JP2002238513A - マンゴー果汁加工品及びそれを用いた飲料 - Google Patents

マンゴー果汁加工品及びそれを用いた飲料

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    • A23L2/00Non-alcoholic beverages; Dry compositions or concentrates therefor; Their preparation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 沈殿の発生が防止され、粘稠性が低く、か
つ、果汁由来の優れた香味が付与された飲料およびその
製造方法、並びにそれに用いる果汁加工品を提供する。 【解決手段】 沈殿防止を意図した脱パルプ処理を施し
た後においても、果汁由来の優れた香味成分である不溶
性成分を極めて多く含んでいるマンゴー果汁加工品を添
加することで、沈殿の発生が防止され、粘稠性が低く、
かつ、果汁由来の優れた香味が付与された飲料が得られ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、果汁入り飲料に関
する。より詳しくは、沈殿の発生が防止され、粘稠性が
低く、かつ、果汁由来の優れた香味が付与された飲料お
よびその製造方法、並びにそれに用いるマンゴー果汁加
工品に関する。
【0002】
【従来の技術】健全な適熟の果実を搾って得た液汁を果
汁といい、果汁を原料として使用した飲料(以下、果汁
入り飲料という)には、ノンアルコール飲料では果汁入
り清涼飲料などが挙げられ、アルコール飲料では果実酒
類、リキュール類などが挙げられる。
【0003】果汁は、水溶性成分と不溶性成分が混在し
ていて濁っている。このうち、不溶性成分は、繊維質、
タンパク質、ペクチン、ガム質などからなり、これは天
然果汁特有のマイルドな味わいとコクを与える効果を持
っていて{「飲料用語事典」、(株)ビバリッジ ジャ
パン社、70ページ}、果汁入り飲料の香味に重要な役割
を果たしている。この不溶性成分は、日本農林規格検査
法で定義される不溶性固形物(以下、パルプ分という)
と、それ以外の不溶性成分からなる。
【0004】しかしながら、果汁を原料に使用した果汁
入り飲料は、不溶性成分が沈降して、経時的に沈殿を発
生し易く、商品価値が低下するため、沈殿の発生を防止
する方法が必要であった。そこで、沈殿の発生を防止す
るため、混濁していない透明な状態の果汁(清澄果汁)
を用いたり、果汁中のパルプ分を低減した果汁、すなわ
ち、脱パルプ処理した果汁を用いることが一般的であっ
たが、香味成分であるパルプ分を取り除くことから果汁
由来の優れた香味が低減されることが問題であった。
【0005】一方、沈殿を防止し、かつ果汁由来の優れ
た香味を付与させた飲料としては、ネクター(登録商
標)がある。これは、果実中に含まれるパルプ分を高圧
ホモジナイザーなどを用いて機械的に微細化(均質化)
して濁度を増加させ、沈殿を防止したクリーミーで粘稠
性のある飲料である。
【0006】一方で、粘稠性が低い飲料、すなわち、飲
み易く、のどごしの優れた飲料も市場では望まれおり、
不溶性成分の沈殿の防止と粘稠性の低下の両立などを目
的に、種々の発明が開示されている。
【0007】特開平6-269263号公報には、不溶性成分の
沈降を防止しながら、糊状感のないすっきりした喉ごし
を保った飲料を提供することを目的とし、不溶性成分を
含有する飲料に、寒天成分の分子が短く切断されてゼリ
ー強度及び寒天濃度が調整された低強度寒天を含させた
有飲料が開示されている。
【0008】また、特開平8-154637号公報には、清涼感
と桃の果肉感とを同時に味わうことができ且つ飲み易い
桃飲料の製造方法の提供を目的とし、固形果肉入りの桃
飲料及びその製造方法が開示されている。
