JP2002237945A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002237945A
JP2002237945A JP2001032649A JP2001032649A JP2002237945A JP 2002237945 A JP2002237945 A JP 2002237945A JP 2001032649 A JP2001032649 A JP 2001032649A JP 2001032649 A JP2001032649 A JP 2001032649A JP 2002237945 A JP2002237945 A JP 2002237945A
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read
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JP2001032649A
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English (en)
Inventor
Shinichi Wakahara
真一 若原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェーディング補正用の白基準データが確実
に得られるようにする。 【解決手段】 その長手方向を主走査方向とする原稿搬
送ローラ18に、その主走査方向に細長い白基準先頭マ
ーク38を有する白基準部位37が設けられ、原稿読取
りに先立って、この原稿搬送ローラ18が回転すること
により、ラインセンサでもってこの白基準部位37が1
ライン毎に順次読み取られてライン毎の画像信号が得ら
れる。白基準先頭マーク38が読み取られると、これか
ら予め決められたライン数後のラインの画像信号に基づ
いて、ラインセンサの出力画像信号を増幅する増幅手段
のゲインが設定され、それから予め決められたライン数
後のラインの画像信号を抽出して白基準データとする。
ゲイン設定のための画像信号や白基準データとなる画像
信号に異常があるときには、これら画像信号を読み取る
ラインを変更し、以後、変更したラインでかかる画像信
号の読取りを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージスキャナ
やファクシミリ,ディジタル複写機などの画像読取りを
行なうためのラインセンサを用いた画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原稿に光を照射し、その反射光をライン
センサで受光することにより、原稿の読取りを行なう画
像読取装置においては、光源の発光むらやレンズなどの
光学系の特性等により、読み取って得られた画像信号に
シェーディングが生じ、このため、画像処理部により、
かかるシェーディングの補正処理が行なわれる。このシ
ェーディングの補正の方法としては、原稿読取りに先立
って、白基準部位の読取りが行なわれ、これによって得
られた白基準データに基づいて行なわれている。
【0003】この白基準部位を読み取る場合には、読取
り手段をこの白基準部位の読取り位置まで移動させるの
であるが、その移動手段として、例えば、ステッピング
モータを用いる場合には、白基準部位の読取り位置まで
移動させるに必要な数のステッピングパルスを発生し、
これによってステッピングモータを駆動して読取り手段
を移動させている。このようにして、読取り手段が所定
の位置に設定されると、白基準部位の読取りが行なわ
れ、この読取りによって得られた画像信号をもとに増幅
手段のゲインが設定され、このゲイン設定された増幅手
段で増幅された白基準部位からの画像信号を、シェーデ
ィング補正用の白基準データとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、読取り手段
を白基準部位の読取り位置に精度良く設定することは非
常に難しい。このため、従来では、この白基準部位の副
走査方向の幅にマージンを持たせ、読取り手段の白基準
部位の読取り位置への設定精度にバラツキがあっても、
白基準部位の読取りができるようにすることが提案され
ている。
【0005】しかし、このようにマージンを設けること
にも限界があり、白基準部位を際限なく大きくすること
は困難であるし、また、装置そのものの小型化の要求か
ら、限られた大きさの白基準部位で白基準データを確実
に取得しなければならないという厳しい条件が課される
ことになる。
【0006】また、白基準部位を読み取って得られる画
像信号からシェーディング補正用の白基準データを抽出
するのであるが、抽出されたこの白基準データに白基準
部位以外からの画素データを含んではならない。
【0007】さらに、白基準部位に傷や汚れなどがあっ
て、得られる白基準データに異常が生ずると、シェーデ
ィング処理を精度良く行なうことができない。これに対
し、従来では、白基準部位を複数ラインにわたって読み
取った画像信号を、夫々のラインの同一位置の画素毎
に、それらのうちの最大,最小のものを除いて平均化す
ることにより、白基準データとする方法が提案されてい
る。
【0008】しかし、この方法によると、かかる欠陥の
影響はやはり残るものであり、この影響を充分小さくす
るためには、平均化処理するライン数を多くしなければ
ならない。このため、この処理のための回路構成の規模
が増大化するし、その処理に要する時間が長くなる。し
かも、白基準部位に欠陥がないときでも、かかる平均化
