JPH10276324A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH10276324A
JPH10276324A JP9092914A JP9291497A JPH10276324A JP H10276324 A JPH10276324 A JP H10276324A JP 9092914 A JP9092914 A JP 9092914A JP 9291497 A JP9291497 A JP 9291497A JP H10276324 A JPH10276324 A JP H10276324A
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Shinichi Wakahara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白基準部材の副走査方向の読み取り先頭位置
を特定し、読み取り先頭位置が白基準部材から外れない
ようにし、かつ、白基準部材の副走査方向先端部の長さ
マージンを最小に抑える。 【解決手段】 白基準板15の主走査方向両端A,Bの
白基準データのうち、先端ラインから数ライン進めたと
ころの白基準データをピークホールドブロック42a,
42bでピークホールドし、そのレベルがある設定レベ
ルより高いことが判断ブロック43により判断されたと
きに白基準先頭ライン検出信号が出力される。そしてこ
のときの補正用白基準データレベル、即ちラインセンサ
7の出力に基づいてビデオアンプ(可変増幅回路32)
のゲインコントロール値を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージスキャ
ナ、ファクシミリ、複写機等において、画像読み取りを
行うために一次元のラインセンサを有する画像読取装置
に関し、特に、ラインセンサによって、白基準部材の白
基準画像を読み取り、各光電変換素子の出力に基づいて
白基準データとして記憶し、原稿の画像を読み取る際
に、各光電変換素子の出力を補正用白基準データに基づ
いて補正するシェーディング補正技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置の画像処理部は、一次元配
列された複数の光電変換素子を有するラインセンサ(C
CDに代表される)を用いて読み取られた画像データに
対して各種の画像処理を行う。その一つにCCD画素ご
との感度むらや照度むらを補正するためのシェーディン
グ補正がある。これは原稿読み取り台(コンタクトガラ
ス)の有効画像読み取り領域外に補正用白基準データを
作成するための白基準部材を用意しておき、白基準部材
を読み取って補正用白基準データとして記憶し、実際の
原稿の読み取りの際に、各CCDの出力を補正用白基準
データに基づいて補正するというものである。
【0003】このシェーディング補正に関する技術は是
までに種々提案されている。例えば特開平3−2898
72号公報には、シェーディング補正の白基準を読み取
るとき、白原稿を副走査方向に複数ライン読み取り、読
み取られた各ラインのイメージデータを主走査方向に複
数のブロックに分割し、主走査方向の同一位置にあたる
ブロック複数ライン分をそれぞれサンプリングし、これ
により得られたサンプリングデータについて、値が最大
のもの、及び最小のものから所定の数のデータを除去
し、残りのデータについて平均値を求め、シェーディン
グ補正用データを作成するようにした技術が提案されて
いる。
【0004】また、特開平6−121162号公報に
は、白基準部材の第1領域における白基準画像をライン
センサで読み取り、各光電変換素子の出力に基づいて暫
定補正用データを記憶し、第1領域に対して主走査方向
にずれた白基準部材の第2領域における白基準画像をラ
インセンサで読み取り、各光電変換素子の出力を暫定補
正用データに基づいて補正して暫定補正済データとして
記憶し、暫定補正済データに基づいて白基準部材の欠陥
を特定し、特定された欠陥に基づいて暫定補正用データ
を修正することによって補正用データを作成する技術が
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、白基
準読み取り時のノイズを除去して正確なシェーディング
補正を行う技術は従来より知られている。ところで、シ
ェーディング補正を行うための白基準の読み取りは画像
データを読み込む前に白基準部材を読み込むことにより
行うが、白基準部材の読み取り位置への走行体の移動
は、例えばステッピングモータを用いる場合は、白基準
