JP4156532B2 - 乗員拘束装置 - Google Patents

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本発明は、腰部ベルトによる拘束時の安全性を高めた自動車用の乗員拘束装置に関する。
自動車の座席には、車両衝突時に乗員が前方へ投げ出されることを防止するために、3点式あるいは2点式のシートベルト装置が装備されている。前席に限らず、後席にもシートベルト装置は装備されている。例えば、3点式シートベルト装置は、シートに着座した乗員の片方の肩上部及び乗員の左右両下部の位置にそれぞれアンカ部を設けて、それら3つのアンカ部にシートベルトを結合することで、乗員を拘束するようにしている。
3点式シートベルト装置のシートベルト(ウェビング)は、乗員の左右一方の片側上部から他側下部へ胸の前で斜めに架け渡される肩部ベルトと、左右一方の片側から他側へ腰の上で架け渡される腰部ベルトとを有しており、肩部ベルトの上端部は乗員の肩上部のアンカ部に結合され、腰部ベルトの同じ側の端部は乗員の左右下部の片側のアンカ部に結合されている。そして、肩部ベルト及び腰部ベルトに連結されたタングを、乗員の左右下部の他側のアンカ部に連結部材(ワイヤやウェビング等)を介して取り付けられたバックルに差し込み係合させることで、シートベルトは、乗員の胸部及び腰部を拘束し、車両衝突時に乗員が前方へ投げ出されることを防止する機能を果たす。なお、実際には、肩部ベルトの上端部やそれと同じ側の腰部ベルトの端部は、アンカ部経由でリトラクタに巻き取られている。また、緊急時にシートベルトを緊張するプリテンショナ等の通常の要素も備わっている。
ところで、例えば、後部座席に乗員が着座する場合、必ずしも腰を深くして座るとは限らず、腰を前方にずらして寝そべるような姿勢で座ることも珍しくない。シートベルト装置は、本来、腰部ベルトを腰骨に掛けて乗員を拘束するように考えられているが、前記のような姿勢で座ると、上体が後傾し、腰骨も後傾した状態になりやすい。従って、このように乗員が寝そべった姿勢(腰を前方にずらした安楽姿勢)で着座している状態で、車両衝突を起こすと、乗員の前方移動に伴い腰部ベルトが腰骨から外れ、乗員の腰部が腰部ベルトの下側に滑り込んでしまい、腹部に腰部ベルトからの負荷がかかってしまうおそれがある。このような現象は、一般にサブマリン現象と呼ばれる。
本発明は、上記事情を考慮し、車両衝突時に腰部ベルトの角度をサブマリン現象を防止するのに有効な方向に積極的に変化させることができ、それにより安全性の向上が図れるようにした乗員拘束装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、車両シートに着座した乗員の腰部の上で左右に架け渡されると共に、両端部が前記乗員の左右下部のアンカ部に結合されることで乗員の腰部を拘束する腰部ベルトを有した乗員拘束装置において、前記腰部ベルトの少なくとも一方の端部を作動時に定常位置から下方に引き下げる引き下げ機構が設けられていて、該引き下げ機構が作動すると、前記乗員の腰部を拘束する前記腰部ベルトの左右の傾斜領域のうち、少なくとも一方の傾斜領域が、定常時の状態と較べて、立ち上がる方向に変化する構成になされていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記左右のアンカ部のうち少なくとも一方のアンカ部に連結部材を介して、前記腰部ベルトの一方の端部に取り付けられたタングを着脱自在に結合するバックルが設けられており、作動時、前記引き下げ機構が、前記バックルを下方に引き下げると、前記乗員の腰部を拘束する前記腰部ベルトの左右の傾斜領域のうち、前記バックル側の傾斜領域が、定常時の状態と較べて、立ち上がる方向に変化する構成になされていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1において、前記引き下げ機構が、前記左右のアンカ部のうち少なくとも一方のアンカ部を下方に引き下げるものとして構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記乗員の着座位