JP2002249020A - 3点ベルトマウントシート - Google Patents
3点ベルトマウントシートInfo
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- JP2002249020A JP2002249020A JP2001049461A JP2001049461A JP2002249020A JP 2002249020 A JP2002249020 A JP 2002249020A JP 2001049461 A JP2001049461 A JP 2001049461A JP 2001049461 A JP2001049461 A JP 2001049461A JP 2002249020 A JP2002249020 A JP 2002249020A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベルトショルダー部分の高さ調整を簡単にで
きるようにして、ベルト装着感及び拘束性を向上させ
る。 【解決手段】 ヘッドレストステー32を介し高さ調整
されるヘッドレスト3を有し、また、リトラクタ4、シ
ョルダーアンカー5、ベルトアンカー7、バックル6、
タング9とを備え、シートベルト8が座者の股部及び一
方肩部から腰部へ斜めに掛け渡される3点ベルトマウン
トシートを対象としている。改良点は、ヘッドレストス
テー32a、32bのうち、ショルダーアンカー5のヘ
ッドレストステー32aに取り付けられ、ショルダーア
ンカー5の略真上に突出して、シートベルト8のショル
ダーアンカー5を通ったベルト部分の高さを変更するベ
ルトガイド部材40を有している。このベルトガイド部
材40によりシートベルト8の肩上からの引出し位置の
高さを乗員の好みに応じて調整可能とした。
きるようにして、ベルト装着感及び拘束性を向上させ
る。 【解決手段】 ヘッドレストステー32を介し高さ調整
されるヘッドレスト3を有し、また、リトラクタ4、シ
ョルダーアンカー5、ベルトアンカー7、バックル6、
タング9とを備え、シートベルト8が座者の股部及び一
方肩部から腰部へ斜めに掛け渡される3点ベルトマウン
トシートを対象としている。改良点は、ヘッドレストス
テー32a、32bのうち、ショルダーアンカー5のヘ
ッドレストステー32aに取り付けられ、ショルダーア
ンカー5の略真上に突出して、シートベルト8のショル
ダーアンカー5を通ったベルト部分の高さを変更するベ
ルトガイド部材40を有している。このベルトガイド部
材40によりシートベルト8の肩上からの引出し位置の
高さを乗員の好みに応じて調整可能とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートのう
ち、特に巻取り用リトラクタから送り出されたシートベ
ルトを3点で支持する3点ベルトマウントシートに関す
る。
ち、特に巻取り用リトラクタから送り出されたシートベ
ルトを3点で支持する3点ベルトマウントシートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両用シートに装備されるシートベルト
は、リトラクタに巻取り収納され、タングを介して引出
してシートクッション側に設けられたバックルに差込ん
で固定する3点式のものが多用されている。また、最近
の車両では、シートを回転式にしたり、スライド機構に
よる前後位置調整量をかなり長くすることもあり、シー
トベルトの引出し位置をシート以外のセンターピラー等
に設定すると、人体に対する拘束位置の変位が大きくな
って正常に拘束できないことも生じてくる。そこで、シ
ート構造としては、図5及び図6に例示される如くベル
ト巻取り用リトラクタを内蔵した、いわゆる3点ベルト
マウントシートも開発されている。同図において、符号
10はシートバック1のバックフレームであり、符号2
0はシートクッション2のクッションフレーム、符号3
0はヘッドレスト3の心材31を兼ねるヘッドレストス
テー32(32a,32b)である。バックフレーム1
0の一側には、ベルト巻取り用のリトラクタ4が下部に
配設され、その上部にショルダーアンカー5が揺動可能
に固定されている。クッションフレーム20の両側に
は、バックル6とベルトアンカー7が略対向して設けら
れている。そして、リトラクタ4から導出されたシート
ベルト8は、上方へ向けて引き出され、ショルダーアン
カー5を通じて前下方へ折り返され、途中に設けられた
タング9がショルダーアンカー5と反対側にあるバック
ル6に対し着脱可能に係合されると共に、前記タング9
から折返されたシートベルト先端部がベルトアンカー7
に固持されている。以上の構造では、シートベルト8の
3点、つまりショルダーアンカー5、バックル6,ベル
トアンカー7での支持箇所が全てシート回りとなるた
め、シート回転や前後位置移動によってベルト締付け度
合が変化することなく、所定テンションで乗員を拘束で
きる。
は、リトラクタに巻取り収納され、タングを介して引出
してシートクッション側に設けられたバックルに差込ん
で固定する3点式のものが多用されている。また、最近
の車両では、シートを回転式にしたり、スライド機構に
よる前後位置調整量をかなり長くすることもあり、シー
トベルトの引出し位置をシート以外のセンターピラー等
に設定すると、人体に対する拘束位置の変位が大きくな
って正常に拘束できないことも生じてくる。そこで、シ
ート構造としては、図5及び図6に例示される如くベル
ト巻取り用リトラクタを内蔵した、いわゆる3点ベルト
マウントシートも開発されている。同図において、符号
10はシートバック1のバックフレームであり、符号2
0はシートクッション2のクッションフレーム、符号3
0はヘッドレスト3の心材31を兼ねるヘッドレストス
テー32(32a,32b)である。バックフレーム1
0の一側には、ベルト巻取り用のリトラクタ4が下部に
