JP2002265685A - 乗用車タイヤ用ゴム組成物 - Google Patents

乗用車タイヤ用ゴム組成物

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JP2002265685A
JP2002265685A JP2001072527A JP2001072527A JP2002265685A JP 2002265685 A JP2002265685 A JP 2002265685A JP 2001072527 A JP2001072527 A JP 2001072527A JP 2001072527 A JP2001072527 A JP 2001072527A JP 2002265685 A JP2002265685 A JP 2002265685A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェットスキッド性や発熱性を維持しつつ耐
摩耗性や低燃費性の改良がされたゴム組成物を提供す
る。 【解決手段】 高シス−高ビニルポリブタジエン(a)
10〜50重量%と、スチレン−ブタジエンゴム
(b) 30〜70重量%と、(a)と(b)以外のジ
エン系ゴム(c) 20〜60重量%とからなるゴム成
分(a)+(b)+(c) 100重量部とゴム補強剤
(d) 40〜80重量部とからなる乗用車タイヤ用ゴ
ム組成物であって、該高シス−高ビニルポリブタジエン
(a)のミクロ構造がシス−1,4構造が65〜95%
及び1,2構造が4〜30%であることを特徴とする乗
用車タイヤ用ゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウェットスキッド性能
と発熱特性を維持しつつ、耐摩耗性と低燃費性を実現し
た乗用車タイヤ用ゴム組成物に関し、特にトレッドやサ
イドウォール部材に好適なゴム組成物に関する。
【0002】また、本発明は、タイヤにおける上記のタ
イヤ外部部材以外にカーカス、ビード、ベルト等のタイ
ヤ内部部材やホース、ベルト、ゴムロール、ゴムクロー
ラー等の工業製品にも用いることができる。
【0003】
【従来の技術】ポリブタジエンは、いわゆるミクロ構造
として、1,4−位での重合で生成した結合部分(1,4
−構造)と1,2−位での重合で生成した結合部分(1,
2−構造)とが分子鎖中に共存する。1,4−構造は、
更にシス構造とトランス構造の二種に分けられる。一
方、1,2−構造は、ビニル基を側鎖とする構造をと
る。
【0004】重合触媒によって、上記のミクロ構造が異
なったポリブタジエンが製造されることが知られてお
り、それらの特性によって種々の用途に使用されてい
る。特に、ハイシス構造(c)に適度に1,2−構造を
含みトランス構造が少ないミクロ構造を有し、且つ、分
子のリニアリティ(線状性)の高いポリブタジエンは、
耐摩耗性、耐発熱性、反発弾性の優れた特性を有する。
リニアリティの指標としては、Tcp/ML1+4 が用いら
れる。Tcpは、濃厚溶液中での分子の絡合いの程度を示
し、Tcp/ML1+4 が大きい程、分岐度は小さく線状性
は大きい。
【0005】特開平9−291108号公報などで開示
されているように、バナジウム金属化合物のメタロセン
型錯体及び非配位性アニオンとカチオンとのイオン性化
合物及び/又はアルミノキサンからなる重合触媒によ
り、ハイシス構造に適度に1,2−構造を含みトランス
構造が少ないミクロ構造を有し且つ分子のリニアリティ
(線状性)の高いポリブタジエンが製造されることが、
本出願人により見出されている。このポリブタジエンは
優れた特性を有することから、耐衝撃性ポリスチレン樹
脂やタイヤなどへの応用が検討されている。
【0006】特開平11−49924号公報には、特定
の高シス−高ビニルポリブタジエンからなる組成物のタ
イヤへの応用が記載され、トレッド用途に有用で、高反
発弾性率とスキッド抵抗性を併せ持つことが記載されて
いる。
【0007】一般にタイヤは、走行安定性と関係するウ
ェットスキッド性や発熱特性・耐摩耗性が良い事、燃費
と関係する転がり摩擦抵抗が小さい(反撥弾性は大)事
などが重要視されるが、諸特性は二律背反関係にある事
が知られている。乗用車タイヤにおいては、ウェットス
キヅド性の良いSBRが使用されており、発熱特性や耐
摩耗性・反撥弾性の良い高シスBRやNRをフ゛レント゛使用
しているが十分なレベルにはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】BRをタイヤに使用す
る場合、単に低燃費にするのであればTgが低く反撥弾
性の大きい高シスBRを使用すれば良いが、ウェットス
キッド性が低下する場合があり、ウェットスキッド性や
