JP2007210436A - 車両用エアベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】側面衝突時に、車両用シートの前後位置、乗員の着座姿勢や体格の大小に対応して、乗員の頭部及び頸部の少なくとも一方の側方へ膨張部を膨張させることを目的とする。
【解決手段】乗員拘束用ウエビング16を案内するためのベルトガイド20をヘッドレスト30に設け、該ヘッドレスト30の高さをシリンダ装置22(駆動手段)により調節可能としているので、乗員14が自分の体格や着座姿勢に合わせてヘッドレスト30の高さを調節すると、ベルトガイド20の高さ、即ちシートバック28の上方における乗員拘束用ウエビング16の高さも適正な高さとなり、これによって、側面衝突時には、乗員拘束用ウエビング16に設けられた膨張部18が乗員14の頭部14H及び頸部14Nの少なくとも一方の側方に対応して膨張することができ、該膨張部18により車幅方向における頭部14H等の慣性力を吸収することが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員拘束用ウエビングに膨張部を有する車両用エアベルト装置に関する。
膨張部が設けられた乗員拘束用ウエビングを案内するためのショルダアンカを、通常時は乗員の頭部側面に対向しない高さ位置に設定しておき、側面衝突時には乗員の頭部の側方に対向する位置に設定する高さ位置制御手段を備えたエアベルト装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−239906号公報
しかしながら、上記した従来例のように、ショルダアンカの高さ位置の調節により膨張部を乗員の頭部や頸部の側方に対向させようとしても、乗員とショルダアンカとの位置関係は、車両用シートの前後位置、乗員の着座姿勢や体格の大小によって変化するため、膨張部を乗員の頭部や頸部の側方に対応させるように制御することが難しかった。
本発明は、上記事実を考慮して、側面衝突時に、車両用シートの前後位置、乗員の着座姿勢や体格の大小に対応して、乗員の頭部及び頸部の少なくとも一方の側方へ膨張部を膨張させることを目的とする。
請求項1の発明は、乗員の胸部に対応した乗員拘束用ウエビングと、該乗員拘束用ウエビングに設けられ、膨張時に少なくとも乗員の肩部の上方に展開する膨張部と、車両用シートのヘッドレストに設けられ、シートバックの上方において前記乗員拘束用ウエビングを案内するベルトガイドと、前記膨張部の膨張時に該膨張部を前記乗員の頭部及び頸部の少なくとも一方の側方に対応させることができるように、前記ヘッドレストの高さを調節可能な駆動手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の車両用エアベルト装置では、乗員拘束用ウエビングを、ヘッドレストに設けられたベルトガイドにより案内するので、車両用シートの前後位置が変化しても乗員とベルトガイドとの位置関係は変化せず、乗員拘束用ウエビングの装着状態は車両用シートの前後位置にかかわらずほぼ一定である。また、ベルトガイドを有するヘッドレストの高さを駆動手段により調節することで、乗員拘束用ウエビングの膨張部の高さ位置を、乗員の着座姿勢や体格の大小に対応して調節することができる。このため、請求項1に記載の車両用エアベルト装置では、側面衝突時に、車両用シートの前後位置、乗員の着座姿勢や体格の大小に対応して、乗員の頭部及び頸部の少なくとも一方の側方へ膨張部を膨張させることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用エアベルト装置において、前記ヘッドレストの高さは、前記車両用シートの前後位置に応じて調節可能であることを特徴としている。
