JP2002255746A - 表面被覆粉体及びそれを含有する化粧料 - Google Patents

表面被覆粉体及びそれを含有する化粧料

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JP2002255746A JP2001239502A JP2001239502A JP2002255746A JP 2002255746 A JP2002255746 A JP 2002255746A JP 2001239502 A JP2001239502 A JP 2001239502A JP 2001239502 A JP2001239502 A JP 2001239502A JP 2002255746 A JP2002255746 A JP 2002255746A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撥水性及び油への分散性に優れた表面被覆粉
体、及び肌馴染みが良好であるため肌負担感が無く、肌
への付着性に優れ、滑らかな伸び広がりを有し、化粧持
続性にも優れた化粧料に滑らかな伸び広がりを有し、耐
水性や耐油性が良好であるため化粧持続性に優れる化粧
料を提供する。 【解決手段】分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有す
るオルガノポリシロキサン化合物と炭素数12〜30の
アルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重
合性モノマーとを共重合して得られるアクリル−シリコ
ーン系グラフト共重合体で表面被覆した粉体。また、該
表面被覆粉体を含有する化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分子鎖の片末端に
ラジカル重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合
物と炭素数12〜30のアルキル(メタ)アクリレート
を主体とするラジカル重合性モノマーとを共重合して得
られるアクリル−シリコーン系グラフト共重合体で表面
被覆した粉体、及び該表面被覆粉体を含有する化粧料に
関し、更に詳しくは、撥水性及び油への分散性に優れた
表面被覆粉体、及び肌馴染みが良好であるため肌負担感
が無く、肌への付着性に優れ、滑らかな伸び広がりを有
し、化粧持続性にも優れた化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、粉体に撥水性を付与する表面
処理剤として、メチルハイドロジェンポリシロキサン等
のシリコーン化合物、パーフルオロアルキルリン酸等の
フッ素化合物、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム
等の界面活性剤等が用いられていた。また、ファンデー
ションや口紅等のメーキャップ化粧料、サンスクリーン
料等の化粧料の化粧持続性を高めるために、これらの表
面処理剤で処理された粉体が配合されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メチル
ハイドロジェンポリシロキサンにより処理された粉体
は、経時的に未反応のSi−H結合より水素が脱離し、
水素ガスを発生させ、撥水性が変化する場合があった。
このため、本出願人は、特開平5−339125号公報
に開示したように、経時的に撥水性が変化しない処理剤
として、アクリル−シリコーン系グラフト共重合体を開
発した。しかし、アクリル−シリコーン系グラフト共重
合体で表面処理した粉体は、経時的に撥水性が変化する
ことが無い点で優れていたが、エステル系油剤への分散
性が満足できない場合があった。また、パーフルオロア
ルキルリン酸により処理された粉体は、撥水性は優れる
が、フッ素系油以外の一般油には分散性が悪いという欠
点を有していた。更に、塩化ステアリルトリメチルアン
モニウムにより処理された粉体は、水中又は油中で界面
活性剤が脱離する場合があり、撥水性を維持できない場
合があった。
【0004】また、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ンにより処理された粉体を配合した化粧料は、経時的に
水素ガスを発生させたり、撥水性が変化する等、経時安
定性に問題が生じる場合があった。また、アクリル−シ
リコーン系グラフト共重合体により処理された粉体を配
合した化粧料は、化粧持続性において優れていたが、肌
への付着性において、満足できない場合があった。更
に、パーフルオロアルキルリン酸により処理された粉体
を配合した化粧料は、該粉体を均一に油又は水に分散さ
せることが難しく、肌への付着性も良好では無かった。
そして、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムにより
処理された粉体を配合した化粧料は、経時的に撥水性が
変化し、経時安定性上の問題を生じる場合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は、鋭意研究した結果、分子鎖の片末端にラジカ
ル重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物と炭
素数12〜30のアルキル(メタ)アクリレートを主体
とするラジカル重合性モノマーとを共重合して得られる
アクリル−シリコーン系グラフト共重合体で粉体を表面
処理した結果、驚くべきことに、特開平5−33912
5号公報に記載されたアクリル−シリコーン系グラフト
共重合体により処理された粉体よりも、撥水性及び油へ
の分散性に優れた表面被覆粉体が得られることを見出し
本発明を完成させた。また、該表面被覆粉体を含有させ
た化粧料が、特開平5−339125号公報に記載され
たアクリル−シリコーン系グラフト共重合体により処理
された粉体を含有する化粧料よりも、肌馴染みが良好で
あるため肌負担感が無く、肌への付着性に優れ、滑らか
な伸び広がりを有し、化粧持続性にも優れることを見出
し本発明を完成させた。
【0006】すなわち本発明は、分子鎖の片末端にラジ
カル重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物と
炭素数12〜30のアルキル(メタ)アクリレートを主
体とするラジカル重合性モノマーとを共重合して得られ
るアクリル−シリコーン系グラフト共重合体で表面被覆
