JP2005065033A - 画像読み取り装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体及び画像読み取り装置の検査方法 - Google Patents

画像読み取り装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体及び画像読み取り装置の検査方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 画像読取装置の白基準板や露光走査光学系中におけるごみ付着の有無を確実に検知する。
【解決手段】 原稿を光学的に読み取るCCD7を備えた画像読み取り装置において、白色基準を検出するための第1の白板と、前記第1の白板とは異なる位置に設けられる第2の白基準板32と、前記第1及び第2の白基準板に照射される照明光の反射光をCCD7により光学的に読み取り、CCD7からの前記第1及び第2の白基準板の読み取りデータを比較し、第1及び第2の白板上を含む読み取り光学系の光路上の異物の有無を検出するようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置、画像読み取り装置を備えた画像形成装置、画像読み取り装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、このコンピュータプログラムを記録した記録媒体及び前記画像読み取り装置の検査方法に関する。
イメージスキャナ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置においては、原稿に光を照射し、その反射光をラインセンサ等により光電変換して画像データ信号として取り出す画像読み取り装置が用いられている。このような画像読み取り装置においては、原稿を照明する光源に光量ばらつきがあることは良く知られている。このため、読み取り装置側として光源のばらつきに応じて、調整処理を行ない、機器個々の調整により、ある程度の光量ばらつきを吸収する等の方法が講じられている。
なお、本願発明と直接的な関連はないが、読み取り素子の制御の参考技術として下記の特許文献1および2を挙げておく。
特開平8−237478号公報 特開平9−149271号公報
しかしながら、絶対光量の不足している機器で光量ばらつきの調整を行なうと、一見光量が足りているかの挙動を示すため、そのままでは画像品質が保てない機器を作り出してしまう可能性がある。また、光量が足りない場合には、シェーディング補正等に用いるために設けられた白基準板に付着しているごみによる反射光量の低下が、光量の足りている場合に比べて低くなるため見逃しやすくなる。ごみ検知は白基準板を読み取った画像濃度でごみの有無を判断するため、読取に用いるラインセンサに使用の1画素毎の光電変換素子がCCDの場合にはフォトダイオードの感度ばらつきも含まれる。したがって、画像読み取り装置の組立時にはゴミ検知を確実に行うことが要望されている。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、白基準板や露光走査光学系中のごみ付着の有無を確実に検知することにある。
また、他の目的は、画像読み取り装置の組立時の検査工程で、白基準板や露光走査光学系中のごみ付着の有無を確実に検知することができるようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、読み取り素子により原稿を光学的に読み取る読み取り手段を備えた画像読み取り装置において、白色基準を検出するための第1の白板と、前記第1の白板とは異なる位置に設けられる第2の白板と、前記第1及び第2の白板に照射される照明光の反射光を前記読み取り手段により光学的に読み取り、前記読み取り手段から得られた前記第1及び第2の白板の読み取りデータを比較し、第1及び第2の白板上を含む読み取り光学系の光路上の異物の有無を検出する制御手段とを備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記制御手段は、前記第1の白板と前記第2の白板との検出データが異なる場合には、いずれかの白板上に異物が存在すると判断することを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記制御装置は、前記第1の白板上に異物の存在を検出し、前記第2の白板上の前記第1の白板上で異物が検出された位置に対応する位置で異物が検出されなかったときには、前記第1の白板上で異物を検出した位置に異物が存在すると判断することを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記制御手段は、前記第1の白板と前記第2の白板との検出データが同一の場合には、前記第1及び第2の白板を除く検出光路上に異物が存在すると判断することを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4の手段において、前記制御手段は、異物が検出されたとき、異物の存在する個所を指定してその旨表示手段に表示させることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第4の手段において、前記第1の白板と前記第2の白板とは同等の濃度に設定されていることを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第4の手段において、前記第2の白板は非使用時には取り外しできるように設けられていることを特徴とする。
