JP2002253043A - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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JP2002253043A
JP2002253043A JP2001056021A JP2001056021A JP2002253043A JP 2002253043 A JP2002253043 A JP 2002253043A JP 2001056021 A JP2001056021 A JP 2001056021A JP 2001056021 A JP2001056021 A JP 2001056021A JP 2002253043 A JP2002253043 A JP 2002253043A
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JP
Japan
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straw
threshing
transport
grain
stab
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Application number
JP2001056021A
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English (en)
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Hisayuki Satoji
久幸 里路
Yasushi Ihara
靖 井原
Akifumi Miyamoto
章史 宮本
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺さり粒の回収率の向上、排藁の詰まりの抑
制、製造・組立の容易化、コスト削減。 【構成】 脱穀室2に穀稈を供給する穀稈供給装置25
の終端に脱穀済の排藁を搬送する排藁搬送装置26を設
け、該排藁搬送装置26による排藁搬送通路の穂先側に
は、排藁に接触して刺さり粒を落下させる前側傾斜の刺
さり粒落し手段31を設けた脱穀装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインに係るもの
である。
【0002】
【従来技術】従来公知の特開2000−125647号
公報には、脱穀室に穀稈を供給する穀稈供給装置の終端
に脱穀済の排藁を搬送する排藁搬送装置を設け、該排藁
搬送装置による排藁搬送通路の穂先側には、排藁に接触
して刺さり粒を落下させる櫛状の上側刺さり粒落し手段
と、ノコギリ刃状の下側刺さり粒落し手段とを設けた構
成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、単に、
搬送通路の上下側に刺さり粒落し手段を設けているだけ
なので、刺さり粒落し手段は排藁上下側のみ接触し、搬
送中の排藁束の中までほぐれず、排藁束の中の刺さり粒
を回収できず、刺さり粒の回収率が低いという課題があ
る。また、搬送通路の上下側に刺さり粒落し手段を設け
ているので、排藁が詰まるという課題と、製造・組立て
が面倒でコストが高いという課題がある。本発明は、配
置を工夫することにより前記課題を解決するようにした
ものである。
【0004】
【発明の目的】刺さり粒の回収率の向上、排藁の詰まり
の抑制、製造・組立の容易化、コスト削減。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、脱穀室2に穀
稈を供給する穀稈供給装置25の終端に脱穀済の排藁を
搬送する排藁搬送装置26を設け、該排藁搬送装置26
による排藁搬送通路の穂先側には、排藁に接触して刺さ
り粒を落下させる前側傾斜の刺さり粒落し手段31を設
けた脱穀装置としたものである。本発明は、前記装置に
おいて、前記刺さり粒落し手段31は、排藁搬送方向に
長い軸棒形状の前後ガイド体32により構成した脱穀装
置としたものである。本発明は、前記装置において、前
記刺さり粒落し手段31は平面視排藁搬送装置26の搬
送方向と略平行に配置した脱穀装置としたものである。
本発明は、前記装置において、前記刺さり粒落し手段3
1は、排藁搬送装置26の始端側では排藁搬送装置26
が刺さり粒落し手段31より高く、排藁搬送装置26の
終端側では刺さり粒落し手段31が排藁搬送装置26よ
り高く位置するように配置構成した脱穀装置としたもの
である。本発明は、前記装置において、前記排藁搬送装
置26と前記刺さり粒落し手段31の間には、平面視に
おいてこれらと略平行にラグ式排藁搬送装置36を設け
た脱穀装置としたものである。本発明は、前記装置にお
いて、前記排藁搬送装置26と刺さり粒落し手段31と
