JPS6323886B2 - - Google Patents
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- JPS6323886B2 JPS6323886B2 JP54050003A JP5000379A JPS6323886B2 JP S6323886 B2 JPS6323886 B2 JP S6323886B2 JP 54050003 A JP54050003 A JP 54050003A JP 5000379 A JP5000379 A JP 5000379A JP S6323886 B2 JPS6323886 B2 JP S6323886B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、風合い，通気性に優れたクツシヨン
体を得ることができるクツシヨン体の製造方法に
関する。
体を得ることができるクツシヨン体の製造方法に
関する。
従来、自動車用，家具用などのクツシヨン体
は、カバーシートの取付け工程を簡略化するた
め、例えば第１図Ａに示す如く、予め下型１内に
通気性に優れた布，レザー等からなるカバーシー
ト２を取付けておき、その上にウレタン等の発泡
原液３を注入してこれを同図Ｂに示す如く、一体
に発泡成形して製造していた。
は、カバーシートの取付け工程を簡略化するた
め、例えば第１図Ａに示す如く、予め下型１内に
通気性に優れた布，レザー等からなるカバーシー
ト２を取付けておき、その上にウレタン等の発泡
原液３を注入してこれを同図Ｂに示す如く、一体
に発泡成形して製造していた。
しかしながら、このクツシヨン体の製造方法で
は、発泡の際に発泡原液３がカバーシート２に深
く浸透して硬化するため風合い及び通気性が損わ
れる欠点があつた。
は、発泡の際に発泡原液３がカバーシート２に深
く浸透して硬化するため風合い及び通気性が損わ
れる欠点があつた。
また、第２図に示す如く、最外層４を膚触りの
良い布等で形成して、最外層４と発泡体５との間
には通気性に優れたウレタンフオーム薄シート６
を設けた二重構造のカバーシート７を有する発泡
体成形品も前述の方法と同様に、このカバーシー
ト７を予め下型内に取付けておき、その上に発泡
原液を注入して一体に発泡成形することにより製
造されている。
良い布等で形成して、最外層４と発泡体５との間
には通気性に優れたウレタンフオーム薄シート６
を設けた二重構造のカバーシート７を有する発泡
体成形品も前述の方法と同様に、このカバーシー
ト７を予め下型内に取付けておき、その上に発泡
原液を注入して一体に発泡成形することにより製
造されている。
しかしながら、この発泡体成形品で作られたク
ツシヨン体も前述のものと同様に、発泡の際に発
泡原液がウレタンフオーム薄シート６に深く浸入
して硬化するため、極めて風合い及び通気性が悪
い欠点があつた。
ツシヨン体も前述のものと同様に、発泡の際に発
泡原液がウレタンフオーム薄シート６に深く浸入
して硬化するため、極めて風合い及び通気性が悪
い欠点があつた。
この欠点を解消するため、第３図に示す如く、
二重構造からなるカバーシート７と発泡体５との
間に、発泡原液が薄シート６に浸入するのを防止
するために不通気性のフイルム８を裏張りして、
これを前述の方法と同様に、下型の内面に取付け
て発泡原液を注入して一体に発泡成形したものが
使用されている。
二重構造からなるカバーシート７と発泡体５との
間に、発泡原液が薄シート６に浸入するのを防止
するために不通気性のフイルム８を裏張りして、
これを前述の方法と同様に、下型の内面に取付け
て発泡原液を注入して一体に発泡成形したものが
使用されている。
しかしながら、このように製造された発泡体成
形品で作られたクツシヨン体は、不通気性のフイ
ルム８を裏張りするための接着剤が薄シート６に
浸透して硬化するため、依然風合い及び通気性が
充分に改善されなかつた。
形品で作られたクツシヨン体は、不通気性のフイ
ルム８を裏張りするための接着剤が薄シート６に
浸透して硬化するため、依然風合い及び通気性が
充分に改善されなかつた。
また、不通気性のフイルム８の肉厚が薄い場合
には、熱溶着によりフオーム薄シート６に接着さ
せる際にフイルム８が溶けすぎて実質的に不通気
性が失われる場合もある。
には、熱溶着によりフオーム薄シート６に接着さ
せる際にフイルム８が溶けすぎて実質的に不通気
性が失われる場合もある。
更に、このクツシヨン体には不通気性のフイル
ム８が介在されているため、このクツシヨン体で
