JP6099012B2 - 浴室床パン及びこれを備えた浴室ユニット - Google Patents
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Description
このような床パンは、防水性や成形性等の観点からは、浴槽床部と洗場床部とを一体成形した構造とすることが好ましいが、この場合には、施工現場への搬入等が困難になるという問題があった。
例えば、下記特許文献1では、別体の浴槽載置パンと洗い場パンとを並置して連結してなる防水パンが提案されている。この防水パンは、浴槽載置パン及び洗い場パンの各側端縁に沿って立上部を設け、これらの側端縁同士をパッキンを介して突き合わせ、ビスによりこれらのパン同士を連結する構造とされている。
また、本発明においては、浴槽床パンと前記洗場床パンとを、一体成形された床パンを切断して分割されたものとし、これら浴槽床パン及び洗場床パンのそれぞれの凸片部を、前記床パンの裏面側に切断ラインに沿うように間隔を空けて設けられた複数の縦リブが切断されて形成されたものとしてもよい。
図1〜図8は、本実施形態に係る浴室床パンの一例及びこれを備えた浴室ユニットの一例を模式的に示す図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、浴室床パン及びこれを備えた浴室ユニットを設置した状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る浴室ユニット1は、図8に示すように、浴室床パン2と、この浴室床パン2に設置される浴槽3と、を少なくとも備えている。
浴槽3は、浴室床パン2の浴槽床パン10上に設置される。また、浴槽3は、平面視して浴槽床パン10の略全体を覆うように設置される。また、この浴槽3の洗場側の側部には、該側部を覆うようにパネル状のエプロンが取り付けられる。
また、浴室ユニット1は、当該浴室ユニット1の出入口を開閉する建具5を備えている。図例では、建具5を、戸幅方向一端側が回動自在に支持された開き戸とした例を示しているが、折戸や引戸等としてもよい。この建具5は、浴室床パン2の四周端部のうち、洗場床パン20の一端部上に位置するように設置される。
また、浴室ユニット1は、洗場床パン20の周囲に位置する壁パネル4に取り付けられるカウンター6や、水栓金具やシャワー等の給水・給湯器具7、鏡等を備えている。
なお、浴室ユニット1は、上記したような態様に限られず、その他、種々の態様とされたものとしてもよい。
この浴室床パン2は、図7に示すように、平面視して略方形状とされている。本実施形態では、平面視して、浴槽床パン10と洗場床パン20との並設方向を長辺とした略長方形状とされた浴室床パン2を例示している。この浴室床パン2の平面視における外周寸法(浴槽床パン10と洗場床パン20との並設方向に沿う方向の寸法(幅寸法)及びこれに直交する方向の寸法(奥行寸法))は、建物内の浴室部分の躯体スペースに応じた寸法とされている。この浴室床パン2の外周寸法は、数種類にモジュール化(規格化)された浴室ユニット1の寸法に応じた寸法としてもよい。また、平面視して略正方形状とされた浴室床パン2としてもよい。
また、これら浴槽床パン10及び洗場床パン20は、図6及び図7(a)に示すように、それぞれの底部11,21の四周端部に、四周端部から上方に向けて立ち上がるように一体的に形成された立上部12,13,22,23を設けた構成とされている。
これら浴槽床パン10及び洗場床パン20の底部11,21は、これら床パン10,20同士が連結された状態で、浴槽3が設置される床部となる浴槽床パン10の底部11が、洗場の床部となる洗場床パン20の底部21よりも下方側に位置する構成とされている(図1(a)等参照)。また、これら浴槽床パン10及び洗場床パン20の立上部12,13,22,23は、これら床パン10,20同士が連結された状態で、それぞれの上端が略同高さに位置される。つまり、洗場床パン20よりも浴槽床パン10の深さ(高さ)が大きく形成されている。
これら壁立上部12,22は、図7(a)に示すように、床パン10,20同士が連結された状態で浴室床パン2の四周端部に沿って略一連状となるように形成されている。