置を検出する乗員着座位置検出手段を有すると共に、この乗員着座位置検出手段により乗員の着座位置が所定位置よりも前方にあると検出されたとき前記引き下げ機構を作動させる制御手段を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、車両の衝突を予知検出する衝突予知検出手段を有すると共に、この衝突予知検出手段により車両の衝突が予知検出されたとき前記引き下げ機構を作動させる制御手段を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記乗員の着座位置を検出する乗員着座位置検出手段と車両の衝突を予知検出する衝突予知検出手段とを有すると共に、前記乗員着座位置検出手段により乗員の着座位置が所定位置よりも前方にあると検出され且つ前記衝突予知検出手段により車両の衝突が予知検出されたとき前記引き下げ機構を作動させる制御手段を有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記シートのシートクッションの前下部にエアバッグを内装し、車両急減速時に、高圧ガスを充填して前記エアバッグを膨張展開させることでシートクッションの前部座面を上昇させて、シートに着座した乗員の前方への移動を防止する腰部エアバッグ装置を有しており、前記引き下げ機構が、前記腰部エアバッグ装置のエアバッグの膨張展開動作に連動して作動するものとして構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、腰部ベルトの少なくとも一方(両方でも可)の端部を作動時に定常位置から下方に引き下げる引き下げ機構を備えているので、乗員が寝そべった姿勢(腰を前方にずらした安楽姿勢)で着座している状態で車両衝突を起こしても、腰部ベルトの端部を下方に引き下げることにより、乗員の骨盤上の腰部ベルト角度を、サブマリン現象を防止するのに有効な方向に積極的に変化させることができ、それにより、腰骨から腰部ベルトが外れる現象を起きづらくして、乗員の安全性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、腰部ベルトのタングの係合するバックルを、下方に引き下げることができるように構成したので、必ずしもアンカ部に引き下げのための構造を設ける必要がない。例えば、バックルとアンカ部を連結する部材がウェビングで構成されている場合は、ウェビングのバックル近傍に引き下げのための部材を結合すればバックルを引き下げることができ、引き下げ機構の簡略化が図れる。
請求項3の発明によれば、引き下げ機構が、左右のアンカ部のうち少なくとも一方(両方でも可)のアンカ部を下方に引き下げるものとして構成されているので、腰部ベルトの端部の引張方向の角度を安定して変えることができる。
請求項4の発明によれば、乗員の着座位置が所定位置よりも前方にあるとき、引き下げ機構が作動するように構成してあるので、乗員の着座姿勢に応じた的確な拘束性能を発揮できる。
請求項5の発明によれば、車両の衝突が予知検出されたとき、引き下げ機構が作動するように構成してあるので、緊急時に的確な拘束性能を発揮できる。
請求項6の発明によれば、乗員の着座位置が所定位置よりも前方にあり、且つ、車両の衝突が予知検出されたとき、引き下げ機構が作動するように構成してあるので、乗員の着座姿勢に応じ、緊急時に的確な拘束性能を発揮できる。
請求項7の発明によれば、腰部エアバッグ装置のエアバッグの膨張展開動作に連動して引き下げ機構が作動するように構成してあるので、腰部エアバッグ装置による乗員の前方移動を拘束する作用と、腰部ベルトの端部の引き下げによる腰部の確実な拘束作用との相乗効果により、有効にサブマリン現象を回避することができる。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。
図1は第1実施形態の車両用乗員拘束装置の概要説明図であり、(a)は作動前の初期の状態、(b)は作動時の状態を示している。