第8の手段は、第1の手段において、前記読み取り素子が1次元配列された複数の光電変換素子を有するラインセンサからなることを特徴とする。
第9の手段は、第1ないし第8の手段に係る画像読み取り装置と、前記画像読取装置によって読み取った画像データに基づいて媒体上に可視画像を形成する画像形成手段とを備えていることを特徴とする。
第10の手段は、第1ないし第4の手段に係る画像読み取り装置の制御手段の機能をコンピュータで実行するための手順を含んでコンピュータプログラムを構成したことを特徴とする。
第11の手段は、第10の手段に係るコンピュータプログラムがコンピュータによって読み取られ、実行可能に記録媒体に記録されていることを特徴とする。
第12の手段は、第1ないし第8の手段に係る画像読み取り装置の前記制御手段に工程管理コントロール装置を接続し、前記工程管理コントロール装置から前記制御手段に対して前記第1及び第2の白板の読み取りを実行させ、前記読み取り手段からの読み取りデータに基づいて前記制御手段に光源の交換の是非および/または異物の有無を判断させ、前記制御装置は判断結果を前記工程管理コントロール装置に送信し、画像読取装置を検査することを特徴とする。
第13の手段は、第12の手段において、前記工程管理コントロール装置は前記制御手段から受信した判断結果に基づいて、表示装置に所定の表示を行うことを特徴とする。
第14の手段は、第12または第13の手段において、前記工程管理コントロール装置は、前記画像読み取り装置の組立工程を管理することを特徴とする。
なお、以下の実施の形態において、第1の白板はシェーディング補正用の白基準板15に、第2の白板はもう1つの白基準板(第2白基準板)32に、制御手段はCPU16、シェーディング補正演算回路46あるいはごみ検出処理部53に、異物はごみにそれぞれ対応する。
本発明によれば、白基準板と同等の濃度を有し、白基準板とは異なる位置に配設された白板と設け、両者の読取結果を対比するので、確実に白基準板や露光走査光学系中のごみ付着の有無を検知することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例に係るイメージスキャナの概略構成を示す図、図2は読み取られた画像データの処理を行う制御回路の構成を示すブロック図、図3は画像データ処理部の構成を示すブロック図、図4はブックモードにより画像データの読み取りを行なう場合を説明する図、図5はADFモードにより画像データの読み取りを行なう場合を説明する図である。
イメージスキャナ1は、図1に示すように、装置本体の右側上部に自動給紙装置2(ADF)が設けられ、装置本体の上面にはコンタクトガラスである原稿読み取り台3が設けられている。原稿読み取り台3の下方の装置本体の内部には、光源4aとミラー4bとを備えた第1の走行体4と、ミラー5a,5bを備えた第2の走行体5と、レンズ6と1次元の光電変換素子を備えたラインセンサであるCCD7と、第1の走行体4及び第2の走行体5を駆動するステッピングモータ8とからなる露光走査光学系9が設けられている。自動給紙装置2には、ADFユニット10と、原稿台11とが設けられている。ADFユニット10内には原稿を1枚ずつ送り出すためのステッピングモータ12が備えられている。また、原稿読み取り台3の上部には、原稿押え板14が回動自在に取り付けられており、原稿13はその原稿押え板14の下にセットされる。原稿読み取り台3の自動給紙装置2側の端部には、シェーディング補正用の白基準板15が配置されている。なお、原稿読み取りモードとしては、図4に示すような原稿読み取り台3を用いて画像データの読み取りを行なうブックモードと、図5に示すような自動給紙装置2を用いて画像データの読み取りを行なうADFモードとがある。
このスキャナ1は、複写機やファクシミリの読み取り装置として機能する場合には、例えば、装置本体の下方に、イメージスキャナ1によって得られた画像データに基づいてレーザ光を出力する画像書込み部と、この画像書込み部からのレーザ光により感光体に静電潜像を形成し、現像装置によってトナー現像して顕像化する画像形成部と、複数の給紙カセットを備え、画像形成部に給紙カセット内の用紙を給送する給紙装置等が設けられる。これらの構成は周知なので、図示及び詳細な説明は省略する。
