JP2002255733A - センノサイド抽出残渣を有効成分とする有用素材 - Google Patents

センノサイド抽出残渣を有効成分とする有用素材

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JP2002255733A
JP2002255733A JP2001055492A JP2001055492A JP2002255733A JP 2002255733 A JP2002255733 A JP 2002255733A JP 2001055492 A JP2001055492 A JP 2001055492A JP 2001055492 A JP2001055492 A JP 2001055492A JP 2002255733 A JP2002255733 A JP 2002255733A
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sennoside
extraction
extraction residue
cosmetic
residue
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JP2001055492A
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English (en)
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Toshio Okuda
俊男 奥田
Tomoo Tamaki
智生 玉木
Takashi Namatame
隆司 生天目
Katsumi Imada
勝美 今田
Chiaki Imada
千秋 今田
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Original Assignee
ALPS YAKUHIN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体に優しく、殊に活性酸素消去活性、チロ
シナ−ゼ阻害活性、紫外線吸収作用を有し、しかも植物
を出発物質とすることにより、皮膚への親和性が良好
で、皮膚呼吸を妨げることがなく、さらには、不自然と
なることなく皮膚へ塗布することができる化粧料および
活性酸素消去活性、α−アミラ−ゼ阻害活性を有する機
能性食品素材を提供することを目的とする。 【解決手段】 センナ葉からのセンノサイド抽出残渣を
有効成分としてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センナ葉からのセ
ンノサイド抽出残渣を有効成分として含む化粧料や機能
性食品素材などの有用素材に関する。
【0002】
【従来の技術】わが国の産業廃棄物の排出総量は年間約
4億トンであり、うち食品、医薬品などの製造過程から
出る動植物性残渣由来の廃棄物は、年間約300万トン
といわれている。その減容化、適切な廃棄処理は環境保
全面から重要課題である。さらに資源有効利用面からも
廃棄物処理のト−タルコスト低減化に役立つ廃棄物利用
技術の開発が待たれている。このような観点により、本
発明者らはセンナ葉抽出残渣の新規用途開発に着目し、
本発明の完成に至ったものである。従来、センナ葉は緩
下剤として、あるいはセキリュウ皮と併用して条虫駆除
剤として用いられてきた。その有効成分は、センノサイ
ドA、センノサイドBとして知られている。本発明者ら
はこれら緩下剤成分を抽出した後の残渣について種々検
討を重ねた結果、化粧品原料や健康食品などの機能性食
品原料として有用な成分が含有されていることを見いだ
し本発明を完成させたものである。なお、センナ葉から
抽出したセンノサイドなどについては、その利用方法に
関して以下のような開発がなされている。例えば、特開
昭54ー140709号公報にはセンナ生薬からセンノ
サイドを分離する方法が開示されており、また特開平7
ー61917号公報にはセンノサイドそのものを有効成
分とした化粧料が開示されており、さらに特開2000
ー212059号公報には、センナなどの抽出物そのも
のを配合してなる化粧料が開示されているが、これらは
何れもこれら植物からの抽出液そのものを利用してお
り、本願発明のようにそれらの抽出工程における抽出残
渣、廃棄物を利用したものはこれまでみられない。本発
明者らは、これらのセンノサイド抽出残渣に、老化防止
作用などに有効な活性酸素消去活性、抗肥満作用などに
有効なα−アミラ−ゼ阻害活性、皮膚美白作用に有効な
チロシナ−ゼ阻害活性および紫外線吸収作用があること
を知見し、センノサイド抽出残渣を有効成分とし、これ
らを化粧品基礎剤や健康食品などの機能性食品素材に適
宜配合することにより、これらの作用効果がみられる化
粧料や機能性食品素材の開発に成功したものである。な
