JPS599166B2 - 複合構成のシ−トクツシヨンの製造方法 - Google Patents

複合構成のシ−トクツシヨンの製造方法

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JPS599166B2
JPS599166B2 JP52037813A JP3781377A JPS599166B2 JP S599166 B2 JPS599166 B2 JP S599166B2 JP 52037813 A JP52037813 A JP 52037813A JP 3781377 A JP3781377 A JP 3781377A JP S599166 B2 JPS599166 B2 JP S599166B2
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sheet
foam
seat cushion
cushion
mold
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重明 清水
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複合構成のシートクッションの製造方法、詳
しくは、成形型の型面適所に止着した副クッションとな
る気泡シートに主クッションとなるポリウレタン等の柔
軟な合成樹脂発泡体を発泡接着して成形する複合構成の
シートクッションの製造方法に関する。
一般に、ポリウレタン等柔軟な合成樹脂発泡体を用いた
単一のシートクッションは、第7図の曲線Bで示すよう
に着座荷重P付近における該荷重Pに対するたわみの変
化量X2が大きいためつまりバネ定数(P/X2)がか
なり小さいため着座した場合底づき感を伴い座り心地は
満足できるものとはいえなかつた。
近時、主クッションの上部着座部分を該主クッションと
は硬度の異なる別個の気泡シート等の副クッションによ
り構成してクッション性を改良せんとしたいわゆる複合
構成のシートクッションが開発されている。
かかるシートクッションを一体発泡により製造する場合
、別個に用意した副クッションとなる連続気泡を有する
気泡シートを成形型の型面適所に止着し、該気泡シート
は何らの処理を行なわず気泡は全て開口した状態で成形
型の内部に主クッションとなるポリウレタン等の柔軟な
合成樹脂発泡体を発泡接着せしめて製造しているが、こ
の方法によれば合成樹脂発泡体の未発泡原液を注入して
発泡させる際に、該原液が気泡シートの裏面即ち型面に
止着した面と反対側の面から気泡シートヘ浸入して該裏
面に異常に硬い含浸層が厚く形成され、該含浸層によつ
て着座時におけるシートクッションの伸縮が妨げられる
ためシートクッションはクッション性が著しく損われか
つ感触の悪いものとなり、かような製造方法によつては
クッション性良好なシートクッションは得られなかつた
。なお、合成樹脂発泡体よりなるシートクッションは連
続気泡を有するものが通常用いられるが、これは連続気
泡を有するシートクッションは通気性が確保されるとと
もに柔軟なクッション性および衝撃や振動の吸収性が良
い等の理由による。
前記のごとき複合構成のシートクッションの製造に際し
て、気泡シートの発泡体との接着面に形成される含浸層
の厚みを調整することによりクッション性の優れたシー
トクッションが得られることをつきとめ、研究の結果以
下の発明を完成した。本発明は予め型の内部に止着する
副クッションとなる気泡シートの片面を熱溶融して片面
に開口する気泡を部分的に閉塞しての開口量を縮少せし
め、型の内部に合成樹脂発泡体の未発泡原液を注入して
発泡させ、該気泡シートの熱溶融面もしくは熱溶融処理
面に柔軟な合成樹脂発泡体を発泡接着したものであり、
本発明の製造本法によつて得られた複合構成のシートク
ツシヨンは気泡シートの発泡体との接着面に形成される
含浸層の厚さが小さくなるよう調整され、該含浸層によ
り前述の単一の合成樹脂発泡体にみられるバネ定数の過
小による底つき感を解消するとともに前述の一体発泡に
よる複合シートクツシヨンのクツシヨン性不良を改良し
たもので座り心地良好なシートクツシヨンとなる。本発
明においては気泡シートの片面を熱溶融して、気泡の一
部のみを閉塞したが、気泡の全部を閉塞した場合は該気
泡シートと発泡体との接着面に含浸層は全く形成されず
、硬度の異なる気泡シートと発泡体とは単に接着した構
成のシートクツシヨンの場合とほぼ同様の構成となる。
かかる構成では、気泡シートの硬度を発泡体よりも大に
したとしても底つき感を解消する点で十分Sとはいえな
かつた。以下、本発明の実施例を図面に基き詳細に説明
する。
第2図に示すように、副クツシヨンとなる気泡シート3
は連続気泡32を有する所要厚さのポリウレタンフオー
ムからなり、その片面31は 5表面を薄くガスバーナ
ー等で炙ることにより熱溶融して該片面31に開口せる
気泡32の開口部の開口量を縮少するかもしくは開口部