処理が行なわれることになる。
【0009】本発明の目的は、かかる問題を解消し、白
基準部位の大型化を回避して、シェーディング補正用の
白基準データを確実に得ることができるようにした画像
読取装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、白基準部位の異常に
よって影響されず、しかも、処理に要する時間を拡張す
ることなく、シェーディング補正用の白基準データを確
実に得ることができるようにした画像読取装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ラインセンサによって原稿の読取りを行
なうに際し、該ラインセンサによって白基準部位を読み
取り、該白基準部位の読取りによって得られた画像信号
をシェーディング補正用の白基準データとして記憶し、
原稿の読取りによって得られた画像信号のシェーディン
グ補正を該白基準データを用いて行なう画像読取装置に
おいて、該白基準部位にその開始位置を示す白基準先頭
位置マークが設けられ、該ラインセンサから読み取られ
る該白基準部位及び該原稿の画像信号を増幅する増幅手
段のゲイン設定を、該白基準先頭位置マークの読取り検
出後の該増幅手段で増幅された該白基準部位の画像信号
のレベルに応じて行ない、該ゲイン設定された該増幅手
段からの該白基準部位の画像信号を該シェーディング補
正用の白基準データとするものである。
【0012】また、本発明は、白基準部位が原稿搬送ロ
ーラに設けられ、白基準部位での白基準先頭マークを読
み取り後の一定の位置から読み取る画像信号を白基準デ
ータとするものである。
【0013】さらに、本発明は、読み取った白基準デー
タに異常があるとき、白基準データの読取り位置を変更
するものである。この変更は、異常がない前記白基準デ
ータが得られるまで繰り返す。
【0014】さらに、本発明は、変更した白基準データ
の読取り位置を表わす位置設定情報を記憶保持するもの
である。
【0015】さらに、本発明は、記憶保持した白基準デ
ータの読取り位置を表わす位置設定情報に基づいて、次
回の原稿読取りからの白基準データの読取り位置を決定
するものである。
【0016】さらに、本発明は、原稿搬送ローラが、白
基準先頭マークの検出後、1回転しても、異常のない白
基準データが得られないとき、原稿搬送ローラの清掃を
促すステータス情報を発信するものである。
【0017】さらに、本発明は、ステータス情報に基づ
いて原稿搬送ローラの清掃をしたときには、白基準デー
タの読取り位置を表わす位置設定情報をリセットし、新
たにこの読取り位置の設定を行なうものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明による画像読取装置の一
実施形態を示す概略構成を示す断面図であって、1は装
置本体、2はADF(自動給紙装置)、3は原稿読取
台、4は走行体、4aは光源、4bはミラー、5は走行
体、5a,5bはミラー、6はレンズ、7はラインセン
サ、8はステッピングモータ、9は露光走査光学系、1
0はADFユニット、11は原稿台、12はステッピン
グモータ、13は原稿、14は原稿押え板、15はシェ
ーディング補正用の白基準部位である。
【0019】同図において、装置本体1の上面は原稿読
取台3をなして、その一方の辺部(図面上、右側の辺
部)にADF2が設けられ、また、装置本体1の内部の
原稿読取台3に近接して露光走査光学系9が設けられて
おり、これらでもってイメージスキャナを構成してい
る。
【0020】露光走査光学系9は、光源4aとミラー4
bとを備えた走行体4と、ミラー5a,5bを備えた走
行体5と、レンズ6と、複数の光電変換素子が一次元的
に配列されてなるCCDのラインセンサ7と、走行体
4,5を駆動するステッピングモータ8とから構成され
ている。光源4aから出射される光は対象物で反射さ
れ、ミラー4b,5a,5bでもって形成される光路を
通り、レンズ6を介してラインセンサ7に照射される。
このとき、ラインセンサ7には、レンズ6により、対象
物の光源4aから光が照射される部分の画像が結像され
る。
【0021】露光走査光学系9は原稿13を読み取るも
のであるが、その読取り方法として、2つの方法があ
る。その1つは、原稿13を原稿読取台3上に裏返しに
して(読取り面を露光走査光学系9側に向けて)載置
し、原稿押え板14で押えた状態として、露光走査光学
系9を移動させることにより読み取るものであり(これ
をブックモードという)、いま1つは、原稿13を原稿
台11にセットし、この原稿13をADF2内のステッ
ピングモータ12で駆動されるADFユニット10によ
って移動させることにより、停止状態にある露光走査光
学系9でこの原稿13を読み取るものである(これをA
DFモードという)。
【0022】ブックモードは、露光走査光学系9の走行
体4,5をステッピングモータ8によって移動させて、
原稿読取台3上の原稿13の読取りを行なうものであ
る。即ち、図2に示すように、走行体4,5を原稿13
に対して矢印Aで示す一方向(これを副走査方向とい
う。ここでは、説明の都合上、この副走査方向を原稿1
3の長手方向とする)に移動させる。このとき、走行体
5の移動速度を走行体4の移動速度の1/2倍とし、走
行体4,5が移動しても、ミラー4bからラインセンサ
7までの光路長が変化しないようにして、ラインセンサ
7に結像する画像の大きさが一定に保たれるようにして
いる。なお、光源4aは副走査方向Aに垂直な方向(こ
れを主走査方向といい、ここでは、原稿13の幅方向と
