JP2008048696A - 脱穀装置 - Google Patents

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Hiroshi Kugimiya
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Abstract

【課題】被処理物からの穀粒の選別性能が従来の脱穀装置よりも高い脱穀装置の提供である。
【解決手段】扱室66の下方に、被処理物から穀粒を選別するための選別部50を設ける。選別部50には、穀粒を後方に移送する移送棚52と、移送棚52の後方には第1チャフシーブ53と、第1チャフシーブ53の後方には第2チャフシーブ54を配置する。そして、扱胴69の軸方向の略中間部の位置にある扱室66の下方から第1チャフシーブ53に被処理物が漏下する構成とする。第1チャフシーブ53には、扱室66から被処理物が少しずつ漏下するため、第1チャフシーブ53から漏下する被処理物を少しずつ風力選別でき、穀粒の選別処理能力が向上する。また、第1チャフシーブ53のうち被処理物の搬送方向に向かって最前のシーブ53aのみ傾斜角度を小さくすれば、最前のシーブ53aから落下する被処理物の量を抑制でき、被処理物の詰まりを防止できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンバイン等に搭載される脱穀装置に関する。
コンバインは穀稈の刈取装置と、脱穀装置と、脱穀後一時的に貯留するグレンタンクと、グレンタンクに貯留されている穀粒を排出するオーガなどから構成される。
脱穀装置の主脱穀部である扱室には刈取装置で刈り取った穀稈が挿入され、穀稈は扱室に軸架された扱胴の表面に多数設けられた扱歯と扱網との相互作用により脱穀される。穀稈から分離された被処理物(穀粒や藁くず)は扱網を通過して、選別室の揺動棚で受け止められ、二番穀粒や藁屑などを分離して穀粒のみをグレンタンクに搬送する。
二番穀粒は扱室の側方に設けられた二番処理室に送られ二番処理胴により穀粒、枝梗粒などに分離され、再び揺動棚に落下して穀粒、藁屑などに分離される。扱室で発生した藁くずなど短尺のものは排塵処理室に搬送され、排塵処理胴により処理される。
脱穀装置の中で最初に穀稈が挿入される扱室においては、被処理物が搬送されながら扱胴が回転することで穀稈の大部分が脱穀される。そして、扱室から落下する被処理物は、選別室において、上下前後方向に揺動する揺動棚上を移動しながら、後方のシーブで唐箕からの送風を受けて風力選別される。
選別室においては、揺動棚上を移動してきた被処理物や扱室から落下する被処理物により、シーブの移送始端部側では多量の藁屑や稈切等が混入し、穀粒の選別不良が発生することがある。したがって、被処理物からの穀粒選別性能を高めるために下記特許文献1によれば、揺動選別装置の前部の移送始端部側には開閉自在に複数の前チャフシーブを設け、後部の移送終端部側には開閉自在に複数の後チャフシーブを設けると共に、各前チャフシーブと、排藁移送装置とを連結して設ける構成を採用している。そして、排藁移送装置で挟持移送する排藁の移送量により前チャフシーブの開閉隙間を調整し、穀粒内へ藁屑や稈切等が混入することを防止して穀粒の選別性能の向上を図っている。
特開2003−199420号公報
しかし、上記特許文献1記載の構成によれば、揺動選別装置には、被処理物の搬送方向前方から後方に順次、移送棚、前チャフシーブ、後チャフシーブが設けられており、特に移送棚には、扱胴の前方部分で処理された多くの被処理物が扱室から漏下する。そして、移送棚上を移動してきた被処理物や扱室から漏下する被処理物により、前チャフシーブの移送始端部側には一度に多くの被処理物が集まるため、前チャフシーブの開閉隙間を調整するだけでは選別能力が追いつかない場合もあり、穀粒選別性能が低下してしまう。また、前チャフシーブの移送始端部側における穀粒選別性能が低下すると、脱穀装置全体の選別処理性能にも影響が及ぶ。
本発明の課題は、上記問題点を解決することであり、被処理物からの穀粒の選別性能が従来の脱穀装置よりも高い脱穀装置の提供である。
上記課題は次の解決手段により解決できる。
請求項1記載の発明は、穀桿から穀粒を分離処理するための扱歯(69a)を設けた扱胴(69)を軸架した扱室(66)と、該扱室(66)の下方に位置し、前記扱胴(69)から漏下する被処理物を後方へ移送しながら被処理物から穀粒を選別するための選別部(50)とを設けた脱穀装置において、前記選別部(50)には、前記扱室(66)から漏下する被処理物を揺動させながら後方に移送する移送棚(52)と、該移送棚(52)により移送された被処理物と前記扱室(66)から漏下する被処理物を風力選別しながら後方に移送する第1チャフシーブ(53)と、該第1チャフシーブ(53)により移送された被処理物と前記扱室(66)から漏下する被処理物を風力選別しながら更に後方へ移送する第2チャフシーブ(54)とを設け、前記扱胴(69)の軸方向の略中間部の位置にある扱室(66)の下方から前記第1チャフシーブ(53)に被処理物が漏下する構成とした脱穀装置である。
