JPH04342513A - 固形状組成物及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

固形状組成物及びこれを含有する化粧料

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JPH04342513A
JPH04342513A JP11460391A JP11460391A JPH04342513A JP H04342513 A JPH04342513 A JP H04342513A JP 11460391 A JP11460391 A JP 11460391A JP 11460391 A JP11460391 A JP 11460391A JP H04342513 A JPH04342513 A JP H04342513A
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Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のアクリル−シリ
コーン系グラフト共重合物と直鎖状ジメチルポリシロキ
サンと固形状炭化水素とからなる固形状組成物、及びこ
れを含有し、優れた使用感触と高温安定性を有する化粧
料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧料は各種油剤やゲル化剤など
の基材を配合して調製されている。
【0003】これらの基材のうち、シリコーン油はべた
つきが少なくなめらかで伸びがよく、さっぱりとした感
触を有し、また潤滑性、撥水性に富むと共に無味・無臭
で皮膚安全性が高い等の優れた特徴を有することから、
様々な化粧料に応用されている。
【0004】しかしながら、シリコーン油は概して他の
化粧品用油剤との相溶性が悪く、シリコーン油を均一に
溶解し安定に化粧料中に配合するのは困難であるという
欠点を有していた。特にシリコーン油の特性を効果的に
発揮させるべく多量に含有せしめると、経時的に分離・
排出等の現象を招くという問題があった。
【0005】そこで、ワックス等の固形油剤やゲル化剤
を併用することにより系を安定化する試みがなされてき
たが、これらの手段を用いても未だ充分な効果は得られ
ない。すなわち、ワックス類を併用した場合には、相溶
性も悪く、ワックスの析出が起こりやすくなると共に、
ワックス自身の性質が現われ、化粧料ベースとしてシリ
コーン油の特長であるなめらかで、さっぱりした感触を
損う事となり、シリコーン油の特性を充分に活かした安
定性の良い製品を得ることは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は上
記の問題を解決する目的で検討を行った結果、特定のア
クリル−シリコーン系グラフト共重合物と低粘度シリコ
ーン油とからなるゲル組成物を見出し、先に特許出願し
た(特願平1−302363号)。しかし、このゲル組
成物も高温における安定性は未だ充分満足し得るもので
はなかった。
【0007】従って、シリコーン油のようになめらかで
さっぱりとした使用感触を有し、高温安定性の良好な化
粧料の開発が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者は鋭意研究を行った結果、特定のアクリル−シリ
コーン系グラフト共重合物、直鎖状ジメチルポリシロキ
サン及び固形状炭化水素からなる固形状組成物がなめら
かで、さっぱりした感触を有し、高温安定性が良好であ
ること、更に、この固形状組成物を用いればシリコーン
油と同様な優れた感触を有し、高温安定性に優れた化粧
料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、次の成分(A)、(B)及び(
C) (A)次の成分(イ)、(ロ)及び(ハ)を共重合して
得られるアクリル−シリコーン系グラフト共重合物  
                         
   10〜40重量%  (イ)炭素数16〜22の
直鎖アルキル基を有する高級アルコールとアクリル酸及
び/又はメタクリル酸とのエステル         
         45〜95モル%  (ロ)メチル
アクリレート及び/又はメチルメタクリレート    
                         
                         
  0〜45モル%  (ハ)次の一般式(1)
【0010】
【化2】
【0011】 〔式中、R1 は水素原子又はメチル基を示し、R2 
はエーテル結合1個又は2個で遮断されていてもよい直
鎖又は分岐鎖状の炭素数1〜10の飽和炭化水素基を示
し、nは15〜25の数を示す〕 で表わされるシリコーンマクロマー         
               5〜25モル%(B)
粘度が20センチストークス以下の直鎖状ジメチルポリ
シロキサン                    
                         