請求項2に記載の車両用エアベルト装置では、ヘッドレストの高さを車両用シートの前後位置に応じて調節可能であるので、例えば車両用シートの前後位置が比較的前側に設定された場合には、乗員の体格が小さいと考えて、ヘッドレストの高さ、即ちベルトガイドの高さを低めに設定し、逆に車両用シートの前後位置が比較的後側に設定された場合には、乗員の体格が大きいと考えて、ヘッドレストの高さ、即ちベルトガイドの高さを比較的高めに設定することで、通常使用時においてベルトガイドを適正な高さ位置に調節することができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の車両用エアベルト装置において、前記ヘッドレストの高さは、車両の側面衝突の際において、前記膨張部の膨張と共に又は前記膨張部の膨張に先立って調節可能であることを特徴としている。
請求項3に記載の車両用エアベルト装置では、ヘッドレストの高さが、車両の側面衝突の際において、膨張部の膨張と共に又は膨張部の膨張に先立って調節可能であるので、通常時には乗員が自分の頭部高さに合わせてヘッドレストの高さを任意に調節して使用することができ、着座感が良好である。また、側面衝突の際には、ヘッドレストの高さ、即ちベルトガイドの高さが適正に調節され、膨張部が乗員の頭部付近の側方の適正な位置に膨張することで、車幅方向における頭部等の慣性力を吸収することができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用エアベルト装置によれば、側面衝突時に、車両用シートの前後位置、乗員の着座姿勢や体格の大小に対応して、乗員の頭部及び頸部の少なくとも一方の側方へ膨張部を膨張させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の車両用エアベルト装置によれば、ヘッドレストの高さを車両用シートの前後位置に応じて調節可能とすることで、通常使用時においてベルトガイドの高さ位置を適正に調節することができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載の車両用エアベルト装置によれば、通常時には乗員が自分の頭部高さに合わせてヘッドレストの高さを任意に調節して使用することができ、使用感に優れ、また、側面衝突の際には、膨張部が乗員の頭部付近の側方の適正な位置に膨張することで、車幅方向における頭部等の慣性力を吸収することができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係る車両用エアベルト装置10は、車両用シート12に着座する乗員14を拘束するためのシートベルトの一種であり、乗員拘束用ウエビング16と、膨張部18と、ベルトガイド20と、駆動手段の一例たるシリンダ装置22とを有している。
車両用シート12は、図示しないシートフレームを有し乗員14が着座するシートクッション24と、シートバックフレーム26を有し乗員14の背中を支えるシートバック28と、該シートバック28の上部に設けられたヘッドレスト30とを備えており、フロアパネルに設けられたシートレール上に車両前後方向に摺動可能に設けられている(図示せず)。
シートクッション24の車室外側側部にはラップベルトアンカ32が、また、シートクッション24の車室中央側側部には図示しないバックル装置が夫々設けられている。なお、ラップベルトアンカ32及びバックル装置を設ける位置はシートクッション24に限られず、例えばフロアパネル側であってもよい。バックル装置内、又はバックル装置の外部には、膨張部18に対するガス供給源である、例えばインフレータが配設されている(図示せず)。インフレータは、例えば図示しない側突センサにより側面衝突が検知された場合、又は側面衝突が図示しないプリクラッシュセンサにより予測された場合に作動するようになっている。
なお、膨張部18を乗員14の胸部14Bにも対応させる場合には、前面衝突が検知又は予測された場合にもインフレータを作動させるようにする。この場合、前突用のインフレータと側突用のインフレータを別個に用いてもよいし、また出力を可変とした1本のインフレータで対応するようにしてもよい。
乗員拘束用ウエビング16は、乗員14の胸部14Bに対応する帯状部材であって、例えば車体のアッパーバックパネル(図示せず)に配設されたリトラクタ34に巻取り可能に構成され、乗員14による装着時には、該乗員14の体格に合わせて該リトラクタ34から引き出すことができ、このとき乗員拘束用ウエビング16はベルトガイド20により案内されるようになっている。また、リトラクタ34から引き出された乗員拘束用ウエビング16は、ヘッドレスト30の車幅方向外側の側部に設けられたベルトガイド20に案内されてシートバック28の前側へ取り回されるようになっている。