部材の位置まで移動するのに必要な数のステッピングパ
ルスを白基準部材読み取り位置に合わせて発生させ、ス
テッピングモータをこのステッピングパルス分駆動する
ことで行っていた。
【0006】そして、そのパルス数を発生した後にビデ
オのゲインコントロール値を読み取り、白基準データの
読み取りを行っていた。ここで、白基準部材位置への移
動に際しての精度の問題があり、移動精度ばらつきを吸
収するために、副走査方向にマージンを持たせている。
【0007】しかしながら、白基準部材を際限なく大き
くすることは困難であり、また装置そのものの小型化の
要求があり、限られた大きさの白基準部材で白基準デー
タの読み取りを確実に行わなければならない。
【0008】白基準データを読み込むための白基準部材
の位置が、本来あるべき位置からずれていると、白基準
部材の外にある画像データを読み取ってしまい、正しく
シェーディング補正演算を行えない場合が生じるという
問題がある。
【0009】そこで本発明は、白基準部材の副走査方向
の読み取り先頭位置を特定し、読み取り先頭位置が白基
準部材から外れないようにし、かつ、白基準部材の副走
査方向先端部の長さマージンを最小に押さえることがで
きる画像読取装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一次元配列された複数の光
電変換素子を有するラインセンサによって、白基準部材
の白基準画像を読み取り、各光電変換素子の出力に基づ
いて補正用白基準データとして記憶し、原稿の画像を読
み取る際に、各光電変換素子の出力を補正用白基準デー
タに基づいて補正するシェーディング補正方式を採用す
る画像処理装置を備えた画像読取装置において、白基準
部材の主走査方向の両端位置で補正用白基準データのピ
ークホールドを行うピークホールド手段、このピークホ
ールド値が所定レベル以上のとき、白基準先頭ラインで
あると判断する判断手段、白基準先頭ラインであると判
断された場合は、補正用白基準データのレベルに基づい
てビデオアンプのゲインコントロール値を決定するゲイ
ンコントロール値決定手段を備えたことを特徴とする。
【0011】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、決定されたゲインコントロール値に基
づいてシェーディング補正データのサンプリングを行う
際に、新規に取り込んだデータを検証することにより、
補正用白基準データとして取り込むべきかどうかを判断
することを特徴とする。
【0012】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の発明において、補正用白基準データとして取り込むべ
きと判断した際には、補正用白基準データの平均化処理
演算の対象としてデータを演算に加え、対象外と判断し
た際には前ラインまでに平均化処理を行ったデータに置
き換えて補正用白基準データの平均化処理演算を行うこ
とを特徴とする。
【0013】また請求項4記載の発明は、請求項2記載
の発明において、補正用白基準データとして取り込むべ
きと判断した際には、補正用白基準データの平均化処理
演算の対象としてデータを演算に加え、対象外と判断し
た際には取り込むべきデータが現れて演算処理が完結す
るまで副走査方向に補正用白基準データのサンプリング
位置を変えて補正用白基準データのサンプリングを続
け、各画素の補正用白基準データとしての演算処理が終
了した時点で白基準データのサンプリングを終了するこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に沿って詳細に説明する。図1は画像読取装置の構
成図である。装置本体1の右側上部に自動給紙装置(A
DF)2が設けられ、本体上面には原稿読み取り台3が
設けられており、これによってイメージスキャナを構成
している。この場合、装置本体1の内部には、光源4a
とミラー4bとを備えた第1の走行体4と、ミラー5
a,5bを備えた第2の走行体5と、レンズ6と、一次
元の光電変換素子(本例ではCCDを使用する)7と、
第1、第2の走行体4,5を駆動するステッピングモー
タ8とからなる露光走査光学系9が設けられている。な
お、この露光走査光学系9の下段の構成についてのここ
での説明は省略する。
【0015】また、自動給紙装置2には、ADFユニッ
ト10と、原稿台11とが設けられている。ADFユニ
ット10内にはステッピングモータ12が備えられてい
る。さらに、原稿読み取り台3の上部に原稿押さえ板1
