JP2001199214A - トランスバースリンク取付け構造 - Google Patents
トランスバースリンク取付け構造Info
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Abstract
ッシュに悪影響を与えることなく、トランスバースリン
クの取付け点の剛性を向上できるトランスバースリンク
取付け構造を提供する。 【解決手段】トランスバースリンクを、取付けピンを介
してサスペンションメンバ1に取り付ける取付け構造で
ある。取付けピンのピン本体9とサスペンションメンバ
1のクロスバー7とを補剛部材で連結する。ピン本体9
に設けたキー溝26に補剛ブラケット23に設けたブラ
ケット側突起部25を嵌合することで、ピン本体9に対
する補剛ブラケット23の揺動を規制する。
Description
ョンリンクの取付けに係り、特に、サスペンションメン
バにおけるトランスバースリンク取付け部の剛性が大き
いフロントサスペンションに有効な、トランスバースリ
ンク取付け構造に関する。
ば、平面図である図1に示すように、車体側部材に弾性
支持されているサスペンションメンバ1の左右両側に対
し、それぞれ略L字形状をしたロアアーム2(トランス
バースリンク)の車幅方向内端部が、2つのブッシュ
3、4を介して上下揺動可能に取り付けられている。そ
の各ロアアーム2の車幅方向外端部(不図示)には、ボ
ールジョイントを介してナックルが取り付けられてい
る。そのナックルには、車輪が回転自在に支持されてい
る。ここで、図1に示すサスペンションメンバ1は、略
車両前後方向に延在する左右のサイドメンバ5と、その
左右のサイドメンバ5の車両前後方向中途部間を連結す
るクロスメンバ6とから構成されて、平面視略H形状を
している。
された横力は、主として車両前後方向前側のブッシュ3
側で受ける。次に、このブッシュ3側の取付け構造につ
いて説明する。上記サイドメンバ5の前端部から、取付
けピン部材8が車両前後方向前方に突設している。すな
わち、取付けピン部材8における、ピン取付け部24が
サイドメンバ5にボルト締結されると共にピン本体9が
サイドメンバ5の前端部から車両前後方向前方に突出し
ている。上記ピン本体9の突出方向前側には、ナット締
結用の雄ねじが刻設されている。また、ピン本体9の付
け根側には、ブッシュ3からの車両前後方向の荷重を受
けるための鍔部10が形成され、その鍔部10に円筒状
のゴム材11が嵌め込むようにして取り付けられてい
る。
ーム2と一体に構成されると共に、そのブッシュ3の内
筒3bが上記ピン本体9に挿通されている。そして、上
記ピン本体9先端部にナット部材12を螺合して締め付
けることで、当該ロアアーム2の車体側取付け部の前側
部分が、取付けピン部材8を介してサスペンションメン
バ1に支持されている。図1中、符号13はワッシャを
表している。
は、主として、車両前後方向前側の上記ブッシュ3とナ
ックルに連結するボールジョイント(車輪側取付け点)
とを結ぶリンク軸線がラテラルリンクとして働く。
にあっては、車両旋回などによって車輪に横力が入力さ
れると、その横力はロアアーム2から上記ブッシュ3に
伝達されて、上記取付けピン部材8のピン本体9で受け
ることとなる。このとき、上記横力に対するリンク取付
け点Pの曲げ剛性は、サスペンションメンバ1の曲げ剛
性と、取付けピン部材8におけるピン本体9の曲げ剛性
との直列バネ状態となっている。
面視で略H形状となっているなど、サスペンションメン
バ1の曲げ剛性が、取付けピン部材8の曲げ剛性よりも
小さい場合には、上記横力に対するリンク取付け点Pの
曲げ剛性は、サスペンションメンバ1の曲げ剛性に支配
されることから、取付けピン部材8の曲げ剛性を高める
ことは余り意味がない。
向上等の観点からサスペンションメンバ1の剛性を高め
るために、例えば、図1中、一点鎖線で示すように、左
右のサイドメンバ5の前端部間をクロスバー7で連結す
ると、上記横力に対するサスペンションメンバ1の曲げ
剛性は、取付けピン部材8の曲げ剛性よりも大きくな
