JP2009201432A - 脱穀装置 - Google Patents

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釘宮  啓
Junji Doihara
純二 土居原
Toshiro Nagai
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Abstract

【課題】排塵処理室からの安易な被処理物の排出を防ぎ、穀粒の回収効率を向上させる脱穀装置の提供である。
【解決手段】扱胴69を軸架した扱室66と、排塵処理胴71を軸架した排塵処理室68と、扱室66及び排塵処理室68の下方に設けられた揺動棚51を有する選別室50と、扱室66の後側で揺動棚51の上側に形成した排塵室83と、排塵室83内であって排塵処理室68と対向する位置に設けられ、排塵室83内の塵埃を吸引して外部へ排出するための吸引ファン91と、排塵処理室68の後端部に達した被処理物を脱穀装置の外部へ排出する第1排塵口102と、揺動棚51の後端部に達した被処理物を脱穀装置の外部へ排出する第2排塵口103と、第1排塵口102及び第2排塵口103から排出される被処理物に抵抗を与える開閉自在の板体100とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、コンバイン等に搭載される脱穀装置に関する。
コンバインは穀稈の刈取装置と、脱穀装置と、脱穀後一時的に貯留するグレンタンクと、グレンタンクに貯留されている穀粒を排出するオーガなどから構成される。
脱穀装置の主脱穀部である扱室には刈取装置で刈り取った穀稈がフィードチェーンにより搬送、挿入され、穀稈は扱室に軸架された扱胴の表面に多数設けられた扱歯と扱網との相互作用により脱穀される。穀稈から分離された被処理物(穀粒や藁くず)は扱網を通過して、選別室の揺動棚で受け止められ唐箕からの送風による送風選別や揺動棚の揺動選別などによって二番穀粒や藁屑などを分離して穀粒のみをグレンタンクに搬送する。
二番穀粒は二番処理室に送られ二番処理胴により穀粒、枝梗粒などに分離され、再び揺動棚に落下して穀粒、二番穀粒、藁屑などに分離される。扱室で発生した藁くずなど短尺のものは排塵処理室に搬送され、排塵処理胴により処理される。脱穀装置の扱室の終端に到達した脱穀された残りの穀稈で長尺のままのものは、排藁搬送装置により搬送され、脱穀装置の後部の排藁処理室に投入されて圃場に放出される。
コンバイン等に搭載される脱穀装置による上記脱穀作業は、省力化、能率化され、脱穀装置の扱室の他に、二番処理室、排塵処理室などを設け、脱穀の高能率化や穀粒回収の高効率化が図られている。そして、穀粒の回収効率を向上させるために、これら二番穀粒や揺動棚の終端部からコンバインの外部に排出される三番穀粒、扱室内で脱穀済み排藁に穀粒が刺さり込んでできる刺さり粒(正常な穀粒が藁と連れ回ることで藁に刺さって発生する)などの四番穀粒等の回収ロス低減を図ることは重要である。
例えば、扱室内の被処理物のうち三番穀粒の回収ロスを防止するために、揺動棚の終端部の機外排出口にシャッタを設けて、脱穀済みの排藁を搬送する排藁搬送装置に層厚検出手段を設け、排藁の層厚が薄いときは唐箕からの送風により三番穀粒が排出されることを防止するために上記シャッタを締めて三番穀粒のロスを減少させる一方、排藁の層厚が厚いときは選別室における負荷を軽減させるためにシャッタを開けて藁屑などを素早く機外に排出させた構成が提案されている(下記特許文献1)。また、機体の方向転換時に不当に処理物が排出されないように、揺動選別装置の終端部の三番排出口に開閉自在な遮蔽体を設けてフィードチェーンの入り状態の時には遮蔽体を開き、フィードチェーンの切り状態の時には遮蔽体を閉じる構成が提案されている(下記特許文献2)。
特開2002−218836号公報 特開平9−187159号公報
上記特許文献1記載の構成によれば、排藁搬送装置により搬送される排藁量によってシャッタを開閉し選別負荷を調整して選別効率の向上を図っている。そして、排塵処理室と吸引排塵ファンは背面視で重複しないように吸引排塵ファンの側部に排塵処理室を位置させて、シャッタを吸引排塵ファンと同じ左右幅に形成し、排塵処理室の排出口からの排出に影響しない左右幅としてる。
特許文献1記載の構成では、選別室の揺動棚で唐箕からの送風によって排出される三番穀粒には対応できるが、排塵処理室の排出口から排出される排塵物については考慮されていない。すなわち、揺動棚の終端部の機外排出口をシャッタにより閉めても排塵処理室の排出口側の機外排出口は開放されているため、排塵処理室から排出された排塵物は容易に機外に排出されてしまい、藁屑中に含まれる三番穀粒は回収されず、回収率が低下する。
