JPH07328248A - 表皮にて被覆されたクッション構造体 - Google Patents

表皮にて被覆されたクッション構造体

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JPH07328248A
JPH07328248A JP12151494A JP12151494A JPH07328248A JP H07328248 A JPH07328248 A JP H07328248A JP 12151494 A JP12151494 A JP 12151494A JP 12151494 A JP12151494 A JP 12151494A JP H07328248 A JPH07328248 A JP H07328248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
cushion structure
foam
surface skin
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP12151494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Koie
和成 鯉江
Masao Tada
正男 多田
Tetsuya Kidokoro
哲也 木所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP12151494A priority Critical patent/JPH07328248A/ja
Publication of JPH07328248A publication Critical patent/JPH07328248A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表皮一体発泡型クッション構造体において、表
皮における縫合部での縫い皺や折れ皺の発生を解消す
る。 【構成】所定形状の発泡成形体11とその外周を被覆す
る所定形状の表皮12とを発泡成形体11の発泡成形時
に一体化してなり、表皮12が1または複数の皮片12
a,12bの縁部を互いに重合して所定形状の袋状に縫
合して形成されている表皮一体発泡型クッション構造体
であり、表皮12の縫合部における表皮片12a,12
bの互いに重合する重合部に同重合部に沿って延びる芯
部13を備え、芯部13が発泡成形体11の内部に埋没
していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シートを構成す
るシートクッション、シートバック、ヘッドレスト等に
使用されるクッション構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】クッション構造体の一形式として、図5
および図6に示すように、所定形状の発泡成形体1とそ
の外周を被覆する所定形状の袋状の表皮2とを発泡成形
体1の発泡成形時に一体化してなり、前記表皮2が1ま
たは複数の表皮片2a,2bの縁部を互いに重合して所
定形状に縫合して袋状に形成されている表皮一体発泡型
クッション構造体がある。これらの図面には、当該クッ
ション構造体を車両用ヘッドレストに適用した例が示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該クッシ
ョン構造体においては、図5に示すように表皮2の表皮
片2a,2bの縁部を互いに重合するだけで袋状に縫合
されている場合には、表皮一体発泡型クッション構造体
の特有の問題として、クッション構造体の縫合部に沿っ
て多数の縫い皺2cや折れ皺2dが発生して不良品の発
生率が高い。これに対処するためには、図6に示すよう
に、表皮2の表皮片2a,2bの重合部間に玉縁芯3a
を表皮3bで被覆した状態で介在させて玉縁芯3aを表
皮2の縫合部に沿って配置し、同縫合部に剛性を付与し
て縫い皺2cや折れ皺2dの発生を防止する手段が採ら
れる。しかしながら、かかる手段を採用した場合には、
玉縁芯3aを被覆する表皮3bが表皮2の縫合部に沿っ
て突出した状態で露呈することになり、クッション構造
体の意匠の選択が制約されることになる。従って、本発
明の目的は、かかる問題に対処することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定形状の発
泡成形体と同発泡成形体の外周を被覆する所定形状の表
皮とを同発泡成形体の発泡成形時に一体化してなり、前
記表皮が1または複数の表皮片の縁部を互いに重合して
所定形状に袋状に縫合して形成されている表皮一体発泡
型クッション構造体において、前記表皮の縫合部におけ
る前記表皮片の互いに重合する重合部に同重合部に沿っ
て延びる芯部を備え、同芯部が前記発泡成形体の内部に
埋没していることを特徴とするものである。
【0005】当該表皮一体発泡型クッション構造体にお
いては、前記表皮の縫合部における芯部を、玉縁芯を前
記表皮片の重合部内に介在させて形成すること、玉縁芯
を前記皮片の重合部に沿って介在させて形成すること、
前記表皮片の重合部の縁部をかがり縫いすることにより
玉縁芯を用いることなく形成すること、等の態様を採る
ことができる。
【0006】
【発明の作用・効果】かかる構成の表皮一体発泡型クッ
ション構造体においては、表皮の縫合部に形成した芯部
が同縫合部に剛性を付与して縫い皺や折れ皺の発生を防
止するとともに、同芯部は発泡成形体の内部に埋没して
いるため、芯部が表皮の縫合部に沿って突出して露呈す
るようなことがなく、芯部によりクッション構造体の意
匠の選択が制約されるようなことがない。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