4が回動自在に取り付けられており、原稿13はその原
稿押さえ板14の下にセットされる。原稿読み取り台3
の端部には、シェーディング補正用の白基準板15が配
置されている。
【0016】図2は画像読取装置の全体制御ブロック図
である。また、図3はブックモード時の原稿読み取り部
の構成図、図4はADFモード時の原稿読み取り部の構
成図である。図2に示す画像読取装置は、光源4a、C
CD7、ステッピングモータ8,12、CPU16、光
源ドライバ17、CCD駆動部18、画像処理部19、
モータドライバ20,28、スキャンバッファ25、I
/Fコントローラ26、バッファコントローラ27を備
える。
【0017】原稿読み取りモードとしては、図3に示す
ような原稿読み取り台3を用いて画像データの読み取り
を行うブックモードと、図4に示すような自動給紙装置
2を用いて画像データの読み取りを行うADFモードと
がある。
【0018】そこで、まず、図3に示すようなブックモ
ードにおける画像データ読み取りの基本動作について述
べる。原稿13を原稿押さえ板14下の原稿読み取り台
3上にセットした後、CPU16は光源ドライバ17を
動作させて光源4aをオンにする。次に、CCD駆動部
18により駆動されるCCD7で白基準板15を読み取
り、画像処理部19内のA/Dコンバータ(図示せず)
でアナログディジタル変換を行い、画像データのシェー
ディング補正用の基準データとして画像処理部19内の
RAM(図示せず)に記憶する。
【0019】CPU16は、モータドライバ(駆動装
置)20をドライブしてステッピングモータ8を動作さ
せ、これにより、第1の走行体4は原稿13のある方向
へ移動する。第1の走行体4が原稿面を一定速度で走査
することにより、その原稿13の画像データがCCD7
により光電変換される。
【0020】図5は図2に示す画像処理部19の最も基
本的な構成を示すブロック図である。図5に示す画像処
理部19は、アナログビデオ処理部21、シェーディン
グ補正処理部22、画像データ処理部23、2値化処理
部24を備える。ここで光電変換されたアナログビデオ
信号aは、アナログビデオ処理部21でディジタル変換
の処理まで行われた後、シェーディング補正処理部2
2、画像データ処理部23により、それぞれシェーディ
ング補正、各種の画像データ処理を行った後、2値化処
理部24により所望とする2値化処理された2値化デー
タbを作成する。その後、その2値化データbをスキャ
ンバッファ25に順次記憶していく。
【0021】I/Fコントローラ26は、スキャンバッ
ファ25内のデータを外部のホストコンピュータ(図示
せず)等の装置に出力する制御を行う。バッファコント
ローラ27は、スキャンバッファ25への画像データの
入出力管理を行う。
【0022】次に、図4に示すようなADFモードにお
ける画像データ読み取りの基本動作について述べる。こ
の場合にも、まず、白基準板15が読み込まれた後、ス
テッピングモータ12をCPU16がモータドライバ
(駆動装置)28でドライブすることにより、原稿台1
1にセットされた原稿13を、分離ローラ29、搬送ロ
ーラ30で搬送していき、第1の走行体4の所定の読み
取り位置まで搬送する。このとき、原稿13は一定速度
で搬送されていき、第1の走行体4は、停止したままで
原稿面の画像データをCCD7で読み取る。
【0023】以下、ブックモードと同様の処理を行い、
2値化された画像データは、スキャンバッファ25に記
憶され、I/Fコントローラ26を介してホストコンピ
ュータ(図示せず)等に送られる。
【0024】図6は図5に示す画像処理部19をさらに
詳細に示すブロック図である。図5に示すアナログビデ
オ処理部21は、プリアンプ回路31と、可変増幅回路
32を備えている。また、シェーディング補正処理部2
2は、A/Dコンバータ33、黒演算回路34、シェー
ディング補正演算回路35、ラインバッファ36を備え
ている。
【0025】光源4aにより原稿読み取り台3上にある
原稿13を照射し、反射光をシェーディング調整板37
を通してレンズ6によって集光し、ラインセンサ7にて
結像する。なお、図6では、説明簡単化のために、反射
光を折り返すためのミラーは省略している。シェーディ
ング調整板37は、ラインセンサ7の中央部と端部での
反射光量の差を無くすための光量調整の役割を果たす。
これは、シェーディング演算処理において、あまりにラ
インセンサ中央部と端部で反射光量の差が有りすぎる
と、多分に歪を含んだ演算結果しか得られないために、
予め反射光量の差を無くした後にシェーディング演算処
理を行うためのものである。