かんずく、これらの抽出残渣が、抽出物そのものより却
ってこれらの作用効果がより強力に現れることに着目し
たものである。なおまた、本発明者らは、本願発明にお
ける有用素材には、上述のセンノサイドAおよびBが見
られないにも拘らず、上述の作用効果をもたらす活性が
極めて強いことを知見したものである。
【0003】従来、化粧品などでは主に化学物質を配合
することが多く、使用者によっては肌に合わないことも
あり、かぶれや痒みの原因となったり、さらには近年の
社会生活の複雑化によって予想以上にもたらされる精神
的、肉体的なストレスが皮膚などへ蓄積され、なおまた
近来の自然環境の悪化に伴い、皮膚などへの悪影響が懸
念されてきている。このため、美白を得るためや、肥満
対策や、老化防止あるいは紫外線除去に種々様々な工夫
がなされて来ており、植物や自然物、天然物を有効に利
用したものも開発されて来ているが、その廃棄物を有効
に利用したものはなく、その開発が望まれていた。
【0004】なお、人体の生体膜を形成している不飽和
脂肪酸は分子の結合が弱く、酸化され易く、生体膜が酸
化されると機能が弱くなり全身に悪影響がおよびこれが
長時間かけて蓄積され、老化につながるとされている。
このように発生した活性酸素は通常は体内の抗酸化物質
やそれを助ける助酵素などによって消されるが、過食や
肥満、ストレスなどの諸要因によって、増加されること
が判明している。従って、活性酸素は人体にとって、悪
害のあるものといえる。
【0005】また、紫外線の影響についても、これまで
のものは動植物を出発物質とした天然素材に比べて皮膚
への親和性が小さく、皮膚に塗布することによって皮膚
にストレスが溜まり易い。このため、皮膚組織に対する
安全性への不安感が残るものが多かった。
【0006】またさらに、肥満改善やその予防は、今日
社会における恒常的な重大な健康テーマとなっており、
平成11年10月に、WHOの意向を受けて、日本肥満
学会総会が開催され、我が国における肥満の現状を踏ま
えて、肥満予防の重要性をアピールした「東京宣言」が
採択されている。いうまでもなく、肥満は生活習慣病
(成人病)との関連性が高く指摘されており、その防止
または解消の必要性が強く指摘されており、その一手段
として消化酵素阻害剤、例えばαーアミラーゼインヒビ
ターを用いることが認められてきている。
【0007】なおさらに、美白作用のある化粧料原料に
ついてはこれまで種々開発が試みられてきてはいるが、
これらの美白化粧料は長期間の使用においては、人の肌
への悪影響が懸念されてきており、近年は社会問題とし
て指摘されるまでになってきている。かかる観点から、
安全な美白用化粧料が求められており、自然食品や植物
由来のチロシナーゼインヒビター作用がこれに対応し得
るものとして注目を集めている。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】本発明は、このような従来の様々な問題点
を考慮してなされたものであり、これまで廃棄されてい
た植物の抽出残渣を有効に利用することにより、良好な
作用を有し、しかもかぶれや痒みの発生がなく、あらゆ
る使用者に使用することができる、人体に優しい化粧料
を提供することを目的とする。殊に活性酸素消去活性や
チロシナ−ゼ阻害活性、すなわち老化防止作用や皮膚美
白作用に有効な成分を有し、さらには紫外線吸収作用を
有して、しかも植物を出発物質とすることにより、皮膚
への親和性が良好で、皮膚呼吸を妨げることがなく、さ
らには、不自然となることなく皮膚へ塗布することがで
きる化粧料を提供することを目的とする。 またさら
に、活性酸素消去活性、α−アミラ−ゼ阻害活性すなわ
ち、老化防止作用や抗肥満作用のある機能性食品素材を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、センナ葉からのセンノサ
イド抽出残渣を有効成分としてなることを特徴とする。
すなわち、この発明は図1に示したように従来のセンナ
葉緩下成分(センノサイドA、B)を採取する際の抽出
残渣を有効成分としてなることを特徴とする。本発明に
おけるこれらの抽出残渣は、その分取方法により以下の
3種類のものが得られる。 1)センナ葉を水抽出した際の抽出滓のメタノール抽出
物(以下単にAと略す) 2)センナ葉水抽出液の樹脂非吸着区分の濃縮物(以下
単にBと略す) 3)センナ葉水抽出液の樹脂吸着区分のメタノール溶出
物(以下単にCと略す) なお、本来の緩下成分を得るにはCの樹脂吸着成分をカ
ルシウム化合物で溶出することによって達成できる(以
下単にDと略す)。以上の内、BおよびCは、液体クロ
マトグラフィー、T.L.Cにて検索の結果、前述のセ
ンノサイドAおよびB、レインなどは含有されていない
ことが判明した。一方、AにはB、C、センノサイドA
およびB、レインなどが含まれている。またさらにこの
Cは一つ成分ではなく、数成分よりなることもT.L.
