JP2023060664A - 収穫機 - Google Patents
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Abstract
Description
また、揺動選別棚の終端にまで移送された被処理物をそのまま機外に排出してしまうと、脱穀ロスとなるので、二番コンベアに回収して二番還元装置により揺動選別棚の始端部に戻して還元再処理するが、この場合でも、揺動選別棚の終端における穀粒と泥砂等との分離はされず、穀粒が泥砂により汚染されるという課題がある。
本願は、揺動選別棚の構成を工夫し、穀粒の泥砂等の汚染を除去し、脱穀ロス低減を目的としたものである。
請求項2記載の発明は、揺動選別棚20の移送棚部22の下方に、前方に至るに従い低く傾斜するように設けた誘導板36の前端を唐箕ケーシング16の前下がり傾斜部前側傾斜部37に当接させ、誘導板36と唐箕ケーシング16の前側傾斜部37により形成した泥砂排出路40を、脱穀装置3の前板38に設けた泥砂等排出口39に臨ませた収穫機としたものである。
請求項3記載の発明は、揺動選別棚20の移送棚部22は略水平の水平面部30の後端に、後方に至るに従い高く傾斜する斜面部31を形成し、斜面部31の後端に上方に起立する起立面32を形成し、この水平面部30と斜面部31と起立面32により一つの棚板構成部Tとし、該棚板構成部Tを揺動選別棚20の揺動方向に複数並設して移送棚部22を構成し、移送棚部22の各棚板構成部Tの水平面部30または斜面部31または起立面32の何れかに移送棚部22を上下または前後に貫通する前記スリット35を設けた収穫機としたものである。
請求項4記載の発明は、揺動選別棚20のシーブ23の後側であって二番コンベア26の上方位置には、穀稈屑は後方に移送させて機外に排出し穀粒は後側に戻して二番コンベア26に回収させる後側移送棚部60を設け、後側移送棚部60の所定部分には穀粒は落下させないが、泥砂を落下させるスリット35を設けた収穫機としたものである。
請求項5記載の発明は、前記後側移送棚部60は後方に至るに従い高くなる後上がりに傾斜させ、後側移送棚部60上の穀粒を前側に戻す構成とし、後側移送棚部60の後端部には穀粒誘導板61を設け、後側移送棚部60の下方には前下がりに傾斜する泥砂誘導板63を設け、泥砂誘導板63の上面と後側移送棚部60の下面との間に後側泥砂排出通路64を設け、泥砂誘導板63の前端所定位置には後側泥砂排出口66に臨ませた泥砂排出板泥砂排出板65を設けた収穫機としたものである。
請求項6記載の発明は、揺動選別棚20の後側移送棚部60は略水平の水平面部30の後端に、後方に至るに従い高く傾斜する斜面部31を形成し、斜面部31の後端に起立する起立面32を形成して、この水平面部30と斜面部31と起立面32により一つの棚板構成部Tとし、該棚板構成部Tを揺動選別棚20の揺動方向に複数並設して後側移送棚部60を構成し、後側移送棚部60の各棚板構成部Tの水平面部30または斜面部31または起立面32の何れかに後側移送棚部60を貫通する前記スリット35を設けた収穫機としたものである。
請求項2の発明では、揺動選別棚20の揺動棚移送棚部22の下方に、前方に至るに従い低く傾斜するように設けた誘導板36の前端を唐箕ケーシング16の前下がり傾斜部前側傾斜部37に当接させ、誘導板36と唐箕ケーシング16の前側傾斜部37により形成した泥砂排出路40を、脱穀装置3の前板38に設けた泥砂等排出口39に臨ませているので、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等はスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
請求項3の発明では、揺動選別棚20の移送棚部22は略水平の水平面部30の後端に、後方に至るに従い高く傾斜する斜面部31を形成し、斜面部31の後端に上方に起立する起立面32を形成し、この水平面部30と斜面部31と起立面32により一つの棚板構成部Tとし、該棚板構成部Tを揺動選別棚20の揺動方向に複数並設して移送棚部22を構成し、移送棚部22の各棚板構成部Tの水平面部30または斜面部31または起立面32の何れかに移送棚部22を上下または前後に貫通する前記スリット35を設けているので、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等はスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