請求項2記載の発明は、前記第1チャフシーブ(53)の各シーブ(53a、53b、53c…)は、被処理物の搬送方向に向かって登り傾斜に配置され、前記第1チャフシーブ(53)のうち被処理物の搬送方向に向かって最前のシーブ(53a)のみ他のシーブ(53b、53c…)よりも水平面に対する傾斜角度が小さい請求項1記載の脱穀装置である。
請求項3記載の発明は、前記第1チャフシーブ(53)の上方に、前記選別部(50)の被処理物を拡散させるガイド(88)を、被処理物の搬送方向に向かってガイド(88)の前端が前記移送棚(52)の上方に位置するように第1チャフシーブ(53)と一体的に設けた請求項1又は2記載の脱穀装置である。
請求項1記載の発明によれば、扱胴(69)の軸方向の略中間部の位置にある扱室(66)の下方から前記第1チャフシーブ(53)に被処理物が漏下する構成としたことで、第1チャフシーブ(53)には、扱胴(69)の軸方向の略中間部の位置にある扱室(66)の下方からも被処理物が少しずつ漏下する。したがって、第1チャフシーブ(53)から漏下する被処理物を少しずつ風力選別することができ、第1チャフシーブ(53)の移送始端部側における処理能力を高め、選別部(50)の選別処理能力が向上する。すなわち、第1チャフシーブ(53)と第2チャフシーブ(54)を併せたシーブ全体を拡大することで、シーブ全体での漏下量をアップさせ、選別能力が向上する。
請求項2記載の発明によれば、第1チャフシーブ(53)のうち被処理物の搬送方向に向かって最前のシーブ(53a)のみ他のシーブ(53b、53c、…)よりも水平面に対する傾斜角度が小さいため、最前のシーブ(53a)からは被処理物が一度に落下せず少しずつ落下する。したがって、最前のシーブ(53a)から漏れる被処理物の漏下量を抑制できる。また、最前のシーブ(53a)の下方のスペースを確保でき、被処理物の詰まりを防止できる。
請求項3記載の発明によれば、選別部(50)の被処理物を拡散させるガイド(88)は第1チャフシーブ(53)と一体でありながら、第1チャフシーブ(53)のみならず、被処理物の搬送方向前方側の移送棚(52)上の被処理物の拡散も行うことができる。
図1には本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行うコンバインの左側面図を示し、図2には図1のコンバインの平面図を示す。また、図3には図1のコンバインの脱穀装置の一部切り欠き側面断面図を示し、図4には図3のコンバインの脱穀装置のA−A線矢視平面図を示し、図5には図3のコンバインの脱穀装置のB−B線矢視断面図を示し、図6には図3のコンバインの脱穀装置のC−C線矢視断面図を示す。なお、本実施の形態ではコンバインの前進方向に向かって前側と後側をそれぞれ前、後といい、左側と右側をそれぞれ左、右ということにする。
図1ないし図2に示すコンバイン1の走行フレーム2の下部には、ゴムなどの可撓性材料を素材として無端帯状に成型した左右一対のクローラ4を持ち、乾田はもちろんのこと、湿田においてもクローラ4が若干沈下するだけで自由に走行できる構成の走行装置3を備え、走行フレーム2の前部には刈取装置6を搭載し、走行フレーム2の上部には図示しないエンジンならびに脱穀装置15、操縦席20およびグレンタンク30を搭載する。
刈取装置6は、図示しない刈取昇降シリンダの伸縮作用により刈取装置6全体を昇降して、圃場に植生する穀稈を所定の高さで刈取りができる構成としている。刈取装置6の前端下部に分草具7を、その背後に傾斜状にした穀稈引起し装置8を、その後方底部には刈刃(図示せず)を配置している。刈刃と脱穀装置15のフィードチェン14の始端部との間に、図示しない前部搬送装置、扱深さ調節装置、供給搬送装置などを順次穀稈の受継搬送と扱深さ調節とができるように配置している。
コンバイン1の刈取装置6の作動は次のように行われる。まず、エンジンを始動して変速用、操向用などの操作レバーをコンバイン1が前進するように操作し、刈取・脱穀クラッチ(図示せず)を入り操作して機体の回転各部を伝動しながら、走行フレーム2を前進走行させると、刈取、脱穀作業が開始される。圃場に植立する穀稈は、刈取装置6の前端下部にある分草具7によって分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置8の引起し作用によって倒伏状態にあれば直立状態に引起こされ、穀稈の株元が刈刃に達して刈取られ、前部搬送装置に掻込まれて後方に搬送され、扱深さ調節装置、供給搬送装置に受け継がれて順次連続状態で後部上方に搬送される。
穀稈は供給搬送装置からフィードチェン14の始端部に受け継がれ、脱穀装置15に供給される。脱穀装置15は、上側に扱胴69を軸架した扱室66を配置し、扱室66の下側に選別部50を一体的に設け、供給された刈取穀稈を脱穀、選別する。