Cより明らかになっている。このように分けた場合、お
よそ3つの成分に分かれそのC1、C2、C3には上記
の各種活性に強弱があるが、その総和として、上記の活
性が良好に認められるものであり、これらはセンノサイ
ドAおよびB、レインとは異なるものである。なおま
た、BにもCほど鮮明でないにしても、数成分より成る
ことが認められた。ちなみにセンナ葉の仕込み量を10
0とした場合の製品出来高は約4.1,本特許生成物A
は約0.75,本特許生成物Bは約3.1,本特許生成
物Cは約0.5である。この発明においては、これらの
抽出残渣の有する活性酸素消去活性、チロシナ−ゼ阻害
活性、紫外線吸収作用を有する化粧料を得ることができ
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、前記抽出
残渣は、センナ葉の水抽出液の樹脂非吸着区分の濃縮物
より成ることを特徴とする。この発明においては、当該
残渣が特に有するチロシナ−ゼ阻害活性を有する化粧料
を得ることができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、前記抽出
残渣は、センナ葉の水抽出液の樹脂吸着区分のメタノー
ル溶出物より成ることを特徴とする。この発明において
は、当該残渣が特に有する活性酸素消去活性、紫外線吸
収作用を有する化粧料を得ることができる。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、前記抽出
残渣は、センナ葉の水抽出滓のメタノール再抽出物より
成ることを特徴とする。この発明においては、当該残渣
が特に有するチロシナ−ゼ阻害活性を有する化粧料を得
ることができる。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、前記セン
ノサイド抽出残渣は、センノサイド抽出後に非極性合成
樹脂吸着工程を経て、当該抽出廃液に第1フラクション
を加え、濃縮乾固して得ることを特徴とする。この発明
においては、当該残渣が特に有するチロシナ−ゼ阻害活
性を有する化粧料を得ることができる。
【0014】また、請求項6に記載の発明は、前記セン
ノサイド抽出残渣は、センノサイド抽出時に得られる第
3フラクションに、メタノールなどの回収による濃縮、
カルシウム除去、樹脂吸着、樹脂溶出の各工程を経て、
濃縮乾固して得ることを特徴とする。この発明において
は、当該残渣が特に有する活性酸素消去活性、紫外線吸
収作用を有する化粧料を得ることができる。
【0015】また、請求項7に記載の発明は、前記セン
ノサイド抽出残渣は、センノサイド抽出時に得られる抽
出滓をメタノールなどによる再抽出により、濃縮乾固し
て得ることを特徴とする。この発明においては、当該残
渣が特に有するチロシナ−ゼ阻害活性を有する化粧料を
得ることができる。
【0016】また、請求項8に記載の発明は、カオリ
ン、タルク、酸化亜鉛、オリーブ油、水溶性ラノリン、
グリセリン、精製水などの内の一つ以上から成る化粧ク
リーム成分に前記請求項2〜7に記載のセンノサイド抽
出残渣の何れかを加えてなることを特徴とする。この発
明においては、これらの抽出残渣の有する活性酸素消去
活性、チロシナ−ゼ阻害活性、紫外線吸収作用を有する
化粧クリームを得ることができる。
【0017】また、請求項9に記載の発明は、濃グリセ
リン、トリメチルグリシン、メチルパラベン、dlーピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム液、マルチトール液、銅
クロロフィリンナトリウム液、エタノール、精製水など
の内の一つ以上から成る化粧水成分に前記請求項2〜7
に記載のセンノサイド抽出残渣の何れかを加えてなるこ
とを特徴とする。この発明においては、これらの抽出残
渣の有する活性酸素消去活性、チロシナ−ゼ阻害活性、
紫外線吸収作用を有する化粧水を得ることができる。
【0018】また、請求項10に記載の発明は、センナ
葉からのセンノサイド抽出残渣を有効成分としてなるこ
とを特徴とする。この発明においては、これらの抽出残
渣の有する活性酸素消去活性、α−アミラ−ゼ阻害活性
を有する機能性食品素材を得ることができる。
【0019】また、請求項11に記載の発明は、前記抽
出残渣は、センナ葉の水抽出液の樹脂非吸着区分の濃縮
物より成ることを特徴とする。この発明においては、当
該残渣が特に有するα−アミラ−ゼ阻害活性を有する機
能性食品素材を得ることができる。
【0020】また、請求項12に記載の発明は、前記抽
出残渣は、センナ葉の水抽出液の樹脂吸着区分のメタノ
ール溶出物より成ることを特徴とする。この発明におい
ては、当該残渣が特に有する活性酸素消去活性を有する
機能性食品素材を得ることができる。
【0021】また、請求項13に記載の発明は、前記セ
ンノサイド抽出残渣は、センノサイド抽出後に非極性合
成樹脂吸着工程を経て、当該抽出廃液に第1フラクショ
ンを加え、濃縮乾固して得ることを特徴とする。この発
明においては、当該残渣が特に有するα−アミラ−ゼ阻
害活性を有する機能性食品素材を得ることができる。
【0022】また、請求項14に記載の発明は、前記セ
ンノサイド抽出残渣は、センノサイド抽出時に得られる
