JP2975547B2 - 付設構造物および増築構造 - Google Patents

付設構造物および増築構造

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JP2975547B2
JP2975547B2 JP7122203A JP12220395A JP2975547B2 JP 2975547 B2 JP2975547 B2 JP 2975547B2 JP 7122203 A JP7122203 A JP 7122203A JP 12220395 A JP12220395 A JP 12220395A JP 2975547 B2 JP2975547 B2 JP 2975547B2
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協一 内山
哲夫 角崎
一成 津田
光紀 滝川
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sankyo Tateyama Inc
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sankyo Tateyama Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、付設構造物とこれを
用いて既存建物の内部空間を拡大するための増築構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】生活の余裕と共に部屋を大きくしたい、
広くしたいとの要求は強い。また、高齢者社会の到来に
よって2世代同居が増える等して建物内部により大きな
居住空間が必要となっている。この場合にコスト面か
ら、あるいは資源を有効に利用するためにも、家を建て
直すのではなく増築または改築が推奨される。これに応
じて、種々の付設構造物や増築構造が提案されている。
実開昭58−39948号公報には、増設空間を作るた
めの部材を袖パネルなどのようにパネル化し、これらを
既存建物に取付けるのに溝構造を備えた取付け枠が使用
されている。増築用の支柱の取付けに溝構造を備えた取
付け枠を使用する技術的思想は特開昭61−22143
3号公報にも開示されている。
【0003】さらに、特開昭54−102011号公報
には、増築構造部分のユニット化した各部分を一定の手
順で組み付けて増設空間を得る増築工法の技術的思想が
開示されている。また、特開昭59−106644号公
報、特開昭6−42052号公報に記載されたユニット
住宅における構造体にも増築と共通する技術的思想が開
示されている。ところで、サンルームや付属室など付設
構造物は、施工を簡便にするため既存部分と切り離して
納めることに注意が払われており、内部から見た場合に
既存部分に増築部分が継ぎ足された感じとなって、既存
空間が拡大されたという感覚を持ちにくい。これは、内
壁材などの内装材が既存部分から増築部分へ不連続とな
っているためと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、内部から
見て既存空間と増築空間が一体に連続し、既存空間が拡
大された感覚を強く与える増築構造およびこのような増
築空間を得やすい付設構造物の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔付設構造物〕側面構成体と、建物の外壁に形成された開口部に取付け
られる取付けフレームとを備える。 側面構成体は前柱、
後柱および屋根梁を有し、屋根梁に室内額縁の取付け溝
を備える。取付けフレームは竪取付け枠を有し、側面構
成体の後柱を取付けフレームの竪取り付け枠に固定す
る。後柱と竪取付け枠との間および側面構成体の前柱と
前柱に装着される正面サッシの竪枠との間に屋根梁の室
内額縁取付け溝につながる室内額縁の取付け溝を形成す
る。そして、後柱と竪取付け枠との間に形成される額縁
取付け溝を、側面構成体と内壁材との接触部よりも室外
側に配置する。
【0006】〔増築構造〕既存建物の外壁に形成された開口部に付設構造物を取付
ける。付設構造物は取付けフレームと側面構成体を備え
たものとし、取付けフレームは竪取付け枠および垂木掛
けを有する。側面構成体は前柱、後柱および屋根梁を有
する。取付けフレームを開口部に固定し、これに側面構
成体を取付ける。側面構成体は屋根梁に室内額縁の取付
け溝を備える。側面構成体の後柱と取付けフレームの竪
取付け枠との間および側面構成体の前柱と前柱に装着さ
れる正面サッシの竪枠との間に室内額縁の取付け溝を形
成する。屋根梁に形成された室内額縁の取付け溝と後柱
と竪取付け枠との間に形成された室内額縁の取付け溝を
連続させ、後柱と竪取付け枠との間に形成された室内額
縁の取付け溝を側面構成体と内壁材との接触部よりも屋