り、上記横力に対するリンク取付け点Pの曲げ剛性は、
取付けピン部材8単品の曲げ剛性に支配されてしまう。
このような場合には、音振性能の向上等の観点からサス
ペンションメンバ1の剛性をいくら大きくしても上記リ
ンク取付け点Pの曲げ剛性は、取付けピン部材8単品の
曲げ剛性以上とすることができないという問題がある。
体9の剛性を向上させる方法として、ピン本体9の軸径
を太くすることが考えられるが、重量の増大やコストア
ップなどの観点から、剛性向上の効率が非常に悪い。な
お、サスペンションメンバ1の剛性を高める手段は、上
記クロスバー7を設ける方法だけではない。また、サス
ペンションメンバ1の構成によっては、元々横力に対す
る剛性が大きい場合もある。
なされたもので、ピン本体の軸径を大径化することな
く、且つブッシュに悪影響を与えることなく、トランス
バースリンクの取付け点剛性を向上できるトランスバー
スリンク取付け構造を提供するものである。
に、本発明のうち請求項1に記載した発明は、サスペン
ションメンバから車両前後方向に突設する取付けピン部
材のピン本体に、トランスバースリンクに設けられたブ
ッシュの内筒を挿通すると共に、ピン本体の先端部にナ
ット部材を締結することで、トランスバースリンクを上
記取付けピン部材を介してサスペンションメンバに支持
させるトランスバースリンク取付け構造において、上記
サスペンションメンバとピン本体とを連結する補剛ブラ
ケットを設け、その補剛ブラケットを、サスペンション
メンバに固定されるメンバ取付け部と、そのメンバ取付
け部と一体に構成されることを特徴とするものである。
1に記載した構成に対して、上記ピン本体を挿通可能な
開口を備えた1又は2以上の取付け板部とから構成する
と共に、上記ピン本体に挿通された取付け板部が当該ピ
ン本体を軸として揺動することを防止する位置決め機構
を備えることを特徴とするものである。次に、請求項3
に記載した発明は、請求項2に記載した構成に対し、上
記位置決め機構は、上記取付け板部に設けられたブラケ
ット側凹部と、取付けピン部材に設けられて上記ブラケ
ット側凹部に対し車両前後方向から嵌合可能なピン側突
起部とから構成されることを特徴とするものである。
2に記載した構成に対し、上記位置決め機構は、上記取
付け板部に設けられたブラケット側突起部と、取付けピ
ン部材に設けられて上記ブラケット側突起部を車両前後
方向から嵌合可能なピン側凹部とから構成されることを
特徴とするものである。次に、請求項5に記載した発明
は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載した構成に対
し、上記取付け板部は、上記ブッシュを車両前後方向か
ら挟んで対向配置される一対の取付け板から構成され、
その一対の取付け板のうちサスペンションメンバ側に位
置する取付け板とブッシュとの間には、弾性部材からな
るワッシャが介挿されていることを特徴とするものであ
る。
1〜請求項5のいずれかに記載した構成に対し、上記サ
スペンションメンバは、少なくとも略車両前後方向に延
在する左右一対のサイドメンバと、車幅方向に延在して
上記左右のサイドメンバにおける車両前後方向前端部間
を連結するクロスバー部材とを備え、上記取付けピン部
材は、サイドメンバの車両前後方向前端部から前方に突
設すると共に、上記補剛ブラケットのメンバ取付け部
は、上記クロスバーにボルト締結されることを特徴とす
るものである。
ションメンバと取付けピン部材のピン本体とが補剛ブラ
ケットを通じて別途連結するという簡単な構造で、当該
取付けピン部材の曲げ剛性を、ピン本体の軸径を大径化
することなく向上させることができる。なお、取付けピ
ン部材の先端側を補剛ブラケットで支持させるほど補剛
効果が大きい。
決め機構によって、取付けピン部材に連結した補剛ブラ
ケットが、当該取付けピン部材周りに回動することが、
つまり補剛ブラケットが取付けピン部材に揺動しやすい
状態(いわゆるぶらぶら状態)で連結することが防止さ