請求項4の発明では、揺動選別棚20のシーブ23の後側であって二番コンベア26の上方位置には、穀稈屑は後方に移送させて機外に排出し穀粒は後側に戻して二番コンベア26に回収させる後側移送棚部60を設け、後側移送棚部60の所定部分には穀粒は落下させないが、泥砂を落下させるスリット35を設けているので、後側移送棚部60から二番コンベア26と27により移送棚部22に還元される二番被処理物中の穀粒に付着している泥砂等を除去し、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
請求項5の発明では、後側移送棚部60は後方に至るに従い高くなる後上がりに傾斜させ、後側移送棚部60上の穀粒を前側に戻す構成とし、後側移送棚部60の後端部には穀粒誘導板61を設け、後側移送棚部60の下方には前下がりに傾斜する泥砂誘導板63を設け、泥砂誘導板63の上面と後側移送棚部60の下面との間に後側泥砂排出通路64を設け、泥砂誘導板63の前端所定位置には後側泥砂排出口66に臨ませた泥砂排出板65を設けているので、揺動選別棚20の後側移送棚部60の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等はスリット35から後側泥砂排出通路64に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、二番コンベア26から回収される収穫物の品質を向上させることができる。
請求項6の発明では、揺動選別棚20の後側移送棚部60は略水平の水平面部30の後端に、後方に至るに従い高く傾斜する斜面部31を形成し、斜面部31の後端に起立する起立面32を形成して、この水平面部30と斜面部31と起立面32により一つの棚板構成部Tとし、該棚板構成部Tを揺動選別棚20の揺動方向に複数並設して後側移送棚部60を構成し、後側移送棚部60の各棚板構成部Tの水平面部30または斜面部31または起立面32の何れかに後側移送棚部60を貫通する前記スリット35を設けているので、移送棚部22のみならず、後側移送棚部60でもスリット35から砂や土、ほこりを落下させて分離除去できて、汚粒の発生を低減させて、収穫物の品質を向上させることができる。
本願の収穫機は、米麦の穀粒あるいは蕎麦の穀粒の他に圃場に植立された緑豆・大豆等の作物の種子の収穫に使用するものであり、便宜的に、広義の穀粒として説明するが、このことにより、本発明の構成が限定されるものではない。また、理解を容易にするため、便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより本発明の構成が限定されるものではない。
刈取装置4は、オーガー(図示省略)を軸装したオーガーフレーム8に、掻込リール8Aと、刈刃8B等を設けて構成し、オーガーフレーム8には搬送エレベーター9の先端を取付け、搬送エレベーター9の基部は脱穀装置3の脱穀室11に接続する。
揺動選別棚20は、その始端部(前端部)を唐箕15の上方に位置させて移送棚部22に形成する。移送棚部22の移送方向下手側にはシーブ23を設ける。
24はシーブ23の下手側に設けたストローラック、25は揺動選別棚20の下方所定位置に設けた一番コンベア、26は一番コンベア25の後側に設けた二番コンベア、27は二番コンベア26が回収した二番物を移送棚部22に還元させる二番還元装置である。
そして、移送棚部22の各棚板構成部Tの水平面部30に、移送棚部22を上下に貫通するスリット35を設ける(図4)。
そのため、前後に揺動する移送棚部22により被処理物に付着している泥砂等を被処理物から分離させ、分離させた泥砂等をスリット35から下方に落下させて被処理物中から除去する。
泥砂等が付着した被処理物を、シーブ23へ移送させてしまうと、泥砂等は穀粒より比重が重いので、シーブ23で穀粒とは分離させることができず、泥砂等により汚染された状態で穀粒が一番コンベア25により回収されてしまうことになるが、本願では移送棚部22にスリット35を設けているので、被処理物中の泥砂等を分離させて除去できる。
すなわち、シーブ23では比重の軽い穀稈および穀稈屑と穀粒とを選別分離し、このシーブ23の手前の移送棚部22にて穀粒と泥砂等とを選別分離して、穀粒の泥砂等の汚染を除去する。
また、図5に示したように、揺動選別棚20の揺動棚移送棚部22の下方に、前方に至るに従い低く傾斜する誘導板36を設け、誘導板36の前端は唐箕ケーシング16の前下がりの前側傾斜部37に当接させ、前側傾斜部37の前方の脱穀装置3の前板38には泥砂等排出口39を脱穀装置3の幅方向の略全幅に亘って開口させる。
そのため、移送棚部22の下方には誘導板36と唐箕ケーシング16の前側傾斜部37により泥砂排出路40を形成し、泥砂排出路40により泥砂等を機外に排出させる。
したがって、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等はスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