配設され、その上部にショルダーアンカー5が揺動可能
に固定されている。クッションフレーム20の両側に
は、バックル6とベルトアンカー7が略対向して設けら
れている。そして、リトラクタ4から導出されたシート
ベルト8は、上方へ向けて引き出され、ショルダーアン
カー5を通じて前下方へ折り返され、途中に設けられた
タング9がショルダーアンカー5と反対側にあるバック
ル6に対し着脱可能に係合されると共に、前記タング9
から折返されたシートベルト先端部がベルトアンカー7
に固持されている。以上の構造では、シートベルト8の
3点、つまりショルダーアンカー5、バックル6,ベル
トアンカー7での支持箇所が全てシート回りとなるた
め、シート回転や前後位置移動によってベルト締付け度
合が変化することなく、所定テンションで乗員を拘束で
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の3点ベルトマウ
ントシート構造では、ショルダーアンカー5から迂回さ
れるシートベルト8の位置が固定されているため、例え
ば、座高の高い乗員の場合に肩部に強く当たり、違和感
や不快感を与える。即ち、ベルト拘束性能は、ショルダ
ーアンカー5の高さ位置が上過ぎたり下過ぎて不適切で
あると、シートベルト8による肩締まり感が悪くなる。
また、ショルダーアンカー5は、衝突時等の衝撃により
シートベルト8の繰出しにブレーキを掛け乗員を保護す
る機能も受け持つため、この部分を高さ調整可能にする
となると、強度不足を生じたり複雑になる。
ントシート構造では、ショルダーアンカー5から迂回さ
れるシートベルト8の位置が固定されているため、例え
ば、座高の高い乗員の場合に肩部に強く当たり、違和感
や不快感を与える。即ち、ベルト拘束性能は、ショルダ
ーアンカー5の高さ位置が上過ぎたり下過ぎて不適切で
あると、シートベルト8による肩締まり感が悪くなる。
また、ショルダーアンカー5は、衝突時等の衝撃により
シートベルト8の繰出しにブレーキを掛け乗員を保護す
る機能も受け持つため、この部分を高さ調整可能にする
となると、強度不足を生じたり複雑になる。
【0004】本発明は以上のような課題を解消すること
を目的としている。具体的には、ベルトショルダー部分
の高さ調整を簡単にできるようにして、シートベルト装
着時におけるベルト装着感及び拘束性を向上させること
にある。他の目的は、既存の3点ベルトマウントシート
の主要部を改変することなく、簡単な機構を付加するこ
とで、ベルトショルダー部分の高さ調整機能を可能にす
ることにある。
を目的としている。具体的には、ベルトショルダー部分
の高さ調整を簡単にできるようにして、シートベルト装
着時におけるベルト装着感及び拘束性を向上させること
にある。他の目的は、既存の3点ベルトマウントシート
の主要部を改変することなく、簡単な機構を付加するこ
とで、ベルトショルダー部分の高さ調整機能を可能にす
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図面に例示される如く、対のヘッドレストス
テー32を介し高さ調整されるヘッドレスト3を有し、
また、バックフレーム10に固定されてシートベルト8
を巻取り可能なリトラクタ4と、バックフレーム10の
一側上部に固定されて前記リトラクタ4から送り出され
たシートベルト8を座者の肩上を通るよう支持するショ
ルダーアンカー5と、クッションフレーム20の一側に
設けられて前記シートベルト8の先端部を係止するベル
トアンカー7と、前記クッションフレーム20の他側に
設けられたバックル6と、前記ショルダーアンカー5と
ベルトアンカー7との間のシートベルト8の部分に掛け
止めされて前記バックル6と係脱可能なタング9とを備
え、前記シートベルト8が座者の股部及び一方肩部から
腰部へ斜めに掛け渡される3点ベルトマウントシートに
おいて、前記ヘッドレストステー32a、32bのう
ち、前記ショルダーアンカー5側のヘッドレストステー
32aに取り付けられ、前記ショルダーアンカー5の略
真上に突出して、前記シートベルト8の前記ショルダー
アンカー5を通ったベルト部分の高さを変更するベルト
ガイド部材40を有していることを特徴としている。
本発明は、図面に例示される如く、対のヘッドレストス
テー32を介し高さ調整されるヘッドレスト3を有し、
また、バックフレーム10に固定されてシートベルト8
を巻取り可能なリトラクタ4と、バックフレーム10の
一側上部に固定されて前記リトラクタ4から送り出され
たシートベルト8を座者の肩上を通るよう支持するショ
ルダーアンカー5と、クッションフレーム20の一側に
設けられて前記シートベルト8の先端部を係止するベル
トアンカー7と、前記クッションフレーム20の他側に
設けられたバックル6と、前記ショルダーアンカー5と
ベルトアンカー7との間のシートベルト8の部分に掛け
止めされて前記バックル6と係脱可能なタング9とを備
え、前記シートベルト8が座者の股部及び一方肩部から
腰部へ斜めに掛け渡される3点ベルトマウントシートに
おいて、前記ヘッドレストステー32a、32bのう
ち、前記ショルダーアンカー5側のヘッドレストステー
32aに取り付けられ、前記ショルダーアンカー5の略
真上に突出して、前記シートベルト8の前記ショルダー
アンカー5を通ったベルト部分の高さを変更するベルト
ガイド部材40を有していることを特徴としている。
【0006】以上の構造によれば、ベルトガイド部材4
0を付加するだけで、既存の3点ベルトマウントシート
の基本構造の改変を伴うことなく、シートベルト8の肩
部引出し位置の高さをヘッドレストステー32a,32
bの高さを調整することにより、及びヘッドレストステ
ー32aに対する取付位置により乗員の体型に応じた最
適位置に調整可能となる。即ち、本発明特徴は、通常、
シートバック1には高さ調整可能なヘッドレスト3が設