第3フラクションに、メタノールなどの回収による濃
縮、カルシウム除去、樹脂吸着、樹脂溶出の各工程を経
て、濃縮乾固して得ることを特徴とする。この発明にお
いては、当該残渣が特に有する活性酸素消去活性を有す
る機能性食品素材を得ることができる。
【0023】また、請求項15に記載の発明は、ダイエ
ット用菓子の調整ショートニング、牛乳、砂糖、アスパ
ルテーム、卵、小麦粉、ベーキングパウダーなどの内の
一つ以上から成るダイエット用菓子成分に前記請求項1
1〜14に記載のセンノサイド抽出残渣の何れかを加え
てなることを特徴とする。この発明においては、これら
の抽出残渣の有する活性酸素消去活性、α−アミラ−ゼ
阻害活性を有するダイエット用菓子を得ることができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施形
態を詳細に説明する。なお、以下にのべる実施形態は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。本発明の化粧料お
よび健康食品素材に使用されるセンノサイド抽出残渣
は、センナ葉を分離抽出する際に廃出されるものである
が、センナ葉からの抽出有効成分はセンノサイドAおよ
びセンノサイドBとして知られており、これらの抽出物
そのものは生薬としては緩下剤などに利用されている。
本発明におけるセンノサイド廃棄物の分離方法は、添付
の図1のフローチャートに示す通りであり、上述の抽出
物そのものは、この図においては製品(D)として記載
されている。
【0025】上述の、 1)センナ葉を水抽出した際の抽出滓のメタノール抽出
物(A) 2)センナ葉水抽出液の樹脂非吸着区分の濃縮物(B) 3)センナ葉水抽出液の樹脂吸着区分のメタノール溶出
物(C) の内、B、Cについて次の4項目の活性測定を行った。 1)活性酸素除去効果 2)αーグルコシダーゼ阻害効果 3)チロシナーゼ阻害効果 4)紫外線吸収効果 1)は活性酸素に起因する皮膚の老化防止、体内におけ
る過酸化脂質生成防止などに関し、2)はでんぷんから
のブドウ糖生成抑制によりブドウ糖からの中性脂肪への
変換を防ぐ肥満予防に関し、3)はメラニン蓄積による
シミ、ソバカスの予防に関し、4)は有害紫外線吸収に
関するもので、それぞれ化粧品業界や機能性食品業界な
どで注目されている効果である。
【0026】これらの抽出残渣を公知の化粧料や機能性
食品に適宜配合することにより、本発明の化粧料や機能
性食品素材を得ることができる。すなわち、以上の本発
明による化粧料原料を、公知の化粧料に分散させて使用
することができる。化粧料としては、液状、ゲル状、ク
リーム状など種々のタイプを適宜、選択することができ
る。
【0027】液状タイプでは、流動パラフィンなどの炭
化水素系油、オリーブ油、小麦胚芽油、ナッツ油、トウ
モロコシ油、米糠油、米胚芽油、ハトムギ油、ホホバ
油、ブドウ種子油などの植物油、スクワランや馬油など
の動物油、その他のオイルやゲルマール変性エタノール
などの低級エタノールを適宜、配合して用いることがで
きる。
【0028】ゲル状タイプでは、これらのオイルやエタ
ノールに加え、CMCなどのセルロース誘導体、PV
P、カルボキシビニルポリマー或いはカラギーナンなど
の増粘剤を配合することにより製造することができる。
【0029】クリーム状タイプでは、流動パラフィン、
ワセリン、蜜ロウなどの油分だけであっても良く、これ
らの油分と水とを界面活性剤で乳化したものであっても
良い。また、乳化タイプとしては、W/O乳化型、O/
W乳化型の何れであっても良い。
【0030】また、以上の本発明による抽出残渣を、公
知の機能性食品原料に適宜添加、混合などして使用する
ことにより、機能性食品を得ることができる。機能性食
品としては、ダイエット用の食品などが挙げられ、上述
の抽出残渣を、界面活性剤、甘味料(人工甘味料)や公
知の食品原料に添加、混合して得られる。
【実施例】
【0031】以下に本発明の実施例を記載するが、本発
明はこの実施例によって何ら限定されるものではないこ
とはもとよりである。 (実施例1)公知のセンノサイド抽出工程、例えばセン
ナ葉100gを粗砕し、水1lを加えて1夜間浸漬して
センノサイドを抽出し、抽出液と抽出残渣と分離した。
この後さらに水1lを加えて20℃で3時間抽出し、再
度抽出液を分離し、さらに水1lを加えて抽出残渣を十
分に洗浄し、洗浄液を分離した。この様にして得られた
抽出液と洗浄液とを合わせ、センナ水抽出液を得た。当
該抽出液にはセンナの微粉末が混入していたので、ケイ
ソウ土を濾過助剤として用いて濾過し、これを除去して
半透明のセンナ抽出液2.5lを得た。次に、当該抽出
液に希塩酸を添加してpH4.5に調整し、これを非極
性合成吸着樹脂300mlを充填したカラムで通液し、
次いで水0.9lを通液して樹脂に付着している不純夾
雑物質を水洗した。当該抽出廃液3.4lに第1フラク
ションを加え、濃縮乾固してセンノサイド抽出残渣
(B)3.1gを得た。
【0032】(実施例2)実施例1に記載の公知のセン
ノサイド抽出工程により、半透明のセンナ抽出液2.5
lを得、さらに同様の工程を経た後、当該樹脂を水洗
後、得られた抽出廃液3.4lに70%メタノール1.