作られた座席等に長時間着座していると蒸れ等の
不快感があるなどの欠点があつた。
ム８が介在されているため、このクツシヨン体で
作られた座席等に長時間着座していると蒸れ等の
不快感があるなどの欠点があつた。
本発明は、かかる点に鑑み種々の研究を行つた
結果、通気性に優れたクツシヨン体を容易に得る
ことができるクツシヨン体の製造方法を見い出し
たものである。
結果、通気性に優れたクツシヨン体を容易に得る
ことができるクツシヨン体の製造方法を見い出し
たものである。
即ち、本発明は、上型の内面に通気性に優れた
カバーシートを取付けた後、発泡の略終了時に発
泡体と前記カバーシートとが密着する程度の量の
発泡原液を下型内に注入し、前記上型を閉じて前
記発泡原液を発泡せしめることを特徴とするクツ
シヨン体の製造方法である。
カバーシートを取付けた後、発泡の略終了時に発
泡体と前記カバーシートとが密着する程度の量の
発泡原液を下型内に注入し、前記上型を閉じて前
記発泡原液を発泡せしめることを特徴とするクツ
シヨン体の製造方法である。
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
本発明において使用するモールド型１０として
は、第４図に示す如く、上型１１と下型１２とが
略等しい深さを有するもの、或いは、第５図に示
す如く、カツプ状の上型１３と皿型状の下型１４
とからなり、発泡体成形品の側面部までカバーシ
ート１５を取付けられるようにしたもの、更に第
６図に示す如く、上型１６と下型１７とを重ね合
わせた際に、上型１６と下型１７の間に環状の中
空部１８が形成され、この中空部１８内にカバー
シート１５の縁部を折込むようにして挿入するこ
とにより、発泡体成形品の片面にだけカバーシー
ト１５を貼着するようにしたもの等何れのもので
も良い。
は、第４図に示す如く、上型１１と下型１２とが
略等しい深さを有するもの、或いは、第５図に示
す如く、カツプ状の上型１３と皿型状の下型１４
とからなり、発泡体成形品の側面部までカバーシ
ート１５を取付けられるようにしたもの、更に第
６図に示す如く、上型１６と下型１７とを重ね合
わせた際に、上型１６と下型１７の間に環状の中
空部１８が形成され、この中空部１８内にカバー
シート１５の縁部を折込むようにして挿入するこ
とにより、発泡体成形品の片面にだけカバーシー
ト１５を貼着するようにしたもの等何れのもので
も良い。
モールド型１０の材質としては、鉄やアルミニ
ウム等の金属、或いは硬質のウレタン発泡体など
の樹脂等何れものでも良い。
ウム等の金属、或いは硬質のウレタン発泡体など
の樹脂等何れものでも良い。
本発明に係るカバーシートは通気性に優れた
布，レザーなどからなるもので、その構造は第１
図，第２図，第３図等いずれの構造でもよい。
布，レザーなどからなるもので、その構造は第１
図，第２図，第３図等いずれの構造でもよい。
下型１２，１４，１７内に注入する発泡原液の
量は、発泡の略終了時に発泡体１９と上型１１，
１３，１６の内面に取付けられたカバーシート１
５とが密着する程度の量であることが望ましい。
これにより発泡終了直前に発泡体とカバーシート
が接着されるため含浸がなく風合，クツシヨン性
にすぐれたものが得られる。また、この発泡原液
の組成としては、例えばポリオール，イソシアネ
ート，発泡剤，及びアミン，スズなどの触媒を加
えたもの等を製造するクツシヨン体に応じて適宜
選択するのが望ましい。
量は、発泡の略終了時に発泡体１９と上型１１，
１３，１６の内面に取付けられたカバーシート１
５とが密着する程度の量であることが望ましい。
これにより発泡終了直前に発泡体とカバーシート
が接着されるため含浸がなく風合，クツシヨン性
にすぐれたものが得られる。また、この発泡原液
の組成としては、例えばポリオール，イソシアネ
ート，発泡剤，及びアミン，スズなどの触媒を加
えたもの等を製造するクツシヨン体に応じて適宜
選択するのが望ましい。
このように本発明方法は、予め上型１１，１
３，１６の内面にカバーシート１５を取付けてお
くと共に、下型１２，１４，１７内に注入する発
泡原液の量を調節するだけの極めて簡単な操作に
よつて、カバーシート１５の通気性を保持して良
好な風合いを有するクツシヨン体を製造すること
ができる。
３，１６の内面にカバーシート１５を取付けてお
くと共に、下型１２，１４，１７内に注入する発
泡原液の量を調節するだけの極めて簡単な操作に
よつて、カバーシート１５の通気性を保持して良
好な風合いを有するクツシヨン体を製造すること
ができる。
