JP2002252280A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2002252280A JP2001051172A JP2001051172A JP2002252280A JP 2002252280 A JP2002252280 A JP 2002252280A JP 2001051172 A JP2001051172 A JP 2001051172A JP 2001051172 A JP2001051172 A JP 2001051172A JP 2002252280 A JP2002252280 A JP 2002252280A
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Hiromoto Takewaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は多層配線構造を有する半導体装置に
関し、フッ素含有シリコン酸化膜を層間絶縁膜として用
いつつ、優れた信頼性と、高い歩留まりとを実現するこ
とを目的とする。 【解決手段】 下層金属配線14を覆うようにフッ素含
有シリコン酸化膜16を形成する。フッ素含有シリコン
酸化膜16の上にTEOS膜18を形成する。TEOS膜18を
CMP法で平坦化した後、その上に、フッ素の捕獲に好
適なSiH系シリコン酸化膜30を形成する。SiH系シ
リコン酸化膜30の上に金属配線20を形成する。所定
の熱処理を実行してSiH系シリコン酸化膜30の内部
にフッ素を捕獲する。SiH系シリコン酸化膜30を金
属配線20と同じ形状にパターニングする。TEOS18の
露出部からフッ素を外気中に拡散させた後、金属配線2
0の上にシリコン窒化膜22を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に係り、特に、多層配線構造を有する半導
体装置に高い信頼性を付与する上で好適な構造を有する
半導体装置、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、半導体装置の高集積化および
多機能化に伴い、配線の微細化や多層化が進行し、多層
配線技術は重要不可欠となっている。図1は、従来の多
層配線技術を用いて形成された2層の配線構造の半導体
装置の断面図を示す。
【0003】図1において、シリコン基板10の上には
第1層間絶縁膜12が形成されている。第1層間絶縁膜
12の上には、アルミなどで構成された下層金属配線1
4が設けられている。下層金属配線14は、フッ素含有
シリコン酸化膜16で覆われている。また、フッ素含有
シリコン酸化膜16の上には、TEOS系のシリコン酸化膜
18(以下、「TEOS膜18」と称す)が形成されてい
る。
【0004】クォーターミクロン以下の配線が用いられ
る世代の半導体装置において、特に高速動作の要求され
るものについては、層間絶縁膜の容量を十分に小さくす
る必要がある。フッ素含有シリコン酸化膜16は、フッ
素を含まないシリコン酸化膜に比して容量低減に適して
いるため、このような半導体装置において層間絶縁膜の
一部として用いられている。
【0005】TEOS膜18の上には、アルミなどで構成さ
れた金属配線20が形成されている。この金属配線20
は、パッシベーション膜として機能するシリコン窒化膜
22で覆われている。
【0006】以下、図2乃至図4を参照して、図1に示
す従来の半導体装置の製造方法について説明する。図2
に示すように、シリコン基板10の上に、先ず、CVD
法、エッチバック法或いはCMP法などを組み合わせ
て、第1層間絶縁膜12、および下層金属配線14が形
成される。
【0007】第1層間絶縁膜12および下層金属配線1
4が覆われるように、半導体ウェハの全面にフッ素含有
シリコン酸化膜16が堆積される。フッ素含有シリコン
酸化膜16は、SiHガス、Oガス、およびCFガス
を反応ガスとする高密度プラズマCVD法、すなわち、
上記の反応ガスにバイアス電圧を印加して密度の高いプ
ラズマを発生させるCVD法により形成される。このよ
うな高密度プラズマCVD法では、デポジションとスパ
ッタエッチングが同時に進行する。このため、下地に段
差が存在する部分、すなわち、下層金属配線14の上の
部分は、角部がエッチングされて三角形の形状となる。
フッ素含有シリコン酸化膜16は、下地金属配線14と
同程度の膜厚となるまで堆積される。
【0008】図3に示すように、フッ素含有シリコン酸
化膜16の上にTEOS膜18が堆積される。TEOS膜18
は、例えば、TEOSとOガスを反応ガスとするプラズマ
CVD法により形成される。このようなCVD法で形成
されるシリコン酸化膜の表面には、その下地の形状が忠
実に反映される。このため、TEOS膜18は、下地金属配
線14の上の部分が三角形状に形成される。
【0009】図4に示すように、TEOS膜18は、CMP
法により平坦化される。このCMPは、下地金属配線1
4の上にTEOS膜18が残存するように、すなわち、フッ
素含有シリコン酸化膜18がTEOS膜18の表面に露出し
ないように行われる。フッ素含有シリコン酸化膜16お
よびTEOS膜18には、下層金属配線14に通じるヴィア
ホール(図示せず)が開口される。そのヴィアホールの
中には、タングステンプラグ(図示せず)が形成され
る。ヴィアホールの開口およびタングステンプラグの形
成は、写真製版、ドライエッチング、スパッタ、CVD
法、およびエッチバック法などの組み合わせにより行わ
れる。
【0010】以後、上記のタングステンプラグと導通す
るように、TEOS膜18の上に金属配線20(図1参照)
がパターニングされ、更にその上層に、プラズマCVD
法により、パッシベーション膜として機能するシリコン
窒化膜22が形成される。シリコン窒化膜22にボンデ
ィングパッド部(図示せず)が開口されることにより、
図1に示す多層配線構造を有する半導体装置が完成す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の製造方
法において、フッ素含有シリコン酸化膜16およびTEOS
膜18が形成された後には、CVD法によりタングステ
ン膜を形成する工程、スパッタによりアルミ膜を形成す
る工程、或いはプラズマCVD法でシリコン窒化膜22
を形成する工程などが実行される。これらの工程は、4
00℃程度の高温雰囲気中で行われる。また、半導体装
置の製造過程では、上述したフッ素含有シリコン酸化膜