した粉体を提供するものである。また、該表面被覆粉体
を含有する化粧料を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる分子鎖の片末端にラジカル重合性基
を有するオルガノポリシロキサン化合物と炭素数12〜
30のアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジ
カル重合性モノマーとを共重合して得られるアクリル−
シリコーン系グラフト共重合体とは、特開平3−162
442号公報、特開平4−342513号公報に記載さ
れているシリコーン化合物等である。
【0008】本アクリル−シリコーン系グラフト共重合
体に用いられる、分子鎖の片末端にラジカル重合性基を
有するオルガノポリシロキサン化合物は、例えば、下記
一般式(1)で表される化合物が挙げられる。
【化1】
【0009】一方、本アクリル−シリコーン系グラフト
共重合体に用いられる、炭素数12〜30のアルキル
(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モノ
マーは、ラジカル重合性不飽和結合を分子中に1個有す
る化合物である。ここで使用される炭素数12〜30の
アクリレート及び/又はメタクリレートとしては、パル
ミチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、ベヘ
ニル(メタ)アクリレート等を例示することができる。
また、本発明における炭素数12〜30のアルキル(メ
タ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モノマー
において、前記の炭素数12〜30のアクリレート及び
/又はメタクリレート以外にメチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト等のアルキル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート、フルオロ炭素鎖1〜10のパーフルオロ
アルキル(メタ)アクリレート、コレステリル(メタ)
アクリレート、アルキルコレステリル(メタ)アクリレ
ート、(メタ)アクリル酸アミド、スチレン、置換スチ
レン、酢酸ビニル、無水マレイン酸、マレイン酸エステ
ル、フマル酸エステル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
エチレン、プロピレン、ブタジエン、アクリロニトリ
ル、フッ化オレフィン、N−ビニルピロリドン等を必要
に応じて使用することができる。
【0010】上記分子鎖の片末端にラジカル重合性基を
有するジメチルポリシロキサン化合物(A)とアクリレ
ート及び/又はメタクリレートを主体とするラジカル重
合性モノマー(B)との共重合は、重合比率((A)/
(B)):1/19〜2/1の範囲内で、ベンゾイルパ
ーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、アゾビスイ
ソブチロニトリル等の通常のラジカル重合開始剤の存在
下で行われ、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法、バ
ルク重合法の何れの方法の適用も可能である。このよう
なアクリル−シリコーン系グラフト共重合体は、市販品
として、KP561、KP562(何れも、信越化学工
業社製)等が挙げられる。
【0011】本発明において、上記アクリル−シリコー
ン系グラフト共重合体により表面処理される粉体は、球
状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の
粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に制限
はない。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛等の白色顔
料、微粒子酸化チタン、針状酸化チタン、紡錘状酸化チ
タン、微粒子酸化亜鉛、薄片状酸化亜鉛等の紫外線遮断
粉体、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、タール色素
等の着色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、合成マイ
カ、カオリン、シリカ、酸化アルミニウム、酸化ジルコ
ニウム、酸化セリウム、酸化アンチモン、炭酸マグネシ
ウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、オキシ塩化ビスマス等の体質顔料、雲母チタン、酸
化鉄被覆雲母チタン、微粒子酸化チタン被覆雲母チタ
ン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、タール色素被覆雲
母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、ナイロン粉
末、ポリスチレン粉末、PMMA粉末、アクリロニトリ
ル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−
メタクリル酸共重合体パウダー、カルバミン酸エチルパ
ウダー、ポリエチレンパウダー、窒化ホウ素、酸化クロ
ム、水酸化クロム、カーボンブラック、炭化珪素、ケイ
酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウ
ム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシ
ウム、ベントナイト、スメクタイト、オルガノポリシロ
キサンエラストマー、ポリテトラフルオロエチレンパウ
ダー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダーや
ポリメチルシルセスキオキサンパウダーといった有機シ
リコーン樹脂粉末、ウールパウダー、シルクパウダー、
結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸亜鉛、N−ラウロイルリジン、酸化チタン含有二酸
化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げ
られ、これらを一種又は二種以上を複合化したものを用
いてもよい。また、これら粉体は、予め通常公知の方
法、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロ
