JP2002241264A - エルカトニンのプレフィルドシリンジ製剤 - Google Patents

エルカトニンのプレフィルドシリンジ製剤

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JP2002241264A
JP2002241264A JP2001042590A JP2001042590A JP2002241264A JP 2002241264 A JP2002241264 A JP 2002241264A JP 2001042590 A JP2001042590 A JP 2001042590A JP 2001042590 A JP2001042590 A JP 2001042590A JP 2002241264 A JP2002241264 A JP 2002241264A
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Japan
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elcatonin
aqueous solution
prefilled syringe
syringe
prefilled
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JP2001042590A
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English (en)
Inventor
Koji Hitomi
耕二 人見
Takeshi Endo
健 遠藤
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Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定性を有するともに人体に対しても安全な
エルカトニンプレフィルドシリンジ製剤を提供するこ
と。 【解決手段】 エルカトニンを有効成分とする水溶液が
充填されてなるエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤
であって、水溶液中への溶出量が高速液体クロマトグラ
フィーにおける測定の面積比で2%以下であることを特
徴とするエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤。エル
カトニンを有効成分とする水溶液が充填されてなるエル
カトニンプレフィルドシリンジ製剤であって、空隙部の
体積が水溶液の占める体積を1としたとき0.2以下で
あることを特徴とするエルカトニンプレフィルドシリン
ジ製剤。内面に濃度3w/v%以下のシリコーンを付着
させたシリンジにエルカトニンを有効成分とする水溶液
が充填されてなるエルカトニンプレフィルドシリンジ製
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エルカトニンを有
効成分とする水溶液組成物を充填した安定で安全なプレ
フィルドシリンジ製剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エルカトニンは化学名1−ブチル酸−7
−(L−2−アミノブチル酸)−26−L−アスパラギ
ン酸−27−L−バリン−29−L−アラニンカルシト
ニン(サケ)〔1−〔butyric acid−7−
(L−2−aminobutyric acid)−2
6−L−aspartic acid−27−L−va
line−29−L−alaninecalciton
in(salmon)〕で、高カルシウム血症、骨ぺー
ジェット病あるいは骨粗鬆症における疼痛改善に用いら
れる医薬である。また、エルカトニンを有効成分とする
水溶液組成物はペプタイド類水溶液であり、熱安定性及
び振盪に対する安定性に問題があった。
【0003】従来から、ガラス容器中での注射剤として
の熱安定性、振盪に対する安定性を十分確保する為に、
種々の研究がなされてきており、現在は大部分がアンプ
ル包装品として市販されている。しかし、一般にアンプ
ル包装では注射筒への薬液の移し替えの際に、アンプル
カット時に発生する微細なガラス片の混入や細菌汚染の
可能性が指摘されている。さらにアンプル製剤では、注
射筒への薬液の移し替えの煩雑さや投薬過誤の可能性も
医療現場で問題となっている。
【0004】そこで、これらの問題を解決する為にいく
つかの医薬品においてあらかじめ薬液を充填したプレフ
ィルドシリンジ製剤が開発され市販されており、エルカ
トニンのプレフィルドシリンジ製剤も販売されている
(大洋薬品工業(株)「ラスカルトン」)。しかし、市
販のエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤は、エルカ