けられており、該ヘッドレスト3が乗員の座高に比例し
て上方へ移動調整されることに着目し、該ヘッドレスト
3のヘッドレストステー32a,32bのうち、ショル
ダーアンカー5に近い方にベルトガイド部材40を取り
付けるようにしたことにある。この利点は、ベルトガイ
ド部材40の存在によりベルト装着感及び拘束性を向上
できるだけではなく、シートバック設計として、例え
ば、ショルダーアンカー5の高さを確保するため図2と
図6の比較から分かる如くシートバック1及びバックフ
レーム10の対応側部を高くしなくてもよく、これによ
りシート重量を低減したり各部を簡素化できる。
0を付加するだけで、既存の3点ベルトマウントシート
の基本構造の改変を伴うことなく、シートベルト8の肩
部引出し位置の高さをヘッドレストステー32a,32
bの高さを調整することにより、及びヘッドレストステ
ー32aに対する取付位置により乗員の体型に応じた最
適位置に調整可能となる。即ち、本発明特徴は、通常、
シートバック1には高さ調整可能なヘッドレスト3が設
けられており、該ヘッドレスト3が乗員の座高に比例し
て上方へ移動調整されることに着目し、該ヘッドレスト
3のヘッドレストステー32a,32bのうち、ショル
ダーアンカー5に近い方にベルトガイド部材40を取り
付けるようにしたことにある。この利点は、ベルトガイ
ド部材40の存在によりベルト装着感及び拘束性を向上
できるだけではなく、シートバック設計として、例え
ば、ショルダーアンカー5の高さを確保するため図2と
図6の比較から分かる如くシートバック1及びバックフ
レーム10の対応側部を高くしなくてもよく、これによ
りシート重量を低減したり各部を簡素化できる。
【0007】以上の発明は次のように具体化されること
がより好ましい。・第1に、前記ベルトガイド部材40
は、前記ショルダーアンカー5を通ったベルト部分を着
脱可能に挿通する略T字形のスリット44を形成してい
る構成である。これは、ベルトガイド部材40をヘッド
レストステー32aに後付した場合であっても、図3
(a)の如くスリット44のT字形の垂直溝44aから
水平溝44bというようにシートベルト8を挿通して引
っ掛けることができるようにする。このため、ベルトガ
イド部材40のオプション化に優れ、ヘッドレスト3を
シートバック1から外す場合にも不具合を生じない。・
第2に、前記ベルトガイド部材40は、前記ヘッドレス
トステー32bに沿って上下位置調整可能に設けられて
いる構成である。これは、図3(b)の例の如く簡易ロ
ック保持機構を想定したもので、シートベルト8のショ
ルダーアンカー5から引き出される高さを、ベルトガイ
ド部材40がヘッドレスト3の高さ調整を介し変更され
ることに加え、ヘッドレストステー32bに対応する相
対的な上下位置調整によって細かく変更可能にし、ベル
ト拘束性をより向上できるようにする。
がより好ましい。・第1に、前記ベルトガイド部材40
は、前記ショルダーアンカー5を通ったベルト部分を着
脱可能に挿通する略T字形のスリット44を形成してい
る構成である。これは、ベルトガイド部材40をヘッド
レストステー32aに後付した場合であっても、図3
(a)の如くスリット44のT字形の垂直溝44aから
水平溝44bというようにシートベルト8を挿通して引
っ掛けることができるようにする。このため、ベルトガ
イド部材40のオプション化に優れ、ヘッドレスト3を
シートバック1から外す場合にも不具合を生じない。・
第2に、前記ベルトガイド部材40は、前記ヘッドレス
トステー32bに沿って上下位置調整可能に設けられて
いる構成である。これは、図3(b)の例の如く簡易ロ
ック保持機構を想定したもので、シートベルト8のショ
ルダーアンカー5から引き出される高さを、ベルトガイ
ド部材40がヘッドレスト3の高さ調整を介し変更され
ることに加え、ヘッドレストステー32bに対応する相
対的な上下位置調整によって細かく変更可能にし、ベル
ト拘束性をより向上できるようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。図1は本発明のベルトガイド部
材及びショルダーアンカーの関係を模式的に示す要部構
成図、図2は図5に対応する模式外観図である。図3は
ベルトガイド部材を示し、同(a)はベルトガイド部材
の外観図、同(b)はベルトガイド部材の変形例を一部
破断して示す構成図、図4はヘッドレスト及びベルトガ
イド部材の他の例を示す模式構成図である。なお、図面
上では図5及び図6と同じ部材及び部位に同じ符号を付
している。
面を参照して説明する。図1は本発明のベルトガイド部
材及びショルダーアンカーの関係を模式的に示す要部構
成図、図2は図5に対応する模式外観図である。図3は
ベルトガイド部材を示し、同(a)はベルトガイド部材
の外観図、同(b)はベルトガイド部材の変形例を一部
破断して示す構成図、図4はヘッドレスト及びベルトガ
イド部材の他の例を示す模式構成図である。なお、図面
上では図5及び図6と同じ部材及び部位に同じ符号を付
している。
【0009】(全体の概要)形態例の3点ベルトマウン
トシートは、全体の基本構造が図5及び図6と同じくし
ているため図面上、芯材構成等について一部省略してい
る。即ち、シート構造としては、シートバック1とシー
トクッション2及びヘッドレスト3からなる。シートバ
ック1は、バックフレーム10に緩衝用パッドを保持
し、全体を袋状表皮材で被覆処理した構成である。バッ
クフレーム10には、高さ調整されるヘッドレスト3
と、シートベルト8を巻取り可能なリトラクタ4と、リ
トラクタ4から送り出されたシートベルト8を前下方へ
折り返すショルダーアンカー5とが対応部に固定されて
いる。シートクッション2は、クッションフレーム20
にパッドを保持し、上面及び周囲部を表皮材で被覆処理
した構成である。クッションフレーム20には、後側に