【0009】さらに、特開平11-206349号公報には、柑
橘さのう入り飲食物の天然物イメージを壊さずに、より
優れたのどごしや食感を与えるとともに、紙容器を用い
た場合であっても液漏れ等の問題を起こさないさのう含
有飲食物の提供を目的とし、細断さのう及び細断さのう
およびさのう含有飲食物の製造方法が開示されている。
【0010】これらの発明は、それぞれに特徴のある方
法であるが、沈殿の発生を防止し、粘稠性が低く、か
つ、果汁由来の優れた香味を付与した飲料の提供という
課題に対しては、それぞれまだ不十分な面があり、より
簡便な方法で適用範囲の広い技術の開発が必要であっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、沈殿の発生を防止し、粘稠性が低く、かつ、果汁由
来の優れた香味を付与した飲料およびその製造方法を提
供することである。また、当該飲料の製造に適した果汁
加工品を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】一般に、果汁を脱パルプ
処理をすると、処理後の液中には、果実由来の香味成分
である不溶性成分は殆ど含まれない。しかしながら、本
発明者らは、驚くべき事に、果汁としてマンゴー果汁を
用いると、沈殿防止を意図して脱パルプ処理を施した後
の果汁加工品中に、果汁由来の優れた香味成分である不
溶性成分が極めて多く含まれることを見出した。
【0013】さらに、その果汁加工品を用い、マンゴー
果汁加工品が添加された飲料を製造した。その結果、沈
殿の発生が防止され、粘稠性が低く、かつ、果汁由来の
優れた香味が付与された飲料を得て、本発明を完成し
た。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
マンゴーは、ウルシ科に属する熱帯植物であり、その果
実(マンゴー果実)は食用に供される。本発明において
は、マンゴー果実の産地や品種は特に限定されず、フィ
リピンのCarabao、Pico、アメリカのSundersha、Hade
n、台湾のIrwinなど、各産地の各種品種を用いることが
できる。
【0015】本発明でいうマンゴー果汁とは、マンゴー
の果実を原料とした液汁のことを指す。本発明に用いる
マンゴー果汁は、産地や形態は特に限定されず、たとえ
ば、市販のマンゴーピューレー(マンゴー果実を破砕し
て裏ごしした果汁)などを用いることができる 。ま
た、それらの果汁を醗酵させたマンゴー醗酵果汁も、本
発明におけるマンゴー果汁として挙げられる。マンゴー
果汁は、市販のマンゴーピューレーを用いる代わりに、
マンゴー果実を洗浄、加熱、皮むき、切断、破砕、裏ご
しして得ることもできる。
【0016】本発明におけるマンゴー果汁加工品は、マ
ンゴー果汁を脱パルプ処理してパルプ分を低減して得る
ことができる。本発明でいうパルプ分とは、不溶性成分
のうちの、日本農林規格検査法で定義される不溶性固形
物のことをいう。パルプ分は、日本農林規格検査法に記
載の方法によって算出する。すなわち、遠心沈降管に試
料を入れ、回転半径14.5cmの遠心分離機で、20℃におい
て、3,000回転、10分間遠心した後の沈殿物の容量%を、
不溶性固形物測定用遠心沈殿管(目盛り付き)で読み取
り、その体積を全試料の体積の百分率として表わす
(「最新果汁・果実飲料事典」、(社)日本果汁協会、
574ページ)。
【0017】本発明のマンゴー果汁加工品におけるパル
プ分については、それを添加して製造した果汁入り飲料
の沈殿防止の観点からは、マンゴー果実の搾汁状態の糖
度に戻して換算したときの値を用いると、パルプ分は20
%以下が望ましい。さらに、のどごしを重視する必要が
ある場合には、パルプ分を5%以下、さらに好ましくは1%
以下にすると良い。なお、糖度とは、糖分含量の事を言
い、糖用屈折計などにより測定される。
【0018】脱パルプ処理して得られたマンゴー果汁加