16やTEOS膜18の形成後に、デバイス特性の安定化な
どを目的として、400℃程度の温度を用いる熱処理が
行われることがある。
【0012】フッ素含有シリコン酸化膜14中のフッ素
はこれらの熱処理の際に拡散しようとする。TEOS膜18
が有するフッ素に対するバリア効果は低く、一方、金属
やシリコン窒化膜22は、フッ素の拡散を素子する高い
バリア効果を有している。このため、上述したような熱
処理が実行されると、図5に示すように、下層金属配線
14の上面付近、金属配線20の底面付近、およびシリ
コン窒化膜22の底面付近に、高いフッ素濃度を有する
F層24が形成される。このようなF層24は、膜膨れ
や膜剥がれ、或いはパターン剥がれなどの原因となる。
【0013】クォーターミクロン世代のデバイスでは、
AlCuの上下をTi系の膜で挟んだ構造を持つ金属配線が一
般的に用いられる。このような金属配線において、例え
ば、Ti/TiN膜が用いられた場合、Tiの付近にF層24が
形成されることになる。この場合、TiとFとが反応し
て、より一層膜剥がれの生じやすい状態となる。
【0014】上述した膜膨れや膜剥がれ、或いはパター
ン剥がれは、金属配線の短絡等を引き起こす原因とな
る。このため、従来の半導体装置の構造、およびその製
造方法は、歩留まり低下や信頼性劣化等の不都合を発生
させ易いという問題を有していた。
【0015】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、フッ素含有シリコン酸化膜を層間
絶縁膜として用いつつ、優れた信頼性と、高い歩留まり
とを実現し得る半導体装置を提供することを第1の目的
とする。また、本発明は、フッ素含有シリコン酸化膜を
層間絶縁膜として用いつつ、優れた信頼性を有する半導
体装置を、高い歩留まりで製造するための製造方法を提
供することを第2の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フッ素含有シリコン酸化膜で形成された層間酸化膜を有
する半導体装置であって、前記フッ素含有シリコン酸化
膜の上層に形成される金属配線と、前記金属配線と前記
フッ素含有シリコン酸化膜との間にのみ存在するSiH
系シリコン酸化膜と、を備えることを特徴とするもので
ある。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体装置であって、前記フッ素含有シリコン酸化膜の下
層に形成される下層金属配線と、前記下層金属配線と前
記フッ素含有シリコン酸化膜との間に存在する第2のSi
H系シリコン酸化膜と、を更に備えることを特徴とす
るものである。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1記載の半
導体装置であって、前記フッ素含有シリコン酸化膜の下
層に形成される下層金属配線と、前記下層金属配線と前
記フッ素含有シリコン酸化膜との間に存在するシリコン
酸窒化膜と、を更に備えることを特徴とするものであ
る。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
何れか1項記載の半導体装置であって、前記フッ素含有
シリコン酸化膜の上層に、前記金属配線を覆うように形
成されたパッシベーション膜を備え、前記パッシベーシ
ョン膜は、シリコン酸化膜と、当該シリコン酸化膜の上
に形成されたシリコン窒化膜とを含むことを特徴とする
ものである。
【0020】請求項5記載の発明は、フッ素含有シリコ
ン酸化膜で形成された層間酸化膜を有する半導体装置で
あって、前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層に形成さ
れる金属配線と、前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層
に、前記金属配線を覆うように形成されたパッシベーシ
ョン膜とを備え、前記パッシベーション膜は、屈折率が
1.48未満の低屈折率シリコン酸化膜と、当該低屈折
率シリコン酸化膜の上に形成されたシリコン窒化膜とを
含むことを特徴とするものである。
【0021】請求項6記載の発明は、フッ素含有シリコ
ン酸化膜で形成された層間酸化膜を有する半導体装置で
あって、前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層に形成さ
れる金属配線を備え、前記金属配線は、その底面に、フ
ッ素と反応し難い難フッ化金属層を有することを特徴と
するものである。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項6記載の半
導体装置であって、前記難フッ化金属は、TaまたはTaN
を含むことを特徴とするものである。
【0023】請求項8記載の発明は、フッ素含有シリコ
ン酸化膜で形成された層間酸化膜を有する半導体装置の
製造方法であって、前記フッ素含有シリコン酸化膜を形
成するステップと、前記フッ素含有シリコン酸化膜の上
層にSiH系シリコン酸化膜を形成するステップと、前
記SiH系シリコン酸化膜の形成後に、前記フッ素含有
シリコン酸化膜中のフッ素が前記SiH系シリコン酸化
膜中に拡散するように、第1の熱処理を実行するステッ
プと、前記SiH系シリコン酸化膜の上に配線用金属膜
を形成するステップと、前記配線用金属膜および前記Si
H系シリコン酸化膜を所定のパターンにパターニング
して金属配線を形成するステップと、前記金属配線の形
成後に、前記フッ素含有シリコン酸化膜の露出部分から
フッ素が放出されるように第2の熱処理を実行するステ
ップと、を含むことを特徴とするものである。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項8記載の半
導体装置の製造方法であって、前記フッ素含有シリコン
酸化膜の形成に先立って、下層金属配線と、その下層金
属配線を覆う第2のSiH系シリコン酸化膜とを形成す
るステップを更に含むことを特徴とするものである。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項8記載の
半導体装置の製造方法であって、前記フッ素含有シリコ
ン酸化膜の形成に先立って、下層金属配線と、その下層
金属配線を覆うシリコン酸窒化膜とを形成するステップ
を更に含むことを特徴とするものである。
【0026】請求項11記載の発明は、請求項8乃至1