上述の露光走査光学系9により読み取られた画像データは、図2に示す制御装置によって処理される。この制御装置は、光源4a、CCD7、ステッピングモータ8、12等を制御するCPU16と、読み取られた画像データを処理する画像処理部19と、2値化された画像データを記憶するスキャンバッファ25と、スキャンバッファ25への画像データの入出力管理を行なうバッファコントローラ27と、シェーディング補正用の基準データ等を記憶するラインバッファ31等から構成されている。制御装置のこれらの動作及び更に詳細な構成を、図4示すブックモードにおける原稿データの読み取りの基本動作とともに説明する。
原稿13を原稿押え板14下の原稿読み取り台3上にセットした後、操作パネル(図示しない)の読み取り開始ボタンを押すと、CPU16は光源点灯装置(光源ドライバ)17を動作させて光源4aをオンにする。次に、CCD駆動部18により駆動されるCCD7で白基準板15を読み取り、画像処理部19内のA/Dコンバータ(図示せず)でアナログディジタル変換を行ない、画像データのシェーディング補正用の基準データとしてラインバッファ31に記憶する。CPU16はまた、モータドライバ20を介してステッピングモータ8を動作させる。これにより、第1の走行体4は、原稿13のある方向へ移動する。第1の走行体4が原稿面を一定速度で走査することにより、その原稿13の画像データがCCD7により光電変換される。光電変換されたアナログビデオ信号は画像処理部19において、シェーディング補正や各種の画像データ処理を行った後、2値化データとしてバッファコントローラ27に出力され、バッファコントローラ27はスキャンバッファ25への画像データの入出力管理を行なう。I/Fコントローラ26は、スキャンバッファ25内のデータを外部のホストコンピュータ(図示せず)等の装置に出力する制御を行なう。
図3は、最も基本的な画像処理部19の内部の構成を示すものであり、光電変換されたアナログビデオ信号aは、アナログビデオ処理部21でディジタル変換の処理まで行なわれた後、さらに、シェーディング補正処理部22、画像データ処理部23により、それぞれシェーディング補正、各種の画像データ処理が行われる。画像データ出力部24では、2値化処理して画像データとして出力するが、その際、所望とする2値化処理された2値化データbを作成する。なお、ここでは2値化処理部として例を示しているが、多値処理でも同様である。23aはタイミング発生部で、画像データ処理部23のデータ処理によってモータドライバ20,28にステップパルスを送り出す。
次に、図5に示すようなADFモードにおける画像データ読み取りの基本動作について述べる。この場合にも、まず、白基準板15が読み込まれた後、ステッピングモータ12をCPU16がモータドライバ28でを介して駆動することにより、原稿台11にセットされた原稿13は分離ローラ29、搬送ローラ30によって搬送され、第1の走行体4の所定の読み取り位置まで搬送される。この時、原稿13は一定速度で搬送され、第1の走行体4は停止したままで原稿面の画像データをCCD7で読み取る。以下、ブックモードと同様の処理を行ない、2値化された画像データ、或いは多値画像データはスキャンバッファ25に記憶され、I/Fコントローラ26を介してホストコンピュータ等に送られる。
次に図6及び図7により、シェーディング補正について説明する。
図6は白基準板によるシェーディング補正を行う構成を示すブロック図、図7はシェーディング補正演算回路部分の詳細な構成を示すブロック図である。本実施例においては、図6に示すように、光源4aより原稿読み取り台3上にある原稿13を照らし、反射光をシェーディング調整板41を通してレンズ6によって集光し、ラインセンサであるCCD7に結像する構成としている。なお、図6では、説明簡単化のために、反射光を折り返すためのミラーは省略している。シェーディング調整板41は、CCD7の中央部と端部とでの反射光量の差を無くすための光量調整の役割を果たすものである。これはシェーディング演算処理において、CCD7の中央部と端部で反射光量の差が有り過ぎると、多分に歪を含んだ演算結果しか得られないために、予め反射光量の差を無くした後に、シェーディング演算処理を行なうためのものである。
図7はシェーディング調整板41の機能を示すもので、(a)はシェーディング調整板が無い場合、(b)はシェーディング調整板41を用いた場合のレベル分布例を示している。(a)は白基準板15のビデオデータを読み込んだ際の再現レベル分布である。このように中央部のレベルが高く、端部でレベルが落ちる。(b)はシェーディング調整板41を用いた際のレベル分布例であり、中央部のレベルが高くなったり、端部でレベルが落ちることはない。