ジエンポリシロキサン、トリメチルメトキシケイ酸等の
シリコーン化合物による処理、パーフルオロポリエーテ
ルリン酸やパーフルオロアルキルリン酸、フッ素変性シ
リコーン等の化合物による処理、ラウリン酸亜鉛等の金
属石鹸処理、レシチン等の両性界面活性剤、陰イオン性
界面活性剤、陽イオン性界面活性剤等の界面活性剤によ
る処理、N−長鎖アシルアミノ酸等のアミノ酸処理、コ
ラーゲン等の保湿剤処理、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、エステル、ワックス等の油処理を施して用いてもよ
い。
【0012】本発明において、上記アクリル−シリコー
ン系グラフト共重合体で粉体を処理する方法は、湿式
法、乾式法を問わず通常公知の粉体被覆技術を用いるこ
とができる。具体的には、表面処理剤を溶解又は分散し
た有機溶媒中に粉体を分散させ、該有機溶媒を加熱し、
減圧除去する方法、表面処理剤を溶解又は分散した有機
溶媒を気相中で粉体に噴霧コーテイングする方法、高速
衝撃攪拌機により乾式でメカノケミカル処理する方法等
が挙げられる。これら方法の中でも、粉体への処理効率
に優れるのは、湿式処理方法である。
【0013】本発明において、上記アクリル−シリコー
ン系グラフト共重合体を湿式法により粉体を処理する場
合に用いられる溶媒としては、上記アクリル−シリコー
ン系グラフト共重合体が溶解又は分散するものであれ
ば、何れでも良いが、製造作業環境、回収の容易さ等の
観点より、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール、n−ヘキサン、シクロヘキサン、オクタメチル
シクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロ
キサン、イソパラフィン等が挙げられ、これらを一種又
は二種以上用いることができる。
【0014】本発明の表面被覆粉体における、粉体と上
記アクリル−シリコーン系グラフト共重合体との比率は
重量比で、粉体:上記アクリル−シリコーン系グラフト
共重合体=99.9:0.1〜70:30が好ましく、
99.5:0.5〜85:15が特に好ましい。この範
囲であれば、撥水性及び油への分散性が良好な被覆処理
粉体が得られる。尚、表面処理の際に、上記アクリル−
シリコーン系グラフト共重合体以外に本発明の効果を妨
げない範囲で、パラメトキシケイ皮酸オクチル等の可塑
剤、界面活性剤、油剤等を併用することができる。
【0015】次に、分子鎖の片末端にラジカル重合性基
を有するオルガノポリシロキサン化合物と炭素数12〜
30のアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジ
カル重合性モノマーとを共重合して得られるアクリル−
シリコーン系グラフト共重合体で表面被覆した粉体を含
有する化粧料について説明する。
【0016】本発明の表面被覆粉体を含有する化粧料
は、ファンデーション、白粉、頬紅、コンシーラー、コ
ントロール、皺隠し、肌のキメ隠し、肌の凹凸補正剤、
ファンデーション下地、アイシャドウ、マスカラ、アイ
ブロウ等のメーキャップ化粧料、日焼け止め、乳液、ク
リーム、美容液、パック、化粧水、洗浄料、クレンジン
グ等の基礎化粧料、整髪料、ヘアクリーム、シャンプ
ー、リンス等の頭髪化粧料等が挙げられる。この中で
も、本発明の効果が発揮されやすい化粧料は、メーキャ
ップ化粧料や日焼け止めである。また、これら化粧料の
剤型は、粉末状、固形粉末状、油性状、油性固形状、水
中油型乳化状、油中水型乳化状、水性状等が挙げられ
る。
【0017】本発明の化粧料における、該アクリル−シ
リコーン系グラフト共重合体で表面被覆した粉体の含有
量は、粉体の含有目的、化粧料の種類、剤型等により異
なるが、粉末状や固形粉末状の化粧料では概ね1〜99
%であり、油性状や油性固形状の化粧料では概ね0.1
〜70%であり、乳化状の化粧料では概ね0.1〜50
%、水性状の化粧料では概ね0.1〜50%であること
が好ましい。
【0018】本発明の分子鎖の片末端にラジカル重合性
基を有するオルガノポリシロキサン化合物と炭素数12
〜30のアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラ
ジカル重合性モノマーとを共重合して得られるアクリル
−シリコーン系グラフト共重合体で表面被覆した粉体
は、化粧料に通常用いられる油中で良好な分散性を示す
が、特に油として、シリコーン油、エステル油、グリセ
ライド油の場合に分散性が特に良好である。
【0019】本発明の化粧料には、上記成分の他、本発
明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、油剤、界
面活性剤、ベンゾフェノン系,PABA系,桂皮酸系,
サリチル酸系,4−tert−ブチル−4’−メトキシ
ジベンゾイルメタン,オキシベンゾン等の紫外線吸収
剤、グリセリン,タンパク質,ムコ多糖,コラーゲン,
エラスチン等の保湿剤、α−トコフェロール,アスコル
ビン酸等の酸化防止剤、ビタミン類,消炎剤,生薬等の
美容成分、パラオキシ安息香酸エステル,フェノキシエ
タノール等の防腐剤、トリメチルメトキシケイ酸,アク
リル変性シリコーン等の被膜形成剤、メチルセルロー
ス,ヒドロキシメチルセルロース,カルボキシビニルポ
リマー,アルキル変性カルボキシビニルポリマー,キサ
ンタンガム,カラギーナン,グアーガム,寒天,ペクチ
ン等の水溶性高分子、水、香料等を適宜配合することが
できる。
【0020】本発明の化粧料において、油剤を配合する
ことにより、エモリエント感を付与したり、粉っぽさを
低減することができる。ここで用いられる油剤として
は、通常化粧料に用いられる油剤であれば特に限定され
ず、動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半
固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素
類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸
類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油
類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的に