工品は、さらに、濃縮、乾燥などの加工処理を行なって
もよい。マンゴー果汁加工品の形態としては、液状品、
粒状品、結晶状品、顆粒状品などが挙げられ、特に限定
されないが、飲料製造には、液状品を好適に用いること
ができる。
【0019】マンゴー果汁の脱パルプ処理方法は、特に
限定されず、遠心分離法、濾過法および膜分離法などを
用いることができるが、工業的に簡便な方法として、遠
心分離法を好適に用いることができる。遠心分離機の機
種は、遠心沈降機(分離板型、デカンター型、チューブ
型な等)や遠心濾過機(バスケット型等)などを用いる
ことができる。
【0020】遠心分離機に供給するマンゴー果汁の濃度
は、所望のマンゴー果汁加工品が得られるように適宜設
定できる。すなわち、マンゴー果汁をそのまま遠心分離
しても良いが、マンゴー果汁は粘性が高いことから、分
離効率を上げるため、水などの溶媒で希釈して用いても
良い。その場合の希釈比率は、マンゴー果汁:水= 1:
0.1〜1:10が好ましく、より好ましくは1:0.5〜1:5の
容量比率が望ましい。
【0021】遠心分離の処理条件は、機種、遠心分離効
果( x G)、遠心分離時間、遠心分離温度、供給液流
量、供給果汁の状態などを考慮して適宜決定でき、特に
限定されない。遠心分離効果( x G)の例を挙げると、
工業的にはおおよそ500(x G)以上60,000(x G)以下
までの効果を出すことができるが、上限としては、好ま
しくは、20,000(x G)以下がよい。さらに、大量処理
の機種の能力を考えると、より好ましくは11,000(x
G)以下であることが望ましい。また、遠心分離温度と
しては、品質の保持を考慮して、約0℃〜60℃、好まし
くは約20〜40℃が良い。遠心分離時間は、使用する機械
にもよるが、1秒から1時間程度の範囲が好ましい。
【0022】マンゴー果汁の脱パルプ処理は、収率など
を考慮するとマンゴー果汁の原料段階で行うことが望ま
しいが、マンゴー果汁以外の原料を各種混和した飲料の
製造においては中間製品段階で行っても良い。
【0023】また、脱パルプ処理を行っただけのマンゴ
ー果汁加工品には、その水溶性成分にマンゴー独特の風
味成分が含まれているため、それが目的用途にとって好
ましくない場合には、さらに限外濾過法などによって、
水溶性成分を低減させることによって、マンゴー独特の
風味を軽減することができる。
【0024】本発明のマンゴー果汁加工品を各種飲料に
添加することよって、本発明品である、果汁由来の優れ
た香味が付与され、粘稠性が低く、かつ、沈殿の発生が
防止された飲料を製造することができる。
【0025】本発明の飲料の種類は、特に限定されず、
ノンアルコール飲料では、果汁入り飲料(特に果汁入り
清涼飲料)、果実ミックスジュース、スポーツ飲料、栄
養ドリンク、果汁入りのフレーバー系炭酸飲料、果汁系
ニアウオーター、或いは、希釈飲料(家庭飲用用の希釈
飲料、自動販売機内の希釈飲料など)などが挙げられ、
アルコール飲料では、果実酒類、リキュール類などが挙
げられる。本発明の果汁入り飲料は、マンゴー果汁加工
品以外の果汁成分が入っていてもよい。すなわち、マン
ゴー以外の果汁ではパルプ成分を除去して沈殿の発生を
防止しようとすると香味に乏しくなるが、そのような果
汁に本発明のマンゴー果汁加工品を添加して、フルーツ
本来の豊かな香味をもつ果汁入り飲料とすることができ
る。
【0026】本発明の飲料に添加する、本発明のマンゴ
ー果汁加工品の量は、果汁由来の優れた香味を付与し、
粘稠性が低く、しかも、沈殿の発生を防止できる飲料と
なる範囲であれば、飲料の種類、各種成分の配合量、香
味やコストなどを考慮して適宜決定することができる。
【0027】マンゴー果汁加工品として濃縮したものを
用いれば、マンゴー果汁加工品の添加量(搾汁状態の濃
度に戻したときの添加量に換算)の割合が100%を超え
る表示の希釈飲料などを調製することも可能である。し