発熱性を維持しての耐摩耗性や低燃費性の改良が望まれ
ていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、 高シス−高
ビニルポリブタジエン(a) 10〜50重量%と、ス
チレン−ブタジエンゴム(b) 30〜70重量%と、
(a)と(b)以外のジエン系ゴム(c) 20〜60
重量%とからなるゴム成分(a)+(b)+(c) 1
00重量部とゴム補強剤(d) 40〜80重量部とか
らなる乗用車タイヤ用ゴム組成物であって、該高シス−
高ビニルポリブタジエン(a)のミクロ構造がシス−
1,4構造が65〜95%及び1,2構造が4〜30%
であることを特徴とする乗用車タイヤ用ゴム組成物に関
する。
【0010】また、本発明は、該高シス−高ビニルポリ
ブタジエン(a)が、25℃における5%トルエン溶液
粘度(T−cp)とムーニー粘度(ML1+4)の関係
式が下式(I)を満足することを特徴とする上記の乗用
車タイヤ用ゴム組成物に関する。 1≦T−cp/ML1+4≦6...(I)
【0011】また、本発明は、該高シス−高ビニルポリ
ブタジエン(a)が、(A)遷移金属化合物のメタロセ
ン型錯体、及び(B)非配位性アニオンとカチオンとの
イオン性化合物及び/又はアルモキサンから得られる触
媒を用いて製造されていることを特徴とする上記の乗用
車タイヤ用ゴム組成物に関する。
【0012】また、本発明は、(a)と(b)以外のジ
エン系ゴム(c)が、天然ゴム及び/又はポリイソプレ
ンであることを特徴とする上記の乗用車タイヤ用ゴム組
成物に関する。
【0013】また、本発明は、ゴム補強剤がカーボンブ
ラックであることを特徴とする上記の乗用車タイヤ用ゴ
ム組成物に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の(a)高シス−高ビニル
ポリブタジエンとしては、ミクロ構造がシス−1,4構
造が65〜95%、好ましくは70〜90%、及び1,
2構造が4〜30%であり、好ましくは5〜25%、よ
り好ましくは7〜15%、シス−1,4−構造含有率が
65〜95%、好ましくは70〜90%である。また、
トランス−1,4−構造含有率が5%以下が好ましく、
0.5〜4.0%が特に好ましい。
【0015】ミクロ構造が上記の範囲外であると、ウェ
ットスキッド性と耐摩耗性をバランス良く両立できな
い。
【0016】また、(a)高シス−高ビニルポリブタジ
エンの25℃における5%トルエン溶液粘度(T−c
p)とムーニー粘度(ML1+4)の関係式が下式
(I)を満足する範囲にある。 1≦T−cp/
ML1+4≦6...(I) 好ましくは、2≦T−cp/ML1+4≦6を満足す
る。
【0017】即ち、シス構造が95%以上ではウェット
スキッド性が低下し、シス構造が65%以下であると耐
摩耗性が悪化するため、好ましくない。
【0018】また、該ポリブタジエンのトルエン溶液粘
度(Tcp)は、20〜500が好ましく、30〜30
0が特に好ましい。
【0019】本発明の該ポリブタジエンのム−ニ−粘度
(ML1+4)は、10〜200が好ましく、25〜10
0が特に好ましい。
【0020】該ポリブタジエンの分子量は、トルエン中
30℃で測定した固有粘度[η]として、0.1〜10
が好ましく、0.1〜3が特に好ましい。
【0021】また、該ポリブタジエンの分子量は、ポリ
スチレン換算の分子量として下記の範囲のものが好まし
い。 数平均分子量(Mn):0.2×105〜10×105
より好ましくは0.5×105〜5×105 重量平均分子量(Mw):0.5×105〜20×1
5、より好ましくは1×105〜10×105
【0022】また、本発明のポリブタジエンの分子量分
布(Mw/Mn)は、好ましくは1.5〜3.5、より
好ましくは1.6〜3である。
【0023】本発明の該ポリブタジエンは、例えば、
(A)遷移金属化合物のメタロセン型錯体、及び(B)
非配位性アニオンとカチオンとのイオン性化合物及び/
又はアルミノキサンから得られる触媒を用いて、ブタジ
エンを重合させて製造できる。
【0024】あるいは、(A)遷移金属化合物のメタロ
セン型錯体、(B)非配位性アニオンとカチオンとのイ
オン性化合物、(C)周期律表第1〜3族元素の有機金
属化合物、及び、(D)水から得られる触媒を用いたブ
タジエンを重合させて製造できる。
【0025】(A)成分の遷移金属化合物のメタロセン
型錯体としては、周期律表第4〜8族遷移金属化合物の
メタロセン型錯体が挙げられる。
【0026】例えば、チタン、ジルコニウムなどの周期
律表第4族遷移金属のメタロセン型錯体(例えば、Cp
TiCl3など)、バナジウム、ニオブ、タンタルなど
の周期律表第5族遷移金属のメタロセン型錯体、クロム