する)に細長く、原稿読取台3のガラス面の幅にほぼ等
しい長さとしている。
【0023】このブックモードでは、露光走査光学系9
(即ち、走行体4,5)は、休止時、図1で示す位置
(この位置を、以下、休止位置という)にあり、ブック
モードが起動すると、まず、ステッピングモータ8が回
転を開始して、休止位置にある露光走査光学系9(走行
体4,5)が副走査方向A(図2)に移動を始め、AD
F2内に設けられた白基準部位15に光源4aから光照
射してこの白基準部位15の読取りを行なう。この読み
取られた白基準部位15の画像信号は、シェーディング
補正のための白基準データとして用いる。走行体4,5
がさらに副走査方向Aに移動し、原稿13の読取りが行
なわれる。
【0024】ADFモードは、露光走査光学系9を停止
状態とし、原稿台11にセットした原稿13を、図3に
示すように、分離ローラ16,搬送ローラ17および原
稿搬送ローラ18からなるADFユニット10をステッ
ピングモータ12(図1)で駆動することにより、AD
F2内に搬送して表裏反転させ、原稿読取台3と原稿押
え板14との間を移動させるのであるが、この搬送中、
露光走査光学系9によって原稿13の読取りを行なうも
のである。
【0025】この場合も、原稿13の読取り先だって、
露光走査光学系9はステッピングモータ8によって移動
しながら白基準部位15の読取りを行ない、この読取り
が終了すると、停止し、ADFユニット10で原稿13
を移動させてこの原稿13の読取りを行なう(なお、白
基準部位15の読取り中、原稿3を移動開始させてもよ
い)。
【0026】図4は図1に示す画像読取装置の信号処理
/制御系の一具体例を示すブロック図であって、19は
CPU(中央処理ユニット)、20はROM(リード・
オンリ・メモリ)、21はRAM(ランダム・アクセス
・メモリ)、22は光源点灯装置、23はCCD駆動
部、24は画像処理部、25はバッファコントローラ、
26はI/Fコントローラ、27はラインバッファ、2
8はスキャンバッファ、29,30はモータドライバで
あり、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
【0027】同図において、図示しない操作部でユーザ
が画像読取りの指示操作をすると、CPU19は、RO
M20に格納されているプログラムに基づいて、次のよ
うな動作を開始する。
【0028】即ち、まず、光源駆動装置22を動作させ
て光源4aをONとし、また、CCD駆動部23を動作
させてラインセンサ7を駆動し、さらに、モータドライ
バ29を制御してステッピングモータ8を回転駆動する
ことにより、露光走査光学系9を移動させる。これによ
り、図1において、露光走査光学系9が白基準部位15
の読取りを行なう。
【0029】ラインセンサ7で読み取られた白基準部位
15の画像信号は、画像処理部24に供給されて増幅,
A/D(アナログ/ディジタル)変換などの処理がなさ
れ、シェーティング補正用の白基準データとして画像処
理部24のラインバッファ27に記憶される。
【0030】かかる動作が完了すると、原稿読取台3
(図1)上に原稿13をセットしたブックモードの場
合、CPU19は画像処理部24に内蔵のタイミング発
生部(図示せず)を介してモータドライバ29を動作さ
せ、ステッピングモータ8を駆動することにより、図2
で説明したように、露光走査光学系9の走行体4,5を
移動させて原稿13の読取りを行なわせ、また、原稿台
11(図1)上に原稿13をセットしたADFモードの
場合には、CPU19は上記タイミング発生部を介して
モータドライバ30を動作させ、ステッピングモータ1
2を駆動することにより、図3で説明したように、露光
走査光学系9を停止状態とし、ADFユニット10によ
って原稿13を移動させながらその読取りを行なわせ
る。
【0031】このようにしてラインセンサ7によって読
み取られた原稿13の画像信号は、画像処理部24にお
いて、増幅やA/D変換,ラインバッファ27に記憶さ
れている白基準データを用いたシェーディング補正など
の処理がなされて2値化データとなり、バッファコント
ローラ25の制御のもとにスキャンバッファ28に順次
記憶される。そして、このスキャンバッファ28に記憶
された2値化データはバッファコントローラ25の制御
のもとに読み出され、I/Fコントローラ26の制御の
もとに図示しないホストコンピュータなどの装置に出力
される。
【0032】図5は図4における画像処理部24の一具
体例を示すブロック図であって、31はアナログ画像処
理部、32はシェーディング補正処理部、33は画像デ
ータ処理部、34は画像データ出力部、35はタイミン
グ発生部である。
【0033】同図において、ラインセンサ7(図4)か
ら出力されるアナログ画像信号aはアナログ画像処理部
31に供給され、増幅やA/D変換などの処理がなされ
てディジタル画像データとなる。このディジタル画像デ
ータはシェーディング補正処理部32に供給され、ライ
ンバッファ27(図4)に記憶されている白基準データ
を用いてシェーディング補正がなされ、次いで、画像デ
ータ処理部33に供給されて、CPU19(図4)によ
って制御されるタイミング発生部35からのタイミング
信号ENをもとに、各種の画像データ処理がなされ、さ
らに、画像データ出力部34で2値化処理されて、2値
化データbとして、バッファコントローラ25(図4)
に供給される。
【0034】また、タイミング発生部35は、モータド
ライバ29,30(図4)に所定のタイミングでステッ
ピングパルスSPを出力する。