         50〜85重量%(C)融点が75
〜125℃の固形状炭化水素            
 2.5〜20重量%からなる固形状組成物、及びこれ
を含有する化粧料を提供するものである。
【0012】本発明における成分(A)のアクリル−シ
リコーン系グラフト共重合物を得るために用いられる成
分(イ)のエステルは、炭素数16〜22の直鎖アルキ
ル基を有する高級アルコールとアクリル酸及び/又はメ
タクリル酸とを反応させることにより得ることができ、
これは下記一般式(2)で表わされる。
【0013】
【化3】
【0014】〔式中、R3 は水素原子又はメチル基を
示し、mは15〜21の数を示す〕
【0015】この成分(イ)の具体例としては例えば、
下記式のものが挙げられる。
【0016】
【化4】
【0017】また、成分(A)のアクリル−シリコーン
系グラフト共重合物を得るために用いられる成分(ロ)
のメチルアクリレート及びメチルメタクリレートは下記
一般式(3)で表わされる。
【0018】
【化5】
【0019】〔式中、R4 は水素原子又はメチル基を
示す〕
【0020】更に、成分(A)のアクリル−シリコーン
系グラフト共重合物を得るために用いられる成分(ハ)
のシリコーンマクロマーは前記一般式(1)で表わされ
るが、これは例えば下記一般式(4)
【0021】
【化6】
【0022】〔式中、R1 及びR2 は前記と同じ意
味を有する〕で表わされる(メタ)アクリレート置換ク
ロロシラン化合物と、下記一般式(5)
【0023】
【化7】
【0024】〔式中、nは前記と同じ意味を有する〕で
表わされる末端水酸基置換ジメチルポリシロキサンとを
、常法に従い、脱塩酸反応させることにより得ることが
できる。これらのうち、特に好適に用いられるものの具
体例としては、以下のものが挙げられる。
【0025】
【化8】
【0026】以上の成分(イ)、成分(ロ)及び成分(
ハ)を共重合させて成分(A)のアクリル−シリコーン
系グラフト共重合物を得るには、成分(イ)を45〜9
5モル%、好ましくは50〜70モル%、成分(ロ)を
0〜45モル%、好ましくは20〜30モル%、成分(
ハ)を5〜25モル%、好ましくは10〜20モル%の
割合で反応させる必要がある。
【0027】成分(イ)の割合が45モル%未満だと成
分(C)との相溶性が悪くなって安定性に問題が生じ、
95モル%を超えると成分(B)との相溶性が悪くなっ
て安定性に問題が生じる。また、成分(ロ)の割合が4
5モル%を超えると成分(B)及び(C)との相溶性が
悪くなって安定性に問題が生じる。更に、成分(ハ)の
割合が5モル%未満だと成分(B)との相溶性が悪くな
って安定性に問題が生じ、25モル%を超えると成分(
C)との相溶性が悪くなって安定性に問題が生じる。
【0028】成分(A)を得るための成分(イ)、成分
(ロ)及び成分(ハ)の共重合は、ベンゾイルパーオキ
サイド、ラウロイルパーオキサイド、アゾビスイソブチ
ロニトリル等の通常のラジカル重合開始剤の存在下に行
えばよく、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法、バル
ク重合法のいずれの方法でもよい。これらのうち、特に
溶液重合法は、得られるグラフト共重合物の分子量を最
適範囲に調整することが容易であるため好ましい。用い
る溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素;メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンなどのケトン類;酢酸エチル、酢酸イソ
ブチルなどのエステル類;イソプロパノール、ブタノー
ルなどのアルコール類等が挙げられ、これらの一種又は
二種以上を組合わせて用いることができる。重合反応は
、成分(イ)のエステルの融点以上の温度、一般には5
0〜180℃、特に60〜130℃の範囲内で行うのが
好ましく、この条件下において5〜10時間程度で完結
させることができる。
【0029】本発明の固形状組成物における成分(A)
のアクリル−シリコーン系グラフト共重合物の配合量は
10〜40重量%であり、好ましくは20〜30重量%
である。成分(A)の配合量が10重量%未満では成分
(B)及び成分(C)との相溶性が悪くなり、均一な固
形状組成物が得られず、また40重量%を超えると共重
合物の重い感触が現われ、使用感触が悪くなる。
【0030】本発明で用いられる成分(B)のジメチル
ポリシロキサンは、直鎖状で、かつ粘度が20センチス
トークス以下のものである。粘度が20センチストーク