トニンの吸着防止を期待してゼラチンを入れ、またフェ
ノールなどの添加剤を添加しているので、人体への安全
性に問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の問題点を解決しようとするものである。すなわち、本
発明は、安定性を有するとともに人体に対しても安全な
エルカトニンプレフィルドシリンジ製剤を提供すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決する為にプレフィルドシリンジを構成する注射筒、
ピストン、密封栓の素材及び処理方法を検討し、さらに
充填するエルカトニンを有効成分とする水溶液組成物の
組成を検討した結果、ゼラチン、フェノール等を含有せ
しめなくともエルカトニンの振盪に対する安定性、熱安
定性が十分確保された好ましい性質を有するプレフィル
ドシリンジ製剤の開発に成功した。
【0007】より詳細には、本発明者らは、上記課題を
解決するために鋭意検討していたところ、プレフィルド
シリンジからの溶出物が少ないことがエルカトニン製剤
の振盪に対する安定性、熱安定性の面から望ましいこと
を発見して本発明に至った。
【0008】また、プレフィルドシリンジ製剤は、アン
プル製剤のような移し替えの際の問題点はないが、保管
時の密封性と使用時の摺動性を兼ね備える為に、注射
筒、ピストン、密封栓にシリコーンオイルでの処理等が
施されているのが通常である。ところで、本発明者ら
は、上記課題を解決するために鋭意研究していたとこ
ろ、シリンジに摺動性を与えるために用いていたシリコ
ーンオイルがエルカトニンの安定性を低下させる傾向に
あるということを初めて発見した。そこで本発明者ら
は、エルカトニンの安定化を目的としてシリコーンオイ
ルの使用量をできるだけ削減することを検討した結果、
プレフィルドシリンジのエルカトニン水溶液の接触面へ
付着させるシリコーンの濃度が3w/v%以下、あるい
は素材を選択することでシリコーンを全く用いることな
く摺動性を保つことにより、エルカトニンの安定化され
たプレフィルドシリンジ製剤を開発できることを初めて
明らかにした。
【0009】さらにまた、本発明者らは、上記の課題を
解決しようとしていたところ、エルカトニンプレフィル
ドシリンジ製剤が振盪によって発泡し易いという問題点
を有することを見出した。製剤を注射する場合に、気泡
を含んだままの注射液を投与することはできないため、
注射液には、発泡し難いことと、仮に発泡しても泡消え
が速いことが要求される。本発明者らは、このようなエ
ルカトニンプレフィルドシリンジ製剤の発泡の問題点
が、シリンジ内の空隙部を減らすことで解決できること
を見出して本発明に至った。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のプレフィルドシリンジ製
剤とは、形状は特に限定されないが、例えば図1に示す
ようなシリンジに予め有効成分を含有する薬液を充填し
て製剤として貯蔵・流通させるものをいう。図1におい
て、1がシリンジ本体、2がピストン、3が密封栓であ
り、シリンジ本体に薬液を充填して、貯蔵・流通させ
て、医療現場において人体に注射するに時に、先端の密
封栓を外し、又は切り離し、注射するものである。
【0011】本発明において、安定化とは、エルカトニ
ンプレフィルドシリンジ製剤が振盪に対して安定である
こと及び/または熱に対して安定であることをいう。そ
の結果、連続する長時間の振盪あるいは加熱を受けて
も、プレフィルドシリンジ中のエルカトニンが分解、会
合などにより減損することなく高率で残存し有効量を保
持する。
【0012】本発明におけるプレフィルドシリンジを構
成する注射筒の材質としては、例えばガラス又はポリプ
ロピレン、ポリエチレン、環状ポリオレフィン、環状ポ
リオレフィンとα−オレフィンの共重合体、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリメチルペンテン、6フッ化樹脂、ポリ
メチルメタアクリレート、ポリカーボネイトなどのプラ
スティック類、ステンレススチール、金、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、チタニウムなどの金属類、セラ
ミック類、炭素複合材料などの複合素材、石英などの中
から選択することができるが、これらに限定されない。
プラスチック類の中ではポリプロピレン、環状ポリオレ
フィン、環状ポリオレフィンとα−オレフィンとの共重
合体が好ましい。さらに環状ポリオレフィンが特に好ま
しい。また注射筒の材質によっては、エルカトニンが吸
着することを考慮し、吸着防止成分を注射筒内面に塗布
あるいはエルカトニン水溶液中に含有させることが可能
である。ここで使用される吸着防止成分は、注射筒の壁
面に疎水的に結合して吸着を防止する化合物であり、よ