外側に配置する。
【0007】
【作用】付設構造物において、側面構成体の室内側面が
既存建物における開口部の縦辺を形成している柱よりも
室内側に張出した構成は、側面構成体における屋根梁の
室内側面に設けた室内側額縁取付け溝と、後柱と竪取付
け溝との間に設けた室内側額縁取付け溝が、側面構成体
と内壁材との接触部よりも屋外側に形成された構造は、
付設構造物の側面部を窓構造、壁構造のいずれにする場
合であっても、同じ側面構成体を共用することを可能に
する。また、付設構造物の内壁を構成する内壁材を既存
建物の内壁を形成する内壁材と同一部材とすることを容
易にする。さらに、側面構成体の前柱と前柱に装着され
る正面サッシの竪枠との間に室内側額縁取付け溝が形成
される構成は、側面構成体の厚さ(室内外方向の寸法)
小さくする。
【0008】
【実施例】図2、図3は既存建物の内部空間(既存空間
1)から増築部分の内部空間(増築空間2)を見通した
もので、壁3から屋外側が増築部分である。図2の場合
は、増築部分の側面部sが窓構造とされており、図3の
場合は壁構造とされている。 増築空間2は、既存建物
の外壁4に設けられた開口部5に取付けフレーム6を有
する付設構造物7を取付けて形成される(図4)。な
お、この明細書において、用語「屋外側」、「屋内側」
は、おおよその意味において、観察者が屋外に立って付
設構造物あるいは増築構造を正面から見たときに、前面
となる側を屋外側、その背面となる側を屋内側としてい
る。用語「室内側」、「室外側」は、おおよその意味に
おいて、観察者が屋外に立って付設構造物あるいは増築
構造を側面から見たときに、前面となる側を室外側、そ
の背面となる側を室内側としている。
【0009】取付けフレーム6は、それぞれ溝形の押出
し成形品である左右の竪取付け枠8(a,b)、垂木掛
け9および根太掛け10を、それぞれの溝11(a〜
c)を屋外側に開放して矩形に組み付けられている(図
7)。竪取付け枠8(a,b)は断面において(図
6)、底部12と両側部13(a,b)を備え、一方の
側部13bの屋外側部に、外壁4の面内方向に延びた鍔
片14を有し、他方の側部13aの上部で先端から寸法
d1 だけ屋内側の位置で室内側へ寸法d2 だけ突出した
取付けフィン15を有する。側部18(a,b)の間隔
は寸法d3 である。
【0010】垂木掛け9は断面において(図8)、上辺
部16と下辺部17および立辺部18を有し、上辺部1
6の屋外側面に鍔片19が外壁4の面内方向で上方へ形
成され、下辺部17は上辺部16よりも屋外側へ張出し
ており、その屋外側縁にタイト材取付け部20が長手方
向に形成されている。根太掛け10は、屋外側に開放さ
れた溝を有する。取付けフレーム6は、竪取付け枠8
(a,b)に対して垂木掛け9を溝11(a,b)の部
分まで横通しで、すなわち、垂木掛け9で溝11(a,
b)を横断して固定されており、根太掛け10は竪取付
け枠8(a,b)竪通しとして組み付けられ、ボルト2
1で固定されている。
【0011】このように構成された取付けフレーム6
は、増築のために形成された開口部5に屋外側から装着
される。開口部5の左右縦辺には既存建物の柱22が露
出し、上方には桁23が、下方には土台24が露出して
いる。柱22は建物に形成された開口部5の縦辺を形成
する部材の一つであり、桁23は同開口部5の上横辺を
形成する部材の一つ、土台24は同開口部5の下横辺を
形成する部材の一つである。取付けフレーム6の鍔片1
4,19は、外壁4の破断面を覆って建物躯体の柱2
2、桁23、土台24にラグスクリューRsなどで固定
される。竪取付け枠8の固定位置は、既存建物における
柱22の外面で、できるだけ室内側寄り(図9、図1)
であり、根太掛け10は、増築部分における床下地の上
面が既存建物における床下地の上面と同面となる位置に
取付けられる(図7)。柱22は方立、桁23は胴差し
や梁のこともある。そして、外壁4と鍔片14,19の
間にシール材25が充填されて水密性が維持される。
【0012】付設構造物7は、取付け枠6の他に左右の
側面構成体26(a,b)、屋根桁27、床桁28、屋
根体29および床パネル30を備え(図4)、側面構成
体26(a,b)は前柱31(a,b)、後柱32
(a,b)、屋根梁33(a,b)および床梁34
(a,b)で矩形に形成されている(以下、付加符号
a,bを省略することがある)。
【0013】前柱31(図9)は押出し成形による中空
形材で、内側面35が屋内方向で平らに形成されて正面
サッシ36(図4)の竪枠37が装着されるようになっ
ている。竪枠37が装着されると室内側において、内側
面35と竪枠37との間に屋内側に開放された取付け溝
38が形成される。この取付け溝38は室内側額縁39
の取付け溝でもあり、内壁材40(図1)の屋外側端を