【0035】図6は図1での露光走査光学系9の概略と
図5でのアナログ画像処理部31の一具体例とを示す構
成図であって、31aはプリアンプ、31bは可変利得
増幅回路、31cはA/D変換器、32aは黒補正演算
回路、32bはシェーディング補正演算回路、36はシ
ェーディング調整板であり、前出図面に対応する部分に
は同一符号を付けている。
【0036】同図において、上記のように、光源4aか
ら原稿13に光照射され、その反射光がレンズ6を介し
てラインセンサ7に受光され、これにより、ラインセン
サ7に原稿13の光照射された部分の画像が結像されて
画像信号が得られる。この画像信号は、アナログ画像処
理部31において、プリアンプ31aと可変利得増幅回
路31bで増幅された後、A/D変換器31cでデジタ
ル画像信号に変換されてシェーディング補正処理部32
に供給される。このシェーディング補正処理部32で
は、供給されたディジタル画像信号が、黒補正演算回路
32aで補正処理された後、シェーディング補正演算回
路32bに供給される。このシェーディング補正演算回
路32bでは、ラインバッファ27(図4)に記憶され
ている白基準データを用いてシェーディング補正のため
の演算処理がなされる。
【0037】なお、白基準部位15から読み取られた画
像信号が供給されるときには、シェーディング補正演算
回路32bでは、供給されたディジタル画像信号をピー
クホールドして演算処理することにより、そのホールド
値に応じた可変利得増幅回路31bのゲインコントロー
ル値(ゲイン設定値)を生成し、また、かかるゲイン設
定のための画像信号や上記の白基準データを得るための
画像信号に異常があるか否かの判別処理を行なう。
【0038】また、白基準データはA/D変換器31c
から出力される(従って、アナログ画像処理部31から
出力される)ディジタル画像信号から抽出され、ライン
バッファ27に記憶される。この場合、白基準部位15
から連続して読み出されてA/D変換器31cから出力
される複数ライン分のディジタル画像信号の平均化処理
などの処理を行ない、この処理後のディジタル画像信号
から白基準データを抽出して上記のラインバッファ27
に記憶される。
【0039】ここで、光源4aから白基準部位15(図
1)や原稿13を読み取る場合、光源4aの中央部と両
端部での発光量のむらやレンズ6などの影響により、ラ
インセンサ7の中央部と端部での受光量の差(即ち、シ
ェーディング)が発生する。これを補正するために、シ
ェーディング補正処理部32が設けられているのである
が、ラインセンサ7の中央部と端部での受光量の差が大
き過ぎると、シェーディング補正処理部32でシェーデ
ィング補正を行なっても、多分にひずみを含んだシェー
ディング演算結果が得られることになり、良好なシェー
ディング補正は行なわれない。また、白基準部位15か
ら読み取った画像信号にかかるシェーディングがある
と、白基準データの設定が精度良くできなくなる。この
ために、露光走査光学系9(図1)のレンズ6に至るま
での光路中にシェーディング調整板36を設け、光量調
整を行なうようにしている。
【0040】図7(a)はかかるシェーディング調整板
36を設けない場合の白基準部位15から読み込んだ主
走査方向の1ラインの画像信号のレベル分布を示すもの
であって、この場合には、両端部のレベル(ラインセン
サ7の両端部での読取りレベル)が中央部のレベル(ラ
インセンサ7の中央部での読取りレベル)に対してかな
り落ち込んでいることになる。また、図7(b)は同じ
くシェーディング調整板36を設けた場合のレベル分布
を示すものであって、両端部と中央部とのレベル差が小
さくなっている。
【0041】シェーディング補正用の白基準データは、
白基準部位15から読み込んだ画像信号を図5,図6に
示す画像処理部24で処理した後に抽出されるものであ
るが、この抽出処理を行なう前に、白基準データを得る
ために白基準部位15から読み取る画像信号や原稿13
から読み取る画像信号の画像処理部24での増幅処理の
ゲイン値を決定するために、この白基準部位15から読
み込んだ画像信号からゲイン設定用のデータの読取りが
行われる。これが図6におけるシェーディング補正演算
回路32bで行われるものであって、読み取られたかか
るデータが上記のゲイン設定値として可変利得増幅回路
31bに供給され、そのゲインが設定される。
【0042】図8は図1,図2における白基準部位15
の一具体例を示す平面図であって、15aは白基準部
材、15bは背景部、15cは白基準先頭マークであ
る。
【0043】同図において、白基準部位15は主走査方
向を長手方向とし、副走査方向に複数ライン分の幅を有
するものであり、その中央部の白基準部材15aが形成
され、その周りを背景部15bが囲んだ構成をなしてい
る。そして、この白基準部材15aの副走査方向からみ
て先頭となる位置に白基準部材15aの開始を示す白基
準先頭マーク15cが設けられている。背景部15bは
白基準部材15aよりも反射率が低い材料、例えば、黒
やこれに近い材料で形成されている。また、白基準先頭
マーク15cも、これと同様の材料を用いるが、必ずし
も同じ材料である必要はない。
【0044】ここで、背景部15bのみを読み取るnラ
イン目をL1、白基準先頭マーク15cを読み取る(n
+m)ライン目をL2、白基準部材15a全体を読み取
る(n+m+k)ライン目をL3とすると、ラインL1
の読み取られる画像信号は、図9(a)に示すように、
読み取りが背景部15bであるために、全体としてレベ
ルが低い画像信号となる。なお、A,Bは白基準部位1