り詳しくは分子内に疎水基を有し、かつ界面活性作用を
有する化合物や、陰イオン荷電タンパク質である。前者
の例としては、ポリオキシエチレンアルコールエーテ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、グリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられ、後者
の陰イオン荷電タンパク質の例としてはゼラチン、アル
ブミン、ポリゲリン等が挙げられる。また、経済性は低
下することになるが、場合によってはエルカトニンを吸
着防止成分として利用することもできる。
【0013】さらにガラスは脱アルカリ処理ガラスを用
いることにより(特許2635009号)、より安定な
エルカトニンプレフィルドシリンジ製剤を提供すること
ができる。脱アルカリ処理は、例えば、ガラスに硫酸ア
ンモニウム水溶液を接触させて、高温加熱せしめ、洗浄
する方法、あるいはガラス表面に高温状態で亜硫酸ガス
などの水溶性硫黄酸化物と接触させて、表面のアルカリ
成分を微細な硫酸塩結晶とし、その後洗浄する方法によ
り行うことができる。
【0014】ピストン及び密封栓の材質としてはブチル
ゴム、天然ゴム、フッ素化ゴム、シリコーンゴム、スチ
レン系熱可塑性エストラマー、エチレンプロピレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、オレフィン系熱可塑性エ
ストラマーなど、さらにはこれらにテトラフルオロエチ
レンなどのポリフッ化エチレン樹脂、テトラエチレンフ
ルオロエチレン−エチレン共重合樹脂で被覆したものを
用いることができる。被覆部位としては、水溶液との接
触面及び/またはシリンジ本体とピストンとの接触面が
挙げられる。
【0015】エルカトニンを有効成分とする水溶液は、
有効量のエルカトニンを含有すれば特に限定されない
が、例えば、適当なpHが確保された水溶液であること
が好ましい。溶媒として、公知の緩衝液、例えば、クエ
ン酸緩衝液、酢酸緩衝液が使用でき、pHは5〜7が好
ましく、pH5〜6がさらに好ましい。これらの濃度は
例えば0.05ミリモル以上が好ましく、さらに好まし
くは0.1ミリモル以上の濃度が例示される。上限は特
に限定されないが、通常20ミリモル濃度以下、好まし
くは1ミリモル濃度以下が挙げられる。
【0016】具体的には、酢酸、乳酸、L−ヒスチジン
などのモノカルボン類及び/又はその水可溶性塩からな
る群より選ばれた1種又は2種以上の化合物を含みその
濃度を0.05〜20ミリモル濃度に、pHを5.0〜
6.5に且つイオン強度をμ=0.01〜0.5に調整
した溶媒(特開平2−174726)、コハク酸、酒石
酸等やクエン酸などの多価カルボン類及び/又はその水
可溶性塩からなる群より選ばれた1種又は2種以上の化
合物を含みその濃度を0.05〜20ミリモル濃度に、
pHを5.0〜6.5に且つイオン強度をμ=0.01
〜0.5に調整した溶媒があげられる。またpHの調整
には必要に応じて水酸化ナトリウム、塩酸等をもちいる
ことができる。その他に、必要に応じてゼラチンを0.
01〜20w/v%含有させることや、等張化剤、塩酸
プロカイン、塩酸キシロカイン、ベンジルアルコール、
フェノール等の無痛化剤、安定化剤、吸収促進剤、防腐
剤、ポリソルベート、ポリオキシエチレン、グリセリ
ン、マクロゴール等の界面活性剤を加えることができ
る。
【0017】またエルカトニンの濃度としては例えば1
0単位〜80単位/mLのものを用いることができる。
【0018】本発明においてシリコーンの付着量は、付
着させるシリコーン溶液の濃度によって表される。例え
ば「濃度3w/v%のシリコーンを付着したシリンジ」
とは、「濃度3w/v%のシリコーンをシリンジに付着
させて乾燥させたシリンジ」を意味する。乾燥の温度
は、高温が好ましく、例えばガラスにおいては100〜
800℃、樹脂などにおいては軟化しない程度の温度が
望ましい。本発明において所望の振盪安定性と熱安定性
とを得るためには濃度3w/v%以下のシリコーン付着
量である必要がある。また、シリンジ内面の材質を選択
すれば、シリコーンを付着させなくとも振盪安定性と熱
安定性を得ることができる。例えば、シリンジが環状ポ
リオレフィンあるいはポリプロピレンからなるときに、
シリコーンを付着させなくともピストンの十分な摺動性
と同時に振盪安定性と熱安定性を得ることができる。
【0019】本発明の溶出量における「高速液体クロマ
トグラフィーにおける測定の面積比」とは、シリンジ充
填前のエルカトニン水溶液とシリンジ充填1日後のエル
カトニン水溶液の高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)結果を比較し、シリンジ充填1日後のエルカトニン
水溶液にのみ存在するピークの面積をシリンジ充填1日