かしながら、各種飲料へのマンゴー果汁加工品の添加量
は、搾汁状態の濃度に換算して、ノンアルコール飲料で
あれば0.1%〜100%が好ましく、より好ましくは、5%〜50
%が望ましい。また、アルコール飲料であれば0.1%〜95
%が好ましく、より好ましくは、5%〜30%が望ましい。
【0028】本発明の飲料における容器の形態は、内容
物が見えるプラスチック容器、ガラス瓶を主とするが、
金属缶(スチール、アルミ)、紙容器なども用いること
ができ、特に限定されない。本発明によって、沈殿の発
生の防止が達成されることから、消費者の購買意欲と密
接に関わる内容物の色が見える透明ないし半透明容器に
充填する工程を含む飲料で好適に用いることができる。
【0029】本発明は、これまでに知られている種々の
方法と組み合わせることもできる。すなわち、風味を損
わない範囲で、清澄果汁を添加する方法、乳化剤を添加
する方法、着色料や香料を添加する方法、或いは糊料を
添加する方法などと組合せてもよい。
【0030】
【実施例】以下、本発明について、実施例により具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0031】実施例1.各種果汁または果汁加工品につい
て、脱パルプ処理の前後における濁度を測定した。
【0032】搾汁状態の濃度(果汁100%)に調整した各
種果汁500mlについて、遠心分離{3,000回転(1,500
G)、10分間のバッチ遠心分離}による脱パルプ処理を
行って、パルプ分を1%以下に調整した。次に、得られた
試料について、80℃、30分間の加熱殺菌処理を行って、
各種果汁の果汁加工品を得た。
【0033】なお、パルプ分の測定は日本農林規格検査
法により行った。すなわち、遠心沈降管に試料を入れ、
回転半径14.5cmの遠心分離機で、20℃において、3,000
回転、10分間遠心した後の沈殿物の容量%を、不溶性固
形物測定用遠心沈殿管(目盛り付き)で読み取り、その
体積を全試料の体積の百分率として表わした。
【0034】果汁由来の香味の多少は混濁成分の濃度と
相関関係がある。そこで、果汁由来の香味の程度を把握
するために、得られた試料の濁度を測定した。濁度の測
定は、HACH社製・濁度計を用いた(濁度単位: NTU、検
出限界10,000NTU)。
【0035】対象品として、遠心分離を行わないで、搾
汁状態の濃度の各種果汁につても同様に測定した。結果
を図1に示す。いずれの果汁においても、脱パルプ処理
をすることにより、濁度は低下した。このうち、マンゴ
ー以外のすべての果汁においては、脱パルプ処理後に目
標とする濁度(約2,000NTU以上)は得られなかった。一
方、マンゴー果汁の場合、脱パルプ処理後の濁度は約7,
300NTUと極めて高かった。
【0036】一般に果汁等の試料の濁度は、果実由来の
香味の指標とされている。したがって、マンゴー果汁を
脱パルプ処理した後でも、マンゴー果汁加工品には、果
汁由来の香味の成分が多く残存していることがわかり、
沈殿を防止した飲料の製造において、粘稠性を上げるこ
となく、果実由来の香味を付与する原料として有用であ
ることが分かった。
【0037】実施例2.マンゴー果汁加工品の濁度や、不
溶性成分の粒度分布に与える、遠心分離の遠心効果の影
響を検討した。
【0038】遠心効果を500、2,800、11,100、44,500
(x G)の4段階に設定して10分間のバッチ遠心分離処理
を行って、マンゴー果汁加工品を調製した。他の製造方
法は実施例1. と同様に行った。
【0039】まず、遠心効果を変えて得られたマンゴー
果汁加工品中の不溶性成分の粒度分布を測定した。粒度
分布の測定は、コールター社社製・粒度分布計LS230
(測定範囲: 0.01〜10,000μm)を用い、体積頻度
(%)にて表示した。各遠心効果毎の粒度分布の測定結
果を図2に示す。
【0040】遠心分離を行わない試料では、10μm以上