2lを通液してセンノサイドなどの樹脂吸着物を溶出回
収し、当該溶出液1.28lを得た(第3フラクショ
ン)。さらにメタノールなどの回収による濃縮、カルシ
ウム除去、樹脂吸着、樹脂溶出の各工程を経て、濃縮乾
固したセンノサイド抽出残渣(C)0.5gを得た。な
お、公知のセンノサイド抽出工程において、第2フラク
ション造塩工程を経て得られる母液からも抽出残渣が得
られた。これもセンノサイド抽出残渣(C)に含まれ
る。
【0033】(実施例3)実施例1により得られたセン
ノサイド抽出残渣(B)を、カオリン、タルク、酸化亜
鉛、オリーブ油、水溶性ラノリン、グリセリン、精製水
の化粧用クリーム成分に添加混合した結果、美白作用効
果の優れた化粧用クリームを得た。
【0034】(実施例4)実施例2により得られたセン
ノサイド抽出残渣(C)を、カオリン、タルク、酸化亜
鉛、オリーブ油、水溶性ラノリン、グリセリン、精製水
の化粧用クリーム成分に添加混合した結果、紫外線吸収
作用効果の優れた化粧用クリームを得た。
【0035】(実施例5)実施例1により得られたセン
ノサイド抽出残渣(B)2重量%を下記の化粧水成分に
添加混合した結果、美白作用効果の優れた化粧水を得
た。成分名 分量(重量%) センノサイド抽出残渣(B) 2.0 濃グリセリン 3.0 トリメチルグリシン 1.0 メチルパラベン 0.1 dlーピロリドンカルボン酸ナトリウム液 1.0 マルチトール液 1.0 銅クロロフィリンナトリウム液 0.3 エタノール 5.0 精製水 86.6
【0036】(実施例6)実施例2により得られたセン
ノサイド抽出残渣(C)2重量%を下記の化粧水成分に
添加混合した結果、紫外線吸収作用効果の優れた化粧水
を得た。成分名 分量(重量%) センノサイド抽出残渣(C) 2.0 濃グリセリン 3.0 トリメチルグリシン 1.0 メチルパラベン 0.1 dlーピロリドンカルボン酸ナトリウム液 1.0 マルチトール液 1.0 銅クロロフィリンナトリウム液 0.3 エタノール 5.0 精製水 86.6
【0037】(実施例7)実施例1により得られたセン
ノサイド抽出残渣(B)50gを下記のダイエット用ク
ッキー成分に添加混合した結果、ダイエット作用効果の
優れたダイエット用クッキー1000gを得た。成分名 分量(g) センノサイド抽出残渣(B) 50 調整ショートニング 300 牛乳 20 砂糖 50 アスパルテーム 5 卵 60 小麦粉 300 ベーキングパウダー 1
【0038】以下に、上述した本発明に使用するセンノ
サイド抽出残渣の活性酸素消去活性、α−アミラ−ゼ阻
害活性、チロシナ−ゼ阻害活性、紫外線吸収作用の試験
を行った結果を述べる。 [実験材料および方法] (活性測定) 1. 活性酸素消去作用 キサンチンにキサンチンオキシダ−ゼを作用させ、ス−
パ−オキシドアニオンラジカ(O2 - )を発生させ、これ
を消去するや否やをプル−ンエキス (O2 - 消去効果が強
いといわれている) をpositive contro
lとして調べた。 2. α−アミラ−ゼ阻害活性 でんぷんにα−アミラ−ゼ(豚膵臓由来)を作用させブ
ドウ糖を生成する反応系にサンプルを添加し、どの程度
ブドウ糖の生成が抑制するかを調べた。 3. チロシナ−ゼ阻害作用 L−チロシンにチロシナ−ゼ(マッシュル−ム由来)を
作用させ、ド−パキノン、ド−パクロ−ム、メラニンを
生成させる反応系にサンプルを添加し、これらの生成が
抑制される度合いを調べた。positive con
trolとしては化粧品によく使われるアルブチン、コ
ウジ酸を用いた。 4. 紫外線防御作用 イオン交換水にてサンプルを希釈し、島津分光光度計U
V−2400OPCにより250−400nm領域のU
V吸収作用を調べた。
【0039】[実験結果および考察] 1)活性酸素消去作用 第1表に結果を示した。抽出残渣A〜C及びセンノサイ
ド抽出液製品すべて活性を示したが、Cが低濃度でも強
い活性を示し、その作用はビタミンCには及ばないまで
もプルーンより強いことが判明した。この結果、当該抽
出残渣は、化粧料や機能性食品素材として有用素材であ
ることが判明した。
【0040】
【表1】 2)αーアミラーゼ阻害活性 第2表に結果を示した。Dを除く各サンプルに活性が見
られたが、なかんずくBがもっとも強いことが判明し
た。1%濃度は着色著しく比色分析を著しく妨害してい