などの第6族遷移金属メタロセン型錯体、コバルト、ニ
ッケルなどの第8族遷移金属のメタロセン型錯体が挙げ
られる。
【0027】中でも、周期律表第5族遷移金属のメタロ
セン型錯体が好適に用いられる。
【0028】上記の周期律表第5族遷移金属化合物のメ
タロセン型錯体としては、 (1) RM・La、すなわち、シクロアルカジエニル
基の配位子を有する酸化数+1の周期律表第5族遷移金
属化合物 (2) Rn MX2-n ・La、すなわち、少なくとも1
個のシクロアルカジエニル基の配位子を有する酸化数+
2の周期律表第5族遷移金属化合物 (3) Rn MX3-n ・La (4) RMX3 ・La (5) RM(O)X2 ・La (6) Rn MX3-n (NR' ) などの一般式で表される化合物が挙げられる(式中、n
は1又は2、aは0,1又は2である)。
【0029】中でも、RM・La、Rn MX2-n ・L
a、R2 M・La、RMX3 ・La、RM(O)X2
La などが好ましく挙げられる。
【0030】Mは、周期律表第5族遷移金属化合物が好
ましい。具体的にはバナジウム(V)、ニオブ(N
b)、またはタンタル(Ta)であり、好ましい金属は
バナジウムである。
【0031】Rはシクロペンタジエニル基、置換シクロ
ペンタジエニル基、インデニル基、置換インデニル基、
フルオレニル基又は置換フルオレニル基を示す。
【0032】置換シクロペンタジエニル基、置換インデ
ニル基又は置換フルオレニル基における置換基として
は、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、n
−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、t−ブチ
ル、ヘキシルなどの直鎖状脂肪族炭化水素基または分岐
状脂肪族炭化水素基、フェニル、トリル、ナフチル、ベ
ンジルなど芳香族炭化水素基、トリメチルシリルなどの
ケイ素原子を含有する炭化水素基などが挙げられる。さ
らに、シクロペンタジエニル環がXの一部と互いにジメ
チルシリル、ジメチルメチレン、メチルフェニルメチレ
ン、ジフェニルメチレン、エチレン、置換エチレンなど
の架橋基で結合されたものも含まれる。
【0033】置換シクロペンタジエニル基の具体例とし
ては、メチルシクロペンタジエニル基、などが挙げられ
る。
【0034】Xは水素、ハロゲン、炭素数1から20の
炭化水素基、アルコキシ基、又はアミノ基を示す。Xは
同じであっても、異なってもよい。
【0035】ハロゲンの具体例としては、フッ素原子、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
【0036】以上の中でも、Xとしては、水素、フッ素
原子、塩素原子、臭素原子、メチル、エチル、ブチル、
メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ
などが好ましい。
【0037】Lは、ルイス塩基であり、金属に配位でき
るルイス塩基性の一般的な無機、有機化合物である。そ
の内、活性水素を有しない化合物が特に好ましい。具体
例としては、エ−テル、エステル、ケトン、アミン、ホ
スフィン、シリルオキシ化合物、オレフィン、ジエン、
芳香族化合物、アルキンなどが挙げられる。
【0038】NR'はイミド基であり、R'は炭素数1か
ら25の炭化水素置換基である。
【0039】(A)周期律表第5族遷移金属化合物のメ
タロセン型錯体としては、中でも、Mがバナジウムであ
るバナジウム化合物が好ましい。例えば、RV・La、
RVX・La、R2 M・La、RMX2 ・La 、RM
3 ・La 、RM(O)X2・La などが好ましく挙
げられる。特に、RV・La、RMX3 ・Laが好まし
い。
【0040】RMX3 ・Laで示される具体的な化合物
としては、以下のものが挙げられるシクロペンタジエニ
ルバナジウムトリクロライドが挙げられる。モノ置換シ
クロペンタジエニルバナジウムトリクロライド、例え
ば、メチルシクロペンタジエニルバナジウムトリクロラ
イド、エチルシクロペンタジエニルバナジウムトリクロ
ライド、プロピルシクロペンタジエニルバナジウムトリ
クロライド、イソプロピルシクロペンタジエニルバナジ
ウムトリクロライド、t−ブチルシクロペンタジエニル
バナジウムトリクロライドなどが挙げられる。
【0041】1,2−ジ置換シクロペンタジエニルバナ
ジウムトリクロライド、例えば、(1,2−ジメチルシ
クロペンタジエニル)バナジウムトリクロライドなどが
挙げられる。
【0042】ペンタ置換シクロペンタジエニルバナジウ
ムトリクロライド、例えば、(ペンタメチルシクロペン
タジエニル)バナジウムトリクロライド、(1,2,