図において、1は後部座席シート、2はシートクッション、3はシートバックである。このシート1には、着座した乗員Hの片方の肩上部(本図では左肩上部)と乗員Hの左右両下部の3点にアンカ部(アンカポイント)を設定した3点式シートベルト装置が装備されている。乗員Hの肩上部のアンカ部を第1アンカ部、同じ側の下部のアンカ部を第2アンカ部、反対側の下部のアンカ部を第3アンカ部と呼ぶと、今図では第3アンカ部14のみが見える位置に示されている。
この3点式シートベルト装置のシートベルト(ウェビング)10は、乗員Hの左右一方の片側上部から他側下部へ胸の前で斜めに架け渡される肩部ベルト11と、左右一方の片側から他側へ腰の上で架け渡される腰部ベルト12とを有しており、肩部ベルト11の上端部は乗員Hの肩上部の第1アンカ部(図では見えない位置)に結合され、腰部ベルト12の同じ側の端部は乗員Hの左右下部の片側の第2アンカ部(図では見えない位置)に結合されている。そして、肩部ベルト11及び腰部ベルト12に連結されたタング17を、乗員Hの左右下部の他側の第3アンカ部14に連結部材(ワイヤやウェビング等)16を介して取り付けられたバックル15に差し込み係合させることで、シートベルト10は、乗員Hの胸部及び腰部を拘束し、車両衝突時に乗員Hが前方へ投げ出されることを防止する機能を果たすようになっている。
ここで実際には、肩部ベルト11の上端部やそれと同じ側の腰部ベルト12の端部は、第1、第2アンカ部経由でリトラクタ(図示せず)に巻き取られている。また、緊急時にシートベルトを緊張するプリテンショナ等の通常の要素も備わっている。
本実施形態の乗員拘束装置には、上記のシートベルト装置に加えて、腰部ベルト12の一方の端部を係合するバックル15を、車両衝突時(あるいは急減速時)に(a)に示す定常位置から(b)に示す下方位置まで引き下げるための引き下げ機構M1が備わっている。
バックル15を下方へ引き下げる機構M1としては、例えば、バックル15をアンカ部14を支点にして図中時計回り方向に回転させる機構、あるいは、バックル15の近傍の連結部材16を強制的に引き下げる機構などを採用することができる。この引き下げ機構M1によりバックル15を(b)に示す下方位置に矢印Y1のように引き下げると、バックル15と共に腰部ベルト12の端部が引き下げられ、腰部ベルト12の腰骨に対する角度(水平位置に対する腰部ベルト12のなす角度)が、初期の角度Aからより大きな角度Bになる。つまり、腰部ベルト12が乗員Hの腰骨に対してより立った角度で掛かるようになる。
この乗員拘束装置において、乗員Hが寝そべった姿勢(腰を前方にずらした安楽姿勢)で着座している状態で車両衝突を起こした場合、引き下げ機構M1が作動してバックル15を下方位置に移動することにより、腰部ベルト12の端部が下方に引き下げられる。そして、乗員Hの腰骨上の腰部ベルト12の角度が初期の角度Aからサブマリン現象を防止するのに有効な角度Bに変化することで、腰骨から腰部ベルト12が外れる現象が起きづらくなり、その結果、乗員Hの拘束安全性が向上する。
図2は第2実施形態の車両用乗員拘束装置の概要説明図であり、(a)は作動前の初期の状態、(b)は作動時の状態を示している。上記第1実施形態では、例えば、アンカ部14を支点にしてバックル15を下方に回転させることで、腰部ベルト12の端部を下方位置へ引き下げる場合を示したが、この第2実施形態の乗員拘束装置では、腰部ベルト12の端部を引き下げる引き下げ機構M2として、バックル15を設けた側と反対側のアンカ部13の位置を直接下方に移動する機構を採用している。
このようにアンカ部14を直接下方へ移動すると、乗員Hの腰骨に掛かる腰部ベルト12の角度を、初期の角度Cより大きな角度Dに変化させることができる。従って、乗員Hが寝そべった姿勢(腰を前方にずらした安楽姿勢)で着座している状態で車両衝突が起こり、引き下げ機構M2が作動して、アンカ部13が下方位置に移動することにより、腰部ベルト12の端部が下方に引き下げられ、乗員Hの骨盤上の腰部ベルト12の角度が初期の角度Cから、サブマリン現象を防止するのに有効な角度Dに変化し、それにより腰骨から腰部ベルト12が外れる現象が起きづらくなり、その結果、乗員Hの拘束安全性が向上する。