図6において、CCD7で光電変換をした後のアナログ画像データは、プリアンプ回路42で増幅した後、可変増幅回路43に印加される。可変増幅回路43はゲインコントロールによってゲイン設定を切換えるのであるが、光源の光量を測定するためにはゲインコントロールデータを一定に保った上で、増幅処理を行なう必要がある。ゲイン設定を一定に保つことにより、光源4aの光量レベルを絶対評価することができる。ゲインコントロール値は予め、光源4aの光量を測定するために適した値を設定する。可変増幅回路43によって増幅された白基準板15を読取ったビデオデータを、A/Dコンバータ44によりディジタル化する。ディジタル化されたデータは、次段の黒補正演算回路45に入力され、不要な黒側のオフセット成分が演算処理によって取り除かれ、次段のシェーディング補正演算回路46に入力される。特に詳しくは書かないが、この際の黒側のオフセット分には、CCD7からの出力が2チャンネル構成の場合、チャンネル間の差分を含んでいる。ここでの演算処理は、特にはチャンネル間の差分成分を除くのが大きな目的である。シェーディング補正演算のためには、白基準板15を読取った基準データを図2のラインバッファ31に記憶し、実際の原稿読み取りの際には、この基準データと原稿読み取りデータ間でシェーディング演算処理を行ない、画像データとして次段処理部に出力する。シェーディング補正演算回路46において、白基準データを読取ったデータはピーク検出処理が行われる。
このように、図6のブロック図に示した例では、ここでピークホールド処理を行なって白基準板15を読取った際のピークデータを求め、このピークデータを可変増幅回路43のゲインコントロール信号として可変増幅回路43に設定することにより、適正な増幅処理を行なう構成になっている。なお、前述の様にここでは光源光量を検出するのが目的であるため、ピークデータを可変増幅回路43に送ることなく、白基準板15を読取った際のピークホールドデータを求める。このピークホールドデータが現在使用している光源の光量を示すデータとなる。光量が少なければこのデータの値は小さくなり、光量が多ければこのデータは大きくなる。なお得られたピークホールドデータはレジスタに格納し、システムをコントロールするCPU16によって読み出し可能な構成とする。
図8は図6のシェーディング補正演算回路46におけるピークホールド処理部周辺回路ブロック図であり、本実施例では、白基準データ平均化処理部51、ラインバッファ52、ごみ検出処理部53、白基準光量不足検知レジスタ54、ピークホールド処理部55、ピークホールドデータ格納レジスタ56、シェーティング演算処理部57とを有している。白基準データ平均化処理部51の次段に、ピークホールド処理部55を持っているが、平均化処理はシェーディング補正用の基準データを平均化するための回路であるため、ここでの光量検出処理には機能させない。平均化処理を行なうことなく、次段のピークホールド処理部55にて白基準データを読取ったデータのピークホールド処理を行なう。ピークホールドを行なって得られたデータは、ピークホールドデータ格納レジスタ56に格納され、システムを制御するCPU16から読み取ることができる。以上の構成、処理により搭載している光源の光量を検出することができる。
上述した光源の光量を検出する機能を搭載したイメージスキャナ1の製造工程においては、イメージスキャナ1に対して光源の光量を検出処理させることによって、検査時に機器に搭載の光源の光量を検出することができる。図9は製造工程において各イメージスキャナの光源の光量を検出処理する場合を示す図である。同図に示すように、製造ラインに設けた工程管理コントローラ61によって各イメージスキャナ1のCPU16を操作して光源4aの光量を検出するようにすればよい。
この光量を検出する処理と同時に白基準板15にごみが付着していないかどうかを検出する。これは光量検出のピークホールド処理と同様に、白基準データ中の反射光量が不足している部位を検出スレッシュ値と比較処理を行なうことにより、白基準データとしてレベルの足りていない部位を検出する。この検出結果はピークホールド検出により得られたデータと同様に、白基準光量不足検知レジスタ54に格納する。このレジスタ値はシステムを制御するCPU16から読み取ることができる。ここで、ごみがあると検出された場合、その判定結果の検証のために、更にごみ検出を行なうための別の白基準板の読み取りを行なう。
別の白基準板とは本来の白基準板15とは別位置に設けた白基準板で、ごみの検知処理を行なうために使用する。具体的には、図1の白基準板15は正規の白基準板である。この白基準板15とは別に、図3に示すように原稿読み取り台3の原稿読み取り領域ではない位置に、もう1つの白基準板(以下、第2白基準板と称する)32を設けている。この第2白基準板32は、原稿読み取り台3の原稿走査方向に対して終端部側に設けられている。
ここで、正規の白基準板(以下、第1白基準板と称する)15で検出したごみ位置と、第2白基準板32を読み込んで検出処理をした場合のごみ検知位置を比較する。第2白基準板32におけるごみ検知でごみが無いと判断された場合は第1白基準板15にごみがあると判断する。また、第2白基準板32でごみ検知処理を行なって、第1白基準板15と同じ位置にごみがあると判断された場合、2つの白基準板で同じように同じ位置にごみがあるということになる。その場合、第1及び第2白基準板15、32を読んだ際にごみが検知されたが、同じ位置にごみがあるということで、白基準板以外にごみがあると判断される。これは別々の白基準板に同じ位置にごみがあると考えにくく、この読取装置中に共通使用している部分にごみがあると判断される。その場合、共通で使用している光学パスである露光走査光学系9中にごみがあることになり、ごみ付着は露光走査光学系9の折り返しに使用しているミラー4、5a、5bであると判断できる。