ラグ式排藁搬送装置36の搬送ラグ37とは、搬送方向
始端部において排藁搬送装置26、搬送ラグ37、刺さ
り粒落し手段31の順に低くなるように配置構成した脱
穀装置としたものである。本発明は、前記装置におい
て、前記前後ガイド体32には上方に起立する起立接触
体35を搬送方向に複数並設して構成し、各起立接触体
35の上端は搬送方向の下手側に至るに従い順次高くな
るように配置構成した脱穀装置としたものである。本発
明は、前記装置において、前記起立接触体35は、排藁
搬送装置26の始端側では排藁搬送装置26が起立接触
体35の上端より高く、排藁搬送装置26の終端側では
起立接触体35の上端が排藁搬送装置26より高く位置
するように配置構成した脱穀装置としたものである。本
発明は、前記装置において、前記脱穀室2の後方には吸
引排塵ファン20を設け、該吸引排塵ファン20の右側
には脱穀室2下方の風選室7に連通する空間部40を設
け、該空間部40の上方を前記搬送排藁が通過するよう
に構成した脱穀装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
はコンバイン等に設けられる脱穀装置であり、脱穀装置
1の上部には脱穀室2を設け、該脱穀室2内には軸心が
前後方向の扱胴3を軸装し、扱胴3の主として下方側は
扱網4により包囲する。前記扱網4の下方には送風唐箕
5のケーシング6を設け、送風唐箕5は扱胴3の軸心方
向終端側(後側)に向けて送風する。前記脱穀室2の下
方から後方にかけては前記送風唐箕5の送風により穀粒
と異物とを風選し得る風選室7を形成する。風選室7内
には、送風唐箕5の送風方向に往復揺動する揺動選別棚
8を設ける。実施例では、揺動選別棚8の始端部の移送
棚9を前記ケーシング6の上方に臨ませ、移送棚9に落
下した落下物を風選室7へ移送させるようにして揺動選
別棚8とケーシング6の取付スペースを有効に配置して
いる。
【0007】揺動選別棚8は、前記移送棚9に続いて、
穀粒と異物とを選別するシーブ10を設け、シーブ10
よりも終端(排出)側には藁屑を移送し得るストローラ
ック11を設ける。前記シーブ10の下方の揺動選別棚
8には選別網12を設け、選別網12の下方には一番コ
ンベア13を設け、一番コンベア13より風選室7のの
終端側には二番コンベア14を設ける。前記脱穀室2の
終端側側部には排塵処理室15を設け、排塵処理室15
の始端部は脱穀室2と連通させて脱穀室2で処理できな
い被処理物を処理する。また、実施例では、排塵処理室
15の処理胴16は前記扱胴3の軸方向と平行方向に並
設し、また、脱穀室2の側部には排塵処理室15の処理
胴16と同軸状に二番処理胴17を有する二番処理室1
8を設け、二番処理室18に二番コンベア14の終端に
設けた二番戻し装置19の終端を接続して、二番物を処
理している。
【0008】また、風選室7の終端(後側)の上側には
吸引排塵ファン(横断流ファン)20を設け、吸引排塵
ファン20の下側には機外排出口21を開口させ、塵埃
や藁屑は送風唐箕5の送風と吸引排塵ファン20の吸引
風により吸引して機外に排出し、吸引排塵ファン20に
吸引されない藁屑等はストローラック11により機外排
出口21から機外に排出される。しかして、脱穀室2の
側部には、該脱穀室2に穀稈を供給搬送する穀稈供給装
置25を設け、穀稈供給装置25の搬送方向終端側には
穀稈供給装置25より脱穀済の穀稈(排藁)を引き継い
で搬送する排藁搬送装置26を設ける。排藁搬送装置2
6は 搬送方向に歯車27、28を並設し、歯車27と
歯車28に無端状の排藁搬送チエン29を掛け回し、該
排藁搬送チエン29の下方に排藁挟持杆30を上下自在
に設け、排藁搬送チエン29と排藁挟持杆30により排
藁の根本側を挟持搬送する。
【0009】前記排藁搬送装置26の排藁搬送通路中に
は、刺さり粒落し手段31を設ける。刺さり粒落し手段
31は、排藁搬送装置26により搬送中の搬送排藁穂先
に接触して、穂先全体を上下に振幅させることにより排
藁の表面のみならず藁束内に入り込んでいる刺さり粒と
呼ばれる穀粒を落下させるものである。したがって、刺
さり粒落し手段31は排藁搬送装置26による搬送中の
搬送排藁の移動路中に、始端(前側)側が低く、終端
(後側)側を高く設けて、搬送排藁穂先が刺さり粒落し
手段31により一旦低い位置から高い位置に持ち上げら
れ、持ち上げられた穂先全体が刺さり粒落し手段31よ
り落下することにより藁束全体を上下に揺すって入り込
んでいる刺さり粒と呼ばれる穀粒が落下すればよく、構
成は任意である。刺さり粒落し手段31は、搬送方向に
長い軸棒形状の前後ガイド体32を前記排藁搬送装置2
6の下方に所定間隔をおいて位置させ、前後ガイド体3
2は取付部材33により脱穀装置1の固定部に固定す
る。実施例では、吸引排塵ファン20のケーシング34
に固定している。なお、図面によっては上方に起立する
起立接触体35を一体状に図示しているが、起立接触体