また、上記特許文献2記載の構成によれば、枕地等の方向転換時のフィードチェーンの駆動停止時には遮蔽体が閉じるため、唐箕からの送風を受けても処理物が機外に排出されるのを防止できる。しかし、特許文献2では排塵処理室について開示されておらず、排塵処理室からの排出物に関する考慮はされていない。
このように、従来は選別室の揺動棚で唐箕からの送風によって排出される三番穀粒のロス低減や枕地等の方向転換時に不当に排出される三番穀粒のロス低減を図ることを目的として、三番排出口(機外排出口)にシャッタ等を設けてシャッタの開閉制御をしていた。
しかし、排塵処理室を設けた脱穀装置では、被処理物量が多い場合など、排塵処理室の排出口から安易に排塵物が排出されてしまうと穀粒の回収効率の低下を招く。
本発明の課題は、上記問題点を解決することであり、排塵処理室から安易に排塵物が排出されることを防ぎ、一層の三番穀粒の回収ロスの低減が図れ、穀粒の回収効率を向上させる脱穀装置の提供である。
上記課題は次の解決手段により解決できる。
請求項1記載の発明は、扱歯(69a)を有する扱胴(69)を軸架した扱室(66)と、扱室(66)の搬送方向終端部に達した被処理物を引き継いで処理する排塵処理胴(71)を軸架し、扱室(66)の後部側方に設けた排塵処理室(68)と、前記扱室(66)及び排塵処理室(68)の下方に設けられ、該扱室(66)及び排塵処理室(68)から落下する被処理物を後方に搬送しながら揺動選別する揺動棚(51)を有する選別室(50)と、前記扱室(66)の後側で揺動棚(51)の上側に形成した排塵室(83)と、排塵処理室(68)と対向する排塵室(83)内の位置に設けられ、排塵室(83)内の塵埃を吸引して外部へ排出するための吸引ファン(91)と、前記排塵処理室(68)の後端部に達した被処理物を外部へ排出する第1排塵口(102)と、前記揺動棚(51)の後端部に達した被処理物を外部へ排出する第2排塵口(103)と、前記第1排塵口(102)及び第2排塵口(103)から排出される被処理物に抵抗を与える開閉自在の板体(100)とを備えた脱穀装置である。
請求項1記載の発明によれば、板体100を閉じた時は、第2排塵口103から排出される揺動棚51上の穀粒を含んだ藁屑の他に、第1排塵口102から排出される排塵処理室68からの排塵物の流れにも抵抗を与え、脱穀装置の外部への排塵物の排出を止めることができる。したがって、排塵処理室68の後端部から排出される排塵物および揺動棚51上の排塵物を、この揺動棚51上に停滞させ、揺動棚51の揺動と吸引ファン91の吸引風によって選別することができ、排塵物中の刺さり粒やカギ又などが回収されやすくなり、三番穀粒の回収ロスの低減が図れ、穀粒の回収効率を向上させると共に刈取脱穀作業の効率を高めることができる。
図1には本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行うコンバインの左側面図を示し、図2にはコンバインの平面図を、図3にはコンバインの脱穀装置の一部切り欠き側面断面図を示す。なお、本実施の形態ではコンバインの前進方向に向かって前側と後側をそれぞれ前、後といい、左側と右側をそれぞれ左、右ということにする。
図1ないし図2に示すコンバイン1の走行フレーム2の下部には、ゴムなどの可撓性材料を素材として無端帯状に成型した左右一対のクローラ4を持ち、乾田はもちろんのこと、湿田においてもクローラ4が若干沈下するだけで自由に走行できる構成の走行装置3を備え、走行フレーム2の前部には刈取装置6を搭載し、走行フレーム2の上部には図示しないエンジンならびに脱穀装置15、操縦席20およびグレンタンク30を搭載する。
刈取装置6は、図示しない刈取昇降シリンダの伸縮作用により刈取装置6全体を昇降して、圃場に植生する穀稈を所定の高さで刈取りができる構成としている。刈取装置6の前端下部に分草具7を、その背後に傾斜状にした穀稈引起し装置8を、その後方底部には刈刃(図示せず)を配置している。刈刃と脱穀装置15のフィードチェン14の始端部との間に、図示しない前部搬送装置、扱深さ調節装置、供給搬送装置などの搬送装置9を順次穀稈の受継搬送と扱深さ調節とができるように配置している。
コンバイン1の刈取装置6の作動は次のように行われる。まず、エンジンを始動して変速用、操向用などの操作レバーをコンバイン1が前進するように操作し、刈取・脱穀クラッチ(図示せず)を入り操作して機体の回転各部を伝動しながら、走行フレーム2を前進走行させると、刈取、脱穀作業が開始される。圃場に植立する穀稈は、刈取装置6の前端下部にある分草具7によって分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置8の引起し作用によって倒伏状態にあれば直立状態に引起こされ、穀稈の株元が刈刃に達して刈取られ、前部搬送装置に掻込まれて後方に搬送され、扱深さ調節装置、供給搬送装置に受け継がれて順次連続状態で後部上方に搬送される。
