JP2002248939A - 車両用サンバイザーおよびその製造方法 - Google Patents

車両用サンバイザーおよびその製造方法

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JP2002248939A
JP2002248939A JP2001050026A JP2001050026A JP2002248939A JP 2002248939 A JP2002248939 A JP 2002248939A JP 2001050026 A JP2001050026 A JP 2001050026A JP 2001050026 A JP2001050026 A JP 2001050026A JP 2002248939 A JP2002248939 A JP 2002248939A
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skin
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sun visor
sewn
vehicle
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JP2001050026A
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English (en)
Inventor
Fujio Otsuka
富士夫 大塚
Shinji Kubota
慎二 久保田
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Shigeru Co Ltd
Original Assignee
Shigeru Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル性に優れ、軽量,低コストの車両
用サンバイザーを提供する。 【解決手段】車両用サンバイザーは芯材10を袋状の表
皮20で包むことにより構成される。表皮20は、ほぼ
等しい外形状を有する2枚の表皮材21の周縁を互いに
固定することにより形成される。2枚の表皮材21の周
縁は一部を除いて縫合され、当該周縁の一部である非縫
合部21aha、芯材10の周縁の一部に形成された溝
14に、木目込み状態で固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用サンバイザ
ーおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ザンバイザーは、芯材とこの芯材
を被う袋状の表皮とからなる。この表皮は、外形状の等
しい2枚の表皮材の周縁を互いに固定することにより形
成されている。上記表皮材の材料にはPVC(ポリ塩化
ビニル)を用いるのが一般的である。PVCを用いた場
合、2枚の表皮材間に芯材を挟んだ状態で、表皮材同士
をほぼ全周縁にわたってウエルダーで溶着することによ
り、袋状の表皮を形成することができる。
【0003】ところで最近では、環境対策や高級感を出
すために、表皮材の材料としてPVC以外の材料、例え
ばポリエステル製のトリコットを用いることも増えてい
る。このような表皮材は直接重ねて溶着することができ
ず、表皮材間にPVCシートを介在させて溶着させるこ
とになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、表皮材
としてPVCと異なる材料を用いても、PVCシートの
使用は避けられず、リサイクルできないため環境問題を
十分にクリアできなかった。また、このPVCシートの
分だけ重量増大,コストアップを招く不都合もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、芯材を袋状の表皮で包むこ
とにより構成され、この表皮が、ほぼ等しい外形状を有
する2枚の表皮材の周縁を互いに固定することにより形
成される車両用サンバイザーにおいて、上記2枚の表皮
材の周縁が一部を除いて縫合され、当該周縁の一部であ
る非縫合部が、上記芯材の周縁の一部に形成された溝
に、木目込み状態で固定されている。好ましくは、上記
溝が芯材の上縁に形成され、上記表皮材の上縁が上記非
縫合部を含む。
【0006】本発明の車両用サンバイザーの製造方法
は、(a)周縁の一部に溝を有する芯材を用意する工程
と、(b)2枚の表皮材の周縁を、一部を除いて縫い合
わせることにより、非縫合部とこの非縫合部間に開口を
有する袋状の表皮を形成する工程と、(c)上記開口を
介して上記袋状の表皮を裏返す工程と、(d)上記袋状
の表皮に上記開口を介して上記芯材を収納する工程と、
(e)上記2枚の表皮材の非縫合部を上記芯材の溝に一
緒に押し込んで固定する工程と、を備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図5,図7に示すよう
に、車両用サンバイザーは、芯材10と、この芯材10
を包む袋状の表皮20により構成されている。芯材10
は、ポリプロピレン発泡ビーズを成形してなる。表皮2
0は等しい外形状の2枚の表皮材21の周縁を互いに固
定することにより形成されている。表皮材21は、PV
C以外の材料例えばポリエステル製トリコットにより形
成されている。
【0008】図3に示すように、上記芯材10の内部に
は補強ワイヤ11が埋め込まれている。この補強ワイヤ
11は芯材10の周縁に沿って延びている。補強ワイヤ
11の両端は、芯材10に左右いずれかの端部に埋め込
まれた軸受部12に固定されている。この軸受部12に
車両ボデイ側の支持軸が挿入されることにより、サンバ
イザーが回動可能に支持されるようになっている。ま
た、上記芯材10の上縁には凹部13が形成されてお
り、この凹部13において上記補強ワイヤ11が露出さ
れ、この補強ワイヤ11の露出部も車両ボデイ側の補助
支持部に回動可能に支持されている。
【0009】上記芯材10の上縁において、上記凹部1
3を挟んだ部位には、上縁に沿って延びる溝14が形成
されている。この溝14は、図7に示すように幅に比べ
て深さが大であり、例えば幅1.3mm,深さ5〜7m
mとなっている。
【0010】次に、上記表皮20について詳述する。表
皮20を構成する2枚の表皮材21は、芯材10に対応
した形状を有しており、その周縁の大部分、すなわち下
縁,左右縁、および上縁の左右端部が縫合されている。
しかし、上縁の一部すなわち上記芯材10の凹部13お
よび溝14に対応する部位が、縫合されずに残ってい
る。上記溝14に対応する2枚の表皮材21の非縫合部
21aは、図7に示すように芯材10の溝14に木目込
み状態で固定されている。非縫合部21aの溝14内で
の固定は、単に押し込めるだけでもよいし、接着剤を用
いてもよい。上記表皮材21において、芯材10の凹部
13に対応する非縫合部の固定については後述する。
【0011】上記構成をなすサンバイザーの製造方法に
ついて説明する。図1に示すように、等しい形状の2枚
の表皮材21を用意する。これら表皮材21は、その上
縁に上記芯材10の凹部13に対応する切欠23を有し
ている。前述したように、表皮材21の周縁に沿って縫
合することにより、袋状の表皮20を形成する。この
際、上縁の一部、すなわち切欠23の縁が非縫合部21
bとこの切欠23の両側が非縫合部21aとして残る。
この袋状の表皮20は、2枚の表皮材21の非縫合部2
1a、21b間に形成された開口22を有している。な
お、図1において、縫合線(縫合部)が符号25で示さ
れており、縫合代26はこの縫合線25の外側にある。
【0012】次に、上記袋状の表皮20を、上記開口2
2を介して裏返す。これにより、図2に示すように縫合
代26が表皮20の内部に配され、非縫合部21aが表
皮20の上縁から突出した状態になる。
【0013】次に、図3に示す構成の芯材10を、上記
開口22を介して袋状の表皮20に収納する。この収納
状態では、図4,図6に示すように、芯材10の溝14
に表皮21の非縫合部21aが対応した位置にあり、図
4に示すように芯材10の凹部13に表皮21の非縫合
部21bが対応した位置にある。
【0014】次に、図5,図7に示すように、非縫合部
21aを溝14に木目込みする(一つの溝に重なるよう
にして押し込む)ことにより、非縫合部21a同士を固
定する。 なお、表皮材21の切欠23は、芯材10の
凹部13より小さな面積となっていて、切欠23の縁の
非縫合部21bが折り代となっている。この非縫合部2
1bを芯材10の凹部13の周面に折り込んで、図示し
ない保持具で固定する。このようにして芯材10のほぼ
全周縁を表皮20で包む構造とする。
【0015】上記サンバイザーでは、2枚の表皮材21
の材料にPVC以外の材料を用いても、縫合と相込によ
り互いに固定することができ、しかも互いの固定のため
にPVCシートを介在させることもない。その結果、リ
サイクル性に優れ、軽量で製造コストの安いサンバイザ
ーが得られる。
【0016】本発明は上記実施形態に制約されず、種々
の態様を採用可能である。例えば、鏡付きのサンバイザ
ーにあっては、芯材が鏡装着用の凹部を有し、一方の表
皮材はこの凹部に対応した穴が形成されている。この場
合でも2枚の表皮材の外形状はほぼ等しい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
溶着を用いずに縫合と相込により、2枚の表皮材を互い
に固定するので、表皮材としてPVC以外の材料を用い
ることができ、しかも互いの固定のためにPVCシート
を介在させることもない。その結果、リサイクル性に優
れ、軽量で低コストのサンバイザーを提供することがで
きる。また、上縁で木目込みを行えば、縫合部と木目込
み部の境が乗員から見えず外観が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車両用サンバイザーの製造方法
において、2枚の表皮材を縫合して袋状の表皮を形成す
る工程を示す正面図である。
【図2】同方法において、上記の縫合して得られた袋状
の表皮を裏返す工程を示す正面図である。
【図3】同サンバイザーに用いられる芯材を示す正面図
である。
【図4】上記芯材を袋状の表皮に収納する工程を示す正
面図である。
【図5】袋状の表皮の非縫合部を芯材の溝に木目込みし
て、サンバイザーを完成させる工程を示す正面図であ
る。
【図6】図4において、VI−VI線に沿う拡大断面図
である。
【図7】図5において、VII−VII線に沿う拡大断
面図である。
【符号の説明】
10 芯材 14 溝 20 表皮 21 表皮材 21a 非縫合部 22 開口 25 縫合線(縫合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F211 AA11 AA24 AD17 AD24 AG03 AH17 AH26 TA06 TC08 TC13 TC20 TD07 TD12 TD15 TD18 TH02 TH17 TN78 TN80