スを超えると油っぽい感触が現われ、シリコーン油特有
のさっぱりとした使用感触が損われる。
【0031】このような成分(B)としては市販のもの
を用いることができ、具体的にはシリコンKF−96(
20CS) 、シリコンKF−96(10CS) 、シ
リコンKF−96(5CS)(以上、いずれも信越化学
工業社製)等が挙げられる。
【0032】本発明の固形状組成物における成分(B)
の直鎖状ジメチルポリシロキサンの配合量は50〜85
重量%であり、好ましくは60〜75重量%である。成
分(B)の配合量が50重量%未満ではシリコーン油の
特性であるさっぱりとした軽い使用感触が損われてしま
い、また85重量%を超えると得られる組成物が固形状
とならない。
【0033】また、本発明で用いられる成分(C)の固
形状炭化水素は、融点が75〜125℃の通常化粧料に
用いられる固形状炭化水素であれば特に限定されない。 固形状炭化水素の融点が75℃未満では、固形状組成物
の高温における安定性が充分でなく、また、125℃を
超えると加熱溶解時に他の配合成分に悪影響を及ぼすと
同時に、固形状組成物が硬くなり使用感が損なわれてし
まう。
【0034】このような成分(C)の具体例としては、
セレシンワックス、フィッシャートロプシュワックス、
オゾケライト、ポリエチレンワックス、マイクロクリス
タリンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等が
挙げられる。
【0035】本発明の固形状組成物における成分(C)
の固形状炭化水素の配合量は 2.5〜20重量%であ
り、好ましくは4〜10重量%である。成分(C)の配
合量が2.5 重量%未満では高温における安定性に問
題が生じ、また20重量%を超えると固形状組成物自体
が硬くなり、使用感触が好ましくなくなる。
【0036】本発明の固形状組成物は、例えば前述の成
分(A)、成分(B)及び成分(C)を加熱溶解して均
一に混合し、冷却することにより容易に製造することが
できる。
【0037】本発明の化粧料は、本発明の固形状組成物
を1〜100重量%含有するものであり、固形状組成物
をそのまま用いてもよく、使用目的に応じて決定すれば
よい。また、固形状組成物以外には、通常の化粧料に用
いられる成分、例えば油脂、ロウ、前記以外の炭化水素
、脂肪酸、高級アルコール、エステル、ラノリン、前記
以外のシリコーン油等の油剤原料;白色顔料、着色顔料
、体質顔料等の粉体原料;金属石ケン、界面活性剤、多
価アルコール、高分子化合物、水、その他酸化防止剤、
紫外線吸収剤、防腐剤、タール色素、美容成分、香料な
どを製品種や化粧目的に応じて適宜配合することができ
る。本発明の化粧料は通常の方法により製造することが
でき、例えばクリーム、乳液等の顔、手足用の基礎化粧
料、整髪料、ヘアトリートメント等の頭髪化粧料、ファ
ンデーション、白粉、頬紅、アイシャドウ、口紅、アイ
ライナー、マスカラ等のメークアップ化粧料などとして
適用することができる。
【0038】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げ、本発明を更
に説明する。
【0039】実施例1  固形状組成物ベヘニルアルコ
ールのメタクリル酸エステル118.4g、メチルメタ
クリレート13.5g 及び下記式で表わされるシリコ
ーンマクロマー130g
【0040】
【化9】
【0041】〔式中、pは平均で23.3となる数を示
す〕を重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを
用いてトルエン溶液中で溶液重合した。次いでメタノー
ルを用いてアクリル−シリコーン系グラフト共重合物を
沈澱析出させ、沈澱物を濾別し、乾燥させてアクリル−
シリコーン系グラフト共重合物235gを得た。以上の
ようにして得られたアクリル−シリコーン系グラフト共
重合物35g、粘度5センチストークスの直鎖状ジメチ
ルポリシロキサン55g及びセレシンワックス10gを
加熱混合溶解した後、冷却すると均一に固化し、すべり
感が非常に良好な固形状組成物が得られた。この固形状
組成物は50℃にて放置しても固化状態はまったく変化
しなかった。
【0042】比較例1 粘度5センチストークスの直鎖状ジメチルポリシロキサ
ン55g及びセレシンワックス10gを加熱混合溶解し
たところ、均一に溶解せず、わずかに白濁した。これを
更に分散した後、冷却したが、均一に固化しなかった。 このものは、使用感触が満足のいくものではなく、また
指等で軽く圧迫するだけでシリコーン油が排液された。