穀稈は供給搬送装置からフィードチェン14の始端部に受け継がれ、脱穀装置15に供給される。脱穀装置15は、上側に扱胴69を軸架した扱室66を前板97と後板98の間に配置し、扱室66の下側に選別室50を一体的に設け、供給された刈取穀稈を脱穀、選別する。
脱穀装置15に供給された穀稈は、後で詳細に説明するが、主脱穀部である扱室66に挿入され、扱室66に軸架され回転する扱胴69の多数の扱歯69aと、フィードチェン14による移送と、扱網74との相互作用により脱穀され、被処理物(穀粒や藁くず)は脱穀装置15内の選別室50の揺動棚51で受け止められ、上下前後方向に揺動する揺動棚51上を移動しながら、唐箕79からの送風を受けて風力選別され、比重の重い穀粒はシーブ53、54および選別網63を通過し、一番螺旋65から、搬送螺旋78aを内蔵している一番揚穀筒78(図9)を経てグレンタンク30へ搬送され、グレンタンク30に一時貯留される。一番揚穀筒78の長手方向の軸芯上にグレンタンク30の籾排出口を設けている。
脱穀装置10の扱室66の終端に到達した脱穀された残りの穀稈で長尺のままのものは、排藁チェーン80a(図4)および排藁穂先チェーン80b(図4)に挟持されて搬送され、脱穀装置10の後部の排藁処理室82に投入されて圃場に放出される。排藁処理室82内には排藁カッター81a、81bが設けられており、排藁カッター81a、81bにより切断された穀稈は、排藁カッター81a、81bの下方に、後方下り傾斜に設けられた板状の切断藁ガイド96(図3)により案内されて圃場に放出される。
グレンタンク30内の底部に穀粒移送用のグレンタンク螺旋(図示せず)を設け、グレンタンク螺旋を駆動する螺旋駆動軸(図示せず)に縦オーガ18および横オーガ19からなる排出オーガを連接し、グレンタンク30内に貯留した穀粒を排出オーガ排出口からコンバイン1の外部に排出する。グレンタンク螺旋、縦オーガ螺旋(図示せず)および横オーガ螺旋(図示せず)は、エンジンの動力の伝動を受けて回転駆動され、それぞれのラセン羽根のスクリュウコンベヤ作用により貯留穀粒を搬送する。
図4には図1のコンバインの脱穀装置15の扱胴69付近の平面図を示し、図5には図1のコンバインの選別室の平面図を示し、図6には図1のコンバインの脱穀装置の背面図を示す。更に図7には図3のA−A線矢視の脱穀装置15の立面断面図を示し、図8には図3のB−B線矢視の脱穀装置15の立面断面図を示し、図9には図3のC−C線矢視の脱穀装置15の立面断面図を示す。
刈取装置6で刈り取った穀稈は刈取装置6に装着された穀稈搬送、調節装置で扱深さが調節され、脱穀装置15の主脱穀部である扱室66内に挿入される。扱室66に軸架された扱胴69は、その表面に多数の扱歯69aが設けられており、図示しない駆動機構により、エンジンからの動力により、図4ないし図7の矢印B方向に回転する。扱室66に挿入された穀粒の付いた穀稈は、移動するフィードチェン14により図4の矢印A方向に移送されながら、矢印B方向に回転する扱胴69の扱歯69aと扱網74との相互作用により脱穀される。穀稈から分離された被処理物(穀粒や藁くず)は扱網74を矢印C1方向(図8)に通過して、揺動棚51で受け止められる。
揺動棚51は、扱室66の扱網74の下方に配置した移送棚52とその後方に配置した上方の第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54とその下方の選別網63と最後端部に配置したストローラック62などから構成されている。
第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54は、揺動しながら各シーブ間から被処理物を漏下させ、唐箕79からの送風により風力選別する点で共通しているが、被処理物の搬送方向前方側の第1チャフシーブ53の方が後方側にある第2チャフシーブ54に比べて各シーブの大きさが小さく、各シーブ間の距離が多少狭い構成である。被処理物の搬送方向前方側では、被処理物中における単粒の含有率が高く、藁屑の漏下を抑えながら単粒だけを漏下させ、藁屑をより後方へ移送するために、このような構成としている。
また、第1チャフシーブ53の上方に、揺動棚51上の被処理物を拡散させる拡散ガイド88を、被処理物の搬送方向に向かって拡散ガイド88の前端が前記移送棚52の上方に位置するように設けている。
そして移送棚52には複数個のラック状の選別板52aを備えており、移送棚52は第1チャフシーブ53の前方に配置されている。移送棚52は扱胴69の下方に配置して二番処理物を受け止め得る構成になっている。
