JPH056029U - ユニツトバスの壁パネル下端部の固定具 - Google Patents

ユニツトバスの壁パネル下端部の固定具

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JPH056029U
JPH056029U JP5241791U JP5241791U JPH056029U JP H056029 U JPH056029 U JP H056029U JP 5241791 U JP5241791 U JP 5241791U JP 5241791 U JP5241791 U JP 5241791U JP H056029 U JPH056029 U JP H056029U
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JP
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wall
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wall panel
unit bath
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浩司 新藤
敬一 増田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業負担を軽減するとともに、組付自体も容
易に行え、しかも受け面の裏側まで水が侵入することを
防止できるユニットバスの壁パネル下端部の固定具を提
供する。 【構成】 壁パネル6A,6Bの左右端辺補強用縦パイ
プ11の下端開口部S1に嵌入可能で、かつ、開口部S1
とほぼ同一幅の嵌入部14を設けてあり、嵌入部14
の先端を上方に向けた状態で、床板5の立ち上がり壁5
Bに対する取り付け部15を、嵌入部14に一体連設し
てある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ユニットバスの壁パネル下端部の固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の固定具はなかった。そのために、床板と側壁とを組付けるに、 図8に示すように、壁パネルから成る側壁6底部に横方向に沿って取付けた補強 用パイプ11と、床板5の横側受け面20とをタッピングビス8等の連結具を使 用して、床板5と側壁6とを組付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記タッピングビスの施工位置は、美観又はシール性等を考慮して側 壁の背面側にならざるを得ず、この側壁の背面側は浴室と他の部屋とを区画する 壁面がスペース効率を高めるところからせまっている為に、僅かな空間しかない 。したがって、この狭い空間でタッピングビスを使用して組付作業を行うことは 作業姿勢が窮屈なものになり、作業負担が大きなものになっていた。 また、従来の組付構造においては、図8に示すように、補強用パイプ11から 受け面20にわたって鉛直方向にビス挿通孔を形成してあるために、側壁の背面 側に水が入り込んで、受け面に水が溜まったりした場合、その水が、ビス挿通孔 を介して受け面の下方に漏れて受け面20を支持している木枠を腐らせたり、下 の階に漏水させたりしやすくなる等の欠点があった。
【0004】 本考案は上記従来の欠点を解消し、作業負担を軽減するとともに、組付自体も 容易に行え、しかも受け面からの漏水を防止できるユニットバスの壁パネル下端 部の固定具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案にかかるユニットバスの側壁パネル下端部の 固定具は、壁パネルの左右端辺補強用縦パイプの下端開口部に嵌入可能で、かつ 、前記開口部とほぼ同一幅の嵌入部を設け、前記嵌入部の先端を上方に向けた状 態で、床板の立ち上がり壁に対する取り付け部を、前記嵌入部に一体連設してあ ることを特徴とし、その作用効果は次の通りである。
【0006】
【作用】
つまり、壁パネル下端部を固定するための固定具を、壁パネルとは別個に設け てあるから、壁パネルを床板に取り付ける前に、予め固定具だけを、床板の立ち 上がり壁に取り付けることができる。その場合、床板の立ち上がり壁周りの作業 空間を十分広くとることができて、取り付け作業を容易に行うことができる。
【0007】 そして、この固定具には、壁パネルの左右端辺補強用縦パイプの下端開口部に 嵌入可能な嵌入部を設けてあり、嵌入部に一体連設した取り付け部を床板の立ち 上がり壁に取り付けた状態で、前記嵌入部の先端部は上方を向いているから、補 強用縦パイプを、その下端開口部側から前記嵌入部に落とし込むだけで、前記開 口部に嵌入部を容易に嵌入させることができる。従って、壁パネルと床との組付 を、ビス等を用いる作業を行うことなく短時間で連結することができる。
【0008】 さらに、嵌入部は、縦パイプの開口部とほぼ同一幅に形成してあるから、嵌入 部が縦パイプに嵌入した状態においては、壁パネルは床に対して、嵌入部の幅方 向へ移動しにくくなって、壁パネルの固定と位置決めとを確実に行うことができ る。
【0009】 また、嵌合部に一体連設された取り付け部は、床の立ち上がり壁に取り付ける ようになっているから、たとえ受け面側に水が侵入してきて、受け面に水が溜ま ったとしても、取り付け部に形成したビス挿通孔等を侵入水よりも上方に位置さ せることができてビス挿通孔等に水が侵入しにくくなる。
【0010】
【考案の効果】 従って、固定具自体の取り付け作業を広い作業空間で行うことができるととも に、壁パネルと床との組付を嵌合連結することができてビス等を用いる作業を必 要とせず、しかも、壁パネルを床に確実に固定できるうえに、取り付け部を介し て水が受け面から下方に漏れにくくなっているから、全体として、組付状態を良 好なものにすることができるとともに防水性にも優れ、しかも組付作業の作業性 に優れたユニットバスの壁パネル下端部の固定具を提供することができた。
【0011】
【実施例】
実施例を説明する。図4に示すように、浴槽1、浴槽用水栓金具2、洗場用水 栓金具3、シャワーヘッド4を備えるとともに、これらを囲むように、洗場を形 成する床板5、側壁6、天井壁(図示せず)を配して外殻構造を形成し、ユニッ トバスを構成する。