の粒子が大部分を占めていたのに対し、試験した遠心効
果(x G)の範囲では、いずれのマンゴー果汁加工品で
も、10μm以上のサイズの成分は殆ど認められなかっ
た。従って、試験した遠心効果の範囲において得られた
マンゴー果汁加工品では、沈殿の発生要因となるパルプ
分などの大きなサイズの粒子は十分に取り除かれている
ことが分かった。
【0041】次に、遠心効果を変えて得られたマンゴー
果汁加工品の濁度を測定した。濁度の測定は実施例1記
載の方法に従った。各遠心効果毎の濁度の測定結果を図
3に示す。
【0042】その結果、遠心効果(x G)を強くするに
したがって、濁度は低くなり、44,500(x G)の遠心効
果の試料における濁度は、目標の濁度(2,000NTU)を下
回ったものの、500〜11,100(x G)の範囲の遠心効果で
は、目標とする濁度(2,000NTU)を上回った。実施例1
におけるマンゴー果汁以外の果汁では、1,500(x G)の
処理で約2,000NTU以下の濁度となったことに比べると、
マンゴー果汁には、遠心効果を変えても、果汁由来の香
味を有する混濁成分が極めて多く含まれることが判る。
【0043】また、マンゴー果汁加工品の混濁度は、遠
心効果(x G)により調整できることが判ったことか
ら、本発明の技術は、各種飲料に求められる特性に応じ
て幅広く用いられる可能性が示された。
【0044】実施例3.マンゴー果汁加工品を用いた飲料
(オレンジ風味の果実酒)を試作して、香味、粘稠性お
よび沈殿の有無を評価した。
【0045】表1に示した所定量の原料を調合し、5種類
の果実酒(果汁15%)を試作した。対照品Aでは果汁とし
て透明オレンジ果汁を用いた。透明オレンジ果汁は市販
品(濃縮・透明果汁、山口県農協製造)を用いた。
【0046】対照品Bでは果汁として混濁オレンジ果汁
を用いた。混濁オレンジ果汁は市販品(濃縮・混濁果
汁、シトロスッコ社製造)を用いた。対照品Cでは果汁
として透明オレンジ果汁に加えて、マンゴー果汁を添加
した。マンゴー果汁は市販品(マンゴーピューレー、KL
Tフルーツ社製)を用いた。
【0047】対照品Dでは果汁として透明オレンジ果汁
に加えて、マンゴー果汁の微細化品を用いた。マンゴー
果汁の微細化品は、マンゴー果汁を、高圧ホモジナイザ
ーを用い150kg/cm2の圧力の条件で均質化したものを用
いた。
【0048】一方、試作品1では果汁成分として透明オ
レンジ果汁に加えて、マンゴー果汁加工品を添加した。
マンゴー果汁加工品は、マンゴーピューレーを、遠心分
離(1,500G、10分間のバッチ遠心分離)により脱パルプ
処理を行って、パルプ分を1%以下に調整したものを用い
た。
【0049】これらの調合液を、70℃、10分間の加熱殺
菌処理を行い、各100mlを透明瓶(110ml容量)に充填、
密栓し、果実酒を得た。
【0050】
【表1】
【0051】これらの果実酒について、沈殿の有無、粘
稠性および果実由来の香味を、評価した。沈殿の有無
は、経時的に評価した。すなわち、製造直後(以後、製
造時)、および24時間静置後(以後、保存後)の2回そ
れぞれにおいて、認められる(++)、わずかに認められ
る(+)、認められない(-)の3段階で評価した。
【0052】粘稠性については、5名のパネラーにより
官能評価を行い、粘稠性が「高い」=5点、「やや高い」
= 4点、「ふつう」= 3点、「やや低い」= 2点、「低
い」= 1点の5段階とし、5人の平均点を算出した。
【0053】果実由来の香味については、5名のパネラ
ーにより官能評価を行い、「感じられる」= 5点、「や
や感じられる」= 4点、「ふつう」= 3点、「やや感じら
れない」= 2点、「感じられない」= 1点の5段階で評価
し、5人の平均点を算出した。
【0054】結果を表2に示す。
【0055】
【表2】
【0056】対照品Aでは製造時、および保存後のいず