扱網74(図3)の前方の領域で漏下する脱穀初期に脱粒した穀粒は単粒であり夾雑物も含んでいないので第1チャフシーブ53や第2チャフシーブ54上で粗選別する必要が無く、直接選別網63で後述する唐箕79からの送風により風選することができ、これらチャフシーブ53、54の負荷を軽くし、能率的な脱穀が可能となる。
また、揺動棚51は図示しない揺動棚駆動機構の作動により上下前後方向に揺動するので、被処理物は矢印D方向(図3)に移動しながら、揺動棚51上に漏下した比重の重い穀粒は選別網63を矢印E方向に通過し、一番棚板64で集積され、一番螺旋65から一番揚穀筒78(図9)を経てグレンタンク30へ搬送される。グレンタンク30に貯留された穀粒は、オーガ18、19を経由してコンバイン1の外部へ搬送される。
揺動棚51の上の被処理物のうち軽量のものは、揺動棚51の揺動作用と唐箕79のファン79aによる送風に吹き飛ばされて揺動棚51から第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54に向けて矢印D方向に移動し、ストローラック62の上で大きさの小さい二番穀粒は矢印G方向に漏下して二番棚板85に集められ、二番螺旋86で二番揚穀筒87(図8)へ搬送される。
二番穀粒(二番物ということがある)は、正常な穀粒、枝梗粒、藁くずおよび藁くずの中に正常な穀粒が刺さっているササリ粒などの混合物であり、二番揚穀筒87の中を二番揚穀筒螺旋87aにより揚送されて、二番処理室入口から二番処理室67の上方へ放出される。二番処理室67の下部に軸架する二番処理胴70はエンジンからの動力を伝動して駆動機構により、図4の矢印J方向に回転する。二番穀粒は二番処理胴70に植設してある多数の処理歯70aに衝突しながら矢印I方向(図3、図4)に進行する間に二番穀粒の分離と枝梗粒の枝梗の除去を行い、被処理物の一部は二番処理胴70の下方に設けられた受網75(図7)を通り抜けて選別室50に漏下し、被処理物の大部分は移送棚52から第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54方向に送られ、穀粒は第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54と選別網63を通り、一番螺旋65に集められる。
このように二番物を移送棚52上に回収して第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54による再処理をすることにより、穀粒と藁くずとの分離が良好になる。
扱室66を図4の矢印A方向に進行し、扱室66の終端に到達した被処理物の中の脱穀された穀稈で長尺のままのものは、図4に示す矢印A1方向に搬送され、排藁処理室82に投入される。
また、扱室66の扱胴69による被処理物搬送方向終端部側に到達した被処理物の中で、藁くずなど短尺のものは、扱室66の扱胴69による被処理物の搬送方向終端部と排塵処理室68の排塵処理胴71による被処理物の搬送方向始端部とを連通する連通口101にある排塵処理室入口68aから矢印A2(図4)方向に投入されて、扱室66からの取り込みを良好にする螺旋71bの作用により排塵処理室68に入り、排塵処理室68では回転する排塵処理胴71の処理歯71aにより矢印K方向(図3)に搬送されながら処理される。なお、排塵処理胴71の上手側に螺旋71bが設けられ、排塵処理胴71の下手側に処理歯71aが設けられている。排塵処理胴71の扱室66側には格子状の排塵処理胴枠72(図6)が排塵処理胴71の下側及び扱室66側の外周に沿って設けられ、排塵処理室68の濾過体を構成している。
前記排塵処理胴枠72の後端72a(図3)は、排塵処理室68の後端68b(図3)よりも所定距離だけ前方に配置され、この排塵処理胴枠72の後端72aと排塵処理室68の後端68bとの間に、排塵処理室68の後端部に達した被処理物を脱穀装置の外部へ排出する第1排塵口102を、揺動棚51上に向かう斜め下方向および後方に向けて開口して設けている。
排塵処理室68に入った少量の穀粒を含む藁くずを主体とする被処理物の中の漏下物(穀粒)は受け網76(図3)から揺動棚51上に漏下し、揺動棚51に設けられたストローラック62に誘導されて二番棚板85から二番揚穀筒87を経由して二番処理室67に送られる。なお、同軸上にある二番処理胴70と排塵処理胴71の駆動は図示しないがエンジンから駆動力をプーリを介して行われる。
図3に示すように、脱穀装置15の後部に被処理物を吸引するための吸引ファン91を設け、排塵処理室68を含む脱穀装置15内で発生する排塵のうち、比重の軽い藁くず、枝梗および塵埃を含む空気を吸引ファン91の回転による送風で吸引し、第3排塵口92から矢印L方向へ吹き出して、コンバイン1の外部へ放出する。