0の何れか1項記載の半導体装置の製造方法であって、
前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層に、前記金属配線
を覆うようにパッシベーション膜を形成するステップを
更に含み、前記パッシベーション膜を形成するステップ
は、シリコン酸化膜を形成するサブステップと、前記シ
リコン酸化膜の上にシリコン窒化膜を形成するサブステ
ップとを含むことを特徴とするものである。
【0027】請求項12記載の発明は、フッ素含有シリ
コン酸化膜で形成された層間酸化膜を有する半導体装置
の製造方法であって、前記SiH系シリコン酸化膜の上
に金属配線を形成するステップと、前記フッ素含有シリ
コン酸化膜の上層に、前記金属配線を覆うようにパッシ
ベーション膜を形成するステップとを含み、前記パッシ
ベーション膜を形成するステップは、屈折率が1.48
未満の低屈折率シリコン酸化膜を形成するサブステップ
と、前記低屈折率シリコン酸化膜の上にシリコン窒化膜
を形成するサブステップとを含むことを特徴とするもの
である。
【0028】請求項13記載の発明は、フッ素含有シリ
コン酸化膜で形成された層間酸化膜を有する半導体装置
の製造方法であって、前記フッ素含有シリコン酸化膜の
上層に金属配線を形成するステップを含み、前記金属配
線を形成するステップは、フッ素と反応し難い難フッ化
金属層を形成するサブステップと、前記難フッ化金属層
の上に低抵抗金属層を形成するサブステップとを含むこ
とを特徴とするものである。
【0029】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の半導体装置の製造方法であって、前記難フッ化金属
は、TaまたはTaNを含むことを特徴とするものである。
【0030】請求項15記載の発明は、フッ素含有シリ
コン酸化膜で形成された層間酸化膜を有する半導体装置
の製造方法であって、前記フッ素含有シリコン酸化膜を
形成するステップと、前記フッ素含有シリコン酸化膜の
上層にフッ素捕獲膜を形成するステップと、前記フッ素
捕獲膜の形成後に、前記フッ素含有シリコン酸化膜中の
フッ素が前記フッ素捕獲膜中に拡散するように、所定の
熱処理を実行するステップと、前記所定の熱処理の後に
前記フッ素捕獲膜を除去するステップと、前記フッ素捕
獲膜の除去後に、前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層
に金属配線を形成するステップと、を含むことを特徴と
するものである。
【0031】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の半導体装置の製造方法であって、前記フッ素捕獲膜
は、SiH系シリコン酸化膜であることを特徴とするも
のである。
【0032】請求項17記載の発明は、請求項15記載
の半導体装置の製造方法であって、前記フッ素捕獲膜
は、シリコン窒化膜であることを特徴とするものであ
る。
【0033】請求項18記載の発明は、請求項15記載
の半導体装置の製造方法であって、前記フッ素捕獲膜
は、Ti膜であることを特徴とするものである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。尚、各図において共通す
る要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略す
る。
【0035】実施の形態1.図6は、本発明の実施の形
態1の半導体装置の断面図を示す。図6に示すように、
本実施形態の半導体装置は、シリコン基板10を備えて
いる。シリコン基板10の上には、CVD法、エッチバ
ック法或いはCMP法などを組み合わせにより、第1層
間絶縁膜12および下層金属配線14が形成されてい
る。
【0036】第1層間絶縁膜12の上には、下層金属配
線14が覆われるようにフッ素含有シリコン酸化膜16
が形成されている。フッ素含有シリコン酸化膜16は、
SiH ガス、Oガス、およびCFガスを反応ガスとす
る高密度プラズマCVD法により堆積された膜である。
上記の高密度プラズマCVD法では、デポジションとス
パッタエッチングが同時に進行するため、フッ素含有シ
リコン膜16は、その下に下層金属配線14が存在する
部分において三角形状となっている。フッ素含有シリコ
ン酸化膜16には、下地金属配線14とほぼ同じ膜厚が
与えられている。
【0037】フッ素含有シリコン酸化膜16の上には、
TEOSとOガスを反応ガスとするプラズマCVD法によ
りTEOS膜18が形成されている。このようなCVD法で
形成される膜の表面には、その下地の形状が忠実に反映
される。このため、TEOS膜18は、下地金属配線14の
上に存在する部分が三角形状(図3参照)となるように
堆積される。このようにして堆積されたTEOS膜18は、
CMP法により平坦化されることにより図6に示す状態
となる。
【0038】本実施形態において、平坦化されたTEOS膜
18の上には、例えば200nm程度の膜厚でSiH系シ
リコン酸化膜30が形成されている。SiH系シリコン
酸化膜30は、SiHとOとを反応ガスとしてプラズマ
CVD法により形成された膜である。SiH系シリコン
酸化膜30は、TEOS膜18に比して多くのダングリング
ボンドを含み、フッ素を捕獲し易い構造を有している。
尚、SiH系シリコン酸化膜30が有するSiと0との組成
比は、SiHガスとOガスの流量比、反応圧力、RFパワ
ーなどの条件により変化させることができる。本実施形
態で用いられるSiH系シリコン酸化膜30に関して
は、フッ素の捕獲に有効なダングリングボンドを多量と
するため、化学量論的な組成よりSiリッチとすることが
望ましい。より具体的には、SiH系シリコン酸化膜3
0としては、屈折率n=1.5〜1.6(波長λ=63
2.8nm)の膜が好適である。
【0039】SiH系シリコン酸化膜30、フッ素含有
シリコン酸化膜16、およびTEOS膜18には、下層金属
配線14に通じるヴィアホール(図示せず)が開口され
る。そのヴィアホールの中には、タングステンプラグ
(図示せず)が形成される。ヴィアホールの開口および
タングステンプラグの形成は、写真製版、ドライエッチ
ング、スパッタ、CVD法、およびエッチバック法など
の組み合わせにより行われる。
【0040】上記のタングステンプラグと導通するよう
に、TEOS膜18の上に金属配線20がパターニングさ
れ、更にその上層に、プラズマCVD法により、パッシ
