JP2002003333A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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Abstract
耐水性及び耐油性が高いため化粧持続性が良好であり、
肌馴染みが良好で、経時安定性に優れた化粧料を提供す
る。 【解決手段】成分(a)フッ素変性シリコーン、(b)
分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオルガノポ
リシロキサン化合物と炭素数16〜22のアルキル(メ
タ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モノマー
とを共重合して得られるアクリル−シリコーン系グラフ
ト共重合体とを含有する化粧料。また、化粧料中に成分
(a)を1〜30質量%、成分(b)を1〜20質量%
含有する前記何れかの化粧料、化粧料が乳化化粧料であ
る前記何れかの化粧料、化粧料が油中水型乳化化粧料で
ある前記何れかの化粧料、化粧料が油性化粧料である前
記何れかの化粧料。
Description
ーン及び特定のアクリル−シリコーン系グラフト共重合
体とを含有する化粧料に関し、更に詳しくは、べたつき
が無く、滑らかな伸び広がりに優れ、耐水性及び耐油性
が高いため化粧持続性が良好であり、且つ肌馴染みと経
時安定性に優れた化粧料に関するものである。
技術としては、耐水、耐油性を有する油剤であるパーフ
ルオロポリエーテルを添加する技術や、特開平2−29
5912号公報や特開平9−268110号等に開示さ
れているフルオロアルキル基を導入したシリコーンを添
加する技術等があった。また、撥水性の被膜形成剤であ
る短鎖のアクリル−シリコーン系グラフト共重合体を配
合し、物理的に化粧持続性を高める技術もあった。
パーフルオロポリエーテルや、特開平2−295912
号公報に開示されているフルオロアルキル基を導入した
シリコーンを用いる技術では、肌上での化粧膜が撥水・
撥油性になり、化粧持続性は高められるが、これら油剤
は肌との親和性が低いため、塗布時に肌上で前記油剤が
上滑りしてしまい、肌馴染みという点では、必ずしも満
足できるものでは無かった。一方、短鎖のアクリル−シ
リコーン系グラフト共重合体を用いる技術では、肌上で
化粧膜が強固になり、且つ撥水性を帯びるため、化粧持
続性が向上するが、配合量が多くなると化粧膜の柔軟性
に欠け、滑らかな伸び広がりが劣る場合があった。この
ため、べたつきが無く、滑らかな伸び広がりに優れ、耐
水性及び耐油性が高いため化粧持続性が良好であり、肌
馴染みと経時安定性に優れた化粧料の開発が望まれてい
た。
発明者は、鋭意研究した結果、フッ素変性シリコーン
と、分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオルガ
ノポリシロキサン化合物と炭素数16〜22のアルキル
(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モノ
マーとを共重合して得られるアクリル−シリコーン系グ
ラフト共重合体とを含有する化粧料が、上記課題を解決
することを見出し、本発明を完成させた。
(b); (a)フッ素変性シリコーン (b)分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオル
ガノポリシロキサン化合物と炭素数16〜22のアルキ
ル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モ
ノマーとを共重合して得られるアクリル−シリコーン系
グラフト共重合体とを含有する化粧料を提供するもので
ある。また、特に成分(a)が下記一般式(1)で表さ
れるフッ素変性シリコーンである前記化粧料を提供する
ものである。
(b)を1〜20質量%含有する前記何れかの化粧料、
化粧料が乳化化粧料である前記何れかの化粧料、化粧料
が油中水型乳化化粧料である前記何れかの化粧料、化粧
料が油性化粧料である前記何れかの化粧料を提供するも
のである。
本発明に用いられる成分(a)は、シリコーン化合物に
フッ素原子を導入したフッ素変性シリコーンであり、下
記一般式(1)、一般式(2)等で表される化合物が例
示できる。
体的には、下記一般式(3)〜(10)及び一般式(1
1)で表される化合物が例示できる。
馴染み等の本発明の効果がより優れる成分(a)は、上
記一般式(1)で表される環状のフッ素変性シリコーン
である。
ッ素変性シリコーンの含有量は1〜30質量%(以下、
単に「%」と略す。)が好ましく、更には5〜20%が
より好ましい。この範囲で用いると、べたつき感が無
く、肌馴染みが特に良好となる。また、前記成分(a)
のフッ素変性シリコーンは必要に応じて1種又は2種以
上を用いることができる。
の片末端にラジカル重合性基を有するオルガノポリシロ
キサン化合物と炭素数16〜22のアルキル(メタ)ア
クリレートを主体とするラジカル重合性モノマーとを共
重合して得られるアクリル−シリコーン系グラフト共重
合体であり、特開平3−162442号公報、特開平4
−342513号公報等に記載されているものが例示さ
れる。具体的には、例えば、分子鎖の片末端にラジカル
重合性を有するオルガノポリシロキサン化合物は、下記
一般式(12)で表される化合物が例示できる。
ートを主体とするラジカル重合性モノマーはラジカル重
合性不飽和結合を分子中に1個有する化合物を意味し、
使用される炭素数16〜22のアクリレート及び/又は
メタクリレートとしては、パルミチル(メタ)アクリレ
ート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリ
ル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレー
ト等を例示することができる。また、本発明における炭
素数16〜22のアルキル(メタ)アクリレートを主体
とするラジカル重合性モノマーにおいて、前記の炭素数
16〜22のアクリレート及び/又はメタクリレート以
外に、炭素数1〜15及び23〜30のアルキル(メ
タ)アクリレート、スチレン、置換スチレン、酢酸ビニ
ル、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸
エステル、フマル酸エステル、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、エチレン、プロピレン、ブタジエン、アクリロニ
トリル、フッ化オレフィン、N−ビニルピロリドン等を
必要に応じて使用することができる。
るジメチルポリシロキサン化合物(A)とアクリレート
及び/又はメタクリレートを主体とするラジカル重合性
モノマー(B)との共重合は、重合比率((A)/
(B)):1/19〜2/1の範囲内で、ベンゾイルパ
ーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、アゾビスイ
ソブチロニトリル等の通常のラジカル重合開始剤の存在
下で行われ、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法、バ
ルク重合法の何れの方法の適用も可能である。市販品と
しては、KP561、KP562(何れも、信越化学工
業社製)等が挙げられる。
クリル−シリコーン系グラフト共重合体の含有量は1〜
20%が好ましく、更には3〜10%がより好ましい。
この範囲で用いると、べたつき感が無く、化粧持続性が
良好となる。また、前記成分(b)のアクリル−シリコ
ーン系グラフト共重合体は必要に応じて1種又は2種以
上を用いることができる。
明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、成分
(a)及び成分(b)以外の油剤、粉体、界面活性剤及
び、ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリ
チル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベ
ンゾイルメタン、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤、グ
リセリン、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラス
チン等の保湿剤、α−トコフェロール、アスコルビン酸
等の酸化防止剤、ビタミン類、消炎剤、生薬等の美容成
分、パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノー
ル等の防腐剤、トリメチルメトキシケイ酸、アクリル変
性シリコーン等の被膜形成剤、メチルセルロース、ヒド
ロキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、
アルキル変性カルボキシビニルポリマー、キサンタンガ
ム、カラギーナン、グアーガム、寒天、ペクチン等の水
溶性高分子、水、香料等を適宜配合することができる。
成分(b)以外の油剤を配合することにより、エモリエ
ント感を付与したり、硬さや塗布時の感触を調整するこ
とができる。ここで用いられる油剤としては、成分
(a)及び成分(b)以外の油剤であって、通常化粧料
に用いられる油剤であれば特に限定されず、動物油、植
物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体