取付けるための取付け溝でもある。前柱31の屋内側面
はパネル取付け面41とされ、室外側に当接フィン42
が屋内側面に押縁43を取付けるためのフック条44が
形成されている。符号45はパネルで図8ではガラス
板、図1では壁板である。
【0014】後柱32(図5)は、断面において両側の
側部46(a,b)とおよび底部47を備え、外の側部
46aが屋外側に延長されて当接フィン48とされ、底
部47が室内側に延長されて壁受け部49が形成されて
いる。両側部46(a,b)の間隔d4 は竪取付け枠8
における側部18(a,b)の間隔d3 より小さく、壁
受け部49が側部46aから内側に突出しいる寸法はd
5 である。竪取付け枠8における取付けフィン15の突
出量d2 は寸法d3 よりも若干小さくされている。この
ように後柱32は、全体として屋内側が開放された溝形
で嵌合部50と屋外側のパネル取付け面51が形成され
ており、嵌合部50の屋内外方向の寸法d6 は竪取付け
枠8における溝11cの深さd7 にほぼ等しい。また、
パネル取付け面51には屋外側にフック条52が形成さ
れている。
【0015】屋根梁33(図8)は押出し成形による中
空形材で、上面にタイト材取付け部53が、下面にパネ
ル取付け部54とその室内側に額縁取付け溝55が長手
方向に両端が貫通して形成されている。額縁取付け溝5
5は室内側に開放されており、内周を形成する溝形成フ
ィン56はその端縁が屋根梁33の室内側面よりも若干
屋外側に位置している。したがって、この額縁取付け溝
55は側面構成体26の壁受け部49よりも屋外側に位
置している。
【0016】床梁34(図11)は押出し成形による中
空形材で、上面にパネル取付け部57が形成され室内側
面に根太掛けフィン58が突出して形成されている。屋
根桁27(図10)は押出し成形による中空形材で、上
面にタイト材取付け部59が、屋外側の下縁に当接フィ
ン60がそれぞれ長手方向に沿って形成されている。屋
根桁27の室内側面は平らな垂直面61とされている。
符号62はスペーサーで垂直面61に取付けられてい
る。スペーサー62は工場出荷時にあらかじめ取付けら
れている。床桁28は、やはり押出し成形による中空形
材で、上面が正面サッシ36を取付けるためのサッシ取
付け部63に形成されると共に室内側面に根太掛けフィ
ン64が突出して形成されている。
【0017】付設構造物7は、左右の側面構成体26
(a,b)の後柱32を取付けフレーム6の竪取付け枠
8(a,b)の溝11(a,b)に嵌め込み、ボルト2
1で内側から固定される(図8)。このとき、側面構成
体26の屋根梁33の屋内側端は取付けフレーム6にお
ける垂木掛け9の下面に接して溝11に嵌まり込む。こ
の結果、屋根梁33上面のタイト材取付け部53の屋内
側端部と垂木掛け9のタイト材取付け部20の一端が連
続し、また、側面構成体26の後柱32と竪取付け枠8
における取付けフィン15との間に額縁取付け溝65
(a,b)が竪方向に形成される。この額縁取付け溝6
5は側面構成体26の壁受け部49よりも屋外側に位置
し、また、上部で側面構成体26における屋根梁33の
額縁取付け溝55と連続する(図8)。
【0018】なお、側面構成体26にはパネル45が前
もって装着されている。また、側面構成体26は、取付
けフレーム6の竪取付け枠8に取付けられた時、前柱3
1の室内側面35、後柱32の壁受け部49、すなわ
ち、側面構成体26の室内側面が既存建物の柱22より
内側へ張り出して固定される。ついで、左右の側面構成
体26(a,b)の間で屋外側に、屋根桁27と屋根梁
33、ボルト21を用いて室内側から固定される。屋根
桁27と屋根梁33の上面におけるタイト材取付け溝5
3(a,b),59は連続し、垂木掛け9のタイト材取
付け部20と共に一巡した矩形のタイト材取付け部が形
成される。また、正面の床桁28の上面と左右の前柱3
1(a,b)の当接フィン42および屋根桁27の当接
フィン60を用いて、図2の場合には正面サッシ36と
壁パネル66が装着され、あるいは図3の場合は正面サ
ッシ36が装着されて、ビス止めされる。
【0019】矩形に形成されたタイト材取付け部に装着
されたタイト材67の上部に屋根体29が載置され、適
宜の手段で屋根桁27および垂木掛け9に固定される。
根太掛け10と床桁28の根太掛けフィン64および左
右の側面構成体26の床梁34における根太掛けフィン
58にわたして床パネル30(図11)を装着する。床
パネル30は格子状に枠組みした骨材の上下面に板材を
張り付け、内部の骨材の空間にグラスウールなどの断熱
材が装填された、根太と床下地を兼ねた頑丈なものであ
る。
【0020】ついで、内装が行われる。既存空間1(図
13)と増築空間の天井材68が同一の部材で、換言す
ると既存空間の天井材68がそのまま延長された格好で
その屋外側縁が屋根桁27のスペーサー62に突き当て
