JPH0542551A - モ−ルド成形品の製造方法 - Google Patents
モ−ルド成形品の製造方法Info
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- JPH0542551A JPH0542551A JP3199342A JP19934291A JPH0542551A JP H0542551 A JPH0542551 A JP H0542551A JP 3199342 A JP3199342 A JP 3199342A JP 19934291 A JP19934291 A JP 19934291A JP H0542551 A JPH0542551 A JP H0542551A
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Abstract
バネ15などとの異音を防止することを主要な目的とす
る。 【構成】所定の第1・第2長繊維不織布シ−ト間に適宜
な熱可塑性樹脂不織布シ−トを介在させた3層構造の不
織布(12)を、2ツ割りのモ−ルド型の場合は上型に、3
ツ割りのモ−ルド型の場合は中型に取り付けた後、ポリ
ウレタン発泡原液を注入,発泡させて一体成形すること
により、バネ15,フレ−ム16,パイプ等の鋼材とク
ッション体11とのこすれに起因する異音を防止するモ
−ルド成形品の製造方法。
Description
法に関し、特に自動車用や家具用クッションなどのモ−
ルド成形品の製造方法に関するものである。
しては、弾性、保温性、軽量性に優れたポリウレタンフ
ォ−ムが用いられ、かかるポリウレタンフォ−ムは例え
ばモ−ルド用型にポリウレタン発泡原液を注入して発泡
成形することにより製造されていた。
タンフォ−ムは、通常その裏面にバネやフレ−ムなどを
あててアッセンブリするが、使用中の振動や着座時にウ
レタンフォ−ムとバネやフレ−ムなどがこすれて異音が
発生することが多い。この原因は、ウレタンフォ−ムの
表面に形成されるスキンやウレタンフォ−ム自体の摩擦
抵抗が大であるからである。
上型又は中型に粗毛フェルトや不織布を取り付け、一体
発泡させることも行われている。図3はこうした方法に
より得られたモ−ルド成形品の一例を示し、1はパッド
(クッション本体),2はこのクッション本体1の裏面
に一体的に形成されたフェルト,3はバネ,4はフレ−
ムを示す。
た従来技術によれば、発泡圧が高く原液が図4のように
裏面まで浸み出すため、完全に異音を防止することがで
きない。このため、図5のようにフレ−ムと当接する位
置に後加工にて粗毛フェルト5を糊付けしたりしている
が、これでは作業性が低下する。
で、所定の第1・第2長繊維不織布シ−ト間に適宜な熱
可塑性樹脂不織布シ−トを介在させた3層構造の不織布
を、2ツ割りのモ−ルド型の場合は上型に、3ツ割りの
モ−ルド型の場合は中型に取り付けた後、ポリウレタン
発泡原液を注入,発泡させて一体成形することにより、
バネ,フレ−ム,パイプ等の鋼材とクッション体とのこ
すれに起因する異音を著しく減少しえるモ−ルド成形品
の製造方法を提供することを目的とする。
160g/m2 ,厚さ1.0〜3.0mmの熱可塑性樹
脂よりなる第1・第2長繊維不織布シ−トと、前記第1
・第2長繊維不織布シ−ト間に配置され目付量30〜6
0g/m2 ,厚さ0.1〜1.0mmの熱可塑性樹脂不
織布シ−トとからなる3層構造の不織布を、2ツ割りの
モ−ルド型の場合は上型に、3ツ割りのモ−ルド型の場
合は中型に取り付けた後、ポリウレタン発泡原液を注入
し、モ−ルド型を閉じて発泡させて一体成形することを
特徴とするモ−ルド成形品の製造方法である。
付量,厚みを上記のように限定するのは、以下の通りで
ある。上記範囲の長繊維不織布シ−トは通気性が十分で
あり柔軟性をもち金型に取り付ける場合形状になじみ易
い。又、ウレタン原液が含浸して硬化した場合、製品裏
面の感触が硬くなり過ぎない。
下の場合はウレタン原液の含浸が多く、製品裏面の感触
が著しく硬くなる。また、ウレタン原液が部分的に裏面
に浸み出すため、本来の目的が達っせられない。更に、
以上になると、オ−バ−クオリティだけでなく重量が重
くなってしまう。
1・第2長繊維不織布シ−トと熱可塑性樹脂不織布シ−
トを短時間(1〜2秒)加熱圧縮することにより、厚さ
はほとんど変化なく接着できる。また、少し時間をかけ
て加熱圧縮することにより、厚さを減少できる。このよ
うに、温度と時間によって厚さの調整が可能であるが、
元の厚さの50%以内に止めるのが良い。
熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン,ポリスチ
レン,ポリ塩化ビニルなどのビニル樹脂、ポリアミドな
どの鎖状高分子セルロイド等が挙げられる。
上記のように限定したのは次の通りである。即ち、これ
により通気性を適度におさえ、ウレタン原液の浸み出し
をおさえる。0.1mm未満の場合は裏面に浸み出して
しまう。1.0mmを越えると、泡ガスの抜けが悪くな
り、モ−ルド品に亀裂やエア溜り等の不具合がを発生さ
せることが多い。
布シ−ト間に適宜な熱可塑性樹脂不織布シ−トを介在さ
せた3層構造の不織布を用いることにより、発泡の際発
生するガスがこの不織布からスム−ズに抜け、発泡圧が
従来と比べてかなり減少し、発泡原液が不織布の表面に
浸み出すことを防止できる。従って、モ−ルド成形品の