また、これら壁立上部12,22の上下方向途中部位には、上方に向き、壁パネル4,4,4,4が載置される壁載置部12a,22aが設けられている(図2(a)も参照)。これら壁立上部12,22の壁載置部12a,22aは、床パン10,20同士が連結された状態で浴室床パン2の四周端部に沿って略一連状に略同高さに位置するように形成されている。なお、図6及び図7(a)に示すように、洗場床パン20の建具5の設置箇所となる部位には、壁立上部22が設けられておらず、建具5の設置部22bとされている。この建具5の設置部22bは、建具5の設置箇所に応じた位置に設けられる。
また、本実施形態では、これら浴槽床パン10と洗場床パン20とを、図5(a)に示すように、一体成形された一体床パン9を切断して分割されたものとしている。このような構成とすることで、一体成形の床パンと同様に成形可能となり、一体成形の床パンと金型等を共通化できる。これにより、例えば、浴槽床パン10と洗場床パン20とを個別に成形するようなものと比べて成形性を向上させることができる。
また、本実施形態では、浴槽床パン10及び洗場床パン20の各底部11,21から立ち上がるように形成された堰部9aにおいて分割されたものとしている。つまり、各床パン10,20の連結側部となる立上部13,23は、堰部9aが分割されて形成されている。このような構成とすることで、連結後の継目部(後記する隙間29)が各床パン10,20の底部11,21から立ち上がる堰部に形成されることとなり、防水性を向上させることができる。
図例では、浴槽床パン10の立上部13の外側面13aの天部9bの下面(裏面)に対する傾斜角度(内角)を、洗場床パン20の立上部23の外側面23aの天部9bの下面に対する傾斜角度(内角)よりも大きくした例を示している。
また、本実施形態では、これら立上部13,23自体を傾斜状に形成し、それぞれの外側面13a,23aを上記のような傾斜面としている。つまり、これら立上部13,23の内側面(表面)側も同様の傾斜面とされている。
この一体床パン9の切断は、丸鋸等の適宜の切断機8によって切断するようにしてもよい。また、この一体床パン9の切断は、施工現場への搬送前の工場内等においてなされるものとしてもよく、または、施工現場等においてなされるものとしてもよい。
なお、図例では、堰部9aの天部9bの幅方向略中央よりも洗場床パン20側に寄った部位に沿って切断したような図となっているが、堰部9aの幅が狭くなっている排水口周囲の部位においては、堰部9aの天部9bの幅方向略中央において切断されている(図7(a)参照)。
これら縦リブ9cは、堰部9aの天部9bの下面及び立上部13,23の外側面13a,23aに沿うように一連状に形成されている。また、これら縦リブ9cは、堰部9aの天部9bの下面から下方に向けて突出するように、また、立上部13,23の互いに対向するように形成された外側面13,23から対向方向に向けて突出するように形成されている。つまり、これら複数の縦リブ9cは、堰部9aの裏面側の凹溝を横断するようにそれぞれ設けられている。
また、これら縦リブ9cは、図5(a)の二点鎖線で示すように、堰部9aの天部9bとともに切断される。本実施形態では、堰部9aの天部9bを含み縦リブ9cを、浴槽床パン10側及び洗場床パン20側に分割するように、略垂直状(堰部9aの天部9bの厚さ方向に沿う方向)に切断している。
また、このように分割された浴槽床パン10及び洗場床パン20の各立上部13,23には、互いに対向する方向に向けて突出し、かつ上下に延びる複数の凸片部15,25が形成される(図5(b)等も参照)。また、これら凸片部15,25は、浴槽床パン10及び洗場床パン20の各連結側端部14,24の下面及び各立上部13,23の外側面13a,23aから一連状に突出する構成とされている。また、これら凸片部15,25は、それぞれの連結側端部14,24の先端面(対向する端面)からは対向方向に突出しないような構成とされている。つまり、これら凸片部15,25の先端面15a,25aとそれぞれの連結側端部14,24の先端面とは、略同一平面状とされている。また、これら凸片部15,25の対向する先端面15a,25aは、互いに略平行状でかつ略垂直面とされている。