【0026】図7(a),(b)はシェーディング調整
板の有無による再現レベルの相違を示す説明図であり、
同図(a)が、調整板37が無い場合の白基準板15の
ビデオデータを読み込んだ際の再現レベル分布である。
このように中央部のレベルが高く、端部でレベルが落ち
る。同図(b)が、シェーディング調整板37を用いた
際のレベル分布例である。ラインセンサ7で光電変換を
した後に、アナログビデオデータとしてレベル調整し、
A/Dコンバータ33にてディジタル変換を行う。ディ
ジタル化したビデオデータは黒側のオフセット分となる
部分を黒演算回路34の演算処理にて取り除き、シェー
ディング補正演算回路35に送る。
【0027】特に詳しくは説明しないが、この際の黒側
のオフセット分には、ラインセンサ7からの出力が2チ
ャンネル構成の場合、チャンネル間の差分を含んでい
る。ここでの演算処理は、特にはチャンネル間の誤差成
分を除くのが大きな目的である。
【0028】白基準データのサンプリング処理を行う前
にビデオデータに対する増幅処理のゲイン値を決定する
ためにゲイン設定用のデータ読み取りを行わなければな
らない。白基準板15を設定した固定ゲイン値にて読み
取り、その読み取ったラインデータ中の画素のピーク検
出処理を行うことにより、そのピーク値を以てビデオデ
ータに対する増幅処理のゲイン設定とする。よってシェ
ーディング演算処理用の白基準データのサンプリングか
らそのゲイン値にて画像データを読み取る。
【0029】ゲイン設定用のピークデータの検出は白基
準板15の副走査方向の先頭ラインを検出して行う。白
基準板15の先頭位置は黒部材である必要がある。黒部
材であることにより、白基準板15との切り分けを行う
ことができる。白基準板15の先頭ラインを検知する処
理例を示す。
【0030】図8は白基準板のビデオレベルデータ中の
検知位置A及びBを示す。図9は白基準板先頭ライン検
出回路のブロック図、図10は白基準板先頭ライン検出
及びピークホールドデータサンプリングラインのタイミ
ング図である。図8に示すA範囲とB範囲の画像データ
を基に白基準先頭ライン検出信号を出力する図9に示す
検出ブロック41は、A範囲画像データ用のピークホー
ルドブロック41aと、B範囲画像データ用のピークホ
ールドブロック42bと、これらの出力を基に白基準先
頭ラインを判断する白基準先頭ライン判断ブロック43
を備えている。
【0031】白基準板15外部が黒であると、ビデオデ
ータは殆どレベルを持たない。このレベルデータ中の検
知位置がA及びBの範囲である。A,Bの範囲の中でピ
ークホールド処理を行い、検出したレベルがある設定し
たレベルよりも高いときに判断ブロック43は白基準板
15を読み取ったデータであると判断し、そのラインデ
ータを白基準板15の先頭ライン位置であると判断す
る。
【0032】なお、A,Bと白基準板15の主走査方向
の両端の位置でピークホールド処理を行ったのは、もし
白基準板15の取り付け状態により斜めに設置されてい
た場合にはA,Bの両端とも白基準板15であると判断
してはじめて白基準先頭ラインであると判断させるため
である。そのために両端を検出位置としたものである。
【0033】もし、片側だけ白基準板15と判断した際
には、その白基準板15が斜めに設置されていることに
なり、正しく白基準板15を読み取ることができない。
また白基準板15のエッジ部分では反射の状態が特に大
きく変化する可能性があるので、先端ラインを検出して
から数ライン進めたところの白基準板15の読み取りで
ピークホールド処理を行うことが望ましい。本処理によ
って白基準板15の先端ライン検出を行い、その先端ラ
イン検出からピークホールド処理を行うことによって正
しいビデオアンプに対するゲイン設定を行うことができ
る。
【0034】上記ビデオデータの増幅処理に対して正し
いゲイン設定を行い、そのゲイン設定により白基準デー
タをサンプリングする。サンプリング処理の際には主走
査方向、副走査方向にサンプリングした白基準データが
新規に白基準データの平均演算処理に加えてよいかどう
かの判断処理を行う。
【0035】その際には、例えば主走査方向に隣接の画
素とのレベル差を幾つ以内にするかを設定し、もしその
差分設定以上のレベル差を検知した際には異常画素であ
ると判断する。また副走査方向に対しても同様に前ライ
ンデータとのレベル差を幾つまでにするかを予め設定し
ておき、そのレベル差以上の差分を検出したなら異常画
素であると判断する。本例では主走査方向、副走査方向
の両方を異常画素の検出対象としたが、主走査方向及び