35は必須の要件ではない。
【0010】前記前後ガイド体32は、始端部を低く、
終端に至るに従い高く形成し、前後ガイド体32の上方
に載っていた排藁の先側が前後ガイド体32より落下す
るときの衝撃で、刺さり粒を落下させる。前記の場合、
刺さり粒落し手段31は平面視排藁搬送装置26と略平
行に配置すると、搬送中の排藁が接触して、刺さり粒の
落下を促進させ、刺さり粒の回収効率を向上させて、好
適である。また、前記排藁搬送装置26と前後ガイド体
32との位置関係は、排藁搬送装置26の始端部では排
藁搬送装置26が前後ガイド体32より高く、排藁搬送
装置26の終端部では前後ガイド体32が排藁搬送装置
26より高く位置させ、これにより、前後ガイド体32
の始端部は必ず排藁の穂先より低く位置させて全ての排
藁を一旦前後ガイド体32の上に載せて斜め上方向に三
次元状に強制搬送すると共に、所定位置より、排藁の穂
先を前後ガイド体32より滑り落とさせ刺さり粒の落下
を促進させ、その後は前後ガイド体32の下方を通して
る。
【0011】しかして、平面視において前記排藁搬送装
置26と刺さり粒落し手段31の間にラグ式排藁搬送装
置36を、互いに略平行状態となるように設ける。ラグ
式排藁搬送装置36は搬送ラグ37を取付けたラグ取付
用チエン(図示省略)を歯車(図示省略)に掛け回して
構成する。また、排藁搬送装置26と刺さり粒落し手段
31と搬送ラグ37とは、始端部において、搬送方向始
端部において側面視排藁搬送装置26、搬送ラグ37、
刺さり粒落し手段31の順に低くなるように配置構成す
る(図6はこれらを正面から見ている)。また、排藁搬
送装置26は側面視略水平に配置し、この排藁搬送装置
26に対して刺さり粒落し手段31および搬送ラグ37
は、始端部において低く、終端部において高く位置させ
ると、排藁の穂先が斜め方向に三次元状に強制搬送され
て、好適である。
【0012】しかして、前記前後ガイド体32には、上
方に起立する起立接触体35を排藁の搬送方向に複数設
けて刺さり粒落し手段31を構成すると、搬送中の排藁
を上下方向のみならず搬送方向の前後にも揺すって、穀
粒の落下を促進させ、好適である。実施例の起立接触体
35は軸棒形状に形成し、起立接触体35の下部を前後
ガイド体32に固定する。また、前後ガイド体32は始
端部を低く、終端側を高く配置しているが、起立接触体
35の上端は、搬送方向下手側の起立接触体35を順次
高くなるように配置すると、搬送中の排藁の抵抗を減少
させて、詰まり発生を抑制して、好適である。また、終
端側の起立接触体35の上端は、排藁搬送装置26に対
して高く位置させると、刺さり粒の落下を促進させ、好
適である。しかして、前記排塵処理室15と吸引排塵フ
ァン20は、排塵処理室15の終端を吸引排塵ファン2
0の側部に位置させて、処理長さを長くすると共に、吸
引排塵ファン20の内側部と排塵処理室15との間に所
定の間隔を置いて空間部40に形成し、空間部40より
穀粒が風選室7に落下するように構成する。
【0013】この場合、前記排藁搬送装置26と刺さり
粒落し手段31と搬送ラグ37の終端は空間部40の上
方に臨ませると、刺さり粒の回収ができて、好適であ
る。即ち、そもそも排藁の搬送中の振動により落下した
穀粒を空間部40より回収するが、排藁搬送装置26と
刺さり粒落し手段31と搬送ラグ37の終端を臨ませる
ことにより、一層、穀粒の回収率が向上する。また、排
塵処理室15および吸引排塵ファン20の後側には排藁
を切断するカッター装置42を設け、カッター装置42
は前記排塵処理室15より反吸引排塵ファン20側に側
方に突出する左右幅を有して形成し、排藁搬送装置26
により搬送された排藁を確実に切断するように構成して
いる。この場合、排塵処理室15の反穀稈供給装置25
側の側縁とカッター装置42との間には平面視奥側通路
43が形成され、奥側通路43の下方位置には背面視排
藁搬送装置26より離れるに従い高くなる奥側ガイド板
44を設け、奥側ガイド板44の上端部分は排藁搬送装
置26より上方に位置させる。45は奥側ガイド板44
に続いてカッター装置42側に至るに従い低く傾斜する
案内板であり、実施例では奥側ガイド板44と一体状に
形成している。
【0014】しかして、脱穀室2の終端に設けた脱穀室
排出口46には、前記穀稈供給装置25が搬送する搬送
穀稈に接触する接触体47を臨ませると、刺さり粒落し
手段31の始端部と脱穀室排出口46との間の穀稈供給
装置25によって搬送中の穀稈束内の刺さり粒を落下さ
せ、穀粒回収効率を向上させて、好適である。この場
合、接触体47の構成は任意であるが、軸棒部材の下部
を固定部に取付け上部を自由端にした接触体47を脱穀
室排出口46の幅方向に複数並設して穀稈供給装置25
の搬送する穀稈移動路に臨ませ、接触体47は前後ガイ
ド体32または起立接触体35の何れか一方または両方
より低く位置させ、刺さり粒落し手段31に干渉しない