ベーション膜として機能するシリコン窒化膜22が形成
される。シリコン窒化膜22にボンディングパッド部
(図示せず)が開口されることにより、本実施形態の半
導体装置が完成する。
【0041】フッ素含有シリコン酸化膜16に含まれて
いるフッ素は、半導体装置の製造過程において400℃
程度の熱処理が実行されることによりTEOS膜18、およ
びSiH系シリコン酸化膜中30へ拡散する。SiH4系シ
リコン酸化膜30は、このようにして拡散されるフッ素
を適切に捕獲することができる。このため、本実施形態
の半導体装置によれば、金属配線20の底面付近や、シ
リコン窒化膜22の底面付近に、高い濃度でフッ素を含
む膜(図5に示すF膜24に相当)が形成されるのを有
効に防ぐことができる。従って、本実施形態の半導体装
置、および上述した製造方法によれば、フッ素に起因す
る膜膨れや膜剥がれ、或いはパターン剥がれ等を防止し
て、優れた信頼性と高い歩留まりとを実現することがで
きる。
【0042】実施の形態2.次に、図7および図8を参
照して、本発明の実施の形態2について説明する。図7
は、上述した実施の形態1の半導体装置および製造方法
に含まれる問題を説明するための図を示す。上述した実
施の形態1において、SiH系シリコン酸化膜30は、
金属配線20をパターニングするためのオーバーエッチ
ングの影響を受ける。このため、例えば100nmの膜厚
で形成されたSiH系シリコン酸化膜30は、金属配線
20に覆われていない部分において50nm以下となるこ
とがある。
【0043】SiH系シリコン酸化膜30が十分な膜厚
を有する場合は、フッ素含有シリコン酸化膜16から拡
散してくるフッ素を捕獲しても、その膜中のフッ素濃度
は適切な範囲に抑えられる。しかし、オーバーエッチン
グの影響でその膜厚が過度に薄くなると、フッ素含有シ
リコン酸化膜16から拡散してきたフッ素を捕獲するこ
とでSiH系シリコン酸化膜30中のフッ素濃度が許容
範囲を超えることがある。このため、本実施形態では、
かかる不都合を回避すべく、以下に説明する手順で半導
体装置の製造を行う。
【0044】図8は、本実施形態の製造方法で製造され
た半導体装置の断面図を示す。本実施形態では、実施の
形態1の場合と同様の手順で、TEOS膜18の全面にSiH
系シリコン酸化膜30が堆積される。
【0045】次に、例えばスパッタ法などにより、SiH
系シリコン酸化膜30の上にアルミなどの金属膜が形
成される。この際、半導体ウェハには400℃程度の熱
が加わる。以下、この熱処理を「第1の熱処理」と称
す。尚、第1の熱処理は、金属膜の形成処理とは別に実
行してもよい。
【0046】写真製版とエッチングとの組み合わせによ
って、上記の金属膜がパターニングされる。その結果、
金属配線20が形成される。
【0047】本実施形態では、次に、金属配線20の下
に存在する部分を除き、SiH系シリコン酸化膜30を
除去する処理が実行される。その結果、SiH系シリコ
ン酸化膜30は、図8に示すように金属配線20と同じ
形状にパターニングされる。
【0048】上記の如くSiH系シリコン酸化膜30が
パターニングされた後、本実施形態では、第2の熱処理
が実行される。第2の熱処理は、400℃程度の温度で
行われる。第2の熱処理が実行されることにより、SiH
系シリコン酸化膜30の下地となる部分に存在してい
たフッ素は再び拡散してSiH系シリコン酸化膜30に
捕獲される。一方、TEOS膜18の露出部分に存在してい
たフッ素は外気中に拡散する。
【0049】上述した処理が終了すると、以後、実施の
形態1の場合と同様の手順で、シリコン窒化膜22が形
成される。本実施形態では、上記の如くSiH4系シリコ
ン酸化膜30が金属配線20の下にのみ形成される。金
属配線20の下では、SiH4系シリコン酸化膜20の膜
厚が常に十分に確保される。このため、本実施形態で
は、SiH4系シリコン酸化膜30の膜厚不足に起因する
半導体装置の信頼性の劣化や歩留まりの低下を確実に防
止することができる。また、本実施形態では、TEOS膜1
8内のフッ素が外気に拡散されているため、TEOS膜18
とシリコン酸化膜22との境界付近にフッ素濃度の高い
層が形成されるのを防ぐことができる。このため、本実
施形態の半導体装置、およびその製造方法によれば、実
施の形態1の場合に比して更に安定に、優れた信頼性を
有し、高い歩留まりを実現し得る半導体装置を実現する
ことができる。
【0050】実施の形態3.次に、図9を参照して、本
発明の実施の形態3について説明する。図9は、本実施
形態の半導体装置の断面図を示す。図9に示すように、
本実施形態の半導体装置は、下層金属配線14の上に、
フッ素バリア膜40を備えている。フッ素バリア膜40
は、フッ素の拡散を防ぐ特性を有する膜であり、実施の
形態1で用いられたSiH系シリコン酸化膜、またはシ
リコン酸窒化膜により形成される。
【0051】上述した実施の形態1または2の半導体装
置においては、フッ素含有シリコン酸化膜16中のフッ
素が、熱処理の実行に伴って下層金属配線14の上面付
近に集まってF層を形成することがある。本実施形態で
は、下層金属配線14の上にフッ素バリア膜40が存在
するため、そのようなF膜の形成が確実に防止される。
このため、本実施形態の半導体装置によれば、下層金属
配線40付近の膜膨れや膜剥がれを防止して、優れた信
頼性を有する半導体装置を実現することができる。
【0052】実施の形態4.次に、図10を参照して、
本発明の実施の形態4について説明する。図10は、本
実施形態の半導体装置の断面図を示す。図10に示すよ
うに、本実施形態の半導体装置は、金属配線20の下に
のみ存在するSiH4系シリコン酸化膜30と、下層金属
配線14の上面を覆うフッ素バリア膜40とを備えてい
る。つまり、本実施形態の半導体装置は、上述した実施
の形態2の構造と、上述した実施の形態3の構造とを組
み合わせたものである。
【0053】図10に示す構造では、フッ素含有シリコ
ン酸化膜16と下層金属配線14との間、およびTEOS膜
18と金属配線20との間に、それぞれフッ素の拡散を
防止する膜が配置されている。このため、本実施形態の
半導体装置では、実施の形態2または3の場合に比して
更に高い信頼性を実現することができる。
【0054】実施の形態5.次に、図11を参照して、
本発明の実施の形態5について説明する。図11は、本
実施形態の半導体装置の断面図を示す。図11に示すよ
うに、本実施形態の半導体装置は、実施の形態3の装置