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材を袋状の表皮で包むことにより構成さ
    れ、この表皮が、ほぼ等しい外形状を有する2枚の表皮
    材の周縁を互いに固定することにより形成される車両用
    サンバイザーにおいて、 上記2枚の表皮材の周縁が一部を除いて縫合され、当該
    周縁の一部である非縫合部が、上記芯材の周縁の一部に
    形成された溝に、木目込み状態で固定されていることを
    特徴とする車両用サンバイザー。
  2. 【請求項2】上記溝が芯材の上縁に形成され、上記表皮
    材の上縁が上記非縫合部を含むことを特徴とする請求項
    1に記載の車両用サンバイザー。
  3. 【請求項3】(a)周縁の一部に溝を有する芯材を用意
    する工程と、(b)2枚の表皮材の周縁を、一部を除い
    て縫い合わせることにより、非縫合部とこの非縫合部間
    に開口を有する袋状の表皮を形成する工程と、(c)上
    記開口を介して上記袋状の表皮を裏返す工程と、(d)
    上記袋状の表皮に上記開口を介して上記芯材を収納する
    工程と、(e)上記2枚の表皮材の非縫合部を上記芯材
    の溝に一緒に押し込んで固定する工程と、を備えたこと
    を特徴とする車両用サンバイザーの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100736965B1 (ko) * 2005-11-23 2007-07-09 현대자동차주식회사 차량용 선바이져 및 그 제조방법

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