脱穀装置15に供給された穀稈は、後で詳細に説明するが、主脱穀部である扱室66に挿入され、扱室66に軸架され回転する扱胴69の多数の扱歯69aと、フィードチェン14による移送と、扱網74との相互作用により脱穀され、被処理物(穀粒や藁くず)は脱穀装置15内の選別部50の揺動棚51で受け止められ、上下前後方向に揺動する揺動棚51上を移動しながら、唐箕79からの送風を受けて風力選別され、比重の重い穀粒は第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54および選別網63を通過し、一番螺旋65aから、搬送螺旋(図示せず)を内蔵している一番揚穀筒65を経てグレンタンク30へ搬送され、グレンタンク30に一時貯留される。一番揚穀筒65の長手方向の軸芯上にグレンタンク30の籾排出口を設けている。
脱穀装置15の扱室66の終端に到達した脱穀された残りの穀稈で長尺のままのものは、排藁チェーン80(図4)および排藁穂先ラグ(図示せず)に挟持されて搬送され、脱穀装置15の後部の藁用カッター96に投入されて切断され、圃場に放出される。
グレンタンク30内の底部に穀粒移送用のグレンタンク螺旋(図示せず)を設け、グレンタンク螺旋を駆動する螺旋駆動軸(図示せず)に縦オーガ18および横オーガ19からなる排出オーガを連接し、グレンタンク30内に貯留した穀粒を排出オーガ排出口19aからコンバイン1の外部に排出する。グレンタンク螺旋、縦オーガ螺旋(図示せず)および横オーガ螺旋(図示せず)は、エンジンの動力の伝動を受けて回転駆動され、それぞれのラセン羽根のスクリュウコンベヤ作用により貯留穀粒を搬送する。
刈取装置6で刈り取った穀稈は刈取装置6に装着された穀稈搬送、調節装置で扱深さが調節され、脱穀装置15の主脱穀部である扱室66内に挿入される。扱室66に軸架された扱胴69には、表面に多数の扱歯69aが設けられている。そして、エンジンからの動力を伝動して駆動機構により、図4、図5の矢印B方向に回転する。
扱室66に挿入された穀粒の付いた穀稈は、移動するフィードチェン14により図4の矢印A方向に移送されながら、矢印B方向に回転する扱胴69の扱歯69aと扱網74との相互作用により脱穀される。そして穀稈から分離された被処理物(穀粒や藁くず)は扱網74を矢印C1方向(図5)に通過して、選別部50の揺動棚51で受け止められる。
揺動棚51は、扱室66の扱網74の下方に配置した移送棚52とその後方に配置した上方の第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54とその下方の選別網63と最後端部に配置したストローラック62などから構成されている。
第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54は、揺動しながら各シーブ間から被処理物を漏下させ、唐箕79からの送風により風力選別する点で共通しているが、被処理物の搬送方向前方側の第1チャフシーブ53の方が後方側にある第2チャフシーブ54に比べて各シーブの大きさが小さく、各シーブ間の距離が多少狭い構成である。被処理物の搬送方向前方側では、被処理物中における単粒の含有率が高く、藁屑の漏下を抑えながら単粒だけを漏下させ、藁屑をより後方へ移送するために、このような構成としている。
そして移送棚52には複数個のラック状の選別板52aを備えており、移送棚52は第1チャフシーブ53の前方に配置されている。そして移送棚52は扱胴69の下方に配置して二番処理物を受け止め得る構成になっている。
扱網74(図3)の前方の領域で漏下する脱穀初期に脱粒した穀粒は単粒であり夾雑物も含んでいないので第1チャフシーブ53や第2チャフシーブ54上で粗選別する必要が無く、直接選別網63で後述する唐箕79からの送風により風選することができ、これらチャフシーブ53、54の負荷を軽くし、能率的な脱穀が可能となる。
また、揺動棚51は図示しない揺動棚駆動機構の作動により上下前後方向に揺動するので、被処理物は矢印D方向(図3)に移動しながら、揺動棚51上に漏下した比重の重い穀粒は選別網63を矢印E方向に通過し、一番棚板64で集積され、一番螺旋65aから一番揚穀筒65を経てグレンタンク30へ搬送される。グレンタンク30に貯留された穀粒は、オーガ18、19を経由してコンバイン1の外部へ搬送される。
揺動棚51の上の被処理物のうち軽量のものは、揺動棚51の揺動作用と唐箕79のファン79aによる送風に吹き飛ばされて揺動棚51から第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54に向けて矢印D方向に移動し、ストローラック62の上で大きさの小さい二番穀粒は矢印G方向に漏下して二番棚板85に集められ、二番螺旋86で二番揚穀筒87へ搬送される。