ようにしている。また、前後位置においても刺さり粒落
し手段31に干渉しない範囲で穀稈供給装置25の搬送
方向にも複数設けると、接触回数が増えて、穀粒の落下
を促進させて好適である。また、穀稈供給装置25から
排藁搬送装置26へ移行する搬送路が下手側に至に従い
高く形成しているので、接触体47も上手側の接触体4
7に対して下手側の接触体47を高く位置させると、確
実に接触して好適である。
【0015】しかして、前記穀稈供給装置25は、穀稈
供給搬送チエン50の上方に穀稈挟持杆51を設けて構
成し、穀稈挟持杆51は正面視下向きコの字形状に外側
挟持部材52と内側挟持部材53を左右に並設して形成
し、前記内側挟持部材53は穀稈供給搬送チエン50よ
り脱穀室2側に位置させ、内側挟持部材53には穀粒案
内ガイド54を設ける。穀粒案内ガイド54は扱胴3と
共回りする穀粒が穀稈供給装置25によって搬送中の穀
稈束に刺さらないようにするものであり、板部材により
内側(脱穀室2中心側)に至るに従い低く傾斜させ、扱
胴3の扱歯(図示省略)に干渉しない範囲で内側に突出
させると、好適である。また、穀粒案内ガイド54は、
穀稈挟持杆51の長さ方向に略全長に亘って設け、内側
挟持部材53と別体の板部材を内側挟持部材53に取付
けてもよいが、一体に形成してもよい。また、図11
は、他の実施例であり、前記穀粒案内ガイド54の外側
に縦状穀粒案内ガイド56を設ける。縦状穀粒案内ガイ
ド56は回転する扱胴3により脱穀室2内から穀稈供給
装置25の穀稈通路を通って吹き出す風によって、穀粒
が吹き出されるのを防止する作用を奏すると共に、穀粒
案内ガイド54と合わせて搬送中の穀稈束に穀粒が刺さ
るのを防止する作用を奏する。
【0016】この場合、縦状穀粒案内ガイド56はゴム
等の弾性部材により形成すると、搬送中の穀稈との干渉
を減少させるだけでなく、縦状穀粒案内ガイド56の下
端を下方に位置させることができて、穀粒ロス防止効果
を向上させて、好適である。しかして、揺動選別棚8の
移送棚9の反穀稈供給装置25側の始端部には二番処理
室18の二番物還元口60を設け、移送棚9は二番処理
室18側(右側)を高く穀稈供給装置25側(左側)を
低く傾斜させ、また、移送棚9の穀稈供給装置25側の
始端部には移送棚9上の移送対象物を二番処理室18側
(右側)から穀稈供給装置25側(左側)に寄せるガイ
ド体61、62を左右並設し、移送棚9上の移送対象物
を左右に均一化させ、移送棚9の後方における選別を良
好にさせる。左右ガイド体61、62は、始端側を二番
処理室18側(右側)に位置させ、終端に至るに従い穀
稈供給装置25側(左側)に平面視傾斜させて配置す
る。
【0017】前記左右ガイド体61、62は、右ガイド
体61が左ガイド体6により高く形成し、前記左右ガイ
ド体61、62のうち少なくとも右ガイド体61は断面
形状を、上下中間部より上部を上方に至るに従い二番処
理室18側へ傾斜するように屈曲させて傾斜部63を形
成する。しかして、図15は排塵処理室15の実施例を
示し、排塵処理室15の終端構成を工夫して処理効率を
向上させ、また、風選の負荷を軽減させている。排塵処
理室15は排塵処理胴16の一部を脱穀装置1の脱穀側
板65より外側に位置するようにし、排塵処理胴16の
外側側部はケーシング板66により包囲し、排塵処理胴
16の内側側部は処理網67で包囲し、排塵処理室15
の終端の下方に開放して形成した開口部は脱穀側板65
を基準に外側はそのまま機外に排出する側部機外排出口
68に形成し、脱穀側板65を基準に内側は風選室7に
向けて開口する機内排出口69に形成し、排塵処理室1
5で処理された穀粒は排塵処理胴16の回転を受けて機
内排出口69からすぐに風選室7内に回収され、不要な
藁屑は側部機外排出口68より機外に排出される。
【0018】しかして、図17〜図19は、脱穀装置1
の一番コンベア13より機外に取り出された穀粒を一時
貯留するグレンタンク70に関する実施例であり、構成
を簡素にしつつ、排出の良好化を図ったものであり、グ
レンタンク70の底部には穀粒搬送装置71を設け、穀
粒搬送装置71の終端には穀粒搬送装置71により搬送
された穀粒を揚穀する揚穀装置72の下部を接続する。
この場合、前記穀粒搬送装置71は、螺旋搬送体73を
グレンタンク70の底部に軸装し、かつ、グレンタンク
70の上方は穀粒が載るような遮蔽物を設けずに開放し
て構成する。この場合、穀粒搬送装置71より前記揚穀
装置72の回転を早く設定する。74は穀粒搬送装置7
1より揚穀装置72の回転を早くするギヤボックスであ
る。
【0019】
【作用】次に作用を述べる。穀稈を脱穀室2に穀稈供給
装置25により供給すると、脱穀室2内の回転する扱胴
3により脱穀され、扱網4より落下した落下物は揺動選
別棚8の移送棚9上に落下し、移送棚9の移送突起によ
り移送されてシーブ10上に至る。シーブ10上では、