副走査方向の単独処理であっても同様である。
【0036】新規に取り込んだデータが、白基準データ
として取り込むべきと判断した際には、平均値処理演算
ブロックによる白基準データの平均化処理演算の対象と
して、そのデータを演算処理に加える。逆に、対象外と
判断した際には前ラインまでに平均化処理を行ったデー
タを現データに置き換えて白基準データの平均化処理を
行う。本処理を行うことにより異常画素を含まない白基
準データを形成することができる。
【0037】図11は白基準データ取り込み判断処理及
び平均化演算処理の第1の例を示すブロック図である。
白基準データ格納用のラインバッファ51、副走査方向
差分検出ブロック52、主走査方向差分検出ブロック5
3、平均化処理演算ブロック54を備えている。
【0038】新規の読み取りデータと前ラインまでの平
均化処理データとの比較を副走査方向差分検出ブロック
52で行い、主走査方向に対しては主走査方向差分検出
ブロック53で行う。主走査方向に関しては1タイミン
グ前の主走査方向の画素との比較処理を行い、その差分
結果で新規読み取りデータを、平均化処理演算ブロック
54による平均化処理演算に加えるかを決める。なお、
差分量は設定スレッシュの形で与える。
【0039】平均化演算処理ブロック54ではこの判定
結果を受けて、新規読み取りデータを演算処理に入れる
か前ラインまでの平均化処理データを演算に用いるかの
処理を行い、白基準データを生成する。例えば、平均化
処理を4データに対して行う場合には4ライン分のデー
タを読み込んで白基準データを生成する。
【0040】また、新規に取り込んでデータが、白基準
データとして取り込むべきと判断した際には白基準デー
タの平均化処理演算の対象として、そのデータを演算処
理に加える。逆に対象外と判断した際には演算処理を行
わず、次ライン以降で取り込むべきデータが現れて平均
化演算処理が完結するまで、副走査方向に白基準データ
のサンプリング位置を変えて白基準データのサンプリン
グを続け、各画素の白基準データとしての演算処理が終
了した時点で白基準データのサンプリングを終了する。
本処理を行うことにより異常画素を含まず、さらに平均
化処理に対して新規のデータを演算処理対象とした白基
準データを形成することができる。
【0041】図12は白基準データ取り込み判断処理及
び平均化演算処理の第2の例を示すブロック図である。
副走査方向差分検出ブロック52、主走査方向差分検出
ブロック53の他、白基準データ格納及び演算処理対象
画素カウント値格納用のラインバッファ61、平均化処
理演算及び演算対象カウント処理用のブロック62を備
える。
【0042】主走査方向、副走査方向の差分検出は上述
した通りであるが、平均化処理を行う上で、例えば4デ
ータを平均化処理する際には、新規読み取りデータが平
均化演算処理に加えられるかどうかを、ブロック62で
それぞれの画素単位にカウント処理し、カウント処理し
た結果をラインバッファ61に白基準データと共に格納
する。このカウント値が全ての白基準データにおいて4
になったところで白基準データのサンプリングを終了す
る。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、白基準部
材の副走査方向の読み取り先頭位置を特定することで、
読み取り先頭位置が白基準部材から外れることを防止
し、また白基準部材の副走査先端部の長さマージンを最
小に抑えることが可能となる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、白基準デー
タとしての演算処理に欠陥画素を取り入れないようにす
ることが可能になる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、欠陥画素検
出による再読み取りを実施しないので、処理上のオーバ
ヘッドを無くすことが可能になる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、白基準デー
タ中に欠陥画素を含まない精度の高い白基準データを生
成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読取装置の構成図である。
【図2】画像読取装置の全体制御ブロック図である。
【図3】ブックモード時の原稿読み取り部の構成図であ
る。
【図4】ADFモード時の原稿読み取り部の構成図であ
る。
【図5】図2に示す画像処理部の最も基本的な構成を示
すブロック図である。
【図6】図5に示す画像処理部をさらに詳細に示すブロ