3,4−テトラメチル−5−フェニルシクロペンタジエ
ニル)バナジウムトリクロライド、(1−メチル−2,
3,4,5−テトラフェニルシクロペンタジエニル)バ
ナジウムトリクロライドなどが挙げられる。
【0043】インデニルバナジウムトリクロライドが挙
げられる。置換インデニルバナジウムトリクロライド、
例えば、(2−メチルインデニル)バナジウムトリクロ
ライド、(2−トリメチルシリルインデニル)バナジウ
ムトリクロライドなどが挙げられる。
【0044】シクロペンタジエニルバナジウムトリt−
ブトキサイド、シクロペンタジエニルバナジウムi−プ
ロポキサイド、シクロペンタジエニルバナジウムジメト
キシクロライドなどが挙げられる。
【0045】(t−ブチルアミド)ジメチル(η5−シ
クロペンタジエニル)シランバナジウムジクロライド、
(t−ブチルアミド)ジメチル(トリメチル−η5−シ
クロペンタジエニル)シランバナジウムジクロライドな
どが挙げられる。
【0046】RM(O)X2 で表される具体的な化合物
としては、シクロペンタジエニルオキソバナジウムジク
ロライド、メチルシクロペンタジエニルオキソバナジウ
ムジクロライド、ベンジルシクロペンタジエニルオキソ
バナジウムジクロライド、(1,3−ジメチルシクロペ
ンタジエニル)オキソバナジウムジクロライド、(1−
ブチル−3−メチルシクロペンタジエニル)オキソバナ
ジウムジクロライド、(ペンタメチルシクロペンタジエ
ニル)オキソバナジウムジクロライド、(トリメチルシ
リルシクロペンタジエニル)オキソバナジウムジクロラ
イドなどが挙げられる。上記の各化合物の塩素原子をメ
チル基で置換したメチル体も挙げられる。
【0047】RとXが炭化水素基、シリル基によって結
合されたものも含まれる。例えば、(t−ブチルアミ
ド)ジメチル(η5−シクロペンタジエニル)シランオ
キソバナジウムクロライドなどのアミドクロライド体、
あるいはこれらの化合物の塩素原子をメチル基で置換し
たメチル体などが挙げられる。
【0048】シクロペンタジエニルオキソバナジウムジ
メトキサイド、シクロペンタジエニルオキソバナジウム
ジi−プロポキサイド、シクロペンタジエニルオキソバ
ナジウムジt−ブトキサイドなどが挙げられる。上記の
各化合物の塩素原子をメチル基で置換したメチル体も挙
げられる。
【0049】(シクロペンタジエニル)ビス(ジエチル
アミド)オキソバナジウムなどが挙げられる。
【0050】(B)成分のうち、非配位性アニオンとカ
チオンとのイオン性化合物を構成する非配位性アニオン
としては、例えば、テトラ(フェニル)ボレ−ト、テト
ラ(フルオロフェニル)ボレ−ト、テトラキス(ジフル
オロフェニル)ボレ−ト、テトラキス(トリフルオロフ
ェニル)ボレ−ト、テトラキス(テトラフルオロフェニ
ル)ボレ−ト、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレ−ト、テトラキス(3,5−ビストリフルオロメチ
ルフェニル)ボレ−ト、テトラキス(テトラフルオロメ
チルフェニル)ボレ−ト、テトラ(トリイル)ボレ−
ト、テトラ(キシリル)ボレ−ト、トリフェニル(ペン
タフルオロフェニル)ボレ−ト、トリス(ペンタフルオ
ロフェニル)(フェニル)ボレ−ト、トリデカハイドラ
イド−7,8−ジカルバウンデカボレ−ト、テトラフル
オロボレ−ト、ヘキサフルオロホスフェ−トなどが挙げ
られる。
【0051】一方、カチオンとしては、カルボニウムカ
チオン、オキソニウムカチオン、アンモニウムカチオ
ン、ホスホニウムカチオン、シクロヘプチルトリエニル
カチオン、遷移金属を有するフェロセニウムカチオンな
どを挙げることができる。
【0052】カルボニウムカチオンの具体例としては、
トリフェニルカルボニウムカチオン、トリ置換フェニル
カルボニウムカチオンなどの三置換カルボニウムカチオ
ンを挙げることができる。トリ置換フェニルカルボニウ
ムカチオンの具体例としては、トリ(メチルフェニル)
カルボニウムカチオン、トリ(ジメチルフェニル)カル
ボニウムカチオンを挙げることができる。
【0053】アンモニウムカチオンの具体例としては、
トリメチルアンモニウムカチオン、トリエチルアンモニ
ウムカチオン、トリプロピルアンモニウムカチオン、ト
リブチルアンモニウムカチオン、トリ(n−ブチル)ア
ンモニウムカチオンなどのトリアルキルアンモニウムカ
チオン、N,N−ジメチルアニリニウムカチオン、N,
N−ジエチルアニリニウムカチオン、N,N−2,4,
6−ペンタメチルアニリニウムカチオンなどのN,N−
ジアルキルアニリニウムカチオン、ジ(i−プロピル)
アンモニウムカチオン、ジシクロヘキシルアンモニウム
カチオンなどのジアルキルアンモニウムカチオンを挙げ
ることができる。
【0054】ホスホニウムカチオンの具体例としては、