と同様に、金属配線20の下にのみ存在するSiH系シ
リコン酸化膜30を備えている。また、本実施形態の半
導体装置は、TEOS膜18の上に、シリコン酸化膜50と
シリコン窒化膜22とからなるパッシベーション膜を備
えている。
【0055】本実施形態において、TEOS膜18は、実施
の形態1乃至4の場合と同様に、フッ素含有シリコン酸
化膜16の上に堆積された後、CMP法により平坦化さ
れる。このCMPは、フッ素含有シリコン酸化膜16が
露出しない条件で実行されるが、種々の条件が変動する
ことにより、フッ素含有シリコン酸化膜16の三角形状
部分がTEOS膜18の表面に露出することが考えられる。
【0056】実施の形態1乃至4の構造では、このよう
な場合に、TEOS膜18表面に露出したフッ素含有シリコ
ン酸化膜16がシリコン窒化膜22と直接接触する事態
が生ずる。この場合、その接触部において、特にフッ素
が高濃度となり膜膨れや膜剥がれが生じ易くなる。
【0057】本実施形態の構造では、フッ素含有シリコ
ン酸化膜16がTEOS膜18表面に露出しても、パッシベ
ーション膜の下層にシリコン酸化膜50が存在するた
め、フッ素含有シリコン酸化膜16とシリコン窒化膜2
2とは直接接触しない。このため、本実施形態の半導体
装置によれば、実施の形態1乃至4の場合に比して、更
に優れた信頼性および歩留まりを実現することができ
る。
【0058】ところで、本実施形態において、パッシベ
ーション膜の下層を構成するシリコン酸化膜50は、屈
折率が1.48未満の低屈折率シリコン酸化膜で形成さ
れている。シリコン酸化膜50のカバレッジ特性は、そ
の屈折率が低いほど向上する。本実施形態では、フッ素
含有シリコン酸化膜16とシリコン窒化膜22との直接
接触を防止するという目的を達成するため、シリコン酸
化膜50には優れたカバレッジ特性を付与することが必
要である。
【0059】また、パッシベーション膜の上層となるシ
リコン窒化膜22のカバレッジは、その下地となるシリ
コン酸化膜50が良好なカバレッジを示すほど良好とな
る。パッシベーション膜は、半導体装置を保護するため
の膜である。このため、パッシベーション膜には良好な
カバレッジ特性が求められる。シリコン酸化膜50に
は、この点からも優れたカバレッジ特性を付与する必要
がある。
【0060】本実施形態では、上記の如く、良好なカバ
レッジ特性を示す低屈折膜でシリコン酸化膜50を構成
している。このため、本実施形態の構造によれば、フッ
素含有シリコン酸化膜16とシリコン窒化膜22との直
接接触を防止するという所期の目的を達成し、かつ、パ
ッシベーション膜に優れた保護特性を付与することがで
きる。
【0061】実施の形態6.次に、図12を参照して、
本発明の実施の形態6の製造方法について説明する。図
12は、本実施形態の製造方法の主要部を説明するため
の図を示す。本実施形態の製造方法では、実施の形態1
の場合と同様の手順で、フッ素含有シリコン酸化膜16
の上にTEOS膜18が形成される。
【0062】CMP法で平坦化されたTEOS膜18の上に
は、所定の膜厚(例えば100nm)でフッ素捕獲膜60
が形成される。フッ素捕獲膜60は、具体的には、SiH
とO とを反応ガスとするプラズマCVD法で形成さ
れるSiH系シリコン酸化膜、或いはNHガスを反応ガ
スとするプラズマCVD法で形成されるシリコン窒化膜
により構成される。
【0063】次に、本実施形態では、400℃を越える
温度(例えば430℃)で所定の熱処理が実行される。
上記の熱処理が実行されることにより、フッ素含有シリ
コン酸化膜16内のフッ素が拡散して、フッ素捕獲膜6
0により捕獲される。この際、フッ素捕獲膜60には適
当な膜厚(例えば100nm)が付与されているため、膜
剥がれ等は生じない。
【0064】次に、ドライエッチング、またはウェット
エッチングによって、フッ素捕獲膜60が除去される。
この際、フッ素捕獲膜60の内部に捕獲されているフッ
素は、フッ素捕獲膜60と共に除去される。
【0065】フッ素捕獲膜60が除去された後、TEOS膜
18の上に、従来の製造方法と同じ手順で金属配線20
およびシリコン窒化膜22が形成される(図1参照)。
尚、フッ素捕獲膜60が除去された後に半導体ウェハに
加えられる温度は、400℃以下とすることが望まし
い。
【0066】上述した本実施形態の製造方法によれば、
フッ素含有シリコン酸化膜16に含まれるフッ素は、4
00℃を越える高温の熱処理で強制的に拡散させられ
る。そして、TEOS膜18の上面を越えて拡散するフッ素
は、フッ素捕獲膜60と共に除去される。このため、以
後、400℃以下の熱処理が加えられても、金属配線2
0の底面付近やシリコン窒化膜22の底面付近に不当に
高い濃度でフッ素を含むF層が形成されることはない。
従って、本実施形態の製造方法によれば、優れた信頼性
を有する半導体装置を高い歩留まりで製造することがで
きる。
【0067】実施の形態7.次に、図13を参照して、
本発明の実施の形態7の製造方法について説明する。図
13は、本実施形態の製造方法の主要部を説明するため
の図を示す。本実施形態の製造方法では、実施の形態1
の場合と同様の手順で、フッ素含有シリコン酸化膜16
の上にTEOS膜18が形成される。
【0068】CMP法で平坦化されたTEOS膜18の上に
は、所定の膜厚でフッ素捕獲膜70が形成される。本実
施形態において、フッ素捕獲膜70は、例えばスパッタ
法により形成されるTi膜で構成される。
【0069】次に、400℃を越える温度(例えば43
0℃)で所定の熱処理が実行される。上記の熱処理が実
行されることにより、フッ素含有シリコン酸化膜16内
のフッ素はフッ素捕獲膜70の底面付近にまで拡散す
る。その結果、フッ素捕獲膜70のTiがFと反応してTiF
膜が生成される。
【0070】次に、ドライエッチング、またはウェット
エッチングによって、TiF膜を含むフッ素捕獲膜70が
除去される。その結果、TEOS膜18の上面を越えて拡散
してきたフッ素がフッ素捕獲膜70と共に除去される。
【0071】フッ素捕獲膜70が除去された後、TEOS膜
18の上に、従来の製造方法と同じ手順で金属配線20
およびシリコン窒化膜22が形成される(図1参照)。
尚、フッ素捕獲膜60が除去された後に半導体ウェハに
加えられる温度は、400℃以下とすることが望まし
い。
【0072】上述した本実施形態の製造方法によれば、
フッ素含有シリコン酸化膜16に含まれるフッ素は、4
00℃を越える高温の熱処理で強制的に拡散させられ