5の主走査方向の両端部を表わしており、A−B間の長
さは白基準データとして必要な主走査方向の幅である。
また、図9(b)はラインL2での読み取られた画像信
号を示すものであって、A−B間では、白基準先頭マー
ク15cの読取期間を除いて、レベルが高くなる。さら
に、ラインL3での読み取られる画像信号は、白基準部
材15a全体が読み取られるものであるために、図9
(c)に示すように、A−B間全体で高いレベルとな
る。
【0045】背景部15bから読み取られる画像信号
(図9(a))のレベルと白基準部材15aから読み取
られる画像信号(図9(c))のレベルとの間の所定の
レベルをスレッシュホールドレベルThとし、かかる画
像信号をこのスレッシュホールドレベルThとレベル比
較することにより、画像信号のレベルがこのスレッシュ
ホールドレベルThよりも高いとき、白基準部位15か
らの読取画像信号であると判断できる。
【0046】図8の(n+m)ライン目L2で読取りを
行なうときには、図9(b)に示すように、A−B間で
画像信号のレベルがスレッシュホールドレベルThを越
える。しかし、白基準先頭マーク15cを読み取る期間
では、レベルがスレッシュホールドレベルThよりも低
くなっている。端部A,Bはラインセンサ7の特定の検
出位置(特定の光電変換素子)に対応しているため、A
−B間にスレッシュホールドレベルThよりも低い部分
があること、即ち、白基準先頭マーク15cを読み取る
期間中であることを判断できる。従って、図9(b)に
示すようなレベル変化の画像信号が読み取られると、ラ
インセンサ7が白基準部材15aを読取り開始したこと
を判断できる。ラインセンサ7での白基準先頭マーク1
5cを読み取る光電変換素子は決まっているから、端部
Aから白基準先頭マーク15cの長さに相当する期間ス
レッシュホールドレベルThよりもレルベが低く、A−
B間のそれ以外の期間でスレッシュホールドレベルTh
よりもレルベが高いとき、白基準先頭マーク15cを読
み取っていることになる。
【0047】図6における可変利得増幅回路31bのゲ
イン設定は、かかる白基準部材15aから読み取られた
画像信号のレベルを検出して行なわれる。即ち、図10
(a)はライン同期信号のタイミングを示し、このライ
ン同期信号に同期して主走査(ラインセンサ7の1ライ
ン分の画像読取り)が行なわれるのであるが、いま、図
10(b)に示すように、あるラインの読取りで図9
(b)に示すようなレベル変化の画像信号(n+mライ
ン目のデータ)が得られたとすると、白基準先頭マーク
15cが読み取られたとしてこのラインを白基準部位1
5の先頭検出ラインとする。これを図10(b)で低レ
ベルのラインとして示す。そして、かかるラインが検出
されると、図10(c)でそのタイミングを示すよう
に、これよりkライン分読取りが進行したラインでの図
9(c)に示すようなレベルの画像信号(n+m+kラ
イン目のデータ)をピークホールド処理し、これによっ
て得られるピーク値をゲイン設定値とし、これに応じて
可変利得増幅回路31bのゲイン設定を行なう。
【0048】このように可変利得増幅回路31bのゲイ
ン設定が行なわれて後、所定ライン数経過した白基準部
位15での所定のラインで読み取られる画像信号(この
画像信号も、図9(c)で示すようなA−B間でスレッ
シュホールドレベルThを越えるレベルの画像信号であ
る)がアナログ画像処理部31で処理されてそのA/D
変換器31cから出力されるディジタル画像信号から白
基準データを抽出し、ラインバッファ27(図1)に格
納する。その後、可変利得増幅回路31bが上記のよう
にゲイン設定された状態で原稿13の読取りが行なわれ
る。ここで、上記のように、かかる白基準データを得る
ために、可変利得増幅回路31bのゲイン設定がなされ
た後の白基準部位15を連続して読み取る複数ラインの
画像信号を用い、これらのディジタル画像信号を平均化
処理して得るようにすることができる。
【0049】白基準部位15の読取りは原稿13の読取
り毎に行なわれるから、可変利得増幅回路31bのゲイ
ン設定も原稿13の読取り毎に行なわれる。このため、
各原稿13の読取りに際し、白基準データは同じ状態で
得られることになり、また、原稿13から読み取られる
画像信号も白基準データと同じゲイン設定の可変利得増
幅回路31bで処理されるため、シェーディング補正を
より精度良く行なうことができる。
【0050】図11は白基準部位の他の具体例を示す図
であって、図3における原稿搬送ローラ18に設けたも
のであり、37は白基準部位、38は白基準先頭マーク
である。
【0051】同図において、原稿搬送ローラ18の表面
は白基準部位37をなしており、そこに主走査方向に伸
延する白基準先頭マーク38が設けられている。
【0052】かかる白基準部位37を用いるときには、
例えば、図3を参照して、画像読取指令とともに原稿搬
送ローラ18を回転させる。このとき、走行体4は上記
の休止位置にあり、その光源4aから原稿搬送ローラ1
8の表面に光が照射され、白基準部位37の読取りが行
なわれる。
【0053】図2で説明したブックモードの場合には、
かかる白基準部位37の読取りが終了すると、走行体
4,5、即ち、露光走査光学系9(図1)が移動し、ま
た、ADFモードのときには、白基準部位37の読取り
が終了しても、露光走査光学系9はその休止位置にその
まま留まり、ADFユニット10(図3)によって搬送
される原稿13の読取りが行なわれる。
【0054】この白基準部位37は、白基準先頭マーク
38の部分を除いて、反射率が高くて均一な領域であ