トリフェニルホスホニウムカチオン、トリ(メチルフェ
ニル)ホスホニウムカチオン、トリ(ジメチルフェニ
ル)ホスホニウムカチオンなどのトリアリ−ルホスホニ
ウムカチオンを挙げることができる。
【0055】該イオン性化合物は、上記で例示した非配
位性アニオン及びカチオンの中から、それぞれ任意に選
択して組み合わせたものを好ましく用いることができる
【0056】中でも、イオン性化合物としては、トリフ
ェニルカルボニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレ−ト、トリフェニルカルボニウムテトラキス
(フルオロフェニル)ボレ−ト、N,N−ジメチルアニ
リニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ−
ト、1,1'−ジメチルフェロセニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレ−トなどが好ましい。イオ
ン性化合物を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
【0057】また、(B)成分として、アルモキサンを
用いてもよい。アルモキサンとしては、有機アルミニウ
ム化合物と縮合剤とを接触させることによって得られる
ものであって、一般式(−Al(R')O−) n で示される鎖
状アルミノキサン、あるいは環状アルミノキサンが挙げ
られる。(R' は炭素数1〜10の炭化水素基であり、
一部ハロゲン原子及び/ 又はアルコキシ基で置換された
ものも含む。nは重合度であり、5以上、好ましくは1
0以上である)。R' として、はメチル、エチル、プロ
ピル、イソブチル基が挙げられるが、メチル基が好まし
い。アルミノキサンの原料として用いられる有機アルミ
ニウム化合物としては、例えば、トリメチルアルミニウ
ム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニ
ウムなどのトリアルキルアルミニウム及びその混合物な
どが挙げられる。
【0058】トリメチルアルミニウムとトリブチルアル
ミニウムの混合物を原料として用いたアルモキサンを好
適に用いることができる。
【0059】また、縮合剤としては、典型的なものとし
て水が挙げられるが、この他に該トリアルキルアルミニ
ウムが縮合反応する任意のもの、例えば無機物などの吸
着水やジオ−ルなどが挙げられる。
【0060】(A)成分及び(B)成分に、さらに
(C)成分として周期律表第1〜3族元素の有機金属化
合物を組合せて共役ジエンの重合を行ってもよい。
(C)成分の添加により重合活性が増大する効果があ
る。周期律表第1〜3族元素の有機金属化合物として
は、有機アルミニウム化合物、有機リチウム化合物、有
機マグネシウム化合物、有機亜鉛化合物、有機ホウ素化
合物などが挙げられる。
【0061】具体的な化合物としては、メチルリチウ
ム、ブチルリチウム、フェニルリチウム、ベンジルリチ
ウム、ネオペンチルリチウム、トリメチルシリルメチル
リチウム、ビストリメチルシリルメチルリチウム、ジブ
チルマグネシウム、ジヘキシルマグネシウム、ジエチル
亜鉛、ジメチル亜鉛、トリメチルアルミニウム、トリエ
チルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ
ヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、ト
リデシルアルミニウム、トリフッ化ホウ素、トリフェニ
ルホウ素などを挙げられる。
【0062】さらに、エチルマグネシウムクロライド、
ブチルマグネシウムクロライド、ジメチルアルミニウム
クロライド、ジエチルアルミニウムクロライド、セスキ
エチルアルミニウムクロライド、エチルアルミニウムジ
クロライドのような有機金属ハロゲン化合物、ジエチル
アルミニウムハイドライド、セスキエチルアルミニウム
ハイドライドのような水素化有機金属化合物も含まれ
る。また有機金属化合物は、二種類以上併用できる。
【0063】上記の触媒各成分の組合せとして、(A)
成分としてシクロペンタジエニルバナジウムトリクロラ
イド(CpVCl3)などのRMX3、あるいは、シクロ
ペンタジエニルオキソバナジウムジクロライド(CpV
(O)Cl2)などのRM(O)X2、(B)成分として
トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレ−ト、(C)成分としてトリエチルアル
ミニウムなどのトリアルキルアルミニウムの組合せが好
ましく用いられる。
【0064】また、(B)成分としてイオン性化合物を
用いる場合は、(C)成分として上記のアルモキサンを