られ、適宜な納め部材を用いて固定される。既存空間1
の天井材68の高さ寸法にはバラつきがあるが、屋根桁
27の室内側面は平らな垂直面61とされているので、
図13に破線で示すように、比較的大きな寸法を持つ垂
直面61の範囲で上下位置を調整することができる。内
壁材40が装着される。付設構造物7の正面(図13)
では正面サッシ36を取付けた以外の部分に、内壁材4
0の上部外面をスペーサー60に当て付けて固定され
る。これにより屋外側の壁パネル66との間に配線のた
めの空間が形成される。
【0021】増築部分の側面部s、すなわち、側面構成
体26の室内側面が窓構造とされる時(図9)、この部
分にパネル45(ガラス板)が押縁43によって嵌殺し
に取付けられ、その周囲の額縁取付け溝65(a,
b)、55(図8)および正面サッシ36の竪枠37と
の間に形成された取付け溝38(図9)に室内側額縁3
9が嵌め込まれ、取付けフィン15からビス止め等で固
定された後、既存空間1から内壁材40が屋外側に延長
されて屋外側縁が額縁39に当接され、固定される。
【0022】増築部分における側面部sの室内側面が壁
構造とされるとき(図1)は、既存空間1と増築空間2
との内壁材40が同一部材とされ、既存空間1からの内
壁材40が側面構成体26における前柱31の内側面3
5(図8)にまで延び、屋外側縁が取付け溝38に挿入
され、固定される。このとき、内壁材40は側面構成体
26における後柱32に形成した壁受け部49と前柱3
1の内側面35を基準に装着されるので位置決めしやす
く、施工が簡単である。また、取付けフィン15の室内
側への突出寸法d2 は壁受け部49の突出寸法d5 より
も小さいので、既存空間1からの内壁材40が同一部材
のまま屋外側へ延長される際に、取付けフィン15が邪
魔になることはない。つまり、側面構成体26は増築部
分の側面部を窓構造とする場合と壁構造とする場合の双
方に兼用することができる。なお、これら内壁材40の
上縁は天井材68の下面に位置し、屋根桁27のスペー
サー60の室内側面では内壁材40の上縁と天井材68
の前縁が接合している。さらに、既存空間1の床材と床
パネル30の上面に配置される床材69(図12)とが
同一部材で、既存空間1の床材69が床パネル30の上
面に延長された格好で配置され、屋外側縁が床桁28の
室内側面に当接されて固定される。
【0023】以上は、実施例であって本願発明は図示さ
れた具体的構成に限定されない。また、この実施例は次
の効果を発揮する。付設構造物7を増築用に用いる場
合、内壁材40を既存建物の柱22に邪魔されずに取付
け易い。既存建物と付設構造物7の内壁40を連続した
同一面に形成しやすい。付設構造物7における天井を、
建物側に連続する同一の天井材68で形成することがで
き、天井面に付設構造物側と建物側とで筋目や段差が生
じることを防止できる。増築部分における天井材68の
高さを既存部分の天井高さに合わせて簡単に調整するこ
とができるので、既存部分と増築部分の天井を同一平面
に連続させて形成することが容易である。
【0024】スペーサー62によって、壁の外面を形成
する壁パネル66と内壁材40との間に空間が形成さ
れ、この空間を付設構造物7における配線用などとして
便利に使用することができる。付設構造物7における床
を、建物側に連続する同一の床材69で形成することが
でき、床面に付設構造物側と建物側とで筋目や段差が生
じることを防止できる。既存建物の柱22に邪魔されず
に同一の内壁材40を既存空間1から増築空間2へ連続
して取付け易く、既存空間1と一体感の強い増築空間2
を得られる。さらに、実施例では、付設構造物7として
側面構成体26が左右両側にあるものに付いて説明した
が、付設構造物7が片袖構造の場合には、側面構成体2
6は左右いずれか一方となる。これにともない取付けフ
レーム6の竪取付け枠8も左右いずれかの一方となるこ
とがある。建物に形成した開口部5の左右縦辺および上
下の横辺は柱22や桁23あるいは土台24なしで形成
されることもある。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、付設構
造物の側面部が窓構造とされる場合と壁構造とされる場
合のいずれにも同一の側面構成体を共用できるので、付
設構造物のコスト低減を図ることができる。また、側面
構成体の前柱に室内額縁を取り付ける取付け溝が一体に
形成されないので、側面構成体の室内外方向の見込み寸
法を小さく、薄いものとすることができる。請求項2に
記載の構成によれば、増築部分の側面部が窓構造とされ
る場合と壁構造とされる場合のいずれにも同一の側面構
成体を共用できるので、増築のコスト低減を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面で示す側面構成体の取付け状態(第2の