シートベルト8の先端部を係止するベルトアンカー(取
付金具)7及びベルト途中部分を係止するバックル6が
略対向して配設されている。ヘッドレスト3は、コ形の
ヘッドレストフレーム30が用いられており、上側部分
31にパッドを保持し、袋状表皮材で被覆処理されてい
る。ヘッドレストフレーム30は、コ形の中間より上部
分31が心材となり、下側の両端部分がヘッドレストス
テー32a,32bとなる構成である。但し、ヘッドレ
スト3としては、板状フレームが用いられ、ヘッドレス
トステー32a,32bが該板状フレームに固定される
形態でもよい。高さ調整機構は、ヘッドレストステー3
2a,32bがバックフレーム10の上部分に固定され
た支持ホルダー33に対しステーホルダ34を介し上下
動されると共に、図示を省略したロック解除用ノブ等を
有している。そして、前記ノブの解除操作によりヘッド
レストステー32a,32bを上下にスライドさせて高
さ位置調整され、次いで該ノブを離すとロック溝に食込
んで、ヘッドレスト3を所望の高さ位置に固定できる構
成である。従来と異なる構造は、図1に示す如くショル
ダーアンカー5が図5のものに対し少し低い位置に設け
られている点、それに対応するシートバック1の片側が
図2と図6の比較から分かるように一段低くなっている
点、ベルトガイド部材40を有している点にある。次に
この変更点について詳述する。
トシートは、全体の基本構造が図5及び図6と同じくし
ているため図面上、芯材構成等について一部省略してい
る。即ち、シート構造としては、シートバック1とシー
トクッション2及びヘッドレスト3からなる。シートバ
ック1は、バックフレーム10に緩衝用パッドを保持
し、全体を袋状表皮材で被覆処理した構成である。バッ
クフレーム10には、高さ調整されるヘッドレスト3
と、シートベルト8を巻取り可能なリトラクタ4と、リ
トラクタ4から送り出されたシートベルト8を前下方へ
折り返すショルダーアンカー5とが対応部に固定されて
いる。シートクッション2は、クッションフレーム20
にパッドを保持し、上面及び周囲部を表皮材で被覆処理
した構成である。クッションフレーム20には、後側に
シートベルト8の先端部を係止するベルトアンカー(取
付金具)7及びベルト途中部分を係止するバックル6が
略対向して配設されている。ヘッドレスト3は、コ形の
ヘッドレストフレーム30が用いられており、上側部分
31にパッドを保持し、袋状表皮材で被覆処理されてい
る。ヘッドレストフレーム30は、コ形の中間より上部
分31が心材となり、下側の両端部分がヘッドレストス
テー32a,32bとなる構成である。但し、ヘッドレ
スト3としては、板状フレームが用いられ、ヘッドレス
トステー32a,32bが該板状フレームに固定される
形態でもよい。高さ調整機構は、ヘッドレストステー3
2a,32bがバックフレーム10の上部分に固定され
た支持ホルダー33に対しステーホルダ34を介し上下
動されると共に、図示を省略したロック解除用ノブ等を
有している。そして、前記ノブの解除操作によりヘッド
レストステー32a,32bを上下にスライドさせて高
さ位置調整され、次いで該ノブを離すとロック溝に食込
んで、ヘッドレスト3を所望の高さ位置に固定できる構
成である。従来と異なる構造は、図1に示す如くショル
ダーアンカー5が図5のものに対し少し低い位置に設け
られている点、それに対応するシートバック1の片側が
図2と図6の比較から分かるように一段低くなっている
点、ベルトガイド部材40を有している点にある。次に
この変更点について詳述する。
【0010】(要部構造)バックフレーム10は、図1
と図5の如く上部11a及び片側部11bを形成してい
る略L形の主パイプ材11と、片側部11bに対応端を
結合した下パイプ材12と、上部11a及び下パイプ材
12の対応端に結合されて片側部11bと対向している
側板材13と、片側部11bと側板材13との間に架設
された補助フレーム14等からなる。このうち、上部1
1aには前記した支持ホルダー33が固定されている。
側板材13は、断面略枠状に成形された剛心材であり、
内下側にブラケット等を介し固定される巻取り用リトラ
クタ4に加わる荷重に充分に耐える設計となっている。
高さ寸法は、図5のものに比べ少し、つまり図1の寸法
hだけ低めに設計されている。このため、シートバック
1は、図2に示される如く上面が両側で略同じか、少な
くとも従来図6より段差のない形状となっている。
と図5の如く上部11a及び片側部11bを形成してい
る略L形の主パイプ材11と、片側部11bに対応端を
結合した下パイプ材12と、上部11a及び下パイプ材
12の対応端に結合されて片側部11bと対向している
側板材13と、片側部11bと側板材13との間に架設
された補助フレーム14等からなる。このうち、上部1
1aには前記した支持ホルダー33が固定されている。
側板材13は、断面略枠状に成形された剛心材であり、
内下側にブラケット等を介し固定される巻取り用リトラ
クタ4に加わる荷重に充分に耐える設計となっている。
高さ寸法は、図5のものに比べ少し、つまり図1の寸法
hだけ低めに設計されている。このため、シートバック
1は、図2に示される如く上面が両側で略同じか、少な
くとも従来図6より段差のない形状となっている。
【0011】側板材13の上部にはショルダーアンカー
5が固定されている。このショルダーアンカー5は、通
し孔5a付きの金属板材からなり、リトラクタ4から送
り出されたシートベルト8を通し孔5aに挿通支持する
点で従来と同じくしている。しかし、この形態では図面
上、模式化しているが、通し孔5aの向きが上向又は斜
め上向きとなるよう固定されている。これに伴って、パ
ックフレーム10に保持されるパッド及びパッドを被覆
する表皮材には、ショルダーアンカー5に対応した通し
孔が設けられて該通し孔を通してシートベルト8を外へ
導出されるようにしている。但し、ショルダーアンカー
