JP2002272429A - 甘藷飲料 - Google Patents
甘藷飲料Info
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Abstract
を提供する。 【解決手段】甘藷加工汁、リンゴ果汁及びレモン果汁を
含有し、糖酸比が15〜33であることを特徴とする甘
藷飲料。
Description
る。
のものが提案されてきた。しかし、いずれもイモ特有の
臭み(イモ臭さ)があり、また、風味においてスッキリ
感がなく、いわゆる泥臭い味を有していた。
臭さがなく、スッキリ感に優れた甘藷飲料を提供するこ
とを目的とする。
係る発明に関するものである。 項1 甘藷加工汁、リンゴ果汁及びレモン果汁を含有
し、糖酸比が15〜33であることを特徴とする甘藷飲
料。 項2 甘藷が、紫色系の甘藷であることを特徴とする項
1に記載の甘藷飲料。 項3 レモン果汁とリンゴ果汁の比率が、ストレート換
算の重量比で、1:2.5〜1:15であることを特徴
とする項1に記載の甘藷飲料。
明する。
類は、特に限定されるものではなく、紫色系(アヤムラ
サキ、山川紫、種子島紫など)、オレンジ系(ベニハヤ
ト、サニーレッド、ジェイレッドなど)、黄色系(ベニ
オトメなど)、白色系(ジョイホワイトなど)などの甘
藷が例示される。これらの中でも、アントシアニン色素
含有量が多いという点で、紫色系の甘藷(いわゆるムラ
サキカンショ)が好ましい。
ものであればどのようなものであってもよく、例えば常
法に従って甘藷を加工して得られた汁(液)であっても
よい。加工処理方法としては、特に限定されるものでは
なく、例えば、加熱処理、酵素処理などの、液状物が得
られるような処理であればよい。甘藷加工液には、不溶
性の繊維が含まれていてもよく、不溶性繊維は加工の工
程で適宜取り除いてもよい。
甘藷を70〜100℃程度の熱水中に5〜20分間程度
浸漬させた後、加熱処理された甘藷を剥皮し、圧搾搾汁
機で圧搾搾汁を行い、得られた搾汁を濾過して甘藷加工
汁(液)を得ることができる。剥皮した後に、ミクログ
レーダーなどで破砕して微細化したものを濾過してもよ
い。
に切断して蒸気又は75℃以上の熱水により10分間程
度加熱処理した甘藷を、ミキサー、チョッパー、石臼式
粉砕器などによって粉砕し、それに水を加えて、セルラ
ーゼ、α−アミラーゼ、β−アミラーゼ等の酵素により
55〜60℃程度で1〜5時間程度処理して、必要に応
じて濾過をして甘藷加工汁を得ることができる。
よく、濃縮品、即ち濃縮汁を用いてもよい。
であれば特に限定されず用いることができ、100%果
汁や、濃縮果汁などを好ましく用いることができる。も
ちろん、搾汁したものを希釈したものであってもよい。
リンゴ果汁としては、リンゴの透明果汁及び混濁果汁の
いずれを用いることができるが、最終製品で濁度の低い
ものを得るためには、透明果汁を用いることが好まし
い。
れた果汁であれば特に限定されず用いることができ、1
00%果汁、濃縮果汁、これらを希釈したものを用いる
ことができる。レモン果汁としても、透明果汁及び混濁
果汁のいずれも用いることができる。
維が含まれていてもよい。
工汁、リンゴ果汁及びレモン果汁の配合割合としては、
糖酸比が15〜33程度、好ましくは20〜33程度と
なるような割合であって、本発明所期の効果を妨げない
範囲であれば特に限定されるものではない。
と、甘藷飲料のスッキリ感が増し、下限以内であると飲
料として適度な酸味となるので好ましい。
った値を意味する。
る。クエン酸酸度は、水素イオン濃度測定装置によりp
Hが8.0を示すまでのアルカリの添加量から計算され
る酸の量を、クエン酸の相当重量に換算し、飲料全量に
対する割合(重量%)として表すものである。水素イオ
ン濃度測定装置による測定は、下記のようにして行う。
まず、調整試料の所定採取量をホールピペットで100
mlのビーカーにとり、蒸留水を加えて総量50mlと
し、pHメーターにセットしたガラス電極を液中に挿入
する。次いで液を撹拌しつつビューレットからN/10
NaOHを添加し、pHメーターの目盛りがpH8.0
を示すところを滴定の終点とする(N/10NaOH
1mlは、0.0064gのクエン酸に相当)[“改訂
新版・ソフトドリンクス”,光琳出版,全国清涼飲料工
業会・日本炭酸飲料検査部会監修,p830〜83
1]。
大部分が糖類であることから、その屈折率の総量が糖類
として表される糖度計を用い、ブリックス度[Brix、重
量%]として表示された値を用いる。かかる糖度の測定
は、例えば、(株)アタゴデジタル屈折計“ATAGO-RX500
0”を用いて行うことができる。
縮汁(Brix(固形分)を50重量%に調整した甘藷
加工汁)を用いる場合、甘藷飲料全量の7.5〜20重
量%程度が好ましく、10〜17重量%程度がより好ま