また、本実施形態では、各床パン10,20の平面視及び底面視した状態における形状を、奥行方向中心線を対称軸としてそれぞれ線対称状としている。また、各床パン10,20のそれぞれの切断側面に対面した状態における形状を、奥行方向中心線を対称軸としてそれぞれ線対称状としている(図2(a)も参照)。
なお、浴槽床パン10及び洗場床パン20は、合成樹脂系材料や金属系材料等から形成されたものとしてもよい。また、合成樹脂系材料としては、ガラス繊維や炭素繊維、鉱物繊維等の強化繊維を含有した繊維強化合成樹脂系材料(いわゆるFRP)としてもよい。
また、本実施形態では、洗場床パン20に連結部30を設けている。また、この連結部30を、洗場床パン20とは別体とされ、この洗場床パン20に取り付けられる連結部材30としている。
また、本実施形態では、連結部材30が取り付けられる側の一方の床パンを洗場床パン20としている。これによれば、出入口が形成される側となり、隣接する室内床に対して上下のレベル調整がなされて上下位置の基準となる洗場床パン20を設置し、この洗場床パン20に取り付けられた連結部材30の載置部32cに浴槽床パン10の連結側端部14を載置し、連結することができる。これにより、作業性をより向上させることができる。
つまり、本実施形態では、洗場床パン20に取り付けられた連結部材30によって洗場床パン20に対する浴槽床パン10の上下方向及び奥行方向の位置決めを容易かつ確実に行うことができ、作業性を極めて向上させることができる。
つまり、本実施形態では、洗場床パン20に対する連結部材30の上下方向及び床パン奥行方向の位置決めを容易かつ確実に行うことができ、作業性を極めて向上させることができる。
また、連結部材30は、洗場床パン20の連結側端部24の裏面形状に沿わせるように、当接部32a及び当接部32a間に洗場床パン20の凸片部25をそれぞれに受け入れる複数の洗場側凹所40を設けた構造とされている。これによれば、洗場床パン20に対する連結部材30の上記継目部の長手方向に沿う方向と同方向の位置決めを可能としながらも、上記と略同様、シーリング材受部32b,36b外へのシーリング材の過度の廻り込み(垂れ落ち)を抑制することができる。
つまり、本実施形態では、洗場床パン20に対する浴槽床パン10の上下方向及び奥行方向に加え、幅方向の位置決めも容易かつ確実に行うことができ、作業性を極めて向上させることができる。
つまり、本実施形態では、洗場床パン20に対する連結部材30の上下方向及び床パン奥行方向に加え、床パン幅方向の位置決めも容易かつ確実に行うことができ、作業性を極めて向上させることができる。
また、本実施形態では、洗場床パン20の当接部25aを、複数の凸片部25の先端面25aを含んだものとし、連結部材30の当接部36aを、洗場側凹所40の凹底面36aを含んだものとしている。これによれば、例えば、互いの平板状部を当接部とした場合と比べて、互いの床パン幅方向への規制が効果的になされ、より確実に床パン幅方向の位置決めを行うことができる。
連結本体31は、図3及び図4に示すように、長尺状とされている。この連結本体31の長さ寸法は、図2(a)、図6(a)及び図7(b)に示すように、各床パン10,20の奥行寸法と略同寸法とされている。
また、連結本体31は、図1(a)に示すように、床パン10,20同士が連結された状態でこれらの境界部に形成される堰部(上記した堰部9aに略相当する堰部)の裏面側の凹溝に嵌め込まれるような形状とされている。
また、本実施形態では、上記のように線対称状とされた各床パン10,20の形状に対応させて、連結本体31を、長手方向中心線を対称軸として線対称状の形状としている。
また、連結本体31は、その外郭形状が、各床パン10,20の裏面形状に略沿うように形成されている。
また、この上面部32の浴槽側上面32cが浴槽床パン10の連結側端部14が載置される載置部となり、また、浴槽床パン10の連結側端部14の下面に当接される当接部ともなる。
また、この上面部32の洗場側上面32aと浴槽側上面32cとの間の中間上面32bがシーリング材受部を構成し、シーリング材充填用の隙間29の底部を構成する。
また、図例では、この上面部32の幅方向両側を、それぞれに凹湾曲面形状とされた各床パン10,20の連結側の立上部13,23と連結側端部14,24との入隅部の形状に対応させて凸湾曲面形状としている。