5は、パッド及び表皮材との関係において上向き又は斜
め上向きに露出配置してもよい。要は、ショルダーアン
カー5が側板材13に接合固定されており、リトラクタ
4から送り出されたシートベルト8がシートバック1の
上側又は斜め上方へ導出可能であればよい。
5が固定されている。このショルダーアンカー5は、通
し孔5a付きの金属板材からなり、リトラクタ4から送
り出されたシートベルト8を通し孔5aに挿通支持する
点で従来と同じくしている。しかし、この形態では図面
上、模式化しているが、通し孔5aの向きが上向又は斜
め上向きとなるよう固定されている。これに伴って、パ
ックフレーム10に保持されるパッド及びパッドを被覆
する表皮材には、ショルダーアンカー5に対応した通し
孔が設けられて該通し孔を通してシートベルト8を外へ
導出されるようにしている。但し、ショルダーアンカー
5は、パッド及び表皮材との関係において上向き又は斜
め上向きに露出配置してもよい。要は、ショルダーアン
カー5が側板材13に接合固定されており、リトラクタ
4から送り出されたシートベルト8がシートバック1の
上側又は斜め上方へ導出可能であればよい。
【0012】一方、ベルトガイド部材40は、ショルダ
ーアンカー5に近い側のヘッドレストステー32aの外
周と係合し取り付けられている。このベルトガイド部材
16は、比較的硬質で弾性のある合成樹脂成形体(PP
樹脂射出成形体等)から形成されている。形状的には図
2(a)に示す如く概略靴底状をなしている。基端側4
1には、前記ヘッドレストステー32aを差し込んで比
較的強く係合される取付孔41aが開口されている。自
由端側42は、基端側41に斜め上向きの傾斜部43を
介し接続されている。この一段高くなった自由端側42
には、シートベルト8を自在に挿通し案内する略T字形
のスリット44が設けられている。このスリット44
は、T形の垂直溝44aが外つまり側面に開口され、T
形の水平溝44bがシートベルト8の幅寸法より若干長
い溝に形成されていて、シートベルト8の対応部分を垂
直溝44aから水平溝44bというように挿通し、水平
溝44bに抜け規制された状態で引っ掛ける構成であ
る。なお、前記取付孔41aは図示を省略したが、孔周
囲部に小さな突起又は歯形状が内径に向けて設けられて
おり、ヘッドレストステー32aの外径に弾性的、かつ
所定の固定力を持って係合するよう工夫されている。
ーアンカー5に近い側のヘッドレストステー32aの外
周と係合し取り付けられている。このベルトガイド部材
16は、比較的硬質で弾性のある合成樹脂成形体(PP
樹脂射出成形体等)から形成されている。形状的には図
2(a)に示す如く概略靴底状をなしている。基端側4
1には、前記ヘッドレストステー32aを差し込んで比
較的強く係合される取付孔41aが開口されている。自
由端側42は、基端側41に斜め上向きの傾斜部43を
介し接続されている。この一段高くなった自由端側42
には、シートベルト8を自在に挿通し案内する略T字形
のスリット44が設けられている。このスリット44
は、T形の垂直溝44aが外つまり側面に開口され、T
形の水平溝44bがシートベルト8の幅寸法より若干長
い溝に形成されていて、シートベルト8の対応部分を垂
直溝44aから水平溝44bというように挿通し、水平
溝44bに抜け規制された状態で引っ掛ける構成であ
る。なお、前記取付孔41aは図示を省略したが、孔周
囲部に小さな突起又は歯形状が内径に向けて設けられて
おり、ヘッドレストステー32aの外径に弾性的、かつ
所定の固定力を持って係合するよう工夫されている。
【0013】従って、図3(a)のベルトガイド部材4
0は、ヘッドレスト3をシートバック1から外し、ヘッ
ドレストステー32aを取付孔41aに押し込めること
により、ヘッドレストステー32aの任意の高さ位置に
取り付けられる。そして、シートベルト8は、その取付
状態でスリット44を介し対応ベルト部分を引っ掛けら
れることになる。また、ベルトガイド部材40は、シー
トベルト8から受ける荷重が前記弾性係合力より大きく
なると、ヘッドレストステー32aを中心として水平回
転され、ショルダーアンカー5の通し孔5aを通過した
シートベルト8の対応ベルト部分がシートバック1の前
側の下方斜めに導出されるようガイドし、座者の肩上に
適度な角度とテンションを持って当接するように機能す
る。この場合、座者は、例えば、自分の座高が標準より
も高いと、ヘッドレスト3を上述したロック解除用ノブ
等を操作して相対的に上に位置調整することになる。こ
のように、ヘッドレスト3が上昇位置に移動配置される
と、ベルトガイド部材40もヘッドレストステー32a
を介し高い位置に移動される。ベルトガイド部材40が
上に移動される過程では、リトラクタ4の送り出し作動
によりヘッドレストステー32aの突出量に比例してシ
ートベルト8も引き出される。この点は、図1におい
て、ヘッドレスト3は破線位置から一点鎖線位置まで上
昇されると、ベルトガイド部材40も実線位置から一点
鎖線位置まで移動される。連動して、シートベルト8の
対応ベルト部分、つまり座者の肩に当接するベルト部分
がスリット44を介し高い位置に移動され、該高い位置
からスリット44を迂回してシート前側の下斜めに配置
されることを模式的に示している。このような構造で
は、シートベルト8のショルダーアンカー5を通ったベ
ルト部分がベルトガイド部材40を介し上がるため、乗
員の肩部へ緩いテンションで接触し、従来構成に対し違
和感や不快感を防止できる。また衝突などの衝撃時に
は、シートベルト8に加わる大きなテンションにより、
ベルトガイド部材40を揺動させつつ、ショルダーアン
カー5による拘束機能が働くため、ショルダーアンカー
5の機能も正常に動作する。
0は、ヘッドレスト3をシートバック1から外し、ヘッ
ドレストステー32aを取付孔41aに押し込めること
