JPH07259216A - 壁面構造体及び該構造体を有する建物 - Google Patents

壁面構造体及び該構造体を有する建物

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JPH07259216A
JPH07259216A JP5358594A JP5358594A JPH07259216A JP H07259216 A JPH07259216 A JP H07259216A JP 5358594 A JP5358594 A JP 5358594A JP 5358594 A JP5358594 A JP 5358594A JP H07259216 A JPH07259216 A JP H07259216A
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wall panel
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昭午 中島
Toshio Ishihara
俊夫 石原
Yuji Kobori
裕司 小堀
Hidenori Komiya
秀則 小宮
Kazuyuki Kurata
和行 倉田
Kyoko Kojima
教子 小嶋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間柱を取付ける必要がなく、しかもフレーム
内の空隙の任意の位置へ取り付けができて、建物の増改
築等を容易に行なうことができる壁面構造体及び該構造
体を有する建物を提供すること。 【構成】 方形枠材の少なくとも片面に面材を張り合せ
て形成した壁パネル6を、所定間隔をおいて配置した1
対の柱2と該柱間をつなぐ横架材3で形成された方形枠
状のフレーム4内の空隙5に横方向に位置変更可能に嵌
め込み固定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ユニット住宅を含む
各種建物に用いられる壁面構造体及び該構造体を有する
建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ユニット住宅を含む建物におい
ては、増改築を行なう場合、例えば改築では間取りの変
更、増築では壁面のせん断力の追加が必要となる。その
ためにこれらが可能な壁面構造体として従来、図4に示
すようなものが提案されている。すなわち、木造住宅の
場合の、方形枠状のフレーム23内の空隙24に間柱25をボ
ルト26で固定して設け、該間柱の間にすじかい27を設け
たもの(A)、ツーバーフォー住宅の場合の、フレームと
一体となった間柱31間の表面に壁パネル32を貼り付けた
もの(B)、パネル住宅の場合の、フレームと一体となっ
た間柱35の間に壁パネル36を嵌め込み、この壁パネル36
と間柱35及び横架材37をボルト38で固定したもの(C)等
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
壁面構造体はいずれもフレームにこれと一体又は別体の
間柱25,31,35を必要とし、該間柱とフレーム、或いは
間柱と壁パネルをボルト等で固定しなければならず、特
にボルトでの固定には横架材の外側での作業が加わるこ
ともあって、その固定作業が煩雑で作業性が悪いもので
あった。また、壁パネルをフレーム内の空隙の所定位置
にしか取り付けることができず、取り付けに際して建築
者の好みに応じてフレーム内の空隙の任意の位置への取
り付けができないという問題があった。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、間柱を取付ける必要がなく、しかもフレ
ーム内の空隙の任意の位置へ取り付けができる壁面構造
体と、該構造体を有する建物を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の壁面構造体は、方形枠材の少なくとも片
面に面材を張り合せて形成した壁パネルを、所定間隔を
おいて配置した1対の柱と該柱間をつなぐ横架材で形成
された方形枠状のフレーム内の空隙に横方向に位置変更
可能に嵌め込み固定したことを特徴とする。前記構成に
おいては、フレームを形成する柱は間隔をおいて配置さ
れた一方の住宅ユニットと他方の住宅ユニットの柱であ
ってもよい。
【0006】この発明の壁面構造体を有する建物は、請
求項1記載の壁面構造体をフレームを形成する柱の下部
を基礎などの固定部に固定して設置したことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】前記のような壁面構造体によれば、フレームに
間柱を設けることなく、壁パネルを直接、フレーム内の
空隙に嵌め込み固定すればよい。この固定は従来のボル
ト等でなく、くぎ等で簡単に行なえる。したがって、作
業も全てフレーム内で行なえる。また、壁パネルも空隙
の任意の位置へ取り付けることが可能である。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の壁面構造体が基
礎上に設置された状態を示す正面図である。1は壁面構
造体で、従来と同様に1対の柱2と横架材3からなる方
形枠状のフレーム4を具えている。フレーム4内は横長
の空隙5となっており、該空隙の中央部には壁パネル6
が嵌め込まれ、固定されている。この固定は壁パネル6
の上下端部と横架材3をくぎ等で行なう。壁パネル6は
図2に示すように方形枠材6aの片面に合板からなる面
材6bが貼付られた構造となっている。この例では面材
6bを枠材6aの片面にしか設けていないが、両面に設
けてもよいことは言うまでもない。
【0009】このような壁面構造体1によれば、建物の
壁用として設置した場合、壁パネル6が上下の横架材3