れる。上記補剛ブラケットが取付けピン部材に対して上
記揺動しやすい状態で支持されている場合には、補剛ブ
ラケットの揺動を抑えながら組み付ける必要があるなど
当該補剛ブラケットのサスペンションメンバへの取付け
作業が面倒となる。しかも、取付けピン部材へのトラン
スバースリンク取付け時において、車輪が接地したレイ
アウト状態でブッシュの弾性体にねじれが生じていない
ことが好ましいが、取付けピン部材に対して補剛ブラケ
ットが位置決めされていないと、組付け時に、ブッシュ
の弾性体に不要なねじれが初期入力されるおそれがあ
る。さらに、組付け後であっても、上記位置決め(廻り
止め)がなされていない場合には、車体振動などによっ
て上記補剛ブラケットが取付けピン軸周りに揺動する
と、不要なねじれ(こじり)がブッシュに入力されて好
ましくない。
が、上記位置決め機構を設けることで回避することがで
きる。このとき、請求項3に係る発明を採用すれば、車
両前後方向から取付けピン部材のピン本体に取付け板を
挿通する際に、ブラケット側凹部をピン側突起部に嵌合
させるだけで位置決め(廻り止め)が行われる。このよ
うに、簡易な構造で且つ容易に上記位置決めを行うこと
ができる。
ば、車両前後方向から取付けピン部材に取付け板を挿通
する際に、ブラケット側突起部をピン側凹部に嵌合させ
るだけで位置決め(廻り止め)が行われる。このよう
に、簡易な構造で且つ容易に上記位置決めを行うことが
できる。また、請求項5に係る発明によれば、サスペン
ションメンバから車両前後方向に突設することで片持ち
状態となっている取付けピン部材の先端部が、サスペン
ションメンバから離れた側の一方の取付け板によってサ
スペンションメンバに連結される結果、上記取付けピン
部材が両持ち状態となり、もって当該取付けピン部材の
剛性が向上する。
る他方の取付け板が、ブッシュからの車両前後方向荷重
を受ける鍔の役割をするので、従来のように、取付けピ
ン部材に車両前後方向の荷重を受けるための鍔部を予め
設ける必要がない。さらにまた、請求項6に係る発明に
よれば、略H形状のサスペンションメンバにクロスバー
を設けることで当該サスペンションメンバの曲げ剛性が
高くなっても、補剛ブラケットを設けることで、取付け
ピン部材のピン本体の軸径を大径化することなくピン本
体の剛性を高く設定することが可能となり、トランスバ
ースリンクの取付け点の剛性が、取付けピン部材の剛性
に支配されることが防止される。特に、取付けピン部材
をクロスバーに取り付けることで、当該取付けピン部材
に入力された横荷重を、補剛ブラケットで十分に受ける
ことができる。
ト締結することで、クロスバーを取り外す際に、取付け
ピン部材からクロスバーを外すことが可能となる。しか
もこのとき、補剛ブラケットは、位置決め機構により取
付けピン部材に対し回動不能に規制された所望姿勢に保
持されるため、再組み付け時に不要なねじれがブッシュ
に生じることが回避される。また、メンバ側取付け部が
一定の姿勢で保持されていることから、再組み付け作業
も容易となる。
いて図面を参照しつつ説明する。なお、上記従来例と同
様な部品等については、同一の符号を付して説明する。
図2は、本実施形態に係るトランスバースリンク取付け
構造を説明するための、左輪側のサスペンション構造を
示す平面図である。
は、上記図1に示される従来のサスペンション構造と同
様である。すなわち、サスペンションメンバ1は、略車
両前後方向に延在する左右のサイドメンバ5と、その左
右のサイドメンバ5の車両前後方向中途部間を連結する
クロスメンバ6とから構成されて略H形状をしている。
ただし、本実施形態のサスペンションメンバ1では、左
右のサイドメンバ5における前端部間が、車幅方向に延
在するクロスバー7によって連結している。このクロス
バー7の両端部は、取り外し可能なように、上記サイド
メンバ5の前端部にボルト締結て取付けられている。ま
た、上記クロスバー7の両端部の一部は、上記サイドメ
ンバ5の前端部よりも車両前後方向前方に張り出した張
出部7aを有し、当該張出部7aが、後述の補剛ブラケ