るので(盲検値が高い)信頼性に乏しいと思われる。本
活性が見られたことから、運動不足によるでんぷん→ブ
ドウ糖→中性脂肪の反応が阻害を受け、肥満予防の可能
性が示唆され、化粧料成分や機能性食品素材として好適
であることが判明した。
【0041】
【表2】 3)チロシナーゼ阻害活性 第3表に結果を示した。Bがもっとも活性があり、次い
でAであった。C,Dには活性がほとんどないか、弱い
ようであった。A,Bについては抽出残渣としては際立
った活性が見られ、美白化粧品添加物としての可能性が
十分考えられ、その有効利用に好適であることが判明し
た。
【0042】
【表3】 4)紫外線吸収作用 第4表に結果を示した。また吸収曲線を第2図〜第3図
に示した。CがUV−B領域に近く、またUV−A領域
に比較的良好な吸収があり、これが2種類以上の成分に
由来するものか、あるいは1種類の成分のみに由来する
か判然としないが何れにしてもこれらの作用効果がある
ことが判明した。対照に用いた化粧品紫外線吸収剤Es
calolはUV−B領域に強い吸収を示しているが、
サンプルCもより精製することによって吸収値は上昇す
るものと考えられ、化粧料成分として好適であることが
判明した。
【0043】
【表4】 以上のように、A、B、Cには程度の差こそあれ、計画
した活性がすべて認められたが、より精製することによ
って更に活性が上昇する可能性は十分あるものと思わ
れ、化粧料成分として更に好適であると思われ、また、
一部作用については機能性食品素材としても更に好適で
あると思われる。
【0044】
【発明の効果】本発明のセンナ葉からのセンノサイド抽
出残渣を有効成分としてなる化粧料は、これらの抽出物
そのものより却って濃縮して廃出される残渣物を利用す
るので、老化防止作用などに有効な活性酸素消去活性、
皮膚美白作用に有効なチロシナ−ゼ阻害活性、紫外線吸
収作用を利用し得るものであり、これらの作用を有する
化粧料を得ることができるという効果がある。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記抽出残渣は、センナの葉水抽出液の樹脂非吸着区分の
濃縮物より成るので、当該残渣が特に有する皮膚美白作
用に有効なチロシナ−ゼ阻害活性を有する化粧料を得る
ことができるという効果がある。
【0046】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記抽出残渣は、センナ葉の水抽出液の樹脂吸着区分のメ
タノール溶出物より成るので、当該残渣が特に有する老
化防止作用などに有効な活性酸素消去活性、紫外線吸収
作用を有する化粧料を得ることができるという効果があ
る。
【0047】また、請求項4に記載の発明によれば、前
記抽出残渣は、センナ葉の水抽出滓のメタノール再抽出
物より成るので、当該残渣が特に有する皮膚美白作用に
有効なチロシナ−ゼ阻害活性を有する化粧料を得ること
ができるという効果がある。
【0048】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
前記センノサイド抽出残渣は、センノサイド抽出後に非
極性合成樹脂吸着工程を経て、当該抽出廃液に第1フラ
クションを加え、濃縮乾固して得るので、この発明にお
いては、殊に皮膚美白作用に有効なチロシナ−ゼ阻害活
性を有する化粧料を得ることができるという効果があ
る。
【0049】また、請求項6に記載の発明によれば、前
記センノサイド抽出残渣は、センノサイド抽出時に得ら
れる第3フラクションに、メタノールなどの回収による
濃縮、カルシウム除去、樹脂吸着、樹脂溶出の各工程を
経て、濃縮乾固して得るので、この発明においては、殊
に老化防止作用などに有効な活性酸素消去活性、紫外線
吸収作用を有する化粧料を得ることができるという効果
がある。
【0050】さらに、請求項7に記載の発明によれば、
前記センノサイド抽出残渣は、センノサイド抽出時に得
られる抽出滓をメタノールなどによる再抽出により、濃
縮乾固して得るので、この発明においては、殊に皮膚美
白作用に有効なチロシナ−ゼ阻害活性を有する化粧料を
得ることができるという効果がある。
【0051】また、請求項8に記載の発明によれば、カ
オリン、タルク、酸化亜鉛、オリーブ油、水溶性ラノリ