れでも沈殿は認められなかった。また、粘稠性は低く、
良好であった。しかし、香味に関しては、他の4種の飲
料に比較して悪かった。
【0057】対照品Bでは、香味は大きく改善したもの
の、沈殿が多く認められた。更に、粘稠性についても対
照品Aに比して高く、悪かった。従って、混濁果汁を用
いると、香味は改善されるものの、粘稠性や沈殿防止に
関しては評価が下がることが分かった。
【0058】対照品Cでは、対照品Aに比して香味が大き
く改善されたものの、沈殿が多く認められた。更に、粘
稠性についても対照品Aに比して高く、悪かった。この
ように、単にマンゴー果汁を添加した飲料では、香味は
改善されるものの、粘稠性や沈殿防止に関しては評価が
下がることが分かった。
【0059】対照品Dでは、香味は対照品Cと同等に良好
であった。粘稠性については、やや改善されたもの対照
品Aに比較して良くなかった。また、沈殿に関しては、
製造時には認められなかったが、保管後には、わずかに
沈殿が認められた。このように、マンゴー果汁の微細化
品を添加した飲料では、香味は改善されるものの、粘稠
性は高く、保存中の沈殿は防止できないことが分かっ
た。
【0060】これに対し、本発明である試作品1は、沈
殿についは、対照品Aと同様に、製造時、保存後ともに
認められなかった。また、粘稠性はAとほぼ同程度に低
く、良好であり、さらに、香味は対照品CやDとほぼ同等
で良好であった。すなわち、全ての評価項目で良好な成
績であった。
【0061】このように、マンゴー果汁加工品を用いる
ことで、沈殿の発生を防止し、粘稠性が低く、かつ、果
汁由来の優れた香味を付与した飲料が得ることが分かっ
た。
【0062】実施例4.マンゴー果汁加工品を用いた飲料
の例として、アルコール飲料であるリキュール類を試作
した。
【0063】マンゴー果汁加工品は、マンゴーピューレ
ーを、遠心分離(1,500G、10分間のバッチ遠心分)によ
り脱パルプ処理を行い、パルプ分を1%以下に調整したも
のを用いた。
【0064】ショ糖としてグラニュー糖を用い、最終濃
度が20g/Lとなるように測りとり、50℃の純水で溶解さ
せ、0.3mlのマンゴー果汁加工品、2.7mlのレモン果汁さ
らに、20mlの60%アルコール、1.7gのクエン酸、1mlの香
料を加え、純水にて総量を最終300mlに調整した後、70
℃、10分間の加熱殺菌処理を行い、100mlを透明瓶(110
ml容量)に充填、密栓し、マンゴー果汁加工品入りのリ
キュール類であるカクテル(アルコール度数: 4%、果
汁: 2%)(試作品2)を得た。すなわち、マンゴー果汁
加工品の添加量の割合が、搾汁状態の濃度に戻したとき
の添加量に換算して0.1%である飲料を得た。
【0065】
【表3】
【0066】本試作品について、実施例3と同様の評価
を行った結果、表3に示す通り、沈殿の発生を防止し、
粘稠性が低く、かつ、果汁由来の優れた香味の良好な飲
料であることが分かった。
【0067】実施例5.マンゴー果汁加工品を用いた飲料
の例として、ノンアルコール飲料である果汁入り清涼飲
料を試作した。
【0068】マンゴー果汁加工品は、マンゴーピューレ
ーを、遠心分離(11,000G、10分間のバッチ遠心分離)
により脱パルプ処理を行い、パルプ分を0.1%以下に調整
したものを用いた。1000mlのマンゴー果汁加工品に対し
て、80℃、30分間の加熱殺菌処理を行い、160mlを透明
瓶(180ml容量)に充填、密栓し、100%果汁の清涼飲料
(試作品3)を得た。すなわち、マンゴー果汁加工品の
添加量の割合が、搾汁状態の濃度に戻したときの添加量
に換算して100%である飲料を得た。
【0069】本試作品について、実施例3と同様の評価
を行った結果、表4に示す通り、沈殿の発生を防止し、
粘稠性が低く、かつ、果汁由来の優れた香味を持つ、良
好な飲料であることが分かった。
【0070】
【表4】
【0071】実施例6.マンゴー果汁加工品を用いた飲料