揺動するシーブ10と送風唐箕5からの送風とにより藁
屑と穀粒が分離し、穀粒と少しの藁屑がシーブ10の隙
間より落下し、シーブ10の隙間より落下しない落下し
ない藁屑等は、揺動選別棚8の揺動と送風唐箕5の送風
により排出側に移動し、風選室7の終端側では、塵埃や
藁屑を吸引排塵ファン20により吸引排除され、吸引排
塵ファン20により吸引されない藁屑はストローラック
11上に至り、ストローラック11より落下しない藁屑
等は、機外排出口21より機外に排出される。また、二
番コンベア14により回収された二番物は二番処理室1
8で処理され、処理された処理物は二番物還元口60か
ら移送棚9上に落下し、再び風選室7に供給されて風選
処理される。
【0020】この場合、移送棚9の穀稈供給装置25側
の始端部には移送棚9上の移送対象物を二番処理室18
側(右側)から穀稈供給装置25側(左側)に寄せるガ
イド体61、62を左右並設し、左右ガイド体61、6
2は、始端側を二番処理室18側(右側)に位置させ、
終端に至るに従い穀稈供給装置25側(左側)に平面視
傾斜させて配置するとともに、右ガイド体61は左ガイ
ド体62より高く形成しているから、右ガイド体61は
移送棚9上に二番物還元口60からの落下物が落下する
際に左ガイド体62を越えて二番処理室18側へ寄せる
ことができ、幅方向に均一にして風選室7に移送でき
る。また、前記ガイド体61、62のうち少なくとも右
ガイド体61は断面形状を、上下中間部より上部を上方
に至るに従い二番処理室18側へ傾斜するように屈曲さ
せて傾斜部63を形成しているから、右ガイド体61は
傾斜部63により一層、二番処理室18側へ寄せる。し
たがって、風選効率および風選精度を向上させて、好適
である。
【0021】しかして、脱穀室2内で脱穀されない被処
理物は排塵処理室15に入って、処理され、穀粒は排塵
処理胴16により搬送中に処理網67から零れて風選室
7に入って処理されるが、処理網67から零れない穀粒
は藁屑と共に排塵処理室15の終端に搬送される。この
場合、排塵処理室15の終端の下方は開放した開口部に
形成し、開口部のうち外側はそのまま機外に排出する側
部機外排出口68に形成し、開口部の内側は風選室7に
向けて開口する機内排出口69に形成しているから、排
塵処理室15で処理された穀粒は排塵処理胴16の回転
により機内排出口69から排出されて風選室7内に回収
され、不要な藁屑は側部機外排出口68より機外に排出
される。したがって、3番ロスを減少させながら、不要
な藁屑は早く排出して風選室7に戻さないので、負荷を
減少させて、好適である。
【0022】しかして、脱穀室2には穀稈供給装置25
により穀稈が供給搬送され、脱穀済の穀稈(排藁)は排
藁搬送装置26に引き継がれて搬送される。この場合、
前記排藁搬送装置26のの排藁搬送通路中には搬送排藁
に接触して排藁束をほぐして、排藁束内に入り込んでい
る刺さり粒と呼ばれる穀粒を落下させる刺さり粒落し手
段31を設けているから、排藁と共に排出される穀粒を
回収する。この場合、刺さり粒落し手段31は、排藁搬
送装置26により搬送中の搬送排藁穂先に接触して、穂
先全体を上下に振幅させるように構成しているから、搬
送中の排藁束の中までほぐれて束の中の刺さり粒を回収
でき、刺さり粒の回収率が向上する。また、搬送通路の
中に前側が低い傾斜の刺さり粒落し手段31を設けてい
るので、排藁が引っ掛かることがなく、排藁搬送装置2
6の搬送に影響せず、排藁詰まりを発生させない。
【0023】この場合、刺さり粒落し手段31は搬送方
向に長い軸棒形状の前後ガイド体32を前記排藁搬送装
置26の下方に所定間隔を置いて位置させて構成してい
るから、案内されて接触したときの反力により排藁束全
体がほぐれて束内の穀粒が落下し、また、軸棒形状に形
成しているので接触面積は小さく排藁が絡まるのを抑制
して、排藁搬送装置26の搬送に支障は生じない。ま
た、刺さり粒落し手段31は平面視排藁搬送装置26の
搬送方向と略平行に配置しているから、搬送中姿勢が崩
れにくく、好適である。また、前後ガイド体32は始端
部を低く、終端側を高く配置しているから、前後ガイド
体32の上方に載っていた排藁の先側が前後ガイド体3
2より落下するときの衝撃で排藁束全体が揺すられて、
束の奥深くに刺さっている刺さり粒を落下させ、また、
当初排藁の先側が低いので、排藁束内から落下した穀粒
が束内に戻るのも避けられ、回収効率を向上させ、合理
的となる。
【0024】また、前記排藁搬送装置26と刺さり粒落
し手段31の位置関係は、排藁搬送装置26の始端部で
は排藁搬送装置26が刺さり粒落し手段31より高く、
排藁搬送装置26の終端部では刺さり粒落し手段31が
排藁搬送装置26より高く位置させているから、排藁の
穂先が斜め方向に三次元状に強制搬送され、搬送距離が
長くなって、刺さり粒が落下する機会が増えて、刺さり
粒の落下を促進させる。しかして、平面視において排藁