後のシリンジ中のエルカトニン水溶液中のエルカトニン
面積で割った値をいう。この面積比は、シリンジから溶
出する物質の量を示すものであるが、本発明で所望の振
盪安定性と熱安定性とを得るためには2%以下であるこ
とが必要であり、さらに0%であることがより望まし
い。
【0020】本発明において「空隙部」とは製造したプ
レフィルドシリンジのシリンジ本体に残存する液体部以
外の空隙のことであり、「空隙部」の体積はシリンジの
内径と空隙部の高さから計算によって求め、充填した液
量に対する割合で表される。従来、薬液の不溶性異物の
検査に空隙が必要な場合もあり、通常は空隙が含まれて
いた。しかし、空隙部の体積は、通常、充填する水溶液
の体積に対して0.2以下、好ましくは0.1以下、さ
らに好ましくは0.05以下、実質的にないのが最も好
ましい。
【0021】さらに、本発明の包装形態としては、公知
の形態がいずれも使用でき、例えばプリスターパック、
遮光プリスターパック、ピロー包装、遮光ピロー包装、
アルミピロー包装等が使用できる。遮光あるいは包装中
の酸素を減らす工夫をした包装が好ましく、酸素を減ら
す工夫としては、包装中に脱酸素剤を入れること、酸素
がシリンジに触れないようにシリンジをフィルムで巻く
ことなどが挙げられるが、これらに限定されるものでは
なく、必要に応じて、公知の方法を採用することができ
る。また、本発明のエルカトニンプレフィルド製剤は、
筋肉内注射、皮下注射など、公知の投与方法によって投
与することができる。
【0022】さらに本発明は、貯蔵・流通において振盪
安定性、熱安定性に優れた性質を示すエルカトニンのプ
レフィルドシリンジ製剤である。すなわち、本発明は、
エルカトニンプレフィルドシリンジ製剤の品質を保持せ
しめて貯蔵・流通せしめために、有効量のエルカトニン
と緩衝剤を含有せしめたpH5〜7のエルカトニン水溶
液を、空隙部の体積が水溶液の占める体積を1としたと
き0.2以下であるようにシリンジに無菌充填させるこ
とを特徴とする。本発明の製剤の貯蔵、流通は、通常室
温で2週〜2年程度で、場合によっては搬送時トラック
等の振動により激しく振盪されることがある。
【0023】
【実施例】以下に実施例、及び試験例を挙げて本発明を
更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【実施例1】0.1mMの酢酸ナトリウム緩衝液(pH
5.5)にエルカトニンを溶解して20単位/mL濃度
のエルカトニン水溶液組成物を得る。次にこのエルカト
ニン水溶液組成物を無菌濾過後、3w/v%濃度のシリ
コーン溶液を被覆(3w/v%濃度のシリコーン溶液を
接触せしめ、高温で乾燥)したガラス注射筒に1.0m
Lずつ分注した後、ピストンを挿入し、空隙部がないプ
レフィルドシリンジ製剤を得た。ピストンはクロロブチ
ルにテトラフルオロエチレンをラミネートし、3w/v
%以下の濃度のシリコーンを付着させたものを用いた。
また密封栓にも3w/v%以下の濃度のシリコーンを付
着させたものを用いた。
【0024】
【実施例2】実施例1と同様にして得られたエルカトニ
ン水溶液組成物を無菌濾過後、環状ポリオレフィン製注
射筒に1.0mLずつ分注した後、ピストンを挿入し、
空隙部がないプレフィルドシリンジ製剤を得た。ピスト
ンと密封栓は、クロロブチルにテトラフルオロエチレン
をラミネートしたものを用いた。シリコーンは被覆しな
かった。
【0025】
【実施例3】実施例1と同様にして得られたエルカトニ
ン水溶液組成物を無菌濾過後、内面を脱アルカリ処理
し、3w/v%濃度のシリコーン溶液を被覆(3w/v
%濃度のシリコン溶液を接触せしめ、高温で乾燥)した
ガラス注射筒に1.0mLずつ分注した後、ピストンを
挿入し、空隙部がないプレフィルドシリンジ製剤を得
た。ピストンと密封栓は実施例1で用いたものと同じで
ある。
【0026】
【実施例4】実施例1と同様にして得られたエルカトニ
ン水溶液組成物を無菌濾過後、3w/v%濃度のシリコ
ーン溶液を被覆(3w/v%濃度のシリコーン溶液を接
触せしめ、高温で乾燥)したガラス注射筒に1.0mL
ずつ分注し後、ポリテトラフルオロエチレンで被覆した
ピストン(クロロブチル製)を挿入し、空隙部がないプ
レフィルドシリンジ製剤を得た。
【0027】
【実施例5】実施例1と同様にして得られたエルカトニ
ン水溶液組成物を無菌濾過後、環状ポリオレフィン注射
筒に1.0mLずつ分注し後、ピストン(ポリエチレン
製)を挿入し、空隙部の体積がないプレフィルドシリン
ジ製剤を得た。ピストン、密封栓にはポリテトラフルオ
ロエチレンを被覆しなかった。シリコーンはいずれにも
被覆しなかった。
【0028】
【実施例6】実施例1と同様にして得られたエルカトニ
ン水溶液組成物を無菌濾過後、ポリプロピレン製注射筒
に1.0mLずつ分注し後、ピストン(ポリエチレン
製)を挿入し、空隙部がないプレフィルドシリンジ製剤