【0043】実施例2  固形状組成物実施例1と同様
な方法で、ステアリルメタクリレート162.5g、メ
チルメタクリレート6g及び下記式で表わされるシリコ
ーンマクロマー117g
【0044】
【化10】
【0045】〔式中、pは平均で23.3となる数を示
す〕を溶液重合させ、処理してアクリル−シリコーン系
グラフト共重合物を得た。以上のようにして得られたア
クリル−シリコーン系グラフト共重合物34g、粘度6
センチストークスの直鎖状ジメチルポリシロキサン51
g及び融点80℃のパラフィンワックス15gを加熱混
合溶解した後、冷却すると均一に固化し、すべり感が非
常に良好な固形状組成物が得られた。この固形状組成物
は指等で圧迫してもシリコーン油の排液は見られず、ま
た50℃にて放置しても固化状態はまったく変化しなか
った。
【0046】比較例2 粘度6センチストークスの直鎖状ジメチルポリシロキサ
ン51g及び融点80℃のパラフィンワックス15gを
加熱混合溶解したところ、ほぼ均一に溶解したがわずか
に白濁した。これを冷却して固化すると、わずかにシリ
コーン油の排液が見られ、指等で圧迫することにより、
より顕著なシリコーン油の排液が生じた。
【0047】比較例3 ステアリルアクリレート73.02g及び下記式で表わ
されるシリコーンマクロマー43.94g
【0048】
【化11】
【0049】〔式中、qは平均で20.0となる数を示
す〕を、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル
を用いてトルエン溶液中で共重合し、実施例1と同様に
処理してアクリル−シリコーン系グラフト共重合物を得
た。 以上のようにして得られたアクリル−シリコーン系グラ
フト共重合物30g及び粘度10センチストークスの直
鎖状ジメチルポリシロキサン60gを加熱混合溶解する
と均一に溶解し、次いで冷却すると均一に固化した。こ
のものは固化直後はシリコーン油の排液は見られなかっ
たが、50℃にて放置したところ、組成物が液化し、高
温における安定性に欠けるものであった。
【0050】比較例4 実施例1と同様な方法で、ベヘニルアルコールのメタク
リル酸エステル118.4g、メチルメタクリレート1
3.5g 及び下記式で表わされるシリコーンマクロマ
ー258.8g
【0051】
【化12】
【0052】〔式中、rは平均で50.0となる数を示
す〕を、溶液重合させ、処理してアクリル−シリコーン
系グラフト共重合物318gを得た。以上のようにして
得られたアクリル−シリコーン系グラフト共重合物35
g、粘度5センチストークスの直鎖状ジメチルポリシロ
キサン55g及びセレシンワックス10gを加熱混合溶
解すると、白濁し、均一に溶解しなかった。これを冷却
して固化後、50℃にて放置したところ、シリコーン油
の排液が見られた。
【0053】実施例3〜5  固形状組成物実施例1で
得られたアクリル−シリコーン系グラフト共重合物を用
いて、下記処方に従い固形状組成物を作成した。 (処方)                          
                実施例3  実施例
4  実施例5                  
                      (重量
%)(重量%)(重量%)1)アクリル−シリコーン系
グラフト共重合物  (実施例1で得たもの)    
                35       
 25        302)直鎖状ジメチルポリシ
ロキサン   (6センチストークス)            
        55        70     
   653)合成ワックス*1          
                  10     
    5        −4)パラフィンワックス
*2                      −
        −         5  *1  
エチレン・プロピレンコポリマーワックス  融点10
5℃  *2  フィッシャートロップワックス   
         融点110℃(製法)実施例3、4
、5とも、成分1)〜4)を加熱混合して均一に溶解し
た後、冷却すると均一に固化した。これは指等によって
圧迫してもシリコーン油の排液は見られず、すべり感等
の感触も良好であった。また、いずれも50℃にて放置
しても固化状態はまったく変化しなかった。
【0054】実施例6  サンカットスティック(処方
)                          
                         