【0012】 前記床板5は、図1に示すように、その周縁を立上げてあり、立上がり部を横 側方に張り出し、この張り出し部5Aを側壁6底部の受け面にしてある。そして 、この張り出し部5Aの先端を上向きに立上げ、側壁6底部を囲む立上がり壁5 Bとしてある。 図1、図2、図4に示すように、前記側壁6は、複数の壁パネル6A,6Bか ら成り、この壁パネル6A,6Bを縦向きパネル基板9と、この表面に張設され るタイル10とで形成し、パネル基板9の背面における周辺部に、壁パネル6A ,6Bの左右端辺補強用角パイプ11(縦パイプの一例)を一体固着してある。 なお、図中12は、床板5と、側壁6との目地を塞ぐコーキング材である。
【0013】 前記床板5と壁パネル6A,6B下端部とは、壁パネル下端部の固定具13を 介して連結してあり、以下にこの固定具13について説明する。
【0014】 つまり、図1、図2、図3に示すように、角パイプ11の下端開口部S1 に嵌 入可能で、かつ、開口部S1 とほぼ同一幅の嵌入部14を設け、床板5の立ち上 がり壁5Bに対する取り付け部15を嵌入部14に一体連設して固定具13を構 成してあり、詳述すると、図3に示すように、アングル部材形状のステンレス製 薄板の互いに屈曲し合う2片のうち、第1片を長手方向中間部で立ち上げて、そ の立ち上がり部を角パイプ11に対する嵌入部14とするとともに、第2片にビ ス挿通孔18を形成して、この第2片を床板5の立ち上がり壁5Bに対する取り 付け部15にしてある。
【0015】 そして、取り付け部15を床板5の立ち上がり壁5Bに密着させ、取り付け部 15と立ち上がり壁5Bとをタッピングビス8で止め付けて、固定具13を床板 5に固定してある。
【0016】 前記嵌入部14は、前記第1片の長手方向に屈曲させて垂直に立ち上げてあり 、そのために、取り付け部15を床板5の立ち上がり壁5Bに取り付けたときに 、嵌入部14の先端は上方を向くようになる。
【0017】 この上方に向いた嵌入部14に対し、壁パネル6A,6Bに固着された角パイ プ11の下端開口部S1を外嵌することによって、壁パネル6A,6Bを床板5 にはめ込み固定することができる。 この場合、嵌入部14を角パイプ11の開口部S1 とほぼ同一幅に形成してある ために、嵌合状態で、嵌入部14と角パイプ11とが、嵌入部14の幅方向に相 対移動しにくくなる。
【0018】 〔別実施例〕 図5、図6、図7に示すように、嵌入部14を一定間隔で一対設け、隣接する 壁パネル6A,6Bに固着された角パイプ11を、一対の嵌入部14,14それ ぞれに外嵌するように構成してもよい。
【0019】 また、このような固定具13を、床板5のコーナー部に取り付た場合、図7に示 すように、一方の嵌入部14を支柱用角パイプ19の下端開口部S2に嵌入する とともに、他方の嵌入部14を角パイプ11の開口部S1 に嵌入させることで、 壁パネル6A,6Bと支柱用角パイプ19との連結も可能となり、しかもこの状 態では、嵌入部14が角パイプ11の開口部S1 と同一幅になっているから、壁 パネル6A,6Bは縦方向と横方向の動きを阻止されることになって、壁パネル 6A,6Bを床板5に強固に固定することができる。
【0020】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】床板と側壁の連結部位を示す断面図
【図2】床板と側壁の連結部位を示す平面図
【図3】壁パネル下端部の固定具の斜視図
【図4】ユニットバスを示す斜視図
【図5】別実施例の断面図
【図6】別実施例の斜視図
【図7】別実施例の平面図
【図8】従来の床板と側壁の連結構造を示す断面図
【符号の説明】
5 床板 5B 立ち上がり壁 6A,6B 壁パネル 11 壁パネルの左右端辺補強用縦パイプ 14 嵌入部 S1 開口部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 壁パネル(6A),(6B)の左右端辺補
    強用縦パイプ(11)の下端開口部(S1)に嵌入可能
    で、かつ、前記開口部(S1)とほぼ同一幅の嵌入部
    (14)を設け、前記嵌入部(14)の先端を上方に向
    けた状態で、床板(5)の立ち上がり壁(5B)に対す
    る取り付け部(15)を、前記嵌入部(14)に一体連
    設してあるユニットバスの壁パネル下端部の固定具。
JP1991052417U 1991-07-08 1991-07-08 ユニットバスの壁パネルの取付構造 Expired - Lifetime JP2569724Y2 (ja)

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JP1991052417U JP2569724Y2 (ja) 1991-07-08 1991-07-08 ユニットバスの壁パネルの取付構造

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JP1991052417U JP2569724Y2 (ja) 1991-07-08 1991-07-08 ユニットバスの壁パネルの取付構造

Publications (2)

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JPH056029U true JPH056029U (ja) 1993-01-29
JP2569724Y2 JP2569724Y2 (ja) 1998-04-28

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ID=12914217

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011099218A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Bridgestone Corp ユニット式ルームの支柱、及びユニット式ルーム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835552U (ja) * 1981-08-31 1983-03-08 松下電工株式会社 浴室ユニツトのプラスチツク製床廻し縁
JPS6396159U (ja) * 1986-12-15 1988-06-21

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