JP2002264778A - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JP2002264778A
JP2002264778A JP2001069939A JP2001069939A JP2002264778A JP 2002264778 A JP2002264778 A JP 2002264778A JP 2001069939 A JP2001069939 A JP 2001069939A JP 2001069939 A JP2001069939 A JP 2001069939A JP 2002264778 A JP2002264778 A JP 2002264778A
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JP
Japan
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bolt
wiper device
hole
bent piece
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JP2001069939A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Matsumoto
幸礼 松本
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラケット部材1をパイプ材4で連結して構
成されるモジュラ型のワイパ装置において、ブラケット
部材1にパイプ材4を簡単にdかも強固に連結する。 【解決手段】 ブラケット1に截頭円錐形状をした支持
部材7を突出形成する一方、パイプ材4には、パイプ材
4には、パイプ内に円錐筒形状に没入した折曲片4cが
形成された第一の貫通孔4aと、支持部材先端面部7a
に当接する状態でボルト9が貫通する第二の貫通孔4b
とを開設し、ボルト9を支持部材先端面部7aに螺入す
ることにより、第二の貫通孔4bの周縁部をボルト頭9
aと支持部材先端面部7aとのあいだで挟持すると共
に、折曲片4cを支持部材7の外周面に圧入するように
して強固でガタのない連結をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車やトラック
等の車両に搭載されるモジュラ型のワイパ装置の技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来技術】今日、ワイパ装置を構成する場合に、ワイ
パモータが組込まれたモータフレーム(モータブラケッ
ト)と、ピボット軸が回動自在に軸支されるブラケット
とのあいだをパイプ材で連結してモジュラ化し、軽量
化、構造の簡略化を計るようにしたものが知られてい
る。この様なパイプ連結式のワイパ装置において、従
来、パイプ材とモータフレームあるいはブラケットとの
固定は、パイプ材に貫通孔を形成し、該貫通孔を貫通せ
しめたボルトを用いて固定するようにしていた。ところ
が、パイプ材に貫通孔を貫通しただけのものでは、ボル
ト緊締力を強くするとどうしても貫通孔部分が変形して
しまうという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、特開平11−
278219号公報、特表平12−511851号公報
に示すようなものが提唱されている。前者のものは、パ
イプ材のボルト貫通側表面に当て部材を突き当てた状態
でボルト緊締するようにしている。また後者のものは、
パイプ材に穿設した貫通孔に支持部材を貫通させ、該支
持部材の貫通先端部に当て部材を突き当てた状態でボル
ト緊締をするようにしている。ところがこれら何れのも
のも、当て部材が別途必要になって部品点数が多くなる
という問題がある。さらに前者のものでは、当て部材と
支持フレームとの間隙部にあるパイプ材部位にボルト緊
締力が集中することになって該部位が変形する惧れが有
る。一方、後者のものの場合、支持フレームにボルト緊
締される当て部材でパイプ材の緊締をする構成であるた
め、当て部材がパイプ材に正確に当接する寸法設定にな
いと、当て部材とパイプ材との間にガタができてしまう
という問題があり、ここに本発明の解決すべき課題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、モータもしくはピボット軸の少な
くとも一つが組み付けられるブラケット部材とパイプ材
とを連結して構成されるワイパ装置において、前記ブラ
ケット部材から突出して先端面部にボルトが螺入する支
持部材を突出形成する一方、パイプ材には、径方向一端
側面部に支持部材が貫通して該一端側面部側が支持部材