の一部を均一に閉塞することにより、気泡32の開口量
を全体に均一に縮少せしめている。しかも、副クツシヨ
ンとなる気泡シート3の溶融面に対して、ガヌバーナ一
による炙り時間、炎から熱溶融面までの距離を調整する
ことにより開口量の縮小を任意に調整することができる
このような開口量縮少の調整により、後述するように、
3主クツシヨンとの一体発泡において合成樹脂発泡体の
原液の気泡シート3への含浸量を任意に調整することが
できる。第3図ないし第6図は、前記気泡シート3の熱
溶融面31と反対側の面を後述する成形型6,10の型
面適所に止着せしめ、該成形型6,10の内部に主クツ
シヨンとなるポリウレタン等の発泡体2の未発泡原液を
注入して発泡せしめ、該気泡シート3と一体発泡により
成形する複合構成のシートクツシヨン1を製造する過程
を示し、第3図および第4図は第1の実施例、即ち、気
泡シート3を下型5の凹部51に止着した場合の実施例
を示し、第5図および第6図は、第2の実施例、即ち、
気泡シート3を上蓋8の下面に止着した場合の実施例を
示す。
まず、第3図および第4図により第1の実施例を説明す
れば、成形型6は、下型5と上蓋4からなり、該下型5
は上部を下向きに設定したシートクツシヨン1の上部形
状に倣つた凹部51が形成され、該凹部51の底面52
の中央部に該シートクツシヨン1の着座部分の形状に対
応する凸面部53が形成され、該凸面部53には所要数
の厚さがほぼ気泡シート3の厚さ程度の針状体7,7・
・・・・・が立設されており、前記上蓋4は該シートク
ツシヨン1の下端形状に倣つて成形してある。
前記気泡シート3を所要の大きさに裁断し、該気泡シー
ト3の熱溶融面31と反対の面を該下型5の凸面部53
に密接させ従つて該熱溶融面31を上向きにして針状体
7,7・・・・・・に突き刺して止着する。次に、前記
下型5の凹部51にウレタン等の発泡体の未発泡原液を
注入し、直ちに該凹部51を上蓋4で覆゛つて密閉し、
加熱して前記未発泡原液を発泡させればこれと同時に前
記気泡シート3と接着せしめられ、該未発泡原液を完全
に発泡させ終ると、該気泡シート3と一体的に発泡体2
が形成され、発泡完了後前記上蓋4を取り去つて下型5
より取り出せば複合構成のシートクツシヨン1が得られ
る。シートクツシヨン1を下型5から取り出す時、針状
体7に突き刺さつていた気泡シート3は、該針状体7か
ら容易に抜け出すことができる。前記未発泡原液が発泡
して気泡シート3に接着する際、その接着面は熱溶融さ
れて気泡を部分的に閉塞して開口量が縮少されており、
前記未発泡原液は気泡シート3内への侵入が部分的に妨
げられ、該気泡シート3の熱溶融面31に厚みが小さく
調整された含浸層が形成される。次に、第5図および第
6図により第2の実施例を説明する。
成形型10は下型9と上蓋8からなり、該下型9は上部
を上向きに設定したシートクツシヨン1の下部形状に倣
つた凹部91が形成され、該上蓋8の下面には該シート
クツシヨン1の上部の着座部分に倣つて成形された下カ
へ突出する凸面部81が形成され、該凸面部81に適宜
湾曲または折曲せしめられ長さがほぼ気泡シート3の厚
さ程度の所要数の針状体11,11・・・・・・が垂下
して設けてあり、前記気泡シート3を前記凸面部81に
対応する大きさに裁断し、該気泡シート3の熱溶融面3
1と反対の面を該上蓋8の凸面部81に密接させて従つ
て該熱溶融面31を下向きにして針状体11,11・・
・・・・に突き刺して止着する。この場合針状体11が
曲つているため気泡シート3は落下することはない。次
に、前記下型9の凹部91にウレタン等の発泡体2の未
発泡原液を注入し、直ちに該凹部91を上蓋8で覆つて
密閉し、加熱して前記未発泡原液を発泡させれば同時に
前記気泡シート3と接着せしめられ、該未発泡原液を完
全に発泡させ終ると該気泡シート3と一体的に発泡体2
が形成され、発泡完了後上蓋8を取り去つて型より取り
出せば複合構成のシートタツシヨン1が得られる。
該上蓋8を取り去る際、前記気泡シート3に突き刺さつ
ていた針状体11,11・・・・・・が上蓋8と一体的
に上カへ移動して、該針状体11は該気泡シート:3か
ら容易に抜け出すことができる。第7図はシートクツシ
ヨンの荷重一たわみの特性を示すヒヌテリシス曲線であ
つて、実線で示す曲線Aは本発明によつて得られた複合
構成のシートクツシヨンの場合を示し、点線で示す曲線
Bは従来の単一発泡体よりなるシートクツシヨンの場合
を示しており、着座荷重P付近におけるバネ定数は従来
のシートクツシヨンのP/X2に対して本発明のシート
クツシヨンはP/X1となつてかなり大きくなり、曲線
Bで示す従来のシートクツシヨンと比べて着座荷重付近
におけを底づき感が着しく改良されたことが分る。
なお、前記気泡シートの裏面の熱溶融を適宜調整して閉
塞する気泡の量を変化させることにより、一体発泡時に
、気泡シートの熱溶融面に形成される含浸層の厚さが変
化ししかも該含浸層の厚さに応じてシートクツシヨンの
クツシヨン特性が変ることから、熱溶融の調整により所