を得た。シリコーンは被覆しなかった。
【0029】
【比較例1】実施例1と同様にして得られたエルカトニ
ン水溶液組成物を無菌濾過後、5w/v%濃度のシリコ
ーン溶液を被覆(5w/v%濃度のシリコーン溶液を接
触せしめ、高温で乾燥)したガラス注射筒に1.0mL
ずつ分注し後、ピストンを挿入し、空隙部がないプレフ
ィルドシリンジ製剤を得た。
【0030】
【比較例2】実施例1と同様にして得られたエルカトニ
ン水溶液組成物を無菌濾過後、内面を脱アルカリ処理
し、5w/v%濃度のシリコン溶液を被覆(5w/v%
濃度のシリコン溶液を接触せしめ、高温で乾燥した)し
たガラス注射筒に1.0mLずつ分注し後、ピストンを
挿入し、空隙部がないプレフィルドシリンジ製剤を得
た。
【0031】
【試験例1】実施例1〜4にて得られた本発明のエルカ
トニンプレフィルドシリンジ製剤と比較例1として得ら
れたエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤を紙箱に入
れ、恒温振盪機中にて、2週間継続して振盪し、その安
定性を高速液体クロマトグラフィーにて測定し、充填直
後にシリンジから取り出したエルカトニン水溶液中のエ
ルカトニン量を100%としたときの残存率を求めた。
その結果は表1に示す。
【0032】[振盪条件] 振幅:5cm 振盪回数:180回/分 温度:25℃ [高速液体クロマトグラフィー測定条件] カラム:ODSカラム4.6×150mm 検出:UV225nm 移動相:CH3CN−0.1%TFA(33:67)
【0033】
【表1】 以上の結果から、シリコーンの存在量が少ない方がエル
カトニンの振盪安定性が向上することが明らかであっ
た。すなわち、本発明のエルカトニンプレフィルドシリ
ンジ製剤は振盪に対して極めて安定であった。
【0034】
【試験例2】実施例1〜4にて得られた本発明のエルカ
トニンプレフィルドシリンジ製剤と比較例1及び2で得
られたエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤を紙箱に
入れ、恒温機中にて、40℃で1ヶ月間保存し、試験例
1でおこなった測定条件で、残存率を求めた。その結果
は表2に示す。
【0035】
【表2】 以上の結果から、シリコーン存在量が少ない方がエルカ
トニンの熱安定性が向上することが明らかであった。す
なわち、本発明のエルカトニンプレフィルドシリンジ製
剤は熱安定性に対して極めて安定であった。
【0036】
【試験例3】実施例1、実施例2、及び実施例4にて得
られた本発明のエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤
と比較例1として得られたエルカトニンプレフィルドシ
リンジ製剤を充填1日後に試験例1の高速液体クロマト
グラフィー測定条件で測定した。一方、実施例1、実施
例2、実施例4及び比較例1で作成した充填前の無菌濾
過液を同様に試験例1の高速液体クロマトグラフィー測
定条件で測定した。それぞれの実施例と比較例につい
て、充填1日後のプレフィルドシレンジ製剤と充填前の
無菌濾過液のHPLCピークを比較して、プレフィルド
シリンジ製剤からのみ得られたピークを溶出物とし、そ
の面積のプレフィルドシリンジ製剤から得られる充填1
日後のエルカトニン水溶液中のエルカトニン面積に対す
る割合を求めた。その結果を表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】以上の結果から、本発明のエルカトニンプ
レフィルドシリンジ製剤はエルカトニン以外の溶出物の
ピークを少なくすることが明らかになった。この溶出物
は主にシリコーンに由来するものと考えられる。先の表
1、表2に示す結果と合わせて考えると、溶出物面積が2
%以下である場合に、エルカトニンの振盪安定性及び/
または熱安定性における好ましい改善が得られることが
分かった。
【0039】
【実施例7】0.01mMの酢酸ナトリウム緩衝液(p
H5.5)にエルカトニンを溶解して10単位/mL濃
度のエルカトニン水溶液組成物をえる。次にこのエルカ
トニン水溶液組成物を無菌濾過後、環状ポリオレフィン
製注射筒に1.0mLずつ分注し後、空隙部をつくらず
にピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤を得
た。
【0040】
【実施例8】実施例7において、空隙部を0.05mL
としてピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤を
得た。
【0041】
【実施例9】実施例7において、空隙部を0.1mLと
してピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤を得
た。
【0042】
【実施例10】実施例7において、空隙部を0.2mL
としてピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤を
得た。
【0043】
【実施例11】0.01mMの酢酸ナトリウム緩衝液
(pH5.5)にゼラチン10mg、フェノール2m
g、及びエルカトニンを溶解して10単位/mL濃度の
エルカトニン水溶液組成物をえる。次にこのエルカトニ
ン水溶液組成物を無菌濾過後、環状ポレオリフィン製注
射筒に1.0mLずつ分注し後、空隙部をつくらずにピ
ストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤を得た。
【0044】
【実施例12】実施例11において、空隙部を0.05
mLとしてピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製
剤を得た。
【0045】
【実施例13】実施例11において、空隙部を0.1m
Lとしてピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤
を得た。
【0046】
【実施例14】実施例11において、空隙部を0.2m
Lとしてピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤
を得た。
【0047】
【比較例3】実施例7において、空隙部を0.3mLと
してピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤を得
た。
【0048】
【比較例4】実施例7において、空隙部を0.5mLと
してピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤を得
た。
【0049】
【比較例5】実施例11において、空隙部を0.3mL
としてピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤を
得た。
【0050】
【比較例6】実施例11において、空隙部を0.5mL
としてピストンを挿入し、プレフィルドシリンジ製剤を
得た。
【0051】
【試験例4】実施例7〜14と比較例3〜6にて得られ
たエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤を紙箱に入
れ、恒温振盪機中にて、2分間振盪し、その発泡の状態
と泡が消えるまでの時間を測定した。その結果は表4に
示す。
【0052】[振盪条件] 振幅:5cm 振盪回数:180回/分 温度:25℃
【0053】
【表4】
【0054】以上の結果から、空隙部の体積が水溶液の
占める割合に対して0.2を超えている比較例では、発
泡状態が著しく、泡消え時間も長く、使用しづらいもの
であった。一方、実施例7〜14ではわずかに小さい泡
発生か、あるいは泡立たないかであり、空隙部の割合が
0.05以下であれば泡立ちを生じないという効果が得
られることが分かった。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
注射剤としての振盪に対する安定性、熱安定性が十分確
保され、ゼラチン、フェノール等を含有しないエルカト
ニンを有効成分とする人体に安全で発泡の問題もないエ
ルカトニンプレフィルドシリンジ製剤を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレフィルドシリンジの概略を説明す
る図である。
【符号の説明】
1:シリンジ本体 2:ピストン 3:密封栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A61M 5/28 A61K 37/30 Fターム(参考) 4C066 AA07 AA09 BB01 CC01 DD08 EE14 FF05 GG11 PP02 4C076 AA12 BB11 CC29 DD41Z FF18 FF61 FF63 4C084 AA03 BA01 BA08 BA19 BA25 DB31 MA01 MA05 MA17 MA66 NA03 ZA962 ZA972 ZC062

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エルカトニンを有効成分とする水溶液が
    充填されてなるエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤
    であって、水溶液中への溶出量が高速液体クロマトグラ
    フィーにおける測定の対エルカトニン面積比で2%以下
    であることを特徴とするエルカトニンプレフィルドシリ
    ンジ製剤。
  2. 【請求項2】 エルカトニンを有効成分とする水溶液が
    充填されてなるエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤
    であって、空隙部の体積が水溶液の占める体積を1とし
    たとき0.2以下であることを特徴とするエルカトニン
    プレフィルドシリンジ製剤。
  3. 【請求項3】 水溶液中への溶出量が高速液体クロマト
    グラフィーにおける面積比で2%以下である請求項2記
    載のエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤。
  4. 【請求項4】 内面に濃度3w/v%以下のシリコーン
    を付着させたシリンジにエルカトニンを有効成分とする
    水溶液が充填されてなる請求項1〜3のいずれかに記載
    のエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤。
  5. 【請求項5】 シリンジ内面にシリコーンが付着してい
    ないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    エルカトニンプレフィルドシリンジ製剤。
  6. 【請求項6】 シリンジ素材が、ガラス及びプラスチッ
    ク類から選択されてなる請求項1〜5のいずれかに記載
    のエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤。
  7. 【請求項7】 ガラスが、脱アルカリ処理をしたガラス
    である請求項6記載のエルカトニンプレフィルドシリン
    ジ製剤。
  8. 【請求項8】 プラスチック類が、環状ポレオレフィン
    である請求項5記載のエルカトニンプレフィルドシリン
    ジ製剤。
  9. 【請求項9】 シリンジ内面の少なくとも一部にポリフ
    ッ化エチレン層を有する請求項1〜8のいずれかに記載
    されたエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤。
  10. 【請求項10】 エルカトニンを有効成分とする水溶液
    が、ゼラチンを含まないことを特徴とする請求項1〜9
    のいずれかに記載されたエルカトニンプレフィルドシリ
    ンジ製剤。
  11. 【請求項11】 エルカトニンを有効成分とする水溶液
    が、酢酸緩衝液を含有する請求項1〜10のいずれかに
    記載されたエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤。
  12. 【請求項12】 有効量のエルカトニンを含有する水溶液
    を水溶液中への溶出量が高速液体クロマトグラフィーに
    おける測定の対エルカトニン面積比で2%以下であるプ
    レフィルドシリンジに充填することを特徴とするエルカ
    トニンプレフィルドシリンジ製剤の製造方法。
  13. 【請求項13】 有効量のエルカトニンを含有する水溶液
    を空隙部の体積が水溶液の占める体積を1としたとき
    0.2以下であるようにプレフィルドシリンジに無菌充
    填することを特徴とする請求項2〜11のいずれかに記
    載のエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 エルカトニンプレフィルドジリンジ製剤
    の安定化方法であって、エルカトニンを有効成分とする
    水溶液を、水溶液中への溶出量が高速液体クロマトグラ
    フィーにおける測定の対エルカトニン面積比で2%以下
    であるプレフィルドシリンジに充填する工程を含む方
    法。
  15. 【請求項15】 エルカトニンを有効成分とする水溶液が
    充填されてなるエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤
    の安定化方法であって、空隙部の体積を水溶液の占める
    体積を1としたとき0.2以下とすることを特徴とする
    方法。
  16. 【請求項16】 エルカトニンを有効成分とする水溶液が
    充填されてなるエルカトニンプレフィルドシリンジ製剤
    の安定化方法であって、該水溶液が接するシリンジ内面
    のシリコーン量を減少せしめることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 エルカトニンプレフィルドシリンジ製剤
    の品質を保持せしめて貯蔵・流通せしめる方法であっ
    て、有効量のエルカトニンと緩衝剤を含有せしめたpH
    5〜7のエルカトニン水溶液を、空隙部の体積が水溶液
    の占める体積を1としたとき0.2以下であるようにプ
    レフィルドシリンジに無菌充填させることを特徴とする
    方法。
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