搬送装置26と刺さり粒落し手段31の間にラグ式排藁
搬送装置36を設けているから、ラグ式排藁搬送装置3
6による搬送振動によって刺さり粒回収率が向上し、刺
さり粒落し手段31と排藁との接触抵抗があっても、搬
送が円滑・確実になる。また、ラグ式排藁搬送装置36
によって排藁の穂先側も搬送されるから、刺さり粒落し
手段31に当たる衝撃も強くでき、その分刺さり粒の落
下も促進させられる。
【0025】また、排藁搬送装置26と刺さり粒落し手
段31と搬送ラグ37とは、搬送方向始端部において排
藁搬送装置26、搬送ラグ37、刺さり粒落し手段31
の順に低くなるように配置構成しているから、排藁束内
から落下した穀粒が束内に戻るのを避け、回収効率を向
上させ、合理的となる。また、排藁搬送装置26は略水
平に配置し、刺さり粒落し手段31および搬送ラグ37
は後上りに傾斜させて、搬送方向終端側において排藁搬
送装置26よりも高く配置しているから、前後ガイド体
32の上方に載っていた排藁の先側が前後ガイド体32
より外れて、刺さり粒を落下させる。しかして、前記前
後ガイド体32には、上方に起立する起立接触体35を
排藁の搬送方向に複数設けて刺さり粒落し手段31を構
成すると、搬送中の排藁に接触する機会が増えるだけで
なく、排藁穂先部分の姿勢を変化させて、穀粒の落下を
促進させ、好適である。
【0026】特に、排藁搬送装置26と刺さり粒落し手
段31の間にラグ式排藁搬送装置36を設けると、確実
に搬送しつつ、穀粒の落下を促進させ、好適である。ま
た、前後ガイド体32は始端部を低く、終端側を高く配
置しているが、起立接触体35の上端は、搬送方向下手
側の起立接触体35を順次高くなるように配置すると、
排藁の穂先が斜め方向に三次元状に強制搬送され、搬送
距離が長くなって、刺さり粒が落下する機会が増えて、
刺さり粒の落下を促進させる。また、終端側の起立接触
体35の上端を排藁搬送装置26に対して高く位置させ
ると、排藁の先側が前後ガイド体32より外れて、刺さ
り粒を落下させる。しかして、排塵処理室15と吸引排
塵ファン20は、排塵処理室15の終端を吸引排塵ファ
ン20の側部に位置させて、処理長さを長くすると共
に、吸引排塵ファン20の内側部と排塵処理室15との
間に所定の間隔を置いて空間部40に形成し、排藁搬送
装置26と刺さり粒落し手段31と搬送ラグ37の終端
は空間部40の上方に臨ませているから、排藁搬送装置
26の終端側で落下した穀粒は、空間部40より風選室
7内に取り込めて、回収ロスを減少させる。なお、この
場合、排塵処理室15の始端から終端に掛けての上方部
分は傾斜させて包囲すると、穀粒の回収を向上させて好
適である。
【0027】また、排塵処理室15および吸引排塵ファ
ン20の後側には排藁を切断するカッター装置42を設
け、カッター装置42は前記排塵処理室15より反吸引
排塵ファン20側に側方に突出する左右幅を有して形成
し、排塵処理室15の反穀稈供給装置25側の側縁とカ
ッター装置42との間には平面視奥側通路43が形成さ
れ、奥側通路43の下方位置には背面方向から見ると、
排藁搬送装置26より離れるに従い高くなる奥側ガイド
板44を設け、奥側ガイド板44の上端部分は排藁搬送
装置26の終端部よりより上方に位置させているから、
排藁より落下した刺さり粒は奥側ガイド板44により確
実に風選室7に回収される。しかして、脱穀室2の終端
に設けた脱穀室排出口46には、前記穀稈供給装置25
が搬送する搬送穀稈に接触する接触体47を臨ませてい
るから、刺さり粒落し手段31の始端部と脱穀室排出口
46との間の穀稈供給装置25によって搬送中の穀稈束
内の刺さり粒を落下させ、穀粒回収効率を向上させて、
好適である。
【0028】この場合、刺さり粒落し手段31に干渉し
ない範囲で穀稈供給装置25の搬送方向に複数設けてい
るから接触回数が増えて、穀粒の落下を促進させて好適
である。この場合、穀稈供給装置25から排藁搬送装置
26へ移行する搬送路が下手側に至るに従い高く形成
し、接触体47も上手側の接触体47に対して下手側の
接触体47を高く位置させているので、確実に接触して
好適である。しかして、前記穀稈供給装置25は、穀稈
供給搬送チエン50の上方に穀稈挟持杆51を設けて構
成し、穀稈挟持杆51は正面視下向きコの字形状に外側
挟持部材52と内側挟持部材53を左右に並設して形成
し、前記内側挟持部材53は穀稈供給搬送チエン50よ
り脱穀室2側に位置させ、内側挟持部材53には穀粒案
内ガイド54を設け、穀粒案内ガイド54は板部材によ
り内側に至るに従い低く傾斜させているから、扱胴3と
共回りする穀粒は穀粒案内ガイド54に当たるので、穀
稈供給装置25によって搬送中の穀稈束に刺さらない。
したがって、排藁への刺さり粒の発生を減少させ、穀粒
排出のロスを減少させる。この場合、穀粒案内ガイド5
4は内側挟持部材53と一体に形成すると、コストを低
くする。
