JPH06225822A - 車両用座席のモールドパッド製造方法 - Google Patents

車両用座席のモールドパッド製造方法

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JPH06225822A
JPH06225822A JP5034290A JP3429093A JPH06225822A JP H06225822 A JPH06225822 A JP H06225822A JP 5034290 A JP5034290 A JP 5034290A JP 3429093 A JP3429093 A JP 3429093A JP H06225822 A JPH06225822 A JP H06225822A
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JP
Japan
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mold
foam
foaming
molds
base cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP5034290A
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English (en)
Inventor
Noritsugu Sato
典次 佐藤
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1、第2の両発泡型内において、裏基布の
周縁部外面に発泡片が付着することなく発泡層を発泡成
形してモールドパッドを製造する。 【構成】 第1発泡型1の型面が展開された形状に対応
しかつ型面の凹凸が著しい部分に縫合せ代部分をもって
展開ゲージを設け、展開ゲージに合せて粗毛フェルトを
裁断して複数の分割布14,15を形成しする。これら
各分割布14,15をその縫合せ代部分において縫着し
て裏基布13を形成し、その後、第1発泡型1の型面に
沿わせて裏基布13をセットしてから、第1、第2の両
発泡型1,2を型閉じする。そして、第1、第2の両発
泡型1,2の間のギャビティ4に発泡性樹脂・ゴム等の
材料を充填し発泡させることで、発泡層12と裏基布1
3とを一体に備えたモールドパッドを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用座席のモールド
パッド製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用座席のモールドパッドは次
のようにして製造される。まず、図5に示すように、一
対をなす第1、第2の両発泡型1,2のうち、第1発泡
型1の型面に対し一枚の粗毛フェルトよりなる裏基布1
3′がセットピン3によってセットされる。
【0003】次に第1、第2の両発泡型1,2が型閉じ
され、これら両発泡型1,2間のキャビティ4に発泡性
樹脂・ゴム等の材料が充填されて発泡層12′が発泡成
形されることで、発泡層12′と裏基布13′とを一体
に備えたモールドパッド11′が製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のモールドパッド製造方法によれば、一枚の粗毛フェ
ルトよりなる裏基布13′が第1発泡型1の型面にセッ
トピン3によってセットされると、図5と図6に示すよ
うに裏基布13′の周縁部にしわが生じ、第1発泡型1
の型面と裏基布13′の周縁部との間に隙間Sが生じ
る。
【0005】前記隙間Sが生じた状態において、第1、
第2の両発泡型1,2が型閉じされ、これら両発泡型
1,2間のキャビティ4に発泡性樹脂・ゴム等の材料が
充填されて発泡層12′が発泡成形されると、前記材料
の一部が前記隙間Sに流入して発泡されることとなる。
このため、裏基布13の周縁部外面には前記隙間Sに流
入して発泡された発泡片12a′が付着される。
【0006】前記したように、モールドパッド11′が
形成され、図7に示すようにシートフレーム7にモール
ドパッド11′が組付けられ、シートカバー8によって
被覆された状態において、モールドパッド11′の裏基
布13′の周縁部外面に付着した発泡片12a′がシー
トフレーム7の周縁部7aに接触する。発泡性樹脂・ゴ
ム等よりなる発泡片12a′は摩擦抵抗が大きいことか
ら、前記したように構成される座席に着座すると、発泡
片12a′とシートフレーム7との間にこすれ音が発生
し、座り心地を悪くするという問題点があった。
【0007】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、第1、第2の両発泡型内において、裏基布の周縁部
外面に発泡片が付着することなく発泡層を発泡成形して
モールドパッドを製造することができる車両用座席のモ
ールドパッド製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、一対をなす第1、第2の両発泡型のう
ち、第1発泡型の型面に粗毛フェルトよりなる裏基布を
セットしてからこれら両発泡型のキャビティに発泡層を
発泡成形することで、発泡層と裏基布とを一体に備えた
車両用座席のモールドパッドを製造する方法であって、
前記第1発泡型の型面が展開された形状に対応しかつ型
面の凹凸が著しい部分に縫合せ代部分をもって展開ゲー
ジを設け、前記展開ゲージに合せて粗毛フェルトを裁断
して複数の分割布を形成し、前記分割布をその縫合せ代
部分において縫着して裏基布を形成し、その後、前記第
1発泡型の型面に沿わせて前記裏基布をセットしてか
ら、前記第1、第2の両発泡型を型閉じし、前記第1、
第2の両発泡型の間のギャビティに発泡性樹脂・ゴム等
の材料を充填し発泡させることで、発泡層と裏基布とを
一体に備えたモールドパッドを製造する。
【0009】
【作用】前記したように構成される車両用座席のモール
ドパッド製造方法において、裏基布は粗毛フェルトより
なる複数の分割布が縫着されて形成され、第1発泡型の
型面に対し隙間なく密着してセットされる。このため、
第1、第2の両発泡型を型閉じして、これら両型間のキ
ャビティに発泡性樹脂・ゴム等の材料が充填され発泡層
が発泡成形される際、前記材料の一部が裏基布の外面に
はみ出して付着する不具合が解消され、発泡層と裏基布
とが一体化しかつ品質のすぐれたモールドパッドが得ら
れる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図4にし
たがって説明する。モールドパッドの発泡層を発泡成形
するための一対の第1、第2の両発泡型1,2のうち、
裏基布13がセトされる第1発泡型1の型面が展開され