なお、腰部ベルト12のアンカ部13が下方に引き下げられることで、腰部ベルト12の張力を急増させるプリテンショナの役目も果たすようになり、腰部ベルト12がより強く腰部に掛かるようになる。このため、腰部ベルト12が更に腰骨から外れにくくなる効果も期待できる。また、当然であるが、以上の機構を従来のプリテンショナと組み合わせることも可能である。
また、アンカ部13を引き下げる機構M2は少なくとも片側についていればよいが、できれば、バックル15側のアンカ部14(図1参照)も含めて左右のアンカ部13、14を同時に下方へ移動するように構成するのが最も好ましい。
図3は第3実施形態の車両用乗員拘束装置の概要説明図であり、(a)は作動前の初期の状態、(b)は作動時の状態を示している。
この乗員拘束装置は、先に述べたシートベルト装置の他に腰部エアバッグ装置を備えている。腰部エアバッグ装置は、シート1のシートクッション2の前下部に、例えばメタル製造のエアバッグ20を内装し、車両急減速時に、高圧ガスを充填してエアバッグ20を膨張展開させることで、シートクッション2の前部座面を上昇させて、シート1に着座した乗員の前方への移動を防止するものである。
このエアバッグ装置のエアバッグ20の膨張展開動作に連動して作動するように、バックル15の引き下げ機構が設けられている。この引き下げ機構は、エアバッグ20の展開動作をバックル15の引き下げ動作として伝えるコントロールケーブル30により主に構成されている。コントロールケーブル30は、一端31がエアバッグ20の展開時に最大変位する上端に結合され、他端32がバックル15の近傍の連結部材16に結合され、途中がガイド手段34によって移動可能に案内されており、エアバッグ20の展開に伴って、コントロールケーブル30が引かれ、バックル15が下方に引き下げられるようになっている。
この乗員拘束装置では、車両が前方衝突したとき、エアバッグ20が膨張展開して、シートクッション2の前部座面が上昇することにより、シート1に着座した乗員の前方への移動が阻止される。と同時に、コントロールケーブル30の矢印Y3方向への移動により、バックル15が定常位置より下に引き下げられ、腰部ベルト12の腰骨に掛かる角度が変化し、腰部ベルト12が腰骨から外れにくくなる。そして、腰部エアバッグ装置による乗員の前方移動を拘束する作用と、腰部ベルト12の端部の引き下げによる腰部の確実な拘束作用との相乗効果により、有効にサブマリン現象が回避される。
図4は第4実施形態の車両用乗員拘束装置の概要説明図である。車両シート1には、3点式シートベルト装置と、腰部ベルト12の端部を引き下げる引き下げ機構Mとが装備されている。この引き下げ機構Mは、どういう形式のものでもよいが、制御手段(ECU)50からの信号により、例えばアクチュエータが動作して腰部ベルト12の端部の引き下げを行うようになっている。
制御手段50には、2種類の検出手段51、52から検出信号が入力されている。一つは乗員着座位置検出手段51、もう一つは衝突予知検出手段52である。乗員着座位置検出手段51は、シート1上に乗員Hが所定位置以上に腰を前方にずらして着座していることを検出するもの、衝突予知検出手段52は、車両衝突の予知検出をするものであり、通常のエアバッグシステム等において使用されているものを利用することができる。制御手段50は、衝突予知検出手段52により衝突の恐れが検出され、且つ、乗員着座位置検出手段51により乗員Hが所定位置以上に腰を前方にずらして着座してことが検出されたときに、引き下げ機構Mを駆動信号を与えて作動させる。なお、衝突が起きなかった場合は、引き下げ機構Mを元の位置に戻すことができ、繰り返し作動させることができるようになっている。
この乗員拘束装置によれば、乗員の着座位置が所定位置よりも前方にあり、且つ、車両の衝突が予知検出されたときに、引き下げ機構が作動して腰部ベルト12の端部を引き下げるので、乗員Hの着座姿勢に応じ、緊急時だけに的確な拘束性能を発揮することができる。
なお、図3に示した第3実施形態では、腰部ベルト端部を引き下げ機構を腰部エアバッグ装置の展開動作を利用して作動させる場合を示したが、他のエアバッグ装置、例えばニーエアバッグ装置に連動して作動させるように構成してもよいし、プリテンショナ等の他の車両衝突時緊急作動する装置の作動エネルギを利用して、引き下げ機構を作動させるように構成してもよい。また、エアバッグ装置や他の機構とは独立して引き下げ機構だけを作動させるように構成してももちろんよい。