一方、吸引ファン91の回転による送風で吸引されない被処理物は揺動棚51の終端部であるストローラック62の後端に設けられ、脱穀装置15の後壁15aに形成された第2排塵口103からコンバイン1の外部に排出される。
揺動棚51上を後方へ移送されてきた藁屑でチャフシーブ53,54やストローラック62の目合いから濾過しないものは、揺動棚51の揺動やストローラック62の移送作用によって第2排塵口103から脱穀装置15の外部に排出されるが、この藁屑中には穀粒がわずかに含まれることがあり、このように藁屑とともにコンバイン1の外部に排出される穀粒を三番穀粒と言い、三番穀粒が脱穀装置15の外部に排出されることを三番ロス(三番損失)、三番穀粒の回収ロスなどと言う。
また、排塵処理室68から揺動棚51の終端部に矢印M(図3)のように落ちた排塵(排塵物)のうち二番穀粒、三番穀粒など小径で比重の重いものは、揺動棚51の終端部のストローラック62あるいは第2チャフシーブ54を矢印G方向へ通過して二番棚板85に漏下し、再び二番処理室67において処理される。
本実施形態によれば、図6に示すように、扱室66の後側で揺動棚51の上側に形成した排塵室83内において、扱胴69を挟んで排塵処理室68と対向する位置に吸引ファン91を設け、排塵処理室68の後端部の第1排塵口102から排出される排塵物や揺動棚51上の後部に達した排塵物を吸引ファン91の回転による送風で吸引し、吸引ファン91の下方にある第3排塵口92へ導いて、コンバイン1の外部に排出している。
また、排塵処理室68の第1排塵口102よりも後方で揺動棚51の後端部上側の部位には、揺動棚51の後端部側に達した被処理物をコンバイン1の外部に排出するための第2排塵口103を設けており、第2排塵口103からは上記三番穀粒が排出されることを防止するために、開閉自在のシャッタ(板体)100を設けている。
シャッタ100は左右方向に長手方向を有する板体により形成され、上端部の左右両側をそれぞれ支持部材104a、104bにより脱穀装置15の後壁15aに上下回動自在に取り付けられている。シャッタ100の右側部にスプリング95の一端側を連結し、該スプリング95の他端側を後壁15aに連結して、このスプリング95の引張力によって開放状態に付勢されている。
そして、操作ワイヤー107の一端側をシャッタ100における前記スプリング95の一端側の連結位置に連結し、該操作ワイヤー107が矢印Y方向(図3)に引き操作されると、スプリング95の引張力に抗してシャッタ100が閉じ方向に回動する。この操作ワイヤー107の引き操作は、刈取装置6の上昇に連動して電動モータ(図示せず)を作動させ、この電動モータの作動によって操作ワイヤー107を引き操作してシャッタ100を閉じる構成とするとよく、また、操縦席20付近に設けたレバーの操作によって行うように構成してもよい。
前記シャッタ100は、第1排塵口102及び第2排塵口103から排出される被処理物に抵抗を与えるように、脱穀装置15の背面視において、前記第1排塵口102および第2排塵口103の設置範囲を覆うように設ける。
また、上記シャッタ100は開閉角度を変更、固定できるようにしても良い。例えば、揺動棚51上の籾などの被処理物の層厚が少ない場合は三番穀粒の回収ロスを防ぐために開閉角度を小さくし、逆に揺動棚51上の被処理物の層厚が厚い場合は開閉角度を大きくするなど、また揺動棚51上の被処理物の層厚に限らず、全体の穀稈の処理量や圃場の状態(乾燥、湿気等)などに応じて適宜変更できるようにすればよい。
第2排塵口103及び第2排塵口103開閉用のシャッタ100は脱穀装置15の背面視で排塵処理胴71と重複して設けられており、シャッタ100の閉時には、排塵処理室68の後端部側に達した排塵物は、扱胴69を挟んで排塵処理室68と対向する位置にある吸引ファン91の吸引風によって矢印P方向(図6)に流れてシャッタ100手前のストローラック62上を通過して吸引ファン91の下方の第3排塵口92から脱穀装置15の外部に排出される。
シャッタ100の開放時には、揺動棚51上を後方へ移送されてきた藁屑でチャフシーブ53,54やストローラック62の目合いから濾過しない被処理物が第2排塵口103から排出されるが、排塵処理室68の後端部側に達した排塵物も第1排塵口102から排出される前に流路途中の受け網(格子)76の目合いから若干排出される。
しかし、シャッタ100の閉時には、背面視で第1排塵口102と第2排塵口103及びシャッタ100が重複して設けられているため、シャッタ100により第2排塵口103から排出される被処理物のみならず、排塵処理室68の後端部側に達して第1排塵口102から排出される被処理物にも抵抗を与えるため、揺動棚51の後端部側に達した被処理物や排塵処理室68の後端部側に達した排塵物の脱穀装置15の外部への排出が抑制されて、すなわち容易に排出されなくなる。