り、図8で示した白基準部位15のように、背景部15
bは設けられていない。
【0055】そこで、原稿読取りの指令があって原稿搬
送ローラ18が回転開始し、その白基準部位37の読取
りを開始すると、そのときのこの白基準部位37での読
取開始位置は任意であるため、最初(これを、1ライン
目という)に読み取られる画像信号は、通常、図12
(a)に示すように、A−B間でスレッシュホールドレ
ベルThを越えるレベルの画像信号である。しかし、か
かる画像信号は使用しない。その後、原稿搬送ローラ1
8の回転によってm’ライン目に白基準先頭マーク38
を読み取るとすると、このときの画像信号は、図12
(b)に示すように、A−B間で白基準先頭マーク38
の読取期間スレッシュホールドレベルThよりも低く、
それ以外の期間スレッシュホールドレベルThよりも高
いレベルの画像信号であって、これによって白基準先頭
マーク38を読み取ったことを判断できる。白基準先頭
マーク38の読取が行なわれたことが判断されると、そ
の後予め決められたkライン分読み取りが進んだm’+
kライン目の画像信号は、図12(c)に示すように、
A−B間でスレッシュホールドレベルThを越えるレベ
ルの画像信号であり、これを用いて上記の可変利得増幅
回路31b(図6)のゲイン設定を行ない、さらに、上
記のようにして、白基準データの取得を行なう。
【0056】ここで、白基準先頭マーク38を検出して
からゲイン設定のための画像信号を得るためのライン数
kを表わす情報(即ち、かかるゲイン設定のための画像
信号の読取り位置を示す情報で、以下、位置設定情報と
いう)は、例えば、RAM21(図4)に記憶されてお
り(この場合、RAM21はバッテリバックアップされ
ている)、白基準先頭マーク38が検出されると、そこ
からのライン数をカウントし、そのカウント値がこの位
置設定情報のライン数kに達すると、ゲイン設定のため
の画像信号を抽出する。
【0057】このようにして、原稿の読取りを行なうと
きには、常に白基準部位37の決まった位置から読み取
られる画像信号を用いて可変利得増幅回路31cのゲイ
ン設定を行なうことができ、原稿読取り毎にその設定ゲ
インがばらついたりするようなことがない。また、白基
準データとしても、同様にして、白基準先頭マーク38
の検出ラインからこの読取り位置までのライン数を表わ
す位置設定情報(あるいは、この位置設定情報は、ゲイ
ン設定のための画像信号読取り位置からのライン数を表
わすものであってもよい)がRAM21に記憶されてお
り、これにより、白基準部位37の決まった位置から読
み取られる画像信号を用いることができる。
【0058】ところで、上記のように、ゲイン設定や白
基準データのための画像信号を、常に、原稿搬送ローラ
18上の白基準部位37での決まった位置から読み取ら
れるようにした場合、その部分に傷や汚れなどの異常が
あると、誤ったゲイン設定が行なわれたり、誤差のある
白基準データをシェーディング補正に用いたりしてしま
うことになる。このために、この実施形態では、ゲイン
設定や白基準データのための画像信号に異常があるか否
かを判定し、異常がある場合には、これらのための用い
る画像信号の抽出ラインをずらしていく。以下、図11
に示す白基準部位37を例にして、このことについて説
明する。
【0059】白基準先頭マーク38を読み取った後kラ
イン分経過したm'+kライン目での画像信号は、図1
2(c)に示したように、A−B間でスレッシュホール
ドレベルThを越えるレベルであるが、このm'+kラ
イン目の読取り位置に異常があると、そのレベルが低下
し、正確なピークホールドができない。このために、白
基準先頭マーク38の検出のためのスレッシュホールド
レベルThよりも高く、むしろ白基準部位15の白基準
先頭マーク38以外の部分を読み取っているときに正常
に得られる画像信号のレベルに近いレベルの異常検出用
のスレッシュホールドレベルTh’を設定し、m'+k
ライン目のゲイン設定のための画像信号や白基準データ
を抽出する画像信号のレベルをこれと比較することによ
り、これらの異常の有無を検出する。かかる異常の有無
の判別は、上記のように、例えば、シェーディング補正
演算回路32b(図6)において行なわれる。
【0060】ここで、ゲイン設定のための画像信号につ
いて説明すると、図13(a)はm'+kライン目の画像
信号に異常が検出された場合を示すものであって、A−
B間でのA−C間で異常が検出されたものとしている。
このような場合、このm'+kライン目の画像信号はゲ
イン設定に用いず、次のm'+k+1ライン目の画像信
号について、同様の異常検出を行なう。異常が検出され
ない場合には、この画像信号をゲイン設定用として用い
るが、図13(b)に示すように、A−B間のA−E間
で異常が検出されると、これをゲイン設定に用いず、次
のm'+k+2ライン目の画像信号について、同様の異
常検出を行なう。m'+k+2ライン目の画像信号でも
異常が検出されると(図13(c)でのA−F間)、さ
らに、次のm'+k+3ライン目の画像信号について異
常の有無を検出し、図13(d)に示すように、異常が
検出されなかったときには、これをゲイン設定用として
用いる。これとともに、(k+3)の値をRAM21
(図4)に記憶し、次の原稿読取りからは、これまで用
いていた値kに代え、この値(k+3)を用いて白基準
先頭マーク38が検出されたからのゲイン設定用の画像
信号の抽出ラインを決める。
【0061】以上のことは、白基準データとする画像信
号の場合も同様である。かかる画像信号も、ゲイン設定