二番穀粒(二番物ということがある)は、正常な穀粒、枝梗粒、藁くずおよび藁くずの中に正常な穀粒が刺さっているササリ粒などの混合物であり、二番揚穀筒87の中を二番揚穀筒螺旋(図示せず)により揚送されて、二番処理室入口から二番処理室67の上方へ放出される。二番処理室67の下部に軸架する二番処理胴70はエンジンからの動力を伝動して駆動機構により、図4の矢印J方向に回転する。二番穀粒は二番処理胴70に植設してある多数の処理歯70aに衝突しながら矢印I方向(図3、図4)に進行する間に二番穀粒の分離と枝梗粒の枝梗の除去を行い、被処理物の一部は二番処理胴70の下方に設けられた受網75を通り抜けて選別部50に漏下し、被処理物の大部分は移送棚52から第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54方向に送られ、穀粒は第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54と選別網63を通り、一番螺旋65aに集められる。
このように二番物を移送棚52上に回収して第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54による再処理をすることにより、穀粒と藁くずとの分離が良好になる。
一方、脱穀装置15の扱室66の終端に到達した脱穀された残りの穀稈で長尺のままのものは、排藁チェーン80(図4)および排藁穂先チェーン(図示せず)に挟持されて搬送され、脱穀装置15の後部の排藁処理室95に投入されて圃場に放出される。
また、扱室66の被処理物搬送方向終端部に到達した被処理物の中で、藁くずなど短尺のものは、排塵処理室68の連通口68aから矢印A2(図4)方向に投入されて排塵処理室68に入り、排塵処理室68では回転する排塵処理胴71(図6)の螺旋71aにより矢印K方向(図3、図4)に搬送されながら処理される。
排塵処理室68に入った少量の穀粒を含む藁くずを主体とする被処理物の中の漏下物(穀粒)は受け網76(図3)から揺動棚51上に漏下し、ストローラック62に誘導されて二番棚板85から二番揚穀筒87を経由して二番処理室67に送られる。
なお、同軸上にある二番処理胴70と排塵処理胴71の駆動はエンジンから駆動力をプーリを介して行われる。
図3に示すように、脱穀装置15の後部に横断流ファン91を設け、排塵処理室68を含む脱穀装置15内で発生する排塵のうち、比重の軽い藁くず、枝梗および塵埃を含む空気を横断流ファン91の回転による送風で吸引し、横断流ファン出口から矢印L方向へ吹き出して、コンバイン1の外部へ放出する。
排塵処理室68から揺動棚51の終端部に矢印M(図3)のように落ちた排塵のうち二番穀粒、三番穀粒など小径で比重の重いものは、揺動棚51の終端部のストローラック62あるいは第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54を矢印G方向へ通過して二番棚板85に漏下し、再び二番処理室67において処理される。
また、排塵処理室68から揺動棚51の終端部に矢印Mのように落ちた排塵のうち、やや長めの藁くずはストローラック62で受けとめられ、揺動棚51の揺動運動と、唐箕79の送風力により矢印Fのように揺動棚51の後方から排出され圃場に放出される。
脱穀装置15に供給された穀稈のうち、約70%が扱胴69の回転軸方向の長さの略1/3の長さ位置にある前方側の扱室66で脱穀され、扱胴69の回りを回転しながら扱網74を漏下する。このため、従来は、扱胴69のほぼ真下に位置する移送棚52の搬送終端部付近、すなわち第1チャフシーブ53の搬送始端部付近に、扱室66内の被処理物が一気に漏下して、移送棚52から移送される被処理物と共に第1チャフシーブ53へ移送されていた。第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54では、唐箕79のファン79aによる送風により被処理物は風力選別されるが、第1チャフシーブ53の搬送方向始端部側ではこのように被処理物の量が多くなることから、第1チャフシーブ53の選別能力が追いつかないという問題が生じていた。
しかし、本実施形態によれば、図3に示すように、第1チャフシーブ53の被処理物の搬送始端部が扱胴69の軸方向の略中間部の位置にある扱室66の下方に位置するように第1チャフシーブ53を設けることで、第1チャフシーブ53には、扱胴69の軸方向の略中間部から後方側の位置にある扱室66から被処理物が少しずつ漏下する。そして移送棚52からも第1チャフシーブ53には被処理物が多量に移送されなくなるため、第1チャフシーブ53から漏下した被処理物は少しずつ送風選別される。また、第1チャフシーブ53から漏れる被処理物の漏下量が増加するため、処理能力が向上する。
