JPH10156842A - 表皮材一体発泡成形品及びその製造方法 - Google Patents

表皮材一体発泡成形品及びその製造方法

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JPH10156842A
JPH10156842A JP8334795A JP33479596A JPH10156842A JP H10156842 A JPH10156842 A JP H10156842A JP 8334795 A JP8334795 A JP 8334795A JP 33479596 A JP33479596 A JP 33479596A JP H10156842 A JPH10156842 A JP H10156842A
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JP
Japan
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skin material
stay
integrated
cushion pad
skin
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Application number
JP8334795A
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English (en)
Inventor
Satoyuki Kurimoto
智行 栗本
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T STEC KK
Stec KK
Original Assignee
T STEC KK
Stec KK
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、成形時にシワ等が生
じない表皮材一体発泡成形品及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 表皮一体成形品は、立体形状に形成さ
れた表皮材10と、この表皮材10に充填されたクッシ
ョンパッド20と、一端側31がクッションパッド20
と一体となって他端側32が表皮材10の外部に露見し
ているステー30と、を備えた表皮材10とクッション
パッド20とステー30とが一体となった成形品であ
る。この表皮材10の底部面11はアーチ状凹部形状
(側面視アール状)に形成されており、この底部面11
には、図1で示すように樹脂を流入させるための開口1
3,ステー30の挿通孔14が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め所定の立体形
状に形成した表皮材の内部に発泡樹脂を充填することに
よりクッションパッドを表皮材と一体に型で発泡成形す
る表皮材一体発泡成形品及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、表皮材一体発泡成形品、例えばシ
ート用のヘッドレストを製造するには表皮材を予め所定
の立体形状に形成し、その表皮材にはステーの一端部を
内部に収容し且つ他端側を底部面より外方に突出させる
ように組み付け、この表皮材を型内に配置すると共にス
テーの端部を型外に突出させて成形型に組み付け、発泡
樹脂を表皮材の底部面に設けた開口より内部に充填し、
クッションパッドを表皮材と一体に成形型で発泡成形す
ることが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、型内に表皮材
を配置して樹脂を充填するときに、図3で示すように、
底面52における表皮材の部分にシワ51が生じてしま
い、ときにはシワ51が側面にも影響を及ぼし、外観を
含めて商品性に不都合であった。なお図3中、符号50
はヘッドレスト、53はステー、54は表皮材、55は
樹脂注入開口である。
【0004】本発明の目的は、成形時にシワ等が生じな
い表皮材一体発泡成形品及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表皮材一体
発泡成形品の製造方法は、底部面に開口を形成し予め所
定の立体形状に形成した表皮材内にステーの一端側を前
記表皮材内に配置して、他端側を型外に突出させて成形
型に組み付け、発泡樹脂を表皮材の底部面に設けた開口
より内部に充填し、クッションパッドを表皮材と一体に
成形型で発泡成形する表皮材一体発泡成形品の製造方法
において、前記立体形状に形成した表皮材はアーチ状凹
部形状の底部面を有し、該底部面に縫合ラインを複数形
成したものを用いたことを特徴とする。
【0006】また表皮材一体発泡成形品は、立体形状に
形成された表皮材と、該表皮材に充填されたクッション
パッドと、一端側がクッションパッドと一体となって他
端側が表皮材の外部に露見しているステート、を備えた
表皮材とクッションパッドとステーとが一体となった成
形品において、前記ステーが露見するアーチ状凹部形状
の底部面の表皮材の面には、縫合ラインが複数形成され
てなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る表皮一体成形品とし
てのヘッドレストHは、立体形状に形成された表皮材1
0と、この表皮材10に充填されたクッションパッド2
0と、一端側31がクッションパッド20と一体となっ
て他端側32が表皮材10の外部に露見しているステー
30と、を備えた表皮材10とクッションパッド20と
ステー30とが一体となった成形品である。
【0008】この表皮材10の底部面11はアーチ状凹
部形状(側面視アール状)に形成されており、この底部
面11には、図1で示すように樹脂を流入させるための
開口13,ステー30の挿通孔14が設けられている。
【0009】本例においては開口13は、ステー30を
組み付けるためのスリット15の所定位置(本例では中
央部)に設けている。そしてステー30が露見するアー
チ状凹部形状の底部面11の表皮材には、縫合ライン1
2が複数形成されている。このように構成すると、従来
発生していたシワ等が、予め形成された縫合ライン12