油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、
ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アル
コール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘
導体類等の油剤が挙げられる。具体的には、流動パラフ
ィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ワセリ
ン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、
ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロ
ウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイ
ロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン
酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチ
ン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジ
イソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン
酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペ
ンタエリトリットエステル等のエステル類、N−ラウロ
イル−L−グルタミン酸ジ(フィトステアリル・2−オ
クチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸
ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N
−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オ
クチルドデシル)等のアミノ酸系油剤、ステアリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリ
ン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の
脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、
ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステア
リルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコー
ル類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメ
チルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、
デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサ
ン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキ
サン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性
ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン等のシ
リコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタ
ン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラ
ノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、
ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン
脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸
エステル、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウ
ム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙
げられ、これらを一種又は二種以上用いることができ
る。本発明の化粧料における、これら油剤の配合量は、
概ね1〜80%である。
ことにより、着色効果、紫外線遮断効果、メーキャップ
効果等を付与でき、更に感触を調整することができる。
ここで用いられる粉体としては、通常化粧用粉体として
用いられている粉体であれば、球状、板状、針状等の形
状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔
質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、
光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、
複合粉体類等が挙げられる。具体的には、酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔
料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化ク
ロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、
金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイ
ト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナ
イト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、
酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモ
ン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミ
ニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウ
ム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、ヒドロキシアパタイト、窒化硼素等の白色体質
粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化
ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カ
ルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等
の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹
脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素
系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチ
レン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプ
ロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有
機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジ
ン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロー
ス粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202
号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色
203号、橙色204号、青色404号、黄色401号
等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色10
6号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、
青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウム
レーキ等の有機顔料粉体、アルミニウム粉、金粉、銀粉
等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒
子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタ
ン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪
素等の複合粉体、等が挙げられ、これらを一種又は二種
以上を用いることができる。尚、これら粉体は、フッ素
系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、
水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪
酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面
活性剤等の一種又は二種以上を用いて表面処理を施して
あっても良い。本発明の化粧料における、これら粉体の
配合量は、粉体の配合目的等により異なるが、概ね0.