すなわち、第1チャフシーブ53の被処理物の搬送始端部を従来に比べて被処理物の搬送方向前方側に設けることで、第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54の範囲が従来よりも拡がって、第1チャフシーブ53から漏下する被処理物の量が増える。また、第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54を併せたシーブ全体としての処理量が多くなる。このように、シーブ全体の範囲を拡大することによって、シーブ全体での漏下量をアップさせ、選別能力が向上する。
したがって、本構成を採用することにより、第1チャフシーブ53から漏下する被処理物の量、特に単粒の量が増加し、第1チャフシーブ53から漏下する被処理物を唐箕79からの送風を受けて少しずつ風力選別することで、第1チャフシーブ53の移送始端部側における処理能力を高めることができ、選別部50の選別処理能力が向上する。
そして図3に示すように、第1チャフシーブ53の各シーブ53a、53b、53c…は、揺動に伴う後方への移送能力を持たせるために、被処理物の搬送方向に向かって登り傾斜に配置されている。第1チャフシーブ53の最前のシーブ53aには、移送棚52から移送される被処理物や、扱室66から漏下する被処理物が集まるために被処理物の量が多くなる。しかし、この最前のシーブ53aのみ他のシーブ53b、53c…よりも水平面に対する傾斜角度を小さくすると、最前のシーブ53a上を転がり落ちる被処理物の落下速度が他のシーブ53b、53c…上を転がり落ちる被処理物の落下速度よりも遅くなる。したがって、他のシーブ53b、53c…に比べて傾斜が緩い最前のシーブ53aからは、被処理物は一度に落下せずに少しずつ落下する。
また、最前のシーブ53aの下方や最前のシーブ53aと前から2番目のシーブ53b間の隙間が大きくなり、被処理物(粒)が落下するスペースを確保できる。
本構成を採用することにより、最前のシーブ53aからは被処理物が一度に落下せず少しずつ落下するため、最前のシーブ53aから漏れる被処理物の漏下量を抑制できる。すなわち、最前のシーブ53aでの処理量を抑えて、シーブ後方にも被処理物を分散できる。また、最前のシーブ53aの下方のスペースを確保でき被処理物の詰まりを防止できる。
図7(a)には、図3のコンバインの揺動棚51の構成図を示し、図7(b)には、ガイド88付近の図を示す。また、図8には、図3のコンバインの第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54付近の平面図を示す。
更に、第1チャフシーブ53の上方に、揺動棚51上の被処理物を拡散させるガイド88を、被処理物の搬送方向に向かってガイド88の前端が前記移送棚52の上方に位置するように第1チャフシーブ53と一体的に設けている。
図7に示すように、左右の側板90、90間に第1チャフシーブ53を固定すると共に、該左右の側板90、90の前端部間にガイド88、88の前部下側を固定し、前記左右の側板90、90の下部間に第1チャフシーブ選別棚55を取り付けてユニット化し、このユニットを前記揺動棚51の本体に対して着脱可能に取り付ける。前記ガイド88は、揺動棚51上における漏下量の一番多い一側方から漏下量の少ない他側へ被処理物を案内し、被処理物の層厚を左右で均一にするためのものである。
扱胴69は回転しているため、回転方向上手側(フィードチェン14による被処理物の移送供給側)では漏下量が少なくなり、扱胴69の回転方向下手側(矢印N方向)では漏下量が多くなる。このように、扱胴69の回転方向により漏下量の多い側と少ない側が生じるが、ガイド88を設けることで、矢印N方向に寄った脱穀物は矢印U方向に流れるため、揺動棚51上の被処理物の層厚を左右で均一にできる。
本構成を採用することにより、第1チャフシーブ53と一体でありながら、第1チャフシーブ53のみならず、被処理物の搬送方向前方側の移送棚52上の被処理物の拡散も行うことができる。また、ガイド88が変形した場合にも、第1チャフシーブ53と一体であるのでユニットとして容易に交換できる。
図9には、図3のコンバインの第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54付近の被処理物の流れを説明するための簡略図を示す。
また、第1チャフシーブ53の下方に、第1チャフシーブ53から落下する被処理物を選別する第1チャフシーブ選別網55を設けても良い。
図9に示すように、第1チャフシーブ53から落下する被処理物は第1チャフシーブ選別網55により選別され、被処理物中の粒径の大きい藁屑は選別網55の上側に残り、被処理物中の粒径の小さい籾は選別網55の下側に落ちる。このように、第1チャフシーブ53から落下する被処理物を藁屑と籾の上下2層に荒く選別して、被処理物の搬送方向後方側の選別網63に送ることができる。
本構成を採用することにより、更に、選別部50における選別処理能力が向上する。