によって吸収されて、底部面11に形成される予見しえ
ないシワ等の発生を防止することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0011】図1及び図2は本発明の表皮一体成形品と
してのヘッドレストを示すものであり、図1は概略斜視
図、図2は発泡成形完了後のヘッドレストの断面図であ
る。
【0012】図1で示すように、本発明に係る表皮一体
成形品としてのヘッドレストHは、立体形状に形成され
た表皮材10と、この表皮材10に充填されたクッショ
ンパッド20と、一端側31がクッションパッド20と
一体となって他端側32が表皮材10の外部に露見して
いるステー30と、を備えた、表皮材10とクッション
パッド20とステー30とが一体となった成形品であ
る。
【0013】本例の表皮材10は、本皮,塩ビシート等
の合皮或いは布地等を用いて袋状に形成されている。こ
の表皮材10の底部面11はアーチ状凹部形状(側面視
アール状)に形成されており、この底部面11には、図
1で示すように樹脂を流入させるための開口13が1カ
所,ステー30の挿通孔14が2カ所、それぞれ設けら
れている。
【0014】そして表皮材10の内部に収容される側の
ステー30には、樹脂液を散らすための樹脂受けプレー
ト33が装備されている。この樹脂受けプレート33
は、ウレタンスラブ,塩ビ等の樹脂板で形成することが
できる。この表皮材10の底部面11にはステー30と
樹脂受けプレート33等を組み付けるのに用いられるス
リット15が設けられている。
【0015】本例においては開口13は、ステー30を
組み付けるためのスリット15の所定位置(本例では中
央部)に設けている。そしてステー30が露見するアー
チ状凹部形状の底部面11の表皮材には、縫合ライン1
2が複数、本例では3列幅方向に形成されている。この
縫合ライン12の形成により底部面11の表皮材は予め
縫合ライン12で折り目が形成されることになる。
【0016】本例では開口13から樹脂を流入させてい
るが、ステー30に中空パイプを用いて、この中空パイ
プから樹脂を注入させるように構成することもできる。
このようにすると、開口13を形成する必要がなく、外
見上より良好となる。
【0017】次に上記ヘッドレストHの製造方法につい
て説明する。本例の成形型40は二つの割型から構成さ
れており、底部面11に開口13を形成し、予め所定の
立体形状に形成した表皮材10を、成形型40内に配設
する。
【0018】表皮材10は、立体形状に形成しており、
アーチ状凹部形状の底部面11を有している。この底部
面11には縫合ライン12が複数形成されている。本例
では上述のように3ライン形成されているが、1ライン
以上あればよい。底部面11の表皮材は一枚ものでもよ
く、複数のシート状のものを用いても良い。複数のシー
ト状のものを用いた場合には各シートの接合部が縫合ラ
イン12となる。本例の場合には、縫合ライン12が形
成された部分は一枚のシートから構成されている。
【0019】そしてステー30の一端側31を表皮材1
0内に配置して、他端側32を型外に突出させて成形型
40に組み付ける。なお予め表皮材10内にステー30
を組み付けた後で、成形型40内にセットするようにし
てもよい。
【0020】次に、図示しないが樹脂注入フランジ部を
ノズル状に型内に突出させて、発泡樹脂を表皮材10の
底部面11に設けた開口13より内部に充填し、クッシ
ョンパッド20を表皮材10と一体に成形型40で発泡
成形する。表皮材10の内部に充填された発泡樹脂は発
泡され、クッションパッド20を表皮材10と一体に発
泡成形される。
【0021】本例のように構成することによって、樹脂
注入側の底部面11において、従来発生した図3で示す
ようなシワ等が、予め形成された縫合ライン12によっ
て吸収されて、予見しえないシワ等の発生を防止するこ
とが可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る表皮材一体
発泡成形品及びその製造方法によれば、立体形状に形成
した表皮材はアーチ状凹部形状の底部面を有し、この底
部面に縫合ラインを複数形成したものを用いているの
で、成形品の底面における表皮材のシワ等が発生しない
製品を製造することができ、外観を含めて商品性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表皮一体成形品としてのヘッドレストの概略斜
視図である。
【図2】発泡成形完了後のヘッドレストの断面図であ
る。
【図3】従来例のヘッドレストの斜視図である。
【符号の説明】
10 表皮材 11 底部面 12 縫合ライン 13 開口 14 挿通孔 15 スリット 20 クッションパッド 30 ステー 31 一端側 32 他端側 33 樹脂受けプレート 40 成形型 H 表皮一体成形品(ヘッドレスト)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部面に開口を形成し予め所定の立体形
    状に形成した表皮材内にステーの一端側を前記表皮材内
    に配置して、他端側を型外に突出させて成形型に組み付
    け、発泡樹脂を内部に充填し、クッションパッドを表皮
    材と一体に成形型で発泡成形する表皮材一体発泡成形品
    の製造方法において、 前記立体形状に形成した表皮材はアーチ状凹部形状の底
    部面を有し、該底部面に縫合ラインを複数形成したもの
    を用いたことを特徴とする表皮材一体発泡成形品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 立体形状に形成された表皮材と、該表皮
    材に充填されたクッションパッドと、一端側がクッショ
    ンパッドと一体となって他端側が表皮材の外部に露見し
    ているステート、を備えた表皮材とクッションパッドと
    ステーとが一体となった成形品において、前記ステーが
    露見するアーチ状凹部形状の底部面の表皮材の面には、
    縫合ラインが複数形成されてなることを特徴とする表皮
    材一体発泡成形品。
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