ン、グリセリン、精製水などの内の一つ以上から成る化
粧クリーム成分に前記請求項2〜7に記載のセンノサイ
ド抽出残渣の何れかを加えてなるので、これらの抽出残
渣の有する老化防止作用などに有効な活性酸素消去活
性、皮膚美白作用に有効なチロシナ−ゼ阻害活性、紫外
線吸収作用を有する化粧クリームを得ることができると
いう効果がある。
【0052】また、請求項9に記載の発明によれば、濃
グリセリン、トリメチルグリシン、メチルパラベン、d
lーピロリドンカルボン酸ナトリウム液、マルチトール
液、銅クロロフィリンナトリウム液、エタノール、精製
水などの内の一つ以上から成る化粧水成分に前記請求項
2〜7に記載のセンノサイド抽出残渣の何れかを加えて
なるので、これらの抽出残渣の有する老化防止作用など
に有効な活性酸素消去活性、皮膚美白作用に有効なチロ
シナ−ゼ阻害活性、紫外線吸収作用を有する化粧水を得
ることができるという効果がある。
【0053】また、請求項10に記載の発明によれば、
センナ葉からのセンノサイド抽出残渣を有効成分として
なるので、これらの抽出残渣の有する老化防止作用など
に有効な活性酸素消去活性、抗肥満作用などに有効なα
−アミラ−ゼ阻害活性を有する機能性食品素材を得るこ
とができるという効果がある。
【0054】また、請求項11に記載の発明によれば、
前記抽出残渣は、センナ葉の水抽出液の樹脂非吸着区分
の濃縮物より成るので、当該残渣が特に有する抗肥満作
用などに有効なα−アミラ−ゼ阻害活性を有する機能性
食品素材を得ることができるという効果がある。
【0055】また、請求項12に記載の発明によれば、
前記抽出残渣は、センナ葉の水抽出液の樹脂吸着区分の
メタノール溶出物より成るので、当該残渣が特に有する
老化防止作用などに有効な活性酸素消去活性を有する機
能性食品素材を得ることができるという効果がある。
【0056】また、請求項13に記載の発明によれば、
前記センノサイド抽出残渣は、センノサイド抽出後に非
極性合成樹脂吸着工程を経て、当該抽出廃液に第1フラ
クションを加え、濃縮乾固して得るので、当該残渣が特
に有する抗肥満作用などに有効なα−アミラ−ゼ阻害活
性を有する機能性食品素材を得ることができるという効
果がある。
【0057】また、請求項14に記載の発明によれば、
前記センノサイド抽出残渣は、センノサイド抽出時に得
られる第3フラクションに、メタノールなどの回収によ
る濃縮、カルシウム除去、樹脂吸着、樹脂溶出の各工程
を経て、濃縮乾固して得るので、当該残渣が特に有する
老化防止作用などに有効な活性酸素消去活性を有する機
能性食品素材を得ることができるという効果がある。
【0058】また、請求項15に記載の発明によれば、
ダイエット用菓子の調整ショートニング、牛乳、砂糖、
アスパルテーム、卵、小麦粉、ベーキングパウダーなど
の内の一つ以上から成るダイエット用菓子成分に前記請
求項11〜14に記載のセンノサイド抽出残渣の何れか
を加えてなるので、これらの抽出残渣の有する老化防止
作用などに有効な活性酸素消去活性、抗肥満作用などに
有効なα−アミラ−ゼ阻害活性を有するダイエット用菓
子を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるセンノサイド抽出工程および各
抽出残渣を得る工程を示すフローチャート図である。
【図2】本発明におけるセンノサイド抽出残渣Bが有す
る紫外線吸収曲線を示す図である。
【図3】本発明におけるセンノサイド抽出残渣Cが有す
る紫外線吸収曲線を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 J M N A21D 2/36 A21D 2/36 13/08 13/08 A23L 1/30 A23L 1/30 B A61K 7/02 A61K 7/02 (72)発明者 今田 勝美 千葉県船橋市大穴北2ー2ー5 (72)発明者 今田 千秋 千葉県船橋市西習志野1ー45ー4 Fターム(参考) 4B018 MD61 ME01 ME06 MF01 MF06 4B032 DB21 DK29 DL20 4C083 AA111 AA112 AA121 AB051 AB052 AB211 AB431 AB441 AC101 AC102 AC121 AC122 AC441 AC442 AC481 AC482 AC581 AC582 AC851 AC852 AD511 CC04 CC05 DD27 DD31