ここで、ごみ付着を検知した際にごみがあることを知らせる処理について説明する。
まず光量検知による検知結果を示す表示処理を行なう。光量検出処理を行なって、そのイメージスキャナに現在搭載している光源4aの光量を検出して、光量が規定値に満たない場合には光源4aの交換を促す。この場合、図9に示した工程管理コントローラ61より各イメージスキャナ1に対して光源光量の検出を指示する。指示を受け取った各イメージスキャナ1は機器内部で光源光量の検出処理を実施する。各イメージスキャナ1は光量を検出した結果をそれぞれの機器内部で持つピークホールドデータ格納レジスタ56に格納し、その値はそれぞれの装置が持つCPU16によって読み取ることができる。
それぞれのイメージスキャナ1において、光源4aの交換が必要かどうかを判断する。なお、光源4aの交換が必要かどうかの規定値は、イメージスキャナで持つか或いは工程管理コントローラ61側で持ち、この規定値に対してデータの大小関係で交換が必要と判断した際には、図10に示すように、工程管理コントローラ61あるいは個々のイメージスキャナ1に設けられた液晶表示パネル71に光源4aの交換を促す表示を出すことにより、各イメージスキャナ1の読み取りに対する品質を保つことができる。なお、工程管理コントローラ61に液晶表示パネル71を設ける場合は、どのイメージスキャンであるかも表示するようにすればよい。なお、イメージスキャナ1側の制御はCPU16が司る。
次にごみ検知処理結果により、ごみがある場合にはことを知らせる処理について説明する。
この処理では、図9の工程管理コントローラ61より各イメージスキャナ1に対して第1白基準板15の付着するごみの検出を指示する。指示を受け取った各イメージスキャナ1は機器内部で第1白基準板15に付着する前述のごみの検出処理を実施する。各装置はごみを検出した結果をそれぞれの機器内部で持つ白基準光量不足検知レジスタ54に格納し、それぞれの装置が持つCPU16はその値を読み取ることができる。
それぞれのイメージスキャナ1において、ごみ検出処理部53で第1白基準板15のごみの有無を判断する。なお、ごみの有無を判断する規定値はイメージスキャナ1で持つか或いは工程管理コントローラ61側で設定にすればよく、この規定値に対してデータの大小関係で第1白基準板15にごみが付着していると判断した際には、図11に示すように、液晶表示パネル71にごみがあることを指示する表示を出す。これにより、各イメージスキャナ1の読み取りに対する品質を保つことができる。なお、ゴミ検知表示は、上述したように、第1白基準板15と第2白基準板32の両方の検知処理を行なった上で、ごみが第1白基準板15にあると判断された時に実行される。
第2白基準板32でごみ検知処理を行なって、第1白基準板15と第2白基準板32とが同じ位置にごみがあると判断された場合は、上述したように、露光走査光学系9中にごみがあることになり、ごみ付着は露光走査光学系9の折り返しに使用しているミラー4、5a、5bであると判断できる。そこでミラーの清掃もしくはミラーの交換を促すため、図12に示すように、ミラーにごみが付着していることを指示する表示を液晶表示パネル71に表示すればよい。この処理により、ミラー4、5a、5bに付着しているごみを取り除けば、読み取り画像データ中にごみによるすじの発生がないデータを得ることができる。
上述した実施例においては、第2白基準板32は原稿読み取り台3に固着されているが、この第2白基準板32は製造工程においてのごみ検知のために設けられているものであるから、第2白基準板32は原稿読み取り台3に着脱自在に設け、出荷段階で取り外すようにしてもよい。
なお、画像処理部19を含む各種の制御を行う各部は、コンピュータプログラムによって構成することが可能である。コンピュータプログラムで構成したとき、あるいはCPUが処理するプログラムはネットワークを介してサーバからダウンロードし、あるいはプログラムを記録した記録媒体から読み出してダウンロードすることにより使用され、あるいはバージョンアップすることが可能である。
本発明の実施例に係るイメージスキャナの概略構成を示す図である。 読み取られた画像データの処理を行う制御回路の構成を示すブロック図である。 画像データ処理部の構成を示すブロック図である。 ブックモードにより画像データの読み取りを行なう場合を示す説明図である。 ADFモードにより画像データの読み取りを行なう場合を示す説明図である。 白基準板を使用してシェーディング補正を行う構成を示すブロック図である。 白基準板のビデオデータを読み込んだ際の再現レベル分布を示す特性図で、(a)はシェーディング調整板が無い場合、(b)はシェーディング調整板を用いた場合のレベル分布例を示している。 シェーディング補正演算回路部分の詳細な構成を示すブロック図である。 製造工程において各イメージスキャナの光源の光量を検出処理する場合を示す図である。 光源の交換を促すメッセージの表示例を示す図である。 白基準板上のごみを取り除くことを促すメッセージの表示例を示す図である。 ミラー上のごみを取り除くことを促すメッセージの表示例を示す図である。