ット23の取付け部分を形成している。
のロアアーム2(トランスバースリンク)が上下揺動可
能に取り付けられている。ロアアーム2は、車輪側がボ
ールジョイントを介してナックルに連結し、当該ナック
ルに車輪が回転自在に支持されている。また、ロアアー
ム2の車体側は、軸を車両前後方向に向けた2つのブッ
シュ3、4を介して上記サイドメンバ5に取り付けられ
ている。
したロアアーム2の取付け構造について説明する。サイ
ドメンバ5の前端部から、取付けピン部材8が車両前後
方向前方に突設している。その取付けピン部材8は、上
記図2及び図3に示すように、ピン取付け部24と、当
該ピン取付け部24と一体成形されているピン本体9と
から構成されている。ピン取付け部24は、厚板の部材
からなり略車両前後方向に延在して、上記サイドメンバ
5に3箇所でボルト締結されて取付けられている。ピン
本体9は、上記ピン取付け部24の前端面から車両前後
方向前方に突出していて、前側部分にはナット部材12
に螺合するための雄ねじ9aが刻設されている。ただ
し、本実施形態の取付けピン部材8には、従来例におけ
る鍔部及び当該鍔部に取り付けるゴム材は設けられてい
ない。
補剛ブラケット23は、メンバ取付け部20と、一対の
取付け板21,22からなる取付け板部とから構成され
る。メンバ取付け部20は、サスペンションメンバ1の
構成部品である上記クロスバー7の張出部7aの上面に
ボルト締結される水平板から構成され、そのメンバ取付
け部20の車両前後方向両側からそれぞれピン本体9に
向けて上記各取付け板21,22が張り出している。そ
の2つの取付け板21,22は車両前後方向で対向して
いる。各取付け板21,22には、それぞれ上記ピン本
体9を挿通可能な開口21a、22aが同軸に形成され
ている。
メンバ1から離れた側)に位置する取付け板22に設け
られた開口22aには、位置決め機構を構成するブラケ
ット側突起部25が上部から下方に向けて突出してい
る。また、上記ピン本体9には、上記突起部25を車両
前後方向前方から嵌合可能なキー溝26が、形成されて
いる。このキー溝26がピン側凹部を構成している。な
お、車両前後方向後側(サスペンションメンバ1側)の
取付け板21の開口21aにも上記と同様なブラケット
側突起部を設けても良いが、上記キー溝26をピン本体
9の付け根位置まで設ける必要が生じる。
取り付ける取付けピン部材8は、左右対称に配置される
ために、互いに上下を逆にして取り付けることで共用す
ることができる。このため、左右で取付けピン部材8を
共用する場合には、図3のように左輪側の取付けピン部
材8のキー溝26側を上側に設定した場合には、右輪側
の取付けピン部材8では、上記キー溝26は下向きとな
るので、右輪側の補剛ブラケット23の開口22aに
は、図4に示すように、下側から上方に突出するように
ブラケット側突起部25を設ける。このようにすること
で、補剛ブラケット23及び位置決め機構を設けても、
簡単な構造となると共に取付けピン部材8を左右共用可
能となる。なお、上記キー溝26及びブラケット側突起
部25の位置は、上下位置に限定されない。また、キー
溝26及びブラケット側突起部25を複数個設けても良
い。例えば、キー溝26をピン本体9の上面及び下面の
両方に設けておき、取付けピン部材8を上下逆に取付け
ても、常にキー溝26が上面及び下面の両方に位置する
ようにしても良い。この場合に、ブラケット側突起部2
5は、上側だけであっても良い。
間に、当該取付け板21,22と共にブッシュ3の内筒
3bが上記ピン本体9に挿通され、ピン本体9の先端部
にナット部材12を締結することで、ロアアーム2の前
端部は、ブッシュ3及び取付けピン部材8を介してサス
ペンションメンバ1に支持される。図2中、符号27
は、弾性部材であるゴム製のワッシャを、符号28は、
一般の金属製ワッシャを示している。
向後側に設けられたブッシュ4は、ブラケット29を介
してサスペンションメンバ1に上下揺動可能に支持され
ている。次に、本実施形態の作用・効果等について説明