【0029】また、他の実施例では、穀粒案内ガイド5
4の外側に縦状穀粒案内ガイド56を設けているから、
脱穀室2内から穀稈供給装置25の穀稈通路に向けて通
る吹出風によって穀粒が排出するのを防止し、また、穀
粒案内ガイド54と合わせて搬送中の穀稈束に穀粒が刺
さるのを防止する作用を奏する。この場合、縦状穀粒案
内ガイド56はゴム等の弾性部材により形成すると、搬
送中の穀稈との干渉を減少させるだけでなく、縦状穀粒
案内ガイド56の下端を下方に位置させることができ
て、穀粒ロス防止効果を向上させて、好適である。
【0030】
【効果】本発明は、脱穀室2に穀稈を供給する穀稈供給
装置25の終端に脱穀済の排藁を搬送する排藁搬送装置
26を設け、該排藁搬送装置26による排藁搬送通路の
穂先側には、排藁に接触して刺さり粒を落下させる前側
傾斜の刺さり粒落し手段31を設けた脱穀装置としたも
のであるから、排藁は全体を上下に振幅させるので刺さ
り粒の回収率が向上し、搬送通路の上下側に設けないの
で排藁詰まりを発生させない。本発明は、前記装置にお
いて、前記刺さり粒落し手段31は、排藁搬送方向に長
い軸棒形状の前後ガイド体32により構成した脱穀装置
としたものであるから、前記効果の外に、接触面積が少
なく排藁詰まりを発生させず、構成が簡素でコストを低
くする。本発明は、前記装置において、前記刺さり粒落
し手段31は平面視排藁搬送装置26の搬送方向と略平
行に配置した脱穀装置としたものであるから、前記効果
の外に、搬送が円滑である。本発明は、前記装置におい
て、前記刺さり粒落し手段31は、排藁搬送装置26の
始端側では排藁搬送装置26が刺さり粒落し手段31よ
り高く、排藁搬送装置26の終端側では刺さり粒落し手
段31が排藁搬送装置26より高く位置するように配置
構成した脱穀装置としたものであるから、前記効果の外
に、排藁の穂先が斜め方向に三次元状に強制搬送され、
回収率が向上する。本発明は、前記装置において、前記
排藁搬送装置26と前記刺さり粒落し手段31の間に
は、平面視においてこれらと略平行にラグ式排藁搬送装
置36を設けた脱穀装置としたものであるから、前記効
果の外に、詰まりを防止し、回収率を向上させる。本発
明は、前記装置において、前記排藁搬送装置26と刺さ
り粒落し手段31とラグ式排藁搬送装置36の搬送ラグ
37とは、搬送方向始端部において排藁搬送装置26、
搬送ラグ37、刺さり粒落し手段31の順に低くなるよ
うに配置構成した脱穀装置としたものであるから、前記
効果の外に、刺さり粒回収率が向上する。本発明は、前
記装置において、前記前後ガイド体32には上方に起立
する起立接触体35を搬送方向に複数並設して構成し、
各起立接触体35の上端は搬送方向の下手側に至るに従
い順次高くなるように配置構成した脱穀装置としたもの
であるから、前記効果の外に、搬送抵抗を減少させ、刺
さり粒回収率が向上する。本発明は、前記装置におい
て、前記起立接触体35は、排藁搬送装置26の始端側
では排藁搬送装置26が起立接触体35の上端より高
く、排藁搬送装置26の終端側では起立接触体35の上
端が排藁搬送装置26より高く位置するように配置構成
した脱穀装置としたものであるから、前記効果の外に、
刺さり粒回収率が向上する。本発明は、前記装置におい
て、前記脱穀室2の後方には吸引排塵ファン20を設
け、該吸引排塵ファン20の右側には脱穀室2下方の風
選室7に連通する空間部40を設け、該空間部40の上
方を前記搬送排藁が通過するように構成した脱穀装置と
したものであるから、前記効果の外に、刺さり粒回収率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 脱穀装置の側面図。
【図2】 刺さり粒落し装置の側面図。
【図3】 脱穀装置の一部斜視図。
【図4】 同平面図。
【図5】 刺さり粒落し装置の説明図。
【図6】 同配置図。
【図7】 脱穀装置の背面図。
【図8】 他の実施例の側面図。
【図9】 穀稈供給装置の実施例の縦断正面図。
【図10】 同他の実施例の縦断正面図。
【図11】 同他の実施例の縦断正面図。
【図12】 挾扼杆の側面図。
【図13】 脱穀装置の揺動選別棚の実施例の縦断正面
図。
【図14】 同平面図。
【図15】 排塵処理装置の背面図。
【図16】 同一部斜視図。
【図17】 グレンタンクの概略側面図。
【図18】 同背面図。
【図19】 排出部分の背面図。
【符号の説明】
1…脱穀装置、2…脱穀室、3…扱胴、4…扱網、5…
送風唐箕、6…ケーシング、7…風選室、8…揺動選別
棚、9…移送棚、10…シーブ、11…ストローラッ
ク、12…選別網、13…一番コンベア、14…二番コ
ンベア、15…排塵処理室、16…処理胴、17…二番
処理胴、18…二番処理室、19…排出口、20…吸引
排塵ファン、21…機外排出口、25…穀稈供給装置、
26…排藁搬送装置、27…歯車、28…歯車、29…
排藁搬送チエン、30…排藁挟持杆、31…刺さり粒落