また、本発明方法によつて製造されたクツシヨ
ン体は、通気性が優れているので車輛の座席等に
用いた場合、長時間に亘つて着座しても不快な蒸
れ等の発生を防止することができる。
ン体は、通気性が優れているので車輛の座席等に
用いた場合、長時間に亘つて着座しても不快な蒸
れ等の発生を防止することができる。
次に、本発明方法の実施例について説明する。
発泡原液組成
エチレンオキサイドを含む分子量3000，３管能
ポリエーテルポリオール 100重量部 水 3.5 〃 トリエチレンジアミン 0.1重量部 ノルマルエチルモルフオリン 0.5 〃 ジブチルチンジラウレート 0.1重量部 シリコーン油 1.0 〃 トリレンジイソシアネート 105重量部 第４図に示す如く、上型１１の内面にカバーシ
ート１５として通気性に優れた綿布地に５mmの軟
質ウレタンフオームシートを熱溶着させたシート
を取付けた後、下型１１内に上記組成を有する発
泡原液を、発泡の略終了後に発泡体１９がカバー
シート１５に密着する程度の量として注入し、上
型１１を閉じて150℃のオーブン内で約15分間設
置して発泡せしめてクツシヨン体を得た。
ポリエーテルポリオール 100重量部 水 3.5 〃 トリエチレンジアミン 0.1重量部 ノルマルエチルモルフオリン 0.5 〃 ジブチルチンジラウレート 0.1重量部 シリコーン油 1.0 〃 トリレンジイソシアネート 105重量部 第４図に示す如く、上型１１の内面にカバーシ
ート１５として通気性に優れた綿布地に５mmの軟
質ウレタンフオームシートを熱溶着させたシート
を取付けた後、下型１１内に上記組成を有する発
泡原液を、発泡の略終了後に発泡体１９がカバー
シート１５に密着する程度の量として注入し、上
型１１を閉じて150℃のオーブン内で約15分間設
置して発泡せしめてクツシヨン体を得た。
このクツシヨン体を用いて自動車用の座席シー
トを作り、３時間に亘つて着座試験を行つたとこ
ろ通気性は極めて良好で蒸れ等の不快感を生じる
ことはなかつた。また風合いも優れていた。
トを作り、３時間に亘つて着座試験を行つたとこ
ろ通気性は極めて良好で蒸れ等の不快感を生じる
ことはなかつた。また風合いも優れていた。
以上説明した如く、本発明に係るクツシヨン体
の製造方法は、上記の内面にカバーシートを取付
けて下型内に所定量の発泡原液を注入することに
より、風合い．通気性に優れたクツシヨン体を極
めて容易に得ることができる等の顕著な効果を有
するものである。
の製造方法は、上記の内面にカバーシートを取付
けて下型内に所定量の発泡原液を注入することに
より、風合い．通気性に優れたクツシヨン体を極
めて容易に得ることができる等の顕著な効果を有
するものである。
第１図Ａは、下型の内面にカバーシートを取付
けてクツシヨン体を製造する従来のクツシヨン体
の製造方法を示す説明図、同図Ｂは、同図Ａに示
すモールド型で製造されたクツシヨン体の要部拡
大断面図、第２図は、二重構造のカバーシートを
有するクツシヨン体を示す拡大断面図、第３図
は、二重構造のカバーシートと発泡体の間に不通
気性のフイルムが介在されたクツシヨン体を示す
拡大断面図、第４図は、上型の内面にカバーシー
トを取付けた本発明に係るクツシヨン体の製造方
法を示す説明図、第５図は、クツシヨン体の側面
部までカバーシートを貼着する際に用いるモール
ド型を示す断面図、第６図は、クツシヨン体の片
面にカバーシートが貼着されて側面部では発泡体
とカバーシートとが接着されていないクツシヨン
体を製造する際に用いるモールド型を示す断面図
である。 １０…モールド型、１１，１３，１６…上型、
１２，１４，１７…下型、１５…カバーシート、
１９…発泡体。
けてクツシヨン体を製造する従来のクツシヨン体
の製造方法を示す説明図、同図Ｂは、同図Ａに示
すモールド型で製造されたクツシヨン体の要部拡
大断面図、第２図は、二重構造のカバーシートを
有するクツシヨン体を示す拡大断面図、第３図
は、二重構造のカバーシートと発泡体の間に不通
気性のフイルムが介在されたクツシヨン体を示す
拡大断面図、第４図は、上型の内面にカバーシー
トを取付けた本発明に係るクツシヨン体の製造方
法を示す説明図、第５図は、クツシヨン体の側面
部までカバーシートを貼着する際に用いるモール
ド型を示す断面図、第６図は、クツシヨン体の片
面にカバーシートが貼着されて側面部では発泡体
とカバーシートとが接着されていないクツシヨン
体を製造する際に用いるモールド型を示す断面図
である。 １０…モールド型、１１，１３，１６…上型、