する。一般に、略H形状のサスペンションメンバ1で
は、サイドメンバ5の前端部分がクロスメンバ6より車
両前後方向前方に張り出した形状となっているので、上
記前側のリンク取付け点Pでの当該サスペンションメン
バ1の剛性は、取付けピン部材8よりも大幅に低い。し
かしながら、本実施形態では、左右のサイドメンバ5の
前端部をクロスバー7で連結することで、上記前側のリ
ンク取付け点Pでの当該サスペンションメンバ1の剛性
は、取付けピン部材8よりも大きくなっている。
もピン本体9の先端部側が補剛ブラケット23を介して
クロスバー7に連結されることで、ピン本体9は、剛性
の高いサスペンションメンバ1に対して両持ち状態で支
持される。すなわち、簡単な構造の補剛ブラケット23
を設けることで、ピン本体9の軸径を太くすることな
く、取付けピン部材8の横力に対する剛性を向上するこ
とができる。
ときの角度に調整し保持した状態で、ナット部材12の
本締めが行われ、この初期状態ではブッシュ3の弾性体
にねじれが生じることは好ましくない。これに対し、本
補剛ブラケット23は、車両前後方向からブラケット側
突起部25がキー溝26に嵌合することで、補剛ブラケ
ット23のピン本体9周りの揺動が規制される。これに
よって、ロアアーム2の前側を取付けピン部材8を介し
てサスペンションメンバ1に取り付けた後において、当
該補剛ブラケット23をクロスバー7にボルト締結する
際に、補剛ブラケット23が揺動することが防止され
て、補剛ブラケットを設けても不要なねじれをブッシュ
3の弾性体に発生させることが回避される。さらに、補
剛ブラケット23のメンバ取付け部20を、クロスバー
7に取り付ける場合であっても、上記位置決め機構によ
って、メンバ取付け部20は水平状態に保持されるため
に、当該メンバ取付け部20とクロスバー7とのボルト
締結作業が容易となる。
補剛ブラケット23が取付けピン部材8周りに揺動する
と、取付け板21,22に挟み込まれたブッシュ3の内
筒3bが外筒3aに対して相対的に回動し、もって内筒
3bと外筒3aとの間に介装される弾性体に上記回動分
のねじれが生じる。さらに、組み付け後に、クロスバー
7近傍にある部品、例えばトランスミッションのスター
タモータ等の修理・保守等のためにクロスバー7を一時
的に取り外す必要がある場合でも、本実施形態では、下
側からボルトを外してクロスバー7だけを外せば良い。
この場合であっても、上記位置決め機構によって、メン
バ取付け部20は水平状態に保持されているために、ク
ロスバー7の再取付け時に、不要なねじれがブッシュ3
の弾性体に生じることが防止される。
め機構がない場合には、振動によっメンバ取付け部20
が上下に揺動してブッシュ3の弾性体に不要なねじれが
入力されるおそれがあるが、このような不要なねじれの
発生も本実施形態の補剛ブラケット23では防止でき
る。また、本実施形態にあっては、サスペンションメン
バ1側に位置する取付け板21,22が、従来例におけ
る鍔部10の役割をして、ブッシュ3の内筒3bを介し
て車体前後方向に負荷される荷重を受ける。このため、
従来のように、取付けピン部材8に鍔部10を設ける必
要がない。また、ゴム製のワッシャ27を介挿させるこ
とで、内筒3bと取付け板21とが直接接触することが
防止され、両者3b、21の間での音の伝達が抑制され
る。
ピン部材8の剛性を向上させるという観点からは、必ず
しも車両前後方向後側の取付け板21は不要である。す
なわち、従来のように鍔部10を設けることで当該取付
け板21を省略しても良い。ここで、位置決め機構は、
上記構成に限定されない。例えば、図5に示すように、
取付け板21にブラケット側凹部30を設け、取付けピ
ン部材8側にブラケット側凹部30に車両前後方向から
篏め込み可能なピン側突起部31を設けて位置決め機構
としても良い。又は、図6に示すように、取付け板21
に車両前後方向後方に向けて突出するブラケット側突起
部32を設け、取付けピン部材8側にブラケット側突起
部32を車両前後方向から篏め込み可能なピン側凹部で