符号の説明
1 イメージスキャナ
2 自動給紙装置(ADF)
3 原稿読み取り台
4a 光源
4b、5a、5b ミラー
7 CCD(ラインセンサ)
9 露光走査光学系
13 原稿
15 白基準板(第1)
16 CPU
19 画像処理部
25 スキャンバッファ
27 バッファコントローラ
31、52 ラインバッファ
32 白基準板(第2)
45 黒補正演算回路
46 シェーディング補正演算回路
51 白基準データ平均化処理部
53 ごみ検出処理部
54 白基準光量不足検知レジスタ
55 ピークホールド処理部
56 ピークホールドデータ格納レジスタ
57 シェーティング演算処理部
61 工程管理コントローラ
71 液晶表示パネル

Claims (14)

  1. 読み取り素子により原稿を光学的に読み取る読み取り手段を備えた画像読み取り装置において、
    白色基準を検出するための第1の白板と、
    前記第1の白板とは異なる位置に設けられる第2の白板と、
    前記第1及び第2の白板に照射される照明光の反射光を前記読み取り手段により光学的に読み取り、前記読み取り手段から得られた前記第1及び第2の白板の読み取りデータを比較し、第1及び第2の白板上を含む読み取り光学系の光路上の異物の有無を検出する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の白板と前記第2の白板との検出データが異なる場合には、いずれかの白板上に異物が存在すると判断することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記制御装置は、前記第1の白板上に異物の存在を検出し、前記第2の白板上の前記第1の白板上で異物が検出された位置に対応する位置で異物が検出されなかったときには、前記第1の白板上で異物を検出した位置に異物が存在すると判断することを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の白板と前記第2の白板との検出データが同一の場合には、前記第1及び第2の白板を除く検出光路上に異物が存在すると判断することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  5. 前記制御手段は、異物が検出されたとき、異物の存在する個所を指定してその旨表示手段に表示させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  6. 前記第1の白板と前記第2の白板とは同等の濃度に設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  7. 前記第2の白板は非使用時には取り外しできるように設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  8. 前記読み取り素子が1次元配列された複数の光電変換素子を有するラインセンサからなることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像読み取り装置と、
    前記画像読取装置によって読み取った画像データに基づいて媒体上に可視画像を形成する画像形成手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置の制御手段の機能をコンピュータで実行するための手順を含んでいることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 請求項10記載のコンピュータプログラムがコンピュータによって読み取られ、実行可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
  12. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像読み取り装置の前記制御手段に工程管理コントロール装置を接続し、
    前記工程管理コントロール装置から前記制御手段に対して前記第1及び第2の白板の読み取りを実行させ、
    前記読み取り手段からの読み取りデータに基づいて前記制御手段に光源の交換の是非および/または異物の有無を判断させ、
    前記制御装置は判断結果を前記工程管理コントロール装置に送信することを特徴とする画像読取装置の検査方法。
  13. 前記工程管理コントロール装置は前記制御手段から受信した判断結果に基づいて、表示装置に所定の表示を行うことを特徴とする請求項12記載の画像読取装置の検査方法。
  14. 前記工程管理コントロール装置は、前記画像読み取り装置の組立工程を管理することを特徴とする請求項12または13記載の画像読み取り装置の検査方法。
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