えることが可能であり、浴室用フロアにおける有効面積をより大きく確保することが可能となる。
本発明にかかる浴室用フロアの接続構造の他の構成上の特徴は、両接続部におけるそれぞれの傾斜面の長手方向の両端側部分を、両傾斜面の長手方向に沿った水平方向から上方に向って曲がった曲面に形成するとともに、両接続部間にシール材を設置し、シール材の両端部を傾斜面の曲面の上端側部分まで延ばしたことにある。
これによると、各接続部が形成された浴槽フロアの壁部と洗い場フロアの壁部との間の止水性を向上させることができ、床下に水が漏れることのない浴室用フロアが得られる。また、シール材を対向する傾斜面で挟んだ状態で両接続部が接続されるため、浴室用フロアの止水性能がさらに向上する。また、両傾斜面の長手方向の両端部を、両傾斜面の長手方向に沿った水平方向から上方に向かって自然に曲がる連続な曲面に形成し、シール材の両端部をこの曲面の上端側まで延ばしているため、さらに、浴室用フロアの止水性能が向上する。また、この場合、傾斜面の少なくとも一方に突条を形成することができる。これによると、シール材の一部は、突条によって対向する傾斜面に押し付けられるため、確実な止水効果が得られる。
本発明にかかる浴室用フロアの接続構造のさらに他の構成上の特徴は、下側に位置する接続部の下面にねじの下端部が外部に露出しないように肉厚部を形成したことにある。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明にかかる浴室用フロアの接続構造を備えた浴室ユニット10を示しており、この浴室ユニット10が備える浴室用フロアFは、図2に示した浴槽フロア20と洗い場フロア30とで構成されている。この浴室用フロアFは、建物の躯体を構成する床面部11の上面に設置されており、周縁部に壁パネル12a,12b,12c,12d等およびドア(図1における手前側に位置する壁パネルおよびドアは図示せず。)が起立状態で設置されている。そして、壁パネル12a等の上端には、天井パネル(図示せず)が掛け渡されて固定されている。
浴槽フロア20は、浴槽13を設置するためのフロアであり、樹脂材料を一体成形して構成されている。また、この浴槽フロア20は、周縁部に略垂直方向に高く設定された周壁部21が形成された深い防水パンで構成されており、周壁部21の上端部には、水平支持部22が形成されている。この水平支持部22は、外側に向かって水平に延びるフランジ状に形成され、壁パネル12aと、壁パネル12bおよび図1の手前左側に設置される壁パネル(図示せず)の一部を支持する。また、水平支持部22における洗い場フロア30に沿った部分は、本発明に係る接続部23を構成するもので、洗い場フロア30との接続に用いられる。
接続部23は、図3に示したように、上面が略水平になった上部水平面23aに形成され、下面の中央部が水平面に対して略45度の角度に設定された傾斜面23bに形成されている。この傾斜面23bは、壁部21側が下方になるように形成されている。また、接続部23の下面における先端側部分は略水平の下部水平面23cに形成され、傾斜面23bと下部水平面23cとの境界部分には、接続部23の長手方向に沿って延びる断面形状が略半円状の突条24が形成されている。そして、傾斜面23bの下端部分には、上方に凹んだ凹部25が接続部23の長手方向における両側部分に沿って形成されている。この凹部25の天井面は、下部水平面23cと略同一面上に位置するように設定されている。
また、接続部23の上部水平面23aの先端縁部には、エプロン(図示せず)を位置決めするための立上げ部26が縁部に沿って形成されている。水平支持部22における接続部23を除く部分の上面における外周側縁部にも、立上げ部26と同じ断面形状の落下防止堰22aが形成されており、この落下防止堰22aは、止水や壁パネル12a等の外側への位置ずれを防止する。また、水平支持部22における接続部23を除く部分の上面における幅方向の略中央には、上方に向かって突出する係合突部(図示せず)が形成されている。壁パネル12a等の下面における幅方向の中央には、係合溝が形成されており、この係合溝を係合突部に係合させて壁パネル12a,12bおよび図1における手前側の壁パネルは、浴槽フロア20に組み付けられている。