そのため、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等は、移送棚部22の各棚板構成部Tの斜面部31に形成したスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
図7は、揺動選別棚20の他の実施形態を示し、揺動選別棚20の移送棚部22の各棚板構成部Tの起立面32に、縦長に形成したスリット35を揺動選別棚20の幅方向に所定間隔をおいて複数並設して構成する。
そのため、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等は、移送棚部22の各棚板構成部Tの起立面32に形成したスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
そのため、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等は、移送棚部22の各棚板構成部Tの起立面32に形成したスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
図9は、揺動選別棚20の他の実施形態を示し、揺動選別棚20の移送棚部22の各棚板構成部Tの斜面部31に、横長に形成したスリット35を揺動選別棚20の前後方向に所定間隔をおいて複数並設すると共に、幅方向にも所定間隔をおいて複数並設して構成する。
そのため、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等は、移送棚部22の各棚板構成部Tの起立面32に形成したスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
そのため、斜面部31の前後方向の面積に対して、スリット35を効率よく配置でき、泥砂等の分離排出効率を向上させ、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
図10は、揺動選別棚20の他の実施形態を示し、揺動選別棚20の移送棚部22の各棚板構成部Tの起立面32に、横長に形成したスリット35を揺動選別棚20の幅方向に所定間隔をおいて複数並設して構成する。
そのため、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等は、移送棚部22の各棚板構成部Tの起立面32に形成したスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
そのため、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等は、移送棚部22の各棚板構成部Tの起立面32に形成したスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
図12は、揺動選別棚20の他の実施形態を示し、揺動選別棚20の移送棚部22の各棚板構成部Tの斜面部31に、左側に至るに従い前側に位置するように平面視において傾斜させたスリット35を揺動選別棚20の幅方向に所定間隔をおいて複数並設して構成する。
すなわち、スリット35を平面視において左斜め向きの細い形状に形成し、揺動選別棚20の幅方向に所定間隔をおいて複数並設して構成する。
図13は、揺動選別棚20の他の実施形態を示し、揺動選別棚20の移送棚部22の各棚板構成部Tの、移送棚部22の左右中央位置よりも右側の水平面部30に、右側に至るに従い前側に位置するように平面視において傾斜させたスリット35を揺動選別棚20の幅方向に所定間隔をおいて複数並設し、揺動選別棚20の移送棚部22の各棚板構成部Tの、移送棚部22の左右中央位置よりも左側の水平面部30に、右側に至るに従い前側に位置するように平面視において傾斜させたスリット35を揺動選別棚20の幅方向に所定間隔をおいて複数並設して構成する。
この場合、左右のスリット35群は、移送棚部22に設けた、移送棚部22上の被処理物を移送棚部22の中央に寄せる左右の寄せ板寄せ板50の傾斜方向に合わせて斜めに形成配置させて構成している。
そのため、寄せ板50の向きとスリット35の向きとを略並行に合わせているので、寄せ板50により移送棚部22の中央に向けて誘導案内された被処理物に付着している泥砂等を効率よくスリット35から泥砂排出路40に落下させて、機外に排出させられる。
そのため、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等は、移送棚部22の各棚板構成部Tの起立面32に形成したスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