また、本実施形態では、この側面部33自体の形状を、上記した浴槽床パン10の立上部13の傾斜形状に沿わせた形状としており、側面部33を、この立上部13の厚さ方向に厚さ方向を沿わせた薄板状としている。
これら洗場側凹所40及び浴槽側凹所41は、図2〜図4に示すように、各床パン10,20に設けられた複数の凸片部15,25に対応した位置となるように複数箇所に設けられている。上記した連結本体31の側面部33は、図3に示すように、側面部33間のそれぞれに浴槽側凹所41を形成するように、これら浴槽側凹所41を隔てるようにして当該連結本体31の長手方向に沿って複数箇所に設けられている。
これら洗場側凹所40及び浴槽側凹所41のそれぞれの両内側面(各凸片部15,25の厚さ方向両側面に対面する面)は、図2に示すように、互いに略平行状に形成された両側の凹所側壁部35,35の対向面とされている。
凹所側壁部35は、上面部32及び側面部33に連なるように形成されており、側面部33の端部(連結本体31の長手方向に沿う方向の端部)から洗場床パン20側に向けて突出するように形成されている。
また、図例では、この凹所側壁部35を、側面部33の下端よりも下方側に突出させるように形成している。
この凹所底壁部36は、厚さ方向を各床パン10,20の幅方向に沿わせた薄板状とされており、両側の凹所側壁部35,35を連結するように形成されている。
この凹所底壁部36の洗場床パン20側に向く洗場側凹底面36a及び洗場床パン20の凸片部25の先端面25aが洗場床パン20の幅方向に沿って互いに当接される当接部を構成する。
また、この凹所底壁部36の浴槽床パン10側に向く浴槽側凹底面36c及び浴槽床パン10の凸片部15の先端面15aが止具28の締結方向と略同方向に沿って互いに当接する当接部を構成する。
また、本実施形態では、凹所底壁部36の上端部近傍部位に、薄棚リブ状受部37を設けている。これによれば、浴槽側凹所41の箇所におけるシーリング材の過度の廻り込み(垂れ落ち)をより効果的に抑制することができる。
この凹所下壁部38は、厚さ方向を上下方向に沿わせた薄板状とされており、両側の凹所側壁部35,35の下端部を連結するように形成されている。このような構成により、洗場側凹所40及び浴槽側凹所41は、両側の凹所側壁部35,35、凹所底壁部36及び凹所下壁部38によって区画形成され、当該連結本体31の幅方向外方側及び上方に向けて開口するような形状とされている。
また、この凹所下壁部38は、各床パン10,20の凸片部15,25の下端部が当接される構成とされている。これによれば、連結本体31の上面部32に加え、この凹所下壁部38によって各床パン10,20に対する連結部材30(連結本体31)の上下方向の位置決めをより確実に行うことができる。
このような構成により、連結本体31は、図1(a)及び図4に示すように、上面部33、側面部33、この側面部33の両側の凹所側壁部35,35及び下面部34によって洗場床パン20側に向けて開口する凹所を、洗場側凹所40間に設けたような形状とされている。
また、連結本体31の長手方向両端部には、各床パン10,20の連結側端部14,24の隙間長手方向に沿う両端部に連なるように設けられた壁載置部12a,22aの下面に当接される側端当接部39,39が設けられている(図2(a)参照)。
なお、連結本体31は、その全長に亘って一体的に形成されたものに限られず、長手方向に分割された複数部材からなるものとし、これらを長手方向に突き合わせて接合して上記形状とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、第1固定片44を、その厚さ方向を浴槽床パン10の立上部13の厚さ方向に沿わせるように、かつ連結本体31の長手方向に厚さ方向を沿わせた第2固定片45に対して略直交状に設けている。
また、本実施形態では、連結部材30は、図4に示すように、連結本体31の長手方向に沿って間隔を空けて連結本体31にそれぞれ固定される複数(図例では、6つ)の連結金具43を備えている。これら複数の連結金具43は、略同様の構成とされている。なお、図2(a)では、連結金具43の図示を省略している。