は、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スク
ワラン、ワセリン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ
油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油
脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワ
ックス、ゲイロウ等のロウ類、アジピン酸ジイソブチ
ル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2
−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸アルキル
グリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソス
テアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘ
キサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セ
チル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコー
ル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパ
ン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトー
ル、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステ
ル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシ
ル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリ
コール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキ
シル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリ
ン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイ
ソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸
セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、
パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘ
キシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、
12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタ
エリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロ
ピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン
酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメ
チルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラ
ウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸
−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステ
アリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、アセト
グリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソ
ステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセ
リル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、モノス
テアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸
グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン
酸イソステアリン酸ジグリセリル等のエステル類、N−
ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステアリル・
2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタ
ミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシ
ル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステ
リル・オクチルドデシル)等のアミノ酸系油剤、ステア
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソ
ステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリ
ン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアル
コール、ベヘニルアルコール、ラウリルアルコール、オ
レイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級
アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重
合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメ
チルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシ
ロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリ
シロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキ
シ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサ
ン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン類、パーフル
オロポリエーテル等のフッ素系油類、ラノリン、酢酸ラ
ノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコ
ール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステ
ル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、1
2−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン
酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これら
を一種又は二種以上用いることができる。本発明の化粧
料における、これら油剤の配合量は、概ね0.1〜40
%である。
【0021】本発明の化粧料において、乳化剤、分散
剤、湿潤剤等の目的で、界面活性剤を配合することがで
きる。ここで用いられる界面活性剤としては、通常化粧
料に用いられている界面活性剤であれば、何れでも良
く、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
具体的には、非イオン界面活性剤としては、例えば、グ
リセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール
付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキ
レングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタ
ン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加
物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレン
グリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エ
ステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンア
ルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール
付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコー
ン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられ、これら
を一種又は二種以上を用いることができる。アニオン界
面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸
のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫
酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン
酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂
肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−ア
ルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル
−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸
塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられ、これらを
一種又は二種以上を用いることができる。カチオン界面
活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミ
ン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級
アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げら
れ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタ
イプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、
リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とさ
れるものが使用できる。例えば、N−アルキル−N,N
−ジメチル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタ
イン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン
酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレ
ンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N
−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイ
ン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボ
キシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン等が挙
げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができ
る。本発明の化粧料における、界面活性剤の配合量は、
界面活性剤の配合目的により異なるが、概ね0.01〜
10%である。
【0022】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0023】合成例1:アクリル−シリコーン系グラフ
ト共重合体 下記一般式(2)で示される片末端メタクリレート置換
ジメチルポリシロキサン50g、メチルメタクリレート
10g、ステアリルメタクリレート40g、トルエン1
00gを混合し、続いてアゾビスイソブチロニトリル
1.5gを添加、溶解させた後、攪拌下に80〜90℃
の温度範囲内で5時間反応させ、粘ちょうな溶液を得
た。この溶液をメタノール中に注ぎ込み、グラフトポリ