組み合わせて使用してもよい。
【0065】各触媒成分の配合割合は、各種条件及び組
合せにより異なるが、(A)成分のメタロセン型錯体と
(B)成分のアルミノキサンのモル比は、好ましくは
1:1〜1:100000、より好ましくは1:10〜
1:10000である。(A)成分のメタロセン型錯体
と(B)成分のイオン性化合物とのモル比は、好ましく
は1:0.1〜1:10である。(A)成分のメタロセ
ン型錯体と(C)成分の有機金属化合物とのモル比は、
好ましくは1:0.1〜1:10000である。触媒成
分の添加順序は、特に、制限はない。
【0066】また、本発明においては、触媒系として
更に、(D)成分として水を添加することが好ましい。
(C)成分の有機アルミニウム化合物と(D)成分の
水とのモル比(C)/(D)は、好ましくは0.66〜
5であり、より好ましくは0.7〜1.5である。
【0067】触媒成分の添加順序は、特に、制限はない
が、例えば次の順序で行うことができる。重合すべき
共役ジエン化合物モノマ−又はモノマ−と溶媒の混合物
に(D)成分を添加し、(C)成分を添加した後、
(A)成分と(B)成分を任意の順序で添加する。重
合すべき共役ジエン化合物モノマ−又はモノマ−と溶媒
の混合物に(D)成分と(C)成分を添加した後、
(A)成分と(B)成分を任意の順序で添加する。
【0068】また重合時に、必要に応じて水素を共存さ
せることができる。水素の存在量は、共役ジエン1モル
に対して、好ましくは500ミリモル以下、あるいは、
20℃1気圧で12L以下であり、より好ましくは50
ミリモル以下、あるいは、20℃1気圧で1.2L以下
である。
【0069】ここで重合すべきブタジエンモノマ−と
は、全量であっても一部であってもよい。モノマ−の一
部の場合は、上記の接触混合物を残部のモノマ−あるい
は残部のモノマ−溶液と混合することができる。
【0070】ブタジエンモノマ−以外にイソプレン、
1,3−ペンタジエン、2−エチル−1,3− ブタジエ
ン、2,3−ジメチルブタジエン、2−メチルペンタジ
エン、4−メチルペンタジエン、2,4−ヘキサジエン
などの共役ジエン、エチレン、プロピレン、ブテン−
1、ブテン−2、イソブテン、ペンテン−1、4−メチ
ルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等の非環
状モノオレフィン、シクロペンテン、シクロヘキセン、
ノルボルネン等の環状モノオレフィン、及び/又はスチ
レンやα−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物、ジ
シクロペンタジエン、5−エチリデン−2−ノルボルネ
ン、1,5−ヘキサジエン等の非共役ジオレフィン等を
少量含んでいてもよい。
【0071】重合方法は、特に制限はなく、溶液重合、
又は、1,3−ブタジエンそのものを重合溶媒として用
いる塊状重合などを適用できる。トルエン、ベンゼン、
キシレン等の芳香族系炭化水素、n−ヘキサン、ブタ
ン、ヘプタン、ペンタン等の脂肪族炭化水素、シクロペ
ンタン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、1−ブテ
ン、2−ブテン等のオレフィン系炭化水素、ミネラルス
ピリット、ソルベントナフサ、ケロシン等の炭化水素系
溶媒や、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等
が挙げられる。
【0072】本発明においては、上記の触媒を所定の温
度で予備重合を行うことが好ましい。予備重合は、気相
法、スラリ−法、塊状法などで行うことができる。予備
重合において得られた固体は分離してから本重合に用い
る、あるいは、分離せずに本重合を続けて行うことがで
きる。
【0073】重合温度は−100〜200℃の範囲が好
ましく、 −50〜120℃の範囲が特に好ましい。重
合時間は2分〜12時間の範囲が好ましく、5分〜6時
間の範囲が特に好ましい。
【0074】本発明の(a)と(b)以外のジエン系ゴ
ム(c)としては、ハイシスポリブタジエンゴム、ロー
シスポリブタジエンゴム(BR)、天然ゴム、ポリイソ
プレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPD
M)、ニトリルゴム(NBR)、ブチルゴム(II
R)、クロロプレンゴム(CR)などが挙げられる。
【0075】また、これらゴムの誘導体、例えば錫化合
物で変性されたポリブタジエンゴムやエポキシ変性、シ
ラン変性、マレイン酸変性された上記ゴムなども用いる
ことができ、これらのゴムは単独でも、二種以上組合せ
て用いても良い。
【0076】本発明の(c)成分のゴム補強剤として