例)。
【図2】既存空間から増築空間を見た正面図(第1の
例)。
【図3】既存空間から増築空間を見た正面図(第2の
例)。
【図4】増築部分を分解して示す斜視図。
【図5】後柱の断面図。
【図6】竪取付け枠の断面図。
【図7】側面構成体の取付け状態を分解して示す斜視
図。
【図8】側面構成体の取付け状態を示す斜視図。
【図9】断面で示す側面構成体の取付け状態(第1の
例)。
【図10】屋根桁の取付け状態を示す斜視図。
【図11】床桁の取付け状態を示す斜視図。
【図12】断面で示す増築部分の下部。
【図13】断面で示す増築部分の上部。
【符号の説明】
1 既存空間 2 増築空間 3 壁 4 外壁 5 開口部 6 取付けフレー
ム 7 付設構造物 8 竪取付け枠 9 垂木掛け 10 根太掛け 11 溝 12 底部 13 側部 14 鍔片 15 取付けフィン 16 上辺部 17 下辺部 18 立辺部 19 鍔片 20 タイト材取
付け部 21 ボルト 22 柱 23 桁 24 土台 25 シール材 26 側面構成体 27 屋根桁 28 床桁 29 屋根体 30 床パネル 31 前柱 32 後柱 33 屋根梁 34 床梁 35 内側面 36 正面サッシ 37 竪枠 38 取付け溝 39 室内側額縁 40 内壁材 41 パネル取付け面 42 当接フィン 43 押縁 44 フック条 45 パネル(ガラス板、壁板) 46 側部 47 底部 48 当接フィン 49 壁受け部 50 嵌合部 51 パネル取付け面 52 フック条 53 タイト材取付け部 54 パネル取付
け部 55 額縁取付け溝 56 溝形成フィ
ン 57 パネル取付け部 58 根太掛けフ
ィン 59 タイト材取付け部 60 当接フィン 61 平らな垂直面 62 スペーサー 63 サッシ取付け部 64 根太掛けフ
ィン 65 額縁取付け溝 66 壁パネル 67 タイト材 68 天井材 69 床材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 一成 奈良県奈良市三条大路4−1−1 積水 化学工業株式会社内 (72)発明者 滝川 光紀 東京都港区虎ノ門3−4−7 積水化学 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−57968(JP,A) 特開 昭62−107130(JP,A) 実開 昭58−68584(JP,U) 実開 昭59−10401(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/343 E04B 1/348 E04B 1/00 502 E04H 1/12 508

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面構成体と、建物の外壁に形成された
    開口部に取付けられる取付けフレームとを備え、側面構
    成体は前柱、後柱および屋根梁を有しており、屋根梁に
    室内額縁の取付け溝が形成されており、取付けフレーム
    は竪取付け枠を有し、側面構成体の後柱が取付けフレー
    ムの竪取り付け枠に固定され、後柱と竪取付け枠との間
    および側面構成体の前柱と前柱に装着される正面サッシ
    の竪枠との間に屋根梁の室内額縁取付け溝につながる室
    内額縁の取付け溝が形成され、後柱と竪取付け枠との間
    に形成される額縁取付け溝が、側面構成体と内壁材との
    接触部よりも室外側に配置されて形成されていることを
    特徴とした付設構造物。
  2. 【請求項2】 既存建物の外壁に形成された開口部に付
    設構造物が取付けられた構造であって、付設構造物は取
    付けフレームと側面構成体を備え、取付けフレームは竪
    取付け枠および垂木掛けを有しており、側面構成体は前
    柱、後柱および屋根梁を有しており、取付けフレームが
    開口部に固定され、取付けフレームに側面構成体が取付
    けられ、側面構成体の屋根梁に形成された室内額縁の取
    付け溝と、側面構成体の後柱と取付けフレームの竪取付
    け枠との間および側面構成体の前柱と前柱に装着される
    正面サッシの竪枠との間に形成された室内額縁の取付け
    溝とが連続し、屋根梁に形成された室内額縁の取付け溝
    と後柱と竪取付け枠との間に形成された室内額縁の取付
    け溝が側面構成体と内壁材との接触部よりも屋外側に配
    置されていることを特徴とした増築構造。
JP7122203A 1995-05-22 1995-05-22 付設構造物および増築構造 Expired - Lifetime JP2975547B2 (ja)

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