用の画像信号のラインから予め決められたライン数分遅
れたラインの画像信号であるが、この画像信号に同様な
方法で異常が検出されると、白基準データとする画像信
号を抽出するラインを1ラインずつずらしていく。そし
て、画像信号に異常のないラインが決定されると、白基
準先頭マーク38を読み取るラインとこの白基準データ
とする画像信号を読み取るラインとの間のライン数を表
す位置設定情報を上記のRAM21に格納し、以後、こ
れを用いるようにする。
【0062】なお、上記のように、白基準部位37で連
続する複数のラインの読取りによって得られるディジタ
ル画像信号を平均化処理して白基準データを得るように
する場合には、当然、これら複数の連続したラインで読
み取られる画像信号夫々について、上記の異常の有無の
判別が行なわれ、そのうちの1つでも異常が検出された
ときには、これら複数のディジタル画像信号を破棄し、
新ためて白基準データを得るための複数ラインの画像信
号の読取りをし直す。
【0063】このようにして、ゲイン設定用の画像信号
も、また、白基準データとする画像信号も、白基準部位
37での異常のない部分から読み取るようにすることが
できる。
【0064】また、RAM21に記憶される白基準先頭
マーク38の読取りからゲイン設定用の画像信号や白基
準データとしての画像信号の読取りラインを決める上記
の位置設定情報は、異常検出によって新たな情報へ変更
する場合も、消去しないで残しておく。
【0065】原稿搬送ローラ18が、白基準先頭マーク
38の検出後、1回転しても、異常のないゲイン設定用
の画像信号や白基準データとしての画像信号が同時に得
られないときには、このことが検出された時点で、ステ
ータス情報として、原稿搬送ローラ18の清掃を促す情
報を発信する。この情報の発信方法としては、表示パネ
ルに表示するようにしてもよいし、また、ホストコンピ
ュータに通達するようにしてもよく、適宜の方法を用い
ることができる。このステータスを受け取ったオペレー
タもしくはサービスマンなどは原稿搬送ローラ18の清
掃を行ない、異常部分を取り除く処置を施す。
【0066】このように異常部分の処置を施すと、これ
までRAM21に記憶されている上記のゲイン設定用の
画像信号と白基準データとしての画像信号を読み取るラ
インの位置を示すデータは消去され、新たにかかる位置
の設定が行なわれる。これは、上記の動作から明らかな
ように、かかる消去後の最初の原稿読取り動作に際し、
白基準先頭マーク38の読取り後の最初に、図12
(c)に示すように、A−B間でスレッシュホールドレ
ベルThを越え、しかも、異常が検出されないゲイン設
定のための画像信号と白基準データとなる画像信号との
読取りラインを示す情報を得、これを位置設定情報とし
てRAM21に記憶する。
【0067】以上のことは、図8に示した白基準部位1
5についても、同様である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
白基準部位の開始位置を検出することができるものであ
るから、かかる位置を基準として、白基準データを得る
ための該白基準部位での読取り位置を確実に特定するこ
とができ、白基準データを該白基準部位から確実に得る
ことができる。
【0069】また、本発明によれば、原稿搬送ローラに
白基準部位を設けているため、白基準部位を設けるため
のスペースを特別に設定する必要がないし、また、白基
準部位から確実に白基準データを得ることができるし、
さらに、白基準部位に白基準先頭マークを設けているも
のであるから、原稿読取りに際しては、この白基準部位
の決まった同じ位置から白基準データを取得することが
でき、読み取られる原稿毎に白基準データが変化するよ
うなことはない。
【0070】さらに、本発明によれば、白基準データと
すべく読み取られた画像信号に異常がある場合には、白
基準部位での読取り位置を変更し、しかも、異常がない
画像信号が得られるまでこれを繰り返して、この変更し
た読取り位置からの画像信号から白基準データを得るも
のであるから、異常の検出という簡単な処理だけで、確
実に異常のない画像信号から白基準データが得られるこ
とになる。
【0071】さらに、本発明によれば、白基準先頭マー
クに対する白基準データのための画像信号の読出し位置
を記憶しているので、かかる画像の読出し位置を簡単に
決めることができる。
【0072】さらに、本発明によれば、原稿搬送ローラ
が白基準先頭データを検出してから1回転しても、異常
のない画像信号を読み取ることができない場合には、そ
れを示すステータス信号が発信されるので、ユーザなど
は、格別気にしていなくとも、原稿搬送ローラの清掃時
期を確実に知ることができる。
【0073】さらに、本発明によれば、原稿搬送ローラ
を清掃したときには、これまで記憶されていた白基準デ
ータの画像の読取り位置を示す位置設定情報がリセット
されるので、新たに位置設定位置を示す情報をセットす
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像読取装置の一実施形態の要部
を示す断面図である。
【図2】図1に示す実施形態でのブックモードでの画像
読取動作を示す図である。
【図3】図1に示す実施形態でのADFモードでの画像
読取動作を示す図である。
【図4】図1に示す実施形態での信号処理系及び制御系
の一具体例を示すブロック図である。
【図5】図4における画像処理部の一具体例を示すブロ
ック図である。
【図6】図1に示す実施形態でのシェーディング補正の