は、各種のカーボンブラック以外に、ホワイトカーボ
ン、活性化炭酸カルシウム、超微粒子珪酸マグネシウム
等の無機補強剤やシンジオタクチック1.2ポリブタジ
エン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ハ
イスチレン樹脂、フェノール樹脂、リグニン、変性メラ
ミン樹脂、クマロンインデン樹脂及び石油樹脂等の有機
補強剤があり、特に好ましくは、粒子径が90nm以
下、ジブチルフタレート(DBP)吸油量が70ml/
100g以上のカーボンブラックで、例えば、FEF,
FF,GPF,SAF,ISAF,SRF,HAF等が
挙げられる。
【0077】本発明のゴム組成物の混合割合は、高シス
−高ビニルポリブタジエン(a)10〜50重量%と、
スチレン−ブタジエンゴム(b) 30〜70重量%
と、(a)と(b)以外のジエン系ゴム(c) 20〜
60重量%とからなるゴム成分(a)+(b)+(c)
100重量部とゴム補強剤(d) 40〜80重量部
である。
【0078】好ましくは、高シス−高ビニルポリブタジ
エン(a) 20〜50重量%と、スチレン−ブタジエ
ンゴム(b) 30〜60重量%と、(a)と(b)以
外のジエン系ゴム(c) 20〜50重量%とからなる
ゴム成分(a)+(b)+(c) 100重量部とゴム
補強剤(d) 40〜70重量部であるスチレン−ブタ
ジエンゴムは70%以上であると発熱特性が著しく低下
し、30%以下であるとウエットスキッド抵抗が低下す
るので、好ましくない。
【0079】本発明の乗用車タイヤ用ゴム組成物は、前
記各成分を通常行われているバンバリー、オープンロー
ル、ニーダー、二軸混練り機などを用いて混練りするこ
とで得られる。
【0080】本発明のゴム組成物には、必要に応じて、
加硫剤、加硫助剤、老化防止剤、充填剤、プロセスオイ
ル、亜鉛華、ステアリン酸など、通常ゴム業界で用いら
れる配合剤を混練してもよい。
【0081】加硫剤としては、公知の加硫剤、例えば硫
黄、有機過酸化物、樹脂加硫剤、酸化マグネシウムなど
の金属酸化物などが用いられる。
【0082】加硫助剤としては、公知の加硫助剤、例え
ばアルデヒド類、アンモニア類、アミン類、グアニジン
類、チオウレア類、チアゾール類、チウラム類、ジチオ
カーバメイト類、キサンテート類などが用いられる。
【0083】充填剤としては、炭酸カルシウム、塩基性
炭酸マグネシウム、クレー、リサージュ、珪藻土等の無
機充填剤、再生ゴム、粉末ゴム等の有機充填剤が挙げら
れる。
【0084】老化防止剤としては、アミン・ケトン系、
イミダゾール系、アミン系、フェノール系、硫黄系及び
燐系などが挙げられる。
【0085】プロセスオイルは、アロマティック系、ナ
フテン系、パラフィン系のいずれを用いてもよい。
【0086】本発明のゴム組成物は、スキッド抵抗性・
発熱特性を維持しつつ、低燃費性と耐摩耗性の向上が図
られ、より高度にバランスのとれたタイヤのトレッド・
サイドウォールなどの用途に好適である。
【0087】
【実施例】ミクロ構造は、赤外吸収スペクトル分析によ
って行った。シス740cm-1、トランス967c
-1、ビニル910cm-1の吸収強度比からミクロ構造
を算出した。
【0088】[η]は、トルエン溶液で30℃の温度で
測定した。ムーニー粘度(ML1+4)は、JIS K6300
に準拠して測定した。トルエン溶液粘度(Tcp)は、
ポリマー2.28gをトルエン50mlに溶解した後、標
準液として粘度計校正用標準液(JIS Z8809)を用
い、キャノンフェンスケ粘度計No.400を使用して、
25℃で測定した。
【0089】耐摩耗性指数:JIS K6264に準じ
てランボーン摩耗試験機を用いてスリップ率20%で測
定し、比較例1を100として指数で評価した。指数が
大きいほど耐摩耗性は良好である。
【0090】発熱特性指数:JIS K6265に準じ
て、試験温度100℃で、25分間試験し、試験後とス
タート温度との差を測定し、比較例1を100として指
数で評価した。指数が大きいほど発熱量は小さく良好で
ある。
【0091】加硫ゴム組成物の特性は次のように評価し
た。
【0092】スキッド抵抗指数:ASTM E303に
準じてブリティシュポータブルスキッドテスターを用い
てスリガラス面を水で濡らし室温で測定して比較例1を
100として指数で評価した。指数が大きいほどスキッ
ド抵抗は良好である。
【0093】反撥弾性指数:JIS K6255に準じ
て、室温で測定し比較例1を100として指数で評価し
た。指数が大きいほど反撥弾性は高く良好である。
【0094】(参考例1)(高シス−高ビニルポリブタ
ジエンの製造) 窒素置換した攪拌機付5Lのオートクレーブに30wt
%の1.3−ブタジエンを含有するトルエン溶液(1.