により、ヘッドレストステー32aの任意の高さ位置に
取り付けられる。そして、シートベルト8は、その取付
状態でスリット44を介し対応ベルト部分を引っ掛けら
れることになる。また、ベルトガイド部材40は、シー
トベルト8から受ける荷重が前記弾性係合力より大きく
なると、ヘッドレストステー32aを中心として水平回
転され、ショルダーアンカー5の通し孔5aを通過した
シートベルト8の対応ベルト部分がシートバック1の前
側の下方斜めに導出されるようガイドし、座者の肩上に
適度な角度とテンションを持って当接するように機能す
る。この場合、座者は、例えば、自分の座高が標準より
も高いと、ヘッドレスト3を上述したロック解除用ノブ
等を操作して相対的に上に位置調整することになる。こ
のように、ヘッドレスト3が上昇位置に移動配置される
と、ベルトガイド部材40もヘッドレストステー32a
を介し高い位置に移動される。ベルトガイド部材40が
上に移動される過程では、リトラクタ4の送り出し作動
によりヘッドレストステー32aの突出量に比例してシ
ートベルト8も引き出される。この点は、図1におい
て、ヘッドレスト3は破線位置から一点鎖線位置まで上
昇されると、ベルトガイド部材40も実線位置から一点
鎖線位置まで移動される。連動して、シートベルト8の
対応ベルト部分、つまり座者の肩に当接するベルト部分
がスリット44を介し高い位置に移動され、該高い位置
からスリット44を迂回してシート前側の下斜めに配置
されることを模式的に示している。このような構造で
は、シートベルト8のショルダーアンカー5を通ったベ
ルト部分がベルトガイド部材40を介し上がるため、乗
員の肩部へ緩いテンションで接触し、従来構成に対し違
和感や不快感を防止できる。また衝突などの衝撃時に
は、シートベルト8に加わる大きなテンションにより、
ベルトガイド部材40を揺動させつつ、ショルダーアン
カー5による拘束機能が働くため、ショルダーアンカー
5の機能も正常に動作する。
【0014】(変形例)以上のベルトガイド部材40は
前記した弾性係合によりヘッドレストステー32aに支
持されているので、ヘッドレスト3の高さ調整つまりヘ
ッドレストステー32aの位置を移動することなく、ベ
ルトガイド部材40自体をヘッドレストステー32aに
対して上下に移動させて調整ことも可能である。図3
(b)は、そのようにベルトガイド部材40自体で上下
位置調整可能にする上で好適な構造例を示している。即
ち、このベルトガイド部材40A(40)は、図3
(a)のもの基本的に同じであるが、基端側41に専用
の簡易ロック機構を有している点で異なっている。この
簡易ロック機構は、基端側41が概略コ形に形成される
と共に、ロック片46及び付勢ばね45をコ形の開口4
5から内部に組み込んだ構成である。基端側41のコ形
部には、取付孔41aが上下に貫通して設けられてい
る。該取付孔41aにはヘッドレストステー32aが同
図の如く嵌合される。ロック片46は、前記取付孔41
aと同じか若干大きな係止孔46aを有し、コ形の奥壁
に取り付けられて、ヒンジ部46bを介し上下に揺動可
能となっている。付勢ばね47はロック片46を上方向
へ付勢している。そして、このロック片46は、付勢ば
ね47の付勢力により図の如くヒンジ部46bを介し先
端側が斜め上方向へ動かされると、係止孔46aがヘッ
ドレストステー32aの外径に強固に係止される。この
係止力は、ロック片46が付勢ばね47の付勢力に抗し
て下側へ押されると、ヘッドレストステー32aの外径
に対する係止孔46aの向きにより解放される。この状
態から、ベルトガイド部材40Aはヘッドレストステー
32aに対し上下方向に移動調整される。調整後は、ロ
ック片46の押圧を解放すると、ロック片46が斜め上
側に傾いて係止孔46aが再びヘッドレストステー32
aの外径に強固に係止し、ベルトガイド部材40Aをそ
の調整位置に保持する構成である。
前記した弾性係合によりヘッドレストステー32aに支
持されているので、ヘッドレスト3の高さ調整つまりヘ
ッドレストステー32aの位置を移動することなく、ベ
ルトガイド部材40自体をヘッドレストステー32aに
対して上下に移動させて調整ことも可能である。図3
(b)は、そのようにベルトガイド部材40自体で上下
位置調整可能にする上で好適な構造例を示している。即
ち、このベルトガイド部材40A(40)は、図3
(a)のもの基本的に同じであるが、基端側41に専用
の簡易ロック機構を有している点で異なっている。この
簡易ロック機構は、基端側41が概略コ形に形成される
と共に、ロック片46及び付勢ばね45をコ形の開口4
5から内部に組み込んだ構成である。基端側41のコ形
部には、取付孔41aが上下に貫通して設けられてい
る。該取付孔41aにはヘッドレストステー32aが同
図の如く嵌合される。ロック片46は、前記取付孔41
aと同じか若干大きな係止孔46aを有し、コ形の奥壁
に取り付けられて、ヒンジ部46bを介し上下に揺動可
能となっている。付勢ばね47はロック片46を上方向
へ付勢している。そして、このロック片46は、付勢ば
ね47の付勢力により図の如くヒンジ部46bを介し先
端側が斜め上方向へ動かされると、係止孔46aがヘッ
ドレストステー32aの外径に強固に係止される。この
係止力は、ロック片46が付勢ばね47の付勢力に抗し
て下側へ押されると、ヘッドレストステー32aの外径
に対する係止孔46aの向きにより解放される。この状
態から、ベルトガイド部材40Aはヘッドレストステー
32aに対し上下方向に移動調整される。調整後は、ロ
ック片46の押圧を解放すると、ロック片46が斜め上
側に傾いて係止孔46aが再びヘッドレストステー32
aの外径に強固に係止し、ベルトガイド部材40Aをそ
の調整位置に保持する構成である。
【0015】図4は前記ヘッドレスト3の形状を横に拡
張した変形例である。即ち、このヘッドレスト3は、コ