そして、図7に示すように、第1チャフシーブ選別網55は、第1チャフシーブ53にネジ60などで左右の側板90、90側に止めて設けることで、取り外し可能な構成としても良い。ガイド88は、側板90、90間に溶接した支持部88aに溶接されており、第1チャフシーブ53の左右端部は側板90、90間に形成したスリット(図示せず)に差し込んで取り付けている。
第1チャフシーブ選別網55は第1チャフシーブ53の下方の比較的狭い空間に設けられているが、本構成により容易に取り外し可能である。また条件に応じて取り付けたり、外したりできるので、種々の選別条件に対する適応性が向上する。
また、第1チャフシーブ選別網55を第1チャフシーブ53の下端と揺動棚51の底面との間の高さの半分の高さの位置に設けても良い。
図9に示すように、第1チャフシーブ53の下端と第1チャフシーブ選別網55の被処理物の搬送方向終端部との距離Tと第1チャフシーブ選別網55の被処理物の搬送方向終端部と揺動棚51における選別網63の取付面の距離Wがほぼ等しくなるように、第1チャフシーブ選別網55を配置する。
このように第1チャフシーブ選別網55を挟んで両者の距離がほぼ等しいことで、第1チャフシーブ選別網55の上側と下側の被処理物が通過するスペースはほぼ同一になる。したがって、第1チャフシーブ選別網55付近の狭い空間内で被処理物が通過しにくくなることを防ぎ、選別部50における被処理物の詰まりを防止できる。
図10(a)には本発明の別実施形態のコンバインの脱穀装置の一部切り欠き側面断面図を示し、図10(b)には第1チャフシーブ53の拡大図を示す。
本実施形態によれば、第1チャフシーブ53の各シーブ53a、53b、…を、被処理物の搬送方向の前方側と後方側で水平面に対するシーブの傾斜角度が異なるように設けている。
図10に示すように、第1チャフシーブ53のうち前方側のシーブ(53a、53b、53c、53d)は、他のシーブに比べて傾斜角度を小さく、すなわち緩やかになるように設けている。すなわち、被処理物の搬送方向の前方側の各シーブ間の幅W1と後方側の各シーブ間の幅W2をW1<W2の関係にしている。なお、本実施形態では、被処理物の搬送方向前方側4つのシーブ(53a、53b、53c、53d)の傾斜角度を小さくしてるが、とくに個数の限定はない。第1チャフシーブ53全体の半分程度を基準とすれば良いが、被処理物の処理量や種類によって、個数を加減すればよい。
このように、第1チャフシーブ53の前方側のシーブ(53a、53b、53c、53d)の傾斜を緩やかにすることで、後方側のシーブに比べてシーブ上を転がり落ちる被処理物の落下速度が遅くなる。したがって、第1チャフシーブ53の前方側のシーブでは、少しずつ被処理物(粒)が落下し、被処理物の漏れる量を抑制できる。また、第1チャフシーブ53の前方側のシーブの下方のスペースを確保でき、被処理物の詰まりを防止できる。
また、図10に示すように、第1チャフシーブ53の傾斜角度を小さくした前方側のシーブ(53a、53b、53c、53d)のうち、被処理物の搬送方向に向かって最前のシーブ53aのみシーブの先端を上側に曲げて、他のシーブ(53b、53c、53d)はシーブの先端を下側に曲げた構成としても良い。すなわち、シーブの向きを上下逆にすればよい。
シーブの傾斜角度を小さくした場合は、各シーブ間のスペースが狭くなってしまうが、本構成を採用することにより、傾斜角度を小さくしても、最前のシーブ53a以外はシーブの先端が下側に向いているため、各シーブ間のスペースを確保できる。また、単にシーブの向きを変えれば良く、被処理物の搬送方向前方側と後方側でシーブの形を変える必要もないため、別々にシーブを製造する手間も省けるので、部品(シーブ)を共用でき、経済的である。
また、第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54の各シーブ間の間隔が、第1チャフシーブ53の被処理物の搬送方向前方側のシーブ<第1チャフシーブ53の被処理物の搬送方向後方側のシーブ<第2チャフシーブ54となるように設けても良い。
第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54の上方を通過する被処理物の量は、搬送方向前方側の方が多いため、被処理物の搬送方向前方から後方に向けて、被処理物が落下するシーブ間のスペースを大きくすると、第1チャフシーブ53の前方側、後方側と第2チャフシーブ54上における被処理物の量が偏ることなく分散されて、均一な、精度の良い選別が可能となる。
また、第1チャフシーブ53から落下する被処理物が第1チャフシーブ選別網55上に載らないように、第1チャフシーブ53の下方に設けた第1チャフシーブ選別網55の被処理物の搬送方向後端部を、第1チャフシーブ53の同じく後端部よりも前方に位置するように、設けても良い。