3−ブタジエン:814g)3.5Lを仕込んで攪拌す
る。次いで、水素ガスを導入して0.092kgG/c
圧力だけ高くした。30℃で3分かけてトリエチル
アルミニウム2.25mmolを、次いでトリチルテト
ラ(パーフルオロフェニル)ボレート0.039mmo
l、シクロペンタジエニルバナジウムトリクロライド
0.026mmolを連続して添加し、重合温度40℃
で30分間重合を行った。重合後、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールを含有するエタノールとへプタン
の当量混合液を注入して反応を停止させた後、溶媒を蒸
発させ乾燥した。得られたポリマーの収率は32%であ
り、ミクロ構造・ムーニー粘度・5%トルエン溶液粘度
及びt−cp/ML比を表1.に示した。
【0095】
【表1】
【0096】(実施例1〜4)(比較例1〜4) 参考例1の高シスー高ビニルBRを用い、表2に示す配
合処方に従って、1.7Lの試験用バンバリーミキサー
を使用し天然ゴムとカーボンブラック等をで混練してか
ら加硫剤をオープンロールで混合した。次いで、温度1
50℃で30分間プレス加硫し、得られた加硫試験片に
より反撥弾性、ウエットスキッド抵抗、耐摩耗性及び発
熱特性を評価した。その結果を表2、3に示した。実施
例の組成物は、ウエットスキッド抵抗、発熱特性を維持
しつつ耐摩耗性や低燃費性の指標である反撥弾性が改善
されている。
【0097】比較例の組成物においては、市販の高シス
BRの使用やSBRが少ない場合など、反撥弾性や耐摩
耗性は改善されるものの、ウエットスキッド抵抗が著し
く低下した。
【0098】
【表2】
【0099】
【表3】
【0100】
【発明の効果】本発明における乗用車タイヤ用ゴム組成
物は、シス−1,4構造が 65〜95%、1,2構造
が30〜4%で構成されて、且つ、25℃における5%
トルエン溶液粘度(T−cp)とムーニー粘度(ML
1+4)の関係が、 1≦T−cp/ML1+4≦6 を
満足する高シス−高ビニルポリブタジエンの組成物を含
んでいるので、ウェットスキッド性や発熱性を維持しつ
つ耐摩耗性や低燃費性の改良ができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/04 C08K 3/04 C08L 7/00 C08L 7/00 9/00 9/00 Fターム(参考) 4J002 AC01X AC03X AC04Z AC05Y AC06X AC07X AC08W AC09X AC11X AH00Z BA01Z BB02Z BB11Z BB15X BB18X BC03Z BK00Z CC03Z CC24Z DA036 DE236 DJ016 FD01Z FD010 FD016 FD140 GN01 4J028 AA01A AB00A AB01A AC00A AC01A AC10A AC20A AC28A AC29A AC31A AC39A AC41A AC45A BA00A BA01B BA02B BA03B BB00A BB00B BB01B BB02B BC01B BC05B BC06B BC09B BC15B BC16B BC17B BC19B BC25B BC27B CA17B EA01 EB01 EB02 EB04 EB05 EB07 EB08 EB09 EB10 EB12 EB13 EB14 EB16 EB17 EB21 EC01 EC02 FA01 FA02 FA07 FA09 GA01 GA06 GA11 4J100 AS02P CA01 CA15 CA16 DA04 DA09 FA10 JA29 4J128 AA01 AB00 AB01 AC00 AC01 AC10 AC20 AC28 AC29 AC31 AC39 AC41 AC45 AD00 BA00A BA01B BA02B BA03B BB00A BB00B BB01B BB02B BC01B BC05B BC06B BC09B BC15B BC16B BC17B BC19B BC25B BC27B CA17B EA01 EB01 EB02 EB04 EB05 EB07 EB08 EB09 EB10 EB12 EB13 EB14 EB16 EB17 EB21 EC01 EC02 FA01 FA02 FA07 FA09 GA01 GA06 GA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高シス−高ビニルポリブタジエン(a)
    10〜50重量%と、スチレン−ブタジエンゴム
    (b) 30〜70重量%と、(a)と(b)以外のジ
    エン系ゴム(c) 20〜60重量%とからなるゴム成
    分(a)+(b)+(c) 100重量部とゴム補強剤
    (d) 40〜80重量部とからなる乗用車タイヤ用ゴ
    ム組成物であって、該高シス−高ビニルポリブタジエン
    (a)のミクロ構造がシス−1,4構造が65〜95%
    及び1,2構造が4〜30%であることを特徴とする乗
    用車タイヤ用ゴム組成物。
  2. 【請求項2】該高シス−高ビニルポリブタジエン(a)
    が、25℃における5%トルエン溶液粘度(T−cp)
    とムーニー粘度(ML1+4)の関係式が下式(I)を
    満足することを特徴とする請求項1に記載の乗用車タイ
    ヤ用ゴム組成物。 1≦T−cp/ML1+4≦6...(I)
  3. 【請求項3】 該高シス−高ビニルポリブタジエン
    (a)が、(A)遷移金属化合物のメタロセン型錯体、
    及び(B)非配位性アニオンとカチオンとのイオン性化
    合物及び/又はアルモキサンから得られる触媒を用いて
    製造されていることを特徴とする請求項1〜2に記載の
    乗用車タイヤ用ゴム組成物。
  4. 【請求項4】 (a)と(b)以外のジエン系ゴム
    (c)が、天然ゴム及び/又はポリイソプレンであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3に記載の乗用車タイヤ用ゴ
    ム組成物。
  5. 【請求項5】 ゴム補強剤がカーボンブラックであるこ
    とを特徴とする請求項1〜4に記載の乗用車タイヤ用ゴ
    ム組成物。
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