る。そして、TEOS膜18の上面を越えて拡散するフッ素
は、TIF膜の形態で除去される。このため、以後、40
0℃以下の熱処理が加えられても、金属配線20の底面
付近やシリコン窒化膜22の底面付近に不当に高い濃度
でフッ素を含むF層が形成されることはない。従って、
本実施形態の製造方法によれば、優れた信頼性を有する
半導体装置を高い歩留まりで製造することができる。
【0073】実施の形態8.次に、図14を参照して、
本発明の実施の形態8の製造方法について説明する。図
14は、本実施形態の半導体装置の断面図を示す。図1
4に示す構成要素のうち、TEOS膜18以下の層は、従来
の製造方法(図2乃至図4参照)、実施の形態6の方法
(図12参照)、または実施の形態7の方法(図13参
照)と同じ手順で形成される。
【0074】本実施形態において、平坦化されたTEOS膜
18の上には、積層構造の金属配線80が設けられる。
この金属配線80は、最も下層に、難フッ化金属膜8
2、すなわち、フッ素と反応し難い金属で形成された膜
82を有している。難フッ化金属膜82は、具体的に
は、Ta膜、TaN膜、或いはそれらの積層膜で構成され
る。難フッ化金属膜82の上には、AlCu膜84およびTi
N膜86が形成されている。
【0075】クォーターミクロン以下の設計ルールが用
いられる半導体装置では、アルミ系金属をTi系金属で挟
み込んだ金属配線が一般に用いられる。しかし、このよ
うな金属配線が、フッ素含有シリコン酸化膜と組み合わ
せて用いられると、バリアメタルとして機能すべきTi系
金属がフッ素と反応して、膜剥がれ等の不具合が生じ易
い。
【0076】本実施形態の構造では、金属配線80の底
面、すなわち、TEOS膜18を越えて拡散してくるフッ素
と接触する面が、難フッ化金属膜82で構成されてい
る。このため、金属配線80の底面がフッ素とは反応せ
ず、膜剥がれ等の不具合を有効に防止することができ
る。従って、本実施形態の製造方法によれば、従来の製
造方法、或いは、実施の形態6または7の製造方法に比
して、半導体装置の信頼性および歩留まりを更に高める
ことができる。
【0077】実施の形態9.次に、図15を参照して、
本発明の実施の形態9について説明する。図15は、本
実施形態においてフッ素含有シリコン酸化膜16の内部
に形成されるフッ素濃度分布を示す。尚、本実施形態の
半導体装置は、上述した実施の形態1乃至8で説明した
何れかの方法で製造された半導体装置に、或いは従来の
製造方法で製造された半導体装置に、図15に示すフッ
素濃度分布を組み合わせることにより実現される。
【0078】図15において、横軸は膜厚方向の位置を
示す。この図に示すように、本実施形態において、フッ
素含有シリコン酸化膜16は、膜厚方向の位置が低い領
域に低いフッ素濃度を有し、また、膜厚方向の位置が高
い領域に高いフッ素濃度を有している。換言すると、本
実施形態におけるフッ素含有シリコン酸化膜16は、下
層金属配線14の近傍に低いフッ素濃度を有し、下層金
属配線14から離れた領域に高いフッ素濃度を有してい
る。
【0079】上述したフッ素濃度分布を有するフッ素含
有シリコン酸化膜16は、プラズマCVD法によりフッ
素含有シリコン酸化膜16を形成するステップにおい
て、先ず、フッ素濃度の低い条件でCVDを実行し、次
に、フッ素濃度の高い条件でCVDを実行することで形
成することができる。
【0080】本実施形態の半導体装置では、フッ素含有
シリコン酸化膜16内のフッ素濃度が上記の如き分布を
有するため、その内部のフッ素濃度が一様である場合に
比して下層金属配線14の近傍におけるフッ素濃度を低
くすることができる。このため、本実施形態の半導体装
置では、層間絶縁膜の容量を抑制しつつ、下層金属配線
16付近での膜剥がれの発生を有効に防止することがで
きる。
【0081】実施の形態10.次に、図16(A)およ
び図16(B)を参照して、本発明の実施の形態10に
ついて説明する。図16(A)は、本実施形態において
フッ素含有シリコン酸化膜16の内部に形成されるフッ
素濃度分布の一例を示す。また、図16(B)は、本実
施形態においてフッ素含有シリコン酸化膜16の内部に
形成されるフッ素濃度分布の他の例を示す。尚、本実施
形態の半導体装置は、上述した実施の形態1乃至8で説
明した何れかの方法で製造された半導体装置に、或いは
従来の製造方法で製造された半導体装置に、図16
(A)または図16(B)に示すフッ素濃度分布を組み
合わせることにより実現される。
【0082】図16(A)および図16(B)におい
て、横軸は膜厚方向の位置を示す。これらの図に示すよ
うに、本実施形態において、フッ素含有シリコン酸化膜
16は、下層金属配線14に近い第1領域に低いフッ素
濃度を有し、かつ、下層金属配線14から離れた第2領
域に高いフッ素濃度を有している。更に、第2領域のフ
ッ素濃度は、膜厚方向の位置が高くなるに連れて、すな
わち、TEOS膜18に近づくに連れて低くなるように調整
されている。
【0083】上述したフッ素濃度分布を有するフッ素含
有シリコン酸化膜16は、プラズマCVD法によりフッ
素含有シリコン酸化膜16を形成するステップにおい
て、先ず、フッ素濃度の低い条件でCVDを実行し、次
に、フッ素濃度の高い条件で、連続的に、或いは段階的
に、フッ素濃度を低くしながらCVDを実行することで
形成することができる。
【0084】本実施形態の半導体装置では、下層金属配
線14の近傍におけるフッ素濃度を低くすることができ
ると共に、TEOS膜18を越えて金属配線20に到達する
フッ素の濃度を低くすることができる。このため、本実
施形態の半導体装置によれば、層間絶縁膜の容量を抑制
しつつ、下層金属配線16付近での膜剥がれ、金属配線
20付近での膜剥がれなどを有効に防止することができ
る。
【0085】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。請求項1
または8記載の発明では、金属配線の下にのみSiH
シリコン酸化膜が配置される。この場合、金属配線で覆
われていない部分からは、フッ素含有シリコン酸化膜に
含まれるフッ素を外気中に拡散させることができる。従
って、本発明によれば、フッ素を不当に高い濃度で含む
F層が形成されるのを防止して、半導体装置の信頼性と
歩留まりを高めることができる。
【0086】請求項2または9記載の発明によれば、下
層金属配線の上に拡散してくるフッ素をSiH系シリコ