乗員拘束用ウエビング16には、バックル装置に嵌込み可能に構成されたタングプレート(図示せず)が設けられ、タングプレートをバックル装置に嵌め込んだ際に、バックル装置側から膨張部18へインフレータからのガスを供給できるようになっている。
車両用シート12の車室外側側部に設けられたラップベルトアンカ32には、乗員14の腰部14Wに対応するラップベルト36が固定されており、該ラップベルト36の先端はタングプレートに接続されている。なお、ラップベルト36と乗員拘束用ウエビング16を1本のウエビングとして構成し、乗員14の体格に合わせてタングプレートを移動できるようにしてもよい。
膨張部18は、乗員拘束用ウエビング16に設けられ、膨張時に少なくとも乗員14の肩部14Sの上方に展開するように折り畳まれた袋体である。具体的には、膨張部18は、乗員拘束用ウエビング16と同等の帯状に折り畳まれており、例えば伸縮性のあるメッシュウエビング(図示せず)により被覆され、更にカバー(図示せず)により覆われ、膨張部18の内圧が一定以上になると破断する制御縫製、所謂ティアシームを用いて帯状に縫製されている。膨張部18の展開領域は、乗員14の肩部14Sの上方に限られず、胸部14Bにまで対応して膨張するようにしてもよい。
ベルトガイド20は、車両用シート12のヘッドレスト30の車幅方向外側の側部に設けられ、シートバック28の上方において乗員拘束用ウエビング16を案内するための、例えば車両前面視で略C字形の部材であって、一部に切れ目20Aが設けられている。乗員拘束用ウエビング16は、該切れ目20Aを通じてベルトガイド20に掛けたり、また該ベルトガイド20から外したりすることができるようになっている。なお、ベルトガイド20の形状は、上記の形状及び図示の形状に限られるものではなく、ヘッドレスト30に設けられて乗員拘束用ウエビング16をリトラクタ34からシートバック28の前側、即ち乗員14側へ案内できるものであればよい。
シリンダ装置22は、膨張部18の膨張時に該膨張部18を乗員14の頭部14H及び頸部14Nの少なくとも一方の側方に対応させることができるように、ヘッドレスト30の高さを調節するための、例えば空気圧や油圧を駆動源とするアクチュエータである。このシリンダ装置22は、例えばシートバックフレーム26に設けられた取付け台38に、ピストンロッド22Aの伸縮方向がヘッドレスト30の高さ調節方向となるように固定されている。ヘッドレスト30は、例えばピストンロッド22Aの先に設けられているので、シリンダ装置22におけるピストンロッド22Aの伸長量を制御することにより、ヘッドレスト30の高さを調節することが可能である。シリンダ装置22は、通常使用時において、乗員14等がヘッドレスト30の高さを自分の体格に合わせて調節する際にも作動させることができるようになっている。
なお、シリンダ装置22は、車両用シート12の前後位置の調節が行われた場合にこれに連動して作動させるようにしてもよい。即ちシリンダ装置22により、車両用シートの前後位置に応じてヘッドレスト30の高さを調節できるようにしてもよい。
また、シリンダ装置22は、側突センサにより側面衝突が検知されてインフレータが作動するのと同時、即ち膨張部18の膨張と同時に作動するようにしてもよいし、また車両の側面衝突がプリクラッシュセンサにより予測された時点で、膨張部18の膨張に先立って作動するようにしてもよい。このようにすることで、通常使用時は乗員14の体格に合わせてヘッドレスト30の高さを任意に調節でき、車両の側面衝突の際には、膨張部18が乗員14の頭部14H等の側方に膨張するように、ヘッドレスト30の高さを自動的に調節することが可能である。
なお、駆動手段の一例としてシリンダ装置22を挙げたが、駆動手段はこれに限られるものではなく、例えば電動のアクチュエータであってもよい。また、シリンダ装置22においては、ピストンロッド22Aがヘッドレストステーを兼ねるようにしてもよいし、またピストンロッド22Aと図示しないヘッドレストステーを同軸上に連結してもよい。更には、ピストンロッド22Aとは別にヘッドレストステーを併設してもよい。