この第1固定片44には、当該第1固定片44を厚さ方向に貫通する止具27の挿通孔44aが設けられている。本実施形態では、第1固定片44に複数(図例では、2つ)の挿通孔44aを設けている。また、連結本体31の側面部33には、この第1固定片44の挿通孔44aに対応させて、止具27の止着箇所としての止具穴33cが洗場側面において開口するように設けられている(図2(a)も参照)。
連結金具43は、この第1固定片44の挿通孔44aを介して連結本体31の止具穴33cに止着した止具27によって連結本体31に固定される。
また、この第2固定片45は、本実施形態では、その厚さ方向が洗場床パン20の凸片部25の厚さ方向に沿うように形成され、洗場床パン20の凸片部25に止具26によって固定される構成とされている。図例では、洗場床パン20の底部21の裏面側にも至るように一連状に設けられた凸片部25の底部21の裏面側部位に第2固定片45を固定した例を示している。
連結部材30は、連結金具43の第2固定片45の挿通孔45aを介して洗場床パン20の凸片部25に止着した止具26によって洗場床パン20に固定される。
また、図例では、第2固定片45を、厚さ方向に見て略L字形状とし、その一片部に第1固定片44を設け、他片部に複数の挿通孔45aを設けた例を示している。また、第2固定片45を、その一片部が一方の凹所側壁部35の反凹所内側面側の面に当接し、かつ他片部が洗場床パン20の凸片部25の厚さ方向一方面に当接するように、他片部の途中部位において屈曲させたような形状としている。また、連結本体31の下面部34に、第2固定片45を受け入れる切欠部を設けた例を示している。
また、図2(a)及び図7(b)と図3、図4及び図6とでは、連結部材30の各凹所40,41及び各床パン10,20の凸片部15,25の個数を異ならせたものを図示しているが、これらの個数は図例の個数に限られず、適宜の個数としてもよい。
また、連結部材30(連結本体31)の外郭形状は、上記した例に限られず、各床パン10,20の裏面形状等に応じて、適宜、変形可能である。
また、上記した連結部材30の洗場床パン20への固定は、施工現場への搬送前の工場内等においてなされるものとしてもよく、または、施工現場等においてなされるものとしてもよい。
まず、図6に示すように、連結部材30が固定された洗場床パン20を設置する。この際、洗場床パン20のアジャスターボルトを調整し、洗場床パン20の上下のレベル調整を行うようにしてもよい。
次いで、浴槽床パン10を設置する。この際、図5(b)及び図6(b)に示すように、設置された洗場床パン20の連結部材30に対して、浴槽床パン10を下方に移動させ、浴槽床パン10を設置するようにしてもよい。
また、この際、浴槽床パン10の各凸片部15を、連結部材30の各浴槽側凹所41に、それぞれの上方開口を介して嵌め入れるようにして浴槽床パン10を下方に移動させるようにしてもよい。これにより、洗場床パン20に対する浴槽床パン10の奥行方向に沿う方向の位置決めがなされる。また、これにより、各床パン10,20の奥行方向両側面(壁立上部12,22の外側面)が略同一平面状となる。
また、この際、浴槽床パン10の連結側端部14を、連結部材30の載置部としての浴槽側上面32cに載置するようにしてもよい。これにより、洗場床パン20の連結側端部24に対する浴槽床パン10の連結側端部14の上下方向の位置決めがなされる。また、これにより、各床パン10,20の連結側端部14,24の上面が略同一平面状となる。
また、この際、浴槽床パン10のアジャスターボルトを調整し、浴槽床パン10の上下のレベル調整を行うようにしてもよい。
このように床パン10,20同士を連結した状態では、図1に示すように、連結部材30のシーリング材受部32b,36bが、連結側端部14,24間に奥行方向の略全長に亘って形成された隙間29の底部を形成するように隙間29の略全長に亘って配される。
また、適宜、排水トラップを各床パン10,20に取り付けるようにしてもよい。
また、この浴室床パン2の設置後に、適宜、浴槽3や壁パネル4,4,4,4等を設置し、浴室ユニット1を設置するようにしてもよい。
また、上記した施工手順は一例であり、他の手順でなされるものとしてもよい。