1〜80%である。また、本発明の化粧料に配合される
粉体として、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、ナイロン
粉末、ポリスチレン粉末、ポリアクリル酸粉末、有機シ
リコーン樹脂粉末等の粒子形状が球状のものを用いるこ
とにより、伸び広がりの滑らかさが特に優れる。
剤、湿潤剤等の目的で、界面活性剤を配合することがで
きる。ここで用いられる界面活性剤としては、通常化粧
料に用いられている界面活性剤であれば、何れでも良
く、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
具体的には、非イオン界面活性剤としては、例えば、グ
リセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール
付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキ
レングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタ
ン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加
物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレン
グリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エ
ステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンア
ルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール
付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコー
ン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられ、これら
を一種又は二種以上を用いることができる。アニオン界
面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸
のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫
酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン
酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂
肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−ア
ルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル
−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸
塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられ、これらを
一種又は二種以上を用いることができる。カチオン界面
活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミ
ン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級
アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げら
れ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタ
イプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、
リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とさ
れるものが使用できる。例えば、N−アルキル−N,N
−ジメチル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタ
イン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン
酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレ
ンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N
−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイ
ン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボ
キシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン等が挙
げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができ
る。尚、本発明の化粧料における、界面活性剤の配合量
は、界面活性剤の配合目的により異なるが、概ね0.0
1〜10%である。
リーム、クレンジング、ファンデーション、口紅、アイ
カラー、頬紅、睫用化粧料、白粉等が挙げられ、その形
態は、溶液型、水中油型、油中水型等の乳化型、固形又
はペースト等の油性型、粉末又は固形粉末等の粉体型等
が挙げられる。この中でも、本発明の効果が発揮されや
すい形態としては、乳化型、特に、外相が油となる剤型
である油中水型乳化型、及び油性型においては、油相の
組成が直接、化粧料の品質に影響し、また経時安定性に
も影響するため、本発明の構成をとることが、より望ま
しい。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
乳化ファンデーション(コンパクトタイプ) 表1及び表2に示す組成の油中水型乳化ファンデーショ
ンを下記製法により調製し、「滑らかな伸び広がり」、
「べたつきの無さ」、「肌馴染みの良さ」、「化粧持続
性」、「経時安定性」の各項目について以下に示す評価
方法により評価し、結果を併せて表1及び表2に示し
た。
する。 B:Aに成分1〜5及び成分14を添加し、デスパーミ
キサーにて均一に混合分散する。 C:成分18〜22を均一に混分溶解する。 D:Bをデスパーミキサーにて攪拌しながら、Cを徐々