第1チャフシーブ選別網55の被処理物の搬送方向後端部が、第1チャフシーブ53の後端部と同じもしくはそれよりも後方に位置する場合、すなわち第1チャフシーブ選別網55の長さが第1チャフシーブ53の後端部まで延びていると、第1チャフシーブ53上の被処理物のほとんどが第1チャフシーブ選別網55上に落下する。第1チャフシーブ53の被処理物の搬送方向前方側では、被処理物の量が多いため、選別性能を高める必要があるが、第1チャフシーブ53の被処理物の搬送方向後方側では、被処理物の量が前方側に比べて少なくなるため、かえって第1チャフシーブ選別網55における処理量が多くなって、被処理物の流れを妨げてしまう。
したがって、本構成を採用することにより、第1チャフシーブ選別網55上には第1チャフシーブ53から落下する被処理物のみ落ちるようにすると、被処理物の流れが良くなり、選別部50における処理効率が向上する。
図11(a)には、本発明の別実施形態のコンバインの扱胴69の正面図を示し、図11(b)には、図11(a)の扱胴69の平面図を示す。
ところで、脱穀装置15の主脱穀部である扱室66内では、扱室66に軸架された扱胴69の扱歯69aと扱網74との相互作用により刈取穀稈は脱穀される。しかし、脱穀され難い品種の刈取時には、穀稈の扱ぎ残しが発生しやすい。また、処理量が多い高流量時には、被処理物中の排藁(藁くず)が扱胴69の回転と共に回る連れ出しが起こりやすく、排藁の中に正常な穀粒が刺さってできるササリ粒が発生したり、穀粒の回収ロスが問題となる。
そこで、図11に示すように、扱室66内の扱胴69の被処理物の搬送方向後方側にある排塵処理室68の連通口68a(図4)付近に、通常の扱歯69aとは別に、ササリ落とし(脱穀後の排藁にささり込んだ穀粒を回収すること)や扱ぎ残した穀稈を回収するための扱歯69bを設ければ良い。図11によれば、ササリ落としや扱ぎ残し回収用の扱歯(以下、回収用の扱歯という)69bは、四方に設けている通常の扱歯69a、69a間に追加する形で2方向に設けている。しかし、被処理物の処理量や種類によっては2方向のみならず、それ以上、例えば4方向に設けても良い。
本構成を採用することにより、扱歯69aとは別に扱歯69bを設けることで、籾のササリ落としができ、また扱ぎ残した穀稈の回収もできるため、穀稈の扱ぎ残しや四番穀粒の回収ロスの低減が図れる。また、排塵処理室68の連通口68aにある排塵処理胴71の処理歯71aによって、ササリ粒回収が良好に行われるようになるので、四番穀粒の回収ロスの低減効果も高まる。
そして、扱胴69の扱歯69aのピッチを、被処理物の搬送方向に向かって前方側の扱歯69aのピッチRと後方側の扱歯69aのピッチQと回収用の扱歯69bのピッチSとの関係が、R>Q>Sとなるようにする。
被処理物の搬送方向前方側の扱歯69aのピッチRを小さくすると、被処理物が扱胴69の周囲を連れ回り、扱室66の下方にある選別部50に落下しにくい。したがって、被処理物の処理効率が落ちるため、被処理物の搬送方向前方側の扱歯69aのピッチRは適度に大きい方がよい。しかし、扱胴69の被処理物の搬送方向後方側は、処理量が少なくなるため、ピッチが小さくても処理効率が落ちない。そして、扱室66には刈取穀稈がフィードチェン14により次々に供給、挿入されるため、扱胴69における脱穀の処理効率を考慮すれば、搬送方向後方側の小さいピッチQの歯数よりも搬送方向前方側の大きいピッチRの歯数を多く設けると良い。
本構成を採用することにより、扱胴69の被処理物の搬送方向前方側のピッチの大きな扱歯69aでササリ粒や扱ぎ残した穀稈を大方回収し、後方側のピッチの小さい扱歯69aで残りの被処理物を回収し、更にピッチの小さい扱歯69bで扱ぎ残った穀稈やササリ粒の回収を行うことができ、更に、穀稈の扱ぎ残しや四番穀粒の回収ロスの低減が図れる。
図12〜図16には、図11の籾のササリ落としや扱ぎ残し回収用の扱歯69bの形状を変えた場合の変形例を示す。
また、図12に示すように、回収用の扱歯69bの形状を正面視でI型にしたり、図13に示すように、正面視でJ型にしたり、形状を変えても良い。
回収用の扱歯69bの形状を正面視でI型にすれば、I型の扱歯69bが藁の間をかかり強く通るので藁の痛みが少ない。また回収用の扱歯69bの形状を正面視でJ型にすれば、通常の扱歯よりも藁が引っ掛かりにくく、藁の痛みが少なくササリ粒を回収できる。また、先端部の曲がり部において、藁を少し引っ掛けることで扱ぎ残しも回収できる。
また、図14に示すように、通常の扱歯69aよりも径を小さくしても良い。
回収用の扱歯69bの径を通常の扱歯69aの径よりも小さくすれば、藁の引っ掛かりが少なく、藁の痛みが少ない。また、前述のI型形状やJ型形状に比べて幅があるため扱歯の強度が強く、高負荷時に変形しにくい。
更に、図15に示すように、回収用の扱歯69bの形状を正面視で十手型としても良い。また、図16に示すように、複数の扱歯69bを一体型にした串状の形状とすれば、扱胴69に扱歯69bを一つずつ取り付ける手間が省け、扱歯69bの取り付けや取り外しが容易で、簡易な構成となる。
回収用の扱歯69bの形状を正面視で十手型にすれば、平行に並んだ扱歯69bによりそぎ取るように扱ぎ残しを回収できる。