るに、図1には本発明の一実施例に係るクッション構造
体10を車両用シートのヘッドレストに適用した例を示
している。当該クッション構造体10は同図の(b)に
示すように、発泡成形体11と、発泡成形体11の外周
を被覆する袋状の表皮12とからなり、これら両者1
1,12は発泡成形体11の発泡成形時に一体化してな
るものである。表皮12は表皮材の内面にスラブウレタ
ンを貼着してなるもので、予め複数の表皮片12a,1
2bを縁部にて互いに重合して所定形状の袋状に縫合し
て形成されている。
【0008】しかして、当該クッション構造体10にお
いては、表皮12の縫合部における表皮片12a,12
bの互いに重合する重合部内に玉縁芯13が介在してい
る。玉縁芯13は芯部を形成しているもので、発泡成形
体11内に埋没した状態で縫合部に沿って位置して同縫
合部に剛性を付与しており、図1の(c)に示すよう
に、同縫合部には縫い皺や折れ皺が存在していない。
【0009】このように、当該クッション構造体10に
おいては、表皮12の縫合部に介在させた玉縁芯13が
芯部として同縫合部に剛性を付与して縫い皺や折れ皺の
発生を防止するとともに、玉縁芯13は発泡成形体11
の内部に埋没しているため、玉縁芯13が表皮12の縫
合部に沿って突出して露呈するようなことがなく、玉縁
芯13によりクッション構造体10の意匠の選択が制約
されるようなことがない。
【0010】図2〜図4には本実施例に係るクッション
構造体の変形例が示されている。図2に示す第1変形例
においては、芯部を構成する玉縁芯13がかがり縫いに
より表皮12の両表皮片12a,12bの重合部内に介
在されている例である。また、図3に示す第2変形例に
おいては、芯部を構成する玉縁芯13が表皮12の一方
の表皮片12bの縁部に沿って縫合することにより配置
されている例である。さらにまた、図4に示す第3変形
例においては、表皮12の両表皮片12a,12bの重
合部の縁部をかがり縫いすることにより玉縁芯13を用
いることなく芯部が形成されている例である。これらの
各変形例に係るクッション構造体においても、各芯部が
上記実施例の芯部と同様の機能を発揮して、同実施例と
同様の作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表皮一体発泡型クッション構造体
にて構成された車両用シートのヘッドレストの斜視図
(a)、同図の矢印b−b線に沿った部分断面図
(b)、および同クッション構造体における表皮の縫合
部を裏面側からみた部分斜視図(c)である。
【図2】同クッション構造体の第1変形例を示す図1
(b)に対応する部分断面図(a)、および図1(c)
に対応する部分斜視図(b)である。
【図3】同クッション構造体の第2変形例を示す図1
(b)に対応する部分断面図(a)、および同クッショ
ン構造体の芯部を構成する玉縁芯の部分斜視図(b)で
ある。
【図4】同クッション構造体の第3変形例を示す図1
(b)に対応する部分断面図(a)、および図1(c)
に対応する部分斜視図(b)である。
【図5】従来のクッション構造体の一例を示す図1
(a)に対応する斜視図(a)、および同図の矢印b−
b線に沿った図1(b)に対応する部分断面図(b)、
および図1(c)に対応する部分斜視図(c)である。
【図6】従来のクッション構造体の他の一例を示す図1
(a)に対応する斜視図(a)、同図の矢印b−b線に
沿った図1(b)に対応する部分断面図(b)である。
【符号の説明】
10…クッション構造体、11…発泡成形体、12…表
皮、12a,12b…表皮片、13…玉縁芯(芯部)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状の発泡成形体と同発泡成形体の外
    周を被覆する所定形状の表皮とを同発泡成形体の発泡成
    形時に一体化してなり、前記表皮が1または複数の表皮
    片の縁部を互いに重合して所定形状の袋状に縫合して形
    成されている表皮一体発泡型クッション構造体におい
    て、前記表皮の縫合部における前記表皮片の互いに重合
    する重合部に同重合部に沿って延びる芯部を備え、同芯
    部が前記発泡成形体の内部に埋没していることを特徴と
    する表皮一体発泡型クッション構造体。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の表皮一体発泡型クッショ
    ン構造体において、前記表皮の縫合部における芯部が玉
    縁芯を前記表皮片の重合部内に介在させて形成されてい
    ることを特徴とする表皮一体発泡型クッション構造体。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の表皮一体発泡型クッショ
    ン構造体において、前記表皮の縫合部における芯部が玉
    縁芯を前記表皮片の重合部に沿って介在させて形成され
    ていることを特徴とする表皮一体発泡型クッション構造
    体。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の表皮一体発泡型クッショ
    ン構造体において、前記表皮の縫合部における芯部が前
    記表皮片の重合部の縁部をかがり縫いすることにより形
    成されていることを特徴とする表皮一体発泡型クッショ
    ン構造体。
JP12151494A 1994-06-02 1994-06-02 表皮にて被覆されたクッション構造体 Pending JPH07328248A (ja)

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