形の中間より上部分31が心材となり下側の両端部分が
ヘッドレストステー32a,32bとなる点で前記のも
のと同じくし、ヘッドレストステー32a,32bがバ
ックフレーム10にあって上部11a及び側板材13に
固定された支持ホルダー33に対しステーホルダ34を
介し上下動される点で異なっている。要は、ヘッドレス
トステー32aが側板材13に固定された支持ホルダー
33に図示を省略したステーホルダー34を介し上下動
されるようにしたものである。そして、ベルトガイド部
材40Bは、ヘッドレストステー32aに取り付けられ
て、ショルダーアンカー5の真上に位置している。従っ
て、ここでのベルトガイド部材40Bは、図3(a)の
ものに対し、作動的には同じくしているが、小型化され
ている点、ベルト挿通用スリット44におけるT形の垂
直溝(図示省略)が前側部分に設けられている点等で変
更されている。このように本発明は、請求項1から3で
特定される技術要素を備えておればよく、細部的にはシ
ートバック1やヘッドレスト3の形状及び芯材構成等に
よって種々変更可能なものである。
張した変形例である。即ち、このヘッドレスト3は、コ
形の中間より上部分31が心材となり下側の両端部分が
ヘッドレストステー32a,32bとなる点で前記のも
のと同じくし、ヘッドレストステー32a,32bがバ
ックフレーム10にあって上部11a及び側板材13に
固定された支持ホルダー33に対しステーホルダ34を
介し上下動される点で異なっている。要は、ヘッドレス
トステー32aが側板材13に固定された支持ホルダー
33に図示を省略したステーホルダー34を介し上下動
されるようにしたものである。そして、ベルトガイド部
材40Bは、ヘッドレストステー32aに取り付けられ
て、ショルダーアンカー5の真上に位置している。従っ
て、ここでのベルトガイド部材40Bは、図3(a)の
ものに対し、作動的には同じくしているが、小型化され
ている点、ベルト挿通用スリット44におけるT形の垂
直溝(図示省略)が前側部分に設けられている点等で変
更されている。このように本発明は、請求項1から3で
特定される技術要素を備えておればよく、細部的にはシ
ートバック1やヘッドレスト3の形状及び芯材構成等に
よって種々変更可能なものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の3点ベル
トマウントシートにあっては、少なくともヘッドレスト
の高さ調整に応じてシートベルトのベルトショルダー部
分の高さ調整を行うことができる。この高さ調整は、既
存の3点ベルトマウントシートの主要部を改変すること
なく、かつ構成簡易なベルトガイド部材を付加するだけ
で実現できるため、採用容易なことも加わってベルト装
着感及び拘束性向上に寄与できる。
トマウントシートにあっては、少なくともヘッドレスト
の高さ調整に応じてシートベルトのベルトショルダー部
分の高さ調整を行うことができる。この高さ調整は、既
存の3点ベルトマウントシートの主要部を改変すること
なく、かつ構成簡易なベルトガイド部材を付加するだけ
で実現できるため、採用容易なことも加わってベルト装
着感及び拘束性向上に寄与できる。
【図1】 本発明形態例の要部正面図である。
【図2】 図1を適用した3点ベルトマウントシートの
模式正面図である。
模式正面図である。
【図3】 図1のベルトガイド部材の2例を示す模式構
成図である。
成図である。
【図4】 上記ヘッドレスト形態の変形例を図1に対応
させて示す図である。
させて示す図である。
【図5】 3点ベルトマウントシートの従来配置例を示
す模式斜視図である。
す模式斜視図である。
【図6】 図5のシート外観を示す模式正面図である。
1…シートバック 2…シートクッション 3…ヘッドレスト 4…リトラクタ 5…ショルダーアンカー 6…バックル 7…ベルトアンカー 8…シートベルト 9…タング 10…バックフレーム 20…クッションフレーム 32a,32b…ヘッドレストステー 40,40A,40B…ベルトガイド部材 41…取付孔 44…スリット 46…ロック片
Claims (3)
- 【請求項1】 対のヘッドレストステーを介し高さ調整
されるヘッドレストを有し、また、バックフレームに固
定されてシートベルトを巻取り可能なリトラクタと、バ
ックフレームの一側上部に固定されて前記リトラクタか
ら送り出されたシートベルトを座者の肩上を通るよう支
持するショルダーアンカーと、クッションフレームの一
側に設けられて前記シートベルトの先端部を係止するベ
ルトアンカーと、前記クッションフレームの他側に設け
られたバックルと、前記ショルダーアンカーとベルトア
ンカーとの間のシートベルトの部分に掛け止めされて前
記バックルと係脱可能なタングとを備え、前記シートベ
ルトが座者の股部及び一方肩部から腰部へ斜めに掛け渡
される3点ベルトマウントシートにおいて、 前記ヘッドレストステーのうち、前記ショルダーアンカ
ー側のヘッドレストステーに取り付けられ、前記ショル
ダーアンカーの略真上に突出して、前記シートベルトの
前記ショルダーアンカーを通ったベルト部分の高さを変
更するベルトガイド部材を有している、ことを特徴とす
る3点ベルトマウントシート。 - 【請求項2】 前記ベルトガイド部材は、前記ショルダ
ーアンカーを通ったベルト部分を着脱可能に挿通する略
T字形のスリットを形成している請求項1に記載の3点
ベルトマウントシート。 - 【請求項3】 前記ベルトガイド部材は、前記ヘッドレ
ストステーに沿って上下位置調整可能に設けられている