し装置、32…前後ガイド体、33…取付部材、34…
ケーシング、35…起立接触体、36…ラグ式排藁搬送
装置、37…搬送ラグ、38…ラグ取付用チエン、39
…歯車、40…空間部、42…カッター装置、43…奥
側通路、44…奥側ガイド板、45…案内板、46…脱
穀室排出口、47…接触体、50…穀稈供給搬送チエ
ン、51…穀稈挟持杆、52…外側挟持部材、53…内
側挟持部材、54…穀粒案内ガイド、56…縦状穀粒案
内ガイド、63…傾斜部、65…脱穀側板、66…ケー
シング板、67…処理網、68…側部機外排出口、69
…機内排出口、70…グレンタンク、71…穀粒搬送装
置、72…揚穀装置、73…螺旋搬送体、74…ギヤボ
ックス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 章史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B098 AC07 AC11 AE01 AG03 AJ02 EB16 EF02 EF04 EF05 EH03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀室2に穀稈を供給する穀稈供給装置
    25の終端に脱穀済の排藁を搬送する排藁搬送装置26
    を設け、該排藁搬送装置26による排藁搬送通路の穂先
    側には、排藁に接触して刺さり粒を落下させる前側傾斜
    の刺さり粒落し手段31を設けた脱穀装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記刺さり粒落し手
    段31は、排藁搬送方向に長い軸棒形状の前後ガイド体
    32により構成した脱穀装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    刺さり粒落し手段31は平面視排藁搬送装置26の搬送
    方向と略平行に配置した脱穀装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    において、前記刺さり粒落し手段31は、排藁搬送装置
    26の始端側では排藁搬送装置26が刺さり粒落し手段
    31より高く、排藁搬送装置26の終端側では刺さり粒
    落し手段31が排藁搬送装置26より高く位置するよう
    に配置構成した脱穀装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4において、前記排藁搬送装置26と前記
    刺さり粒落し手段31の間には、平面視においてこれら
    と略平行にラグ式排藁搬送装置36を設けた脱穀装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記排藁搬送装置2
    6と刺さり粒落し手段31とラグ式排藁搬送装置36の
    搬送ラグ37とは、搬送方向始端部において排藁搬送装
    置26、搬送ラグ37、刺さり粒落し手段31の順に低
    くなるように配置構成した脱穀装置。
  7. 【請求項7】 請求項2または請求項3または請求項4
    または請求項5または請求項6において、前記前後ガイ
    ド体32には上方に起立する起立接触体35を搬送方向
    に複数並設して構成し、各起立接触体35の上端は搬送
    方向の下手側に至るに従い順次高くなるように配置構成
    した脱穀装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記起立接触体35
    は、排藁搬送装置26の始端側では排藁搬送装置26が
    起立接触体35の上端より高く、排藁搬送装置26の終
    端側では起立接触体35の上端が排藁搬送装置26より
    高く位置するように配置構成した脱穀装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4または請求項5または請求項6または請
    求項7または請求項8において、前記脱穀室2の後方に
    は吸引排塵ファン20を設け、該吸引排塵ファン20の
    右側には脱穀室2下方の風選室7に連通する空間部40
    を設け、該空間部40の上方を前記搬送排藁が通過する
    ように構成した脱穀装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007143456A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Iseki & Co Ltd 脱穀装置
JP4702541B2 (ja) * 2005-11-25 2011-06-15 井関農機株式会社 脱穀装置

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