の例として、アルコール飲料である果実酒類を試作し
た。
【0072】マンゴー果汁加工品は、マンゴーピューレ
ーを、遠心分離(1,500G、2分間のバッチ遠心分離)に
より脱パルプ処理を行い、パルプ分を20%に調整したも
のを用いた。
【0073】すなわち、800mlのリンゴ酒、180mlの透明
リンゴ果汁、20mlのマンゴー果汁加工品を加えた調合液
を、70℃、10分間の加熱殺菌処理を行い、各100mlを透
明瓶(110ml容量)に充填、密栓し、果実酒(リンゴ風
味の果実酒)(試作品4)を得た。
【0074】本試作品について、実施例3と同様の評価
を行った結果、表5に示す通り、沈殿の発生を防止し、
粘稠性が低く、かつ、果汁由来の優れた香味を持つ、良
好な飲料であることが分かった。
【0075】
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】 脱パルプ処理有り/無しでの各種果汁の濁度
を示した図である。
【図2】 各種遠心効果(x G)で調製したマンゴー果
汁加工品の粒度分布を示した図である。
【図3】 各種遠心効果(x G)で調製したマンゴー果
汁加工品の濁度を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 茂美 大阪府三島郡島本町山崎5−2−5 サン トリー株式会社技術開発センター内 Fターム(参考) 4B015 LG02 LG03 LH01 4B017 LE04 LG04 LP01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンゴー果汁のパルプ分を低減したマン
    ゴー果汁加工品。
  2. 【請求項2】 糖度を基準として搾汁状態の濃度に戻し
    たとき、パルプ分が容量百分率で20%以下である請求項1
    記載のマンゴー果汁加工品。
  3. 【請求項3】 遠心分離法を用いてパルプ分を低減した
    ことを特徴とする請求項1または2項記載のマンゴー果汁
    加工品。
  4. 【請求項4】 遠心分離法における遠心効果が、20,000
    〜500(x G)以下であることを特徴とする請求項3記載
    のマンゴー果汁加工品。
  5. 【請求項5】 マンゴー果汁がマンゴーピューレーであ
    る、請求項1ないし4記載のマンゴー果汁加工品。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項記載のマ
    ンゴー果汁加工品を添加した飲料。
  7. 【請求項7】 マンゴー果汁加工品を添加することによ
    り、沈殿の発生が防止され、粘稠性が低く、かつ、果汁
    由来の優れた香味が付与された請求項6記載の飲料。
  8. 【請求項8】マンゴー果汁加工品の添加量が、搾汁状態
    の濃度に換算して、0.1%から100%である、請求項5また
    は6のいずれか1項記載の飲料
  9. 【請求項9】 飲料がアルコール飲料である請求項8項
    記載の飲料。
  10. 【請求項10】 アルコール飲料が果実酒類である請求
    項9記載の飲料。
  11. 【請求項11】 アルコール飲料がリキュール類である
    請求項9記載の飲料。
  12. 【請求項12】 飲料がノンアルコール飲料である請求
    項8載の飲料。
  13. 【請求項13】 ノンアルコール飲料が清涼飲料である
    請求項12記載の飲料。
  14. 【請求項14】 透明ないし半透明容器に充填する工程
    を含む、請求項6ないし13のいずれか1項記載の飲料。
  15. 【請求項15】 マンゴー果汁加工品を添加することを
    特徴とする請求項6ないし14のいずれか1項記載の飲料の
    製造方法。
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