請求項1又は2に記載の3点ベルトマウントシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001049461A JP2002249020A (ja) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | 3点ベルトマウントシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001049461A JP2002249020A (ja) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | 3点ベルトマウントシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002249020A true JP2002249020A (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=18910562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001049461A Pending JP2002249020A (ja) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | 3点ベルトマウントシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002249020A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007083997A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Takata Corp | 乗員拘束装置 |
JP2007112415A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-05-10 | Takata Corp | 乗員拘束装置 |
JP2007210436A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Toyota Motor Corp | 車両用エアベルト装置 |
KR20120133832A (ko) * | 2011-06-01 | 2012-12-11 | 현대모비스 주식회사 | 사이드 에어백 장치 |
GB2529467A (en) * | 2014-08-21 | 2016-02-24 | Philip Batham | Additional restraint system for all occupants using a standard three point seat belt |
NO337339B1 (no) * | 2013-05-16 | 2016-03-21 | Norsafe As | En sikkerhetsstol for frittfall livbåter og en sammenstilling av minst fire sikkerhetsstoler |
CN110893810A (zh) * | 2018-09-12 | 2020-03-20 | 佛吉亚汽车座椅公司 | 具有同步控制的头枕和安全带支架的车辆座椅 |
-
2001
- 2001-02-23 JP JP2001049461A patent/JP2002249020A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007083997A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Takata Corp | 乗員拘束装置 |
JP2007112415A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-05-10 | Takata Corp | 乗員拘束装置 |
JP4581942B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2010-11-17 | タカタ株式会社 | 乗員拘束装置 |
JP2007210436A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Toyota Motor Corp | 車両用エアベルト装置 |
JP4552867B2 (ja) * | 2006-02-09 | 2010-09-29 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用エアベルト装置 |
KR20120133832A (ko) * | 2011-06-01 | 2012-12-11 | 현대모비스 주식회사 | 사이드 에어백 장치 |
KR101709183B1 (ko) | 2011-06-01 | 2017-02-22 | 현대모비스 주식회사 | 사이드 에어백 장치 |
NO337339B1 (no) * | 2013-05-16 | 2016-03-21 | Norsafe As | En sikkerhetsstol for frittfall livbåter og en sammenstilling av minst fire sikkerhetsstoler |
GB2529467A (en) * | 2014-08-21 | 2016-02-24 | Philip Batham | Additional restraint system for all occupants using a standard three point seat belt |
CN110893810A (zh) * | 2018-09-12 | 2020-03-20 | 佛吉亚汽车座椅公司 | 具有同步控制的头枕和安全带支架的车辆座椅 |
CN110893810B (zh) * | 2018-09-12 | 2022-03-22 | 佛吉亚汽车座椅公司 | 具有同步控制的头枕和安全带支架的车辆座椅 |
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