圃場に植生する穀稈の刈取が終わって揺動棚51上の籾などの被処理物の層厚が少なくなると、唐箕79の送風によりコンバイン1の機外に藁屑とともに三番穀粒も吹き飛ばされ易くなるが、第2排塵口103のシャッタ100を閉じることで、三番穀粒の回収ロスが低減する。
例えば、圃場の一辺を刈り終えて次辺へ旋回する際に、シャッタ100を閉じれば揺動棚51上の穀粒を含んだ藁屑の他に、排塵処理胴71の終端部側から排出される排塵物の流れに抵抗を与えて排出を止めることができる。
したがって、排塵処理胴71の搬送終端部側から排出される排塵物を排塵処理胴71に対向する吸引ファン91に導き第1排塵口102から排出されるまでの間に揺動棚51上に停滞させ、揺動棚51の揺動と吸引ファン91の吸引風によって揺動棚51上で選別することができ、排塵物中の刺さり粒やカギ又などが回収されやすくなる。
そして、シャッタ100が開いている時でも排塵処理胴71の被処理物の搬送終端部から排出される被処理物を吸引ファン91に導くまでの間に、ある程度揺動棚51上で選別することができるが、特にシャッタ100を閉じた時はこの選別、回収効果も高まるので、三番穀粒の回収ロスの低減が図れ、穀粒の回収効率を向上させると共に刈取脱穀作業の効率を高めることができる。
また、第2排塵口103のシャッタ100を開放したときは、シャッタ100が排藁カッター81a、81bの切断藁ガイド96の下方で切断藁ガイド96の下面に沿うように設けると良い。すなわち、図3に示すように、シャッタ100の開放時はシャッタ100の平面部と切断藁ガイド96の平面部が平行になるような構成である。
排藁処理室82の上方から排藁カッター81a、81bに入って切断された排藁は矢印Q方向(図3)に流れて揺動棚51の方向に入りやすい。このように切断された藁が二番棚板85から二番螺旋86に落ちると穀粒の選別性能が悪くなる。
しかし、本構成を採用することで、排藁カッター81a、81bの切断藁ガイド96の下方で切断藁ガイド96の下面に沿うようにシャッタ100を設けることで、シャッタ100の開放時には切断された排藁や土泥などが切断藁ガイド96から落下しても、シャッタ100上面を後部下方へ滑り落ち、排藁処理室82側に案内されることで、揺動棚51の方向に入ることを防ぐ。また、これら切断藁や排藁に付着していた土泥などがシャッタ100上に溜まることを防いで、シャッタ100の開放に支障がないようにし、更に切断藁ガイド96に当たらない範囲で可能な限り第2排塵口103の開放角度を大きくすることができる。
また、図3及び図8に示すように、唐箕79からの選別風の風路上には風割部105が設けられており、唐箕79からの選別風は風割部105によって上方風路Aと下方風路Bに分割される。そして、図3に示すように、この風割部105の側断面形状は、風割部上面105aを一直線形状とし、下面105bを選別室50の底面とほぼ平行にして下面105bの後端部を上方に屈曲して上面105aと接続した逆山形形状(逆3角形状)としている。
従来の脱穀装置の風割部は側断面形状が山形状(3角形状)であるが、山形状のものでは上方風路Aの選別風が山形状の山を越えた後、山形形状に沿って下方に流れて下方風路Bから上方へ向かう選別風に合流するようになるため、選別風が上方に吹き上がりにくくなる。また、下方風路から上方に向かう選別風が風割部の山形形状に沿って上方前側に戻り上方風路からの選別風と合流すると、上方風路から上方に向かう風の流れの障害となり選別風が上方に吹き上がりにくくなる。
したがって、従来の脱穀装置の風割部では揺動棚51の下面にある選別網63を唐箕79の選別風が抜けにくいという問題がある。また、風割部の後面(後方)に乱流域が発生しやすい。すなわち、唐箕79から選別室50上方へ向かう選別風にロスが生じ、選別風が有効に作用しない。
しかし、本構成を採用することにより、上方風路Aの後方に向かって流れる選別風に下方風路Bの選別風が下方から後部上方に向けて流れることで上方風路Aの選別風の送風方向に沿って下方風路Bの上方へ向かう選別風が合流するようになるので、風割部上面105aの後方上り傾斜に沿って選別風が吹き上がり、吹き上がった風が上方の選別網63を抜けやすくなる。すなわち、唐箕79から選別室50上方へ向かう選別風を有効利用できる。したがって、揺動棚51の前方部における送風選別能力が向上し、選別処理能率の向上や選別性能の向上に繋がる。
