JPH05505779A - 自動車用の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車用の安全装置 この発明は請求項１の前文による自動車のための安全装置に関する。

この発明は座席、座席に所属し高さ調節できるヘッドレストおよび、上部の案内 点または枢着点から斜め下向きに背もたれの前側へと案内されている安全ベルト を備える、乗用車において一般に通常の配置を前提とする。この種の配置にあっ ては、ヘッドレストが手でまたは電気モータで希望の高さ位置へと動かされる。

大抵の座席利用者はヘッドレストを正しい高さに調節せず、したがって衝突時に 比較的高い負傷の危険に曝されていることが明らかとなったため、更に自動高さ 調整装置が提案された。高さ調整はこの場合おおむね、座席位置に応じて行われ る。比較的背の高い人はヘッドレストがそれだけ高い配置であることを必要とし 、座席がさらに後方に移動することを前提とする。ヘッドレストの高さ位置の自 動調節のための装置は、極めて高価であり、したがって実際には普及しなかった 。

本発明の根底となる課題は、構造的に特に簡単な手段で実現できる、ヘッドレス トのための高さ調節装置を記載することにある。

この課題は請求項１の特徴部分によって解決される。

正面衝突の場合に自動的に働くヘッドレスト用の高さ調整装置は、安全ベルトの ための、ヘッドレストに構成されたストップ面のみを含んでいる。ストップ面を 通じて負荷された（衝突はね返り）安全ベルトは、ヘッドレストを最適の高さ位 置へと移動させる。ヘッドレストはこの時、ベルトが上部案内点からストップ面 を経てベルト利用者の肩へと達する直線を形成するまで上方へと移動する。

ヘッドレストのどの箇所でストップ面が構成されなければならないかは、各部材 のそれぞれの帰属、特に上部案内点の位置によって決定される。ヘッドレストの 構造上の条件と最適の高さ位置がわかれば、ストップ面の位置を決定することは 困難ではない。提案された安全装置により、したがって簡単な手段で、正面衝突 時にベルトを着用した乗員の頭が、第２の運動段階において後ろ向きに加速され る場合、最適の高さに調節されたヘッドレストに当たるようにすることができる 。

ストップ面はヘッドレスト自体により、外向きに突出する延長部あるいは角度に よって形成されることができ、この時後者はベルトがストップ面からはずれるの を妨げる。しかし特に有利であるのはストップ面がヘッドレストに配置された留 め環の一部である場合である。この留め環はベルトがいかなる場合もヘッドレス トと作用結合していることを確実にする。ストップ面からの安全ベルトの滑り出 しあるいは意図しない外れは、これによって確実になくなる。

本発明の有利な構成により、ストップ面／留め環は高さが調節できるように構成 することができる。この調節により、座席利用者の身長への個人的適合を行うこ とができる。しかし特に有利であるのは、本発明による安全装置がそれ自体は既 知の方法で安全ベルトのための高さ調節可能な上部案内点または枢着点と組み合 わされる場合である。これによって案内金具の選択した高さ調節に応じて、衝突 時にヘッドレストも対応する高さ位置に移動することが保証されている。ストッ プ面／留め環の別々の調節はこれによって不要となる。

自動的に調節される上部案内金具がある場合、これによっても衝突時にヘッドレ ストは自動的に最適の高さ位置へ移動し、そのために機械装置または電気駆動の ための大きな構造責用が必要となることはない。

本発明の１実施例を図面に示し、以下さらに詳細に説明する。

図１は座席、座席に配置された高さ調整可能なヘッドレストおよび上部の案内金 具を通るベルトを備える安全装置、図２は前方から見た図１のヘッドレスト、図 ３は安全ベルトが正面衝突で負荷される時の図１からの配置を示す図である。

図１は乗用車の座席５の上方部分を示す。座席５はヘッドレスト７を収容してお り、これはそれ自体は公知でしたがって図示されていない方法で高さ調節できる 。

座席５の上に収容された人の安全のために、安全ベルト９が設けられており、こ れは繰り出し自動装置により（図示されていない）上部案内金具１１へと導かれ ている。旋回可能に構成された案内金具１１を通じて、ベルトは斜め下へヘッド レスト７の傍らを通って座席５の前側へ、またそこから対角線状に安全ベルト９ で保全された乗員の上体の上を走っている。

図２が示すように、ヘッドレスト７はこのヘッドレスト７のフレームと固く結合 した留め環１３を備えており、安全ベルト９がこれを通っている。

正面衝突の場合の状況を示すのが図３である。ベルトを締めた乗員はこの時、前 方に放出され、これによって当初位置では座席５の近くにあった安全ベルト９が 上方へ張られる。

これはしかしヘッドレスト７の留め環１３を通っているため、ヘッドレスト７を 上向きに引っ張る。この時安全ベルト９は留め環１３のストップ面１５に対して 押し付けられるため、安全ベルト９は上部の案内金具１１からストップ面１５を 経てベルト利用者の肩に達する直線を形成する。

ヘッドレスト７の当初位置は図３に一点鎖線で示してあり、一方案線は衝突時の ヘッドレスト７を示す。この位置は、乗員の頭が第２の運動段階で後向きに加速 される時、その頭のための最適の保護となる。

上部案内金具１１は高さを調節でき、しかも調節は手動でまたは自動的に行うこ とができる。選択した調節は、ヘッドレスト７が衝突時に上向きに移動する程度 をともに決定する。図面によって直ちにあとづけることができるように、上部案 内金具１１が下方位置にある時、ヘッドレストは安全ベルト９によって引き出さ れることが少ない。この配分はしたがって案内金具１１の下方位置を選択する比 較的小さい人に、衝突時にヘッドレスト７の適合した低い位置が提供されること を確実にする。

要　約　書 自動車用の安全装置 座席（５）、座席（５）に所属する高さ調節可能なヘッドレスト（７）および安 全ベルト（９）を備え、その安全ベルトが上部案内金具（１１）から斜め下向き に背もたれの前側へ導かれているもののために、ヘッドレスト（７）にストップ 面（１５）を設け、これを通じて安全ベルト（９）により、正面衝突時に低すぎ て配置されたヘッドレスト（７）を上向きに移動させる。

（図１） 国際調査報告 国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．座席、座席に所属する高さ調節可能なヘッドレスト、および上部の案内点ま たは枢着点から斜め下向きに、背もたれの前側へと導かれている安全ベルトを含 む、自動車用の安全装置であって、ヘッドレスト（７）に安全ベルトを（９）の ためのストップ面（１５）が構成されており、負荷された安全ベルト（９）がス トップ面（１５）を通じて、配置の低すぎるヘッドレスト（７）を上向けに移動 させ、安全ベルト（９）が上部案内点（案内金具１１）からストップ面（１５） を経てベルト着用者の肩へ達する直線を形成するまで移動させるように構成され ていることを特徴とする安全装置。
2. ２．ストップ面（１５）がヘッドレスト（７）に配置された留め環（１３）の部 分であることを特徴とする、請求項１に記載の安全装置。
3. ３．ストップ面／留め環（１３）が高さを調節できるように構成されていること を特徴とする、請求項１または２に記載の安全装置。
4. ４．安全ベルト（９）のための案内点または枢着点で、それ自体は既知の方法で 高さ調節可能に構成されていることを特徴とする、請求項１または２に記載の安 全装置。