しい。また、甘藷加工汁の配合量としては、アントシア
ニンの含有量が、甘藷飲料160g(1缶)に対して3
5〜70mg程度、特に40〜60mg程度含まれるよ
うな量に設定することが好ましい。
合は、甘藷飲料全量の2〜9重量%程度が好ましく、3
〜7重量%程度がより好ましい。
合は、甘藷飲料全量の0.5〜2.5重量%程度が好ま
しく、0.7〜1.3重量%程度がより好ましい。
に限定されるものではないが、いずれも果汁そのまま
(非濃縮品)に換算した場合の割合(ストレート換算)
で、1:2.5〜1:15(重量:重量)程度が好まし
い。
して上記に例示したような濃縮汁以外のものを用いる場
合の配合量は、上記に例示した数値範囲を参照して、適
宜設定することができる。
を、本発明の所期の目的を妨げない範囲で配合すること
ができる。香料としては、レモン香料、夏みかん香料、
オレンジ香料などの柑橘系香料、リンゴ香料などを例示
することができ、これらの中でも柑橘系香料が好まし
く、レモン香料及び夏みかん香料がより好ましい。
及びレモン果汁、並びに必要に応じて香料などの他の成
分に、必要に応じて味があまり薄くなりすぎない程度の
量の水を加えて、常法に従って適宜混合し、製造するこ
とができる。
整剤を用いて3.2〜6程度に調整することが好まし
く、3.3〜4程度に調整することがより好ましい。
トル、ガラス瓶、パウチなどに常法に従って充填すれば
よい。充填する際、又は充填後、食品衛生法で定められ
た熱処理を行ってもよい。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、下記の“%”はいずれも“重量%”
である。実施例1〜5及び比較例1〜5 常法にしたがって、下記表1に示す組成の甘藷飲料を得
た。
タル屈折計“ATAGO-RX5000”を用いて測定した。酸度
は、水素イオン濃度測定装置により測定し、クエン酸酸
度(%)として表した。糖酸比は、Brix(A)をク
エン酸酸度(B)で除算して求めた。これら値を表1に
示した。
より官能評価を行った。イモ臭については、イモ臭を全
く感じない場合を10、イモ臭が非常にある場合を0と
して10段階評価を行い、その平均値を表1に示した。
スッキリ感については、スッキリ感を非常に感じる場合
を10、スッキリ感をまったく感じない場合を0として
10段階評価を行い、その平均値を表1に示した。
キリ感を有する飲料が得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】甘藷加工汁、リンゴ果汁及びレモン果汁を
含有し、糖酸比が15〜33であることを特徴とする甘
藷飲料。 - 【請求項2】甘藷が、紫色系の甘藷であることを特徴と
する請求項1に記載の甘藷飲料。 - 【請求項3】レモン果汁とリンゴ果汁の比率が、ストレ
ート換算の重量比で、1:2.5〜1:15であること
を特徴とする請求項1に記載の甘藷飲料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001078222A JP2002272429A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | 甘藷飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001078222A JP2002272429A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | 甘藷飲料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002272429A true JP2002272429A (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=18934866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001078222A Pending JP2002272429A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | 甘藷飲料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002272429A (ja) |
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-
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- 2001-03-19 JP JP2001078222A patent/JP2002272429A/ja active Pending
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