また、 風割部105の上面105aの延長線(点線T)上に選別網63の後端部が位置するようにすると良い。 本構成を採用することにより、 上方風路Aからの上方に向かう選別風が、点線T(図3)に沿ってちょうど選別網63の下方から上方に抜けるように吹かせることができる。したがって、チャフシーブ53,54間から濾過する被処理物に選別風が当たりやすくなることで被処理物の送風選別を良好にし、被処理物の濾過の促進が図れて3番穀粒の回収ロスの低減に繋がる。
図10(a)には、図1のコンバイン1の操縦席20の側断面図を示し、図10(b)には、図1のコンバイン1の操縦席20の正面図を示す。
そして、操縦席20の下方には、断面コの字型プレート112が溶接、固定されており、このコの字型プレート112の下方内側には更に断面コの字型プレート111が、各コの字型プレート111,112に設けられた穴をピンなどで合わせて固定することでコの字型プレート112に摺動可能に連結している。このようにして操縦席20を前後に動かすことが可能な構成であり、作業者や作業内容に応じて操縦席20の前後位置を変更できる。
また、操縦席20の上下高さ(上下位置)を変更、固定するためのハンドル115がコの字型プレート111,112の下方に設けられている。ハンドル115の取っ手115aに固着した軸115bは六角ボルトで、先端部のねじ状部分115ba(図10(a)のU部分)と取っ手115a側のねじ部が形成されていない部分115bb(図10(a)のS部分)からなり、ねじ部115baが操縦席20の下部に固着して操縦席20を下方から支持する支持軸116に形成された溝(ねじ穴)116a、116b、116c内に挿入されることで、操縦席20の上下位置を固定することができる。
また、支持軸116はエンジンカバー16に固定されたボス117に挿入されており、ボス117内を上下に移動可能であるため、ハンドル115の軸115bが挿入されるねじ穴116a、116b、116cを変えることで操縦席20の上下位置を変更できる。そして、ボス117はエンジンカバー16の上部に固定された補強用板120により後方から補強、支持され、更にボス117と軸115bとの接触部にはカラー121が設けられ、カラー121によってもボス117は前方からも補強、支持されている。このように、ボス117に挿入された支持軸116は前方及び後方から支持された強固な支持構成を形成している。
そして、六角ボルト115bのねじ部115baがねじ穴116a、116b、116cに嵌合することで、操縦席20の上下位置が強固に固定できる構成である。なお、図示例では3つのねじ穴116a、116b、116cを示しているが、それ以上設けても良い。
図10に示すように、本実施形態によれば、ハンドル115の軸115bに六角ボルトを使用したことを特徴としている。
操縦席20の上下位置を変更、固定するためのハンドル115は取っ手115aを手で回して締め込む手動式であり、高齢者等の握力の少ない作業者の場合は締め込みが不十分であると緩んでしまう場合がある。しかし、ハンドル115の軸115bを六角ボルトで構成しているため、スパナなどで増す締めすることができ、緩むことがない。また、ハンドル115の軸115bを六角ボルトで構成しているためコストもかからず経済的である。
そして、図10(a)の丸枠部分に示すように、前記カラー121をボス117に溶接し、プレート123をハンドル115のねじ部が形成されていない軸部分115bbの周囲に溶接して、ハンドル115のねじ部115baを支持軸116(ボス117)に挿入してねじ込んだときに、ちょうどねじ部115baのみが支持軸116(ボス117)内に挿入されて、カラー121には軸部分115bbが挿入されるような構成である。そして、ハンドル115のねじ部115baを支持軸116(ボス117)に挿入してねじ込んだときに、カラー121とプレート123が接触して密着し、カラー121がボス117及びプレート123によっても支持されて、ハンドル115が固定される構成である。
このように、ハンドル115のねじ部が形成されていない軸部分115bbにカラー121が位置するように構成しているため、作業者が操縦席20に座ったときに操縦席20に加わった荷重がハンドル115に伝わった場合でも 、カラー121がハンドル115の軸115bに固定され、更にプレート123やボス117によっても支持されていることでカラー121の変形等がなく、常に安定して操縦席20を固定することができる。
一方、カラー121内にハンドル100のねじ部115aがある場合は、ねじ部115aがカラー121に食い込むため、がたが大きくなり、緩みの原因となる 。