また、本実施形態では、洗場床パン20に対する浴槽床パン10の奥行方向の位置決めを可能とする奥行方向位置決め部として、浴槽床パン10の凸片部15を受け入れる浴槽側凹所41を連結部材30に設けた例を示しているが、このような態様に限られず、種々の変形が可能である。
また、本実施形態では、洗場床パン20に対する浴槽床パン10の幅方向の位置決めを可能とする幅方向位置決め部として、浴槽床パン10の立上部13及び凸片部15にそれぞれ当接される側面部33及び凹所底壁部36を連結部材30に設けた例を示しているが、このような態様に限られず、種々の変形が可能である。
また、本実施形態では、各床パン10,20の連結側端部14,24間にシーリング材充填用の隙間29を形成するための隙間形成位置決め部として、浴槽床パン10の立上部13及び凸片部15にそれぞれ当接される側面部33及び浴槽側凹所41を連結部材30に設けた例を示しているが、このような態様に限られず、種々の変形が可能である。
また、本実施形態では、シーリング材充填用の隙間29の底部となるシーリング材受部を、連結部材30(連結本体31)の上面部32の中間上面32b及び凹所底壁部36の上面36bによって構成した例を示しているが、このような態様に限られず、種々の変形が可能である。
また、本実施形態では、洗場床パン20に取り付けた連結部材30に対して浴槽床パン10を固定する態様とした例を示しているが、これとは逆にしてもよい。つまり、浴槽床パン10に取り付けた連結部材30に対して洗場床パン20を固定する態様としてもよい。この場合は、各床パン10,20や連結部材30を、適宜、変形するようにすればよい。
また、本実施形態では、浴槽床パン10と洗場床パン20とを、一体成形された一体床パン9を切断して分割されたものとした例を示しているが、浴槽床パン10と洗場床パン20とを、それぞれ個別に成形されて分割されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、連結部30を、洗場床パン20(または浴槽床パン10)に取り付けられる別体とされた連結部材30とした例を示しているが、洗場床パン20(または浴槽床パン10)に、連結部30を一体的に設けた態様としてもよい。
2 浴室床パン
3 浴槽
9 一体床パン(一体成形された床パン)
9c 縦リブ
10 浴槽床パン(一方の床パン)
13 立上部(連結側部)
15 凸片部
20 洗場床パン(他方の床パン)
23 立上部(連結側部)
25 凸片部
30 連結部材(連結部)
40 洗場側凹所
41 浴槽側凹所
Claims (4)
- 分割された浴槽床パンと洗場床パンとを備えた浴室床パンであって、
これら浴槽床パン及び洗場床パンのうちの一方の床パンの連結側部には、他方の床パン側に向けて突出し、上下に延びる凸片部が設けられており、
前記他方の床パンの連結側部には、前記一方の床パン側に向けて突出し、上下に延びる凸片部が設けられ、かつこの他方の床パンの凸片部を受け入れる凹所が設けられた連結部材が取り付けられる構成とされ、
前記連結部材には、当該連結部材が前記他方の床パンに取り付けられた状態で、前記一方の床パン側に向けて開口し、該一方の床パンの前記凸片部を受け入れる凹所が設けられていることを特徴とする浴室床パン。 - 請求項1において、
前記他方の床パンに取り付けられる前記連結部材の凹所は、前記一方の床パンの凸片部を上下方向に沿って受け入れ可能なように、上方及び下方のうちの少なくとも一方にも開口していることを特徴とする浴室床パン。 - 請求項1または2において、
前記浴槽床パンと前記洗場床パンとは、一体成形された床パンを切断して分割されており、
これら浴槽床パン及び洗場床パンのそれぞれの凸片部は、前記床パンの裏面側に切断ラインに沿うように間隔を空けて設けられた複数の縦リブが切断されて形成されたものであることを特徴とする浴室床パン。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の浴室床パンと、この浴室床パンに設置される浴槽と、を備えていることを特徴とする浴室ユニット。
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