望のクツシヨン特性を得ることができる。
また、本実施例において、気泡シートとしてポリウレタ
ンシートを用いたが、ポリウレタンシートに限るもので
はなく、気泡を有する柔軟な物質であれば良く、ポリエ
チレン、塩化ビニール等の発泡体シートを用いても良い
以上のように、本発明においてはシートクツシヨンの着
座部分を構成する副クツシヨンとなる気泡シートは発泡
体と接着される側の面をガヌバーナ等で炙ることにより
熱溶融して気泡を部分的に閉塞して開口量を縮少せしめ
るため、ガヌバーナによる炙り時間、炎から気泡シート
までの距離を調整することにより気泡シートの各開口の
閉塞量を任意に変化させることができる。
前記気泡シートの熱溶融面と主クツシヨンとなる合成樹
脂発泡体を成形型の内部で所定条件のもとに発泡せしめ
るとき、発泡体の未発泡原液が前記気泡シートの気泡中
に侵入する量が気泡閉塞量に応じて防げられ所要の厚さ
に調整した含浸層が形成されることとなり、また気泡シ
ートと発泡体とは同様な材質であるため接着は確実であ
ることから一体発泡が容易にできる。本発明の製造力法
によつて得られた複合構成のシートクツシヨンは、気泡
シートと発泡体との接着面に厚さを所要の厚さに調整し
た含浸層を形成することから、該含浸層によりシートク
ツシヨンに着座した場合の該シートクツシヨンの伸縮を
適度に調整するため、シートクツシヨンのクツシヨン性
は良好となる。また、気泡シートの熱溶融面の気泡閉塞
量を適宜調整することにより、所望のクツシヨン特性を
有するシートクツシヨンが得られる。本発明は複合構成
のシートクツシヨンの製造を容易ならしめ、かつ、クツ
シヨン性のすぐれた複合構成のシートクツシヨンを提供
するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の複合構成のシートタツシヨンの製造力法
の実施例を示し、第1図はシートクツシヨンの全体斜視
図、第2図は気泡シートの拡大断面図、第3および第4
図はシートクツシヨンの発泡成形工程の実施例を示し、
第5図および第6図は該成形工程の他の実施例を示し、
第7図(ま従来の単一の発泡体によるシートクツシヨン
ならびに本発明の複合構成のシートクツシヨンの荷重一
たわみの特性を示すヒヌテリシス曲線である。 1・・・・・・複合構成のシートクツシヨン、2・・・
・・・発泡体、3・・・・・・気泡シート、4,8・・
・・・・上蓋、5,9・・・・・・下型、6,10・・
・・・・成形型、7,11・・・・・・針状体、31・
・・・・・気泡シートの熱溶融面、32・・・・・・気
泡シートの気泡、51,91・・・・・・下型の凹部、
81・・・・・・上型の凸面部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 成形型の型面適所に、連続気泡を有する柔軟な物質
    からなる気泡シートを離脱可能に止着し、該成形型の内
    部に柔軟な合成樹脂発泡体の未発泡原液を注入して発泡
    せしめ、合成樹脂発泡体を気泡シートに接着して一体的
    に成形する複合構成のシートクッションの製造方法にお
    いて、前記気泡シートの合成樹脂発泡体との接着面を熱
    溶融して該接着面に開口する気泡を部分的に閉塞して開
    口量を縮少することにより該気泡シートの接着面におけ
    る前記合成樹脂発泡体の含浸層の厚みを調整することを
    特徴とする複合構成のシートクッションの製造方法。
JP52037813A 1977-04-02 1977-04-02 複合構成のシ−トクツシヨンの製造方法 Expired JPS599166B2 (ja)

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Families Citing this family (3)

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JPS55140535A (en) * 1979-04-23 1980-11-04 Toyo Rubber Chem Ind Co Ltd Preparing for cushion body
JPS5761523A (en) * 1980-09-30 1982-04-14 Tachikawa Spring Co Ltd Manufacture of synthetic resin material having face fastener
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53118464A (en) * 1977-03-25 1978-10-16 Toyota Auto Body Co Ltd Production of seat cushion with composite structure

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