(作用)
図1において、車両用エアベルト装置10では、通常使用時には、乗員14の体格に合わせてシリンダ装置22からのピストンロッド22Aの伸長量を調節することで、ヘッドレスト30の高さを任意に調節することが可能であり、また、ヘッドレスト30の車幅方向外側の側部にはベルトガイド20が設けられているので、シリンダ装置22によるヘッドレスト30の上下動に伴ってベルトガイド20の高さも変化する。具体的には、ヘッドレスト30の高さを低く調節すると、ベルトガイド20の高さも低くなり、該ベルトガイド20により案内される乗員拘束用ウエビング16の高さも低くなる。また、ヘッドレスト30の高さを高く調節すると、ベルトガイド20の高さも高くなり、乗員拘束用ウエビング16の高さも高くなる。
図1に示されるように、乗員14の体格が小さい場合にはヘッドレスト30の高さは低く調節され、また図2に示されるように、乗員14の体格が大きい場合にはヘッドレスト30の高さは矢印U方向に高く調節されるのが通常であるので、乗員14が自分の体格や着座姿勢に合わせてヘッドレスト30の高さを調節すると、ベルトガイド20の高さ、即ちシートバック28の上方における乗員拘束用ウエビング16の高さも適正な高さとなる。このため、側面衝突時には、膨張部18が乗員14の頭部14H及び頸部14Nの少なくとも一方の側方に対応して膨張することができ、該膨張部18により車幅方向における頭部14H等の慣性力を吸収することが可能である。
ヘッドレスト30の高さ調節を、車両用シート12の前後移動に連動させない場合、車両用シート12の前後位置が変化しても乗員14とベルトガイド20との位置関係は変化しないので、通常使用時における乗員拘束用ウエビング16の装着状態は車両用シート12の前後位置にかかわらずほぼ一定である。
一方、ヘッドレスト30の高さ調節を、車両用シート12の前後移動に連動させて行うようにしてもよい。車両用シート12の前後位置は、乗員14の体格が小さい場合には比較的前側に調節され、乗員14の体格が大きい場合には比較的後側に調節されるのが通常であるので、制御方法としては、車両用シート12の前後位置が比較的前側に設定された場合には、乗員14の体格が小さいと考えて、ヘッドレスト30の高さ、即ちベルトガイド20の高さを低めに調節し、逆に車両用シート12の前後位置が比較的後側に設定された場合には、乗員14の体格が大きいと考えて、ヘッドレスト30の高さ、即ちベルトガイド20の高さを比較的高めに調節することが考えられる。
具体的には、車両用シート12の前後位置が中立位置よりも前方に設定された場合には、該中立位置よりも後方に設定された場合よりもヘッドレスト30の高さ、即ちベルトガイド20の高さを低くすることや、車両用シート12の前後位置に対応したヘッドレスト30の高さのマップを用いて、車両用シート12の前後位置を調節することでヘッドレスト30の高さを該前後位置に対応した高さに自動的に調節するマップ制御が考えられる。このマップ制御では、具体的には車両用シート12の前後位置が前側・中立付近・後側であることに対応して、ヘッドレスト30の高さを夫々低・中・高とするといった制御が可能であり、他にも種々の制御バリエーションが考えられる。この他、図示しない車内カメラ等を用いて乗員14の頭部位置を検出して、その検出結果に応じてヘッドレスト30の高さを調節するようにしてもよい。
このようにすると、乗員14が自分の体格に合わせて車両用シート12の前後位置を調節するだけで、ヘッドレスト30及びベルトガイド20が適正な高さに調節されるので、シートバック28の上方において該ベルトガイド20に案内される乗員拘束用ウエビング16の高さも適正となり、膨張部18が乗員14の頭部14H及び頸部14Nの少なくとも一方の側方に対応して膨張するようにすることができる。