から押さえ込まれるので、従来のように壁パネル6と横
架材3をボルト等で固定する必要がないことは勿論のこ
と、ボルト等で固定する場合と同等の構造耐力を得るこ
とができる。また、フレーム4の空隙5への壁パネル6
の取り付けに際しては、空隙5の横方向の長さ範囲にお
いて図示した中央部のほかに右側又は左側に寄せて固定
することが可能である。
【0010】図1から明らかのように壁面構造体1はフ
レーム4を形成する柱2の下部が基礎7の上の土台8に
ボルトや取付金物等からなる固定具9により固定されて
木造住宅など各種の建物に設置される。尚、この実施例
では壁面構造体1を基礎7の上に設置したが、壁面構造
体1は他に図示省略したが、壁面構造体1同志、すなわ
ち壁面構造体1の上側の横架材3に別の壁面構造体の下
側の横架材を、前記と同様に柱の対向端部同志を固定具
で固定するように設置してもよく、要は壁面構造体1を
固定部に固定できればよい。
【0011】図3は構造体1をいわゆるユニット住宅に
適用した別の実施例を示すものである。この実施例では
略箱型形状の住宅ユニット11が複数個、例えば間隔をお
いて配置されることにより構築されるユニット住宅12
の、該住宅ユニット間の柱として壁面構造体1のフレー
ム4を形成する柱2を採用している。そして横架材3の
ある部分が住宅ユニット11間のつなぎ部分となり、この
例では壁パネル6及びその両側の柱2との間の開口部に
は窓13などが設置されている。このようなものによれば
住宅ユニット11間のつなぎとして壁面構造体1を有効に
用いることが可能となる。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明は前記のような構成から
なるので、従来の壁面構造体と同等以上の構造耐力を得
ることができることは勿論のこと、従来の壁面構造体の
ようにフレーム内の空隙に間柱を取付ける必要がなく、
したがってその取り付けに要する作業が不要になるから
取り付け作業性がきわめてよくなる。また、壁パネルを
フレーム内の空隙の任意の位置へ取り付けができるの
で、建築者の好みに合う壁面構造体を構築することがで
きるのに加え、増改築が容易となる。請求項2の発明は
壁面構造体をユニット住宅の壁面構造体としても用いる
ことができる。請求項3の発明は建物に壁面構造体を組
み込んで前記のような利点のある建物を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の壁面構造体が基礎上に設
置された状態を示す正面図である。
【図2】壁パネルの一部破断の斜視図である。
【図3】壁面構造体をユニット住宅に用いた例を示す正
面図である。
【図4】(A),(B),(C)は従来の壁面構造体の例を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 壁面構造体 2 柱 3 横架材 4 フレーム 5 空隙 6 壁パネル 6a 枠材 6b 面材 7 基礎 11 住宅ユニット 12 ユニット住宅 13 窓
フロントページの続き (72)発明者 小宮 秀則 東京都世田谷区三宿1丁目13番1号 エ ス・バイ・エル株式会社中央研究所内 (72)発明者 倉田 和行 東京都世田谷区三宿1丁目13番1号 エ ス・バイ・エル株式会社中央研究所内 (72)発明者 小嶋 教子 東京都世田谷区三宿1丁目13番1号 エ ス・バイ・エル株式会社中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形枠材の少なくとも片面に面材を張り
    合せて形成した壁パネルを、所定間隔をおいて配置した
    1対の柱と該柱間をつなぐ横架材で形成された方形枠状
    のフレーム内の空隙に横方向に位置変更可能に嵌め込み
    固定したことを特徴とする壁面構造体。
  2. 【請求項2】 フレームを形成する柱が間隔をおいて配
    置された一方の住宅ユニットと他方の住宅ユニットの柱
    である請求項1記載の壁面構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の壁面構造体をフレームを
    形成する柱の下部を基礎などの固定部に固定して設置し
    たことを特徴とする建物。
JP6053585A 1994-03-24 1994-03-24 壁面構造体及び該構造体を有するユニット住宅 Expired - Fee Related JP2828894B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007071010A (ja) * 2005-08-08 2007-03-22 Dia Kensetsu Co Ltd 建築物用壁構造及びこれを用いたコンクリート製の集合住宅、並びに木造住宅

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51135210A (en) * 1975-05-15 1976-11-24 Kubota Ltd Rice transplanting machine
JPS59118947A (ja) * 1982-12-23 1984-07-09 ナショナル住宅産業株式会社 建築物の壁構造
JPH0681410A (ja) * 1992-09-02 1994-03-22 Japan Idea Home:Kk 木造建築物の軸組通しパネル

Patent Citations (3)

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JP2828894B2 (ja) 1998-11-25

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