た形状に対応しかつ型面の凹凸が著しい両サイド部の峯
部(又は谷部)1aに縫合せ代部分をもって所定数の展
開ゲージ(型紙)が形成される。そして、前記各展開ゲ
ージに合せて粗毛フェルトが裁断され、複数、例えば中
央の主分割布14と両サイド部のサイド分割布15との
計3枚の分割布がそれぞれ形成される。
【0011】その後、図2と図3に示すように、前記主
分割布14と両サイド分割布15との縫合せ状部分がそ
れぞれミシン縫によって縫着16されることで、裏基布
13が形成される。そして、前記裏基布13の両サイド
部には、両サイド分割布15によって第1発泡型1の型
面における両サイド部の峯部1aに対応する形状の袋部
17が立体的に形成される。
【0012】次に、型開き状態にある第1、第2の両発
泡型1,2のうち、第1発泡型1の型面に対し、前記裏
基布13がセットピン3によってセットされる。このと
き、裏基布13の両サイド部の袋部17が第1発泡型1
の型面における両サイド部の峯部1aに対し押圧されな
がら嵌込まれることで、裏基布13の周縁部にしわが生
じることなく、同裏基布13が第1発泡型1の型面に密
着する。このため、裏基布13と第1発泡型1の型面と
の周縁部に隙間が生じることなく、裏基布13がセット
される。
【0013】第1発泡型1の型面に前記したように裏基
布13がセットされたところで、第1、第2の両発泡型
1,2が型閉じされる。第1、第2両発泡型1,2が型
閉じされると、これら両発泡型1,2の間に形成された
キャビティ4にポリウレタンのような発泡性樹脂・ゴム
等の材料が充填される。そして、キャビティ4内の材料
が加熱発泡されることで、図1に示すように発泡層12
が成形され、これと同時に、発泡層12と裏基布13と
が一体化してモールドパッド11が成形される。
【0014】前記発泡成形時において、裏基布13と第
1発泡型1の型面との周縁部に隙間が生じることなく、
裏基布13が型面に密着しているため、前記材料の一部
が裏基布13の外面にはみ出して付着する不具合が解消
されるとともに、キャビティ4の形状に対応して発泡層
12が良好に発泡成形される。
【0015】その後、第1、第2の両発泡型1,2が型
開きされ、モールドパッド11が脱型されることで、モ
ールドパッド11の発泡成形の1サイクルが完了する。
【0016】前記のようにして製造されるモールドパッ
ド11は、図4に示すように、シートフレーム7上に組
付けられた後、シートカバー8によって被覆され、これ
によって座席となる。
【0017】モールドパッド11の裏基布13の周縁部
外面には、発泡層12の一部がはみ出して付着されない
ため、モールドパッド11とシートフレーム7との間
に、はみ出した発泡層が原因となるこすれ音が発生しな
い。この結果、戻り心地のよい座席になしうる。
【0018】なお、前記実施例において、裏基布13は
主分割布14と両サイド分割布15との計3枚の分割布
が縫着16されて構成される場合を例示したが、これに
限るものではなく、3枚以上の分割布を縫着して裏基布
を第1発泡型の型面に対応して立体的に構成してもよ
い。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
モールドパッドの裏基布の周縁部外面に発泡層の一部が
はみ出して付着されないため、モールドパッドとシート
フレームとの間に、はみ出した発泡層が原因となるこす
れ音が発生しない。この結果、座り心地のよい座席にな
しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すもので、第1、第2
の両発泡型のキャビティ内にモールドパッドを発泡成形
した状態を示す断面図である。
【図2】同じく複数の分割布が縫着されてなる裏基布を
示す説明図である。
【図3】同じく図2のIII −III 線断面図である。
【図4】同じくモールドパッドが組付けられた車両用座
席を示す断面図である。
【図5】従来の製法によってモールドパッドを発泡成形
した状態を示す断面図である。
【図6】同じく図5のVI−VI線断面図である。
【図7】同じくモールドパッドが組付けられた従来の座
席を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1発泡型 2 第2発泡型 3 セットピン 4 キャビティ 7 シートフレーム 11 モールドパッド 12 発泡層 13 裏基布 14 主分割布 15 サイド分割布 16 縫着
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対をなす第1、第2の両発泡型のう
    ち、第1発泡型の型面に粗毛フェルトよりなる裏基布を
    セットしてからこれら両発泡型のキャビティに発泡層を
    発泡成形することで、発泡層と裏基布とを一体に備えた
    車両用座席のモールドパッドを製造する方法であって、 前記第1発泡型の型面が展開された形状に対応しかつ型
    面の凹凸が著しい部分に縫合せ代部分をもって展開ゲー
    ジを設け、前記展開ゲージに合せて粗毛フェルトを裁断
    して複数の分割布を形成し、 前記分割布をその縫合せ代部分において縫着して裏基布
    を形成し、 その後、前記第1発泡型の型面に沿わせて前記裏基布を
    セットしてから、前記第1、第2の両発泡型を型閉じ
    し、 前記第1、第2の両発泡型の間のギャビティに発泡性樹
    脂・ゴム等の材料を充填し発泡させることで、発泡層と
    裏基布とを一体に備えたモールドパッドを製造すること
    を特徴とする車両用座席のモールドパッド製造方法。
JP5034290A 1993-01-29 1993-01-29 車両用座席のモールドパッド製造方法 Pending JPH06225822A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006304862A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Toyo Tire & Rubber Co Ltd クッションパッドの製造方法
JP2008144296A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Toyota Boshoku Corp 自動車内装品用表皮の型紙製作方法
JP2013049190A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Inoac Corp 車両用シートパッドの製造方法

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