マーを沈殿析出せしめた。この沈殿物を濾別し、乾燥さ
せてアクリル−シリコーン系グラフト共重合体を得た。
【0024】
【化2】
【0025】合成例2:アクリル−シリコーン系グラフ
ト共重合体 下記一般式(3)で示される片末端メタクリレート置換
ジメチルポリシロキサン60g、n−ブチルメタクリレ
ート5g、ステアリルメタクリレート25g、ベヘニル
メタクリレート10g、トルエン100gを混合し、続
いてアゾビスイソブチロニトリル1.5gを添加、溶解
させた後、攪拌下に80〜90℃の温度範囲内で5時間
反応させ、粘ちょうな溶液を得た。この溶液をメタノー
ル中に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出せしめ
た。この沈殿物を濾別し、乾燥させてアクリル−シリコ
ーン系グラフト共重合体を得た。
【0026】
【化3】
【0027】次に、表面被覆粉体の製造例を示す。 実施例1:アクリル−シリコーン系グラフト共重合体表
面被覆セリサイト 合成例1のアクリル−シリコーン系グラフト共重合体5
gをイソプロピルアルコール100gに溶解し、セリサ
イト(サンシンセリサイトFSE:三信鉱業社製)95
gを添加し、混合分散する。その後、この分散液を10
0℃に加熱しながら、イソプロピルアルコールを減圧除
去する。次いで、得られた粉体を粉砕して、アクリル−
シリコーン系グラフト共重合体表面被覆セリサイトを得
た。
【0028】実施例2:アクリル−シリコーン系グラフ
ト共重合体表面被覆セリサイト 実施例1におけるアクリル−シリコーン系グラフト共重
合体を合成例2のアクリル−シリコーン系グラフト共重
合体に代えて、同様にしてアクリル−シリコーン系グラ
フト共重合体表面被覆セリサイトを得た。
【0029】実施例3:アクリル−シリコーン系グラフ
ト共重合体表面被覆セリサイト 合成例1のアクリル−シリコーン系グラフト共重合体5
gとパラメトキシケイ皮酸オクチル3gをイソプロピル
アルコール100gに溶解し、セリサイト92gを添加
し、混合分散する。その後、この分散液を100℃に加
熱しながら、イソプロピルアルコールを減圧除去する。
次いで、得られた粉体を粉砕して、アクリル−シリコー
ン系グラフト共重合体表面被覆セリサイトを得た。
【0030】比較例1:メチルハイドロジェンポリシロ
キサン表面被覆セリサイト 実施例1におけるアクリル−シリコーン系グラフト共重
合体をメチルハイドロジェンポリシロキサン(シリコン
KF99:信越化学工業社製)に代えて、同様にしてメ
チルハイドロジェンポリシロキサン表面被覆セリサイト
を得た。
【0031】比較例2:エステル油表面被覆セリサイト 実施例1におけるアクリル−シリコーン系グラフト共重
合体をトリオクタン酸グリセリル(トリファットS−3
08:日光ケミカルズ社製)に代えて、同様にしてエス
テル油表面被覆セリサイトを得た。
【0032】上記実施例1〜2及び比較例1〜2の表面
被覆セリサイトについて、撥水性、分散性を以下の評価
方法及び判定基準により、評価し結果を表1に示した。
【0033】(撥水性の評価方法及び判定基準)試験管
に上記実施例1〜2及び比較例1〜2の表面被覆セリサ
イトを10g入れ、これに精製水90gを添加し、10
分間ペイントシェーカーで攪拌した。次いで、この分散
液を1時間放置し、その時の状態を下記判定基準によ
り、評価した。 判定 :状態 ◎ :粉体が全て上層に浮いており、下層は透明である。 △ :一部の粉体が上層に浮いているが、下層は濁っている。 × :水中に分散している。
【0034】ビーカーに上記実施例1〜2及び比較例1
〜2の表面被覆セリサイトを10g入れ、これに油剤4
0gを添加し、10分間デスパーミキサーで攪拌した。
次いで、この分散液を沈降管に移し、1時間放置し、そ
の時の状態を下記判定基準により、評価した。尚、油剤
はデカメチルシクロペンタシロキサン(シリコンKF9
95:信越化学工業社製)40g、ジカプリン酸ネオペ
ンチルグリコール(エステモールN−01:日清製油社
製)の二種類用い、それぞれ実施した。 判定 :状態 ◎ :上層の透明層が全体の10%未満。 ○ :上層の透明層が全体の10%以上〜20%未満。 △ :上層の透明層が全体の20%以上〜60%未満。 × :上層の透明層が全体の60%以上。
【0035】
【表1】
【0036】表1より明らかなように、本発明の実施例
1〜2のアクリル−シリコーン系グラフト共重合体表面
被覆セリサイトは、撥水性、分散性に優れるものであっ
た。一方、比較例1のメチルハイドロジェンポリシロキ
サン体表面被覆セリサイトは、撥水性は優れるが、油剤
への分散性が劣っておいた。また、比較例2のエステル
油表面被覆セリサイトは、撥水性及び環状シリコーンへ
の分散性が劣っていた。
【0037】次に、化粧料の実施例を示す。実施例4〜
8及び比較例3〜4:固形粉末状ファンデーション 表2に示す組成の固形粉末状ファンデーションを下記製
造方法により調製し、それぞれについて、「滑らかな伸
び広がり性」、「肌への付着性」、「肌負担感の無
さ」、「化粧持続性」にの各項目を以下の評価方法及び
判定基準により評価して、その結果を合わせて、表2に
示した。
【0038】
【表2】
【0039】製造方法: A:成分1〜13をスーパーミキサーにて混合する。 B:成分14〜16を加熱混合し添加する。 C:AにB及び成分17を加えて、混合分散する。 D:Cを粉砕後、金皿に圧縮成型して固形状ファンデー
ションを得た。
【0040】(評価方法及び判定基準)化粧歴10年以
上の女性40人を評価パネルとし、上記実施例及び比較
例の固形粉末状ファンデーションを使用してもらい、塗
布した際の「滑らかな伸び広がり性」、「肌への付着
性」、「肌負担感の無さ」及び化粧して6時間後の状態
を「化粧持続性」として、良好であると感じたパネル人
数より、以下の判定基準で判定した。 (判定基準) [判定] :[良好であると感じたパネル人数] ◎ : 31〜40人 ○ : 21〜30人 △ : 11〜20人 × : 0〜10人
【0041】表2より明らかなように、本発明に係わる
実施例4〜8の固形状ファンデーションは、滑らかな伸
び広がり性、肌への付着性、肌負担感の無さ、化粧持続
性の各項目に優れた固形粉末状ファンデーションであっ
た。これに対し、比較例3〜4の固形粉末状ファンデー
ションは、全ての項目を満足するものは得られなかっ
た。