ン酸化膜で捕獲することができる。このため、本発明に
よれば、下層金属配線付近の膜剥がれ等を有効に防止す
ることができる。
【0087】請求項3または10記載の発明によれば、
下層金属配線の上に拡散してくるフッ素をシリコン酸窒
化膜で捕獲することができる。このため、本発明によれ
ば、下層金属配線付近の膜剥がれ等を有効に防止するこ
とができる。
【0088】請求項4または11記載の発明によれば、
パッシベーション膜がシリコン酸化膜を含んでいるた
め、フッ素含有シリコン膜とシリコン窒化膜との直接接
触を防止することができる。
【0089】請求項5または12記載の発明によれば、
パッシベーション膜に含まれるシリコン酸化膜が低屈折
率の膜で構成される。この場合、そのシリコン酸化膜が
良好なカバレッジ特性を示すため、フッ素含有シリコン
膜とシリコン窒化膜との直接接触を防止するという所期
の目的を確実に達成しつつ、パッシベーション膜の信頼
性を高めることができる。
【0090】請求項6、7、13または14記載の発明
によれば、金属配線の底面に難フッ化金属膜(Taまたは
TaN)が形成されているため、金属配線の底面付近にフ
ッ素が拡散しても、その底面付近で膜剥がれ等が生ずる
のを防止することができる。
【0091】請求項15乃至18の何れか1項記載の発
明によれば、フッ素含有シリコン酸化膜から拡散してく
るフッ素をフッ素捕獲膜の中に捕獲し、そのフッ素捕獲
膜ごと除去することができる。このため、本発明によれ
ば、フッ素に起因する膜剥がれ等を有効に防止し、半導
体装置の信頼性と歩留まりを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2層構造を有する従来の半導体装置の断面図
である。
【図2】 図1に示す従来の半導体装置の製造方法を説
明するための図(その1である)。
【図3】 図1に示す従来の半導体装置の製造方法を説
明するための図(その2である)。
【図4】 図1に示す従来の半導体装置の製造方法を説
明するための図(その3である)。
【図5】 図1に示す従来の半導体装置が有する問題を
説明するための図である。
【図6】 本発明の実施の形態1の半導体装置の主要部
を表す図である。
【図7】 実施の形態1で用いられる製造方法に含まれ
る問題を説明するための図である。
【図8】 本発明の実施の形態2の半導体装置の主要部
を表す図である。
【図9】 本発明の実施の形態3の半導体装置の主要部
を表す図である。
【図10】 本発明の実施の形態4の半導体装置の主要
部を表す図である。
【図11】 本発明の実施の形態5の半導体装置の主要
部を表す図である。
【図12】 本発明の実施の形態6の半導体装置の製造
方法を説明するための図である。
【図13】 本発明の実施の形態7の半導体装置の製造
方法を説明するための図である。
【図14】 本発明の実施の形態8の半導体装置の製造
方法を説明するための図である。
【図15】 本発明の実施の形態9の半導体装置におい
て用いられるフッ素濃度分布を説明するための図であ
る。
【図16】 本発明の実施の形態10の半導体装置にお
いて用いられるフッ素濃度分布を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 シリコン基板、 12 第1層間絶縁膜、 1
4 下層金属配線、16 フッ素含有シリコン酸化膜、
18 TEOS膜、 20;80 金属配線、 2
2 シリコン窒化膜、 24 F膜、 30 SiH
系シリコン酸化膜、 40 フッ素バリア膜、 5
0 シリコン酸化膜、 60;70 フッ素捕獲膜、
82 難フッ化金属膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/318 H01L 21/90 M (72)発明者 竹若 博基 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F033 HH07 HH08 HH09 HH21 HH32 HH33 JJ19 KK07 MM08 MM13 QQ09 QQ10 QQ11 QQ31 QQ37 QQ48 QQ74 RR04 RR06 RR08 RR11 RR20 SS01 SS02 SS04 SS15 TT02 XX14 XX24 5F045 AA08 AB32 AB33 BB17 CB04 CB05 DC51 DC62 GH03 HA16 HA22 5F058 BA10 BD01 BD04 BD10 BD18 BF07 BF25 BH01 BJ02 BJ03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素含有シリコン酸化膜で形成された
    層間酸化膜を有する半導体装置であって、 前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層に形成される金属
    配線と、 前記金属配線と前記フッ素含有シリコン酸化膜との間に
    のみ存在するSiH系シリコン酸化膜と、 を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記フッ素含有シリコン酸化膜の下層に
    形成される下層金属配線と、 前記下層金属配線と前記フッ素含有シリコン酸化膜との
    間に存在する第2のSiH系シリコン酸化膜と、 を更に備えることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フッ素含有シリコン酸化膜の下層に
    形成される下層金属配線と、 前記下層金属配線と前記フッ素含有シリコン酸化膜との
    間に存在するシリコン酸窒化膜と、 を更に備えることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層
    に、前記金属配線を覆うように形成されたパッシベーシ
    ョン膜を備え、 前記パッシベーション膜は、シリコン酸化膜と、当該シ
    リコン酸化膜の上に形成されたシリコン窒化膜とを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 フッ素含有シリコン酸化膜で形成された
    層間酸化膜を有する半導体装置であって、 前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層に形成される金属
    配線と、 前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層に、前記金属配線