本発明の脱穀装置はコンバインなどの収穫した穀粒の処理装置に利用できる。
本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行うコンバインの左側面図である。 図1のコンバインの平面図である。 図1のコンバインの脱穀装置の一部切り欠き側面断面図である。 図3のコンバインの脱穀装置のA−A線矢視平面図である。 図3のコンバインの脱穀装置のB−B線矢視断面図である。 図3のコンバインの脱穀装置のC−C線矢視断面図である。 図7(a)は図3のコンバインの揺動棚の構成図であり、図7(b)はガイド付近の図である。 図3のコンバインの第1チャフシーブと第2チャフシーブ付近の平面図である。 図3のコンバインの第1チャフシーブと第2チャフシーブ付近の被処理物の流れを説明するための簡略図である。 図10(a)は本発明の別実施形態のコンバインの脱穀装置の一部切り欠き側面断面図であり、図10(b)は第1チャフシーブの拡大図である。 図11(a)は、本発明の別実施形態のコンバインの扱胴の正面図であり、図11(b)は、図11(a)の扱胴の平面図である。 図11の籾のササリ落としや扱ぎ残し回収用の扱歯の形状を変えた場合の変形例である。 図11の籾のササリ落としや扱ぎ残し回収用の扱歯の形状を変えた場合の変形例である。 図11の籾のササリ落としや扱ぎ残し回収用の扱歯の形状を変えた場合の変形例である。 図11の籾のササリ落としや扱ぎ残し回収用の扱歯の形状を変えた場合の変形例である。 図11の籾のササリ落としや扱ぎ残し回収用の扱歯の形状を変えた場合の変形例である。
符号の説明
1 コンバイン 2 走行フレーム
3 走行装置 4 クローラ
6 刈取装置 7 分草具
8 穀稈引起し装置 14 フィードチェン
15 脱穀装置 18 縦オーガ
19 横オーガ 19a オーガ排出口
20 操縦席 30 グレンタンク
50 選別部 51 揺動棚
52 移送棚 52a 選別板
53 第1チャフシーブ 53a 第1チャフシーブの最前のシーブ
54 第2チャフシーブ 55 第1チャフシーブ選別網
60 ネジ 62 ストローラック
63 選別網 64 一番棚板
65 一番揚穀筒 65a 一番螺旋
66 扱室 67 二番処理室
68 排塵処理室 68a 排塵処理室連通口
69 扱胴 69a,69b 扱歯
70 二番処理胴 70a 処理歯
71 排塵処理胴 71a 処理歯(螺旋)
74 扱網 75 二番処理胴受網
76 受け網 79 唐箕
79a 唐箕ファン 80 排藁チェーン
85 二番棚板 86 二番螺旋
87 二番揚穀筒 88 ガイド
88a 支持部 90 側板
91 横断流ファン 95 排藁処理室
96 藁用カッター

Claims (3)

  1. 穀桿から穀粒を分離処理するための扱歯(69a)を設けた扱胴(69)を軸架した扱室(66)と、
    該扱室(66)の下方に位置し、前記扱胴(69)から漏下する被処理物を後方へ移送しながら被処理物から穀粒を選別するための選別部(50)と
    を設けた脱穀装置において、
    前記選別部(50)には、前記扱室(66)から漏下する被処理物を揺動させながら後方に移送する移送棚(52)と、該移送棚(52)により移送された被処理物と前記扱室(66)から漏下する被処理物を風力選別しながら後方に移送する第1チャフシーブ(53)と、該第1チャフシーブ(53)により移送された被処理物と前記扱室(66)から漏下する被処理物を風力選別しながら更に後方へ移送する第2チャフシーブ(54)とを設け、
    前記扱胴(69)の軸方向の略中間部の位置にある扱室(66)の下方から前記第1チャフシーブ(53)に被処理物が漏下する構成としたことを特徴とする脱穀装置。
  2. 前記第1チャフシーブ(53)の各シーブ(53a、53b、53c…)は、被処理物の搬送方向に向かって登り傾斜に配置され、前記第1チャフシーブ(53)のうち被処理物の搬送方向に向かって最前のシーブ(53a)のみ他のシーブ(53b、53c…)よりも水平面に対する傾斜角度が小さいことを特徴とする請求項1記載の脱穀装置。
  3. 前記第1チャフシーブ(53)の上方に、前記選別部(50)の被処理物を拡散させるガイド(88)を、被処理物の搬送方向に向かってガイド(88)の前端が前記移送棚(52)の上方に位置するように第1チャフシーブ(53)と一体的に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の脱穀装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019004764A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 株式会社クボタ 脱穀装置

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