また、浴槽フロア20の内部側底面の四隅近傍には、浴槽13を設置するための設置部27がそれぞれ設けられ、浴槽フロア20の底部における洗い場フロア30側部分の略中央には排水口28が形成されている。そして、周壁部21のうちの洗い場フロア30側の部分には、浴槽フロア20の中央側に向って突出した2個の枠状突部29が間隔を保って形成されている。
枠状突部29の前部は、下部側が浴槽フロア20の中央側に向って突出した傾斜部に形成されており、その中央部に四角形の開口からなる点検口(図示せず)がそれぞれ形成されている。そして、その点検口に四角板状の点検口用蓋29aがそれぞれねじ29bや両面接着テープなどによって着脱可能に取り付けられている。また、浴槽フロア20の底面の各角部近傍には、浴槽フロア20および浴槽13を支持するとともに、浴槽フロア20の高さ調整を行うための支脚15がそれぞれ設けられている。
洗い場フロア30は、洗い場の床面を構成するとともにカウンター16を設置するためのフロアであり、樹脂材料を一体成形して構成されている。この洗い場フロア30は、周縁部が、周壁部21よりも低く設定された周壁部31からなる浅い防水パンで構成されており、周壁部31における浴槽フロア20に沿った部分を除く部分の上端部に、水平支持部22と同形の水平支持部32が形成されている。そして、周壁部31における浴槽フロア20に沿った部分の上端部に、本発明に係るもう一方の接続部33が形成されており、この接続部33が浴槽フロア20の接続部23に接続されている。
接続部33は、図3に示したように、上面が接続部23の下面に略対応する形状に形成されており、中央部には傾斜面23bに対向する傾斜面33aが形成されている。この傾斜面33aの傾斜角度も水平面に対して略45度の角度に設定されている。また、接続部33の上面における基端側部分は下部水平面23cに対向する略水平の上部水平面33cに形成され、傾斜面33aにおける上端部よりもやや下方の部分に、接続部33の長手方向に沿って延びる断面形状が略半円状の突条34が形成されている。この突条34は、傾斜面23b,33a間における突条24の下側に突条24と並んで位置するように形成されている。
そして、接続部33の上面の下端部には、凹部25と係合可能な突部35が、図4に示したように、上方に向かって形成されている。この突部35は、接続部33の、例えば両側部分にそれぞれ設けられている。また、接続部33の下面は、傾斜角度が略45度の下部傾斜面33bに形成されており、接続部33は、全体に亘って略一定の厚みに形成されている。また、接続部33の長手方向に沿った両端側部分は、傾斜面33aおよび下部傾斜面33bの傾斜が水平に近づくようにして長手方向に沿った部分が水平から上方に向かって延びる曲面部に形成されている。なお、接続部の両端側部分もこの曲面部に対向する曲面部に形成されている。
接続部23,33の間には、上下面が平面に形成された平帯状のシール材36が設置されて、洗い場フロア30の上面に流れた水が、接続部23,33の間を通過して浴室用フロアFの下方に流れることを防止している。このシール材36は、突条24によって傾斜面33aに押し付けられるとともに、突条34によって傾斜面23bに押し付けられて、接続部23,33の間を確実にシールする。また、接続部23,33の幅方向の略中央には所定間隔を保って、垂直方向に貫通するねじ穴(図示せず)が設けられており、このねじ穴にそれぞれねじ37が螺合して、接続部23,33を固定している。
また、水平支持部32の上面における外周側縁部に、落下防止堰22aと同形の落下防止堰32aが形成され、水平支持部32の上面における幅方向の略中央には、水平支持部22の係合突部と同形の係合突部(図示せず)が形成されている。この水平支持部32は、壁パネル12c,12d、ドアの取り付け枠等を支持する。また、洗い場フロア30の底面における壁パネル12c側部分に、カウンター16を設置するための台部38が形成され、台部38に給水管等の配管を通すための穴部38aが形成されている。また、洗い場フロア30の底面における浴槽フロア20側部分の略中央には排水口(図示せず)が設けられ、その排水口の上方に排水口用蓋39が設置されている。