【0042】 実施例9:固形粉末状白粉 (成分) (質量%) 1.合成マイカ(注5) 残量 2.タルク(平均粒子径20μm) 5 3.タルク(平均粒子径5μm) 10 4.球状ポリスチレン末(平均粒子径6μm) 5 5.窒化硼素 5 6.板状硫酸バリウム(注6) 5 7.赤色202号 0.05 8.黄色4号 0.1 9.実施例1の表面被覆セリサイト 50 10.パーフルオロポリエーテル(注7) 3 11.イソノナン酸イソトリデシル 1 12.ステアリルアルコール 0.5 13.グリセリン 0.5 14.パラオキシ安息香酸メチル 適量 15.アロエエキス 適量 (注5)PDM−8W(トピー工業社製) (注6)板状硫酸バリウム・HL(堺化学社製) (注7)FOMBLIN HC−25(AUSIMONT社製)
【0043】(製造方法) A:成分1〜9を混合分散する。 B:成分10〜13を混合する。 C:ヘンシェルミキサー中にて、AにB及び成分14〜
15を添加し、混合分散後、粉砕する。 D:Cを金皿に圧縮成型し固形粉末状白粉を得た。 実施例9は、滑らかな伸び広がり性、肌への付着性、肌
負担感の無さ、化粧持続性の各項目に優れた固形粉末状
白粉であった。
【0044】 実施例10:油中水型固形状ファンデーション (成分) (質量%) 1.表面被覆酸化チタン(注8) 10 2.ベンガラ 0.5 3.黄酸化鉄 1.5 4.黒酸化鉄 0.1 5.球状シリカ(平均粒径6μm) 5 6.デカメチルシクロペンタシロキサン 30 7.オクタメチルシクロテトラシロキサン 10 8.ジメチルポリシロキサン(注9) 0.5 9.セレシンワックス 5 10.マイクロクリスタリンワックス 1 11.POA変性シリコーン(注10) 3 12.POA変性シリコーン(注11) 1 13.精製水 残量 14.キサンタンガム 0.5 15.塩化ナトリウム 0.2 16.1,3−ブチレングリコール 10 (注8)実施例1のセリサイトを酸化チタンに代えて、同様に調製した。 (注9)シリコンKF96(6cs)(信越化学工業社製) (注10)シリコンKF6017(信越化学工業社製) (注11)シリコンKF6015(信越化学工業社製)
【0045】(製造方法) A:成分8〜12を加熱混合する。 B:Aに成分1〜7を添加して、三本ローラーにて均一
分散する。 C:成分13〜16を均一混合する。 D:Bを攪拌しながら、Cを徐々に添加して乳化する。 E:Dを加温溶解し、容器に流し込み、冷却して油中水
型固形状ファンデーションを得た。 実施例10は、滑らかな伸び広がり性、肌への付着性、
肌負担感の無さ、化粧持続性の各項目に優れ、しかも経
時安定性の良好な油中水型固形状ファンデーションであ
った。
【0046】 実施例11:水中油型液状ファンデーション (成分) (質量%) 1.表面被覆酸化チタン(注8) 10 2.ベンガラ 0.5 3.黄酸化鉄 1.5 4.黒酸化鉄 0.1 5.表面被覆タルク(注12) 5 6.ステアリン酸 1.5 7.セタノール 0.8 8.モノステアリン酸グリセリル 0.8 9.パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 2 10.ジメチルポリシロキサン(注9) 2 11.POA変性シリコーン(注13) 1 12.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 13.精製水 残量 14.アルキル変性カルボキシビニルポリマー(注14) 0.2 15.カルボキシビニルポリマー 0.1 16.ジプロピレングリコール 10 17.トリエタノールアミン 1.5 (注12)実施例1のセリサイトをタルク(平均粒径5μm)に代えて、同様に 調製した。 (注13)シリコンKF6011(信越化学工業社製) (注14)カーボポール1342(グッドリッチ社製)
【0047】(製造方法) A:成分6〜12を加温溶解し、混合する。 B:Aに成分1〜5を添加し、均一分散後、70℃に加
温する。 C:成分13〜17を均一分散し、70℃に加温する。 D:BにCを添加して、乳化する。 E:Dを冷却後、容器に充填して、水中油型液状ファン
デーションを得た。 実施例11は、滑らかな伸び広がり性、肌への付着性、
肌負担感の無さ、化粧持続性の各項目に優れ、しかも経
時安定性の良好な水中油型液状ファンデーションであっ
た。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の表面被覆
粉体は、撥水性及び油への分散性に優れていた。また、
本発明の表面被覆粉体を含有した化粧料は、肌馴染みが
良好であるため肌負担感が無く、肌への付着性に優れ、
滑らかな伸び広がりを有し、化粧持続性にも優れたもで
あった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 3/12 C09C 3/12 // C08F 290/06 C08F 290/06 Fターム(参考) 4C083 AA112 AB152 AB232 AB242 AB332 AB352 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC112 AC122 AC242 AC342 AC352 AC422 AC442 AC482 AC542 AC792 AC852 AD022 AD092 AD152 AD161 AD162 AD172 AD352 BB25 CC12 DD21 DD32 DD33 EE07 FF01 4J027 AF05 BA04 BA05 BA07 BA08 BA14 BA15 BA17 CB03 CB09 CC02 CD00 CD08 4J037 AA02 AA08 AA09 AA10 AA11 AA14 AA17 AA22 AA24 AA30 CC16 CC18 CC28 EE03 EE28 EE31 EE35 EE43 EE44 FF15 FF21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有
    するオルガノポリシロキサン化合物と炭素数12〜30
    のアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル
    重合性モノマーとを共重合して得られるアクリル−シリ
    コーン系グラフト共重合体で表面被覆した粉体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表面被覆した粉体を含有
    する化粧料。
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