基端部側に支持される第一の貫通孔が開設され、他端側
面部に支持部材先端面部とボルトの頭部とのあいだに孔
周縁部が挟まれる状態でボルトが貫通する第二の貫通孔
が開設されていることを特徴とするワイパ装置である。
そしてこのように構成することによって、パイプ材の径
方向一端側面部は、第一の貫通孔が支持部材を貫通する
状態で台座面側に支持される一方で、他端側面部は、第
二の貫通孔の孔周縁部が支持部材とボルト頭部に挟持さ
れることになって従来のように当て部材が不要となった
パイプ材の連結ができる。このものにおいて、第一の貫
通孔には、パイプ材の筒内に没入するよう折曲された折
曲片が形成され、該折曲片は、支持部材の外周面に圧入
または密接触状に接触するものであることを特徴とする
ことができ、このようにしたときには、折曲片の支持部
材による圧入または密接触状となった面接触の支持が加
わることになって、より確実な支持構造となる。このも
のにおいて、折曲片は、支持部材の外周面に対応して筒
形状をしていることを特徴とすることができ、このよう
にしたときには、パイプ材は、支持部材による筒状態で
の支持が達成できることになって、一段と確実な支持構
造となる。さらにこれらにおいて、支持部材は、先端面
部側ほど細径になった截頭錐体形状となっていることを
特徴とすることができ、このようにしたときには、折曲
片が支持部材に対して圧入または密嵌合するものであり
ながら、該圧入または密嵌合の作業が容易になって、操
作性が損なわれることがない。このものにおいて、折曲
片の内面は、支持部材の外周傾斜面に沿った傾斜面にな
っていることを特徴とすることができ、このようにした
ときには、折曲片と支持部材とが、傾斜筒面同志の接触
となって、支持強度の向上が計れることになる。またこ
れらのものにおいて、折曲片の支持部材外周面への圧入
または密嵌合は、ボルトを支持部材に螺入することに伴
いパイプ部材ボルト頭に押圧されて移動することにより
実行されるように構成したことを特徴とすることがで
き、このようにしたときには、折曲片の支持部材への圧
入または密嵌合が、ボルト緊締に連繋してできることに
なって、作業性が向上することになる。
【0005】
【発明の実施の形態】次ぎに、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図面において、1はワ
イパ装置を構成するモータブラケットであって、該モー
タブラケット1には、ヨーク2に内装される状態でモー
タ部が形成されているが、その詳細については省略す
る。また、モータブラケット1には、減速機構が内装さ
れその出力軸3がモータ軸(図示せず)とは直交する方
向を向いて突出形成されている。尚、図面にはワイパア
ーム、連結リンク等の他の部材は省略されている。
【0006】4はパイプ材であって、該パイプ材4は、
中空円筒形状をしたもので、前記モータブラケット1
と、ピボット軸5が回動自在に軸支されるブラケット6
とのブラケット部材同志を一体的に連結するためのもの
であるが、本実施の形態では、両ブラケット1、6とパ
イプ材4との各連結構造共に本発明が実施されている
が、その連結構造は同じであるので、以下、パイプ材4
とモータブラケット1との連結構造について詳述する。
【0007】前記モータフレーム1のパイプ材4取付け
部位には、テーパ状、つまり先端側ほど細径になった截
頭錐形状、具体的には截頭円錐体形状(円錐台形状)を
した支持部材7がモータフレーム1に形成される台座面
部8から突出形成されている。因みに、支持部材7は、
円錐台形状ではなく、四角錐台、六角錐台等、適宜の錐
台形状とすることができる。一方、パイプ材4の取付け
部位には、径方向一端側面部に第一の貫通孔4aが、他
端側面部には第二の貫通孔4bが開設される。しかも、
前記第一の貫通孔4aには、バーリング加工等の適宜加
工手段によりパイプ材4の筒内側に、支持部材7の外周
形状に合わせて筒形状に折曲された折曲片4cが形成さ
れているが、該折曲片4cは、支持部材7の外周面に沿
って先端側ほど内径が小さくなるテーパ筒面形状(截頭
円錐筒面形状)をしている。そしてこの折曲片4cは、
支持部材7の外周面7bに圧入する状態で折曲端4dが
台座面部8に当接する寸法設定となっている。
【0008】一方、前記第二の貫通孔4bは、支持部材
7の先端径よりも小径で、支持部材7の先端面7aに当
接すると共に、支持部材7の先端面7aに螺入するボル
ト9のボルト頭9aの径よりも小径となった状態でボル
ト螺子部(ボルト軸部)9bは貫通する大きさの第二の
貫通孔4bが穿設されており、これによって第二の貫通
孔4bの孔周縁部は、ボルト緊締した場合に支持部材7
とボルト頭9aとのあいだに挟持されるようになってい