本発明の第1実施形態の車両用乗員拘束装置の概要説明図であり、(a)は作動前の初期の状態、(b)は作動時の状態を示している。 本発明の第2実施形態の車両用乗員拘束装置の概要説明図であり、(a)は作動前の初期の状態、(b)は作動時の状態を示している。 本発明の第3実施形態の車両用乗員拘束装置の概要説明図であり、(a)は作動前の初期の状態、(b)は作動時の状態を示している。 本発明の第4実施形態の車両用乗員拘束装置の概要説明図である。
符号の説明
1 シート
2 シートクッション
10 シートベルト
12 腰部ベルト
13,14 アンカ部
15 バックル
16 連結部材
17 タング
20 エアバッグ
30 コントロールケーブル(引き下げ機構)
M,M1,M2 引き下げ機構
H 乗員

Claims (7)

  1. 車両シートに着座した乗員の腰部の上で左右に架け渡されると共に、両端部が前記乗員の左右下部のアンカ部に結合されることで乗員の腰部を拘束する腰部ベルトを有した乗員拘束装置において、
    前記腰部ベルトの少なくとも一方の端部を作動時に定常位置から下方に引き下げる引き下げ機構が設けられていて、
    該引き下げ機構が作動すると、前記乗員の腰部を拘束する前記腰部ベルトの左右の傾斜領域のうち、少なくとも一方の傾斜領域が、定常時の状態と較べて、立ち上がる方向に変化する構成になされていることを特徴とする乗員拘束装置。
  2. 前記左右のアンカ部のうち少なくとも一方のアンカ部に連結部材を介して、前記腰部ベルトの一方の端部に取り付けられたタングを着脱自在に結合するバックルが設けられており、作動時、前記引き下げ機構が、前記バックルを下方に引き下げると、前記乗員の腰部を拘束する前記腰部ベルトの左右の傾斜領域のうち、前記バックル側の傾斜領域が、定常時の状態と較べて、立ち上がる方向に変化する構成になされていることを特徴とする請求項1に記載の乗員拘束装置。
  3. 前記引き下げ機構が、前記左右のアンカ部のうち少なくとも一方のアンカ部を下方に引き下げるものとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員拘束装置。
  4. 前記乗員の着座位置を検出する乗員着座位置検出手段を有すると共に、この乗員着座位置検出手段により乗員の着座位置が所定位置よりも前方にあると検出されたとき前記引き下げ機構を作動させる制御手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗員拘束装置。
  5. 車両の衝突を予知検出する衝突予知検出手段を有すると共に、この衝突予知検出手段により車両の衝突が予知検出されたとき前記引き下げ機構を作動させる制御手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗員拘束装置。
  6. 前記乗員の着座位置を検出する乗員着座位置検出手段と車両の衝突を予知検出する衝突予知検出手段とを有すると共に、前記乗員着座位置検出手段により乗員の着座位置が所定位置よりも前方にあると検出され且つ前記衝突予知検出手段により車両の衝突が予知検出されたとき前記引き下げ機構を作動させる制御手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗員拘束装置。
  7. 前記シートのシートクッションの前下部にエアバッグを内装し、車両急減速時に、高圧ガスを充填して前記エアバッグを膨張展開させることでシートクッションの前部座面を上昇させて、シートに着座した乗員の前方への移動を防止する腰部エアバッグ装置を有しており、前記引き下げ機構が、前記腰部エアバッグ装置のエアバッグの膨張展開動作に連動して作動するものとして構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗員拘束装置。
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