ための構成を示す図である。
【図7】図6に示すシェーディング調整板を設けない場
合と設けた場合とでのラインセンサから読み取られる画
像信号を比較して示す図である。
【図8】図1に示す白基準部位の一具体例を示す構成図
である。
【図9】図8に示す白基準部位の読取位置に対するライ
ンセンサの読取り信号を比較して示す図である。
【図10】図1に示した実施形態での白基準先頭マーク
の検出ラインとゲイン設定用の画像信号の読取りライン
とのタイミング関係を示す図である。
【図11】本発明による画像読取装置に用いる白基準部
位の他の具体例を示す図である。
【図12】図11に示した白基準部位による白基準先頭
マークの検出ラインとゲイン設定の画像信号の読取りラ
インの判定を説明するための図である。
【図13】図11に示した白基準部位に異常がある場合
のゲイン設定の画像信号の読取りラインの決定方法を示
す図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 ADF(自動給紙装置) 3 原稿読取台 4 走行体 4a 光源 5 走行体 7 ラインセンサ 9 露光走査光学系 10 ADFユニット 11 原稿台 13 原稿 15 白基準部位 15a 白基準部材 15b 背景部 15c 白基準先頭マーク 24 画像処理部 27 ラインバッファ 31 アナログ画像処理部 31b 可変利得増幅回路 31c A/D変換器 32 シェーディング補正処理部 32a 黒補正演算回路 32b シェーディング補正演算回路 37 白基準部位 38 白基準先頭マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/19 H04N 1/04 103E Fターム(参考) 2H108 AA01 AA14 AA19 CB01 FA01 FA21 GA01 GA09 JA06 5B047 AA01 BA02 BB02 CA11 DA01 DA04 DC01 DC06 5C062 AA05 AB17 AB40 AB42 AC72 AF15 BA06 5C072 AA01 BA01 CA02 DA02 DA04 DA12 EA05 RA16 UA02 UA05 UA06 UA11 VA06 XA01 5C077 LL02 MM03 PP06 PP10 PP44 PQ22 TT06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラインセンサによって原稿の読取りを行
    なうに際し、該ラインセンサによって白基準部位を読み
    取り、該白基準部位の読取りによって得られた画像信号
    をシェーディング補正用の白基準データとして記憶し、
    原稿の読取りによって得られた画像信号のシェーディン
    グ補正を該白基準データを用いて行なう画像読取装置に
    おいて、 該白基準部位にその開始位置を示す白基準先頭位置マー
    クが設けられ、 該ラインセンサから読み取られる該白基準部位及び該原
    稿の画像信号を増幅する増幅手段のゲイン設定を、該白
    基準先頭位置マークの読取り検出後の該増幅手段で増幅
    された該白基準部位の画像信号のレベルに応じて行な
    い、該ゲイン設定された該増幅手段からの該白基準部位
    の画像信号を該シェーディング補正用の白基準データと
    することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記白基準部位は原
    稿搬送ローラに設けられ、前記白基準部位での前記白基
    準先頭マークを読み取り後の一定の位置から読み取る画
    像信号を前記白基準データとすることを特徴とする画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 読み取った前記白基準データに異常があるとき、前記白
    基準データの読取り位置を変更することを特徴とする画
    像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記変更は、異常がない前記白基準データが得られるま
    で繰り返すことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、 前記変更した白基準データの読取り位置を表わす位置設
    定情報を記憶保持することを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 記憶保持した前記位置設定情報に基づいて、次回の原稿
    読取りからの前記白基準データの読取り位置を決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記原稿搬送ローラが、前記白基準先頭マークの検出
    後、1回転しても、異常のない前記白基準データが得ら
    れないとき、前記原稿搬送ローラの清掃を促すステータ
    ス情報を発信することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記ステータス情報に基づいて前記原稿搬送ローラの清
    掃をしたときには、前記白基準データの読取り位置を表
    わす位置設定情報をリセットし、新たにこの読取り位置
    の設定を行なうことを特徴とする画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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