ある切欠き部33を設けて位置決め機構としても良い。
3のメンバ取付け部20を、クロスバー7にボルト締結
しているが、これに代えてサイドメンバ5にボルト締結
して固定しても良い。例えば、補剛ブラケット23の車
両前後方向後側の取付け板21を、サイドメンバ5の前
端面に対し車両前後方向前側から当接させ且つ車両前後
方向に軸を向けたボルトによって締結する。このように
した場合には、上記取付け板21がメンバ取付け部を兼
ねる。この場合には、補剛ブラケット23に入力された
横力を、モーメントとしてサイドメンバ5の前端面で受
ける形になる。
L字形状のロアアーム2で構成される場合で説明してい
るが、これに限定されない。例えば、ロアアーム2を2
本のIアームから構成し、その1本をラテラルリンクと
する場合であっても適用することができる。また、サス
ペンションメンバ1の基本形状も平面視H形状に限定さ
れるわけではない。取付けピン部材8を介してラテラル
リンクが取付けられ、且つ当該取付け点Pにおけるサス
ペンションメンバ1の剛性が、取付けピン部材8の剛性
よりも高ければ適用することができる。
平面図である。
明するための部分拡大平面図である。
及び取付けピン部材のピン本体9を説明するための図で
ある。
ラケットを示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 サスペンションメンバから車両前後方向
に突設する取付けピン部材のピン本体に、トランスバー
スリンクに設けられたブッシュの内筒を挿通すると共
に、ピン本体の先端部にナット部材を締結することで、
トランスバースリンクを上記取付けピン部材を介してサ
スペンションメンバに支持させるトランスバースリンク
取付け構造において、 上記サスペンションメンバとピン本体とを連結する補剛
ブラケットを設け、その補剛ブラケットを、サスペンシ
ョンメンバに固定されるメンバ取付け部と、そのメンバ
取付け部と一体に構成されると共に上記ピン本体を挿通
可能な開口を備えた1又は2以上の取付け板部とから構
成することを特徴とするトランスバースリンク取付け構
造。 - 【請求項2】 上記ピン本体に挿通された取付け板部が
当該ピン本体を軸として揺動することを防止する位置決
め機構を備えることを特徴とする請求項1に記載したト
ランスバースリンク取付け構造。 - 【請求項3】 上記位置決め機構は、上記取付け板部に
設けられたブラケット側凹部と、取付けピン部材に設け
られて上記ブラケット側凹部に対し車両前後方向から嵌
合可能なピン側突起部とから構成されることを特徴とす
る請求項2に記載したトランスバースリンク取付け構
造。 - 【請求項4】 上記位置決め機構は、上記取付け板部に
設けられたブラケット側突起部と、取付けピン部材に設
けられて上記ブラケット側突起部を車両前後方向から嵌
合可能なピン側凹部とから構成されることを特徴とする
請求項2に記載したトランスバースリンク取付け構造。 - 【請求項5】 上記取付け板部は、上記ブッシュを車両
前後方向から挟んで対向配置される一対の取付け板から
構成され、その一対の取付け板のうちサスペンションメ
ンバ側に位置する取付け板とブッシュとの間には、弾性
部材からなるワッシャが介挿されていることを特徴とす
る請求項1〜請求項4のいずれかに記載したトランスバ
ースリンク取付け構造。 - 【請求項6】 上記サスペンションメンバは、少なくと
も略車両前後方向に延在する左右一対のサイドメンバ
と、車幅方向に延在して上記左右のサイドメンバにおけ
る車両前後方向前端部間を連結するクロスバー部材とを
備え、上記取付けピン部材は、サイドメンバの車両前後
方向前端部から前方に突設すると共に、上記補剛ブラケ
ットのメンバ取付け部は、上記クロスバーにボルト締結
されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか
に記載したトランスバースリンク取付け構造。
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