１２，１４，１７…下型、１５…カバーシート、
１９…発泡体。
Claims (1)
- １ 上型の内面に通気性に優れたカバーシートを
取付けた後、発泡の略終了時に発泡体と前記カバ
ーシートとが密着する程度の量の発泡原液を下型
内に注入し、前記上型を閉じて前記発泡原液を発
泡せしめることを特徴とするクツシヨン体の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5000379A JPS55140535A (en) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | Preparing for cushion body |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5000379A JPS55140535A (en) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | Preparing for cushion body |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55140535A JPS55140535A (en) | 1980-11-04 |
| JPS6323886B2 true JPS6323886B2 (ja) | 1988-05-18 |
Family
ID=12846816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5000379A Granted JPS55140535A (en) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | Preparing for cushion body |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55140535A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5995123A (ja) * | 1982-11-25 | 1984-06-01 | Ikeda Bussan Co Ltd | 合成樹脂フレ−ムとパツド材との一体成形方法 |
| JPH053305Y2 (ja) * | 1985-09-24 | 1993-01-27 | ||
| DE3815282A1 (de) * | 1988-05-05 | 1989-11-16 | Grammer Sitzsysteme Gmbh | Verfahren zur herstellung eines polsterteils |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53118464A (en) * | 1977-03-25 | 1978-10-16 | Toyota Auto Body Co Ltd | Production of seat cushion with composite structure |
| JPS53123471A (en) * | 1977-04-02 | 1978-10-27 | Toyota Auto Body Co Ltd | Production of seat cushion with composite structure |
-
1979
- 1979-04-23 JP JP5000379A patent/JPS55140535A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53118464A (en) * | 1977-03-25 | 1978-10-16 | Toyota Auto Body Co Ltd | Production of seat cushion with composite structure |
| JPS53123471A (en) * | 1977-04-02 | 1978-10-27 | Toyota Auto Body Co Ltd | Production of seat cushion with composite structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55140535A (en) | 1980-11-04 |
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