また、ヘッドレスト30の高さの調節は、車両の側面衝突の際において、膨張部18の膨張と共に又は膨張部18の膨張に先立って行うようにしてもよい。この場合、通常時には乗員14が自分の頭部14Hの高さに合わせてヘッドレスト30の高さを任意に調節して使用することができるので、着座感が良好である。そして、側面衝突の際には、シリンダ装置22が、側突センサにより側面衝突が検知されてインフレータが作動するのと同時、即ち膨張部18の膨張と同時に作動し、又は車両の側面衝突がプリクラッシュセンサにより予測された時点で、膨張部18の膨張に先立って作動することで、ヘッドレスト30の高さ、即ちベルトガイド20の高さがより適正に自動的に調節される。一例を挙げると、図2において、ヘッドレスト30の高さをより高く調節する必要がある場合には、シリンダ装置22のピストンロッド22Aを伸長させて、ヘッドレスト30を矢印U方向に上昇させる。これにより、膨張部18が乗員14の頭部14H付近の側方の適正な位置に膨張するので、車幅方向における頭部14H等の慣性力をより効果的に吸収することができる。
シリンダ装置22を制御するにあたっては、乗員14の体格や頭部14Hを予め検知又は推定しておく必要がある。これは、例えば車両用シート12のシートレールに設けられたシートスライドセンサ(図示せず)により該車両用シート12の前後位置を検知し、そのデータに基づいて乗員14の体格を推定したり、また図示しない画像センサ等により乗員14の頭部14Hの位置を検知又は推定したりすることにより行われる。なお、乗員14の体格や頭部14Hの位置の検知又は推定は、他の手段を用いて行ってもよい。
上記のように、車両用エアベルト装置10では、膨張部18を乗員14の頭部14H等に対応した適正な位置に局部的に膨張させることができるので、膨張部18の容量を比較的少なくすることができると共に、インフレータの出力を低くすることができ、これによって乗員拘束用ウエビング16を軽量化とコストの低減を図ることができる。
なお、膨張部18が膨張する衝突形態は、単なる側面衝突に限られず、例えば前面衝突した後に側面衝突するような複雑な衝突形態も考えられるので、このような衝突形態の場合でもヘッドレスト30の高さ調節が自動的に行われる。また、膨張部18は、乗員14の頭部14H等の側方だけでなく、胸部14Bにまで対応して膨張するようにしてもよい。この場合、前面衝突時における車両前方への胸部14Bの慣性力を、該胸部14Bに対応して膨張した膨張部18で吸収することが可能である。
車両用エアベルト装置において、乗員の体格が小さい場合に、ヘッドレストが該乗員に対応して低い位置に調節され、これによりベルトガイドも低い位置に調節されて、膨張部が該乗員の頭部等の側方に対応して展開している状態を示す側面図である。 車両用エアベルト装置において、乗員の体格が大きい場合に、ヘッドレストが該乗員に対応して高い位置に調節され、これによりベルトガイドも高い位置に調節されて、膨張部が該乗員の頭部等の側方に対応して展開している状態を示す側面図である。
符号の説明
10 車両用エアベルト装置
12 車両用シート
14 乗員
14B 胸部
14H 頭部
14N 頸部
16 乗員拘束用ウエビング
18 膨張部
20 ベルトガイド
22 シリンダ装置(駆動手段)
30 ヘッドレスト

Claims (3)

  1. 乗員の胸部に対応した乗員拘束用ウエビングと、
    該乗員拘束用ウエビングに設けられ、膨張時に少なくとも乗員の肩部の上方に展開する膨張部と、
    車両用シートのヘッドレストに設けられ、シートバックの上方において前記乗員拘束用ウエビングを案内するベルトガイドと、
    前記膨張部の膨張時に該膨張部を前記乗員の頭部及び頸部の少なくとも一方の側方に対応させることができるように、前記ヘッドレストの高さを調節可能な駆動手段と、
    を有することを特徴とする車両用エアベルト装置。
  2. 前記ヘッドレストの高さは、前記車両用シートの前後位置に応じて調節可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアベルト装置。
  3. 前記ヘッドレストの高さは、車両の側面衝突の際において、前記膨張部の膨張と共に又は前記膨張部の膨張に先立って調節可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアベルト装置。
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