    を覆うように形成されたパッシベーション膜とを備え、 前記パッシベーション膜は、屈折率が1.48未満の低
    屈折率シリコン酸化膜と、当該低屈折率シリコン酸化膜
    の上に形成されたシリコン窒化膜とを含むことを特徴と
    する半導体装置。
  6. 【請求項6】 フッ素含有シリコン酸化膜で形成された
    層間酸化膜を有する半導体装置であって、 前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層に形成される金属
    配線を備え、 前記金属配線は、その底面に、フッ素と反応し難い難フ
    ッ化金属層を有することを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記難フッ化金属は、TaまたはTaNを含
    むことを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 フッ素含有シリコン酸化膜で形成された
    層間酸化膜を有する半導体装置の製造方法であって、 前記フッ素含有シリコン酸化膜を形成するステップと、 前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層にSiH系シリコ
    ン酸化膜を形成するステップと、 前記SiH系シリコン酸化膜の形成後に、前記フッ素含
    有シリコン酸化膜中のフッ素が前記SiH系シリコン酸
    化膜中に拡散するように、第1の熱処理を実行するステ
    ップと、 前記SiH系シリコン酸化膜の上に配線用金属膜を形成
    するステップと、 前記配線用金属膜および前記SiH系シリコン酸化膜を
    所定のパターンにパターニングして金属配線を形成する
    ステップと、 前記金属配線の形成後に、前記フッ素含有シリコン酸化
    膜の露出部分からフッ素が放出されるように第2の熱処
    理を実行するステップと、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記フッ素含有シリコン酸化膜の形成に
    先立って、下層金属配線と、その下層金属配線を覆う第
    2のSiH系シリコン酸化膜とを形成するステップを更
    に含むことを特徴とする請求項8記載の半導体装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記フッ素含有シリコン酸化膜の形成
    に先立って、下層金属配線と、その下層金属配線を覆う
    シリコン酸窒化膜とを形成するステップを更に含むこと
    を特徴とする請求項8記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層
    に、前記金属配線を覆うようにパッシベーション膜を形
    成するステップを更に含み、 前記パッシベーション膜を形成するステップは、シリコ
    ン酸化膜を形成するサブステップと、前記シリコン酸化
    膜の上にシリコン窒化膜を形成するサブステップとを含
    むことを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項記載
    の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 フッ素含有シリコン酸化膜で形成され
    た層間酸化膜を有する半導体装置の製造方法であって、 前記SiH系シリコン酸化膜の上に金属配線を形成する
    ステップと、 前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層に、前記金属配線
    を覆うようにパッシベーション膜を形成するステップと
    を含み、 前記パッシベーション膜を形成するステップは、屈折率
    が1.48未満の低屈折率シリコン酸化膜を形成するサ
    ブステップと、前記低屈折率シリコン酸化膜の上にシリ
    コン窒化膜を形成するサブステップとを含むことを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 フッ素含有シリコン酸化膜で形成され
    た層間酸化膜を有する半導体装置の製造方法であって、 前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層に金属配線を形成
    するステップを含み、 前記金属配線を形成するステップは、フッ素と反応し難
    い難フッ化金属層を形成するサブステップと、前記難フ
    ッ化金属層の上に低抵抗金属層を形成するサブステップ
    とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記難フッ化金属は、TaまたはTaNを
    含むことを特徴とする請求項13記載の半導体装置の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 フッ素含有シリコン酸化膜で形成され
    た層間酸化膜を有する半導体装置の製造方法であって、 前記フッ素含有シリコン酸化膜を形成するステップと、 前記フッ素含有シリコン酸化膜の上層にフッ素捕獲膜を
    形成するステップと、 前記フッ素捕獲膜の形成後に、前記フッ素含有シリコン
    酸化膜中のフッ素が前記フッ素捕獲膜中に拡散するよう
    に、所定の熱処理を実行するステップと、 前記所定の熱処理の後に前記フッ素捕獲膜を除去するス
    テップと、 前記フッ素捕獲膜の除去後に、前記フッ素含有シリコン
    酸化膜の上層に金属配線を形成するステップと、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記フッ素捕獲膜は、SiH系シリコ
    ン酸化膜であることを特徴とする請求項15記載の半導
    体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記フッ素捕獲膜は、シリコン窒化膜
    であることを特徴とする請求項15記載の半導体装置の
    製造方法。
  18. 【請求項18】 前記フッ素捕獲膜は、Ti膜であること
    を特徴とする請求項15記載の半導体装置の製造方法。
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