しかし、本構成を採用することにより、ハンドル115のねじ部115baを支持軸116(ボス117)に挿入してねじ込んだとき、カラー121内にはねじ部が形成されていない軸部分115bbが挿入されると共に、ボス117に溶接されたカラー121とハンドル115の軸部分115bbに溶接されたプレート123が当接してカラー121はボス117及びプレート123によっても支持されてハンドル115が固定される。したがって、ハンドル115部分は強固な支持構成を形成していることから、ハンドル115部分の緩みやがたつきなどが防止されて、常に安定して操縦席20を固定することができる。
本発明の脱穀装置はコンバインなどの収穫した穀粒の処理装置に利用できる。
本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行うコンバインの左側面図である。 図1のコンバインの平面図である。 図1のコンバインの脱穀装置の側面断面図である。 図1のコンバインの脱穀装置の扱胴付近の平面図である。 図1のコンバインの選別室の平面図である。 図1のコンバインの脱穀装置の背面図である。 図3のA−A線矢視の脱穀装置の立面断面図である。 図3のB−B線矢視の脱穀装置の立面断面図である。 図3のC−C線矢視の脱穀装置の立面断面図である。 図10(a)は、図1のコンバインの操縦席の側断面図であり、図10(b)は、図1のコンバインの操縦席の正面図である。
符号の説明
1 コンバイン 2 走行フレーム
3 走行装置 4 クローラ
6 刈取装置 7 分草具
8 穀稈引き起こし装置 9 搬送装置
14 フィードチェン 15 脱穀装置
15a 後壁 16 エンジンカバー
18 縦オーガ 19 横オーガ
20 操縦席 30 グレンタンク
50 選別室 51 揺動棚
52 移送棚 52a 選別板
53 第1チャフシーブ 54 第2チャフシーブ
62 ストローラック 63 選別網
64 一番棚板 65 一番螺旋
66 扱室 66a 回収室
67 二番処理室 68 排塵処理室
68a 排塵処理室入口 68b 排塵処理室の後端
69 扱胴 69a 扱歯
70 二番処理胴 70a 処理歯
71 排塵処理胴 71a 処理歯
71b 螺旋 72 排塵処理胴枠
72a 排塵処理胴枠の後端
74 扱網 75 二番処理胴受網
76 受け網 77 扱網の網押さえ
78 一番揚穀筒 78a 搬送螺旋
79 唐箕 79a 唐箕ファン
80a 排藁チェーン 80b 排藁穂先チェーン
81a、81b藁用カッター 82 排藁処理室
83 排塵室 85 二番棚板
86 二番螺旋 87 二番揚穀筒
87a 二番揚穀筒螺旋 88 拡散ガイド
91 吸引ファン 92 第3排塵口
95 スプリング 96 切断藁ガイド
97 前板 98 後板
100 シャッタ(板体) 101 連通口
102 第1排塵口 103 第2排塵口
104a、104b 支持部材 105 風割部
107 操作ワイヤー 111,112 コの字型プレート
115 ハンドル 115a 取っ手
115b 軸(六角ボルト) 115ba ねじ部
115bb ねじ部が形成されていない軸部
116 支持軸 116a、116b、116c 溝(ねじ穴)
117 ボス 120 補強用板
121 カラー 123 プレート

Claims (1)

  1. 扱歯(69a)を有する扱胴(69)を軸架した扱室(66)と、
    扱室(66)の搬送方向終端部に達した被処理物を引き継いで処理する排塵処理胴(71)を軸架し、扱室(66)の後部側方に設けた排塵処理室(68)と、
    前記扱室(66)及び排塵処理室(68)の下方に設けられ、該扱室(66)及び排塵処理室(68)から落下する被処理物を後方に搬送しながら揺動選別する揺動棚(51)を有する選別室(50)と、
    前記扱室(66)の後側で揺動棚(51)の上側に形成した排塵室(83)と、
    排塵処理室(68)と対向する排塵室(83)内の位置に設けられ、排塵室(83)内の塵埃を吸引して外部へ排出するための吸引ファン(91)と、
    前記排塵処理室(68)の後端部に達した被処理物を外部へ排出する第1排塵口(102)と、
    前記揺動棚(51)の後端部に達した被処理物を外部へ排出する第2排塵口(103)と、
    前記第1排塵口(102)及び第2排塵口(103)から排出される被処理物に抵抗を与える開閉自在の板体(100)と
    を備えたことを特徴とする脱穀装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249548A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Iseki & Co Ltd 脱穀装置
JP2015065880A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社クボタ 普通型コンバイン

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