使用時にクッション体がフレ−ムやバネなどの鋼材と接
触しても、異音が生じることを防止することができる。
して説明する。ここで、図1はモ−ルド成形品の断面
図、図2は図1の部分拡大図を示す。
らなるクッション体を示す。このクッション体11の裏
面には、3層構造の不織布12がクッション体11と一
体に形成されている。ここで、不織布12は、図2で拡
大して示すように、目付量120g/m2 ,厚さ2mm
の熱可塑性樹脂よりなる第1・第2長繊維不織布シ−ト
13a,13bと、これらの長繊維不織布シ−ト間に配
置された目付量40g/m2 ,厚さ0.35mmの熱可
塑性樹脂不織布シ−ト14とから構成されている。な
お、図中の15はバネ、16はフレ−ムを示す。こうし
た構成のモ−ルド成形体は、例えば2ツ割りのモ−ルド
型を用いて次のように製造する。
層構造の不織布12を用意する。この不織布は、目付量
120g/m2 ,厚さ2mmの熱可塑性樹脂よりなる第
1・第2長繊維不織布シ−ト13a,13b間に、目付
量40g/m2 ,厚さ0.35mmの熱可塑性樹脂不織
布シ−ト14を1〜2秒程度加熱圧縮することにより得
られる。
取り付け、更にフレ−ム16,バネ15などをセットす
る。つづいて、下型内にポリウレタン発泡原液を注入し
た後、モ−ルド型を閉じる。更に、この状態で発泡さ
せ、クッション体11の裏面に不織布12が一体に形成
され、かつフレ−ム16,バネ15が一体化したモ−ル
ド成形品を製造した。
品の製造方法によれば、3層構造の不織布12を上型内
面に取り付けて発泡を行うため、発泡の際発生するガス
がこの不織布12からスム−ズに抜ける。従って、発泡
圧が従来と比べてかなり減少し、発泡原液が不織布12
の表面(第2長繊維不織布シ−ト13b表面)に浸み出
すことなく、せいぜい中間に位置する熱可塑性樹脂不織
布シ−ト14に止めることができる。このため、モ−ル
ド成形品の使用時にクッション体11がフレ−ム16や
バネ15と接触しても、異音が生じることを防止するこ
とができる。また、重量も軽く、更に従来の改良例のよ
うにフェルトを貼る等の後加工が不必要となり工数を削
減できる。
所定の第1・第2長繊維不織布シ−ト間に適宜な熱可塑
性樹脂不織布シ−トを介在させた3層構造の不織布を、
2ツ割りのモ−ルド型の場合は上型に、3ツ割りのモ−
ルド型の場合は中型に取り付けた後、ポリウレタン発泡
原液を注入,発泡させて一体成形することにより、バ
ネ,フレ−ム,パイプ等の鋼材とクッション体とのこす
れに起因する異音を完全に減少しえ、更に軽重量で、か
つ工数の削減が可能なモ−ルド成形品をえることができ
る。
図。
長繊維不織布シ−ト、14…熱可塑性樹脂不織布シ−
ト、15…バネ、16…フレ−ム。
Claims (1)
- 【請求項1】 目付量80〜160g/m2 ,厚さ1.
0〜3.0mmの熱可塑性樹脂よりなる第1・第2長繊
維不織布シ−トと、前記第1・第2長繊維不織布シ−ト
間に配置され目付量30〜60g/m2 ,厚さ0.1〜
1.0mmの熱可塑性樹脂不織布とからなる3層構造の
不織布を、2ツ割りのモ−ルド型の場合は上型に、3ツ
割りのモ−ルド型の場合は中型に取り付けた後、ポリウ
レタン発泡原液を注入し、モ−ルド型を閉じて発泡させ
て一体成形することを特徴とするモ−ルド成形品の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03199342A JP3100188B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | モ−ルド成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP03199342A JP3100188B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | モ−ルド成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0542551A true JPH0542551A (ja) | 1993-02-23 |
JP3100188B2 JP3100188B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP03199342A Expired - Fee Related JP3100188B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | モ−ルド成形品の製造方法 |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527144U (ja) * | 1991-09-13 | 1993-04-09 | ミサワホーム株式会社 | 基礎梁の自立用治具 |
KR20170107946A (ko) * | 2017-09-15 | 2017-09-26 | 주식회사 두올 | 차량 시트용 쿠션 커버지 |
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1991
- 1991-08-08 JP JP03199342A patent/JP3100188B2/ja not_active Expired - Fee Related
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