そのため、揺動選別棚20の移送棚部22の揺動により被処理物に付着していた砂・土・埃等は、移送棚部22の各棚板構成部Tの起立面32に形成したスリット35から泥砂排出路40に落下して機外に排出され、汚粒の発生を低減させ、一番コンベア25に回収される収穫物の品質を向上させることができる。
図16~図18は、他の実施形態の揺動選別棚20を設けた脱穀装置3を示し、刈取った穀物を扱胴に全稈投入して脱穀し、受網から漏下した選別物を揺動選別棚22と唐箕15の送風で選別し、穀粒を一番コンベア25で回収するとともに、二番コンベア26で回収した選別物を、揺動選別棚20の前方に還元して再度選別する構成とし、揺動選別棚20のシーブ23の後側には後側移送棚部60を設け、後側移送棚部60は2番コンベア26の上方より後ろ側に配置し、後側移送棚部60の所定位置には上下に貫通するスリット35を設ける。
すなわち、ストローラック24では穀稈屑と穀粒とを分離させられるが、穀粒より比重の重い泥砂等は分離できないので、後側移送棚部60にスリット35を設け、スリット35より泥砂等は下に落とし、穀粒は後側移送棚部60上を流下させて二番コンベア26に回収する。
したがって、揺動選別棚20を、シーブ23の後方にスリット35を有する後側移送棚部60を設けて構成している。
なお、図示は省略するが、側面視において、上からストローラック24と後側移送棚部60とを上下に重ねて並設してもよい。
本実施形態では、後側移送棚部60の各棚板構成部Tの水平面部30には上下に貫通し、揺動選別棚20の揺動方向に長いスリット35を水平面部30の幅方向に複数並設している。
後側移送棚部60は後方に至るに従い高くなる後上がりに傾斜させ、後側移送棚部60上の穀粒を前側に戻す構成とし、後側移送棚部60の前端部には穀粒誘導板61を設け、穀粒誘導板61の前端は二番コンベア26の前側の二番受樋62上に臨ませている(図18)。
そのため、揺動選別棚20の後部を後側移送棚部60とすることで、二番物と合わせて砂や土、ほこりが二番コンベア26に落下して選別部を巡回し、穀粒が汚れる(汚粒の発生)ことを防ぐとともに、後側移送棚部60の形状により、穀稈屑を効率的に後方に送り排出できる。
また、後側移送棚部60にスリット35を設け、スリット35から落下した砂や土、ほこりを排出する後側泥砂排出通路64を設けることで、砂や土、ほこりを後側泥砂排出口66から確実に機外に排出し、汚粒の発生を低減し、収穫物の品質を向上させることができる。
また、後側移送棚部60には上方に起立する起立面32を設けているので、穀粒を含んだ被処理物を後側移送棚部60の盤上での均分化作用を奏し、前記した茎等の被処理物の移送と泥砂等との分離を促進させられる。
なお、後側移送棚部60は、前側の移送棚部22と部品として共用することも可能であり、この場合、前記したように、穀粒は前側に移動し、茎屑等は後側に移動するように後上がりの傾斜に設定するとよい。
そのため、後側移送棚部60にて穀粒と泥砂等とを選別分離し、泥砂等により汚染されていない穀粒を、二番コンベア26に回収し、回収した二番物を二番還元装置27により移送棚部22上に還元して再選別処理を行う。
図21は、揺動選別棚20の他の実施形態を示し、後側移送棚部60の各棚板構成部Tの起立面32には前後に貫通し、揺動選別棚20の縦に長いスリット35を起立面32の幅方向に複数並設して構成する。
そのため、後側移送棚部60にて穀粒と泥砂等とを選別分離し、泥砂等により汚染されていない穀粒を、二番コンベア26に回収し、回収した二番物を二番還元装置27により移送棚部22上に還元して再選別処理を行う。
そのため、後側移送棚部60にて穀粒と泥砂等とを選別分離し、泥砂等により汚染されていない穀粒を、二番コンベア26に回収し、回収した二番物を二番還元装置27により移送棚部22上に還元して再選別処理を行う。
図23は、揺動選別棚20の他の実施形態を示し、後側移送棚部60の各棚板構成部Tの斜面部31には上下に貫通し、斜面部31の幅方向に長いスリット35を、斜面部31の揺動方向に複数(2個)並設し、かつ、斜面部31の幅方向に所定間隔をおいて複数並設して構成する。
そのため、後側移送棚部60にて穀粒と泥砂等とを選別分離し、泥砂等により汚染されていない穀粒を、二番コンベア26に回収し、回収した二番物を二番還元装置27により移送棚部22上に還元して再選別処理を行う。
そのため、後側移送棚部60にて穀粒と泥砂等とを選別分離し、泥砂等により汚染されていない穀粒を、二番コンベア26に回収し、回収した二番物を二番還元装置27により移送棚部22上に還元して再選別処理を行う。
図25は、揺動選別棚20の他の実施形態を示し、後側移送棚部60の各棚板構成部Tの水平面部30には上下に貫通し、揺動選別棚20の揺動方向の右側より左側に至るに従い後側に位置するように平面視において傾斜させたスリット35を、水平面部30の幅方向に所定間隔をおいて複数並設して構成する。