そして、洗い場フロア30の外部側底面の各角部近傍には、洗い場フロア30を支持するとともに、洗い場フロア30の高さ調整を行うための支脚17が設けられている。また、浴槽フロア20の排水口28と、洗い場フロア30の排水口とは、浴室用フロアFの下方に設置された排水管(図示せず)に接続されている。また、この浴室ユニット10には、排水管や給水管の外、加熱器等の種々の機器(図示せず)が備わっている。
この構成において、浴室ユニット10を組み付ける場合には、まず、床面部11の上面における所定位置に、洗い場フロア30を設置する。つぎに、図4に示したように、接続部33の傾斜面33a上に、シール材36を設置する。このシール材36は、下方側の縁部を接続部33に設けられた2個の突部35に合わせて設置され、その両端部は、接続部33の両端側の曲面部の上端部分まで延びている。
ついで、床面部11の上面における洗い場フロア30に隣接する位置に、浴槽フロア20を設置し、接続部33の傾斜面33aに接続部23の傾斜面23bを重ねるとともに、凹部25を突部35に係合させた状態で、洗い場フロア30に浴槽フロア20を接続する。この際、シール材36を、接続部23,33に圧接させる。また、シール材36は、突条24によって傾斜面33aに押し付けられるとともに、突条34によって傾斜面23bに押し付けられて、接続部23,33間を密閉する。そして、各ねじ穴にねじ37を螺合させて接続部23,33を固定する。これによって、床面部11上に浴室用フロアFが形成される。この場合、平面視における接続部23,33の幅方向の長さを短く設定できるため、その分、浴槽フロア20または洗い場フロア30の有効面積を増加させることができる。
つぎに、浴室用フロアFの周壁部21,31における外周部分に順次壁パネル12a等を組み付ける。この際、壁パネル12a等の下面に設けられた係合溝を、水平支持部22,32の係合突部に係合させて各壁パネル12a等を設定された適正位置に位置決めする。また、隣接する各壁パネル12a等の接続は、ジョイント材(図示せず)を用いて行われ、このジョイント材としては、平継ぎ用のものと角部接続用のものとが使用される。
ついで、浴室用フロアFの浴槽フロア20に浴槽13を設置するとともに、洗い場フロア30にカウンター16を設置する。そして、給水管や排水管等の各配管や各種の機器を所定位置に設置するとともに、各壁パネル12a等の上端部に天井パネルを取り付けることにより、浴室ユニット10が組み立てられる。また、この際、壁パネル12cには、収容棚や鏡が取り付けられ、他の壁パネルの所定位置には、手摺が取り付けられる。
このように、本実施形態による浴室用フロアの接続構造では、浴槽フロア20と洗い場フロア30とを接続するための接続部23,33の対向する面に、水平面でなく水平面から略45度傾斜した傾斜面23b,33aを形成している。したがって、接続部23,33を固定するための傾斜面23b,33aにおける対向面の面積を十分に確保しながら、平面視における接続部23,33が占める面積を小さくすることができる。このため、接続部23,33で減少した面積を、他の用途で使用したり、浴室ユニット10の小型化に利用したりすることができる。
また、傾斜面23b,33aの間には、平帯状のシール材36が設置され、このシール材36は、突条24によって傾斜面33aに押し付けられるとともに、突条34によって傾斜面23bに押し付けられる。このため、接続部23,33の間は確実にシールされて、浴槽フロア20と洗い場フロア30との間の止水性を向上させることができ、床面部11上に水が漏れることを防止できる。
また、傾斜面23b,33aの両端部を、水平方向から上方に向かって自然に曲がる連続的な曲面に形成し、シール材36の両端部をこの曲面の上端側まで延ばしているため、簡単な構造で、浴槽フロア20と洗い場フロア30との接続部23,33のすべてを閉塞状態で接続することができる。このため、接続部23,33の両端側部分の接続や止水のために、他の部材を使用する必要がなくなる。また、接続部23,33が連続した面で構成されるため、浴室用フロアFの止水性能が大幅に向上する。