ック図である。
【図7】シェーディング調整板の有無による再現レベル
の相違を示す説明図である。
【図8】白基準板のビデオレベルデータ中の検知位置A
及びBを示す図である。
【図9】白基準板先頭ライン検出回路のブロック図であ
る。
【図10】白基準板先頭ライン検出及びピークホールド
データサンプリングラインのタイミング図である。
【図11】白基準データ取り込み判断処理及び平均化演
算処理の第1の例を示すブロック図である。
【図12】白基準データ取り込み判断処理及び平均化演
算処理の第2の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
15 白基準板 19 画像処理部 21 アナログビデオ処理部 22 シェーディング補正処理部 23 画像データ処理部 24 2値化処理部 35 シェーディング補正演算回路 41 白基準板先頭ライン検出ブロック 42a,42b ピークホールドブロック 43 白基準先頭ライン判断ブロック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次元配列された複数の光電変換素子を
    有するラインセンサによって、白基準部材の白基準画像
    を読み取り、各光電変換素子の出力に基づいて補正用白
    基準データとして記憶し、原稿の画像を読み取る際に、
    各光電変換素子の出力を補正用白基準データに基づいて
    補正するシェーディング補正方式を採用する画像処理装
    置を備えた画像読取装置において、 白基準部材の主走査方向の両端位置で補正用白基準デー
    タのピークホールドを行うピークホールド手段、このピ
    ークホールド値が所定レベル以上のとき、白基準先頭ラ
    インであると判断する判断手段、白基準先頭ラインであ
    ると判断された場合は、補正用白基準データのレベルに
    基づいてビデオアンプのゲインコントロール値を決定す
    るゲインコントロール値決定手段を備えたことを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像読取装置において、 決定されたゲインコントロール値に基づいてシェーディ
    ング補正データのサンプリングを行う際に、新規に取り
    込んだデータを検証することにより、補正用白基準デー
    タとして取り込むべきかどうかを判断することを特徴と
    する画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像読取装置において、 補正用白基準データとして取り込むべきと判断した際に
    は、補正用白基準データの平均化処理演算の対象として
    データを演算に加え、対象外と判断した際には前ライン
    までに平均化処理を行ったデータに置き換えて補正用白
    基準データの平均化処理演算を行うことを特徴とする画
    像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像読取装置において、 補正用白基準データとして取り込むべきと判断した際に
    は、補正用白基準データの平均化処理演算の対象として
    データを演算に加え、対象外と判断した際には取り込む
    べきデータが現れて演算処理が完結するまで副走査方向
    に補正用白基準データのサンプリング位置を変えて補正
    用白基準データのサンプリングを続け、各画素の補正用
    白基準データとしての演算処理が終了した時点で白基準
    データのサンプリングを終了することを特徴とする画像
    読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013153328A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Kyocera Document Solutions Inc 画像読取装置および画像形成装置
JP2015046882A (ja) * 2014-09-22 2015-03-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置および画像形成装置
JP2016067005A (ja) * 2015-10-14 2016-04-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置および画像形成装置

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