る。さらに支持部材7の台座面8からの突出長さXであ
るが、該突出長さXは、パイプ材4の折り返し端4dか
らパイプ材4内周面の第二の貫通孔4b位置までの距離
Yと同じか僅かに小さくなっていて(X≦Y)いる。
【0009】叙述の如く構成されたものにおいて、モー
タブラケット1とパイプ材4との連結は、モータブラケ
ット1に突出形成された支持部材7に、パイプ材4に形
成の第一貫通孔4aを外嵌させて、支持部材先端面7a
を第二貫通孔4bに対向させた状態で、ボルト9を第二
貫通孔4bを通して支持部材7の先端面7aに螺入緊締
すればよい。そしてこのようにすることによって、第二
貫通孔4bの孔周縁部が支持部材先端面7値とボルト頭
9aとに緊締挟持される状態でモータブラケット1にパ
イプ材4を取付けることができ、パイプ材4を押しつぶ
したりすることのない連結でありながら、従来のように
当て部材が必要になってしまうようなことがなく、部品
点数が低減する。
【0010】しかもこのものでは、第一の貫通孔4a側
においてパイプ材4の筒内に没入する円錐筒状の折曲片
4cとして形成され、該折曲片4cが支持部材7の外周
面に筒面接触する状態で圧入しているため、パイプ材4
の支持部材7による支持が強固になってガタ発生がない
だけでなく一段と強固な連結となる。このような圧入連
結でありながら、支持部材7が截頭円錐台であって折曲
片4cの圧入は、嵌入過程の最終的な段階で実行される
ため、組み込み作業が容易となる。しかもこの圧入は、
第一の貫通孔4aに支持部材7を嵌入した後、ボルト9
を螺入緊締することで実行できることになって、圧入工
程が別途必要になるということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイパ装置の正面図である。
【図2】モータブラケット部のパイプ材を断面した状態
の正面図である。
【図3】モータブラケット部のパイプ材を断面した状態
の斜視図である。
【図4】モータブラケット部の斜視図である。
【図5】パイプ材連結構造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 モータブラケット 4 パイプ材 4a 第一の貫通孔 4b 第二の貫通孔 7 支持部 7a 先端面部 9 ボルト 9a ボルト頭

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータもしくはピボット軸の少なくとも
    一つが組み付けられるブラケット部材にパイプ材を連結
    して構成されるワイパ装置において、前記ブラケット部
    材から突出して先端面部にボルトが螺入する支持部材を
    突出形成する一方、パイプ材には、径方向一端側面部に
    支持部材が貫通して該一端側面部側が支持部材基端部側
    に支持される第一の貫通孔が開設され、他端側面部に支
    持部材先端面部とボルトの頭部とのあいだに孔周縁部が
    挟まれる状態でボルトが貫通する第二の貫通孔が開設さ
    れていることを特徴とするワイパ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、第一の貫通孔には、
    パイプ材の筒内に没入するよう折曲された折曲片が形成
    され、該折曲片は、支持部材の外周面に圧入または密接
    触状に接触するものであることを特徴とするワイパ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、折曲片は、支持部材
    の外周面に対応して筒形状をしていることを特徴とする
    ワイパ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、支持部
    材は、先端面部側ほど細径になった截頭錐体形状となっ
    ていることを特徴とするワイパ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、折曲片の内面は、支
    持部材の外周傾斜面に沿った傾斜面になっていることを
    特徴とするワイパ装置。
  6. 【請求項6】 請求項2、3、4または5において、折
    曲片の支持部材外周面への圧入または密接触は、ボルト
    を支持部材に螺入することに伴いパイプ部材ボルト頭に
    押圧されて移動することにより実行されるように構成し
    たことを特徴とするワイパ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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