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センナ葉からのセンノサイド抽出残渣を
    有効成分としてなることを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 前記抽出残渣は、センナ葉の水抽出液の
    樹脂非吸着区分の濃縮物より成ることを特徴とする、請
    求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 前記抽出残渣は、センナ葉の水抽出液の
    樹脂吸着区分のメタノール溶出物より成ることを特徴と
    する、請求項1に記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 前記抽出残渣は、センナ葉の水抽出滓の
    メタノール再抽出物より成ることを特徴とする、請求項
    1に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 前記センノサイド抽出残渣は、センノサ
    イド抽出後に非極性合成樹脂吸着工程を経て、当該抽出
    廃液に第1フラクションを加え、濃縮乾固して得ること
    を特徴とする、請求項2に記載の化粧料。
  6. 【請求項6】 前記センノサイド抽出残渣は、センノサ
    イド抽出時に得られる第3フラクションに、メタノール
    などの回収による濃縮、カルシウム除去、樹脂吸着、樹
    脂溶出の各工程を経て、濃縮乾固して得ることを特徴と
    する、請求項3に記載の化粧料。
  7. 【請求項7】 前記センノサイド抽出残渣は、センノサ
    イド抽出時に得られる抽出滓をメタノールなどによる再
    抽出により、濃縮乾固して得ることを特徴とする、請求
    項4に記載の化粧料。
  8. 【請求項8】 カオリン、タルク、酸化亜鉛、オリーブ
    油、水溶性ラノリン、グリセリン、精製水などの内の一
    つ以上から成る化粧クリーム成分に前記請求項2〜7に
    記載のセンノサイド抽出残渣の何れかを加えてなること
    を特徴とする化粧クリーム。
  9. 【請求項9】 濃グリセリン、トリメチルグリシン、メ
    チルパラベン、dlーピロリドンカルボン酸ナトリウム
    液、マルチトール液、銅クロロフィリンナトリウム液、
    エタノール、精製水などの内の一つ以上から成る化粧水
    成分に前記請求項2〜7に記載のセンノサイド抽出残渣
    の何れかを加えてなることを特徴とする化粧水。
  10. 【請求項10】 センナ葉からのセンノサイド抽出残渣
    を有効成分としてなることを特徴とする機能性食品素
    材。
  11. 【請求項11】 前記抽出残渣は、センナ葉の水抽出液
    の樹脂非吸着区分の濃縮物より成ることを特徴とする、
    請求項10に記載の機能性食品素材。
  12. 【請求項12】 前記抽出残渣は、センナ葉の水抽出液
    の樹脂吸着区分のメタノール溶出物より成ることを特徴
    とする、請求項10に記載の機能性食品素材。
  13. 【請求項13】 前記センノサイド抽出残渣は、センノ
    サイド抽出後に非極性合成樹脂吸着工程を経て、当該抽
    出廃液に第1フラクションを加え、濃縮乾固して得るこ
    とを特徴とする、請求項11に記載の機能性食品素材。
  14. 【請求項14】 前記センノサイド抽出残渣は、センノ
    サイド抽出時に得られる第3フラクションに、メタノー
    ルなどの回収による濃縮、カルシウム除去、樹脂吸着、
    樹脂溶出の各工程を経て、濃縮乾固して得ることを特徴
    とする、請求項12に記載の機能性食品素材。
  15. 【請求項15】 ダイエット用菓子の調整ショートニン
    グ、牛乳、砂糖、アスパルテーム、卵、小麦粉、ベーキ
    ングパウダーなどの内の一つ以上から成るダイエット用
    菓子成分に前記請求項11〜14に記載のセンノサイド
    抽出残渣の何れかを加えてなることを特徴とするダイエ
    ット用菓子。
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