さらに、接続部23,33の所定部分に垂直方向に貫通するねじ穴を設け、このねじ穴にねじ37を螺合させて接続部23,33を固定している。このため、ねじ37の長さが長くても、ねじ37の先端部は、周壁部21,31間の隙間に位置するようになり、ねじ37の先端部が周壁部21,31に当たって損傷させることがなくなる。また、ねじ37における接続部23,33に係合する部分が長くなるため、接続部23,33をより強固に固定することが可能になる。この場合、接続部23の上面が上部水平面23aで構成されているため、ねじ37の取り付け作業が容易になるとともに、ねじ37による接続部23,33の固定がより強固になる。更に、平面視における接続部23,33の幅方向の長さを、最低限ねじ37の固定に必要な長さに設定することにより、平面視における接続部23,33が占める面積をより小さくすることが可能となる。
また、接続部23の下面における両側部分に凹部25を形成するとともに、接続部33の上面における両側部分に、凹部25に係合する突部35を設けているため、接続部23,33を適正な位置で接続できるとともに、その組み付け作業が容易になる。また、接続部33の傾斜面23bにシール材36を設置する場合に、突部35に合わせてシール材36を位置決めすることができ、シール材36を適正位置に設置できるとともに、その位置決めが容易になる。
また、本発明は、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜、変更実施が可能である。例えば、傾斜面23b,33aの傾斜角度は、略45度に限らず、適宜他の角度に設定することができる。また、接続部33の下面を下部傾斜面33bに代えて水平面で構成してもよいし、ねじ37の下端が外部に露出しないような肉厚部を設けるように構成してもよい
さらに、凹部25や突部35は、接続部23,33の長手方向に沿った長いもので構成してもよいし、凹部25を洗い場フロア30の接続部33に設け、突部35を浴槽フロア20の接続部23に設けてもよい。また、突条24,34は設けなくてもよいし、どちらか一方だけ設けてもよい。また、その突条の設置位置も変更することができる。さらに、傾斜面23b,33aを、洗い場フロア30側が下方となる傾斜面としても良いし、シール材も平帯状のものに限らず、紐状のものを用いてもよい。また、浴槽フロア20側に接続部33を設け、洗い場フロア30側に接続部23を設けてもよい。
本発明の一実施形態による浴室用フロアの接続構造を備えた浴室ユニットを示した縦断面図である。 図1に示した浴室ユニットが備える浴室用フロアを示した斜視図である。 浴槽フロアと洗い場フロアとの接続構造を示した縦断面図である。 洗い場フロアの接続部にシール材を設置した状態の一部を示した斜視図である。
符号の説明
10…浴室ユニット、13…浴槽、20…浴槽フロア、21,31…周壁部、23,33…接続部、23b,33a…傾斜面、24,34…突条、25…凹部、30…洗い場フロア、35…突部、36…シール材、F…浴室用フロア。

Claims (3)

  1. 浴槽フロアと洗い場フロアとの対向する縁部に、接続部を備えた壁部をそれぞれ前記縁部に沿って設け、前記両接続部を上下に重ねた状態で接続して構成される浴室用フロアの接続構造であって、前記両接続部における対向する面をそれぞれ水平面から所定角度傾斜させた傾斜面に形成し、前記両接続部における一方の接続部の傾斜面の下端部に突部を突出させるとともに、他方の接続部の傾斜面の下端部における前記突部に対向する部分に前記突部と係合可能な凹部を形成し、さらに、前記両接続部のうちの上側に位置する接続部の上面を水平面に形成して前記上側に位置する接続部の上面から下側に位置する接続部に、ねじを垂直方向に螺合させることにより前記両接続部を固定したことを特徴とする浴室用フロアの接続構造。
  2. 前記両接続部におけるそれぞれの傾斜面の長手方向の両端側部分を、前記両傾斜面の長手方向に沿った水平方向から上方に向って曲がった曲面に形成するとともに、前記両接続部間にシール材を設置し、前記シール材の両端部を前記傾斜面の曲面の上端側部分まで延ばした請求項1に記載の浴室用フロアの接続構造。
  3. 前記下側に位置する接続部の下面に前記ねじの下端部が外部に露出しないように肉厚部を形成した請求項1または2に記載の浴室用フロアの接続構造。
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