      (重量%)1)固形状組成物(実施例1で
得たもの)                    
    852)ワセリン             
                         
             53)微粒子酸化チタン 
                         
                 54)紫外線吸収
剤                        
                       35
)デカメチルシクロペンタシロキサン        
                   26)香料 
                         
                         
   適量(製法) I)  1)〜5)を加熱混合し、ロールミルで均一分
散した。 II) I)に6)を加えスティック状に溶融成型して
サンカットスティックとした。
【0055】実施例7  ファンデーション(処方)                          
                         
      (重量%)1)  固形状組成物(実施例
3で得たもの)                  
    702)  ワセリン           
                         
             53)  トリオクタン酸
グリセリル                    
             24)  ロジン酸ペンタ
エリスリトール2%処理酸化チタン*3       
 105)  着色無機顔料            
                         
        46)  マイカ         
                         
                 27)  タルク
                         
                         
 28)  グリセリン              
                         
        0.59)  紫外線吸収剤    
                         
                2.010) 防腐
剤                        
                         
  0.511) 美肌成分            
                         
            1.012) 香料    
                         
                        1
.0*3  酸化チタン9.8g、ロジン酸ペンタエリ
スリトール0.2g及びイソプロピルアルコール20g
を加熱均一混合後、イソプロピルアルコールを減圧留去
したもの。 (製法) I)  1)、2)、3)、9)を加熱混合した。 II) 4)、5)、6)、7)、8)を混合した。 III) II)をI)に加え加熱ロールミルにて均一
分散した。 IV) III)に10) 、11) 、12) を加
え均一混合後、容器に溶融充填し、ファンデーションと
した。
【0056】実施例8  アイシャドウ(処方)                          
                   (重量%)1
)固形状組成物(実施例5で得たもの)       
     802)有機着色顔料          
                         
7.23)雲母チタン               
                      5.0
4)酸化鉄雲母チタン               
                2.35)マイカ 
                         
               1.56)精製ラノリ
ン                        
           1.07)紫外線吸収剤   
                         
       2.08)酸化防止剤        
                         
    1.09)香料              
                         
   適量(製法)I)  1)〜9)を加熱ロールミ
ルにて均一分散した。 II) I)を容器に溶融充填し、アイシャドウとした
【0057】
【発明の効果】以上詳述したごとく、本発明の固形状組
成物は、シリコーン油を多量に含有しながら分離・排液
等の現象を生じず高温安定性が良好で、べたつかず、な
めらかでさっぱりとした感触を有し、極めて有用な性質
を具備したものである。
【0058】従って、この固形状組成物を含有する本発
明の化粧料は、べたつかず、なめらかでさっぱりとした
優れた使用感触を有し、かつ高温安定性が良好なもので
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次の成分(A)、(B)及び(C)(
    A)次の成分(イ)、(ロ)及び(ハ)を共重合して得
    られるアクリル−シリコーン系グラフト共重合物   
                             
      10〜40重量%  (イ)炭素数16〜22の直
    鎖アルキル基を有する高級アルコールとアクリル酸及び
    /又はメタクリル酸とのエステル          
            45〜95モル%  (ロ)メチルア
    クリレート及び/又はメチルメタクリレート     
                             
                             
     0〜45モル%  (ハ)次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は水素原子又はメチル基を示し、R2 
    はエーテル結合1個又は2個で遮断されていてもよい直
    鎖又は分岐鎖状の炭素数1〜10の飽和炭化水素基を示
    し、nは15〜25の数を示す〕 で表わされるシリコーンマクロマー         
                   5〜25モル%(B)
    粘度が20センチストークス以下の直鎖状ジメチルポリ
    シロキサン                    
                             
             50〜85重量%(C)融点が75
    〜125℃の固形状炭化水素            
     2.5〜20重量%からなる固形状組成物。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の固形状組成物を含有す
    る化粧料。
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