図26は、揺動選別棚20の他の実施形態を示し、後側移送棚部60の各棚板構成部Tの斜面部31には上下に貫通し、揺動選別棚20の揺動方向の左側より右側に至るに従い後側に位置するように平面視において傾斜させたスリット35を、斜面部31の幅方向に所定間隔をおいて複数並設して構成する。
そのため、後側移送棚部60にて穀粒と泥砂等とを選別分離し、泥砂等により汚染されていない穀粒を、二番コンベア26に回収し、回収した二番物を二番還元装置27により移送棚部22上に還元して再選別処理を行う。
そのため、後側移送棚部60にて穀粒と泥砂等とを選別分離し、泥砂等により汚染されていない穀粒を、二番コンベア26に回収し、回収した二番物を二番還元装置27により移送棚部22上に還元して再選別処理を行う。
Claims (6)
- 刈取装置(4)が刈り取った穀稈を、搬送エレベーター(9)を介して後方の脱穀装置(3)の脱穀室(11)に供給する収穫機において、前記脱穀装置(3)は、上部に扱胴(10)を軸装した脱穀室(11)を設け、該脱穀室(11)の下方に唐箕(15)の送風と前後方向の往復揺動により穀粒と異物とを選別するシーブ(23)を有する揺動選別棚(20)を設け、該揺動選別棚(20)の始端部には脱穀室(11)から落下した被処理物をシーブ(23)へ移送する移送棚部(22)を設け、移送棚部(22)の所定部分には穀粒は落下させないが、脱穀室(11)から落下した泥砂を落下させるスリット(35)を設けた収穫機。
- 請求項1記載の発明において、揺動選別棚(20)の移送棚部(22)の下方に、前方に至るに従い低く傾斜するように設けた誘導板(36)の前端を唐箕ケーシング(16)の前下がり傾斜部前側傾斜部(37)に当接させ、誘導板(36)と唐箕ケーシング(16)の前側傾斜部(37)により形成した泥砂排出路(40)を、脱穀装置(3)の前板(38)に設けた泥砂等排出口(39)に臨ませた収穫機。
- 請求項1または請求項2記載の発明において、揺動選別棚(20)の移送棚部(22)は略水平の水平面部(30)の後端に、後方に至るに従い高く傾斜する斜面部(31)を形成し、斜面部(31)の後端に上方に起立する起立面32を形成し、この水平面部(30)と斜面部(31)と起立面(32)により一つの棚板構成部(T)とし、該棚板構成部(T)を揺動選別棚(20)の揺動方向に複数並設して移送棚部(22)を構成し、移送棚部(22)の各棚板構成部(T)の水平面部(30)または斜面部(31)または起立面(32)の何れかに移送棚部(22)を上下または前後に貫通する前記スリット(35)を設けた収穫機。
- 請求項1~請求項3記載の発明において、揺動選別棚(20)のシーブ(23)の後側であって二番コンベア(26)の上方位置には、穀稈屑は後方に移送させて機外に排出し穀粒は後側に戻して二番コンベア(26)に回収させる後側移送棚部(60)を設け、後側移送棚部(60)の所定部分には穀粒は落下させないが、泥砂を落下させるスリット(35)を設けた収穫機。
- 請求項4記載の発明において、前記後側移送棚部(60)は後方に至るに従い高くなる後上がりに傾斜させ、後側移送棚部(60)上の穀粒を前側に戻す構成とし、後側移送棚部(60)の後端部には穀粒誘導板(61)を設け、後側移送棚部(60)の下方には前下がりに傾斜する泥砂誘導板(63)を設け、泥砂誘導板(63)の上面と後側移送棚部(60)の下面との間に後側泥砂排出通路(64)を設け、泥砂誘導板(63)の前端所定位置には後側泥砂排出口(66)に臨ませた泥砂排出板泥砂排出板(65)を設けた収穫機。
- 請求項4または請求項5記載の発明において、揺動選別棚(20)の後側移送棚部(60)は略水平の水平面部(30)の後端に、後方に至るに従い高く傾斜する斜面部(31)を形成し、斜面部(31)の後端に起立する起立面(32)を形成して、この水平面部(30)と斜面部(31)と起立面(32)により一つの棚板構成部(T)とし、該棚板構成部(T)を揺動選別棚(20)の揺動方向に複数並設して後側移送棚部(60)を構成し、後側移送棚部(60)の各棚板構成部(T)の水平面部(30)または斜面部(31)または起立面(32)の何れかに後側移送棚部(60)を貫通する前記スリット(35)を設けた収穫機。
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JP2001016962A (ja) * | 1999-07-01 | 2001-01-23 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | コンバインの揺動選別部構造 |
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