に添加して、乳化する。 E:Dを脱泡後、溶解して、容器に流し込み、室温まで
冷却して油中水型乳化ファンデーション(コンパクトタ
イプ)を得た。
女性20人に、上記実施例及び比較例の油中水型乳化フ
ァンデーションを使用してもらい、「滑らかな伸び広が
り」、「べたつきの無さ」、「肌馴染みの良さ」、「化
粧持続性」の各項目について、良好であると感じた人数
より、以下の基準で判定した。
例の油中水型乳化ファンデーションを5〜40℃サイク
ル、−10〜20℃、45℃の各恒温室に保管し、1ヶ
月後の外観状態及び使用性について以下の基準で判定し
た。 [判定] : [サンプルの状態] ◎ : 変化無し。 ○ : 45℃のみ1ヶ月後に僅かに表面にムラがある。 使用性に問題無し。 △ : 2週間後に表面にムラがある。 × : 2週間後に表面に排液を生じる。
わる実施例の油中水型乳化ファンデーションは、「滑ら
かな伸び広がり」、「べたつきの無さ」、「肌馴染みの
良さ」、「化粧持続性」、「経時安定性」の全ての項目
に優れていた。それに対し、比較例の油中水型乳化ファ
ンデーションは、全ての項目を満足するものは得られな
かった。
形ファンデーション表3及び表4に示す組成の油性固形
ファンデーションを下記製法により調製し、「滑らかな
伸び広がり」、「べたつきの無さ」、「肌馴染みの良
さ」、「化粧持続性」、「経時安定性」の各項目につい
て以下に示す評価方法により評価し、結果を併せて表3
及び表4に示した。
て混合分散する。 C:Bを溶融し、脱泡後、皿容器に流し込み、室温まで
冷却して油性固形ファン デーションを得た。
女性20人に、上記実施例及び比較例の油性固形ファン
デーションを使用してもらい、「滑らかな伸び広が
り」、「べたつきの無さ」、「肌馴染みの良さ」、「化
粧持続性」の各項目について、良好であると感じた人数
より、以下の基準で判定した。
例の油性固形ファンデーションを5〜40℃サイクル、
−10〜20℃、50℃インキュベーターに各恒温室に
保管し、1ヶ月後の各サンプル外観状態を以下の基準で
判定した。 [判定] : [サンプルの外観状態] ◎ : 全て変化無し。 ○ : 僅かに表面にムラが生じる。 △ : 表面にムラが生じる × : 発汗が認められる。
わる実施例の油性固形ファンデーションは、「滑らかな
伸び広がり」、「べたつきの無さ」、「肌馴染みの良
さ」、「化粧持続性」、「経時安定性」の全ての項目に
優れていた。それに対し、比較例の油性固形ファンデー
ションは、全ての項目を満足するものは得られなかっ
た。
モミキサーにて分散する。 B:成分12〜15を均一に混合する。 C:AにBを加えて乳化する。 D:Cを容器に充填して、油中水型乳化日焼止め料を得
た。 実施例13の油中水型乳化日焼止め料は、「滑らかな伸
び広がり」、「べたつきの無さ」、「肌馴染みの良
さ」、「化粧持続性」、「経時安定性」の全ての項目に
優れていた。
得た。 実施例14の油中水型乳化保湿クリームは、「滑らかな
伸び広がり」、「べたつきの無さ」、「肌馴染みの良
さ」、「化粧持続性(保湿感の持続)」、「経時安定
性」の全ての項目に優れていた。
り」、「べたつきの無さ」、「肌馴染みの良さ」、「化
粧持続性」、「経時安定性」の全ての項目に優れてい
た。
ィック状口紅を得た。 実施例16のスティック状口紅は、「滑らかな伸び広が
り」、「べたつきの無さ」、「肌馴染みの良さ」、「化
粧持続性」、「経時安定性」の全ての項目に優れてい
た。
合する。 D:Cを容器に充填し、固型状水中油型乳化ファンデー
ションを得た。 実施例17の固型状水中油型乳化ファンデーションは、
「滑らかな伸び広がり」、「べたつきの無さ」、「肌馴
染みの良さ」、「化粧持続性」、「経時安定性」の全て
の項目に優れていた。
る。 D:Cを金皿にプレス成型し、固型粉末状ファンデーシ
ョンを得た。 実施例18の固型粉末状ファンデーションは、「滑らか
な伸び広がり」、「べたつきの無さ」、「肌馴染みの良
さ」、「化粧持続性」、「経時安定性」の全ての項目に
優れていた。
は、べたつきが無く、滑らかな伸び広がりに優れ、耐水
性及び耐油性が高いため化粧持続性が良好であり、肌馴
染みが良好で、経時安定性に優れた化粧料であった。
Claims (6)
- 【請求項1】 成分(a)及び成分(b); (a)フッ素変性シリコーン (b)分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオル
ガノポリシロキサン化合物と炭素数16〜22のアルキ
ル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モ
ノマーとを共重合して得られるアクリル−シリコーン系
グラフト共重合体とを含有することを特徴とする化粧
料。 - 【請求項2】 成分(a)が下記一般式(1)で表され
るフッ素変性シリコーンであることを特徴とする請求項
1記載の化粧料。 【化1】 - 【請求項3】 化粧料中に成分(a)を1〜30質量
%、成分(b)を1〜20質量%含有することを特徴と
する請求項1又は2記載の化粧料。 - 【請求項4】 化粧料が乳化化粧料であることを特徴と
する請求項1〜3の何れかに記載の化粧料。 - 【請求項5】 化粧料が油中水型乳化化粧料であること
を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の化粧料。 - 【請求項6】 化粧料が油性化粧料であることを特徴と
する請求項1〜3の何れかに記載の化粧料。
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---|---|---|---|
JP2000186295A JP2002003333A (ja) | 2000-06-21 | 2000-06-21 | 化粧料 |
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---|---|---|---|
JP2000186295A JP2002003333A (ja) | 2000-06-21 | 2000-06-21 | 化粧料 |
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---|---|
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---|---|---|---|
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